JP2005140220A - 低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。 - Google Patents

低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。 Download PDF

Info

Publication number
JP2005140220A
JP2005140220A JP2003376617A JP2003376617A JP2005140220A JP 2005140220 A JP2005140220 A JP 2005140220A JP 2003376617 A JP2003376617 A JP 2003376617A JP 2003376617 A JP2003376617 A JP 2003376617A JP 2005140220 A JP2005140220 A JP 2005140220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
sliding member
engine
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003376617A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Nanbu
俊和 南部
Yoshiteru Yasuda
芳輝 保田
Yosuke Hizuka
洋輔 肥塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2003376617A priority Critical patent/JP2005140220A/ja
Publication of JP2005140220A publication Critical patent/JP2005140220A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

【課題】 クランクピンおよび該クランクピンを受ける軸受メタル、および可変圧縮比エンジン等のエンジンに用いられる摺動部材において、摩擦損失を低減させることが可能な摺動部材を提供する。
【解決手段】 本発明の摺動部材によれば、摺動部材を構成する軸10と該軸を支持する円筒からなるすべり軸受12において、軸10表面に微細な凹部10aと軸受幅において少なくとも2つ以上のうねり10bを設けること、または、軸10表面に、微細な凹部10aと軸受幅において少なくとも2つ以上のうねり10bを設けるともに、すべり軸受12内面に、軸方向の軸受幅範囲において少なくとも2つ以上の第2のうねり12bを設けることによって、軸10とすべり軸受12との間の油膜が薄くなった時でも、接触部内に油が溜まり易くなり、軸10とすべり軸受12の作動条件下の広範囲にわたってフリクションが低減させることが可能となるのみならず、磨耗や焼き付きなどの損傷を抑制することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、摺動部材を構成する軸および該軸を支持する円筒からなるすべり軸受の表面に、微細な凹部やうねりを付与することによって、摺動部材に発生する摩擦を低減させ、また耐焼付き性を向上させる技術に関する。
従来から、摺動部材は、例えば、エンジンに設けられるクランクピンおよび該クランクピンを支持する軸受メタルや可変圧縮比エンジン等のエンジンなどに用いられており、
摺動時における摩擦を低減するために、摺動面に微細な窪み、凹凸面、溝などを形成することが行われている。
このような窪み、凹凸面、溝などを摺動部材に形成する技術は、たとえば、往復摺動を行うピストン/ボアのフリクション低減を目的として、摺動面において、摺動方向あるいは摺動方向と直交する方向に対して深さを変化させた微細な凹部を形成したものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の摺動部材は、例えば、クランクシャフトなどのように、回転運動する摺動条件下において、摺動方向と直交方向の微細形状に関しては、凹部を設けるだけでは、接触部内の油膜厚さ分布や油膜保持能力に応じた最適化が図られておらず、低フリクションという機能が、必ずしも十分に発現されないという問題があった。特にクランクシャフトでは、軸の曲げたわみが発生し、これを支持する軸受端部において、油膜の薄い場所が存在し、凹部を形成するだけでは、フリクション低減効果が限定されるだけでなく、軸受端部における磨耗や焼き付きなどの損傷が懸念されるという問題があった。
特開2002−235852号公報(要約)
そこで本発明の目的は、回転運動する摺動部材において、フリクション低減効果を大きくしまた耐焼付き性を向上させることのできる摺動部材を提供することである。そして、さらなる目的として、このようにフリクションを低減させる摺動部材を用いることによって、回転部分における摩擦抵抗を少なくしたエンジンシステムを提供することである。
本発明の目的は、下記の手段により達成される。
(1)軸と、該軸を支持する円筒からなる油を介在したすべり軸受とから構成される摺動部材において、前記軸の表面と前記すべり軸受の内面のいずれか一方に、1つ以上の微細な凹部を有するとともに、軸受幅に少なくとも2つ以上のうねりを有することを特徴とする低摩擦摺動部材。
(2)軸と、該軸を支持する円筒からなる油を介在したすべり軸受とから構成される摺動部材において、前記軸の表面と前記すべり軸受の内面のいずれか一方に、1つ以上の微細な凹部を有するとともに、軸受幅に少なくとも2つ以上のうねりを有し、他方の前記軸の表面、あるいは前記すべり軸受の内面に、軸受幅に少なくとも2つ以上の第2のうねりを有することを特徴とする低摩擦摺動部材。
本発明の摺動部材によれば、前記軸の表面と前記すべり軸受の内面のいずれか一方に、1つ以上の微細な凹部を有するとともに、軸受幅に少なくとも2つ以上のうねりを有することによって、微細な凹部のみを設けた場合に比して、軸とすべり軸受との間の油膜が薄くなった時でも、接触部内に油が留まり易くなり、軸とすべり軸受の摺動条件下の広範囲にわたってフリクションを低減させることが可能となるのみならず、磨耗や焼き付きなどの損傷を抑制することができる。
さらに、他方の前記軸の表面あるいは前記すべり軸受の内面に、軸受幅に少なくとも2つ以上の第2のうねりを設けることによって、前述のフリクションの低減効果の確実性をより高めることを可能とする。
なお、本発明における1うねりとは、なだらかな波形をした凹凸と定義する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の実施形態について、下記に説明する。
図1は、本発明の実施形態における摺動部材の概略図である。図には、軸10とすべり軸受11から構成される摺動部材1が示されている。円柱状の軸10と、これを支持する円筒からなるすべり軸受11において、軸10は、表面に、1つ以上の微細な凹部10aを有するとともに、さらに軸受幅において少なくとも2つ以上のうねり10bを有している。摺動部材のすべり軸受11は、クランクピンを受ける軸受メタルに用いられるような場合を考慮して、半円筒状物11aが2つ組み合わされて円筒を構成されていてもよい。
すべり軸受内面11上を軸10が摺動する際の摩擦係数を低減させるためには、摺動面における潤滑油の保持能力や油膜厚さの最適化を図ることが必要となる。この潤滑油の保持能力や油膜厚さは、摺動面の形状、すなわち軸10表面とすべり軸受11内面の表面形状に関わっている。摺動条件下の各表面間には、潤滑油が適量に溜まっていることが望まれるが、そのために、微細な凹部は、潤滑油を保持する機能を有し、うねりは、摺動により油切れを生じた表面部へ潤滑油を流し込む機能を有する。その両者の機能が、適切に機能分担を果たすために、両者の形状の適切な相関について把握しておくことが必要となる。そこで、適切な相関を有する微細な凹部10aとうねり10bの形状について、潤滑油の滞留条件を調節する軸方向の両形状の高さ成分に着目し、下記に述べる。
図2は、本発明の実施形態における軸10表面の形状について軸方向の高さ成分によって説明する図である。図には、軸10の表面形状の高さ成分を軸方向に測定し、該測定値をフーリエ変換して求められる軸表面における高さ成分の周波数出現強度を示している。微細な凹部10aと、うねり10bに起因される周波数帯において、強く出現される2つの山が形成され、山10bが出現するうねり10bに起因される周波数帯は、山10aが出現する微細な凹部10aに起因される周波数帯よりも、小さい値の範囲内に属する。このように、高さ成分について微細な凹部と前述の相関を有するうねりを軸表面に設けることによって、軸に微細な凹部のみが軸に設けられるだけの場合に比べて、摺動部材の耐焼き付き性が向上するという効果がもたらされる。
微細な凹部10aとうねり10bは、前述の相関を有する形状に設けられることにより、微細な凹部10aは潤滑油を保持し、うねり10bは潤滑油を油切れが生じた表面部へ潤滑油を流し込む機能を分担して発揮する。続いて、この機能の分担が発揮されることを前提に、微細な凹部10aとうねり10bが、各機能において有すべき能力を定量的に把握することが、耐焼き付き性を考慮する上で必要となる。微細な凹部10aは、前述のように潤滑油を保持する機能を有するが、その機能を定量的に示す指標として、一つの微細な凹部10aが潤滑油を保持する個としての油溜まり量と、軸10表面に設けられた全ての微細な凹部10aが潤滑油を保持する集合体としての油溜まり量と、それぞれの微細な凹部10aが軸10表面に設けられる分散の度合がある。この各指標に対する本案の評価基準は、個体としての油溜まり量については、その通り1つの微細な凹部10aが保持可能な油溜まり量によって、集合体としての油溜まり量については、軸10表面積に対する全ての微細な凹部10aの合計面積の率によって、分散の度合については、軸10表面の単位面積辺りに含まれる微細な凹部10aの面積と等しい面積を有する円の直径(以下、等価円直径)によって行うものとした。なお、等価円直径は、軸10表面の単位面積辺りに含まれる微細な凹部10aの面積Sをπ×(4×S)0.5に代入することによって算出される。
微細な凹部10aに関して、前述の各基準によって評価すべき理由は、1つの微細な凹部10aの保持可能な油溜まり量が、適当な範囲外の量になる場合には、耐焼き付き性の向上が得られない。軸10表面積に対する全ての微細な凹部10aの合計面積の率が適当な範囲の率未満の場合には、十分な焼き付き性向上効果が得られず、適当な範囲の率を超える場合には、負荷容量の低下が見られ、金属接触が発生するという問題がある。等価円直径が、適当な範囲の長さ未満の場合には、凹部と凹部の間隔が小さくなり、その結果、凸部に発生する油膜圧力が増大し、その結果、油膜が薄くなり金属接触が発生しやすくなるという問題がある。一方、等価円直径が適当な範囲の長さを超える場合には、クランク軸のように曲げたわみが発生する部品において、軸10とすべり軸受11の接触面圧が局所的に大きくなる部分が生じ、局所的に面圧が高い面積に対して、凹部の占める割合が増加し、結果的に負荷容量が低下し、油膜が薄くなり、金属接触が発生しやすくなるという問題がある。
次に、うねり10bは、潤滑油を流し込む機能を有するが、その機能の能力を定量的に示す評価は、うねり10bの間隔10c、うねり10bの高さ10dによるものとした。理由は、うねり10bの間隔10cが適当な範囲外の長さである場合には、油溜まりの効果を十分に発揮できず、うねり10bの高さ10dが適当な範囲の長さ未満の場合には、油溜まりの効果が十分に発揮されず、適当な範囲の長さを超える場合には、油膜の保持性能が悪化するために、金属接触が発生し好ましくない。
なお、本発明の範囲内において、本実施形態に限定されるものではなく、軸表面に設けられる微細な凹部10aと軸受幅に対して少なくとも2つ以上のうねり10bは、すべり軸受内面に設けられてもよい。
<実施例1>
前述の微細な凹部10aとうねり10bの各評価基準において、耐焼き付き性に効果を発揮し得る適切な基準値を特定するために、本案の実施例1として、様々な形状の微細な凹部10aとうねり10bが表面に設けられた軸を構成とする摺動部材を製作して、耐焼き付き性について比較検討することとした。具体的には、比較にあたって、微細な凹部10aとうねり10bがどちらも表面に設けられていない軸10を製作し、該軸を構成とする摺動部材を基準とし、これに対して、評価基準の各項目において様々な形態に設けられた微細な凹部10aとうねり10bが設けられた軸を構成とする摺動部材の耐焼き付き性を比較するものである。そして評価基準の各項目における適切な基準値は、比較の結果、大きく耐焼き付き性を発揮した部材を特定し、該部材の評価基準の項目における設定値を集約することにより特定することとした。
実験に用いる摺動部材は、図1に示す円柱軸10(軸)と軸受メタル11(すべり軸受)であり、軸受けメタル11は、2つの半円筒状物11aに分解される。
表1に、実験を行った摺動部材である試験体1〜8における円柱軸10に設けられた微細な凹部10aおよびうねり10bの形状と、後述する耐焼き付き性強度比を示す。
Figure 2005140220
表は、各試験体の各評価基準の項目における設定値を示しており、微細な凹部10aに関し、微細な凹部10aの等価円直径、全ての微細な凹部10aの合計面積の円柱軸10表面積に対する面積率、1つの微細な凹部10aへの油溜まり量Voにおいて、また、うねりに関し、うねり10bの間隔10c、うねり10bの高さ10dにおいて、試験体は、さまざまな形状に製作されている。
微細な凹部10aは、試験体1〜7には、各評価基準の項目における設定値を種々変化させて形成した。うねり10bは、試験体1〜5には、間隔10c、高さ10dについて、種々変化させて形成したが、試験体6および7には形成しなかった。結果、表に示している値は、軸製作過程における製作誤差、あるいは測定誤差による非常に微少な値である。試験体8には、微細な凹部とうねりのどちらも設けていない。この試験体8を基準に、他の試験体について耐焼き付き性の比較を行う。
前述の各試験体の製作過程について、下記に具体的に説明する。
試験体1〜5の円柱軸10は、高周波焼入れ後、超仕上げ加工を施し、その後、テ−プラップ加工を行った。この際、テ−プラップ加工のためのラップフィルムを取り付けるバックシュ−にうねり成分を形成し、そのバックシュ−にテ−プラップフィルムを取り付け、テ−プラップ加工することにより、うねり10bを形成した。その後、さらに、軸10の外径に凹部微細形状を、マスクブラスト処理により形成した。すなわち、光リソグラフィ技術を利用し、樹脂製マスクに凹部微細形状を形成し、その樹脂マスクを円柱軸10表面に貼り付けた後、平均粒径20μmのアルミナ砥粒を、投射ノズルからワ−クまでの距離を100mmとし、投射流量100g/min、投射圧0.4MPaの条件下で投射し、凹部微細形状を得た。その後、凹部微細形状周辺に形成されたエッジ部の盛り上がりを粒径9μmのテープラップフィルムにより除去し、試験に供した。このようにして得た凹凸面の凸部の中心線返金粗さRaは0.02μmである
一方、試験体6〜8は、テ−プラップ加工による円柱軸10へのうねり10bの付与は行わなかった。そのうち、試験体6および7は、円柱軸10は、高周波焼入れ後、超仕上げ加工を施し、その後、軸10の外径に凹部微細形状を、マスクブラスト処理により形成した。すなわち、光リソグラフィ技術を利用し、樹脂製マスクに凹部微細形状を形成し、その樹脂マスクを軸10表面に貼り付けた後、平均粒径20μmのアルミナ砥粒を、投射ノズルからワ−クまでの距離を100mmとし、投射流量100g/min、投射圧0.4MPaの条件下で投射し、凹部微細形状を得た。その後、凹部微細形状周辺に形成されたエッジ部の盛り上がりを粒径9μmのテープラップフィルムにより除去し、試験に供した。試験体8については、円柱軸10は、高周波焼入れ後、研作加工を施した後、試験に供した。すなわち、試験体8には、円柱軸10の表面にうねり10bとともに微細な凹部10aも形成していない。
次に、試験に用いた装置および試験パターンについて説明する。
図3は、実施例1および後述する実施例2における焼き付き評価試験装置2の概略図である。円柱軸10は外径φ53のS55Cであり、高周波焼入れを行った。一方、軸受メタル11は、メタル幅16mmのアルミメタルを使用した。軸受メタル11の半円筒状物11aを、評価試験装置の支持台20上に内面が上になるように設置する。その内面上に、左右の保持軸受21とともに支持するように円柱軸10を設置して軸線Oを中心に回転させる。なお、半円筒状物11aの内面と円柱軸10間には、定量的に油22が供給されるようにしてある。
図4は、実施例1および後述する実施例2の試験パターンを示す説明図である。試験パターンは、半円筒状物11a内面に円柱軸10によって負荷される面圧Pを50MPa一定に設定し、円柱軸10を、軸線Oを中心に回転数が3600rpmから9000rpmまで600rpm毎に上昇するように回転させて、各回転数について5分間実験を行った。各回転数における半円筒状物11a背面の温度を、半円筒状物11a背面に取り付けた熱電対により測定し、200℃以上になった場合を焼き付きと判定し、その際の軸回転数より、円柱軸10の回転周速度Vを計測する。油22にはVG22油を用い供給油温80℃、供給量400cc/minで実施した。
耐焼き付き性は、面圧P×周速度Vの積で表されるPV値によって評価を行うが、各試験体の耐焼き付き性の比較のために、試験体8のPV値を1として、それに対する試験体1から試験体7のPV値の比率を、耐焼き付き強度比として表1に示した。
試験の結果、円柱軸10表面に微細な凹部10aおよびうねり10bのいずれも設けた試験体1〜3および4〜5の耐焼き付き強度比は1.18以上、1.11となり、両者とも1を上回るものとなっている。それに対し、円柱軸10表面に微細な凹部10aのみを設けてうねり10bを設けなかった試験体6および7の耐焼き付き強度比は、0.92と1とほぼ同程度の値となった。よって、試験体1〜5の耐焼き付き強度比は、試験体6〜8の値よりも上回り、耐焼き付き性に関して、円柱軸10に微細な凹部10aとともにうねり10bを設けることが、微細な凹部10aのみを設けた場合、および、どちらにも設けなかった場合よりも効果を発揮することが把握される。
さらに、上記の各試験体の設定値から、微細な凹部10aおよびうねり10bの各評価基準の項目における適切な基準値の集約を行う。集約にあたって、微細な凹部10aの各評価基準について、耐焼き付き性に効果を発揮した試験体1〜5の設定値は、基準値の範囲内に含まれるように、且つ、境界を設定するために試験体6および7の設定値が、上下限値となるように集約を行う。また、うねり10bの間隔10cおよび高さ10dの基準値については、試験体1〜5の設定値の範囲内で、上下限値を設定し基準値の集約を行い、試験体6〜7の設定値は、製作誤差あるいは測定誤差であるために参考とはしない。
微細な凹部10aに関し、等価円直径について、試験体1〜5の設定値は80〜285μmの範囲であり、試験体6および7の設定値は、48μmおよび319μmである。よって、基準値として50μm以上300μm以下と提言する。面積率について、試験体1〜5の設定値は、1.2〜10%の範囲であり、試験体6および7の設定値は、0.3%および12%である。よって、基準値として0.3%以上10%以下と提言する。油溜まり量Voについて、試験体1〜5の設定値は、3.25×10−5〜3.00×10−4mm/mmの範囲であり、試験体6および7の設定値は、2.40×10−5mm/mmおよび1.20×10−3mm/mmである。よって、基準値として3×10−5mm/mm以上1×10−3mm/mm以下と提言する。
うねりに関し、間隔10cについて、試験体1〜5の設定値は2〜20mmの範囲である。よって、基準値として2mm以上20mm以下と提言する。高さ10dについて、試験体1〜5の設定値は1〜10μmの範囲である。よって、基準値として1μm以上10μm以下と提言する。
軸10表面に微細な凹部10aとともにうねり10bを設けること、さらにその形状は、実施例1で定めた適切な基準値内に形成されることによって摩擦低減に効果を発揮することを実証したが、該効果を発揮すべく実施例1に示す微細な凹部10aおよびうねり10bを軸10表面に設けたものの、軸10表面と対向するすべり軸受11の表面形状によっては、該効果を十分発揮されない状況が発生することが考えられる。そこで、すべり軸受11の表面形状を、ばらつきなく特定の形状に限定することが、確実性をもって耐焼き付き性の効果を発揮するものと認識される。そこで、軸10表面に実施例1に示す微細な凹部10aおよびうねり10bを適切な基準に設けられることを前提として、さらに、すべり軸受11の表面形状に関して、うねり成分に着目し、耐焼き付き性の効果を確実性をもって発揮し得るうねり成分の形状を把握することとした。そのために、実施例1と同様にうねりの間隔12cと高さ12dを評価基準とし、実施例2において、様々な第2のうねり12bの形状を有する摺動部材を製作して、適切な基準値について比較検証し提言するものとする。第2のうねり12bが、さらにこの適切な基準値内の形状に設けられることによって、確実性をもって、油溜まりの効果を十分に発揮され、油膜の保持性能が保持されて、金属接触が発生することを低減するものと考えられる。
図5は、本発明の実施形態におけるより好ましい摺動部材の概略図である。軸10とすべり軸受12から構成される摺動部材1aを示している。円柱状の軸10と、これを支持する円筒からなるすべり軸受12において、軸10表面に、微細な凹部10aとうねり10bを設けた上で、さらに、それを支えるすべり軸受12内面に、軸方向の軸受幅範囲において少なくとも2つ以上の第2のうねり12bを持たせた。すべり軸受12は、実施例1と同様に、半円筒状物12aが2つ組み合わされて円筒を構成されていてもよい。
また、軸10表面の微細な凹部10aとうねり10bは、実施例1に示す適切な基準値内の形状に設けられている。すなわち、1つの微細な凹部10aの油溜まり量Voは、3×10−5mm/mm以上1×10−3mm/mm以下となるように、また、全ての微細な凹部の合計面積は、軸表面積に対して0.3%以上10%以下の面積率を有するように、さらに、凹部の等価円直径は、50μm以上300μm以下となるように、加えて、うねり10bの間隔10cは、2mm以上20mm以下となるように、うねり10bの高さ10dは、1μm以上10μm以下となるように微細な凹部10aとうねり10bを形成した。
なお、本発明の範囲内において、本実施形態に限定されるものではなく、すべり軸受内面に、微細な凹部とうねりが設けられる場合には、第2のうねりは軸表面に設けてもよい。
次に、実施例2として、様々な摺動部材1aを製作し、耐焼き付き性について、比較検討するものとした。
<実施例2>
表面に様々な形状の微細な凹部10aとうねり10bを有する軸と、すべり軸受12内面に様々な形状の第2のうねり12bを有するすべり軸受12から構成される摺動部材1aを製作して、耐焼き付き性を求める実験を行った。円柱軸10(軸)は、実施例1と同一の外径および焼入れ特性を有し、軸受メタル12(すべり軸受)も、実施例1と同一のメタル幅を有するアルミメタルであり、2つの半円筒状物12aへ円筒は分解されるものを用いた。
試験に用いた摺動部材は、円柱軸10(軸)と軸受メタル12(すべり軸受)を分解した半円筒状物12aからなり、焼き付き評価試験装置2は、図3に示す実施例1のものと、実施例2で用いる円柱軸10と半円筒状物12aに置き換える以外は、同一の構成である。試験パターンも、図4に示した実施例1のものと同一であり、円柱軸10を軸線Oを中心に回転させ、半円筒状物12a背面の温度を熱電対により測定し、200℃以上になった場合を焼き付きと判定し、焼き付きの際における円柱軸10の回転周速度Vを計測する。
表2に、実験を行った摺動部材である試験体1〜5における円柱軸10に設けられた微細な凹部10aおよびうねり10bの形状と、軸受メタル12に設けられた第2のうねり12bの形状と、後述する耐焼き付き性強度比を示す。
Figure 2005140220
表は、実施例1同様、各試験体の各評価基準の項目における設定値を示している。試験体1〜5は、円柱軸10表面に設けられた微細な凹部10a、およびうねり10bの各評価基準の項目について、実施例1に示した適切な基準値内に属する同一の値に形成されているが、軸受メタル12表面に設けられる第2のうねり12bについては、間隔12c、高さ12dについて種々形状を変化させて形成されている。
試験体1〜5の全ての製作過程を、下記に具体的に説明する。
円柱軸10は、高周波焼入れ後、超仕上げ加工を施した。その後、さらに、円柱軸10の外径に凹部微細形状を、マスクブラスト処理により形成した。すなわち、光リソグラフィ技術を利用し、樹脂製マスクに凹部微細形状を形成し、その樹脂マスクを軸表面に貼り付けた後、平均粒径20μmのアルミナ砥粒を、投射ノズルからワ−クまでの距離を100mmとし、投射流量100g/min、投射圧0.4MPaの条件下で投射し、凹部微細形状を得た。その後、凹部微細形状周辺に形成されたエッジ部の盛り上がりを粒径9μmのテープラップフィルムにより除去し、試験に供した。また、凹凸面の凸部の中心線返金粗さRaは0.02μmに形成されている。
一方、軸受メタル12は、アルミのメタル内面を、ボ−リング加工によりRa0.5umに仕上げた後、テ−プラップ加工によりRa0.05umに仕上げた。その際、テ−プラップ加工のためのラップフィルムを取り付けるバックシュ−にうねり成分を形成し、そのバックシュ−にテ−プラップフィルムを取り付け、テ−プラップ加工することにより、第2のうねり12bを形成した。
耐焼き付き性は、実施例1における評価と同様に、面圧P×周速度Vの積で表されるPV値によって評価を行うが、比較のため、試験体5のPV値を1として、それに対する試験体1〜4のPV値の比率を、焼き付き強度比として表に示した。
試験体1〜3の試験体5に対する焼き付き強度比は1.18以上となり、試験体4の焼き付き強度比は、試験体5と同一となり強度比1となった。よって、試験体1〜3の耐焼き付き性は、試験体4および5よりも上回っていると把握される。
上記の各試験体の設定値から、第2のうねり12bの間隔12cと高さ12dの各評価基準の項目における適切な基準値の集約を行う。集約にあたって、耐焼き付き性に効果を発揮した試験体1〜3の設定値は、基準値の範囲内に含まれるように、また、境界を設定するために試験体4および5の設定値が、上下限値となるように集約を行う。
間隔について、試験体1〜3の設定値は60〜300μmの範囲であり、試験体4および5の設定値は、30μmおよび1200μmである。よって、基準値として50μm以上1mm以下と提言する。高さについて、試験体1〜3の設定値は1.2〜9.5μmの範囲であり、試験体4および5の設定値は、13μmおよび0.1μmである。よって、基準値として1μm以上10μm以下と提言する。
本発明の実施形態における摺動部材の概略図である。 本発明の実施形態における軸表面の形状について軸方向の高さ成分によって説明する図である。 本発明の実施例1および実施例2における焼き付き評価試験装置の概略図である。 本発明の実施例1および実施例2における試験パターンを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるより好ましい摺動部材の概略図である。
符号の説明
1 摺動部材、
10 軸(円柱軸)、
10a 微細な凹部、
10a1 微細な凹部に起因される周波数帯の山、
10b うねり、
10c うねりの間隔、
10d うねりの高さ、
10b1 うねりに起因される周波数帯の山、
11、12 すべり軸受(軸受メタル)、
11a、12a 半円筒状物、
12b 第2のうねり、
12c 第2のうねりの間隔、
12d 第2のうねりの高さ。

Claims (12)

  1. 軸と、該軸を支持する円筒からなる油を介在したすべり軸受とから構成される摺動部材において、
    前記軸の表面と前記すべり軸受の内面のいずれか一方に、1つ以上の微細な凹部を有するとともに、軸受幅に少なくとも2つ以上のうねりを有することを特徴とする低摩擦摺動部材。
  2. 軸と、該軸を支持する円筒からなる油を介在したすべり軸受とから構成される摺動部材において、
    前記軸の表面と前記すべり軸受の内面のいずれか一方に、1つ以上の微細な凹部を有するとともに、軸受幅に少なくとも2つ以上のうねりを有し、
    他方の前記軸の表面、あるいは前記すべり軸受の内面に、軸受幅に少なくとも2つ以上の第2のうねりを有することを特徴とする低摩擦摺動部材。
  3. 前記微細な凹部および前記うねりが設けられた前記軸の表面あるいは前記すべり軸受の内面の表面形状について高さ成分を軸方向に測定し、該測定値をフーリエ変換して求められる前記高さ成分の周波数出現強度において、前記微細な凹部と、前記うねりに起因される周波数帯に、周波数出現強度が強く出現され、前記うねりに起因される周波数帯は、前記微細な凹部に起因される周波数帯よりも、小さい周波数の範囲内に属するように、前記微細な凹部と前記うねりは、前記軸の表面あるいは前記すべり軸受の内面に形成されることを特徴とする請求項1〜2のうちいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  4. 1つの前記微細な凹部における油溜まり量は、3×10−5mm/mm以上1×10−3mm/mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  5. 全ての前記微細な凹部の面積の合計は、前記軸の表面あるいは前記すべり軸受の内面の表面積の0.3%以上10%以下としたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  6. 前記軸の表面あるいは前記すべり軸受の内面における単位面積当りに含まれる前記微細な凹部の面積と、等しい面積を有する円の直径は、50μm以上300μm以下であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  7. 前記うねりの間隔は、2mm以上20mm以下であり、
    前記うねりの高さは、1μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  8. 前記第2のうねりの間隔は、50μm以上1mm以下であり、
    前記第2のうねりの高さは、1μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項2〜7のうちいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  9. 前記すべり軸受は、2つの半円筒状物が組み合わされて円筒を形成することを特徴とする請求項1〜8いずれか1つに記載の低摩擦摺動部材。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材の軸およびすべり軸受を用いたことを特徴とするエンジンに設けられるクランクピンおよび該クランクピンを受ける軸受メタル。
  11. エンジンに設けられる摺動部材のうち、少なくとも1以上の摺動部材に請求項1〜9のいずれか1つに記載の低摩擦摺動部材を用いたことを特徴とするエンジン。
  12. 前記エンジンは、シリンダ内を往復動するピストンにピストンピンを介して第1コンロットが連結され、当該第1コンロッドがコンロッド間連結ピンによって第2コンロッドと揺動可能に連結され、当該第2コンロッドがクランクシャフトとクランクピンによって回転可能に装着され、前記第2コンロッドが前記クランクピンを中心に回転位置を変更するためのコントロールロッドとコントロールロッド連結ピンにより揺動可能に連結され、当該コントロールロッドの前記第2コンロッドと連結されていない側の連結部に当該コントロールロッドを移動させて前記ピストンのストロークを変更する制御機構が連結されている可変圧縮比エンジンであることを特徴とする請求項11記載のエンジン。
JP2003376617A 2003-11-06 2003-11-06 低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。 Withdrawn JP2005140220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003376617A JP2005140220A (ja) 2003-11-06 2003-11-06 低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003376617A JP2005140220A (ja) 2003-11-06 2003-11-06 低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005140220A true JP2005140220A (ja) 2005-06-02

Family

ID=34687601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003376617A Withdrawn JP2005140220A (ja) 2003-11-06 2003-11-06 低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005140220A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009076380A2 (en) * 2007-12-10 2009-06-18 Federal-Mogul Corporation Piston assembly and connecting rod having a profiled wrist pin bore therefor
KR101283102B1 (ko) * 2006-12-14 2013-07-05 현대자동차주식회사 크랭크샤프트용 메탈베어링

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101283102B1 (ko) * 2006-12-14 2013-07-05 현대자동차주식회사 크랭크샤프트용 메탈베어링
WO2009076380A2 (en) * 2007-12-10 2009-06-18 Federal-Mogul Corporation Piston assembly and connecting rod having a profiled wrist pin bore therefor
WO2009076380A3 (en) * 2007-12-10 2009-09-03 Federal-Mogul Corporation Piston assembly and connecting rod having a profiled wrist pin bore therefor
JP2011506876A (ja) * 2007-12-10 2011-03-03 フェデラル−モーグル コーポレイション ピストンアセンブリおよびそのための輪郭成形されたリストピン穴を有する連接棒
US8539928B2 (en) 2007-12-10 2013-09-24 Federal-Mogul World Wide, Inc. Piston assembly and connecting rod having a profiled wrist pin bore therefor
KR101523121B1 (ko) * 2007-12-10 2015-05-26 페더럴-모걸 코오포레이숀 프로화일된 리스트 핀 보어를 가지는 피스톤 조립체 및 커넥팅 로드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6524212B2 (en) Toroidal-type continuously variable transmission for automobiles
JP3897238B2 (ja) 摺動部材および内燃機関用ピストン
JP6533858B1 (ja) 鋳鉄製シリンダライナおよび内燃機関
US6736036B2 (en) Traction drive rotary assembly and process for producing rolling element thereof
JP2007002989A (ja) 摺動部材、当該摺動部材を適用したシリンダ、および当該シリンダを適用した内燃機関
JP2003184883A (ja) 軸受摺動部材
DK174089B1 (da) Fremgangsmåde til fremstilling af en cylinderforing til en stempelmotor, og en cylinderforing
JP2007046660A (ja) 摺動受部材
JP4269726B2 (ja) 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP2005140220A (ja) 低摩擦摺動部材およびこれを用いたエンジンに設けられるクランクピンと該クランクピンを受ける軸受メタル並びにエンジン。
JP4710263B2 (ja) 摺動装置
JP6476817B2 (ja) 内燃機関用ピストンおよび内燃機関用ピストンの製造方法
JP4507642B2 (ja) 低摩擦摺動装置の軸、クランクシャフト、カムシャフト、およびエンジン
JP4101105B2 (ja) オイルリング及びその製造方法並びにそれを用いたピストン構造
JP4103602B2 (ja) 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP4956769B2 (ja) 低摩擦摺動部材
JP7487146B2 (ja) 摺動部材、摺動部材の製造方法及び摺動部材の評価方法
JP5163873B2 (ja) 回転軸、これを用いた摺動装置、回転軸の加工装置、回転軸の加工方法、クランクシャフト、カムシャフト及びエンジン
Vignesh et al. Frictional performance of dimpled textured surfaces on a frictional pair: an experimental study
Shen et al. Studies on friction and wear properties of surface produced by ultrasonic vibration-assisted milling
JP4239596B2 (ja) 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP3569537B2 (ja) 摩擦伝動機構
JPH07103244A (ja) ころがりまたはすべり運動する機械部品
JP2008095722A (ja) 摺動方法
JP2811991B2 (ja) 内燃機関用カムシャフトおよびその加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109