JP2005140017A - 圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備える圧縮機であって、吐出弁の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるのが防止された圧縮機を提供する。
【解決手段】 複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が吐出弁毎に異なる。
【選択図】 図3
【解決手段】 複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が吐出弁毎に異なる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備える圧縮機に関するものである。
複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備える圧縮機が特許文献1等に開示されている。
特許文献1に開示された圧縮機においては、吐出弁の開弁時のリフト量すなわち開度をリテーナが規制することにより、吐出弁の開度が過大になるのが防止され、吐出弁着座時の騒音発生が抑制される。
実開平5−73276
特許文献1に開示された圧縮機においては、吐出弁の開弁時のリフト量すなわち開度をリテーナが規制することにより、吐出弁の開度が過大になるのが防止され、吐出弁着座時の騒音発生が抑制される。
特許文献1の圧縮機には、リテーナにより規制される吐出弁の開度が全ての吐出弁で同一であるために、開弁時の吐出弁の挙動が全ての吐出弁で同一となり、開弁時に全ての吐出弁が同一周波数で振動し、当該周波数の振動、ガス脈動が顕著になるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備える圧縮機であって、吐出弁の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるのが防止された圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が吐出弁毎に異なることを特徴とする圧縮機を提供する。
また本発明においては、複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が複数の吐出弁のグループ毎に異なることを特徴とする圧縮機を提供する。
本発明に係る圧縮機においては、リテーナにより規制される吐出弁の開度が、吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なるので、開弁時の吐出弁の挙動は吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なり、開弁時の吐出弁の振動周波数も吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なる。従って、吐出弁の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
また本発明においては、複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が複数の吐出弁のグループ毎に異なることを特徴とする圧縮機を提供する。
本発明に係る圧縮機においては、リテーナにより規制される吐出弁の開度が、吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なるので、開弁時の吐出弁の挙動は吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なり、開弁時の吐出弁の振動周波数も吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なる。従って、吐出弁の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
本発明の好ましい態様においては、リテーナの開度規制面は吐出弁の幅方向に傾斜している。
リテーナの開度規制面が吐出弁の幅方向に傾斜している場合には、吐出弁が開度規制面に寄り添って幅方向に傾斜し、吐出弁のリフト量が幅方向の一端から他端へ向けて増加することにより、吐出ガスが吐出弁幅方向の前記他端側へ導かれ、吐出ガスの流れが安定する。この結果吐出弁の挙動が安定し、不快音の発生が防止される。
リテーナの開度規制面が吐出弁の幅方向に傾斜している場合には、吐出弁が開度規制面に寄り添って幅方向に傾斜し、吐出弁のリフト量が幅方向の一端から他端へ向けて増加することにより、吐出ガスが吐出弁幅方向の前記他端側へ導かれ、吐出ガスの流れが安定する。この結果吐出弁の挙動が安定し、不快音の発生が防止される。
本発明に係る圧縮機においては、リテーナにより規制される吐出弁の開度が、吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なるので、開弁時の吐出弁の挙動は吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なり、開弁時の吐出弁の振動周波数も吐出弁毎に又は複数の吐出弁のグループ毎に異なる。従って、吐出弁の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
本発明の実施例に係る斜板式圧縮機を説明する。
図1に示すように、柱状のシリンダブロック1の両端を覆って、フロントハウジング2とシリンダヘッド3とが配設されている。フロントハウジング2の内部にクランク室4が形成され、シリンダブロック1の内部に周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボア5が形成されている。クランク室4内に、斜板6が配設されている。斜板6の中心に駆動軸7が挿通されている。駆動軸7は、図示しないベアリングを介して、フロントハウジング2とシリンダブロック1とに回転可能に支持されている。
駆動軸7に、ローター8が固定されている。ローター8は、スラストベアリング9を介してフロントハウジング2に支持されている。
斜板6は、リンク機構10を介して、駆動軸7に対する傾角変動可能に、且つローター8に対する駆動軸7回りの相対回転不能に、ローター8に連結されている。
駆動軸7に、ローター8が固定されている。ローター8は、スラストベアリング9を介してフロントハウジング2に支持されている。
斜板6は、リンク機構10を介して、駆動軸7に対する傾角変動可能に、且つローター8に対する駆動軸7回りの相対回転不能に、ローター8に連結されている。
斜板6に、シュー11を介してピストン12が係合している。ピストン12は、駆動軸7に平行に延在し、シリンダボア5に往復摺動可能に挿入されている。
シリンダヘッド3の内部に、吸入室13と吐出室14とが画成されている。シリンダヘッド3に形成された吸入ポート3aが吸入室13に連通している。シリンダヘッド3に形成された図示しない吐出ポートが吐出室14に連通している。
シリンダブロック1とシリンダヘッド3とに挟持されてガスケット15と弁板16とが配設されている。弁板16には、シリンダボア5と吸入室13とに連通する複数の吸入孔16aと、シリンダボア5と吐出室14とに連通する複数の吐出孔16bとが形成されている。弁板16は、吸入室13から離隔する側で吸入孔16aを開閉する複数の吸入弁17と、吐出室14側で吐出孔16bを開閉する複数の吐出弁18とを装備している。吸入弁17、吐出弁18は、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吸入孔16a、吐出孔16bに対峙し、内外の圧力差により面外方向へ弾性変形して吸入孔16a、吐出孔16bを開閉する帯板状のリード弁として構成されている。図2に示すように、放射状に配設された複数の吐出弁18の長手方向他端部、すなわち径方向内端部は一体化されている。放射状に配設された複数の吸入弁17の長手方向他端部、すなわち径方向内端部も一体化されている。
シリンダブロック1とシリンダヘッド3とに挟持されてガスケット15と弁板16とが配設されている。弁板16には、シリンダボア5と吸入室13とに連通する複数の吸入孔16aと、シリンダボア5と吐出室14とに連通する複数の吐出孔16bとが形成されている。弁板16は、吸入室13から離隔する側で吸入孔16aを開閉する複数の吸入弁17と、吐出室14側で吐出孔16bを開閉する複数の吐出弁18とを装備している。吸入弁17、吐出弁18は、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吸入孔16a、吐出孔16bに対峙し、内外の圧力差により面外方向へ弾性変形して吸入孔16a、吐出孔16bを開閉する帯板状のリード弁として構成されている。図2に示すように、放射状に配設された複数の吐出弁18の長手方向他端部、すなわち径方向内端部は一体化されている。放射状に配設された複数の吸入弁17の長手方向他端部、すなわち径方向内端部も一体化されている。
吐出弁18と同一方向に延在すると共に吐出弁18を間に挟んで弁板16に対峙し吐出弁18の開度を規制する開度規制面19aを有する複数の帯板状のリテーナ19が吐出室14内に配設されている。図2に示すように、放射状に配設された複数のリテーナ19の基部、すなわち径方向内端部は一体化されている。
放射状に配設された吸入弁17、吐出弁18、リテーナ19の径方向内端部は、シリンダブロック1にボルト固定されている。
図3、4に示すように、開度規制面19aは吐出弁18の長手方向と幅方向とに傾斜している。リテーナ19により規制される吐出弁18の開度H、すなわち吐出弁18がリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った状態での、吐出穴16bの中心線上での吐出弁18の弁板16からのリフト量は、吐出弁18毎に異なっている。
放射状に配設された吸入弁17、吐出弁18、リテーナ19の径方向内端部は、シリンダブロック1にボルト固定されている。
図3、4に示すように、開度規制面19aは吐出弁18の長手方向と幅方向とに傾斜している。リテーナ19により規制される吐出弁18の開度H、すなわち吐出弁18がリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った状態での、吐出穴16bの中心線上での吐出弁18の弁板16からのリフト量は、吐出弁18毎に異なっている。
本実施例に係る斜板式圧縮機の作動を以下に説明する。
図示しない外部駆動源によって駆動軸7が回転駆動され、駆動軸7の回転に伴って斜板6が回転する。斜板6の回転に伴って、ピストン12がシリンダボア5内を往復移動する。ピストン12の往復移動に伴い、外部冷凍回路から吸入ポート3aを通って吸入室13へ流入した冷媒ガスが、吸入孔16aを通ってボア5内に吸入され、ボア5内で圧縮される。ボア5内の冷媒ガス圧が上昇し、ボア内5の冷媒ガス圧を受けた吐出弁18が面外変形し、吐出弁18の幅方向の一端が開度規制面19aに当接する。吐出冷媒ガスの動圧を受けた吐出弁18は、幅方向の中心すなわち捩じり中心回りに捩じられ、幅方向に傾斜して開度規制面19aに寄り添う。吐出孔16bが開き、ボア5内の加圧冷媒ガスは、吐出孔16bと、吐出弁18と弁板16とにより形成される吐出流路とを通って、吐出室14内へ吐出し、吐出室14から図示しない吐出ポートを通って外部冷凍回路へ流出する。
図示しない外部駆動源によって駆動軸7が回転駆動され、駆動軸7の回転に伴って斜板6が回転する。斜板6の回転に伴って、ピストン12がシリンダボア5内を往復移動する。ピストン12の往復移動に伴い、外部冷凍回路から吸入ポート3aを通って吸入室13へ流入した冷媒ガスが、吸入孔16aを通ってボア5内に吸入され、ボア5内で圧縮される。ボア5内の冷媒ガス圧が上昇し、ボア内5の冷媒ガス圧を受けた吐出弁18が面外変形し、吐出弁18の幅方向の一端が開度規制面19aに当接する。吐出冷媒ガスの動圧を受けた吐出弁18は、幅方向の中心すなわち捩じり中心回りに捩じられ、幅方向に傾斜して開度規制面19aに寄り添う。吐出孔16bが開き、ボア5内の加圧冷媒ガスは、吐出孔16bと、吐出弁18と弁板16とにより形成される吐出流路とを通って、吐出室14内へ吐出し、吐出室14から図示しない吐出ポートを通って外部冷凍回路へ流出する。
本実施例に係る斜板式圧縮機においては、リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hが、吐出弁18毎に異なるので、弁板16に当接した閉状態からリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った開弁状態まで移行する間の吐出弁18の挙動は、より具体的にはリテーナ19に当接していない振動可能なフリーな部位の変化状況が、吐出弁18毎に異なり、その間に最も顕著に発現する吐出弁18の振動の周波数も吐出弁18毎に異なる。従って、吐出弁18の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
本実施例に係る斜板式圧縮機においては、リテーナ19の開度規制面19aが吐出弁18の幅方向に傾斜しているので、吐出弁18が開度規制面19aに寄り添って幅方向に傾斜し、吐出弁18のリフト量が幅方向の一端から他端へ向けて増加する。この結果、図3、4に矢印で示すように、吐出ガスが吐出弁18の幅方向の前記他端側へ導かれ、吐出ガスの流れが安定する。この結果吐出弁18の挙動が安定して異音の発生が防止される。
図5、6に示すように、開度規制面19aを吐出弁18の長手方向のみに傾斜させると共に、リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hを、吐出弁18毎に異ならしめても良い。
リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hが、吐出弁18毎に異なることにより、弁板16に当接した閉状態からリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った開弁状態まで移行する間の吐出弁18の挙動が、吐出弁18毎に異なり、その間に最も顕著に発現する吐出弁18の振動の周波数も吐出弁18毎に異なる。従って、吐出弁18の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hが、吐出弁18毎に異なることにより、弁板16に当接した閉状態からリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った開弁状態まで移行する間の吐出弁18の挙動が、吐出弁18毎に異なり、その間に最も顕著に発現する吐出弁18の振動の周波数も吐出弁18毎に異なる。従って、吐出弁18の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
第1実施例及び第2実施例において、リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hを、単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異ならせても良い。
リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hが、単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異なることにより、弁板16に当接した閉状態からリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った開弁状態まで移行する間の吐出弁18の挙動が、単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異なり、その間に最も顕著に発現する吐出弁18の振動の周波数も単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異なる。従って、吐出弁18の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
グループの形成に、例えば一つおきにピックアップした吐出弁18で一つのグループを形成し、残余の吐出弁18でもう一つグループを形成する等の規則性を持たせる必要は無い。
リテーナ19により規制される吐出弁18の開度Hが、単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異なることにより、弁板16に当接した閉状態からリテーナ19の開度規制面19aに寄り添った開弁状態まで移行する間の吐出弁18の挙動が、単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異なり、その間に最も顕著に発現する吐出弁18の振動の周波数も単数又は複数の吐出弁18から成る複数の吐出弁18のグループ毎に異なる。従って、吐出弁18の振動に起因して特定周波数の振動、ガス脈動が顕著になるおそれは無い。
グループの形成に、例えば一つおきにピックアップした吐出弁18で一つのグループを形成し、残余の吐出弁18でもう一つグループを形成する等の規則性を持たせる必要は無い。
本発明は斜板式圧縮機に限らず、シリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備える種々の往復動圧縮機に適用可能である。
1 シリンダブロック
2 ハウジング
3 シリンダヘッド
4 クランク室
5 シリンダボア
6 斜板
12 ピストン
13 吸入室
14 吐出室
16 弁板
16a 吸入孔
16b 吐出孔
18 吐出弁
19 リテーナ
19a 開度規制面
H リテーナによる吐出弁の開度規制量
2 ハウジング
3 シリンダヘッド
4 クランク室
5 シリンダボア
6 斜板
12 ピストン
13 吸入室
14 吐出室
16 弁板
16a 吸入孔
16b 吐出孔
18 吐出弁
19 リテーナ
19a 開度規制面
H リテーナによる吐出弁の開度規制量
Claims (3)
- 複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が吐出弁毎に異なることを特徴とする圧縮機。
- 複数のシリンダボアと、シリンダボア内で往復移動するピストンと、シリンダボア内の圧縮流体を外部へ導く吐出孔が形成された弁板と、長手方向の一端部が自由端を形成し且つ吐出孔に対峙して吐出孔を開閉する帯板状の吐出弁と、吐出弁と同一方向に延在すると共に吐出弁を間に挟んで弁板に対峙し吐出弁の開度を規制する開度規制面を有するリテーナとを備え、リテーナにより規制される吐出弁の開度が複数の吐出弁のグループ毎に異なることを特徴とする圧縮機。
- リテーナの開度規制面が吐出弁の幅方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
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