JP2005138688A - 車両用サンバイザ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 サンバイザ本体11と、そのサンバイザ本体11を回動可能に支持する横軸部26を有する支持アーム20と、サンバイザ本体11を支持アーム20を介してルーフパネル1に装着しかつサンバイザ本体11を縦軸線回りに回動可能に支持するブラケット30と、を備える。ブラケット30は、フランジ31と、そのフランジ31から縦軸線方向に突出されかつ電装品50に対応する組込部41が形成された縦筒体40とを備える。縦筒体40には、支持アーム20が縦軸線回りに回動可能に組み付けられるとともに、同縦筒体40の組込部41には電装品50が組み込まれている。
【選択図】 図1
Description
また、支持アームの縦軸部は、車室天井部のルーフパネルに固定されるフランジ状のベース体を一体に有するブラケットのボス部に嵌挿されて縦軸線回りに回動可能に支持されているのが一般的である。
また、車室内を照明するための照明用ランプユニットの設置スペースの削減や、照明ランプユニットの製作、組付工数等の低減を図るために、車両用サンバイザのブラケットのベース体に対し、ボス部から横方向に離れた位置にランプ収納部を形成し、そのランプ収納部に照明用ランプを組み込んで車室内を照明するように構成した車両用サンバイザが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記ブラケットの縦軸線上には電装品に対応する組込部が形成された縦筒体が設けられ、
前記縦筒体の組込部には電装品が組み込まれていることを特徴とする。
特に、縦筒体の組込部に電装品を組み込むことができるため、ブラケットが横方向に大型化することを抑えることができる。
前記ブラケットには、縦軸線方向に突出されかつ電装品に対応する組込部が形成された縦筒体が設けられ、
前記縦筒体には、前記支持アームが縦軸線回りに回動可能に組み付けられるとともに、同縦筒体の組込部には電装品が組み込まれていることを特徴とする。
また、サンバイザ本体は、ブラケットの縦筒体の縦軸線回りに回動操作されることでフロント遮光位置とサイド遮光位置とに配置切り換えされる。
特に、縦筒体の組込部に電装品を組み込むことができるため、ブラケットが横方向に大型化することを抑えることができる。
前記支持アームには電装品に対応する組込部が形成された縦筒体が形成され、
前記支持アームは、前記縦筒体において、前記ブラケットに縦軸線回りに回動可能に組み付けられるとともに、前記縦筒体の組込部には電装品が組み込まれていることを特徴とする。
また、サンバイザ本体は、支持アームの縦筒体の縦軸線回りに回動操作されることでフロント遮光位置とサイド遮光位置とに配置切り換えされる。
特に、縦筒体の組込部に電装品を組み込むことができるため、ブラケットが横方向に大型化することを抑えることができる。
電装品は、照明用の発光体によって構成され、
縦筒体の先端部には、前記発光体に対応するレンズが設けられていることを特徴とする。
したがって、ブラケットの縦筒体に組み付けられた照明用の発光体によって車室内を照明することができる。
図1〜図3に示すように、車両用サンバイザ10は、サンバイザ本体11、支持アーム20及びブラケット30を備えて構成されている。
そして、支持アーム20の横軸部26には、サンバイザ本体11が軸受け部12において回動可能に装着されている。
支持アーム20の嵌合筒部22に形成された嵌合孔23の開口部には、段差面25aをもって大径孔部25が形成されている。
そして、縦筒体40の外周には、支持アーム20がその嵌合筒部22の嵌合孔23において嵌挿され、これによって支持アーム20が縦軸線回りに回動可能に組み付けられるようになっている。
図3に示すように、ベース体31は、支持アーム20の嵌合筒部22の嵌合孔23と略同一の孔径寸法の嵌合孔32を有してリング状をなし、その外周面の一部には張出部31aが一体に形成されている。この張出部31aの上面には、ルーフパネル1に形成された角穴状の貫通孔3に挿通可能な係合突起33が略垂直状に突出されている。
すなわち、凹部34の一側に一体に連結された薄肉状の弾性変形部36を根元部に有してロック片35が一体に形成され、そのロック片35の先端部には、縦筒体40のロック溝45に係合して縦筒体40を装着状態に回り止めしてロックする凸部37が形成されている。
また、ロック片35の下面には、ロック状態にあるロック片35を弾性変形部36において弾性変形させながらロック解除するためのロック解除用の操作片38が一体に突設されている。
また、縦筒体40の他端部(上端部)には、小径の装着軸42が同一中心線上に突出されている。
すなわち、カム体43は、ルーフパネル1の貫通孔3から所定距離だけ離れた位置に貫設された非円形(図7では略三角形)の取付孔4に嵌挿可能でかつ縦軸線回りに所定方向に所定角度(例えば30度〜60度前後)回動されることで、そのカム体43のカム面が取付孔4の内周面に圧接しながら装着軸42と係合突起33との2点間の距離が小さくなるように変化させる。
言い換えると、カム体43は、取付孔4に嵌挿された状態で縦軸線回りに所定方向に所定角度(例えば30度〜60度前後)回動されることで、そのカム体43のカム面が取付孔4の内周面に圧接しながら回動し、このカム作用によって貫通孔3の一側内面(図7に向かって左側内面)に係合突起33が押圧されて僅かではあるが変形し、これによってルーフパネル1の貫通孔3と取付孔4との間にブラケット30と縦筒体40とを拘束するようになっている。
このランプホルダ60の中心部には、照明用発光体50としてのランプ(LED等も含む)51を先端部(下端部)に有するランプケース52がランプホルダ60と一体状に装着されている。
そして、ランプケース52のランプ51とは反対側(上側)の外周面には、固定電極板48に対し接離可能に接触する可動電極板53が取り付けられている。
また、ランプホルダ60の下端部に形成されたレンズ保持部62には、略半球殻状のレンズ63が装着されている。また、レンズ保持部62には、ランプホルダ60を縦軸線回りに回動操作して固定電極板48に対し可動電極板53を接離するための操作部62aが形成されている。
したがって、ルーフパネル1に車両用サンバイザ10を装着する場合、まず、ルーフパネル1の貫通孔3並びに取付孔4に対しその下方からベース体31の係合突起33と、縦筒体40の装着軸(カム体43及び係止体44)42とがそれぞれ挿入された後、縦筒体40が縦軸線回りに所定方向に所定角度(例えば30度〜60度前後)だけ回動される。
すると、カム体43のカム面が取付孔4の内周面に圧接しながら回動し、このカム作用によって貫通孔3の一側内面(図7に向かって左側内面)に係合突起33が押圧されて僅かではあるが変形し、これによってルーフパネル1の貫通孔3と取付孔4との間にブラケット30と縦筒体40とが拘束される。
したがって、この実施例1に係る車両用サンバイザ10は、上述したように操作することでルーフパネル1に容易に装着することができる。
また、ランプホルダ60を逆方向に回動操作することで、固定電極板48に対し可動電極板53が非接触状態となり、これによってランプ51が消灯する。
前記したように、縦筒体40の組込部41に電装品としての照明用発光体50、この実施例ではランプ51を組み付けることができるため、ベース体31が大型化することを抑えることができる。この結果、車室天井部のルーフパネル1に対しベース体31に対応する設置スペースを容易に確保することができる。
この実施例2においては、車室天井部のルーフパネル101にビスやクリップ等によって取り付けられるベース体131を備えたブラケット130に対し縦筒体140を縦軸線回りに回動可能に支持する筒状の支持部132が形成されている。そして、支持部132の先端(下端)の外周面にはスリット状の割溝(図示しない)を有して弾性的に縮開可能な係止部133が形成されている。
また、縦筒体140の内部に設けられた組込部141には電装品としての照明用発光体(ランプ151)150を有するランプホルダ160が組み込まれ、同縦筒体140の下端部にはレンズ163が装着されている。
なお、照明用発光体(ランプ151)150を点滅するためのスイッチは、車室内の所定位置、例えば、ブラケット130の近傍やインスツルメントパネルの所定位置に配設される。
また、サンバイザ本体は、支持アーム120の縦筒体140の縦軸線回りに回動操作されることでフロント遮光位置とサイド遮光位置とに配置切り換えされる。
特に、この実施例2においても、実施例1と略同様にして、縦筒体140の組込部141に電装品としての照明用発光体(ランプ151)150を組み込むことができるため、ブラケット130が横方向に大型化することを抑えることができる。
この実施例3においては、支持アーム220は、サンバイザ本体(図示しない)を回動可能に支持する横軸部226と縦筒体240とを一体に備えた1つの合成樹脂成形品によって形成されている。
また、ブラケット230は、そのベース体231と、支持体242aとがそれぞれ合成樹脂材料によって別体に形成されて一体化されることで構成されている。
また、図10と図12に示すように、ベース体231の嵌合孔232の内壁面には、張出部231aが形成される部分において凹部234が形成されている。この凹部234には、次に詳述する装着軸242を装着状態に回り止めしてロックするためのロック片235がロック並びにアンロック動作可能に形成されている。なお、このロック機構は前記実施例1を略同様である。
また、支持体242aの上端部には、小径の装着軸242が同一中心線上に突出されている。この装着軸242の根元部には、実施例1と略同様にして、装着軸242と係合突起233との2点間の距離を変化させてルーフパネル201の貫通孔203と取付孔204との間にベース体231と支持体242aとを拘束するためのカム体243が形成されている。
なお、照明用発光体(ランプ251)250を点滅するためのスイッチは、車室内の所定位置、例えば、ブラケット230の近傍やインスツルメントパネルの所定位置に配設することもでき、前記実施例1と同様にして構成することもできる。
また、サンバイザ本体は、支持アーム220の縦筒体240の縦軸線回りに回動操作されることでフロント遮光位置とサイド遮光位置とに配置切り換えされる。
特に、この実施例3においても、縦筒体240の組込部241に電装品としての照明用発光体(ランプ251)250を組み込むことができるため、ブラケット230が横方向に大型化することを抑えることができる。
この実施例4に係る車両用サンバイザおいて、図13に示すように、サンバイザ本体311は、左右一対の横軸部326を有する支持アーム320によって車室天井部に沿う格納位置とフロントガラスに沿うフロント遮光位置とに配置切り換えされるようになっている。
一対の支持アーム320の根元部には、ブラケット330がそれぞれ一体に形成され、そのブラケット330の縦軸線上に対し縦筒体340が一体に形成されている。
また、縦筒体340の上端部には、車室天井部のルーフパネル101にビスやクリップ等によって取り付けられるベース体331が一体に形成されている。
なお、照明用発光体(ランプ351)350を点滅するためのスイッチは、前記実施例1と同様にして構成することもできるが、車室内の所定位置、例えば、ブラケット330の近傍やインスツルメントパネルの所定位置に配設してもよい。
特に、この実施例4においても、縦筒体340の組込部341に電装品としての照明用発光体(ランプ351)350を組み込むことができるため、ブラケット330が横方向に大型化することを抑えることができる。
例えば、前記実施例11〜4においては、縦筒体40、140、240、340の組込部41、141、241、341に照明用発光体50、150、250、350としてのランプ51、151、251、351が組み込まれる場合を例示したが、それ以外にスピーカ等の電装品を組み付けることもできる。
4 取付孔
10 車両用サンバイザ
11 サンバイザ本体
13 化粧用ミラーユニット
20 支持アーム
26 横軸部
30 ブラケット
31 ベース体
40 縦筒体
41 組込部
Claims (4)
- サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体を回動可能に支持する横軸部を有する支持アームと、前記サンバイザ本体を前記支持アームを介してルーフパネルに装着するブラケットと、を備えた車両用サンバイザであって、
前記ブラケットの縦軸線上には電装品に対応する組込部が形成された縦筒体が設けられ、
前記縦筒体の組込部には電装品が組み込まれていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体を回動可能に支持する横軸部を有する支持アームと、前記サンバイザ本体を前記支持アームを介してルーフパネルに装着しかつ前記サンバイザ本体を縦軸線回りに回動可能に支持するブラケットと、を備えた車両用サンバイザであって、
前記ブラケットには、縦軸線方向に突出されかつ電装品に対応する組込部が形成された縦筒体が設けられ、
前記縦筒体には、前記支持アームが縦軸線回りに回動可能に組み付けられるとともに、同縦筒体の組込部には電装品が組み込まれていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体を回動可能に支持する横軸部を有する支持アームと、前記サンバイザ本体を前記支持アームを介してルーフパネルに装着しかつ前記サンバイザ本体を縦軸線回りに回動可能に支持するブラケットと、を備えた車両用サンバイザであって、
前記支持アームには電装品に対応する組込部が形成された縦筒体が形成され、
前記支持アームは、前記縦筒体において、前記ブラケットに縦軸線回りに回動可能に組み付けられるとともに、前記縦筒体の組込部には電装品が組み込まれていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用サンバイザであって、
電装品は、照明用の発光体によって構成され、
縦筒体の先端部には、前記発光体に対応するレンズが設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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