JP2005141110A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005141110A JP2005141110A JP2003379349A JP2003379349A JP2005141110A JP 2005141110 A JP2005141110 A JP 2005141110A JP 2003379349 A JP2003379349 A JP 2003379349A JP 2003379349 A JP2003379349 A JP 2003379349A JP 2005141110 A JP2005141110 A JP 2005141110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- substrate
- layer
- display device
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/13363—Birefringent elements, e.g. for optical compensation
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/133528—Polarisers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【課題】半透過型LCDにおいて、表示特性を改善すると共に、LCDの薄型化、低コスト化を図る。
【解決手段】反射領域において、カラーフィルター側のガラス基板200の液晶層300と対向する側に、UVキュアが施されたUVキュアラブル液晶240を塗布し、これに紫外線を照射して硬化した。UVキュアラブル液晶240は、位相差板の役割を果たすため、従来の半透過型LCDのように、カラーフィルター側のガラス基板やTFTガラス基板に位相差板を貼り付ける必要がなくなる。また、UVキュアラブル液晶240はパターニングが容易に行えることから、反射領域にのみこれを選択的に形成することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】反射領域において、カラーフィルター側のガラス基板200の液晶層300と対向する側に、UVキュアが施されたUVキュアラブル液晶240を塗布し、これに紫外線を照射して硬化した。UVキュアラブル液晶240は、位相差板の役割を果たすため、従来の半透過型LCDのように、カラーフィルター側のガラス基板やTFTガラス基板に位相差板を貼り付ける必要がなくなる。また、UVキュアラブル液晶240はパターニングが容易に行えることから、反射領域にのみこれを選択的に形成することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、液晶表示装置に関し、特に各画素に反射領域と透過領域の両方が設けられた半透過型の液晶表示装置に関する。
液晶表示装置(以下LCDという)は、薄型で低消費電力であるという特徴を備え、現在コンピュータのモニターや、携帯電話等の携帯情報機器のモニターとして広く用いられている。LCDには、透過型LCDと反射型LCDとがある。透過型LCDは、液晶に電圧を印加するための画素電極として透明電極を用い、LCDパネルの後方にバックライト光源を配置し、このバックライトの透過光量をLCDパネルで制御することで周囲が暗くても明るい表示ができる。しかし、常にバックライト光源を点灯して表示を行うため、消費電力が大きいこと、また昼間の屋外のように外光が強い環境では、十分なコントラストが確保できない特性がある。
一方、反射型LCDでは、太陽光や室内灯などの外光を光源として用い、LCDパネルに入射するこれらの外光を、観察面側の基板に形成した反射電極によって反射する。そして、液晶層に入射し、反射電極で反射された光のLCDパネルからの射出光量を画素毎に制御することで表示を行う。この反射LCDは、光源として外光を用いるため、外光がない環境では表示を行えないが、透過型LCDと異なり、光源による消費電力がなく低消費電力であり、また外光が強い環境で十分なコントラストが得られるという特性がある。
近年、透過機能と反射機能の両方を併せ持ち、周囲が明るい環境でも暗い環境でも見やすいLCDとして半透過型LCDが開発されている。この半透過型LCDでは、1つの画素内で、透過機能を実現するためにITOなどの透明電極を用い、反射機能を実現するためにAlなど反射特性の良い反射電極を用いる。
図9は、各画素に薄膜トランジスタ(TFT:thin film transistor)を備えた従来のアクティブマトリクス型の半透過型LCDの一画素の構造を示す断面図である。
この半透過型LCDでは、所定のギャップを隔てて、TFT(不図示)が形成されたTFTガラス基板100とカラーフィルター230を備えたガラス基板200とが貼り合わされ、これらの間に液晶層300が封入されている。
この半透過型LCDでは、所定のギャップを隔てて、TFT(不図示)が形成されたTFTガラス基板100とカラーフィルター230を備えたガラス基板200とが貼り合わされ、これらの間に液晶層300が封入されている。
反射領域では、層間絶縁膜などでTFT側ガラス基板100上に突起部130が形成され、その突起部130上に反射電極140が形成されている。この突起部130を設けたことにより、反射電極140とカラーフィルター側のガラス基板200とのギャップが小さくなることで反射特性を良好にしている。カラーフィルター側のガラス基板200の観察面側には、偏光板210が貼り付けられているが、さらに偏光板210とカラーフィルター側のガラス基板200の間にはλ/2板220a及びλ/4板220bから成る第1の位相差板220が貼り合わされている。ここで、λ/2板220aは、入射光の波長λの1/2波長分の位相をずらす働きをし、1/4板220bは、入射光の波長λの1/4波長分の位相をずらす働きをする。
第1の位相差板220を設ける理由は、反射領域において、黒表示を良好にできるノーマリーホワイト型のLCDを実現するためである。すなわち、LCDには液晶層300に電圧が印加されていない状態で白表示を行うノーマリーホワイト型と、反対にこの状態で黒表示を行うノーマリーブラック型とがあるが、一般にノーマリーホワイト型の方が黒表示を良好にできることが知られている。
しかしながら、第1の位相差板220がない場合、液晶層300に電圧を印加して液晶層300中の液晶分子の液晶分子長軸が立ったときに、偏光板210、カラーフィルター側ガラス基板200及び液晶層300を通して反射電極120で反射された反射光は、位相差がない状態で再び逆の経路でそのまま外部に射出されるため黒表示が得られない。
そこで、第1の位相差板220を設け、入射光及び反射光の直線偏光状態を円偏向状態に変化させることで、液晶層300に電圧が印加された状態で黒表示を可能にし、ノーマリーホワイト型の表示を実現している。
そこで、第1の位相差板220を設け、入射光及び反射光の直線偏光状態を円偏向状態に変化させることで、液晶層300に電圧が印加された状態で黒表示を可能にし、ノーマリーホワイト型の表示を実現している。
一方、透過領域では、ノーマリーホワイト型の表示を得るためには、第1の位相差板220は本来必要ではないが、反射領域で第1の位相差板220を設けたことで透過領域にも第1の位相差板220が設けられることになる。そこで、透過領域でもノーマリーホワイトの表示を得るために、偏向板110とTFTガラス基板100との間に位相差板λ/2板120a及びλ/4板120bから成る、第1の位相差板220と同様な第2の位相差板120が貼り合わされている。
上述した半透過型LCDは、ノーマリーホワイト型で、かつECB(電界制御型複屈折)モードで動作する。
特開2003−255399号公報
しかしながら、上述した従来の半透過型LCDでは、透過領域においても第1の位相差板220及び第2の位相差板110を設けており、またECBモードで動作することから、透過領域の特性(透過率、コントラスト)が低下するという問題があった。
また、第1の位相差板220及び第2の位相差板110はそれぞれ0.07mm程度の厚さがあるため、2枚では0.14mmの厚さになり、その分LCDが厚くなるという問題があった。さらに、第1の位相差板220及び第2の位相差板110の分、LCDのコストが高くなるという問題もあった。
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、反射領域において、カラーフィルター側のガラス基板の液晶層と対向する側、もしくはTFTガラス基板の液晶層と対向する側に、UVキュアラブル液晶層(紫外線で硬化可能な液晶層をいう)を配向膜で配向させて塗布し、これにUV(紫外線)を照射し硬化したものである。
かかる構成によると、UVキュアラブル液晶層が、位相差板の役割を果たすため、従来の半透過型LCDのように、カラーフィルター側のガラス基板やTFTガラス基板に位相差板を貼り付ける必要がなくなる。また、UVキュアラブル液晶層はパターニングが容易に行えることから、反射領域にのみこれを選択的に形成することができる。
本発明によれば、透過領域及び反射領域ともに良好な表示が得られる。特に、透過領域では、位相差板がなく、しかもECBモードではなくTNモードで動作するため、従来の透過型LCDと同等の優れた透過特性、コントラスト特性を得ることができる。
また、位相差板を用いないので、LCDの薄型化が可能であり、特に携帯電話等の携帯用情報機器のモニターに用いて好適である。 さらに、位相差板を用いないので、LCDの低コスト化を実現できる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。図1は、この液晶表示装置の全体構成図、図2は、1画素の構成を示す断面図である。なお、図2において、図9と同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
この液晶表示装置は、図1に示すように、n行m列マトリクスに配置された複数の画素を備え、各画素は、画素選択用TFT10、液晶層300及び保持容量Cscを備えている。画素選択用TFT10のゲートには、行方向に延びたゲートライン20が接続され、そのドレインには、列方向に延びたデータライン21が接続されている。各行のゲートライン20には垂直ドライブ回路30からゲート走査信号が順次供給され、これに応じて画素選択用TFT10が選択される。また、データライン21には水平ドライブ回路40からのドレイン走査信号に応じて、ビデオ信号が供給され、画素選択用TFT10を通して液晶層300に印加される。保持容量Cscは画素選択用TFT10を通して供給されるビデオ信号を保持するために用いられる。
次に、図2を参照して一画素の構造について説明する。この画素は、半透過型のLCD画素であり、反射領域と透過領域を備えている。所定のギャップを隔てて、画素選択用TFT10(不図示)が形成されたTFTガラス基板100とカラーフィルター層23を備えたガラス基板200とが貼り合わされ、これらの間に液晶層300が封入されている。本実施形態では、液晶層300は、TN(ねじれネマティック)効果を有するネマティック液晶で形成されることが好ましい。また、TFTガラス基板100、ガラス基板200は、入射光を透過する特性を有する透明又は半透明の絶縁材料から成る基板であれば良く、ガラス基板であるとは限らない。
反射領域では、TFTガラス基板100上に、層間絶縁膜等から成る突起部130が形成され、その突起部130上に、アルミニウム等の反射特性に優れた材料から成る反射電極140が形成されている。なお、反射電極140はTFTガラス基板100上に形成されるが、突起部130はガラス基板200上に形成されていても良い。
そして、反射電極140と対向して、カラーフィルター側のガラス基板200上にカラーフィルター層230及び配向膜201を介してUVキュアが施されたUVキュアラブル液晶層240をこの反射領域のみに選択的に形成したものである。その形成方法は、カラーフィルター層230の全面に、液体状のUVキュアラブル液晶層を塗布形成し、反射領域にのみ紫外線を選択的に照射し、その後、薬品を用いて紫外線が照射されなかった透過領域のUVキュアラブル液晶層を除去するものである。
このUVキュアラブル液晶層240は、UVキュアを施すことで、入射光の位相を所定波長だけずらすという位相差板として機能を有する。その位相差は、UVキュアラブル液晶層240の厚さを変えることで調整できる。例えば、このUVキュアラブル液晶層240をλ/4板として機能させれば、液晶層300に電極を介して電圧を印加して液晶分子長軸を立たせたときに黒表示をすることができる。すなわち、反射領域はノーマリーホワイトの反射型LCDとして機能する。
一方、透明領域については、透明電極(不図示)を備えたガラス基板200と透明電極(不図示)を備えたTFT基板100との間に封入された液晶層300を有する構造で、位相差板は設けられていないため、これは通常の透過型LCDの構造を有している。したがって、透過領域はこれと同等の透過特性及びコントラスト特性を有する。
また、UVキュアラブル液晶層240の遅相軸は、ガラス基板200に貼り付けられた偏光板210の吸収軸及びTFTガラス基板100に貼り付けられた偏光板110の吸収軸と40°以上50°以下の範囲の角度をなすことが、後述する反射VT特性を良好にする上で好ましい。
本実施形態によれば、透過領域及び反射領域ともに良好な表示が得られると共に、従来例の第1の位相差板220、第2の位相差板110を設けなくてもよいのでLCDの薄型化が可能であり、しかもLCDの低コスト化を実現できる。
次に、第2の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。図3は、1画素の構成を示す断面図である。なお、図3において、図2と同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。また、液晶表示装置の全体構成図は図1と同様である。
この画素では、TFTガラス基板100上に反射領域と透過領域の両方の領域にITOから成る透明電極131が形成され、反射領域では、この透明電極上131を覆うように、アルミニウム等の反射特性に優れた材料から成る反射電極132が形成されている。反射電極132は、不図示の画素選択用TFT10のソース又はドレインに接続されている。さらに、液晶層300を配向させるための配向膜133が透過領域の透明電極131及び反射電極132を覆うように形成されている。
また、もう1つのガラス基板200には、カラーフィルター層230が貼り合わされ、このカラーフィルター層230の表面に配向膜251が被着されている。そして、反射領域で、配向膜251上に、UVキュアが施されたUVキュアラブル液晶252が選択的に形成されている。UVキュアラブル液晶252は、第1の配向膜251によって配向される。このUVキュアラブル液晶252の形成方法は、第1の実施形態と同じである。そして、透過領域のカラーフィルター層230及びUVキュアラブル液晶252の液晶層300に臨む表面に第1の透明電極253が、これらを覆うように形成されている。更に、透明電極253の表面を覆い、液晶層300を配向するための配向膜254が形成されている。
UVキュアラブル液晶252は、第1の実施形態と同様に、位相差板として機能するが、その位相差はその膜厚に依存する。位相差板としての複屈折率Δnは波長依存性を有しており、例えば反射領域への入射光の波長が589.6nmである場合には、Δnは0.06である。UVキュアラブル液晶252の厚さが1.4μmであるとすると、位相差はΔn×UVキュアラブル液晶252の厚さで表され、この場合84nmとなる。
ここで、液晶層300の複屈折率Δnは0.129、リタデーションΔndは258nm(反射領域への入射光の波長が589.6nmである場合)である。また、ガラス基板200に貼り付けられた偏光板210の吸収軸の角度は45°であり、液晶層300の配向方向もこの角度方向である。また、TFTガラス基板100に貼り付けられた偏光板110の吸収軸の角度は135°である。また、UVキュアラブル液晶252の配向方向の角度は90°である。
また、液晶層300の厚さで規定される、反射領域のギャップd1と透過領域のギャップd2は、反射特性と透過特性のバランスを考慮すると、第1の実施形態のように突起部130を設けることでd1<d2とすることが好ましい。これは、反射領域では反射のために液晶層300を通る光の距離が透過領域の2倍になるためである。本実施形態では、突起部130を格別に設けなくとも、UVキュアラブル液晶252そのものが、突起部となるため、d1<d2という関係を自然に実現できる。
ギャップd1、d2の比は、透過VT特性(入射光の透過率対液晶印加電圧の特性)、反射VT特性(入射光の反射率対液晶印加電圧の特性)のバランスを考慮して液晶表示が最も見やすい条件に設定することが重要である。ここで、液晶印加電圧とは、透明電極253、133及び反射電極132を介して、液晶層300に印加される電圧をいう。
そこで、本発明者は、ギャップd1、d2をパラメータとして、TN液晶を用いた半透過LCDについて、これらの特性のコンピュータ・シミューレーションを行った。その結果、d1:d2=2:3.4のとき、これらの特性が最適化されることが判明した。図4は、d1:d2=2:3.4のときの透過VT特性のコンピュータ・シミュレーション結果を示す図である。図4において、縦軸は透過率、横軸は液晶層に印加される電圧を示している。図5は、d1:d2=2:3.4のときの反射VT特性のシミュレーション結果を示す図である。図5において、縦軸は反射率、横軸は液晶層に印加される電圧を示している。入射光の波長としては460nm(青)、550nm(緑)、630nm(赤)の3種類がある。
図4の透過VT特性において、液晶印加電圧が2V程度のとき、3種類の波長についてほぼ揃って透過率の遷移が生じる。一方、図5の反射VT特性では、種類の波長について多少のばらつきがあるが、同様に液晶印加電圧が2V程度のとき反射率の遷移が生じる。
なお、UVキュアラブル液晶層252の遅相軸は、ガラス基板200に貼り付けられた偏光板210の吸収軸及びTFTガラス基板100に貼り付けられた偏光板110の吸収軸と40°以上50°以下の範囲の角度をなすことが、良好な反射VT特性を得る上で好ましい。
なお、UVキュアラブル液晶層252の遅相軸は、ガラス基板200に貼り付けられた偏光板210の吸収軸及びTFTガラス基板100に貼り付けられた偏光板110の吸収軸と40°以上50°以下の範囲の角度をなすことが、良好な反射VT特性を得る上で好ましい。
次に、第3の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。図6は、1画素の構成を示す断面図である。なお、図6において、図3と同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。また、この液晶表示装置の全体構成図は図1と同様である。
この画素は、図6に示すように、UVキュアラブル液晶層143は、第2の実施形態とは反対に、TFTガラス基板100上に形成されている。反射領域では、TFTガラス基板100上にアルミニウム等の反射特性に優れた材料から成る反射電極141が選択的に形成されている。反射電極141は、不図示の画素選択用TFT10のソース又はドレインに接続されている。そして、反射電極141上に配向膜142を介して、UVキュアが施されたUVキュアラブル液晶層143が形成されている。UVキュアラブル液晶143は、配向膜142によって配向される。UVキュアラブル液晶143の形成方法は、第1の実施形態と同じである。
また、透過領域のTFTガラス基板100の表面及びUVキュアラブル液晶143の液晶層300に臨む表面に透明電極144が、これらを覆うように形成されている。更に、透明電極144の表面を覆い、液晶層300を配向するための配向膜145が形成されている。一方、もう1つのガラス基板200の表面には、カラーフィルター層230が貼り合わされ、このカラーフィルター層230の表面に、透明電極261、配向膜262が被着されている。
なお、UVキュアラブル液晶層143の遅相軸は、ガラス基板200に貼り付けられた偏光板210の吸収軸及びTFTガラス基板100に貼り付けられた偏光板110の吸収軸と40°以上50°以下の範囲の角度をなすことが、良好な反射VT特性を得る上で好ましい。
次に、第4の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。図7は、1画素の構成を示す断面図である。なお、図7において、図2と同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。また、この液晶表示装置の全体構成図は図1と同様である。
この画素は、図7に示すように、UVキュアされたUVキュアラブル液晶層を2層構造で構成したものであり、ガラス基板200側で、カラーフィルター層230上に配向251を介して、UVキュアされた第1のUVキュアラブル液晶層271、配向膜272、UVキュアされた第2のUVキュアラブル液晶層273の順に積層したものである。従来例と対比すれば、第1のUVキュアラブル液晶層271がλ/4板、第2のUVキュアラブル液晶層273がλ/2板として機能するものであるが、それぞれの位相差は、それぞれの厚さによって設定することができるので、λ/4板やλ/2板に限られない。
位相差板としての複屈折率Δnは波長依存性を有しており、例えば反射領域への入射光の波長が589.6nmである場合には、Δnは0.265である。第1のUVキュアラブル液晶261の厚さが0.30μm、第2のUVキュアラブル液晶263の厚さが1.20μmであるとすると、位相差はΔn×UVキュアラブル液晶の厚さで表されるから、第1のUVキュアラブル液晶271と第2のUVキュアラブル液晶273の位相差は、それぞれ81nm、318nmとなる。
ここで、液晶層300の複屈折率Δnは0.129、リタデーションΔndは258nm(反射領域への入射光の波長が589.6nmである場合)である。また、ガラス基板200に貼り付けられた偏光板210の吸収軸の角度は45°であり、液晶層300の配向方向もこの角度方向である。また、TFTガラス基板100に貼り付けられた偏光板110の吸収軸の角度は135°である。また、第1のUVキュアラブル液晶271の配向方向の角度は90°、第2のVキュアラブル液晶273の配向方向の角度は142°である。
このように、UVキュアされたUVキュアラブル液晶層を2層構造で構成する利点は、反射VT特性を第2の実施形態の反射VT特性に比して良好にできる点である。図8は、ギャップd1,d2の比が、d1:d2=1.9:3.4の条件下で、UVキュアラブル液晶層を2層化した場合の反射VT特性のコンピュータ・シミュレーション結果を示す図である。この図から明らかなように、480nm、550nm、630nmの3つの波長について、反射VT特性のばらつきが少なくなっている。
本実施形態では、UVキュアされたUVキュアラブル液晶層を2層化した構造を示したが、これに限らず、配向膜を介して3層以上のUVキュアラブル液晶層を形成しても良い。また、第1、第2、第3及び第4の実施形態では、UVキュアされたUVキュアラブル液晶層を用いているが、光学的位相差を有する層であれば、その他の層、例えば、延伸した高分子フィルムをパターニングして、UVキュアされたUVキュアラブル液晶層の代わり用いても良い。
10 画素選択用TFT 20 ゲートライン 21 データライン
30 垂直ドライブ回路 40 水平ドライブ回路 100 TFTガラス基板110 偏向板 131 透明電極 132 反射電極 133 配向膜 141 反射電極 142 配向膜 143 UVキュアラブル液晶層 144 透明電極
145 配向膜 200 ガラス基板 201 配向膜
210 偏光板 230 カラーフィルター層
240 UVキュアラブル液晶層 251 配向膜
252 UVキュアラブル液晶層 253 透明電極
254 配向膜 261 透明電極 262 配向膜
271 第1のUVキュアラブル液晶層 272 配向膜
273 第1のUVキュアラブル液晶層
30 垂直ドライブ回路 40 水平ドライブ回路 100 TFTガラス基板110 偏向板 131 透明電極 132 反射電極 133 配向膜 141 反射電極 142 配向膜 143 UVキュアラブル液晶層 144 透明電極
145 配向膜 200 ガラス基板 201 配向膜
210 偏光板 230 カラーフィルター層
240 UVキュアラブル液晶層 251 配向膜
252 UVキュアラブル液晶層 253 透明電極
254 配向膜 261 透明電極 262 配向膜
271 第1のUVキュアラブル液晶層 272 配向膜
273 第1のUVキュアラブル液晶層
Claims (13)
- 複数の画素を有し、各画素内に反射領域と透過領域とを備える液晶表示装置であって、
第1の透明電極を有する第1の基板と、
第2の透明電極を有する第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板の間に封入された液晶層と、
前記反射領域の前記第1の基板上に形成され、前記第2の基板を透過して入射する光を反射する反射電極と、
前記反射領域に形成された光学的位相差を有する層と、を備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記光学的位相差を有する層は、UVキュアが施されたUVキュアラブル液晶層であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記光学的位相差を有する層は、前記第1の基板の前記液晶層側に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記光学的位相差を有する層は、前記第2の基板の前記液晶層側に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記光学的位相差を有する層は配向膜を介して複数積層されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記第1の基板又は前記第2の基板上に突起部を設け、この突起部上に前記反射電極を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶層がネマティック液晶から成ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
- 前記第1の基板及び前記第2の基板にそれぞれ偏光板を貼り付けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
- 前記光学的位相差を有する層の遅相軸は、前記偏光板の吸収軸と40°以上50°以下の範囲の角度をなすことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
- 複数の画素を有し、各画素内に反射領域と透過領域とを備える液晶表示装置であって、
第1の透明電極を有する第1の基板と、
第2の透明電極を有する第2の基板と、
前記第1の基板及び前記第2の基板にそれぞれ貼り付けされた偏光板と、
前記第1の基板と前記第2の基板の間に封入された液晶層と、
前記第1の基板上の一画素内の反射領域に形成され、前記第2の基板を透過して入射する光を反射する反射電極と、
前記反射領域に形成された光学的位相差を有する第1の層と、
前記第1の層上に配向膜を介して積層された光学的位相差を有する第2の層と、を備え、前記第1の層の遅相軸は、前記偏光板の吸収軸と40°以上50°以下の範囲の角度をなし、前記第2の層の遅相軸は、前記第1の相の遅相軸と45°以上55°以下の範囲の角度をなすことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記第1の層及び第2の層は、UVキュアが施されたUVキュアラブル液晶層であることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
- 前記第1の層及び第2の層は、前記第1の基板の前記液晶層側に配置されたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の液晶表示装置。
- 前記第1の層及び第2の層は、前記第2の基板の前記液晶層側に配置されたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003379349A JP2005141110A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 液晶表示装置 |
TW093130493A TWI299417B (en) | 2003-11-10 | 2004-10-08 | Liquid crystal display device |
KR1020040090719A KR100586337B1 (ko) | 2003-11-10 | 2004-11-09 | 액정 표시 장치 |
CNA2004100909190A CN1617035A (zh) | 2003-11-10 | 2004-11-10 | 液晶显示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003379349A JP2005141110A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005141110A true JP2005141110A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34689428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003379349A Pending JP2005141110A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 液晶表示装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005141110A (ja) |
KR (1) | KR100586337B1 (ja) |
CN (1) | CN1617035A (ja) |
TW (1) | TWI299417B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008116550A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Seiko Epson Corp | 液晶装置、液晶装置の製造方法並びに電子機器 |
JP2008268482A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Seiko Epson Corp | 液晶装置、液晶装置の製造方法並びに電子機器 |
JPWO2007063629A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2009-05-07 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
JP2009098285A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | 液晶装置及び電子機器 |
US7843537B2 (en) | 2006-05-15 | 2010-11-30 | Hitachi Displays, Ltd. | Liquid crystal display device |
US7973890B2 (en) | 2007-05-04 | 2011-07-05 | Au Optronics Corporation | Optical compensation film and liquid crystal display panel using the same |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007212498A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法及び電子機器 |
CN101149505B (zh) * | 2006-09-22 | 2010-04-07 | 株式会社日立显示器 | 液晶显示装置及其制造方法 |
KR101117448B1 (ko) | 2009-03-02 | 2012-02-29 | 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 반투과형 액정표시장치 |
CN104536208A (zh) * | 2012-05-25 | 2015-04-22 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种显示面板及其制造方法和显示器件 |
CN102707498B (zh) | 2012-05-25 | 2015-02-11 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种显示面板及其制造方法和显示器件 |
CN105278167A (zh) * | 2015-09-11 | 2016-01-27 | 武汉华星光电技术有限公司 | 液晶显示模组及终端 |
-
2003
- 2003-11-10 JP JP2003379349A patent/JP2005141110A/ja active Pending
-
2004
- 2004-10-08 TW TW093130493A patent/TWI299417B/zh not_active IP Right Cessation
- 2004-11-09 KR KR1020040090719A patent/KR100586337B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2004-11-10 CN CNA2004100909190A patent/CN1617035A/zh active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2007063629A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2009-05-07 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
US7843537B2 (en) | 2006-05-15 | 2010-11-30 | Hitachi Displays, Ltd. | Liquid crystal display device |
JP2008116550A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Seiko Epson Corp | 液晶装置、液晶装置の製造方法並びに電子機器 |
JP2008268482A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Seiko Epson Corp | 液晶装置、液晶装置の製造方法並びに電子機器 |
US8199298B2 (en) | 2007-04-19 | 2012-06-12 | Sony Corporation | Liquid crystal device, method of manufacturing the same, and electronic apparatus |
US7973890B2 (en) | 2007-05-04 | 2011-07-05 | Au Optronics Corporation | Optical compensation film and liquid crystal display panel using the same |
JP2009098285A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | 液晶装置及び電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1617035A (zh) | 2005-05-18 |
KR20050045852A (ko) | 2005-05-17 |
TWI299417B (en) | 2008-08-01 |
TW200516302A (en) | 2005-05-16 |
KR100586337B1 (ko) | 2006-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100544843B1 (ko) | 반투과형 액정표시장치 | |
KR100921600B1 (ko) | 액정 표시 장치 | |
US20050219446A1 (en) | Liquid crystal display device | |
JP2007047732A (ja) | 液晶表示装置及び電子機器 | |
JP5893256B2 (ja) | 表示装置および電子機器 | |
JP2007212498A (ja) | 液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法及び電子機器 | |
JP4700321B2 (ja) | 液晶表示パネル、これを有する液晶表示装置、及び液晶表示パネルの製造方法 | |
US20010026335A1 (en) | Liquid crystal display device having cholesteric liquid crystal | |
KR100586337B1 (ko) | 액정 표시 장치 | |
KR101291923B1 (ko) | 액정표시장치 | |
JP4089631B2 (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 | |
KR100663074B1 (ko) | 위상차층을 포함하는 반사투과형 액정표시장치 | |
US7646454B2 (en) | Transflective liquid crystal display device | |
JP2008009199A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2007240726A (ja) | 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 | |
WO2009113206A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3256656B2 (ja) | 偏向素子 | |
KR101398556B1 (ko) | 반투과형 액정 표시 장치 | |
WO2004092814A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2003195288A (ja) | 半透過型の液晶表示装置 | |
JP2003228067A (ja) | 液晶表示装置および電子機器 | |
JP2004317611A (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 | |
CN219758605U (zh) | 多功能显示面板及多功能显示装置 | |
JP4959972B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3074123B2 (ja) | 液晶表示素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061101 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090604 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091007 |