JP2005140152A - ヒンジ - Google Patents
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Abstract
【課題】 カム部分の面圧力を軽減させると共に,動トルクを発生させる摩擦抵抗を大きくすることができ,かつ,優れた耐久性と強度を備えたヒンジを提供する。また,可動部分の固定部分への引き込みの有無の設定と,可動範囲の内で動摩擦トルクの設定を所望のままにできるヒンジを提供する。
【解決手段】 ベース8に設けたシャフト7に摩擦板5を自由回転はしないように挿入し,アーム6を前記摩擦板5と当接させてシャフト7に回動自在に挿入し,シャフト7に自由回転はしないように挿入した摩擦増加板5aを介してカム凹部品4及びカム凸部品3をシャフト7に挿入すると共にカム凹部品4若しくはカム凸部品3のいずれか一方をシャフト7と自由回動はしないように取付け,前記カム凸部品3をカム凹部品4方向に付勢するバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入し,これらの部材の抜け止めを防止する部材1を取り付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 ベース8に設けたシャフト7に摩擦板5を自由回転はしないように挿入し,アーム6を前記摩擦板5と当接させてシャフト7に回動自在に挿入し,シャフト7に自由回転はしないように挿入した摩擦増加板5aを介してカム凹部品4及びカム凸部品3をシャフト7に挿入すると共にカム凹部品4若しくはカム凸部品3のいずれか一方をシャフト7と自由回動はしないように取付け,前記カム凸部品3をカム凹部品4方向に付勢するバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入し,これらの部材の抜け止めを防止する部材1を取り付ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は,主としてパーソナルコンピュータのディスプレイ部と本体とを回動自在に接続するのに使用するヒンジに関する。
従来,いわゆるブックタイプのパーソナルコンピュータにおいては,ディスプレイ部と本体とをヒンジで180度開閉自在に接続している。
このヒンジは,不使用時にディスプレイ部と本体とのロックが解除されたときに,ディスプレイ部が自重で本体部から離れてしまうことがないように,ディスプレイ部が本体とある程度の角度になるとディスプレイ部を本体の方向に引き込むように設計されている。この引き込みの力を得るための一般的な方法は,ヒンジに,カムの凸部を形成したカム凸部品と,カムの凹部を形成したとから成るカム凹部品を設けてこれらをバネで付勢し,回動したカム凸部品の凸部がカム凹部品の凹部に滑り込む際に働く引き込み力を利用するものである。
かかるヒンジは,バネの付勢力に対してカムを安定的に作動させるため,カム凸部品の凸部とカム凹部品の凹部をそれぞれ2箇所,180度を配して設けてあり,しかも,カム凹部品の凹部の直前に摩擦抵抗を大きくする加工が困難なため,パーソナルコンピュータの使用時に,ディスプレイ部を本体から180度近く開いてしまうとディスプレイ部が本体と180度になる方向に引き込まれてしまい,ディスプレイ部が机上に倒れてしまう不都合があった。
そして,この種のヒンジは,ヒンジを本体に固定するベースと呼ばれる固定部と,ヒンジをディスプレイ部に取り付けるアームと呼ばれる回転部を除いて,外径が5〜10mmと小さく,パーソナルコンピュータの小型化に対応してさらなる小型化が求められている一方で数万回にわたるディスプレイ部の開閉に耐えうる耐久性と高い強度が求められている状況にある。そこで,カム部品への負荷がきわめて大きくなり,また,コストと加工性の関係からプラスチック製であるカム部品への微細な加工も難しく,このため,ディスプレイ部の回動過程におけるヒンジの動摩擦トルクを変動させることも困難であった。
特開2002−3646
本発明は,このようにカムを介装したヒンジを改良し,カム部分の面圧力を軽減させると共に,動トルクを発生させる摩擦抵抗を大きくすることができ,かつ,優れた耐久性と強度を備えたヒンジの提供を目的とするものである。
また,本発明は,例えば,パーソナルコンピュータのディスプレイ部と本体の接続に使用した場合に,使用開始前のディスプレイ部を本体からおこす際の当初と,使用終了後のディスプレイ部を本体に重ねる際の最後にだけ引き込みが働き,ディスプレイ部が本体に対して180度近い角度になったときには引き込みが働かないというように,180度の可動範囲の内,始動側の一方向でのみ引き込みが働くヒンジの提供を目的とするものである。
さらに,本発明は,例えば,パーソナルコンピュータのディスプレイ部と本体の接続に使用した場合に,180度の可動範囲の内で動摩擦トルクを所望のままに変動させることのできるヒンジの提供を目的とするものである。
本発明は,引き込みを生じさせるカム部分と動トルクを発生させる摩擦部分とを独立させることにより高摩擦トルクを実現すると共にカム部分の面圧力を軽減させることにより,上記の目的を達成したものである。
そして,請求項1に記載の発明は,ヒンジをパーソナルコンピュータの本体10等に固定するベース8に設けたシャフト7に摩擦板5を同期回転にするが自由回転はしないように挿入し,ディスプレイ部11等を本体10等に固定するアーム6を前記摩擦板5と当接させてシャフト7に回動自在に挿入し,シャフト7に同期回転にするが自由回転はしないように挿入した摩擦増加板5aを介してカム凹部品4及びカム凸部品3をシャフト7に挿入すると共にカム凹部品4若しくはカム凸部品3のいずれか一方をシャフト7と同期回動可能ではあるが自由回動はしないように取付け,前記カム凸部品3をカム凹部品4方向に付勢するバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入し,これらの部材の抜け止めを防止する部材1を取り付けたことを特徴とするものである。
また,請求項2に記載の発明は,ヒンジをパーソナルコンピュータの本体10等に固定するベース8に設けたシャフト7に摩擦板5を同期回転にするが自由回転はしないように挿入し,ディスプレイ部11等を本体10等に固定するアーム6を前記摩擦板5と当接させてシャフト7に回動自在に挿入し,シャフト7に同期回転にするが自由回転はしないように摩擦増加板5aを挿入し,該摩擦増加板5aと当接して前記アーム6に固定される固定板11をシャフト7に挿入し,前記摩擦増加板5aと当接して摩擦増加板5aをシャフト7に同期回転にするが自由回転はしないように挿入し,シャフト7に前記擦擦増加板5aに当接してカム凹部品4を挿入し,このカム凹部品4に当接してカム凸部品3をシャフト7に挿入すると共に,カム凹部品4若しくはカム凸部品3のいずれか一方をシャフト7と同期回動可能ではあるが自由回動はしないようにし,前記カム凸部品3をカム凹部品4方向に付勢するバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入し,これらの部材の抜け止めを防止する部材1を取り付けたことを特徴とするものである。
また,請求項3に記載の発明は,上記のいずれかのヒンジにおいて,上記カム凸部品3と上記カム凹部品4が,金属若しくはセラミックの粉状材料を焼結して形成されていることを特徴とするものである。
さらに,請求項4に記載の発明は,上記のいずれかのヒンジにおいて,カム凹部品4の凹部4a,4bのカム面を,凹部4a,4bの中心から正回動方向は比較的急な勾配とし,凹部4a,4bの中心から逆回動方向は比較的緩やかな勾配とし,さらに,カム凹部品4の凹部4a,4bの深さを正回動側を深く,逆回動側を浅く形成したことを特徴とするものである。
上記の構成により,請求項1に記載の発明によれば,カム部分の面圧力を軽減させることができると同時に,動トルクを発生させる摩擦抵抗を大きくすることができ,かつ,優れた耐久性と強度を備えたヒンジを提供することができる。
また,請求項2に記載の発明によれば,請求項1に記載の発明と比較して,カム部分の面圧力を増加させることなく,さらに動トルクを発生させる摩擦抵抗を大きくすることができ,かつ,優れた耐久性と強度において同等のヒンジを提供することができる。
従って,従来は,パーソナルコンピュータの本体10等とディスプレイ部11等との接続に,左右一対のヒンジを使用する必要があったが,請求項1に記載の発明,及び,請求項2に記載の発明によれば,1個のヒンジで接続することが可能となる。
また,請求項3に記載の発明によれば,さらに,180度の可動範囲の内,始動側の一方向でのみ引き込みが働くだけでなく,耐久性と強度に極めて優れたヒンジを提供することができる。
また,請求項4に記載の発明によれば,さらに,180度の可動範囲の内で動摩擦トルクを所望のままに変動させることのできるヒンジを提供することができる。
以下,図1,図3乃至図11を参照して本発明の実施の一例を説明する。
図示の実施例は,図1に示した通り,ヒンジをパーソナルコンピュータの本体10に固定するベース8に,軸端を残してほぼ4角柱状に切削加工したシャフト7の軸端を固定し,このシャフト7に,中心にシャフト7の断面形状に対応する長孔を形成した摩擦板5を挿入してシャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,ディスプレイ部11を本体10に取り付けるためのアーム6をその取付け部6aに形成した丸孔により前記摩擦板5と当接させてシャフト7に対して回動自在に挿入し,次に,前記摩擦板5と同形の摩擦増加板5aをアーム6と当接させてシャフト7に挿入してシャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,中心に丸孔を形成したカム凹部品4を前記摩擦増加板5aと当接させてシャフト2に回動自在に挿入して前記アーム6に固定し,次に,中心にシャフト7の断面形状に対応する長孔を形成したカム凸部品3をシャフト7に挿入してカム凹部品4と当接すると共に,シャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,さらに,中心に丸孔を形成した適数個のバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入して前記カム凹部品4及びカム凸部品3を弾圧させ,最後に,これらの部材の抜け止めを防止するためナット1をシャフト7先端のネジに螺合して取り付けたものである。
上記実施例のカム凸部品3及びカム凹部品4のカム面は,図3乃至図11に示した通り,カム凸部品3においては180度の角度を配して44度の角度で1対の凸部3a,凸部3bが形成してあり,カム凹部品4においては180度の角度を配して40度の角度で1対の凹部4a,4bが形成してある。
他,図中符号12は,カム凹部品4の背面に設けた油溝である。
上記例においては,パーソナルコンピュータの使用開始のため,ディスプレイ部11を回動させると,アーム6がその取付け部6aを中心としてディスプレイ部11とともに回動する。その際,アーム6,及び,アーム6に固定されたカム凹部品4に当接している摩擦板5と摩擦増加板5aは,シャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないようにシャフト7に取付けられているとともにバネ材2によって付勢されているから,ディスプレイ部11は,摩擦板5と摩擦増加板5aとの摩擦に抗して回動することになる。このとき,摩擦増加板5aは,アーム6とアーム6に固定されたカム凹部品4に当接しているので,バネ材2の付勢力とは関係なく摩擦抵抗を生じ,その分だけ摩擦抵抗を増大させるのでヒンジの動トルクを大きくすることができる。一方,カム凸部品3とカム凹部品4の面圧力は,バネ材2による付勢力によって定まり,これを超えることはないから,バネ材2による付勢力を増加させることなく動トルクを大きくすることができる。
そして,上記例においては,ディスプレイ部11の始動時には,カム凸部品3の凸部3a,凸部3bがカム凹部品4の凹部4a,4bにあるが,ディスプレイ部11が約40度回動するまではカム凸部品3の凸部3a,凸部3bがカム凹部品4の凹部4a,4bの勾配上にあるので,バネ材2によっる付勢によってディスプレイ部11に引き込みの力が働くのである。
尚,カム凸部品3とカム凹部品4についての詳細は,実施例3において説明する。
図2,図3乃至図11を参照して本発明の別の実施例を説明する。
尚,図1の実施例に対応する部材,部品については同一符号を付する。
図示の実施例は,図2に示した通り,ヒンジをパーソナルコンピュータの本体10に固定するベース8に,軸端を残してほぼ4角柱状に切削加工したシャフト7の軸端を固定し,このシャフト7に中心にシャフト7の断面形状に対応する長孔を形成した摩擦板5を挿入してシャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,ディスプレイ部11を本体10に取り付けるためのアーム6をその取付け部6aに形成した丸孔により前記摩擦板5と当接させてシャフト7に対して回動自在に挿入し,次に,前記摩擦板5と同形の摩擦増加板5aをアーム6と当接させてシャフト7に挿入してシャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,次に,前記摩擦増加板5と当接させて固定板9をシャフト2に挿入して前記アーム6に固定し,次に,前記摩擦増加板5aと同形の摩擦増加板5aを固定板9と当接させてシャフト7にシャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,中心に丸孔を形成したカム凹部品4(図7乃至図11参照)を前記摩擦増加板5aと当接させてシャフト7に回動自在に挿入して前記アーム6に固定し,次に,中心にシャフト7の断面形状に対応する長孔を形成したカム凸部品3(図3乃至図6参照)をシャフト7に挿入してカム凹部品4と当接すると共に,シャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないように取付け,さらに,中心に丸孔を形成した適数個のバネ材2をシャフト2に回動自在に挿入して前記カム凹部品4及びカム凸部品3を弾圧させ,最後に,これらの部材の抜け止めを防止するためナット1をシャフト7先端のネジに螺合して取り付けたものである。
上記例においては,パーソナルコンピュータのディスプレイ部11を回動させると,アーム6がその取付け部6aを中心としてディスプレイ部11とともに回動する。その際,アーム6,アーム6に固定されたカム凹部品4,及び,固定板9に当接している摩擦板5と摩擦増加板5a,5aは,シャフト7と同期回動可能ではあるが自由な回動はしないようにシャフト7に取付けられているとともにバネ材2によって付勢されているから,ディスプレイ部11は,摩擦板5と摩擦増加板5a,5aとの摩擦に抗して回動することになる。このとき,摩擦増加板5a,5aは,アーム6と,アーム6に固定された固定板9と,アーム6に固定されたカム凹部品4に当接しているので,バネ材2の付勢力とは関係なく摩擦抵抗を生じ,その分だけ摩擦抵抗を増大させるのでヒンジの動トルクを大きくすることができる。一方,カム凸部品3とカム凹部品4の面圧力は,バネ材2による付勢力によって定まり,これを超えることはないから,バネ材2による付勢力を増加させることなく,前記実施例1よりもさらに動トルクを大きくすることができる。
尚,上記例において,カム凸部品3とカム凹部品4の作用は,前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
図3乃至図14を参照して本発明の別の実施例を説明する。
図示の実施例は,上記した2つの実施例が用いているカム凸部品3とカム凹部品4とを金属の粉状材料を焼結して形成したものである。
カム凸部品3とカム凹部品4を金属若しくはセラミックの粉状材料の焼結体で形成するについて,極めて精密な寸法を得られ,かつ,高度の耐摩耗性が得られることから,例えば,特公昭62−33282号公報,特公昭62−54162号公報等に記載されたMIMが最も望ましい。
図示の実施例は,図3乃至図11に示し,前記した通り,カム凸部品3には,180度の角度を配して44度の角度で1対の凸部3a,3bが形成してあり,カム凹部品4には,180度の角度を配して40度の角度で1対の凹部4a,4bが形成してある。カム凹部品4の凹部4a,4bは同形状で,ディスプレイ部11を本体10から開くときの正回動におけるカム凸部品3の凸部3a,3bに対して移動する方向(図7の矢印B参照)を凹部4a,4bの中心を最深部として比較的急な上り勾配とし,ディスプレイ部11を閉ざすときのディスプレイ部11を開くときとは逆方向の回動,つまり,逆回動におけるカム凸部品3の凸部3a,3bに対して移動する方向(図8の矢印A参照)をおおむね平坦に形成して最後のわずかな角度を上り勾配とし,さらに,カム凹部品4の凹部4a,4bの深さを正回動側を深く,逆回動側を浅く形成してある。そして,カム凸部品3の凸部3a,3bは,エッジ状に形状に形成してある。
このため,図12に示したように,カム凹部品4がディスプレイ部11とともに正回動した際,当初はカム凸部品3の凸部3a,3bがカム凹部品4の凹部4a,4bにあるため引き込みの力を受けるが,カム凸部品3の凸部3a,3bがカム凹部品4の凹部4a,4を外れるとほぼ同一の動トルクで回動することになり,やがて180度の正回動を終えるときには勾配が緩く,かつ,落差が小さいため,ディスプレイ部11に対して引き込みの力はほとんどかからない。そして,パーソナルコンピュータの使用を終えてディスプレイ部11を閉ざすためにディスプレイ部11を回動した際は逆回動となり,凹部4a,4bは勾配が緩く,落差が小さいのでディスプレイ部11に対して引き込みの力はほとんどかからず,やがて180度の逆回動を終えるときにも反対側の凹部4b,4aの勾配が緩く,落差が小さい側からカム凸部品3の凸部3b,3aが凹部4b,4aに入ってくることとなるので,ディスプレイ部11に対して引き込みの力はほとんどかからない。
そして,カム凹部品4の凹部4a,4以外のカム面に適宜の勾配を付ければ,図13及び図14に示したように,ディスプレイ部11の正回動中の動トルクと,逆回動中の動トルクを所望の値に設定することもできる。
1 ナット
2 バネ材
3 カム凸部品
3a カム凸部品の凸部
3b カム凸部品の凸部
4 カム凹部品
4a カム凹部品の凹部
4b カム凹部品の凹部
5 摩擦板
5a 摩擦増加板
6 アーム
6a アームの取付け部
7 シャフト
8 ベース
9 固定板
10 パーソナルコンピュータの本体
11 ディスプレイ部
12 油溝
2 バネ材
3 カム凸部品
3a カム凸部品の凸部
3b カム凸部品の凸部
4 カム凹部品
4a カム凹部品の凹部
4b カム凹部品の凹部
5 摩擦板
5a 摩擦増加板
6 アーム
6a アームの取付け部
7 シャフト
8 ベース
9 固定板
10 パーソナルコンピュータの本体
11 ディスプレイ部
12 油溝
Claims (4)
- ヒンジをパーソナルコンピュータの本体10等に固定するベース8に設けたシャフト7に摩擦板5を同期回転にするが自由回転はしないように挿入し,ディスプレイ部11等を本体10等に固定するアーム6を前記摩擦板5と当接させてシャフト7に回動自在に挿入し,シャフト7に同期回転にするが自由回転はしないように挿入した摩擦増加板5aを介してカム凹部品4及びカム凸部品3をシャフト7に挿入すると共にカム凹部品4若しくはカム凸部品3のいずれか一方をシャフト7と同期回動可能ではあるが自由回動はしないように取付け,前記カム凸部品3をカム凹部品4方向に付勢するバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入し,これらの部材の抜け止めを防止する部材1を取り付けたことを特徴とするヒンジ。
- ヒンジをパーソナルコンピュータの本体10等に固定するベース8に設けたシャフト7に摩擦板5を同期回転にするが自由回転はしないように挿入し,ディスプレイ部11等を本体10等に固定するアーム6を前記摩擦板5と当接させてシャフト7に回動自在に挿入し,シャフト7に同期回転にするが自由回転はしないように摩擦増加板5aを挿入し,該摩擦増加板5aと当接して前記アーム6に固定される固定板11をシャフト7に挿入し,前記摩擦増加板5aと当接して摩擦増加板5aをシャフト7に同期回転にするが自由回転はしないように挿入し,シャフト7に前記擦擦増加板5aに当接してカム凹部品4を挿入し,このカム凹部品4に当接してカム凸部品3をシャフト7に挿入すると共に,カム凹部品4若しくはカム凸部品3のいずれか一方をシャフト7と同期回動可能ではあるが自由回動はしないようにし,前記カム凸部品3をカム凹部品4方向に付勢するバネ材2をシャフト7に回動自在に挿入し,これらの部材の抜け止めを防止する部材1を取り付けたことを特徴とするヒンジ。
- 上記カム凸部品と上記カム凹部品が,金属の粉状材料を焼結して形成されている請求項1又は請求項2に記載のヒンジ。
- カム凹部品4の凹部4a,4bのカム面を,凹部4a,4bの中心から正回動方向は比較的急な勾配とし,凹部4a,4bの中心から逆回動方向は比較的緩やかな勾配とし,さらに,カム凹部品4の凹部4a,4bの深さを正回動側を深く,逆回動側を浅く形成してある請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒンジ。
Priority Applications (1)
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061212 |
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