JP2005139758A - 基礎構造物構成部材と基礎構造物 - Google Patents

基礎構造物構成部材と基礎構造物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005139758A
JP2005139758A JP2003377951A JP2003377951A JP2005139758A JP 2005139758 A JP2005139758 A JP 2005139758A JP 2003377951 A JP2003377951 A JP 2003377951A JP 2003377951 A JP2003377951 A JP 2003377951A JP 2005139758 A JP2005139758 A JP 2005139758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
foundation structure
standing
foundation
substructure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003377951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4171402B2 (ja
Inventor
Koichi Sato
光一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2003377951A priority Critical patent/JP4171402B2/ja
Publication of JP2005139758A publication Critical patent/JP2005139758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4171402B2 publication Critical patent/JP4171402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】形状が複雑なため製作コストや建設コストが嵩み、製作期間も長期化する従来のコンクリートケーソン等の基礎構造物に代えて、構成が簡潔で、製作コスト、建設コストを低減でき、製作期間も短期化できる新規な基礎構造物構成部材と基礎構造物を提供する。
【解決手段】1本又は複数本の杭に連結され、当該部材を介して基礎構造物が構築される基礎構造物構成部材10は、水平部材2bの一方の端部に立設部材2aが一体的に設けられ、さらに必要に応じて、水平部材2bの他方の端部にも立設部材2cが一体的に設けられ、前記水平部材2bの所定箇所に杭挿通用開口部3が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、護岸、岸壁、防波堤などの水域構造物や擁壁、砂防ダムなどの基礎構造物構成部材と基礎構造物に関する。
従来より基礎構造物としてコンクリートケーソンが知られているが、これは、鉄筋コンクリート製函体の内部に中詰材として土砂等を充填し、これらの重量によって土水圧、波力などに抵抗するものである。
しかし、函体の形状が複雑なため製作コストが嵩み、製作期間も長期化していた。また、土砂等を充填した函体の重量が重いため、基礎地盤が軟弱な場合、地盤改良を行う必要があり、建設コストが嵩んでいた。
また、形状が画一化されているため、様々な機能・効果を付与することが困難であった。
港湾の施設の技術上の基準・同解説(下),p594〜595,(社)日本港湾協会,平成11年4月
本発明は、これらの問題点を解消できる基礎構造物構成部材と基礎構造物を提供することを目的とする。
第1の発明は、1本又は複数本の杭に連結され、当該部材を介して基礎構造物が構築される基礎構造物構成部材であって、水平部材2bの一方の端部に立設部材2aが一体的に設けられ、前記水平部材2bの所定箇所に杭挿通用開口部3が設けられていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、水平部材2bの他方の端部に立設部材2cが一体的に設けられていることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、立設部材2a、2cの少なくとも一方の所定箇所に所定形状の通水用開口部30が設けられていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、水平部材2bが鉄筋コンクリート製または鉄骨鉄筋コンクリート製からなり、杭挿通用開口部3が鋼管110から構成されていることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、鋼管110の内面にズレ止め突起120が一体的に配設されていることを特徴とする。
第6の発明は、基礎地盤100に打設等の手段で杭4が配置され、前記杭4は、鉛直方向に1または2以上配設された前記基礎構造物構成部材における水平部材2bに設けられた杭挿通用開口部3に挿通されている基礎構造物を特徴とする
第7の発明は、第6の発明において、立設部材2aの向きが上向きまたは下向きであるように基礎構造物構成部材が杭4に配設されていることを特徴とする。
第8の発明は、第6または第7の発明において、鉛直方向に1または2以上配設された前記基礎構造物構成部材における少なくとも最下段の水平部材2bの上面に土砂等200が載置されていることを特徴とする。
第9の発明は、第6〜第8の発明において、杭4の頭部が連結材5で連結されていることを特徴とする。
第10の発明は、第6〜第9の発明において、既設構造物の前面側において、立設部材2aを既設構造物と離れるように設置し、立設部材2aと既設構造物の間に土砂等200を配置したことを特徴とする。
第11の発明は、第6〜第10の発明において、杭挿通用開口部3を挿通している杭4の外面における所定範囲にズレ止め突起120が配設されていることを特徴とする。
第12の発明は、第6〜第11の発明において、杭挿通用開口部3と杭4により構成部材された空隙部140にモルタルなどの経時硬化性材料150が充填されていることを特徴とする。
(1)基礎構造物構成部材の形状が略L形または略溝形であるため、製作が容易である。このため、製作コストを低減でき、製作期間も短縮することができる。
(2)略L形または略溝形の基礎構造物構成部材を適宜組み合わせて使用するため、様々な機能・効果を付与することができる。
(3)基礎構造物構成部材を杭によって支持すると、比較的な軟弱な地盤でも地盤改良を行わないですむ場合がある。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
図1(a)(b)は、実施形態1を示し、請求項1に対応するもので、基礎構造物構成部材10は、所定の板厚、所定の長さを有してコンクリート等で構成され、水平部材2bの一方の端部に立設部材2aを一体的に設けて、かつ前記水平部材2bの所定箇所に杭挿通用開口部3を設けて構成される。
図1(c)、(d)は、実施形態2を示し、請求項2に対応するもので、基礎構造物構成部材10は、コンクリート等で構成され、水平部材2bの両方の端部に立設部材2a、2cを一体的に設け、前記水平部材2bの所定箇所に杭挿通用開口部3を設けて構成される。
図2(a)、(b)は、実施形態3を示し、図2(c)、(d)は、実施形態4を示し、図3(a)、(b)は、実施形態5を示す。各実施形態3〜5は、請求項3に対応するもので、基礎構造物構成部材10の前記水平部材2bの端部に設ける立設部材2a、2cの少なくとも一方の所定箇所に所定形状の通水用開口部30を設けて構成される。
前記通水用開口部30の形状は任意でよく、図2(a)、(b)の実施形態3では、通水用開口部30は円孔状に設けられ、図2(c)、(d)の実施形態4では、通水用開口部30は長方形状に設けられ、図3(a)、(b)の実施形態5では、通水用開口部30は溝状に設けられている。
図4(a)〜(c)は、実施形態6を示し、請求項4、5に対応するものである。また、図(d)は、同図(a)のH部の拡大図である。実施形態6において、基礎構造物構成部材10の少なくとも水平部材2bは、鉄筋コンクリート製または鉄骨鉄筋コンクリート製であり、また、杭挿通用開口部3が鋼管110から構成されている。
前記鋼管110の外周にはスタッド等からなるズレ止め突起120突設されており、水平部材2bにおけるコンクリートとの一体化が確実になされている。さらに鋼管110の内周にも各種形状のズレ止め突起120が設けられており、杭4を挿通した後、鋼管110内周と杭外周の間隙に経時硬化性充填材を充填したとき、該充填材にズレ止め突起120が食い込むことで杭と基礎構造物構成部材10との一体化が確実になる。
図5は、実施形態7を示し、図1(a)に示す実施形態1に係る基礎構造物構成部材10を用いて構築した基礎構造物11を示し、請求項6、7、8、9、10に対応する。
図5において、基礎地盤100に打設等の手段で前列の杭4と後列の杭4が所定の間隔をあけて配置されている。前記杭4は、鉛直方向に間隔をあけて複数配設された基礎構造物構成部材10における水平部材2bに設けられた杭挿通用開口部3に挿通されている。
さらに説明すると、基礎構造物構成部材10は、上下に間隔をあけて2つ配置されており、下側の基礎構造物構成部材10(10a)は、水平部2bを基礎地盤110に載置すると共に、海側7に位置する立設部材2aの向きが上向きに配置されている。また、上側の基礎構造物構成部材10(10b)は、背面地盤(既設構造物側)8の側に位置する立設部材2aの向きが下向きである。
前列の杭4と後列の杭4は下側の基礎構造物構成部材10(10a)の水平部材2bの杭挿通用開口部3を挿通して上方部に立ち上がっており、各杭列の頭部4aは、上側の基礎構造物構成部材10(10b)の水平部材2bの杭挿通用開口部3を挿通して上方に突出している。
上側の基礎構造物構成部材10(10b)の水平部材2bの上面には、コンクリート版からなる連結材5が構築されており、杭頭部4bが連結材5の中に埋設され一体化されている。
背面地盤8の既設土留め壁9は鋼矢板又は鋼管矢板で構成されていて、この土留め壁9の上端部9aは笠コンクリート5aに埋設され、連結材5と笠コンクリート5aとの間には連結版13が配置されている。
また、上下の基礎構造物構成部材10a、10bにおける、少なくとも最下段の水平部材2bの上面に土砂等200が載置されている。この土砂等200は、立設部材2aの上端に近いレベルまで配しされている。なお、土砂等200の表層には、適宜手段の洗掘防止層が配置されることもある。この洗掘防止層として自然石を配設すると、水生生物の付着基材として機能し、魚貝類の蝟集効果を発揮することが期待できる。
また、上側の基礎構造物構成部材10(10b)の下向きの立設部材2aは、背面地盤8の土留め壁(既設構造物を含む)9と離れるように間隔をあけて配設されており、この間にも土砂等200aが配設されている。
上下の基礎構造物構成部材10a、10bにおける、下向きと上向きの立設部材2aの先端は互いに重なり合う高さ配置されている。したがって、基礎構造物構成部材10(10b)の下向きの立設部材2aと背面地盤8の土留め壁9の間において、土砂等200aが連結材5の下面に達するまで充填され、かつ前方の土砂等200と一体となり、土砂上面は水平面を安定に形成できる。
図6は、実施形態8を示し、図1(a)に示す実施形態1に係る基礎構造物構成部材10を用いて構築した基礎構造物11を示し、請求項9に対応する。
図6において、基礎地盤100に打設等の手段で前列の杭4と後列の杭4が配置され、各杭4は、実施形態1に係る基礎構造物構成部材10における水平部材2bに設けられた杭挿通用開口部3に挿通されている。
さらに説明すると、基礎構造物構成部材10の水平部材2bは、基礎地盤100に設置され、海側7に位置する立設部材2aの向きが上向きであり、既設構造物12との間に間隔をあけて配置されている。
前列の杭4と後列の杭4は下側の基礎構造物構成部材10の水平部材2bの杭挿通用開口部3を挿通して上方部に立ち上がっており、杭頭部4aは、コンクリート版からなる連結材5の中に埋設され一体化されている。
背面地盤8には土留め壁として機能する既設構造物12が配置されており、既設構造物12の上端部と連結材5との間には連結版13が配設されている。
基礎構造物構成部材10における立設部材2aと既設構造物12と水平部材2bとで升(空間部)が構成されており、この升を埋めるように水平部材2bの上面には土砂等200が配置されている。土砂等200は、立設部材2aの上端に近いレベルまで充填されている。
図7は、実施形態9を示し、図4(a)、(b)に示す実施形態6に係る基礎構造物構成部材10を用いて構築した基礎構造物11を示する。
図7において、基礎地盤100に打設等の手段で前列の杭4と後列の杭4が配置され、前記杭4は、鉛直方向に複数段に配設された基礎構造物構成部材10における各水平部材2bに設けられた杭挿通用開口部3に挿通されている。
さらに説明すると、下段の基礎構造物構成部材10の水平部材2bが基礎地盤100に配置され、その両端部の立設部材2aの上端に、上段の基礎構造物構成部材10の水平部材2bを段重ね状態で配置してあり、杭4は、上下段の基礎構造物構成部材10の水平部材2bの杭挿通用開口部3を挿通して立ち上がっており、杭頭部4aは、コンクリート版からなる連結材5が構築されており、杭頭部4aが連結材5に設けられた杭孔14に挿通され、一体的に結合されている。連結材5は、上段の基礎構造物構成部材10の立設部材2aの上端で支持されている。
実施形態9に係る基礎構造物11は、その一側に背面地盤や既設構造物が存在しておらず、両側が海側7であり、海中に独立して構築された例を示している。具体的には、防波堤、波除堤、離岸堤などの波浪制御構造物としての適用例である。
図8は、実施形態10を示し、図1(a)に示す実施形態1に係る基礎構造物構成部材10を2つ用いて、それぞれの立設部材2aの先端をつき合わせて配置して構築した基礎構造物11を示す。
図8において、基礎地盤100に打設等の手段で前列の杭4と後列の杭4が配置され、前記杭4は、鉛直方向に2つ配設された基礎構造物構成部材10における水平部材2bに設けられた杭挿通用開口部3に挿通されている。
さらに説明すると、上下に間隔をあけて配置される、基礎構造物構成部材10のうち、上側の基礎構造物構成部材10bの立設部材2aは下向きに配置し、下側の基礎構造物構成部材10aの立設部材2aは上向きに配置し、かつ、それぞれの立設部材2aの先端をつき合わせて配置する。また各立設部材2aは背面地盤8の側に配置して設けてある。
前列の杭4と後列の杭4は下側の基礎構造物構成部材10(10a)の水平部材2bの杭挿通用開口部3を挿通して上方部に立ち上がっており、さらに、上側の基礎構造物構成部材10(10b)の水平部材2bの杭挿通用開口部3を挿通して上方に突出している。
上側の基礎構造物構成部材10(10b)の水平部材2bの上面には、コンクリート版からなる連結材5が構築されており、杭頭部4aが連結材5が埋設され一体化されている。
背面地盤8の既設土留め壁9は鋼矢板又は鋼管矢板で構成されていて、この土留め壁9の上端部9aは笠コンクリート5aに埋設され、連結材5と笠コンクリート5aとの間には連結版13が配置されている。
また、上側と下側の基礎構造物構成部材10(10a、10b)のそれぞれの下向きと上向きの立設部材2aとで壁15が構築されており、この壁15は、背面地盤8の土留め壁(既設構造物を含む)9と離れるように配設されており、両壁15と9の間に土砂等200が充填されている。
図9(a)、(b)は、請求項11、12に対応し、図5〜図8に示す基礎構造物11において、各基礎構造物構成部材10の水平部材2bの杭挿通用開口部3を鋼管110で構成し、鋼管110内を杭4が挿通している詳細を示している。
図9において、前記鋼管110の外周にはズレ止め(スタッド)120が突設されており、水平部材2bにおけるコンクリートとの一体化が確実になされている。さらに鋼管110の内周にも各種形状のズレ止め突起120が設けられており、他方、杭4の外面における所定範囲にズレ止め突起120が配設されており、この杭4を鋼管110に挿通した後、鋼管110内周と杭外周の空隙部140にモルタルなどの経時硬化性充填材150を充填する。このとき、充填材150にズレ止め突起120と突起120が食い込むことで杭4と基礎構造物構成部材10との一体化が確実になる。
図6〜図8では、図1(a)、(b)に示す基礎構造物構成部材10を上下2段に図示の組み合わせで配置し、さらに、杭4および連結材5に組み込んで構成した基礎構造物の数例を示した。前記上下2段に基礎構造物構成部材10を組み合わせる組み合わせ例は、図示以外にも各種あり、その組み合わせ例の表を図10に示す。
図10において、「上段」と記した欄の横列及び、「下段」と記した欄の縦列には、図1(a)、(b)に示す基礎構造物構成部材10の断面形状及び、配置の形態を模式図で示している。
そして、「上段」と記した欄の横列、「下段」と記した欄の縦列に示す各基礎構造物構成部材10の組み合わせを、前記横列と縦枠の交わる枠内に「A−1・・「A−6」、「F−1」・・「F−6」等の英文字と数字で示されている。
この表には、横列に示す6例の配置態様とした上段の各基礎構造物構成部材10と、縦列に示す6例の配置態様とした下段の各基礎構造物構成部材10との上下段の組み合わせ例が、6×6=36例示されている。したがって、本発明では、少なくともこれら36例の組み合わせを適宜選択して実施することができる。
その他、実施形態で説明した事項につき、補足説明すると以下のとおりである。
(1)鋼管110として内面突起付き鋼管または内外面突起付き鋼管を使用してもよい。
(2)杭4として、少なくとも鋼管110に対応する個所に外面突起付き鋼管を使用しても よい。
(3)請求項8、請求項9における土砂等とは、土砂、石、コンクリートブロック塊などをいう。
(4)請求項12における空隙部140に、経時硬化性材料150を充填しない場合もある。
(5)下段の基礎構造物構成部材と上段の基礎構造物構成部材の間、上段の基礎構造物構成部材と連結材の間に隙間を設けて配置する場合もある。
本発明において、各実施形態に示した構成を適宜設計変更して実施することができ、これらは各請求項に記した範囲に含まれるものである。
(a)は、実施形態1に係る基礎構造物構成部材の断面図、(b)は、同(a)のA−A線断面図である。(c)は、実施形態2に係る基礎構造物構成部材の断面図、(d)は、同(a)のB−B線断面図である。 (a)は、実施形態3に係る基礎構造物構成部材の断面図、(b)は、同(a)のC−C線断面図、(c)は、実施形態4に係る基礎構造物構成部材の断面図、(d)は、同(c)のD−D線断面図、 (a)は、実施形態5に係る基礎構造物構成部材の断面図、(b)は、同(e)のE−E線断面図である。 (a)は、実施形態6に係る基礎構造物構成部材の断面図、(b)は、同(a)のF−F線矢視図、(c)は、同(a)のG−G線矢視図、(d)は、同(a)のH部の詳細図である。 図1(a)、(b)に示す基礎構造物構成部材を上下2段に配設して組み込んだ基礎構造物の一例の断面図である。 図1(a)、(b)に示す基礎構造物構成部材を1段配置として組み込んだ基礎構造物の断面図である。 図4に示す基礎構造物構成部材を上下2段に配設して組み込んだ基礎構造物の一例の断面図である。 図1(a)、(b)に示す基礎構造物構成部材を上下2段に配設して組み込んだ基礎構造物の他の例の断面図である。 (a)は、図5〜図8における基礎構造物構成部材の水平部材の杭挿通用開口部の一例の詳細図、(b)は、その杭挿通用開口部に杭を挿通した状態の詳細図である。 実施形態1〜6に示す基礎構造物構成部材を上下2段に組み合わせ、杭を用いて基礎構造物を構成する場合おける、基礎構造物構成部材の組み合わせ例を示す図である。
符号の説明
2a 立設部材
2b 水平部材
2c 立設部材
3 杭挿通用開口部
4 杭
4a 杭頭部
5 連結材
7 海側
8 背面地盤
9 土留め壁
10 基礎構造物構成部材
11 基礎構造物
12 既設構造物
13 連結版
14 杭挿通孔
15 壁
16 ズレ止め突起
30 通水用開口部
100 基礎地盤
110 鋼管
120 ズレ止め突起
140 空隙部
150 経時硬化性材料
200 土砂等

Claims (12)

  1. 1本又は複数本の杭に連結され、当該部材を介して基礎構造物が構築される基礎構造物構成部材であって、水平部材(2b)の一方の端部に立設部材(2a)が一体的に設けられ、前記水平部材(2b)の所定箇所に杭挿通用開口部(3)が設けられていることを特徴とする基礎構造物構成部材。
  2. 水平部材(2b)の他方の端部に立設部材(2c)が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載の基礎構造物構成部材。
  3. 立設部材(2a)、(2c)の少なくとも一方の所定箇所に所定形状の通水用開口部(30)が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の基礎構造物構成部材。
  4. 水平部材(2b)、立設部材(2a)、立設部材(2c)が鉄筋コンクリート製または鉄骨鉄筋コンクリート製からなり、杭挿通用開口部(3)が鋼管(110)から構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の基礎構造物構成部材。
  5. 鋼管(110)の内面にズレ止め突起(120)が一体的に配設されていることを特徴とするとする請求項4記載の基礎構造物構成部材。
  6. 基礎地盤(100)に打設等の手段で杭(4)が配置され、前記杭(4)は、鉛直方向に1または2以上配設された前記基礎構造物構成部材における水平部材(2b)に設けられた杭挿通用開口部(3)に挿通されていることを特徴とする基礎構造物。
  7. 立設部材(2a)の向きが上向きまたは下向きであるように基礎構造物構成部材が杭(4)に配設されていることを特徴とする請求項6記載の基礎構造物。
  8. 鉛直方向に1または2以上配設された前記基礎構造物構成部材における少なくとも最下段の水平部材(2b)の上面に土砂等(200)が載置されていることを特徴とする請求項6または7に記載の基礎構造物。
  9. 杭(4)の頭部が連結材(5)で連結されていることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の基礎構造物。
  10. 既設構造物の前面側において、立設部材(2a)を既設構造物と離れるように設置し、立設部材(2a)と既設構造物の間に土砂等(200)を配置したことを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の基礎構造物。
  11. 杭挿通用開口部(3)を挿通している杭(4)の外面における所定範囲にズレ止め突起(120)が配設されていることを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載の基礎構造物。
  12. 杭挿通用開口部(3)と杭(4)により構成部材された空隙部(140)にモルタルなどの経時硬化性材料(150)が充填されていることを特徴とする請求項6〜11の何れか1項に記載の基礎構造物。
JP2003377951A 2003-11-07 2003-11-07 基礎構造物 Expired - Fee Related JP4171402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003377951A JP4171402B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 基礎構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003377951A JP4171402B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 基礎構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005139758A true JP2005139758A (ja) 2005-06-02
JP4171402B2 JP4171402B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=34688499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003377951A Expired - Fee Related JP4171402B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 基礎構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4171402B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179247A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Penta Ocean Construction Co Ltd 大水深岸壁構造
JP2013160039A (ja) * 2012-06-19 2013-08-19 Jfe Engineering Corp 堤体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179247A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Penta Ocean Construction Co Ltd 大水深岸壁構造
JP2013160039A (ja) * 2012-06-19 2013-08-19 Jfe Engineering Corp 堤体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4171402B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016515173A (ja) プレキャストコンクリート擁壁
JP2007270461A (ja) 山留め工法
JP2007291707A (ja) 盛土構造物およびその構築方法
KR20120049106A (ko) 조립식 호안블록
JP2011144615A (ja) 組立式親環境植生ブロック
JP4967105B2 (ja) 建築物における免震方法
JP6760529B1 (ja) 防水壁および防水壁の構築方法
JP2000265458A (ja) PCa杭地中壁による地下構造物の床版連結構造
KR101311257B1 (ko) 옹벽용 블록 구조
JP2005139758A (ja) 基礎構造物構成部材と基礎構造物
KR100636085B1 (ko) 조립식 옹벽 구조체
KR20060026098A (ko) 옹벽 블럭 구조
KR101334749B1 (ko) 옹벽용 계단식 식생블록 및 이를 이용한 옹벽 시공방법
JP4958064B2 (ja) 岸壁の耐震補強構造
KR100705934B1 (ko) 식생 블록과 앵커 블록의 간격조절장치
KR100746128B1 (ko) 식생공간을 포함하는 견치블록 및 이를 이용한 견치블록의축조방법
JP4116019B2 (ja) 護岸ブロック
KR101589287B1 (ko) 식생용 호안블록의 결속구조
KR200420352Y1 (ko) 식생형 옹벽블록
KR102244753B1 (ko) 친환경 목재 옹벽
KR102231712B1 (ko) 목재를 이용한 옹벽구조물
KR20110005277U (ko) 식생옹벽블록
KR101070379B1 (ko) 자연석 옹벽의 시공구조 및 시공방법
KR200284588Y1 (ko) 토류벽을 이용한 인공 폭포 구조물
KR100467089B1 (ko) 건축용 조립식 옹벽블록 설치구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080808

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4171402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees