JP2005138734A - 車載空調装置 - Google Patents

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雅彦 菅谷
Nobukazu Kuribayashi
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Abstract

【課題】 アクチュエータの駆動回路が静電気により破壊されるのを防止する。
【解決手段】 空調ケーシング2の外壁面200には、電子制御装置用コネクタ24を仮固定する仮固定部210が設けられている。そして、仮固部210により、電子制御装置用コネクタ24を仮固定しておけば、仮固部210によりコネクタ端子が覆されるので、電子制御装置用コネクタ24のうちコネクタ端子以外の部分、すなわち、電子制御装置用コネクタ24の後側部分だけを露出させることができる。このため、作業者が、電子制御装置用コネクタ24をつまんで仮固定部210から外す際には、作業者に対して電子制御装置用コネクタ24のうち後側部分だけを触るように強いることができる。このため、静電気による静電電流が作業者からコネクタ端子を介して駆動回路に流れ込むのを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空調ケーシング内の各ドアをそれぞれ駆動する複数の電動式アクチュエータを制御する車載空調装置に関する。
従来、車載空調装置の空調ユニット1として、図7に示すように、車室内に向けて空気を吹き出す空気流路をなす空調ケーシング2と、空調ケーシング2の内気吸入口3、外気吸入口4を選択的に開閉する吸入口切換ドア5と、吸入口3、4から空気を吸い込んで吹出口14、15、17に向けて送風する送風機7と、送風機7により送風された空気を冷却するエバポレータ9と、エバポレータ9により冷却された空気を加熱するヒータ10とを備えているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいては、空調ケーシング2には、ヒータコア10を迂回するバイパス通路12が形成されている。そして、ヒータコア10の空気上流側には、ヒータコア10を通る風量とバイパス通路12を通る風量との風量割合を調節することにより、車室内に吹き出す空気の温度を調節するエアミックスドア13が配設されている。
また、空調ケーシング2の最下流側部位には、車室内乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのフェイス吹出口14と、車室内乗員の足元に空気を吹き出すためのフット吹出口15と、フロントガラス16の内面に向かって空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口17とが形成されている。そして、これらの吹出口14、15、17の空気上流側部位には、それぞれ吹出モード切換ドア18、19、20が配設されている。
ここで、吹出モード切換ドア18、19、20は、電動式アクチュエータ21aによって開閉されて、エアミックスドア13及び吸入口切換ドア5も、吹出モード切換ドア18、19、20と同様に、電動式アクチュエータ21b、21cによって開閉される。そして、電動式アクチュエータ21a〜21cは、電子制御装置によって制御される。
ここで、電動式アクチュエータ21a〜21cは、空調ケーシング2の外壁面にそれぞれ固定されるものであって、サーボモータ、このサーボモータの回転を減速する減速機、減速機の回転をドア5、13、18、19、20に出力する出力歯車、および、その出力歯車の回転角を検出するポテンショメータからそれぞれ構成されている。
次に、電動式アクチュエータ21a〜21c及び電子制御装置の間の電気接続について図8〜図10を参照して説明する。図8は、電子制御装置22及び電動式アクチュエータ21a〜21cの間の電気接続の構成を示す図である。
先ず、電動式アクチュエータ21a〜21cには、アクチュエータ用コネクタ23A〜23Cがそれぞれ嵌合される。
また、図9に示すように、アクチュエータ用コネクタ23A〜23Cのコネクタハウジング23aの内部には、駆動回路23b、電動式アクチュエータ21a〜21cの雄型コネクタ(図示せず)と嵌合する雌型コネクタ23c、及び、電気配線W/Hが接続されるハーネス端子23dが収納されている。なお、図9は、アクチュエータ用コネクタの構成を示す斜視図である。
ここで、ハーネス端子23dの先端側には、V字状の切り欠き部23eが形成されており、電気配線W/Hは、コネクタハウジング23aとカバー23fとの接合面に形成された穴部23gに挟まれてコネクタハウジング23aに固定保持された状態で、切り欠き部23eに食い込むように挟まれてハーネス端子23dに電気的に接続される。
つまり、電気配線W/Hを切り欠き部23eに食い込ませることにより電気配線W/Hの絶縁被覆がV字状の切り欠き部23eにより切断されて、絶縁被覆内の芯線とハーネス端子23dとが電気的に導通する。一方、電気配線W/Hは、コネクタハウジング23aとカバー23fとに挟まれてアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cに固定される。
このことにより、各アクチュエータ用コネクタ23A〜23Cが、図10に示すように、電気配線W/Hをその長手方向に沿って順次、固定保持するように配置されることになる。なお、以下、図10に示すように、電気配線W/Hに対して電動式アクチュエータ21a〜21c及びアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cを組み付けた部材を、ハーネスアッセンブリ27と呼ぶ。
一方、図9に示す駆動回路23bは、電子制御装置22との間で制御信号を授受する通信回路を有して構成される集積回路であり、駆動回路23bは、電気配線W/Hを通して電子制御装置22によって制御されて、電動式アクチュエータ21a(21b、21c)を駆動する。電気配線W/Hの一端部2bには、電子制御装置用コネクタ24が接続されており、電子制御装置用コネクタ24は、電子制御装置22のコネクタ22aに嵌合されるように形成されている。
また、電気配線W/Hは、通信線W1、電源線W2、及びグランド線W3から構成されている。通信線W1は、電子制御装置22がアクチュエータ毎に駆動回路23bをそれぞれ時分割に制御するために、電子制御装置22及び各駆動回路23bの間で制御信号を時分割に送受信するためのものである。
電源線W2は、電子制御装置22から各駆動回路23bのそれぞれに電力供給するためのものである。グランド線W3は、電子制御装置22及び駆動回路23bを接地するためのものである。
特開2003−134720号公報
ところで、上述の特許文献1には、電子制御装置22によって電動式アクチュエータ21a〜21cを制御するための構成について記載しているが、車載空調装置を車両への組み付けることについては記載されていない。
ここで、例えば、電子制御装置22としては、車両に搭載された状態では、空調ユニット1に対して固定されているものであっても、電子制御装置22を空調ユニット1に組み付けた後にこの空調ユニット1を電子制御装置22とともに車両に搭載する場合に限らない。
例えば、車輌製造会社の製造ライン等によっては、空調ユニット1を車両への組み付けた後に、この組み付けられた空調ユニット1に電子制御装置22を組み付けるケースがある。そこで、本発明者らは、このように空調ユニット1を車両に組み付けた後にこの組み付けられた空調ユニット1に電子制御装置22を組み付けるケースについて詳細に検討した。以下に、本発明者らの検討結果について説明する。
先ず、空調ユニット1の車両への組み付けに先立ち、図11に示すように、ハーネスアッセンブリ27(図10参照)の電子制御装置用コネクタ24だけが、電子制御装置22に対して未接続の状態となる空調ユニット1を用意する。なお、図11では、破線にて電子制御装置22を示す。
その後、このような空調ユニット1及び電子制御装置22が車両製造ラインに運ばれる。そして、車両に空調ユニット1を搭載するとともに、その搭載された空調ユニット1に対して電子制御装置用コネクタ24を搭載する。
ここで、車両製造ラインの作業者が、電子制御装置用コネクタ24を電子制御装置22のコネクタ22aに接続する際には、電子制御装置用コネクタ24のコネクタ端子24a〜24c(図10参照)の一部(例えば図10では先端部)が、露出している。コネクタ端子24a〜24cは、通信線W1、電源線W2、並びにグランド線W3にそれぞれ接続されているものである。
ここで、例えば、作業者に静電気が帯電されていると、静電気によって、作業者から電子制御装置用コネクタ24のコネクタ端子24a〜24cに対して放電する場合がある。
このとき、過大な静電電流が作業者からコネクタ端子24a〜24cを経て電気配線W/Hを通して駆動回路23aに流れ込むので、駆動回路23aが静電電流により破壊されるといった問題が生じる。
本発明は、上記点に鑑み、電子制御装置用コネクタを電子制御装置に組み付けるときに、作業者から電子制御装置用コネクタに静電気が放電するのを防止するようにする車載空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内に向けて空気を吹き出す空気流路を成す空調ケーシング(2)と、
前記空調ケーシングの空気流路内でそれぞれ可動可能に配設された複数のドア(5、13、18〜20)と、
前記空調ケーシングの外壁面(200)にそれぞれ固定されて、前記複数のドアをそれぞれ駆動する複数の電動式アクチュエータ(21a〜21c)と、
前記複数の電動式アクチュエータをそれぞれ駆動する複数の駆動回路(23b)と、
前記複数の駆動回路を電気配線(W/H)を通してそれぞれ制御するための電子制御装置(22)と、
前記複数の駆動回路をそれぞれ内蔵して、前記複数の駆動回路及び前記複数の電動式アクチュエータの間をそれぞれ電気的接続するとともに、前記複数の駆動回路及び前記電気配線の間をそれぞれ電気的接続する複数のアクチュエータ用コネクタ(23A〜23C)と、
前記電気配線に接続されるとともに、前記電子制御装置に電気接続するためのコネクタ端子(24a〜24c)を有する電子制御装置用コネクタ(24)と、を備える車載空調装置において、
前記空調ケーシングの外壁面(200)には、前記電子制御装置用コネクタを前記電子制御装置に接続するに先立って、前記電子制御装置用コネクタを仮固定するための仮固定部(210)が設けられており、
前記仮固部は、前記電子制御装置用コネクタのうち前記コネクタ端子の露出部分を覆う状態で、前記電子制御装置用コネクタを仮固定するように形成されているものであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、電子制御装置用コネクタを仮固定部に仮固定しておけば、仮固部によりコネクタ端子が覆われるので、電子制御装置用コネクタのうちコネクタ端子の露出部分以外の部分だけを露出させることができる。
したがって、作業者が、電子制御装置用コネクタを電子制御装置に接続するために、電子制御装置用コネクタをつまんで仮固定部から外す際には、作業者に対して電子制御装置用コネクタのうちコネクタ端子の露出部分以外の部分だけを触るように強いることができる。
すなわち、作業者に対して電子制御装置用コネクタのうちコネクタ端子の露出部分を触ることを規制できる。このため、作業者がコネクタ端子に触れて静電気による静電電流が作業者からコネクタ端子を介して駆動回路に流れ込むのを抑制できるので、静電気により駆動回路が破壊されるのを防止できる。
例えば、請求項2に記載の発明のごとく、電子制御装置用コネクタ(24)のうち先端側でコネクタ端子(24a〜24c)が露出している場合には(図10参照)、図2に示すように、仮固部(210)としては、空調ケーシングの外壁面(200)から略筒状に突出するように形成されて、かつ、電子制御装置用コネクタ(24)の先端側を外壁面(200)側に向けて電子制御装置用コネクタ(24)が圧入されることにより、コネクタ端子(24a〜24c)の露出部分を覆う状態で電子制御装置用コネクタ(24)を仮固定するように形成されているものを用いてもよい。
なお、略筒状とは、円筒状に形成されるものに限らず、角筒状に形成されるものも含まれる。
また、仮固部としては、請求項2に記載の発明のように形成されたものに限らず、次に示す請求項3に記載の発明のように形成されたものを用いてもよい。
すなわち、請求項3に記載の発明において、仮固部(210)は、図5に示すように、空調ケーシングの外壁面(200)から互いに対向して個別に突出するように形成される第1、第2の突出部(222、223)を備えており、第1、第2の突出部(222、223)は、互いの間に電子制御装置用コネクタ(24)が外壁面(200)に対して略平行に圧入されて電子制御装置用コネクタ(24)を仮固定するように形成されているものである。
ここで、請求項4に記載の発明のように、第1、第2の突出部(222、223)に、電子制御装置用コネクタ(24)に係合するための係合部(230)がそれぞれ設けられていれば、第1、第2の突出部(222、223)から、電子制御装置用コネクタ(24)が外れ難くすることができる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、電子制御装置用コネクタ(24)のうち先端側でコネクタ端子(24a〜24c)が露出している場合には(図10参照)、第1、第2の突出部(222、223)により電子制御装置用コネクタ(24)を仮固定している状態で、仮固部(210)は、図5に示すように、空調ケーシングの外壁面(200)から突出してコネクタ端子(24a〜24c)の露出部分を覆うように形成される蓋部(221)を備えることが必要となる。
ところで、電子制御装置用コネクタが仮固部より仮固定された状態でも、何らかの原因で、静電気による静電電流が電気配線を介して駆動回路に流れ込む場合がある。
そこで、本発明者等は、(1)静電気による静電電流を通信線を通して駆動回路に流し込んだ第1ケース、(2)静電気による静電電流を電源線を通して駆動回路に流し込んだ第2ケース、(3)静電気による静電電流をグランド配線を通して駆動回路に流し込んだ第3ケースについて、いずれのケースであると、駆動回路が破壊し易いかを調べた。
すなわち、第1〜第3ケースのうちいずれのケースが、最も小さな電流で、駆動回路が壊れるかについて調べたところ、(1)通信線を通して静電電流が駆動回路に流れ込んだ第1ケースが、最も小さな電流で、駆動回路が壊れたといったことが分かった。
そこで、電子制御装置用コネクタが仮固部より仮固定された状態において、仮に、何らかの原因で、静電気による静電電流が通信線を介して駆動回路に流れ込んでも、その静電電流値が小さい値となるようにすることが必要であると考えられる。
そこで、例えば、以下に記載する請求項6に記載の発明においては、電子制御装置用コネクタが、前記通信線、前記電源線、および前記グランド配線にそれぞれ接続される3つの端子(24a〜24c)を前記コネクタ端子として備えている場合には、仮固部より前記電子制御装置用コネクタを仮固定した状態で、前記3つの端子に接触して前記3つの端子を同電位にする導電部材(213)を備えている。
したがって、何らかの原因で静電気による静電電流が通信線に流れ込んでも、当該静電電流が通信線から導電部材を通してグランド配線及び電源線に流れ込むので、導電部材を採用しない場合に比べて、通信線から通信端子に流れ込む静電電流の値を小さくすることができるので、静電気が原因で駆動回路が破壊されるのを抑制することができる。
また、例えば、請求項7に記載の発明のように、前記複数の駆動回路が、前記電気配線(W/H)により直列接続されており、前記空調ケーシングに対して前記電気配線(W/H)をその長手方向に沿って順次保持するように配置された複数の保持部材(23A〜23C)を備え、前記電子制御装置用コネクタ(24)が、電気配線の一端部(2a)に接続されている場合には、仮固部(210)としては、図3に示す如く、略円状領域(300)の内側にて、仮固部(210)が位置することが必要となる。
ここで、略円状領域(300)とは、複数の保持部材(23A〜23C)のうち、電子制御装置用コネクタ(24)に対して電気配線(W/H)の他端部(2b)側で電子制御装置用コネクタ(24)の次に配置される保持部材(23A)を中心とし、かつ、この中心から前記電子制御装置用コネクタまでの電気配線(W/H)の寸法を半径(r)として、外壁面(200)上にて円形に設定される領域である。
ただし、図3は、保持部材としてアクチュエータ用コネクタが採用される例を示す模式図である。
また、例えば、請求項8に記載の発明の如く、保持部材としてアクチュエータ用コネクタを利用すれば、保持部材として専用部材を用いる必要が無くなる。また、
この場合、略円状領域(300)としては、図3に示すように、複数のアクチュエータ用コネクタ(23A〜23C)のうち電子制御装置用コネクタ(24)に対して電気配線(W/H)の他端部(2b)側で電子制御装置用コネクタ(24)の次に配置されるアクチュエータ用コネクタ(23A)を中心とし、かつ、この中心から電子制御装置用コネクタ(24)までの電気配線(W/H)の寸法を半径(r)として、外壁面(200)上に円形に設定される領域を用いることが必要になる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に本発明の第1実施形態に係る車載空調装置の空調ユニット1を示す。なお、上記した図7〜図10に示す構成と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
この第1の実施形態では、空調ケーシング2の外壁200には、仮固定部210が設けられており、この仮固定部210は、外壁200から車両後側に向けて突出するように形成されている。
具体的には、仮固定部(待ち受け部)210は、図2に示すように、外壁200から車両後方に向けて角筒状に突出するように形成されている。そして、電子制御装置用コネクタ24が、図2中矢印Y1の如く開口部212を通して仮固定部210内に差し込まれた状態では、仮固定部210の内側面213が、電子制御装置用コネクタ24の先端面240(図10参照)に対向する。
ここで、電子制御装置用コネクタ24の先端面240では、図10に示すように、コネクタ端子24a〜24cの先端部が露出するように構成されている。このため、電子制御装置用コネクタ24が、図2中矢印Y1の如く、仮固定部210内に差し込まれた状態では、電子制御装置用コネクタ24の先端面240に、内側面213が対向することにより、コネクタ端子24a〜24cの露出部(すなわち、先端部)が内側面213により覆われることになる。
このとき、電子制御装置用コネクタ24のうち先端側部分24d(図2中にて二点鎖線部分)が仮固定部210内に入り込むが、後側部分24c(図2中にて波線部分)が仮固定部210からはみ出ることになる。すなわち、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210内に圧入された状態においては、電子制御装置用コネクタ24の後側部分24e(図2中にて波線部分)だけが露出することになる。
ここで、電子制御装置用コネクタ24の外形は、幅寸法(車両左右方向の寸法)Wd1、高さ寸法(上下方向の寸法)H1である直方体に形成されている。一方、仮固定部210の内部空間は、幅寸法Wd2、高さ寸法H2である直方体に形成されている。
そして、電子制御装置用コネクタ24の外形の幅寸法Wd1は、仮固定部210の内部空間の幅寸法Wd2に比べて、若干大きく設定されている。電子制御装置用コネクタ24の外形の高さ寸法H1は、仮固定部210の内部空間の高さ寸法H2に比べて若干大きく設定されている。
したがって、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210内に差し込まれることにより、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210により圧入固定されることになる。
なお、空調ケーシング2は、例えば、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材料により成形されたものである。
次に、仮固定部210の位置について図3を用いて説明する。図3は、仮固定部210の位置を説明するための模式図である。
先ず、3つのアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cは、図3に示すように、電気配線W/Hをその長手方向に沿って順次配置されており、電子制御装置用コネクタ24は、電気配線W/Hの一端部2aに接続されたものである。そして、仮固部210の位置は、空調ケーシング2の外壁面200上に設定される略円状領域300(図3中にて波線で示す領域)の内側に設定される。
ここで、略円状領域300は、アクチュエータ用コネクタ23Aを中心とし、かつ、この中心から電子制御装置用コネクタ24までの電気配線の寸法rを半径として、外壁面200上にて円形に設定される領域である。
なお、アクチュエータ用コネクタ23Aは、請求項4に記載の発明における、「アクチュエータ用コネクタ23A〜23Cのうち電子制御装置用コネクタ24に対して電気配線W/Hの他端部2b側で電子制御装置用コネクタ24の次に配置されるアクチュエータ用コネクタ」に相当する。
次に、車載空調装置の空調ユニット1の製造工程、及び空調ユニット1及び電子制御装置22を車両に組み付ける組付工程について説明する。
先ず、空調ケーシング2の空気流路内にドア5、13、18、19、20等を組み付けるとともに、空調ケーシング2の外壁面200に電動式アクチュエータ21a〜21c等をネジ等により固定する。
ここで、ハーネスアッセンブリ27のうちアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cを、電動式アクチュエータ21a〜21cにそれぞれ嵌合する。また、ハーネスアッセンブリ27のうち電子制御装置用コネクタ24を仮固定部210内に差し込む。
ここで、仮固定部210の上面221(蓋部)、下面222、左面223、右面224が、それぞれ、広がるように弾性変形する。これに伴い、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210により圧入固定される。このことにより、仮固定部210により電子制御装置用コネクタ24が空調ケーシング2に対して仮固定されることになる。
次に、このような空調ユニット1が、電子制御装置22とともに、車両製造ラインに運ばれる。そして、車両に空調ユニット1を搭載するとともに、その搭載された空調ユニット1に対して、図1に示すごとく、電子制御装置22を搭載する。なお、図1は、空調ユニット1及び電子制御装置22だけを示す
ここで、仮固定部210により電子制御装置用コネクタ24が空調ユニット1に対して仮固定されている状態では、電子制御装置用コネクタ24の後側部分24eだけが露出していることになる。
したがって、車両製造ラインの作業者は、電子制御装置用コネクタ24の後側部分24eだけを指でつまんで、仮固定部210から電子制御装置用コネクタ24を車両後方に引き抜く。これに伴い、仮固定部210から電子制御装置用コネクタ24が外れるので、この外れた電子制御装置用コネクタ24を電子制御装置22のコネクタ22a(図8参照)に接続する。以上により、空調ユニット1及び電子制御装置22の組付工程が終了する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
すなわち、空調ケーシング2の外壁面200には、電子制御装置用コネクタ24を電子制御装置22に接続するに先立って、電子制御装置用コネクタ24を着脱可能に仮固定する仮固定部210が設けられている。そして、仮固部210は、電子制御装置用コネクタ24のうちコネクタ端子24a〜24cの露出部(先端部)を覆う状態で電子制御装置用コネクタ24を仮固定するように形成されているものである。
ここで、電子制御装置用コネクタ24を仮固定部210に仮固定しておけば、仮固部210によりコネクタ端子24a〜24cが覆されるので、電子制御装置用コネクタ24のうちコネクタ端子24a〜24cの露出部分以外の部分、すなわち、電子制御装置用コネクタ24の後側部分24eだけ(図2中の波線部)を露出させることができる。
したがって、作業者が、電子制御装置用コネクタ24を電子制御装置22に接続するために、電子制御装置用コネクタ24をつまんで仮固定部210から外す際には、作業者に対して電子制御装置用コネクタ24のうち後側部分24だけを触るように強いることができる。
すなわち、作業者に対して電子制御装置用コネクタ24のうちコネクタ端子24a〜24cの露出部分を触ることを規制できる。このため、静電気による静電電流が作業者からコネクタ端子24a〜24cを介して駆動回路に流れ込むのを防止することができるので、駆動回路23bが静電気により破壊されるのを防止できる。
(第2実施形態)
ところで、電子制御装置用コネクタ24が仮固部210より仮固定された状態でも、何らかの原因で、静電気による静電電流が電気配線W/Hを介して駆動回路23bに流れ込む場合がある。
そこで、本発明者等は、(1)静電気による静電電流を通信線W1を通して駆動回路23bに流し込んだ第1ケース、(2)静電気による静電電流を電源線W2を通して駆動回路23bに流し込んだ第2ケース、(3)静電気による静電電流をグランド配線W3を通して駆動回路23bに流し込んだ第3ケースについて、いずれのケースであると、駆動回路が破壊し易いかを調べた。
すなわち、第1〜第3ケースのうちいずれのケースが、最も小さな電流で、駆動回路23bが壊れるかについて調べたところ、(1)通信線W1を通して静電電流が駆動回路23bに流れ込んだ第1ケースが、最も小さな電流で、駆動回路23bが壊れたといったことが分かった。
そこで、電子制御装置用コネクタ24が仮固部210より仮固定された状態において、仮に、何らかの原因で、静電気による静電電流が通信線W1を介して駆動回路23bに流れ込んでも、その静電電流の値が小さい値となるようにすることが必要であると考えられる。この場合の構成について例について図4を用いて説明する。
図4は、電子制御装置用コネクタ24及び仮固部210を車両左右方向(車両幅方向)から視た側面図である。
図4に示すように、電子制御装置用コネクタ24の内側において、金属製の導電部材400が空調ケーシング2に埋め込まれており、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210内に差し込まれた状態では、コネクタ端子24a〜24c(図10参照)の先端部が導電部材400に接触する。
したがって、導電部材400によってコネクタ端子24a〜24cが同一の電位になるため、何らかの原因で静電気による静電電流が通信線に流れ込んでも、当該静電電流が通信線W1から導電部材400を通してグランド配線W3及び電源線W2に流れ込む。
このため、導電部材400を採用しない場合に比べて、通信線W1から通信端子に流れ込む静電電流値を小さくすることができるので、静電気が原因で駆動回路23bが破壊されるのを抑制することができる。
ここで、導電部材400としては、銅等の金属製の板状部材やカーボンを含む導電製の板状部材が用いられる。そして、導電部材400は、二色成型法により成型されて、空調ケーシング2の外壁面200に埋め込まれた状態にて空調ケーシング2に固定されている。
ところで、電気配線W/Hの通信線W1、電源線W2、及びグランド線W3に対して静電気が放電する確率は、通信線W1、電源線W2、及びグランド線W3のそれぞれの電位により影響される。
例えば、通信線W1が、グランドや電源等に接続されておらず、通信線W1の電位が不安定な場合には、通信線W1に対して静電気が放電する確率は、定まらない、と考えられる。
そこで、上述の如く、導電部材400によってコネクタ端子24a〜24cが同一の電位になると、通信線W1、電源線W2、及びグランド線W3のそれぞれに放電する確率としては、それぞれ同一値となり、通信線W1に放電する確率だけが、電源線W2及びグランド線W3に放電する確率に比べて大きくなることを避けることができる。
(第3実施形態)
上述の第1実施形態では、仮固定部210として、電子制御装置用コネクタ24を上下左右から包むように樹脂成型される角筒形状の部材、すなわち、箱状部材が用いられる例を示した。
ここで、仮固定部210を含む空調ケーシング2を樹脂材料により大量生産するには、樹脂型が用いられる。
ここで、樹脂型を用いて空調ケーシング2を大量生産しようとしても、空調ケーシング2に箱状部材が含まれている場合には、空調ケーシング2に箱状部材が含まれていない場合に比べて、複雑な形状の樹脂型を必要とする。したがって、空調ケーシング2を大量生産しようとしても、空調ケーシング2の寸法バラツキが大きくなり、空調ケーシング2の寸法精度を高く保つことが難しくなる。
そこで、本第3実施形態において、仮固定部210として、図2に示す箱状部材を用いることなく、電子制御装置用コネクタ24を仮固定するようにした例を示す。この場合、仮固定部210を図5に示す。図5は、仮固定部210だけを示す斜視図である。
本実施形態の仮固定部210は、図5に示すように、空調ケーシング2の外壁面200からそれぞれ突出するように形成された上面221、左面213、右面223を備えている。
ここで、本実施形態では、左面213、右面223は、上面221を介して互いに繋がっていなく、空調ケーシング2の外壁面200から互いに対向して個別に突出するように形成されている。また、上面221は、左面213、右面223の上側に位置している。
ここで、電子制御装置用コネクタ24が、図5中の矢印Y2の如く、下開口部を通して仮固定部210内に差し込まれると、上面221により、コネクタ端子24a〜24cの露出部(すなわち、先端部)が、上面221により覆われることになる。
このとき、上述の第1実施形態と同様、電子制御装置用コネクタ24のうち、後側部分24e(図5中にて波線部分)が仮固定部210から露出することになる。この後側部分24eは、上述の第1実施形態と同様、車両製造ラインの作業者が、電子制御装置用コネクタ24をつまむのに用いられる。
また、電子制御装置用コネクタ24の外形の幅寸法Wd1は、仮固定部210の内部空間の幅寸法Wd2に比べて、若干大きく設定されている。したがって、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210内に差し込まれることにより、左面213、及び右面223は、それぞれ広がるように弾性変形する。このため、電子制御装置用コネクタ24が、仮固定部210内によって圧入固定されることになる。
ここで、上面221、左面223、右面224としては、それぞれ個別に外壁面200から板状に突出するように形成されているものである。
このため、本実施形態では、仮固定部210を樹脂成形により大量生産する際には、空調ケーシング2に箱状部材が含まれていない場合に比べると、樹脂型の形状は複雑になるものの、仮固定部210として箱状部材を用いる場合に比べて、簡素な形状の樹脂型を用いることができる。
したがって、空調ケーシング2を大量生産する場合でも、上述の第1の実施形態に比べて、空調ケーシング2の寸法バラツキを抑えることができ、仮固定部210の寸法精度を高精度に保つことができる。
さらに、左面223、右面224には、電子制御装置用コネクタ24に対して車両後側から係合する(すなわち、引っかける)ように鍵状の係合部230がそれぞれ設けられている。
このため、電子制御装置用コネクタ24が仮固定部210内に差し込まれている状態では、仮固定部210が車両後側に開口していても、係合部230が、電子制御装置用コネクタ24に対して車両後側から係合している。したがって、電子制御装置用コネクタ24を仮固定部210から車両後方に外れ難くすることができる。
(その他の実施形態)
上述の第1の実施形態では、アクチュエータ用コネクタ23A〜23Cを電気配線W/Hにより直列接続するとともに、電気配線W/Hの一端2aに電子制御装置用コネクタ24を接続してハーネスアッセンブリ27を構成するようにした例について説明したが、これに限らず、次のように構成してもよい。
すなわち、電気配線W/Hをアクチュエータ用コネクタ23A〜23CのN個(Nは自然数)用意するとともに、電子制御装置用コネクタ24を電気配線W/Hと同一個数(N個)用意する。以下に、電気配線W/Hの個数(N)を3つとする一例について説明する。
すなわち、3つの電気配線W/Hのそれぞれの一端2aにアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cを接続し、3つの電気配線W/Hのそれぞれの他端2bに3つの電子制御装置用コネクタ24を接続することにより、ハーネスアッセンブリ27を構成する。この場合、電子制御装置22から3つの電気配線W/Hによりアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cに個々に電気接続されることになる。
上述の第1〜第3実施形態では、電子制御装置用コネクタ24を、直接、電子制御装置22に接続するようにした例について説明したが、これに代えて、図6に示すように、中継コネクタ500を介して、電子制御装置用コネクタ24を、電子制御装置22に接続するように構成してもよい。なお、図6では、電子制御装置用コネクタ24としては、表示パネル250が一体化されたものを用いた例を示す。
上述の第1実施形態では、仮固定部210として、角筒状に突出するように形成されたものを用いた例について説明したが、これに限らず、円筒状に突出するように形成されたものを用いるようにしてもよい。
上述の第1の実施形態では、保持部材としては、アクチュエータ用コネクタ23A〜23Cを採用した例を示したが、これに代えて、空調ケーシング2に対して電気配線W/Hを保持する専用の保持部材を採用するようにしてもよい。ここで、専用の保持部材としては、空調ケーシング2に対して一体成型されるものを用いても良い。また、専用の保持部材としては、空調ケーシング2に対して別部材のものを用いるようにしてもよい。
また、複数の保持部材を採用したときには、複数の保持部材のうち一部としてアクチュエータ用コネクタ23A〜23Cを採用して、残りの保持部材として専用の保持部材を採用するようにしてもよい。
上述の第3実施形態において、図5に示す上面221に、上述の第2実施形態で説明した導電部材400(図4参照)を埋め込んで、電子制御装置用コネクタ24が左面223、右面224により圧入固定された状態で、コネクタ端子24a〜24cの先端部が導電部材400に接触するようにしてもよい。
この場合、コネクタ端子24a〜24cが導電部材400を介して電気的に接続するので、コネクタ端子24a〜24cは同電位になるので、上述の第2実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る車載空調装置の空調ユニットを示す正面図である。 図1中の仮固定部を示す斜視図である。 図1中の仮固定部の位置を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態に係る車載空調装置の空調ユニットの仮固定部を示す拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る車載空調装置の空調ユニットの仮固定部を示す拡大図である。 本発明の変形例を示す斜視図である。 従来の空調ユニットの概略構成を示す模式図である。 従来において電子制御装置及び電動式アクチュエータの間の電気接続を示す図である。 従来のアクチュエータ用コネクタの構造を示す図である。 従来のハーネスアッセンブリを示す図である。 従来の空調ユニットの外形を示す模式図である。
符号の説明
2…空調ケーシング、24…電子制御装置用コネクタ、
200…外壁面、210…仮固部。

Claims (8)

  1. 車室内に向けて空気を吹き出す空気流路を成す空調ケーシング(2)と、
    前記空調ケーシングの空気流路内でそれぞれ可動可能に配設された複数のドア(5、13、18〜20)と、
    前記空調ケーシングの外壁面(200)にそれぞれ固定されて、前記複数のドアをそれぞれ駆動する複数の電動式アクチュエータ(21a〜21c)と、
    前記複数の電動式アクチュエータをそれぞれ駆動する複数の駆動回路(23b)と、
    前記複数の駆動回路を電気配線(W/H)を通してそれぞれ制御するための電子制御装置(22)と、
    前記複数の駆動回路をそれぞれ内蔵して、前記複数の駆動回路及び前記複数の電動式アクチュエータの間をそれぞれ電気的接続するとともに、前記複数の駆動回路及び前記電気配線の間をそれぞれ電気的接続する複数のアクチュエータ用コネクタ(23A〜23C)と、
    前記電気配線に接続されるとともに、前記電子制御装置に電気接続するためのコネクタ端子(24a〜24c)を有する電子制御装置用コネクタ(24)と、を備える車載空調装置において、
    前記空調ケーシングの外壁面(200)には、前記電子制御装置用コネクタを前記電子制御装置に接続するに先立って、前記電子制御装置用コネクタを仮固定するための仮固定部(210)が設けられており、
    前記仮固部は、前記電子制御装置用コネクタのうち前記コネクタ端子の露出部分を覆う状態で、前記電子制御装置用コネクタを仮固定するように形成されているものであることを特徴とする車載空調装置。
  2. 前記電子制御装置用コネクタのうち先端側で前記コネクタ端子が露出しており、
    前記仮固部は、
    前記空調ケーシングの外壁面から略筒状に突出するように形成されて、かつ、前記電子制御装置用コネクタの先端側を前記外壁面側に向けて前記電子制御装置用コネクタが圧入されることにより、前記コネクタ端子の露出部分を覆う状態で前記電子制御装置用コネクタを仮固定するように形成されているものであることを特徴とする請求項1に記載の車載空調装置。
  3. 前記仮固部は、前記空調ケーシングの外壁面から互いに対向して個別に突出するように形成される第1、第2の突出部(222、223)を備えており、
    前記第1、第2の突出部は、互いの間に前記電子制御装置用コネクタが前記外壁面に対して略平行に圧入されて前記電子制御装置用コネクタを仮固定するように形成されているものであることを特徴とする請求項1に記載の車載空調装置。
  4. 前記第1、第2の突出部には、前記電子制御装置用コネクタに係合するための係合部(230)がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車載空調装置。
  5. 前記電子制御装置用コネクタのうち先端側で前記コネクタ端子が露出しており、
    前記第1、第2の突出部により前記電子制御装置用コネクタを仮固定している状態で、前記仮固部は、前記空調ケーシングの外壁面から突出して前記コネクタ端子の露出部分を覆うように形成される蓋部(221)を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の車載空調装置。
  6. 前記電気配線は、
    前記電子制御装置が前記複数の駆動回路をそれぞれ制御するために、前記電子制御装置が前記複数の駆動回路の間でそれぞれ通信するための通信部(W1)と、
    前記電子制御装置から前記複数の駆動回路のそれぞれに電力供給するための電源線(W2)と、
    前記電子制御装置及び前記複数の駆動回路を接地するためのグランド線(W3)とから構成されており、
    前記電子制御装置用コネクタは、前記通信線、前記電源線、および前記グランド配線にそれぞれ接続される3つの端子(24a〜24c)を前記コネクタ端子として備えており、
    前記仮固部より前記電子制御装置用コネクタを仮固定した状態で、前記3つの端子に接触して前記3つの端子を同電位にする導電部材(213)を備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載空調装置。
  7. 前記複数の駆動回路は、前記電気配線により直列接続されており、
    前記空調ケーシングに対して前記電気配線をその長手方向に沿って順次保持するように配置された複数の保持部材(23A〜23C)を備えており、
    前記電子制御装置用コネクタは、前記電気配線の一端部(2a)に接続されたものであり、
    前記複数の保持部材のうち、前記電子制御装置用コネクタに対して前記電気配線の他端部(2b)側で前記電子制御装置用コネクタの次に配置される保持部材(23A)を中心とし、かつ、この中心から前記電子制御装置用コネクタまでの前記電気配線の寸法を半径として、前記外壁面(200)上に設定される略円状領域(300)の内側に、前記仮固部が位置することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車載空調装置。
  8. 前記複数の駆動回路は、前記電気配線により直列接続されており、
    前記複数のアクチュエータ用コネクタは、前記電気配線をその長手方向に沿って順次保持するように配置されており、
    前記電子制御装置用コネクタは、前記電気配線の一端部(2a)に接続されたものであり、
    前記複数のアクチュエータ用コネクタのうち前記電子制御装置用コネクタに対して前記電気配線の他端部(2b)側で前記電子制御装置用コネクタの次に配置されるアクチュエータ用コネクタ(23A)を中心とし、かつ、この中心から前記電子制御装置用コネクタまでの前記電気配線の寸法を半径として、前記外壁面(200)上に設定される略円状領域(300)の内側に、前記仮固部が位置することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車載空調装置。
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