JP2005139925A - 送風ファン - Google Patents

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Kazunori Yoshino
和憲 吉野
Makoto Sakai
誠 酒井
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

【課題】冷却風を生成する送風ファンにおける、下流側に配設されたエンジンのような障害物による冷却風のストール状態を減らし冷却効率の悪化を防止することができ、かつ製作コストを安くすることができる、送風ファンを提供する。
【解決手段】回転駆動軸に取り付けられるボスに放射状に立設されたファンブレードの各々が、ボスの側に位置して下流側に軸流流れを生成する基端側部と、この基端側部から屈曲部を介して折り曲げられ下流側に半径方向外方に向けた斜流流れを生成する先端側部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は送風ファン、さらに詳しくは、建設機械のエンジンの端部に備えられ冷却風を生成するファンに好適な送風ファンに関する。
例えば油圧ショベルのごとき建設機械のエンジン室には、エンジンとともにエンジンと直列に空冷式の熱交換器であるラジエータ、オイルクーラなどが装備されている。そしてエンジンには、この熱交換器に流す冷却風を生成するための送風ファンが熱交換器との間に備えられている。
送風ファンは、回転駆動軸としてのエンジンのクランク軸あるいはクランク軸にベルトなどにより連結された中間軸に取り付けられている。送風ファンとしては、周知の、冷却風を駆動軸の軸線方向に送る軸流ファン、あるいは軸線に対して斜め外方に送る斜流ファンが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
実公平7−12713号公報
しかしながら、上述したとおりの形態の従来の送風ファンには、次のとおりの解決すべき問題がある。
送風ファンにより生成される冷却風は、上流である熱交換器の側から下流であるエンジン側に送られる。しかしながらこの配列においては、送風ファンはエンジン室の中の熱交換器とエンジンの間の限られたスペースに備えられるので、ファン下流には直近にエンジン等の障害物が存在し、軸流ファンにおいては冷却風の多くの部分が障害物に衝突することで通過抵抗が増大し、冷却風量が減少し、冷却効率が悪くなる問題がある。
この問題を改善するために、ファンの冷却風が下流側のエンジンと衝突しストールするのを減らすために斜流ファンを用いる方法、あるいはレイアウト上の制約やエンジン騒音低減のためにエンジン自体をカバーでシールドする場合に、熱交換器と送風ファンをエンジンから離して別の場所に設置し送風ファンを油圧モータや電動モータを用いて駆動する方法が採用されている。しかしながら斜流ファンは製作コストが高くなり、熱交換器とファンをエンジンから分離設置しても軸流ファンの下流に十分なスペースが確保できないケースが多い上にコストが高いという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、冷却風を生成する送風ファンにおける、下流側に配設されたエンジンのごとき障害物による冷却風のストール状態を減らし冷却効率の悪化を防止することができ、かつ製作コストを安くすることができる、送風ファンを提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決する送風ファンとして、回転駆動軸に取り付けられるボスに放射状に立設された複数個のファンブレードの各々が、該ボスの側に位置して下流側に軸流流れを生成する基端側部と、この基端側部から屈曲部を介して折り曲げられ下流側に半径方向外方に向けた斜流流れを生成する先端側部と、を備えていることを特徴とする送風ファンが提供される。
本発明に従って構成された送風ファンは、ファンブレードに屈曲部を備え、ファンブレードの基端部側に軸流流れを生成する部分が、先端部側に斜流流れを生成する部分が形成されている。したがって、送風下流側の障害物の大きさなどに応じて、例えば障害物が大きい場合には斜流流れを生成する先端側部を多くすることにより、冷却風と障害物の衝突量を減らしてストール状態を減らし冷却効率の悪化を防止することができる。またファンブレードに屈曲部を形成すればよいので製作コストを安くすることができる。
以下、本発明に従って構成された送風ファンについて、好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
建設機械における送風ファンの装着例を示した図1及びこの送風ファンの拡大詳細図である図2を参照して説明する。全体を番号2で示す送風ファン(以下単にファンと呼ぶことがある)は、建設機械のエンジン室に装備されたエンジン4とその長手方向に直列に配設された空冷の熱交換器であるラジエータ6及びオイルクーラ8の間に備えられている。
ファン4は、エンジン4のクランク軸あるいはクランク軸にベルトなどにより連結された中間軸である、エンジン4の端部に突出した回転駆動軸10に取り付けられている。ファン2はその軸線11を中心に図2に矢印Rで示す反時計方向に回転される。ファン2と熱交換器6,8の間にはそれらの周囲を覆う周知のファンシュラウド12が取り付けられている。
ファン2は、回転駆動軸10に取り付けられた円柱状のボス14と、その外周上に均等に放射状に立設された6個のファンブレード16を備えている。図2(a)はファン2を側面から見た図、図2(b)はファン2を正面から見た図である。なお図1及び図2(a)においては図が煩雑になるのを避けて複数個のファンブレード16の図示は一部省略されている。
ファンブレード16の各々は、ボス14の側に位置してファン2の送風の下流側(図1のファン2の右側)に軸線11の延びる方向に矢印W1で示す軸流流れを生成する基端側部16aと、基端側部16aから、二点鎖線で示す屈曲部18を介して折り曲げられ下流側に半径方向外方に向けた矢印W2で示す斜流流れを生成する先端側部16bとを備えている。
基端部側16aは、図3に示すように軸線11に対して角度Θ1のブレード角度で取り付けられている。先端側部16bは、ファン2を側面から見た状態(図2(a)の状態)において屈曲部18によりファン2の送風の上流側(図1のファン2の左側)に向けて折り曲げられている。ファンブレード16の先端側部16bの先端部の図4に示すブレード角度Θ2は、基端側部16aのブレード角度Θ1よりも小さく形成されている。
図5は、送風ファン2のファンブレード16と異なる形態のファンブレード26を備えた送風ファン20を示している。ファン20におけるファンブレード26の各々は、ボス14の側に位置してファン20の送風の下流側に軸流流れを生成する、前述のファンブレード16の基端側部16aと実質的に同じである基端側部26aと、基端側部26aから、二点鎖線で示す屈曲部28を介して折り曲げられ下流側に半径方向外方に向けた斜流流れを生成する、ファン20の回転方向Rに向けて折り曲げられた先端側部26bとを備えている。
主として図1を参照して上述したとおりの送風ファン2(20)の作用について説明する。
送風作用:
本発明に係る送風ファン2(20)によれば、ファンブレード16(26)の基端側に軸流流れW1を生成する基端側部16a(26a)、先端側に斜流流れW2を生成する先端側部16b(26b)を備えたセミ斜流ファンが形成される。そして、基端側部16a(26a)と先端側部16b(26b)の大きさ、配分を変えることにより、送風の下流側に位置するエンジン4など障害物の大きさに応じて軸流流れW1及び斜流流れW2の風量を変えることができる。
冷却効率:
したがって、エンジン4のごとき障害物によりストールする風量を減らすように先端側部16b(26b)の大きさを大きくし斜流流れW2の風量を大きくすることができるので、熱交換器6,8を通過する風量を多くすることができ冷却効率を向上させることができる。
製作コスト:
また、本発明に係る送風ファン2(20)は、ファンブレード16(26)を屈曲部18(28)によって曲げて形成すればよいので、製作コストを安くすることができる。
建設機械の性能向上:
さらに、本発明に係る送風ファン2(20)を建設機械に装備することにより、冷却風が無駄なく生成されるので、冷却風を生成するためのエンジン出力の無駄を減らし燃料消費量を低減することができ、また冷却水、作動油などが効果的に冷却され、さらに冷却風による騒音の発生も減少されるので、建設機械の性能を格段に向上させることができる。
本発明にしたがって構成された送風ファンの建設機械における装着例を示した図。 図1に示す送風ファンの拡大詳細図で(a)は側面図(b)は正面図。 図2のA−A矢印方向に見たファンブレードの断面図。 図2のB−B矢印方向に見たファンブレードの断面図。 送風ファンの他の形態を示した詳細図で(a)は側面図(b)は正面図。
符号の説明
2:送風ファン
4:エンジン
6:ラジエータ(熱交換器)
8:オイルクーラ(熱交換器)
10:回転駆動軸
14:ボス
16:ファンブレード
16a:基端側
16b:先端側部
18:屈曲部
20:送風ファン
26:ファンブレード

Claims (4)

  1. 回転駆動軸に取り付けられるボスに放射状に立設された複数個のファンブレードの各々が、 該ボスの側に位置して下流側に軸流流れ生成する基端側部と、 この基端側部から屈曲部を介して折り曲げられ下流側に半径方向外方に向けた斜流流れを生成する先端側部と、を備えていることを特徴とする送風ファン。
  2. 該先端側部が、該送風ファンの送風の上流側に向けて折り曲げられている、請求項1記載の送風ファン。
  3. 該先端側部が、該送風ファンの回転方向に向けて折り曲げられている、請求項1記載の送風ファン。
  4. 該送風ファンが建設機械に装備されたエンジンと熱交換器の間のエンジンの端部に取り付けられ、送風が該熱交換器を通してエンジンの側に流される、請求項1から3までのいずれかに記載の送風ファン。
JP2003374713A 2003-11-04 2003-11-04 送風ファン Pending JP2005139925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270670A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の冷却ファン装置
KR101302248B1 (ko) * 2012-11-02 2013-09-02 박근식 다방향 송풍가능한 날개구조
KR101302272B1 (ko) 2013-04-25 2013-09-02 박근식 다방향 송풍가능한 날개구조

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