JP2005142552A - 多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置 - Google Patents

多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005142552A
JP2005142552A JP2004301577A JP2004301577A JP2005142552A JP 2005142552 A JP2005142552 A JP 2005142552A JP 2004301577 A JP2004301577 A JP 2004301577A JP 2004301577 A JP2004301577 A JP 2004301577A JP 2005142552 A JP2005142552 A JP 2005142552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
defective
defective product
multilayer wiring
wiring structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004301577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4599980B2 (ja
Inventor
Koichi Wakitani
康一 脇谷
Kenichiro Mase
健一郎 間瀬
Jun Yokoyama
潤 横山
Hiroyasu Kubo
泰康 久保
Masaya Ito
正弥 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004301577A priority Critical patent/JP4599980B2/ja
Publication of JP2005142552A publication Critical patent/JP2005142552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4599980B2 publication Critical patent/JP4599980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】工程毎に蓄積された大量の画像データから、性能に影響する不良要因を分析し、表示する多層配線構造の不良解析方法を提供する。
【解決手段】カメラ2a、2b、2cを用いて工程毎に回路基板1a、1b、1cを撮影し、その工程別画像3a、3b、3cを記憶手段5に格納するステップと、回路基板8を検査し、良品と不良品とに分別するステップと、検査で良品と判定された製品の工程別画像は良品画像とし、不良品と判定された製品の工程別画像は不良品画像として製造工程毎に良品画像集合11a、11b、11cと不良品画像集合12a、12b、12cを生成し、記憶手段5に格納するステップとを有するもので、検査の結果に対応させて画像を抽出し、観察することによって効率よく不良解析を進めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁層と配線層あるいは機能素子とを積層して製造される半導体装置、ディスプレイデバイスあるいは多層回路基板等における多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置に関する。
近年、携帯電話等の通信機器や携帯型情報端末機器の開発が進んできており、それらの機器に使用する回路基板に対してファインパターン化、および薄型化・小型化が要求されるようになってきた。そのために回路基板の製造工程もますます複雑になってきており、不良品の解析も困難になってきている。
一方、半導体装置も多くの工程を経て積層構造が形成されるが、製造工程途中に撮影した画像を工程順に重ねて実際のデバイス構造を計算機上で構築する方法等が開発されている。これらの方法は、回路基板の工程不良解析にも適用されるようになってきた。
以下に、従来の不良解析方法について、図面を参照しながら説明する。
図18は、従来の不良解析方法の第1の例を説明するブロック図である。図18において、製造装置50は半導体装置の製造工程において使用する個々の製造装置を一括して表示しているが、個々の製造装置としては、レジストパターン形成用のレジスト塗布装置、露光装置、エッチング装置、酸化拡散装置、イオン注入装置、CVD装置、およびスパッタリング装置等が含まれる。検査装置51としては、パターン寸法や合わせ精度を測定する測定装置等がある。観察装置52としては表面状態や形成されたパターンを撮影する撮影装置、欠陥を観察する光学顕微鏡、電子顕微鏡等がある。
また、不良解析装置54は、データの入出力部、相関関係検出部、判定部、演算部、および表示部等で構成され、製造装置50、検査装置51、観察装置52からのデータを処理してデータベース格納部53に格納するとともに、必要とする画像データ等を表示部に表示する。なお、データベース格納部53には、マスク設計時のデータ、CADデータ等が格納されている。
上記の構成によって、不良解析は下記のように行われる。
まず、製造工程の所定のステップにおいて、半導体基板の主面に形成されたパターンを撮影して得た工程別実画像や、検査装置51で得られた特性データ等をデータベース格納部53に格納する。このような作業を必要とする工程ステップ毎に実施する。このようにして得られた全工程の工程別実画像をデータベース格納部53から不良解析装置54へ取り出す。そして特性データを考慮して工程別実画像を重ね合わせることによって2次元の工程別実画像から3次元積層構造を計算機の上で構築することができる。
一方、マスク設計時のマスクパターンデータをデータベース格納部53から不良解析装置54へ取り出し、そして製造工程フローチャートの順に重ね合わせることによって、3次元構造をシミュレーションすることができる。またマスク設計時のマスクパターンデータから、各工程におけるパターンをシミュレーションし、工程別推定画像を構築することができる。
このようにして得られた工程別実画像と工程別推定画像とを比較することによって、不良の原因を推定することができるとされている(例えば、特許文献1)。
次に、従来の不良解析方法における第2の例について、図19を参照しながら説明する。図19は、従来の不良解析方法の第2の例を説明するブロック図であり、プリント基板の配線パターンの欠けや不要なふくらみ等の欠陥を高速に検出することのできる欠陥検査方法に関するものである。
まず、移動ステージ60の上に設置されたプリント基板61の表面をカメラ62で撮影する。撮影された画像は画像取り込み手段63へ転送される。また撮影された画像は、画像取り込み手段63に接続された高速画像処理装置68と演算部69とによって後段で行う画像処理に適した検査画像に変換される。またあらかじめ良品と認められたプリント基板61の画像(基準画像という)が良品画像記憶手段64に記憶されている。
基準画像は演算部69へ転送されて、境界線抽出手段67によって検査対象とそれ以外の背景領域との境界線が抽出される。一方、検査画像は高速画像処理装置68へ転送され、そこで、シフト画像生成手段65によって各画素を所定量移動させたシフト画像が生成される。そして高速画像処理装置68の欠陥検査手段66によって、上記のシフト画像と検査画像との各対応画素間の差異にもとづいて検査対象の欠陥を検査する。
このように、検査対象の検査画像とあらかじめ取得された基準画像とにもとづいて検査対象の欠陥を検査する場合でも、検査に必要な処理は画像のシフトおよび演算等の簡単な処理であるため、高速に欠陥を検査することができる。そして実際の検査は、境界線を比較して行っており、浅い欠陥でも精度よく検出することができるとされている(例えば、特許文献2)。
次に、従来の不良解析方法における第3の例について説明する。これは、半導体ウエハ等の上に発生する欠陥の分類方法およびその装置並びに教示用データ作成方法を提供することを目的としている。
この方法は、(1)複数の教示用欠陥画像に対して欠陥の種類に対応するカテゴリを付与することにより教示用データを作成、(2)教示用欠陥画像の各々について複数の特徴量を算出、(3)算出された多次元の特徴量ベクトル空間における各教示用欠陥画像について、教示点座標間のユークリッド距離に基づいて教示用欠陥画像とカテゴリとの対応からなる教示用データを診断、(4)診断によって修正する必要がある場合には教示用データを修正する学習過程からなるステップを有している。
これらのステップを実行することによって、被検査対象物を撮像して得られた分類対象欠陥画像に対して前記学習過程で取得された教示用データを元に既知の分類カテゴリに分類可能か否かを容易に判断することができるとされている。(特許文献3)
特開平10−41366号公報(第3頁、図1) 特開2001−283195号公報(第4頁、図1) 特開2000−57349号公報
しかしながら、上記従来の第1の例では、半導体製造における各工程で撮影した2次元の画像データから、製造工程の特性データを反映させて、3次元の積層形状を計算機上に構築し、そしてこの積層形状の変形から致命的な欠陥を推定している。この場合に基準画像データとして用いているのはマスク設計データであり、常に一定の情報から成り立っているが、工程のばらつきが反映されていない。しかしながら実際の製造工程では、例えば、パターン形成工程においては、フォトレジストパターンのばらつき、エッチング条件のばらつき等により、形成されるパターンにばらつきが生じる。通常の工程には一定の許容度が設定されているが、上記従来の第1の構成では、その許容度をマスク設計データに対して人為的に反映させなければならず、実際の工程の実力を正しく反映していないという課題を有していた。
また、上記従来の第2の例では、良品画像データから抽出した境界線と実際の検査画像データから一定量シフトさせて得たシフト画像データとを比較し、欠陥を検出するものである。この場合、良品の画像として既に欠陥が無いと判定されたもの、または目視等によって欠陥が無いことが確認されたものを用いてもよいとされているが、これも工程のばらつきを含んだ良品画像データではなく、実際の工程の実力を正しく反映していないという課題を有していた。
また、上記従来の第3の例では、あらかじめ、検査により欠陥として検出された画像が対象となっており、それらの欠陥画像の分類を実施することで対策すべき不良要因の優先付けを容易に行うことが可能であるが、未知の不良要因の特定は困難であるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、工程のばらつきや実力を反映した代表画像データの設定、およびその代表画像データと検査画像データとを比較し、工程のばらつきや実力を考慮して不良解析を実行することで、多層配線構造の不良の解析や未知の不良要因の原因特定を容易にすることができる不良解析方法およびそれに用いる不良解析装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の多層配線構造の不良解析方法は、多層配線構造の配線層の形成工程毎に多層配線構造の主面を撮影し、工程別画像を記憶手段に格納するステップと、多層配線構造の製品を検査し、良品と不良品とに分別するステップと、検査で良品と判定された製品の工程別画像は良品画像とし、不良品と判定された製品の工程別画像は不良品画像として配線層の形成工程毎に良品画像集合と不良品画像集合を生成し、記憶手段に格納するステップと、良品画像集合または不良品画像集合から画像を抽出し表示装置に表示するステップと、表示装置に表示された画像を観察して不良解析を行うステップとを有する方法からなる。
これにより、検査結果にもとづいて各工程の画像を良品画像集合と不良品画像集合とに分類して工程のばらつきや実力が反映された画像を表示装置に表示して観察することができ、不良発生工程や不良要因等を容易に特定することができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法は、あらかじめ設定した代表画像と良品画像集合中の工程別画像との差、および代表画像と不良品画像集合中の工程別画像との差を求めて、それぞれ良品差画像集合および不良品差画像集合を生成し、記憶手段に格納するステップと、良品差画像集合または不良品差画像集合から画像を抽出し表示装置に表示するステップとをさらに付加した方法からなる。
これにより、差画像集合を用いて不良解析を行うことができる。すなわち、差画像集合は設定された代表画像を中心としてばらつきを示すものであり、これら差画像を表示装置に表示することによって、実画像として製造工程のばらつきを観察することができる。
このとき、代表画像として良品画像集合のなかの工程別画像から特定の画像を1枚選択して代表画像とするか、また良品画像集合中の工程別画像を重ね合わせ、かつ重ね合わせた画像枚数で平均化処理して得た画像を代表画像とすることによって、より実工程を反映した代表画像を生成することができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法は、良品差画像集合を重ね合わせて良品重ね合わせ画像を生成し、不良品差画像集合を重ね合わせて不良品重ね合わせ画像を生成して、それぞれを記憶手段に格納するステップと、良品重ね合わせ画像と不良品重ね合わせ画像とを重ね合わせて全重ね合わせ画像を生成し、記憶手段に格納するステップと、全重ね合わせ画像を表示装置に表示するステップとをさらに付加した方法からなる。
これにより、全工程における欠陥、異物、パターン形成異常等を同時に観察することができ、不良発生原因を迅速につきとめることができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法は、良品差画像集合を重ね合わせて良品重ね合わせ画像を生成し、不良品差画像集合を重ね合わせて不良品重ね合わせ画像を生成するステップと、良品重ね合わせ画像と不良品重ね合わせ画像の差画像を生成し、記憶手段に格納するステップと、良品重ね合わせ画像と不良品重ね合わせ画像との差画像を表示装置に表示するステップをさらに付加した方法からなる。
これにより、不良原因のみを含む画像とすることができ、工程のばらつきを考慮して不良に至る欠陥を容易に検出することができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法は、検査で不良品と判定された多層配線構造について、設計データをもとに不良経路を推定するステップと、不良品画像集合から不良経路に対応する不良品画像を抽出するステップと、抽出された不良品画像を表示装置に表示するステップとをさらに付加した方法からなる。
これにより、検査結果と撮影画像との対応を容易に関係づけることができ、不良原因を迅速につきとめることができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法は、設計データから基準画像を生成するステップと、基準画像と不良品画像との差画像を生成し記憶手段に格納するステップと、基準画像と不良品画像との差画像を表示装置に表示するステップとをさらに付加した方法からなる。
これにより、検査結果と撮影画像との対応を容易に関係づけることができ、不良原因を迅速につきとめることができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法は、蓄積された画像データから特徴量を抽出するステップと、抽出された特徴量データを元に画像分類を実施するステップと、画像分類された種別毎に形成工程毎の良品画像集合と不良品画像集合の発生数を集計することにより、形成工程毎に、最終検査で不良となる傾向の強い画像種別の特定を容易にすることができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法において、抽出された特徴データを元に画像分類を実施するステップを、不良品画像集合に分類された画像が同一画像として分類される不良品画像集合であるという特徴データの重みづけを重くすることを特長とすることにより、形成工程毎に、最終検査で不良となる傾向の強い画像種別の特定を容易にすることができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析方法において、画像分類を実施するステップが、分類対象とすべき代表画像を1枚以上教示するステップと、教示された代表画像から、画像分類カテゴリを判定する条件を生成するステップを有することにより、最終特性検査に影響する画像種別と工程の特定を容易にすることができる。
また、本発明の多層配線構造の不良解析装置は、多層配線構造の配線層の形成工程毎に多層配線構造の主面を撮影する撮影部と、撮影された工程別画像を格納する第1の記憶部と、多層配線構造の製品を検査して、良品と不良品とに分別する検査部と、検査で良品と判定された製品の工程別画像は良品画像とし、不良品と判定された製品の工程別画像は不良品画像とし、配線層の形成工程毎に良品画像集合と不良品画像集合に分類する演算部と、良品画像集合と不良品画像集合を配線層の形成工程別に記憶させておく第2の記憶部と、良品画像集合または不良品画像集合から抽出した指定の工程別画像を表示する画像表示部とを有する構成からなる。
これにより、この不良解析装置を用いて最終的に不良品となった多層配線構造に関してどの工程で不良が発生したのかを迅速に推定することができる。
また、本発明の不良解析装置は、演算部にあらかじめ設定した代表画像と良品画像集合中の工程別画像との差、および上記代表画像と不良品画像集合中の工程別画像との差を求めて、それぞれ良品差画像集合および不良品差画像集合を生成するための差画像生成手段を付加した構成からなる。
これにより、不良原因を容易に見つけ出すことができる画像を得ることができる。すなわち、良品差画像集合は、個々の工程別画像と代表画像との差を示す画像の集合であり、工程内の配線層の形状ばらつきを示している。また不良品差画像集合では不良箇所がより強調されて示されることになる。
また、本発明の不良解析装置は、演算部に良品差画像集合を重ね合わせて良品重ね合わせ画像を生成し、かつ、不良品差画像集合を重ね合わせて不良品重ね合わせ画像を生成するための重ね合わせ画像生成手段を付加した構成からなる。
これにより、1枚の画像によって、良品に関しては工程内のばらつきを、また不良品に関しては不良箇所を強調して示す画像を得ることができ、不良解析が容易になる。
また、本発明の不良解析装置は、演算部に良品重ね合わせ画像と不良品重ね合わせ画像との差画像を生成するための総合差画像生成手段を付加した構成からなる。これにより、さらに不良箇所を容易に見つけ出すことができる画像を得ることができる。
また、本発明の不良解析装置は、演算部に、検査によって不良と判定された多層配線構造について、設計データをもとに不良経路を推定する不良経路推定手段と、不良品画像集合から不良経路に対応する不良品画像を抽出する手段とを付加した構成からなる。
これにより、各種の画像と対比することによって、さらに不良箇所、不良原因の推定が容易になる。
また、本発明の不良解析装置は、演算部に、設計データから基準画像を生成する設計基準画像生成手段を付加した構成からなる。
これにより、設計データにもとづく代表画像を生成することができ、不良原因が設計ルールにもとづくもの、設計ルールの変更によって改善することができるもの等の判定が容易になる。
本発明による多層配線構造の不良解析方法は、基本的には配線層の形成工程毎に撮影した画像を多層配線構造の検査結果にもとづいて工程別に良品画像集合と不良品画像集合に分類して記憶手段に格納しておき、解析と合わせて画像データを利用することを基本とするもので、性能に影響する不良要因の分析が容易になる。
また、良品画像集合および不良品画像集合に対して、それぞれの代表画像を生成するとの概念を導入し、各画像と代表画像との差をとって差画像を生成することによって、不良要因に関係しない部分を除去した画像を準備することができ、いっそう不良要因を迅速に分析することができる。なお、代表画像としては、集合のなかの画像から任意の1枚を抽出するか、集合中の画像を重ね合わせ、重ね合わせた枚数で平均化処理する等の方法があるが、適宜いずれかを選択して効率的に不良解析を進めることができる。
また、本発明による不良解析装置は、配線層の形成工程毎に多層配線構造の主面を撮影する撮影部と、その画像を格納する第1の記憶部と、検査を行う検査部と、画像の処理や各部の制御を行う演算部と、画像を表示する画像表示部とを有するもので、不良要因の分析を容易にするための画像処理、設計データとの対比を容易に行うことができる。
また、蓄積しておいた画像を、類似画像があつまった画像種別毎に分類し、その画像種別毎・工程毎の最終検査や中間検査との一致率や相関関係を計算することで、最終検査や中間検査に影響する致命的な画像種別・工程の特定が可能になり、効率的に不良解析を進めることができる。
また、上記の不良解析方法および不良解析装置は、多層の回路基板、半導体装置、ディスプレイデバイス等に代表される多層配線構造全般に応用できるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する図では同じ要素については同じ符号を付しており、説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における不良解析方法の基本を説明するための工程フローである。以下、多層配線構造として多層の回路基板を例として説明する。
まず、ステップS01で、所定の工程後に回路基板の主面のパターンを撮影し、この工程別画像を記憶装置に格納する。次に、ステップS02で、回路基板を検査し、製品を良品と不良品に分別する。次に、ステップS03で、工程別画像を検査結果に基づいて良品画像集合と不良品画像集合を生成し、記憶手段に格納する。次に、ステップS04でこれらの画像集合から必要に応じて画像を抽出し、画像表示装置に表示する。次に、ステップS05で画像を観察し、解析する。
図1は基本形であって、不良解析を効率化するために種々のステップの追加が考えられるが、それらについては以下に示す具体例において説明する。
図2は、本実施の形態における回路基板の不良解析方法を説明するブロック図である。なお、簡単のために全工程が3工程からなるものとして説明する。
まず、工程1を終了した回路基板1aの表面をカメラ2aで撮影し、その工程別画像3aを演算手段4で画像処理し、そしてその画像を記憶手段5に格納する。同様な方法により、工程2を終了した回路基板1bの表面をカメラ2bで撮影した工程別画像3b、および工程3を終了した回路基板1cの表面をカメラ2cで撮影した工程別画像3cをそれぞれ記憶手段5に格納する。
次に、工程3を終了した回路基板8を検査装置7のステージ9に載置して検査を行う。その結果を記憶手段5に格納する。このようにして、多数の回路基板の工程別画像が記憶手段5に格納される。なお、記憶手段5に記憶された状態は、全画像集合10として表している。
記憶手段5に格納された画像は、検査結果の良または不良にしたがって、良品画像集合と不良品画像集合に分類され、整理されて全画像集合10として再格納される。すなわち、工程1の全画像集合10aは良品画像集合11aおよび不良品画像集合12aに分類される。同様な方法により、工程2の全画像集合10bは良品画像集合11bと不良品画像集合12bに、そして工程3の全画像集合10cは良品画像集合11cと不良品画像集合12cに分類される。
このように分類されて記憶手段5に格納された良品画像集合11a、11b、11c、および不良品画像集合12a、12b、12cは必要に応じて抽出されて表示装置6に表示される。
次に、図2に示す不良解析方法で用いる画像データの整理方法について、図3を参照しながら説明する。
図3は、本実施の形態における不良解析方法の画像データの整理方法を説明するブロック図である。説明を簡単にするために7枚の基板を投入し、3工程で回路基板が製造されるものとした。
それぞれ、工程1の終了後、工程2の終了後、工程3の終了後に、図2に示す方法で各回路基板の主面を撮影して全画像集合10a、10b、10cを得る。工程3を終了した回路基板8は、電気的検査やパターン検査が行われ、良品回路基板24と不良品回路基板25とに分類される。仮に、これらを検査済グループ21とする。7枚の回路基板について、良品回路基板は〇、不良品回路基板は×で示した。
これら検査での良品回路基板24に対応する工程1の画像を良品画像22とし、検査での不良品回路基板25に対応する工程1の画像を不良品画像23とする。同様な方法により、工程2、工程3においても、検査での良品、不良品に対応した良品画像、不良品画像が得られる。
工程1における良品画像22はまとめて良品画像集合11aとし、不良品画像23はまとめて不良品画像集合12aとする。同様な方法により、工程2における画像は良品画像集合11b、不良品画像集合12bに分類される。また、工程3における画像は良品画像集合11c、不良品画像集合12cにそれぞれ分類される。これらの画像集合は図1に示す記憶手段5に格納され、必要に応じて抽出され、表示装置6に表示される。
なお、検査で不良となった回路基板であっても工程1から工程3のすべてにおいて不良が発生したわけではなく、一つの工程で不良となる原因が発生し、その結果不良品回路基板となった場合もある。例えば、検査での不良品回路基板25に注目した場合、工程1で不良の原因が発生し、工程2、工程3では不良の原因が無かったとしても、分類する上ではすべての工程における画像は不良品画像集合に入れるものとする。
このようにして、検査での良品と不良品の回路基板に関して、各工程別の画像を良品画像集合11a、11b、11c、不良品画像集合12a、12b、12cとして記憶しておくことにより、不良解析時に必要な画像を簡単に表示装置6に表示させることができる。
また、例えば、工程1における不良品画像集合12aを製造順に並べて比較することにより、工程1における経時変動を把握することができる。
次に、不良解析を迅速に行うための画像データの処理方法について、図4から図7を参照しながら説明する。なお、以下に説明する画像データの処理方法は、基本的には、図2および図3で説明した不良解析方法および画像データの流れで得られた全画像集合10を実際に不良解析に使いやすい形にするための処理方法に関するものである。
図4は、本実施の形態における不良解析方法の第1の画像データ処理方法を説明するブロック図である。まず、全画像集合10のうち、工程1の良品画像集合11aから任意の画像データを1枚抽出して代表画像26aとし、工程2の良品画像集合11bから任意の画像データを抽出して代表画像26bとし、工程3の良品画像集合11cから任意の画像データを抽出して代表画像26cとする。
次に、工程1に関して、代表画像26aと良品画像集合11a中の個々の画像との差をとり、良品差画像集合27aを生成する。また、工程2に関して、代表画像26bと良品画像集合11b中の個々の画像との差をとり、良品差画像集合27bを生成する。さらに、工程3に関して、代表画像26cと良品画像集合11c中の個々の画像との差をとり、良品差画像集合27cを生成する。これらの良品差画像集合27a、27b、27c中の画像には、代表画像26a、26b、26cに存在しない部分のみが残ることになる。さらに、代表画像26aと不良品画像集合12a中の個々の画像との差をとり、不良品差画像集合28aを生成する。同様な方法により、不良品差画像集合28bおよび不良品差画像集合28cをそれぞれ生成する。この不良品差画像集合28a、28b、28c中の画像には、代表画像26a、26b、26cに存在しない部分のみが残ることになる。
これらの差画像集合を図2に示す記憶手段5に格納しておき、不良解析時に表示装置6へ呼び出すことによって、解析の効率を向上させることができる。すなわち、差画像には正規のパターンが残されておらず、本来あってはならない欠陥、異物、およびパターン異常等が残されているだけであり、不良原因を見つけやすくなる。
図4で説明した例では、良品画像集合から任意に抽出した画像を代表画像としたが、次に画像データの第2の処理方法について、図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施の形態における不良解析方法の第2の画像データ処理方法を説明するブロック図である。まず、全画像集合10のうち、工程1の良品画像集合11aの全画像を重ね合わせ、重ね合わせた画像の枚数で平均化処理して代表画像29aを生成する。さらに、工程2の良品画像集合11bの全画像を重ね合わせ、重ね合わせた画像の枚数で平均化処理して代表画像29bをする。そして、工程3の良品画像集合11cの全画像を重ね合わせ、重ね合わせた画像の枚数で平均化処理して代表画像29cを生成する。このようにして得られた代表画像29a、29b、29cには全画像のデータの平均画像が含まれているため工程内のばらつきが反映されていると言える。
次に、工程1に関して、代表画像29aと良品画像集合11a中の個々の画像との差をとり、良品差画像集合30aを生成し、工程2に関して、代表画像29bと良品差画像集合11b中の個々の画像との差をとり良品差画像集合30bを生成し、そして工程3に関して、代表画像29cと良品画像集合11c中の個々の画像との差をとり良品差画像集合30cを生成する。
さらに、工程1に関して、代表画像29aと不良品画像集合12a中の個々の画像との差をとり、不良品差画像集合31aを生成する。工程2に関して、代表画像29bと不良品画像集合12b中の個々の画像との差をとり、不良品差画像集合31bを生成する。そして、工程3に関して、代表画像29cと不良品画像集合12c中の個々の画像との差をとり、不良品差画像集合31cを生成する。
これらの差画像集合を図2に示す記憶手段5に格納しておき、不良解析時に随時表示装置6へ呼び出すことによって、解析の効率を向上させることができる。
次に、画像データの第3の処理方法について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態における不良解析方法の第3の画像データ処理方法を説明するブロック図である。なお、図6では説明の簡単のために工程1に関係する画像データ処理の部分のみを示したが、工程2に関する部分および工程3に関する部分も同様な方法により処理するものとする。
まず、工程1に関して、図5で説明したのと同様の方法で、良品差画像集合30aおよび不良品差画像集合31aを生成する。次に、良品差画像集合30aを重ね合わせて良品重ね合わせ画像32aを生成し、そして、不良品差画像集合31aを重ね合わせて不良品重ね合わせ画像33aを生成する。同様な方法により、工程2に関して、良品重ね合わせ画像32bおよび不良品重ね合わせ画像33bを生成する。そして、工程3に関して、良品重ね合わせ画像32cおよび不良品重ね合わせ画像33cを生成する。なお、差画像集合は図4で説明したのと同様の方法で生成してもよい。
このようにして、得られた良品重ね合わせ画像32a、32b、32cには、各工程別の情報、すなわち工程のばらつきがすべて含まれている。また不良品重ね合わせ画像33a、33b、33cにも各工程別の情報、すなわち工程のばらつきがすべて含まれていることになる。したがって、両画像を比較することによって、不良の原因を容易につきとめることができる。
次に、画像データの第4の処理方法について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本実施の形態における不良解析方法の第4の画像データ処理方法を説明するブロック図である。なお、図7では説明の簡単のために工程1に関係する画像データ処理の部分のみを示したが、工程2に関する部分および工程3に関する部分も同様な方法により処理するものとする。
まず、工程1に関して、図5で説明したのと同様の方法で、良品差画像集合30aおよび不良品差画像集合31aとをそれぞれ生成する。次に、良品差画像集合30aを重ね合わせて良品重ね合わせ画像32aを生成し、そして不良品差画像集合31aを重ね合わせて不良品重ね合わせ画像33aを生成する。次に、良品重ね合わせ画像32aと不良品重ね合わせ画像33aとの差をとって差画像34aを生成する。同様な方法により、工程2に関して、良品重ね合わせ画像と不良品重ね合わせ画像との差をとって差画像34bを生成し、そして工程3に関しても、同様な方法により、差画像34cを生成する。
このようにして、最終的に一つの工程に対して一つの差画像が得られるのであるが、これらの差画像34a、34b、34cには正規のパターンは含まれておらず、欠陥、異物、パターン異常のみが入っていることになる。すなわち、一つの差画像には工程の異常が集約されていると考えられる。したがって、各工程別の差画像を観察し、あるいは工程間で差画像を比較することによって、不良原因を推定することが容易となる。
なお、本実施の形態においては、多層の回路基板を例として説明したが、他に半導体装置、ディスプレイデバイスの不良解析にも用いることができる。この場合には、パターンが微細になるため光学顕微鏡、電子顕微鏡その他の微細構造を撮影することができる機器を用いることになるが、基本的な画像データの処理、不良解析方法は全く同じである。
なお、複数の工程からなる半導体装置、回路基板、ディスプレイデバイスなどの製造方法に、実施の形態1の不良解析方法を適用することによって、各製造工程における工程条件の変動を容易に把握することができ、常に工程を安定に維持することができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における不良解析方法の基本を説明する工程フローである。図8において、S01、S02、S03は図1に示したステップと同じである。得られた良品画像集合、不良品画像集合を用いてステップS06以降を進めることになる。実施の形態2では、設計データを活用している点が実施の形態1と異なる点である。
まずステップS06で、不良品について設計データより不良経路を推定する。次に、ステップS07で、不良経路に対応する不良品画像を抽出する。次に、ステップS08で、不良品画像の集合から抽出した画像を画像表示装置に表示する。次に、ステップS09で、画像を観察し、解析する。
図8は基本形であって、不良解析を効率化するために種々のステップの追加が考えられるが、それらについては以下に示す具体例において説明する。
図9は、本実施の形態における回路基板の第1の不良解析方法を説明するブロック図である。実施の形態1では、画像データを処理する前または処理した後に比較し、そして観察することによって不良解析を行っている。これに対して、実施の形態2では検査で不良と判定された回路基板について設計データをもとに不良の発生した経路上の画像を抽出し、解析の効率を上げるようにしたものである。
まず、実施の形態1と同様な方法により、良品画像集合11a、11b、11c、不良品画像集合12a、12b、12cを含む全画像集合10を得る。
一方、検査で不良と判定された不良品回路基板25を検査装置35で精査する。例えば、A−B間の導通に異常(例えば、断線)がある場合を考えると、そのデータと設計データ37とを比較することにより積層構造36が得られる。積層構造36に示した符号(1)、符号(2)、符号(3)はそれぞれ工程1、工程2、工程3で形成された配線パターンとする。この段階では、積層構造36におけるいずれかに不良原因があることまでは判明するが、断線38の場所を同定するには至らない。
次に、この結果にもとづいて、工程1における不良品画像集合12aから対応する不良品画像23a(配線パターン(1)に対応)を、不良品画像集合12bから対応する不良品画像23b(配線パターン(2)に対応)を、不良品画像集合12cから不良品画像23c(配線パターン(3)に対応)をそれぞれ抽出する。これらの不良品画像23a、23b、23cを解析することにより断線38の場所を明確にすることができ、不良原因がさらに詳しく判明する。なお、不良品画像23a、23b、23c以外に図4、図5に示す差画像、さらには図6、図7に示す差画像をまず抽出して観察することにより、さらに不良解析を効率化することができる。
次に実施の形態2における不良解析方法の他の例について説明する。
図10は、本実施の形態における回路基板の第2の不良解析方法を説明するブロック図である。基本的には図9に示す第1の不良解析方法と同じであり、異なる点についてのみ説明する。
積層構造36を得るところまでは、図9に示す第1の方法と同じであるが、異なる点は下記の通りである。検査によってA−B間に断線38があることが判明した場合、上記の第1の方法と同様な方法により、不良品画像23a(配線パターン(1)に対応)、不良品画像23b(配線パターン(2)に対応)、および不良品画像23c(配線パターン(3)に対応)をそれぞれ抽出する。次に、設計データ37から配線パターン図39a、39b、39cを作成する。また検査結果にもとづいて、工程1における不良品画像集合12aから対応する不良品画像23a(配線パターン(1)に対応)を、不良品画像集合12bから対応する不良品画像23b(配線パターン(2)に対応)を、不良品画像集合12cから不良品画像23c(配線パターン(3)に対応)をそれぞれ抽出する。次に、配線パターン図39a、39b、39cから不良品画像23a、23b、23cをそれぞれ差し引いた差画像40a、40b、40cを生成する。これらの差画像40a、40b、40cでは、通常の配線パターンは設計データ37から生成した配線パターン図39a、39b、39cで差し引かれており、異常部分、すなわち断線38が強調されて表示される。そのために、一瞥して不良箇所が判明し、またその原因を究明することも容易になる。
なお、実施の形態2においては、多層の回路基板を例として説明したが、他に半導体装置、ディスプレイデバイスの不良解析にも用いることができる。この場合には、パターンが微細になるため光学顕微鏡、電子顕微鏡その他の微細構造を撮影することができる機器を用いることになるが、基本的な画像データの処理、不良解析方法は全く同じである。
なお、複数の工程からなる半導体装置、回路基板、ディスプレイデバイスなどの製造方法に、実施の形態2の不良解析方法を適用することによって、各製造工程における工程条件の変動を容易に把握することができ、常に工程を安定に維持することができる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3における不良解析方法の基本を説明する工程フローである。図11において、S01、S02、S03は図1に示したステップと同じである。なお、実施の形態3では、ディスプレイデバイスの製造工程における不良解析方法を例として説明する。
まず実施の形態1と同様にステップS01〜S03を実行して、図2に示す全画像集合10を得る。
次に、ステップS11にしたがい、全画像集合10の各画像について、画像特徴量を計算により求める。画像特徴量とは、画像全体の明るさの平均値、最大値、分散値や、良品状態の画像との差分演算により抽出された異物やパターン欠陥といった異常部分についての面積や円形度、周囲長等の各種特徴量データのことである。図12に蓄積した25個の画像の例を示す。なお、図12における図形は模式的に表したものである。
また、(表1)に、図12の各画像から計算された特徴量の一例を示す。(表1)において、第1欄の画像番号は図12、図13、図14のそれぞれの画像に付した番号(画像番号)に同じである。また、特徴量Aは面積、特徴量Bは最も明るい部分の階調、特徴量Cは最も暗い部分の階調、特徴量Dは円形度である。なお、円形度(F)は、面積をS、周囲長をLとしたとき、F=4πS/Lで表され、Fが1に近いほど真円に近くなる。なお、面積Sは異常部分に含まれる画素数を数え、周囲長Lは異常部分の輪郭線の画素数を数える。この場合、周囲長Lの斜め方向の長さは輪郭線の画素数をルート2倍したものである。
次に、(表1)と図12とを比較して説明する。例えば、図12における画像番号4の画像に関しては、明部と中間部と暗部が存在しているため、(表1)において、特徴量B(明部の階調)=255、特徴量C(暗部の階調)=0となっている。また、図12における画像番号5の画像に関しては、周辺部に暗部が存在しているため、(表1)において、特徴量B(明部の階調)=255、特徴量C(暗部の階調)=0となっている。
Figure 2005142552
また、図12における画像番号17の画像に関しては、縦方向に明暗の移行はあるが、最も暗い部分でも中間階調にあり、(表1)の特徴量C(暗部の階調)=150となっている。
次に、ステップS12に従い、全画像集合10の中から、作業者が画像を確認しながら注目する類似画像データを教示する。この際、教示した類似画像データに対し、作業者は、識別可能な任意の名称をつけることも可能である。図13に、作業者が選択した画像例(すなわち、教示する注目画像)を黒枠で囲んで示す。この場合、画像番号4と7を選択したことを示している。
次に、ステップS13に従い、教示した類似画像データの特徴量を元に、注目画像の類似画像データを判別する条件を生成する。判別する条件の生成方法としては、注目する画像群の各特徴量の平均値と標準偏差値を計算し、各特徴量が、下限しきい値(=平均値―n×標準偏差)〜上限しきい値(=平均値+n×標準偏差)の範囲に入る画像を類似画像とする。ここで、nは一定の定数であり、作業者により変更が可能である。この他に、画像間のユークリッド距離の大小により類似性を判別する方法等がある。
(表2)に、画像番号4と7から得られる平均値、標準偏差値、特徴量の下限しきい値および上限しきい値を示す。ここでは、nを2として計算している。
Figure 2005142552
なお、(表2)の各特徴量の定義は、(表1)に示した特徴量の定義と同じである。
次に、ステップS14にしたがい、上記判別条件により、全画像について分類実施する。すなわち、(表1)の各数値で、画像番号4、7、14、18、および21が(表2)の下限しきい値と上限しきい値の間にあることがわかり、それらの画像が類似欠陥として分類される。その画像を図14に黒枠で囲んで示した。なお、図14は、本実施の形態において、生成された分類条件をもとに蓄積された画像データを再分類した一例を示す模式図である。
次に、ステップS15にしたがい、画像種別毎の発生数を表示する。図15に工程別の注目画像種の発生数を示す。これにより、工程2にて、注目画像種別が、大量発生していることがわかり、工程2のプロセス条件等の見直しを実施することが可能である。また、ステップS16に示すように、画像分類から抽出した画像を表示し、ステップS17に示すように画像解析を実行することができる。
また、図16に示す様に、ロット別の注目画像種別の欠陥数を表示することで、注目欠陥種別の発生が始まったロットの特定が可能となる。ロットとは、製造工程における同一条件で製造される製品の単位であり、実際の製造の現場では、ロット毎に不良の発生の傾向が変わる場合がある。この例では、Lot003から注目画像種別の発生数が増加しており、Lot003で変更された製造条件等の見直すことにより、早期の原因究明が可能となる。
また、工程毎に蓄積される画像は、最終検査や中間検査の良否結果を元に良品画像集合と設計データから不良経路と推定された経路である不良画像集合に分類されている。したがって、画像種別毎の不良画像集合との一致度を調べることによって最終検査や中間検査に影響を及ぼす致命欠陥の特定を実施することが可能である。
以上の不良解析方法をディスプレイデバイスの製造工程に応用した結果を(表3)に示す。(表3)は、ディスプレイデバイスの表示検査で点灯不良となった画素位置の画像種別毎の不良画像集合との一致度を工程別に示したものである。工程2で発生する画像種2や工程3で発生する画像種4が最終検査の不良画像集合との一致度が高いため、これらが致命欠陥であると推測される。
Figure 2005142552
なお、実施の形態1、実施の形態2では、工程毎の全画像を蓄積することを前提としているが、実施の形態3のように、画像蓄積する前に画像特徴量の計算を実施し、各特徴量をしきい値判定し、保存対象と判定された画像のみを記憶手段(画像サーバ)に残すことで蓄積する画像の容量を減らすことも可能である。
また実施の形態3では、作業者により、同一画像種別として分類したい画像集合を教示することで新たな分類基準を生成している。しかしながら、最終検査や中間検査で不良となった不良画像集合を同一画像種別として分類したい画像集合として教示することにより、いっそう最終検査や中間検査に影響しやすい画像分類を実現することが可能である。
また実施の形態3では、作業者による教示により新たな分類基準を生成しているが、既分類基準で分類されない画像集合に対して、いくつかのクラスタに分割し、それぞれのクラスタの中では特徴量ベクトル同士の間の関連性が高く、異なるクラスタでは関連性が低くなるように、グループ分けを実施するといったことも可能である。
なお、複数の工程からなる半導体装置、回路基板、ディスプレイデバイスなどの製造方法に、実施の形態3の不良解析方法を適用することによって、各製造工程における工程条件の変動を容易に把握することができ、常に工程を安定に維持することができる。
さらに、実施の形態1から実施の形態3では、主に多層の回路基板や半導体装置等の電気的性能を有するデバイスを対象としたが、液晶やPDP等のディスプレイデバイスにおいても適用可能である。なお、本実施の形態の不良解析方法を適用することによって、各製造工程における工程条件の変動を容易に把握することができ、常に工程を安定に維持することができる。
(実施の形態4)
図17は、本発明の実施の形態4における不良解析装置を説明するブロック図である。本実施の形態における不良解析装置は、製造工程毎に多層配線構造の主面を撮影する撮影部41、演算部43、記憶部44、検査装置45、および表示部48を有している。
撮影部41は、各工程終了後の回路基板42の主面を撮影するものである。また検査装置45は、回路基板42を搭載するテーブル46、プローブ47を有している。
演算部43は、画像同士の差画像を生成する差画像生成手段43a、画像同士を重ね合わせるための重ね合わせ画像生成手段43b、記憶部44から画像を抽出し表示部48へ画像49を送り出す画像抽出手段43c、設計データから基準となる基準画像を生成する基準画像生成手段43d等を有している。
また、記憶部44は複数の領域に分割されており、例えば、第1の領域44aには差画像が格納され、第2の領域44bには重ね合わせ画像が格納され、第3の領域44cには個々の画像が格納され、第4の領域44dには基準画像が格納される。
このような不良解析装置を用いることによって、実施の形態1から実施の形態3の不良解析方法を容易に実行することができる。
本発明の不良解析方法は、工程のばらつきや実力を反映した代表画像データの設定、およびその代表画像データと実画像データとを比較し、工程のばらつきや実力を考慮して不良解析を行うもので、今後ますますファインパターン化、薄型化、小型化が要求される多層配線構造の製造方法において効率よく不良解析を行うことができる。
本発明の実施の形態1における不良解析方法の基本を説明する工程フロー図 同実施の形態における回路基板の不良解析方法を説明するブロック図 同実施の形態における不良解析方法の画像データの整理方法を説明するブロック図 同実施の形態における不良解析方法の第1の画像データ処理方法を説明するブロック図 同実施の形態における不良解析方法の第2の画像データ処理方法を説明するブロック図 同実施の形態における不良解析方法の第3の画像データ処理方法を説明するブロック図 同実施の形態における不良解析方法の第4の画像データ処理方法を説明するブロック図 本発明の実施の形態2における不良解析方法の基本を説明する工程フロー図 同実施の形態における回路基板の第1の不良解析方法を説明するブロック図 同実施の形態における回路基板の第2の不良解析方法を説明するブロック図 本発明の実施の形態3における不良解析方法の基本を説明する工程フロー図 同実施の形態において蓄積された画像の一例を示す模式図 同実施の形態において教示した注目画像の一例を示す模式図 同実施の形態において生成された分類条件をもとに蓄積された画像データを再分類した一例を示す模式図 同実施の形態において注目画像種の工程別発生数を示す図 同実施の形態において注目画像種のロット別発生数を示す図 本発明の実施の形態4における不良解析装置を説明するブロック図 従来の不良解析方法の第1の例を説明するブロック図 従来の不良解析方法の第2の例を説明するブロック図
符号の説明
1a,1b,1c,42 回路基板(多層配線構造)
2a,2b,2c,62 カメラ
3a,3b,3c 工程別画像
4 演算手段
5 記憶手段
6 表示装置
7,35、45 検査装置
8 回路基板
9 ステージ
10 全画像集合
10a,10b,10c (工程別の)全画像集合
11a,11b,11c 良品画像集合
12a,12b,12c 不良品画像集合
21 検査済グループ
22 (工程1の)良品画像
23 (工程1の)不良品画像
23a,23b,23c 不良品画像
24 (検査での)良品回路基板
25 (検査での)不良品回路基板
26a,26b,26c,29a,29b,29c 代表画像
27a,27b,27c,30a,30b,30c 良品差画像集合
28a,28b,28c,31a,31b,31c 不良品差画像集合
32a,32b,32c 良品重ね合わせ画像
33a,33b,33c 不良品重ね合わせ画像
34a,34b,34c,40a,40b,40c 差画像
35,51 検査装置
36 積層構造
37 設計データ
38 断線
39a,39b,39c 配線パターン図
41 撮影部
43,69 演算部
43a 差画像生成手段
43b 重ね合わせ画像生成手段
43c 画像抽出手段
43d 基準画像生成手段
44 記憶部
44a 第1の領域
44b 第2の領域
44c 第3の領域
44d 第4の領域
46 テーブル
47 プローブ
48 表示部
49 画像
50 製造装置
51 検査装置
52 観察装置
53 データベース格納部
54 不良解析装置
60 移動ステージ
61 プリント基板
63 画像取り込み手段
64 良品画像記憶手段
65 シフト画像生成手段
66 欠陥検査手段
67 境界線抽出手段
68 高速画像処理装置

Claims (19)

  1. 多層配線構造の配線層の形成工程毎に前記多層配線構造の主面を撮影し、工程別画像を記憶手段に格納するステップと、
    前記多層配線構造の製品を検査し、良品と不良品とに分別するステップと、
    検査で良品と判定された製品の前記工程別画像は良品画像とし、不良品と判定された製品の前記工程別画像は不良品画像として前記配線層の形成工程毎に良品画像集合と不良品画像集合を生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    前記良品画像集合または前記不良品画像集合から画像を抽出し表示装置に表示するステップと、
    前記表示装置に表示された画像を観察して不良解析を行うステップとを有する多層配線構造の不良解析方法。
  2. あらかじめ設定した代表画像と前記良品画像集合中の前記工程別画像との差、および前記代表画像と前記不良品画像集合中の前記工程別画像との差を求めて、それぞれ良品差画像集合および不良品差画像集合を生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    前記良品差画像集合または前記不良品差画像集合から画像を抽出し、前記表示装置に表示するステップとをさらに付加したことを特徴とする請求項1に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  3. 前記代表画像が、前記良品画像集合のなかの前記工程別画像から任意に選択された1枚であることを特徴とする請求項2に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  4. 前記代表画像が、前記良品画像集合中の前記工程別画像を重ね合わせ、かつ重ね合わせた画像枚数で平均化処理した画像であることを特徴とする請求項2に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  5. 前記良品差画像集合を重ね合わせて良品重ね合わせ画像を生成し、前記不良品差画像集合を重ね合わせて不良品重ね合わせ画像を生成し、それぞれを前記記憶手段に格納するステップと、
    前記良品重ね合わせ画像と前記不良品重ね合わせ画像とを重ね合わせて全重ね合わせ画像を生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    前記全重ね合わせ画像を前記表示装置に表示するステップとをさらに付加したことを特徴とする請求項2に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  6. 前記良品差画像集合を重ね合わせて良品重ね合わせ画像を生成し、前記不良品差画像集合を重ね合わせて不良品重ね合わせ画像を生成して前記記憶手段に格納するステップと、
    前記良品重ね合わせ画像と前記不良品重ね合わせ画像の差画像を生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    前記良品重ね合わせ画像と前記不良品重ね合わせ画像との差画像を前記表示装置に表示するステップをさらに付加したことを特徴とする請求項2に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  7. 前記検査で不良品と判定された前記多層配線構造について、設計データをもとに不良経路を推定するステップと、
    前記不良品画像集合から前記不良経路に対応する前記不良品画像を抽出するステップと、
    抽出された前記不良品画像を前記表示装置に表示するステップとをさらに付加したことを特徴とする請求項1に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  8. 設計データから基準画像を生成するステップと、
    前記基準画像と前記不良品画像との差画像を生成し記憶手段に格納するステップと、
    前記基準画像と前記不良品画像との差画像を前記表示装置に表示するステップとをさらに付加したことを特徴とする請求項1に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  9. 前記記憶手段に格納された良品画像集合および不良品画像集合の少なくとも一方に含まれる画像データの特徴量を抽出するステップと、
    抽出された特徴量データを元に画像分類を実施するステップと、
    画像分類された種別毎に、形成工程毎の良品画像集合と不良品画像集合の発生数を集計するステップとをさらに付加したことを特徴とする請求項1に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  10. 前記抽出された特徴量データを元に画像分類を実施するステップが、
    不良品画像集合に分類された画像が同一画像として分類される画像分類カテゴリを判定する条件を生成するステップを有することを特徴とする請求項9に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  11. 前記抽出された特徴量データを元に画像分類を実施するステップが、
    分類対象とすべき代表画像を1枚以上教示するステップと、
    教示された代表画像から、画像分類カテゴリを判定する条件を生成するステップを有することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  12. 前記記憶手段に格納された良品画像集合および不良品画像集合の少なくとも一方に含まれる画像データの特徴量を抽出するステップと、
    抽出された特徴量データを元に画像分類を実施するステップと、
    画像分類された種別毎に、前記ステップで抽出された不良経路に対応する不良画像集合の発生数を集計するステップを有することを特徴とする請求項7に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  13. 前記抽出された特徴量データを元に画像分類を実施するステップが、
    抽出された不良経路に対応する不良画像集合に分類された画像が同一画像として分類されるための判定条件を生成するステップを有することを特徴とする請求項12に記載の多層配線構造の不良解析方法。
  14. 多層配線構造の配線層の形成工程毎に前記多層配線構造の主面を撮影する撮影部と、
    撮影された工程別画像を格納する第1の記憶部と、
    最終工程後に前記多層配線構造の製品を検査して、良品と不良品とに分別する検査部と、
    検査で良品と判定された製品の前記工程別画像は良品画像とし、不良品と判定された製品の前記工程別画像は不良品画像として前記配線層の形成工程毎に良品画像集合と不良品画像集合に分類する演算部と、
    前記良品画像集合と前記不良品画像集合を前記配線層の形成工程別に記憶させておく第2の記憶部と、
    前記良品画像集合または前記不良品画像集合から抽出した指定の前記工程別画像を表示する画像表示部とを有する多層配線構造の不良解析装置。
  15. 前記演算部に、あらかじめ設定した代表画像と前記良品画像集合中の前記工程別画像との差、および前記代表画像と前記不良品画像集合中の前記工程別画像との差を求めて、それぞれ良品差画像集合および不良品差画像集合を生成するための差画像生成手段を付加したことを特徴とする請求項14に記載の多層配線構造の不良解析装置。
  16. 前記演算部に、前記良品差画像集合を重ね合わせて良品重ね合わせ画像を生成し、かつ、前記不良品差画像集合を重ね合わせて不良品重ね合わせ画像を生成するための重ね合わせ画像生成手段を付加したことを特徴とする請求項14に記載の多層配線構造の不良解析装置。
  17. 前記演算部に、前記良品重ね合わせ画像と前記不良品重ね合わせ画像との差画像を生成するための総合差画像生成手段を付加したことを特徴とする請求項16に記載の多層配線構造の不良解析装置。
  18. 前記演算部に、検査によって不良と判定された前記多層配線構造について、設計データをもとに不良経路を推定する不良経路推定手段と、前記不良品画像集合から前記不良経路に対応する前記不良品画像を抽出する手段とを付加したことを特徴とする請求項14に記載の多層配線構造の不良解析装置。
  19. 前記演算部に、設計データから基準画像を生成する設計基準画像生成手段を付加したことを特徴とする請求項14に記載の多層配線構造の不良解析装置。
JP2004301577A 2003-10-15 2004-10-15 多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置 Expired - Fee Related JP4599980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004301577A JP4599980B2 (ja) 2003-10-15 2004-10-15 多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003354855 2003-10-15
JP2004301577A JP4599980B2 (ja) 2003-10-15 2004-10-15 多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005142552A true JP2005142552A (ja) 2005-06-02
JP4599980B2 JP4599980B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=34702863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004301577A Expired - Fee Related JP4599980B2 (ja) 2003-10-15 2004-10-15 多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4599980B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042123A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Xanavi Informatics Corp 不良解析方法、その不良解析方法のために用いられる基板、電子機器および電子機器の製造装置
JP2008224638A (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Hitachi High-Technologies Corp 解析装置、プログラム、欠陥検査装置、レビュー装置、解析システム及び解析方法
WO2012077271A1 (ja) * 2010-12-06 2012-06-14 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置
US8934704B2 (en) 2012-01-06 2015-01-13 Keyence Corporation Visual inspection device, visual inspection method, and computer program
JP2017182838A (ja) * 2015-08-21 2017-10-05 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 表示システム、管理装置、情報処理方法及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03135045A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Nec Corp ウェハー外観比較検査装置
JPH05218160A (ja) * 1992-01-31 1993-08-27 Sharp Corp 半導体チップの外観検査装置
JPH05332740A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Yamatake Honeywell Co Ltd 回路部品の接続状態検出方法
JPH06118029A (ja) * 1992-10-08 1994-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線検査装置およびx線検査方法
JPH08254501A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Hitachi Denshi Ltd 外観検査方法及び装置
JPH11166903A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Fujitsu Ltd バイアホール検査装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03135045A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Nec Corp ウェハー外観比較検査装置
JPH05218160A (ja) * 1992-01-31 1993-08-27 Sharp Corp 半導体チップの外観検査装置
JPH05332740A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Yamatake Honeywell Co Ltd 回路部品の接続状態検出方法
JPH06118029A (ja) * 1992-10-08 1994-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線検査装置およびx線検査方法
JPH08254501A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Hitachi Denshi Ltd 外観検査方法及び装置
JPH11166903A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Fujitsu Ltd バイアホール検査装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042123A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Xanavi Informatics Corp 不良解析方法、その不良解析方法のために用いられる基板、電子機器および電子機器の製造装置
JP2008224638A (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Hitachi High-Technologies Corp 解析装置、プログラム、欠陥検査装置、レビュー装置、解析システム及び解析方法
WO2012077271A1 (ja) * 2010-12-06 2012-06-14 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置
JP2012122730A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Hitachi High-Technologies Corp 荷電粒子線装置
US9342878B2 (en) 2010-12-06 2016-05-17 Hitachi High-Technologies Corporation Charged particle beam apparatus
US8934704B2 (en) 2012-01-06 2015-01-13 Keyence Corporation Visual inspection device, visual inspection method, and computer program
JP2017182838A (ja) * 2015-08-21 2017-10-05 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 表示システム、管理装置、情報処理方法及びプログラム
US10539509B2 (en) 2015-08-21 2020-01-21 Ns Solutions Corporation Display system, display device, display method, and non-transitory computer readable recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4599980B2 (ja) 2010-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3904419B2 (ja) 検査装置および検査システム
CN112053318B (zh) 基于深度学习的二维pcb缺陷实时自动检测与分类装置
US8045789B2 (en) Method and apparatus for inspecting defect of pattern formed on semiconductor device
US7062081B2 (en) Method and system for analyzing circuit pattern defects
US7113628B1 (en) Defect image classifying method and apparatus and a semiconductor device manufacturing process based on the method and apparatus
JP5444092B2 (ja) 検査方法およびその装置
JP4014379B2 (ja) 欠陥レビュー装置及び方法
JP5357725B2 (ja) 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
US8280148B2 (en) Pattern defect analysis equipment, pattern defect analysis method and pattern defect analysis program
US8995748B2 (en) Defect image processing apparatus, defect image processing method, semiconductor defect classifying apparatus, and semiconductor defect classifying method
US20090074286A1 (en) Data management equipment used to defect review equipment and testing system configurations
KR20140039075A (ko) 영역 결정 장치, 관찰 장치 또는 검사 장치, 영역 결정 방법 및 영역 결정 방법을 사용한 관찰 방법 또는 검사 방법
JP2016058465A (ja) 欠陥定量化方法、欠陥定量化装置、および欠陥評価値表示装置
US6987874B2 (en) Method and apparatus for managing surface image of thin film device, and method and apparatus for manufacturing thin film device using the same
US20160350905A1 (en) Method of inspecting a specimen and system thereof
JP4857095B2 (ja) 欠陥レビュー方法及びその装置
KR20210086303A (ko) 딥러닝 기반 패턴 검사 장치 및 그 장치를 이용한 검사 방법
JP2012173017A (ja) 欠陥分類装置
JP4599980B2 (ja) 多層配線構造の不良解析方法および不良解析装置
JP2007017290A (ja) 欠陥データ処理方法、およびデータの処理装置
JP5323457B2 (ja) 観察条件決定支援装置および観察条件決定支援方法
JP3665215B2 (ja) 異常原因特定システムおよびその方法
KR20050036783A (ko) 다층 배선 구조의 불량 해석 방법 및 불량 해석 장치
TWI833326B (zh) 缺陷檢查系統及缺陷檢查方法
JP4146655B2 (ja) 欠陥源候補抽出プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070712

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees