JP2005137670A - 携帯型便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の携帯型便器では、患者はベットから立ち上がり自立する状態で少なくとも90°身体を回転させる必要があり、この間にバランスを失って転倒するなどの問題があった。
【解決手段】 本発明により、ベッド10脇に置かれて使用者本人の自力による移動、もしくは、介護人の補佐により所定位置に着座し使用して成る携帯型便器において、この携帯型便器1は乗り込み側の端部1aに対して反対側の端部1bに着座用取っ手2が設けられ、使用者が着座用取っ手2に向かい着座する跨座式とされている携帯型便器としたことで、使用時にはベットに腰を掛けた状態から身体を前にスライド移動するのみで着座を可能とし、患者が自立することを不要として課題を解決する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自力での歩行が困難な病人が、病室などにおいてベットの近傍に用意しておく携帯型便器に関するものである。
従来のこの種の携帯型便器の構成としては、いわゆる腰掛け型であり、よって、使用をするときには、先ず、通常の椅子に腰を掛けるときのように便器に対して背中を向けて立ち、その状態から腰を屈めることで着座するものであった。
従って、例えば、ベッドに腰を掛けている状態から、ベッドに平行に置いてある携帯型便器を使用するときには、身体を少なくとも90°回転させなければ成らず、この間は使用者(患者)は自力で身体を回転させるか、或いは、介護者などに身体を支えてもらう必要があった。
また、着座を行うときに、携帯型便器の座面の高さが、使用者の体格に対して適正なものでないと違和感を生じさせたり、不安感を抱かせたりするものとなるので、例えば、シリンダーを組込み、使用者の身長に合わせて座面の高さを調整できるようにしたものもある。
特開2001−161595号公報
しかしながら、着座にあたり90°身体を回転させている間は、介護者などに支えられていない状態では自立しているものとなり、足腰が弱い使用者にあっては、転倒などの事故を生じる危険性が高い状態となる問題点がある。また、このようなときにはバランスを崩しやすく、この状態で携帯型便器に手を着くと、携帯型便器は比較的に軽量であるので、使用者を支えきれず共倒れとなり、双方が転倒するなど更に危険な状態となる問題点がある。
また、介護者がいれば安全性の面は確かに向上するが、例えば患者の家族など介護に対する専門のトレーニングを受けていない介護者には体力的な負担が大きく、また、時間的な予測もたたないものであるので、常時に待機していなければ成らず、現実的には双方に負担を生じない充分に介護は実施不可能である問題点を生じている。
本発明は、上記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、ベッド脇に置かれて使用者本人の自力による移動、もしくは、介護人の補佐により所定位置に着座し使用して成る携帯型便器において、前記携帯型便器は乗り込み側の端部に対して反対側の端部に着座用取っ手が設けられ、使用者が前記着座用取っ手に向かい着座する跨座式とされている携帯型便器、および、前記携帯型便器には、少なくとも半分以上にはブレーキが設けられた4輪の車輪が設けられると共に前記着座用取っ手が設けられた端部には前記ブレーキの操作部が設けられ、同じく前記着座用取っ手が設け得られた側の端部には移動用ハンドルが設けられると共に、前記乗り込み側の端部には着脱を自在とした背もたれが設けられている上記の携帯型便器を提供することで、課題を解決するものである。
本発明により、携帯型便器を跨座式としたことで、使用する際には、携帯型便器の乗り込み側の端部をベッドに略直角となるように設定すれば、患者はベッドに腰を掛けた状態から腰をスライド状態で前方に移動させることで、携帯便器を使用するときの所定位置に達することができるものとなる。
また、使用後は、そのまま後退をすればベッドに達するものとなるので、この間に介護人に労力を要する作業が生じることもなく、介護人の負担は大幅に低減される。また、患者の症状が軽い状態であれば、介護人が不在のときでも自力で目的が事故などの心配なく達成できるものとなる。
更に言えば、上記のように跨座状態で前進することで使用位置に達することができるので、携帯型便器には左右にバランスの良い力が加わっているものとなり、移動時に備えて樹脂化などにより軽量化が図られている携帯型便器においても転倒などを生ぜず、事故防止に効果がある。
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1、図2は本発明に係る携帯型便器1の第一実施形態を示すものであり、この携帯型便器1は従来例の平面形状がほぼ正方形状、円形状のものに比較してやや奥行き寸法Dが幅寸法Wに対して長い略小判状とした形状のものとされている。
そして、一方の端部は、この携帯型便器1を使用する際に乗り込むための乗り込み側の端部1aとされ、これと反対側となる端部1bには着座用取っ手2が設けられている。ここで、上記の略小判状としてある携帯型便器1の平面形状は、跨座状態で使用するという本発明の携帯型便器1独特の使用形態により設定されたものであり、幅寸法Wは、例えば400mm程度とされて、前記した跨座状態で使用するときに、足が開きすぎるなど患者20(使用者)に違和感、不快感を与えないものとされている。
また、奥行き寸法Dも650mm程度とされて、着座時に充分な安定感が得られるようにしている。更に、高さ寸法Hについては、患者20の、平均的な股下寸法、膝下寸法などを考慮して設定されるべきものであるが、使用時の安定感なども考慮し最適寸法となるように設定されている。
図3、および、図4は本発明に係る携帯型便器1の使用を開始するときの状況を示すものであり、先ず、携帯型便器1とベッド10との高さをベッド10側を調整するなどして略一致させ、図3に示すように、前記携帯型便器1をベッド10に直角となる状態で乗り込み側の端部1aで接するようにする。
このときに、患者20(使用者)はベッド10に腰を掛けている状態とし、両足の間に上記した乗り込み側の端部1aを接するものとする。そして、この状態から図4に示すように身体を前方にスライド移動させれば、患者20は使用位置に達するものとなり、前記着座用取っ手2に掴まれば身体は安定する。従って、患者20としては腰を浮かす程度の動作は必要であるが、立ち上がるほどの必要はなく、まして、立ち上がり身体の方向を回転させるなどの動作は全く不要であるので、身体能力の低下がかなり著しい患者20においても自力で使用できるものとなる。
そして、携帯型便器1の使用が終わった時点では、患者20は身体を後方にスライド移動をさせれば、ベッドへ腰を掛けている状態に戻れる。よって、使用開始時にも、使用終了時にも携帯用便器1には上方向からの応力のみが加わるものとなり、左右に不均等な応力が加わることがないので、樹脂化などにより軽量化が行われている携帯型便器1においても転倒を生じる危険性を著しく低減できるものとなる。
また、例え患者20に自力での使用の意志、能力がない状態であっても、介護人は図4に示したベッドに腰掛ける動作、身体を前方、或いは、後方にスライド移動させる動作を補佐すれば良いものであり、患者20を抱え上げ所定位置まで移動させ着座させるる必要はなく、過大な負担がかかることがない。よって、着座を行わせるときなどにバランスが崩れ、患者20を転倒させるなどの事故も防止できるものとなる。
図5は、本発明に係る携帯型便器1の第二実施形態であり、本発明の携帯型便器1が、介護人が患者20を持ち上げるなどの動作を行うことなく所定位置に着座させることが可能である点に着目し、更には、この種の携帯型便器1においては、全てが耐水性に富む部材で構成されている点を利用し、例えば病棟内、或いは、一般家庭の室内など比較的に近距離間で患者20を移動させるときに適し、且つ、シャワー浴など水濡れの可能性のあるときにも使用可能とする車椅子の機能も与えようと図るものである。
よって、この第二実施形態では、前記携帯型便器1には、4つの車輪3が設けられ、その車輪3の少なくとも半数のものには、車輪が自由回転を行うのを停止させるブレーキ装置4、および、前記ブレーキ装置4を操作するためのブレーキ装置操作部4aが設けられている。尚、前記4つの車輪3に関しては、従来例の車椅子と同様に先行側の2輪をキャスター3aとしても良い。
ここで、本発明では、前記携帯型便器1を車椅子として使用するときには、前記乗り込み側の端部1aを進行方向の先端とするものであり、よって、着座用取っ手2が設けられている端部1bの側に移動用ハンドルが設置されている。尚、前記移動用ハンドルは常時に設置されているものとされていても良く、差し込みなど適宜な手段で必要に応じて着脱自在とされているものであっても良く、或いは、図示のように、前記着座用取っ手2が適宜に大型化、および、適宜に変形されるなどして着座用取っ手2と移動用ハンドルとを兼用するものとされていても良い。
よって、キャスター3aを採用する際には、乗り込み側の端部1a側がキャスター3aとされる。よって、着座用取っ手2側の車輪3にはブレーキ装置4が設けられるものとなり、このブレーキ装置4を操作するためのブレーキ装置操作部4aは、患者20からは操作が困難で、介護者からは操作が容易な位置である着座用取っ手2側の端部1b近傍に設けられるものとされている。
また、前記着座用取っ手2側の端部1bに設けられる車輪3の近傍には、跨座して乗車している患者20の脚部が存在するものであるので、車輪3による衣類の巻き込みなどを生じる恐れがあり、よって、車輪3は携帯型便器1の外殻1cが車輪3をカバーし、車輪3が露出しないようにして、これら衣類の巻き込みなどの事故の発生を防止する処置がなされていることが好ましい。また、前記外殻1cの一部に踏み板部1dを設けるなどは自在である。
また、図6に第三実施形態として示すように前記キャスター3aを含む車輪3、および、ブレーキ装置4、ブレーキ装置操作部4aなどを、図示のようにフレーム3bに予めに一体化して組み立てておき、このフレーム3bを必要に応じて携帯型便器1に組み込むことで車椅子の機能が得られるものとしても良い。尚、図6は、着座用取っ手2と移動用ハンドル6を別体として設けたものであり、この第三実施形態のように車輪3の取り付け、取り外しを自在としているときには、移動用ハンドル6も着脱自在としておけば好都合といえる。
以上の説明から明らかなように、本発明の携帯型便器1に患者20を乗せて運ぶときには、患者20と介護者は対面する状態で行われるものとなり監視が行き届き、また、患者20は着座用取っ手2を掴んでいるので、容易に携帯型便器1上から転落を生じることは考え難い。しかしながら万一を考える場合には、前記乗り込み側の端部1aの側に前記移動用ハンドル6と同様に差し込みなどの手段で着脱を自在とした背もたれ5を設ければ(図6参照)、より安全性が増す。
このように構成したことで、第二実施形態の携帯型便器1においては、家庭内、或いは、病棟内における簡便な車椅子としても使用できるものとなり、このときに、前記携帯型便器1は全体が樹脂など耐水性が良好な部材で形成されているものであるので、患者20の清潔を保つためにシャワー浴を行わせるときには、患者20を搭載した状態のままでシャワー浴を行わせることも可能である。
また、第二実施形態により取付けられた車輪3は、通常に携帯型便器として使用する際には、患者20が立ち入る位置とは成らない着座用取っ手2側の端部1bにブレーキ装置操作部4aを設けているので、不用意に操作されることもなく、車輪3を設けたことにより生じる可能性のある使用時の意図しない滑走発生の危険性も防止できるものとなる。
本発明に係る携帯型便器の第一実施形態を示す平面図である。 同じ第一実施形態の側面図である。 同じく本発明に係る携帯型便器の使用開始時のセット状態を示す説明図である。 同じ携帯型便器の着座するときの患者の移動状態を示す説明図である。 同じく本発明に係る携帯型便器の第二実施形態を示す側面図である。 同じく本発明に係る携帯型便器の第三実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1…携帯型便器
1a…乗り込み側の端部
1b…着座用取っ手側の端部
1c…外殻
1d…踏み板部
2…着座用取っ手
3…車輪
3a…キャスター
3b…フレーム
4…ブレーキ装置
4a…ブレーキ装置操作部
5…背もたれ
6…移動用ハンドル
10…ベッド
20…患者

Claims (3)

  1. ベッド脇に置かれて使用者本人の自力による移動、もしくは、介護人の補佐により所定位置に着座し使用して成る携帯型便器において、前記携帯型便器は乗り込み側の端部に対して反対側の端部に着座用取っ手が設けられ、使用者が前記着座用取っ手に向かい着座する跨座式とされていることを特徴とする携帯型便器。
  2. 前記携帯型便器には、少なくとも半数にはブレーキ装置が設けられた4輪の車輪が設けられると共に前記着座用取っ手が設けられた端部には前記ブレーキ装置の操作部が設けられ、同じく前記着座用取っ手が設け得られた側の端部には移動用ハンドルが設けられると共に、前記乗り込み側の端部には着脱を自在とした背もたれが設けられていることを特徴とする請求項1記載の携帯型便器。
  3. 前記車輪が着脱を自在としてあることを特徴とする請求項2記載の携帯型便器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3179675U (ja) * 2012-07-19 2012-11-15 秋吉 円 通常用兼用介護トイレ

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