JP2005140180A - 鋳鉄管の挿口突部用リングに対する溶接ワイヤーセット方法 - Google Patents

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睦雄 内田
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進一郎 田中
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Abstract

【課題】挿口突部形成用のリング内面に形成した溝に拡散溶接用のワイヤーを挿入した場合、そのワイヤーのはみ出しや脱落を簡単な方法で解消することを課題とする。
【解決手段】最終的に鋳鉄管1の挿口突部7となるリング体7の内面に形成された収納溝10に、溶接用ワイヤー20を挿入し、次いで溶接ワイヤー20を収納溝10内に挿入した状態で収納溝10の開口部両側10a、10aに局部的な圧力を加えて収納溝10開口部両側内壁を閉じる方向に変形させ、ワイヤー20を収納溝10内に閉じ込めるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、鋳鉄管の挿口突部用リングに対する溶接ワイヤーセット方法に関する。
離脱防止継手として図7に示すような管継手が知られている。この離脱防止継手は鋳鉄管1の一端に成形された受口2内面のロックリング収容溝3に芯出しゴム輪4と周方向一つ割形状のロックリング5を嵌着し、他の鋳鉄管1の端部に形成した挿口6先端の挿口突部7をロックリング5部分を潜り抜けるようにして挿入したあと、ロックリング5を挿口6外面6aに抱きつかせ、挿口6が受口2より抜け出ようとすれば、ロックリング5に受口突部7を係合させることにより、鋳鉄管1の接続部同士が離脱しないように構成されている。
なお、図7における符号8は受口3の開口端寄りの溝9と挿口6の外周面6aとの間に配置されたゴム輪である。
そして一般的に鋳鉄管1の挿口突部7は、ダクタイル鋳鉄などの強靱な鋳鉄製の挿口突部用リング7aを挿口6の外周面6aに固着させることにより形成している。
従来、この挿口突部用リング7aの挿口6に対する固着手段としては拡散溶接が用いられている。
この拡散溶接とは、フラックスを塗布した挿口6外面に挿口突部用リング7aを嵌め付けて加熱し、両者の接触界面に溶融させた金属を浸透拡散させ、凝結させることで溶接するもので、図8、図9に示すように挿口突部用リング7aの内面7b(図9)に形成した収納溝10にプレスロール11、11により図9に示すように拡散溶接用の金属で成形されたワイヤー20を収納し、図10(a)に示すようにその挿口突部用リング7aを挿口6の外表面6aへ向けて矢印方向へ押圧して、同図(b)に示すようにフラックスを塗布した挿口6外面6aに嵌め付け、挿口6部分を加熱してワイヤー20を溶融させ、流動化させて同図(c)に示すように挿口突部用リング7a内面と挿口6外面6aの界面に符号20aで示すように拡散させ冷却凝固することで挿口突部用リング7aを挿口6外表面6aに溶接し、最後に同図(d)に示すように不要な部分7cを切削して挿口突部7を成形するという工程により成形していた(特許文献1)。
特開平09−79444号公報
ところで、挿口突部用リング7aを挿口6外面に嵌めつける場合、挿口突部用リング7aの内径D1は、挿口6の外径D2より僅かに小さくされているため、強制的にはめ込んだとき挿口突部用リング7aが図11に誇張して示すように拡開変形し、この変形に伴って収納溝10の開口が開き、ワイヤー20が溝からはみ出たり脱落したりする事がある問題があった。また、挿口6外面に嵌め込む前であっても、挿口突部用リング7aに衝撃を与えたりするとワイヤー20が収納溝10から脱落落下したりすることもあった。
この発明は上記したようなワイヤー20の収納溝10からのはみ出しや脱落を簡単な方法で解消することを課題としてなされたものである。
この発明は上記問題を解決するため、最終的に鋳鉄管の挿口突部となるリング体の内面に形成された溝に、溶接用ワイヤーを挿入し、次いで該溶接ワイヤーを前記溝部内に挿入した状態で前記溝開口部両側に局部的な圧力を加えて前記溝開口部両側内壁を閉じる方向に変形させ、前記ワイヤーを前記溝内に閉じ込めるようにしたことを特徴とするものである。
この発明により、溝の開口側が狭められてろう材よりなるワイヤーが挿口突部用リングの溝部に確実に保持され、溝部から脱落することが防止される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の方法を実施する装置の側面図、図2はこの発明の方法を実施した状態を示す挿口突部用リングの断面図である。
図1に示すように、この発明を実施する装置Aは挿口突部用リング7aの外周に接するプレスロール11と、このプレスロール11に対し間に挿口突部用リング7aを挟んで対峙する支持ロール13とからなり、プレスロール11の軸受14には、支持ロール13方向へ向けプレスロール11を押圧付勢する油圧シリンダピストン装置15が設けられている。
また、支持ロール13は、図2に示すように挿口突部用リング7aの収納溝10の開口縁10a、10a方向へエッジ状に突出する周方向突条17、17と、この周方向突条17、17間において、収納溝10内に挿入されたろう材よりなるワイヤー20が収納溝10からはみ出ないように支持する押さえ面16とを一体に有し、さらに挿口突部用リング7a内面に食い込んで変形させることが出来るよう、挿口突部用リング7aより高い硬度の金属製とされたロール、具体的には、挿口突部リング7aの材質であるダクタイル鋳鉄より硬いS45C〜S55Cの焼き入れ材などよりなるロールとされ、さらにプレスロール11のプレス圧に対し対抗できる頑丈な軸受18(図1)で支持されている。
また、ワイヤー20を構成するろう材としては、700℃〜900℃の焼鈍時の熱で溶融する銅ろう、銀ろう、燐銅ろうなどが使用される。
そして、挿口突部用リング7aにろう材よりなるワイヤー20を収納するに当たっては、まず図1に示すように、プレスロール11と支持ロール13との間に挿口突部用リング7aを挟むように設置し、支持ロール13の平坦部16を収納溝10開口部に対面させ、ついで収納溝10の開口部にワイヤー20を挿入し、次いで油圧シリンダピストン装置15を駆動してプレスロール11の軸受14に挿口突部用リング7aの径方向へ加圧力を加え、支持ロール13の周方向突条17、17を挿口突部用リング7aの収納溝10の開口縁10a、10aに食い込ませ、挿口突部用リング7aを周方向矢印の方向に回転させていく。
このとき、図3に示すように支持ロール13側では、プレスロール11のプレス圧により収納溝10の開口部両側には突条17、17が食い込み収納溝10の開口部10a、10aが閉じる方向へ変形する。一方、支持ロール13中間の平坦部16はワイヤー20を収納溝10内に押さえ込むので、ワイヤー20は確実に収納溝10内に閉じ込められる。
従って、プレスロール11と支持ロール13部分でワイヤー20を収納溝10内に収納した後は、そのまま挿口突部用リング7aを挿口6外面に嵌めつけていけば、開口部10a、10aの閉じる方向への変形によって、ワイヤー20が収納溝からはみ出たり脱落することなく挿口突部用リング7aが挿口外面へと取付けられる。
その後、挿口突部成形用リング7aを図10に示したのと同様な工程により挿口外面に嵌め付け、溶融温度にまで加熱すれば、挿口突部用リング7aは挿口6外面6aに拡散溶接され、図10(d)に示したように挿口突部先端側の不要な部分を、凹溝10部分を含め切削して挿口突部7となるように成形するのである。
上記実施の形態における支持ロール13の平坦部16の形態として、図4に示すようにその両側の突状部17、17と独立した形態で収納溝10内に突出させ、さらにその表面16aを図5、図6に示すように湾曲凹面または凸面とすることによりワイヤー20の押さえつけを積極的に行うようにすることもできる。
また、挿口突部用リング7aは、一つ割りリングの場合でも同様に実施でき、この場合は、一つ割りとされた挿口突部用リング7aの収納溝10内にワイヤー20を閉じ込めるように挿入したあと、挿口7外面に嵌めつける場合に、一つ割り部の間を広げたり狭めたりして変形させても溝内に収納されたワイヤー20は収納溝10からはみ出ることなく追従変形させることができ、拡開変形時に生じやすいワイヤー20の収納溝10からのはみ出しや脱落を有効に防止できる。
この発明の方法を実施する装置の説明図である。 図1のB−B線矢視断面図である。 突条の溝に対する食い込み状態を示す説明断面図である。 支持ロールの他の構成例を示す断面図である。 支持ロールのさらに他の構成例を示す要部断面図である。 支持ロールのさらに他の構成例を示す要部断面図である。 管継手の説明断面図である。 従来のワイヤー収納装置の説明図である。 図8のA−A線矢視断面図である。 従来の挿口突部の成形工程を示す説明断面図であり、(a)は、突部成形用リングを嵌めつける前の状態を示す断面図、(b)は、突部成形用リングを嵌めつけた状態を示す断面図、(c)は、加熱により突部成形用リングを拡散溶接した状態を示す断面図、(d)は、挿口突部が完成した状態を示す断面図である。 挿口突部用リングを挿口に強制嵌合した際の問題点を説明する断面図である。
符号の説明
1 鋳鉄管
2 受口
3 ロックリング収容溝
4 芯出しゴム輪
5 ロックリング
6 挿口
7 挿口突部
7a 挿口突部用リング
8 ゴム輪
9 溝
10 凹溝
11 プレスロール
20 拡散溶接用の金属で成形されたワイヤー
13 支持ロール
14 プレスロールの軸受
15 油圧シリンダピストン装置
17 周方向突条
16 平坦面部

Claims (1)

  1. 最終的に鋳鉄管の挿口突部となるリング体の内面に形成された収納溝に、溶接用ワイヤーを挿入し、次いで該溶接ワイヤーを前記収納溝内に挿入した状態で前記収納溝開口部両側に局部的な圧力を加えて前記収納溝開口部両側内壁を閉じる方向に変形させ、前記ワイヤーを前記収納溝内に閉じ込めるようにしたことを特徴とする鋳鉄管の挿口突部用リングに対する溶接ワイヤーセット方法。
JP2003375058A 2003-11-05 2003-11-05 鋳鉄管の挿口突部用リングに対する溶接ワイヤーセット方法 Withdrawn JP2005140180A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102016005783A1 (de) * 2016-05-13 2017-11-16 Stang Gmbh Bearbeitungsvorrichtung für Rohrenden

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102016005783A1 (de) * 2016-05-13 2017-11-16 Stang Gmbh Bearbeitungsvorrichtung für Rohrenden
DE102016005783B4 (de) 2016-05-13 2019-02-14 Stang Gmbh Bearbeitungsvorrichtung für Rohrenden

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