JP2005137521A - 衝立部材のスタンド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝かせ方向では、衝立部材を手で押さえつけるなどして操作するときに、所定の押圧力以上の力が加わったときに始めて傾斜角度を得ることができるようにし、拡開動作の初期動作後は従来例のバネのような徐々に大きくなる押圧力等を必要とせず、垂直方向では、傾斜用スタンドの自重を働かせて、手による開閉動作をできるだけ少なくする。
【解決手段】衝立部材の背面に取り付けられ傾斜用スタンドSの回転の支点となるヒンジ部と、ヒンジ部に取り付けられるワンウェイクラッチ1と、ワンウエイクラッチ1を止着するとともに傾斜用スタンドSとの連結状態を得るブラケット2を有し、傾斜用スタンドSの開閉動作に対してワンウェイクラッチ1は、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働き、その制止トルク以上の力を加えたときにヒンジ部を回転させ、他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向ではヒンジ部と空転するようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装置である衝立部材や、写真立て(絵画等を設置面に立てかけるものを含む。)や姿見(ミラースタンド)等からなる衝立部材の背面側に傾斜用スタンドが配され、衝立部材の傾斜角度を所定角度にする衝立部材のスタンド構造に関する。
従来、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装置には、その背面側に傾斜用スタンドが配されて、画像表示装置に対する開き角度を調整することにより設置面に対する画像表示装置の傾斜角度を所定角度にするものがある。画像表示装置としては、コンピュータ用のディスプレイ等のプラズマディスプレイや液晶ディスプレイが普及しているが、近年、持ち運びが容易で、ときに壁掛け等としても使用されるような小型で薄型の液晶テレビも急速に普及しつつある。一方、写真立て(絵画等を設置面に立てかけるものを含む。)や姿見(ミラースタンド)のような衝立部材にも、これらの背面側に傾斜用スタンドが配されて、設置面に対する傾斜角度を所定角度にするものがある。
上記衝立部材のスタンド構造としては、設置面に対して所定の角度で立設される衝立部材と、衝立部材の背面側に配される傾斜用スタンドとを備え、傾斜用スタンドの衝立部材に対する開き角度を調整することにより設置面に対する衝立部材の傾斜角度を所定角度にする。液晶ディスプレイの場合のスタンド構造としては、図10と図11に示すように、液晶ディスプレイLの傾斜角度(チルト角)を調整するヒンジ部(回転シャフト)20hが液晶ディスプレイLの背面に横設されるとともに、このヒンジ部20hに第1と第2のバネb1,b2が巻装されて、傾斜用スタンド11と連結されているものが多い。第1と第2のバネb1,b2は、ヒンジ部20hに対して、液晶ディスプレイLの傾斜角度が大きくなる傾斜方向に対する付勢力を得る(液晶ディスプレイLの加重力に反発する)第1のバネb1が一対取り付けられるとともに、液晶ディスプレイLの傾斜角度が小さくなる垂直方向に対する付勢力を得る(傾斜用スタンド11が折り畳まれる方向の加重力に反発する)の第2のバネb2が一対取り付けられている。ヒンジ部20hは、回転シャフトに摩擦ばねも取り付けられている。このようなヒンジ部20hに第1と第2のバネb1,b2を巻装したスタンドの支持構造としては、特許文献1等がある。
また、液晶ディスプレイ側に取り付けられる本体足2と、液晶ディスプレイに対して回動可能に取り付けられた支柱足とを備え、本体足2に回転自在に取り付けられた(ゴム)ローラに対して付勢力を加えてローラを回転不能とするバネと、バネの付勢力に抗した力を加えてローラを回転可能とする制動解除部材とを設けたものがある(特許文献2)。この特許文献2では、制動解除部材によりバネの付勢力に抗した力を加えてローラを回転可能として、本体足を設置面に対して移動させる。
一方、写真立てや姿見(ミラースタンド)のような衝立部材には、上記画像表示装置におけるスタンド構造のようなものよりも簡易な構造を採用しているものが一般的である。すなわち、特許文献1や特許文献2の従来例で示されるように(特許文献1では、その図7と図8に示される従来例、特許文献2では、その図11と図4に示される従来例を参照)、ゴムローラ等を取り付けたコ字状の傾斜用スタンドを、そのコ字状の先端部で衝立部材の背面側に回転可能に取り付けるような構造等である。
特開2000−122561 特開平7−261673
しかしながら、図10と図11に示すような従来例では、設置面から傾斜用スタンド11を離すと、第1のバネb1と第2のバネb2の付勢力の均衡が図られる位置で傾斜用スタンド11が開いたままの状態になり(液晶ディスプレイLの画面を設置面に対して向けた状態では傾斜用スタンドSが斜めに開いたまま状態になり)、運搬するときに邪魔になったり(開いた状態の傾斜用スタンドを周辺機器等にぶつけないようにする必要があったり)、梱包するときにも邪魔になる問題を有する。また、従来のバネ構造のものでは、ディスプレイLの表示画面が大きくなったり重量が重くなると、これに伴いばねの付勢力を大きく維持するために大きなものを使用しなければならない等、液晶ディスプレイLの荷重に伴う加重力を考慮したバネ(第1のバネb1)の設定が必要になり、それに伴い第1のバネb1と第2のバネb2との付勢力の均衡を図る調整が難しく、液晶ディスプレイLの種類や大きさごとに調整しなければならなかったり、又、バネがきしむ音が大きくなる等の問題を有する。すなわち、上記従来例では、液晶ディスプレイL等の衝立部材を設置面に対して傾斜角度が大きくなる傾斜方向(以下、「寝かせ姿勢方向」とも言う)では、傾斜角度が小さくなる垂直方向に戻ろうとする第1のバネb1に抗して行うが、ヒンジ部20hには摩擦ばねも取り付けられているので、寝かせ姿勢方向の角度が大きくなると、上記垂直方向に戻ろうとする第1のバネb1に抗して行う力が徐々に大きくなり、完全な寝かせ姿勢(机面に平行な画面)では最大限の力が必要になる。そして、液晶ディスプレイLの重量や大きさが大きくなると、その調整は難しく、手で操作するときの力加減も非常に難しい。
次に、特許文献2では、ディスプレイの傾斜角度が小さくなる垂直方向(以下、「垂直姿勢方向」とも言う)では、上記のように操作して本体足を設置面に対して移動させるが、支柱足に対する本体足の相対位置を変えることによって、ディスプレイの設置面に対する傾斜角度を調整するものであるので、垂直姿勢に近づければ近づけるほど、手による押圧力が大きくなる。つまり制動解除部材を指で摘んだ状態で支柱足を本体足の方に上記摘んだ手で押圧する必要があり、支柱足を本体足の方に近づければ近づけるほど、手による押圧力が大きくなり、その力加減が難しい。また、寝かせ姿勢方向では、上記従来例と同様、上記垂直方向に戻ろうとするバネに抗して行う力が徐々に大きくなり、完全な寝かせ姿勢(机面に平行な画面)では最大限の力が必要になる。そして、液晶ディスプレイLの重量や大きさが大きくなると、その調整は難しく、手で操作するときの力加減も非常に難しい。
一方、近年、持ち運びが容易な小型の液晶テレビが普及しつつあるが、上記従来のスタンド構造では、上記のように傾斜用スタンド11が開いたままの状態になることから、壁壁掛けテレビとして使用するとき、壁面に背面側の全面をピッタリと押し付けるような壁掛けは不可能であり(壁面に平行な画面とする壁掛けは不可能であり)、液晶ディスプレイをタッチパネルとして使用するときなどの机面に寝かせ姿勢が厚くなったり、傾いてしまったりする問題を有する。
そこで本発明の目的は、画像表示装置等の衝立部材を設置面に対して傾斜角度が大きくなる傾斜方向では、衝立部材を手で押さえつけるなどして操作するときに、所定の押圧力以上の力が加わったときに始めて傾斜角度を得ることができるようにし、拡開動作の初期動作後は従来例のバネのような徐々に大きくなる押圧力等を必要とせず、他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向では、傾斜用スタンドの自重を働かせて、手による傾斜用スタンドの閉じ動作をできるだけ少なくすることができ、そして、設置面から離しても傾斜用スタンドが開いたままの状態になることがない衝立部材のスタンド構造を提供することにある。
本発明の請求項1の衝立部材のスタンド構造は、設置面に対して所定の角度で立設される衝立部材と、衝立部材の背面側に配される傾斜用スタンドとを備え、傾斜用スタンドの衝立部材に対する開き角度を調整することにより設置面に対する衝立部材の傾斜角度を所定角度にする衝立部材のスタンド構造において、傾斜用スタンドとの連結状態を得るブラケットと、ブラッケットに止着されたワンウェイクラッチと、ワンウェイクラッチに連結するとともに衝立部材の背面に取り付けられ傾斜用スタンドの回転の支点となるヒンジ部を備え、傾斜用スタンドの角度調整に対してワンウェイクラッチは、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働き角度が維持された状態からその制止トルク以上の力が加えられたときにヒンジ部を回転させ、他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向では傾斜スタンドの自重が働きヒンジ部と空転して、角度調整されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2の衝立部材のスタンド構造は、設置面に対して所定の角度で立設される衝立部材と、衝立部材の背面側に配される傾斜用スタンドとを備え、傾斜用スタンドの衝立部材に対する開き角度を調整することにより設置面に対する衝立部材の傾斜角度を所定角度にする衝立部材のスタンド構造において、傾斜用スタンドとの連結状態を得るブラケットと、ブラッケットに止着されたワンウェイクラッチと、ワンウェイクラッチに連結するとともに衝立部材の背面に取り付けられ傾斜用スタンドの回転の支点となるヒンジ部と、ヒンジ部に取り付けられる摩擦ばねと備え、傾斜用スタンドの角度調整に対してワンウェイクラッチは、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働き角度が維持された状態からその制止トルク以上の力が加えられたときにヒンジ部を摩擦ばねに抗して回転させ、他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向では傾斜スタンドの自重が働きヒンジ部と空転して、角度調整されることを特徴とする。
これらの発明によれば、衝立部材を垂直に近い状態から傾斜角度が大きくなる傾斜方向にするときには、上記ワンウェイクラッチに制止トルクが働いているので、傾斜用スタンドを上記ワンウェイクラッチの制止トルクが働く制止トルク以上の力で拡開させなければ、衝立部材の傾斜角度を変更することができないために、容易に傾斜用スタンドが拡開することがない。請求項2記載の発明では、この点、ヒンジ部に摩擦ばねが取り付けられ、その制止トルク以上の力を加えたときにヒンジ部を摩擦ばねに抗して回転させる。なお、この摩擦ばねは、従来例のような衝立部材の傾斜角度に対する付勢力を得るものではなく、ヒンジ部の空回り防止の役割を果たす。他方、衝立部材の下端側を支点として、衝立部材を垂直姿勢にすると、傾斜用スタンドの自重がかかり衝立部材の側に自動的に閉じることとなる。ワンウェイクラッチは、衝立部材の傾斜角度が垂直方向ではヒンジ部とフリー、つまり空転するからである。なお、衝立部材を持ち上げると、傾斜用スタンドの下端は設置面から離れ、その自重が衝立部材の閉じる方向に作用することとなる。
本発明の請求項3記載の衝立部材のスタンド構造は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、前記衝立部材の背面と前記傾斜用スタンドに、互いに係止する係止突起と係止用凹部が相対的に設けられ、傾斜用スタンドは衝立部材に対して所定角度の位置で開閉動作が停止し、この停止位置を越えると、係止突起と係止用凹部の係止が解除されることを特徴とする。
この発明によれば、衝立部材を垂直に近い状態から傾斜角度が大きくなる傾斜方向にすると、係止突起と係止用凹部が係止して、傾斜用スタンドはその開閉動作の途中で一旦停止し、この停止位置を越えると、係止突起と係止用凹部の係止が解除されて、再び拡開する。他方、衝立部材の下端側を支点として、衝立部材を垂直姿勢にすると、傾斜用スタンドの自重がかかり衝立部材の側に自動的に閉じるが、この閉動作の途中でも係止突起と係止用凹部が係止して、傾斜用スタンドはその閉動作の途中で一旦停止し、この停止位置を越えると、係止突起と係止用凹部の係止が解除されて、再び閉動作する。したがって、一気に閉じることはない。なお、衝立部材を持ち上げても、傾斜用スタンドは、その自重により自動的に閉じるが、この場合も、閉動作の途中で係止突起と係止用凹部が係止して、傾斜用スタンドはその閉動作の途中で一旦停止するために、急激に一気に閉じることはない。
本発明の請求項4記載の衝立部材のスタンド構造は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、前記傾斜用スタンドの下端側に設置面との摺接により回転するローラが取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、衝立部材を垂直に近い状態から傾斜角度が大きくなる傾斜方向にするときには、その初期動作では、一方の手で衝立部材の下端を動かさないようにして(衝立部材の下端を支点として)、他方の手で傾斜用スタンドを開くようにすると、後は、衝立部材の正面側から手で押すと、傾斜用スタンドの下端に設置面との摺接により回転するローラが取り付けられているので、拡開動作の補助をする。この場合の正面側の押圧は、前記ワンウェイクラッチの制止トルクが働く制止トルク以上の力で押圧することになる。他方、衝立部材の下端側を支点として、衝立部材を垂直姿勢にすると、傾斜用スタンドの自重がかかり衝立部材の側に自動的に閉じるが、この場合も上記ローラが閉じ動作を補助する。なお、上記ローラは、衝立部材の下端、又は、衝立部材の下端と傾斜用スタンドの下端との両方に取り付けることも可能である。
本発明の請求項5記載の衝立部材のスタンド構造は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装置であり、画像表示装置の背面側に配される前記傾斜用スタンドを閉じると、画像表示装置の背面側の平坦な平坦面と傾斜用スタンドの平坦な平坦面とが面一になって、前記傾斜用スタンドが画像表示装置の背面側に納められることを特徴とする。
この発明によれば、傾斜用スタンドを閉じると、上記裏側フレームの平坦面と傾斜用スタンドの平坦面とが面一になることから、壁掛けにしたり、机面において完全に寝かせたりして使用する場合に、従来のように傾斜用スタンドが突出することがなくなり、表示画面を壁に接触させるような壁掛けができるようになり、又、表示画面を机面に接触させるような平面状態としての使用等も可能である。また、傾斜用スタンドが衝立部材から突出したような部分は生じないために、持ち運ぶ際に周辺機器と衝突するような事態もなくなる。
本発明の衝立部材のスタンド構造によれば、ワンウェイクラッチを用いて、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働いた状態からその制止トルク以上の力が加えられたときにヒンジ部を回転させるので、傾斜用スタンドの傾斜角度は、衝立部材の正面側から手で押圧するなどするときに所定以上の力を加えたときに始めて拡開動作し、拡開動作の初期動作後は従来例のバネのような徐々に大きくなる押圧力等を必要とせず、ほぼ一定の力加減で操作が可能になる。他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向では、傾斜用スタンドの自重が閉じる方向に作用するので、垂直姿勢方向では手で操作ことを少なくすることができる。そして、互いに係止する係止突起と係止用凹部が相対的に設けられる構造を採用することにより、特に閉じる動作においては、傾斜用スタンドはその閉動作の途中で一旦停止するために、急激に一気に閉じることはない。また、持ち運ぶ際にも梱包の際にも、傾斜用スタンドが開いたままになることはなくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面にもとづいて説明する。
図1と図2と図3に示すように、本実施の形態は、フラットな平面で構成される17インチの液晶画面L1aを有する液晶ディスプレイL1を衝立部材として適用したもので、この液晶ディスプレイL1の背面に、机面やテーブル上に載置するときに所定の傾きを得る傾斜用スタンドSがヒンジ部Hを介して取り付けられている。
液晶ディスプレイL1は、その本体が表側フレームF1と裏側フレームF2とを合わせた合成樹脂製のフレームFに組み込まれている。表側フレームF1は、液晶ディスプレイL1の液晶画面L1aが露出する正面側の開口が形成され、裏側フレームF2は、その上方側が液晶ディスプレイL1の後方側を覆うために幅の厚い厚肉部F2aとされ、この下方側は、肉厚部F2aとの段差部F2cを介してその幅が薄くなる狭幅部F2bとを有している。上方の厚肉部F2aと下方の狭幅部F2bとの間、つまり上記段差部F2cの幅方向中央には、ヒンジカバーHcが形成され、このヒンジカバーHc内にヒンジ部Hが取り付けられている。裏側フレームF2の厚肉部F2aも狭幅部F2bも平坦な面とする平坦面F2pとして形成され、この液晶ディスプレイL1を壁に掛けるときに、壁面に液晶画面L1aが平行に位置するような取り付けが可能になっている。すなわち、後述するように、傾斜用スタンドSの背面側も平坦面Sraとされ、この傾斜用スタンドSを閉じると、画像表示装置の背面側の厚肉部F2aの下方に納められ、画像表示装置の背面側の平坦面F2pと傾斜用スタンドSの平坦な平坦面Sraとが面一になって、壁面に液晶画面L1aが平行に位置するような取り付けが可能になる。フレームFの下方には、設置面と接する脚部Fkが凸状に形成され、この脚部Fkの先端は半円弧状に形成されている。脚部Fkの裏面側にはゴム(図示せず)が半円弧状の中心位置から後方に向かって取り付けられ、この脚部Fkを後方に所定角度傾けたときに、机面等の設置面とゴムが接して設置面を損傷させないようにするとともに、設置面に対して位置ズレしないように工夫されている。
上記脚部Fkには、係止孔8aが左右一対形成されている(図2)。この係止孔8aは、傾斜用スタンドSのロック片8bが係止されて、傾斜用スタンドSが液晶ディスプレイL1の脚部Fkの背面側とロックされるようになっている。したがって、持ち上げて運ぶ際や梱包するときなどに開いてしまう事態を防止する。
裏側フレームF2の狭幅部F2bには、係止突起9aが設けられている(図7)。この係止突起9aは、傾斜用スタンドSが所定の角度に拡開したときに、傾斜用スタンドSの先端側Saの係止用凹部9bと当接するもので、後述するように、傾斜用スタンドSを衝立部材に対する開き角度を所定角度(約40度)拡開させたときに、一旦当接して拡開動作が停止され、さらに、拡開させると、互いの係止当接状態が解除されるようになっている。傾斜用スタンドSを拡開するときは、上記所定位置が所定の傾斜角度が上記停止位置で分かるようにし(拡開角度の目安となる)、傾斜用スタンドSを閉じるときは、急激に閉じないようにするためである。ここで、上記のような一旦停止動作を得るためには、図8に示すように、裏側フレームF2の段差部F2cに係止突起10rを設ける一方、傾斜用スタンドSに板バネ10を取り付け、板バネ10の先端の係止用凹部10bが上記係止突起10rと互いに係止するようにしても良い。図8に示す例では、上記係止用凹部10bが係止突起10rに接触するとき、その弾性力が働いてカチッと言う音がする構造となっており、この音でも開閉動作中における所定角度が分かるようになっている。
傾斜用スタンドSは、表面カバーSfと裏面カバーSrとを重ね合わせた箱型のもので、これら表側カバーSfと裏側カバーSrとを重ね合わせた上方(先端Sa)と下方(後端Sb)は各々半円弧状を呈する。また、この箱型内における上方側には、コ字状に形成され、このコ字状の先端部で上記ヒンジカバーHcを囲むようになっている。コ字状の先端部では、ワンウェイクラッチ1がそのブラケット2とともに取り付けられている。箱型の表側カバーSfと裏側カバーSrの外側は各々平坦な面の平坦面となっており、裏側カバーSrの平坦面Sraは、これら表側カバーSfと裏側カバーSrを重ね合わせた傾斜用スタンドSを裏側フレームF2の狭幅部F2bに対して閉じると(傾斜用スタンドSを脚部Fk側に寄せると)、上記裏側フレームF2の平坦面F2pと面一になる。また、箱型の傾斜用スタンドSの背面側から見たときの幅は、上記脚部Fkの幅よりも狭いが、左右に突出して設けられるゴムローラとを合わせたときの幅は、上記凸状の脚部Fkの幅と同じ幅になるようになっている。このため、外観上は、傾斜用スタンドSを脚部Fk側に寄せると、傾斜用スタンドSは、脚部Fkと一体的に認識されるようになっている。
ヒンジ部Hは、衝立部材である液晶ディスプレイL1の傾斜角度(「チルト角」や「仰角」とも呼ばれる。)を調整するもので、ヒンジカバーHcに隠れるようにフレームF(裏側フレームF2)に取り付けられている(図3)。すなわち、ヒンジ部Hは、左右一対の配されるもので、一対の回転シャフト6と、回転シャフト6を固定するL字状の一対の固定プレート7と、一対の摩擦ばね5から構成されている。一対の固定プレート7は、フレームF(裏側フレームF2)に一体的に取り付けられ、一対の固定プレート7に対して一対の回転シャフト6が回転自在に取り付けられている。ただし、回転シャフト6が空回りすることを規制するために摩擦バネ5を介して配されている。摩擦バネ5は、後述するワンウェイクラッチ1の制止トルク以上の力で力でなければ回転しないように規制する役割を果たす。摩擦バネ5の外側にはワッシャが取り付けられる。
そして、ヒンジ部Hの一対の回転シャフト6には、図5ないし図7に示すように、ワンウェイクラッチ1がブラケット2とともに各々一体的に取り付けられている。ブラケット2は、ワンウェイクラッチ1を嵌合する嵌合孔2aと、表面カバーSfの内側と裏面カバーFrの内側とに各々当接する当接部2bを有し、表面カバーSfと裏面カバーFrとを重ね合わせると、ブラケット2の当接部2bを各々の内側で挟持する。なお、表面カバーSfの内側とのみ当接部2bとはネジNで止められている(図4、図7)。ワンウェイクラッチ1は、図5と図6に示すように、ブラケット2に形成される嵌合孔2aに嵌合され、ブラケット2は、傾斜用スタンドSとの一体的な連結状態を得る。なお、一体的な連結状態を得ることができれば、ブラケット2にワンウェイクラッチ1が止着されるものでも良い。本実施の形態では、ブラケット2が所定方向に回転、つまり衝立部材(液晶ディスプレイL1)の傾斜が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働くが、その制止トルク以上の力で傾斜用スタンドSを傾斜方向に拡開させたときにのみヒンジ部Hの回転シャフト6が摩擦バネ5に抗して回転する。各ヒンジ部Hの回転シャフト6の先端は、ヒンジカバーHcから突出して、上記コ字状の左右に取り付けられる一対のブラケット2の嵌合孔2aにワンウェイクラッチ1を介して取り付けられている。ワンウェイクラッチ1としては、ベアリング方式と呼ばれる市販のものであるが、コイルスプリング方式のワンウェイクラッチも市販されており、これら両方とも適用可能である。例えば、ベアリング方式と呼ばれるものとしては、図6に示すように、回転するローラ(ベアリング)Wrを保持するローラ保持体W1と、ローラ保持体W1が嵌合される外枠体W2とを備え、これら筒状の中に上記ヒンジ部Hの回転シャフト6が入れられる。ローラWrは、ローラ保持体W1に円周上の所定間隔おいて取り付けられ、図示しないバネにより、外枠体W2のローラ収納孔Wsの一方側に寄せられてローラWrの回転が規制され、他方側には隙間が生じるように構成され、ローラWrの回転が許容される。つまりローラWrは、一方方向では回転するが、その逆の他方方向では回転しない構造になっている。本実施の形態では、傾斜用スタンドSと共に動作するブラケット2がヒンジ部Hの回転シャフト6を支点として回転動作するとき(傾斜用スタンドSが拡開するとき)は、上記ローラ(ベアリング)Wrは回転せず、このため、上記摩擦バネ5に抗して回転シャフト6が回転して、傾斜用スタンドSが拡開する。他方、傾斜用スタンドSが閉じるときは、上記ローラ(ベアリング)Wrは回転する、つまりヒンジ部Hの回転シャフト6と空転する(フリーとなる)ので、傾斜用スタンドSが自重により閉じる方向に回転する。なお、回転シャフト6は、通常、摩擦ばね5に回転が規制されており、上記のようにワンウェイクラッチ1による制止トルク以上の力で回転し、他方、垂直方向では空転することから、常に一方方向でしか回転しない。また、コイルスプリング方式のワンウェイクラッチでは、ヒンジ部Hが大きくなることや、これにより傾斜用スタンドSのヒンジ部Hとの連結部が大きくなるおそれがあり、又、操作も容易でないことから、上記のようなベアリング方式が好ましい。
傾斜用スタンドSの下方には、空回りする軸Jにゴム製のローラ(ゴムローラ)gが取り付けられている(図4)。このゴムローラgは、傾斜用スタンドSの衝立部材L1に対する開閉のときの角度を調整するときに、机面との接触により回転して、拡開や閉じ動作を補助するとともに、机面を損傷させないようにするために設けられている。ゴムローラgと空回りする軸Jとは、傾斜用スタンドSの下端に自重を働かせるための一種の錘の役割も果たしている。なお、設置面と摺接により回転するローラ(ゴムローラ)gは、上記脚部Fkの下端側に取り付けることも可能である。
傾斜用スタンドSの下端は、フレームFを垂直姿勢としたときに、フレームFの下方の脚部Fkの下端とともに設置面と接触する。すなわち、液晶ディスプレイLを脚部Fkを支点として垂直姿勢にしても、最も大きな傾斜角度である平面姿勢(寝かせ姿勢)にしても、脚部Fkの先端と傾斜用スタンドSの先端Saは揃い、いずれかが突出することはない。
次に、本実施の形態を使用して、衝立部材である液晶ディスプレイL1を梱包状態から取り出して、机面やテーブル上に載置して使用する場合について説明する。
まず、段ボール箱に梱包された状態では、傾斜用スタンドSは液晶ディスプレイL1の背面側と重ね合わされていると、小型に収納可能である。この場合、上記係止孔8aとロック片8bが係止されロック状態である。液晶ディスプレイL1の背面側の平坦な平坦面F2pと傾斜用スタンドSの平坦な平坦面Sraとが面一になって、しかも、脚部の先端と傾斜用スタンドSの先端Saは同じ長さに揃えられるからである。
液晶ディスプレイL1を段ボール箱から取り出し、机面に載置するときは、閉じた状態の傾斜用スタンドSのロック状態を解除して、液晶ディスプレイL1の脚部Fkを支点として垂直姿勢に支持して、傾斜用スタンドSを机面等の奥側に拡開させる。かかる拡開作業は、その初期状態だけ行えばよく、その後は、液晶ディスプレイL1の正面側からフレームFを机面等の奥側に押圧する。正面側から押圧すると、ゴムローラgが回転して傾斜用スタンドSを液晶ディスプレイL1の傾斜角度が大きくなる傾斜方向に拡開させる。かかる拡開動作は、ワンウェイクラッチ1にヒンジ部Hとの関係で制止トルクが働いているので、この制止トルク以上の力で拡開させる必要がある。回転ヒンジ部Hの回転シャフト6は、摩擦ばね5により回転が規制されているが、制止トルク以上の力が働くように正面側から押圧すると、摩擦ばね5に抗して回転シャフト6が回転して、液晶ディスプレイL1の傾斜角度を変更させる。つまり、回転シャフト6には摩擦ばねばね5が取り付けられているので、摩擦ばね5に抗する力を加えて回転シャフト6を回転させる。したがって、回転の初期動作の力加減を認識できるとともに、操作者が誤ってその許容範囲を超えて拡開させ過ぎる危険性はない。
ここで、拡開動作の途中では、一旦約40度の拡開位置で一旦停止される(図7と図8)。上記傾斜用スタンドSの先端側Saの係止用凹部9bが脚部Fkの係止突起9aと接触するからである。図8(a)(b)に示す例では、板バネ10の先端の係止用凹部10bが係止突起10rを乗り越えるように弾性変形した後、係止突起10rと係止するからである。このような仮の係止位置を超えて、さらに拡開させて行くと、傾斜用スタンドSが裏側フレームF2の段差部F2cと当接して拡開動作を停止する。この位置が傾斜用スタンドSが最も拡開する位置であり、本実施の形態では、裏側フレームF2に対して約90度回転して、液晶ディスプレイL1の液晶画面L1aは、設置面に対して約45度の傾斜姿勢をとる。
他方、上記操作とは逆に、液晶ディスプレイL1をその傾斜角度が小さくなる垂直方向に戻すときには、フレームFに手を掛けるなどして、液晶ディスプレイL1を脚部Fkを支点として垂直姿勢にすると、この閉じ状態においてゴムローラgが回転して、傾斜用スタンドSの自重により液晶ディスプレイLの脚部Fk側に自動的に閉じることとなり、垂直方向に戻すことができる。すなわち、傾斜用スタンドSは、それ自体の荷重や軸Jやゴムローラgによる荷重による自重により、ヒンジ部Hの回転シャフト6に対してワンウェイクラッチ1は空転(フリー)することから、ゴムローラgによる回転を伴って傾斜用スタンドSは脚部Fkの側に引き寄せられる。羽ただし、かかる閉じ動作の途中で、一旦約40度の閉じ位置で一旦停止される。かかる一旦停止位置では、液晶ディスプレイL1の液晶画面L1aは、設置面に対して約50度の傾斜姿勢をとるため、この位置を視認角度とすることができるが、さらに垂直に近い状態にするには、傾斜用スタンドSをその背面側Srから軽く押圧するなどすると、上記係止突起9aと係止用凹部9bの係止が解除されて、脚部Fkの背面側に接触するように傾斜用スタンドSが閉じる。この位置が傾斜用スタンドSが最も閉じる位置であり、これらの動きをゴムローラgが補助する。このようにして完全に閉じると、裏側フレームF2aの平坦面F2pと傾斜用スタンドSの平坦面Sraとが面一になる。
次に、持ち運ぶような場合には、上記閉じ操作をするか、又は、液晶ディスプレイL1を設置面から持ち上げ、傾斜用スタンドSを閉じる方向に衝立部材である液晶ディスプレイL1を傾ければ、傾斜用スタンドSはその自重により自動的に閉塞することとなる。しかしこの場合も、かかる閉じ動作の途中で、一旦約40度の閉じ位置で一旦停止され、急激に傾斜用スタンドSが脚部Fk側に閉じることを規制するので、傾斜用スタンドSと脚部Fkの間に指を挟むなどの危険性はない、そして、持ち運ぶ際の安全のために最後にロック片8bを係止孔8aに係止してロック状態にすると、不用意に傾斜用スタンドSが開くなどの心配はなく、小型の段ボール箱等に容易に梱包でき、梱包姿勢にも優れた姿勢を取る。
上記実施の形態では、傾斜用スタンドSにゴムローラgを取り付けたもので説明したが、液晶ディスプレイL1の脚部Fkに軸を介してゴムローラgを取り付けることもできる。ゴムローラgは、上記拡開動作や閉じる動作において、机面等を転動して、開閉動作の補助をするときに、机面等を損傷させないようにするが、液晶ディスプレイL1の脚部Fkにゴムローラgを取り付けても、傾斜用スタンドSの開閉動作に特に支障はない。ただし、液晶ディスプレイL1の脚部Fkを移動させたり、持ち上げることは、上記開閉動作等の傾斜用スタンドS側よりも作業しにくいために、ゴムローラgは傾斜用スタンドSの下端にある方が好ましい。
また、衝立部材がプラズマディスプレイのように画面の大きな場合がある。しかし、本実施の形態では、傾斜用スタンドSの開閉動作に対してワンウェイクラッチ1は、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働き、その制止トルク以上の力を加えたときにヒンジ部を回転させて、傾斜用スタンドを拡開させることから、操作者が誤ってその許容範囲を超えて拡開させ過ぎる危険性はない。他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向ではヒンジ部と空転して、傾斜用スタンドがその自重により閉じるので、閉じ操作は容易である。そして、かかる動作をゴムローラgが補助する。なお、上記脚部Fkにも傾斜用スタンドSのようなローラgを取り付ければ、プラズマディスプレイを垂直姿勢にして、後は所定方向に押して搬送することも可能である。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図9に示すように、衝立部材がいわゆる写真立てL2に本発明を適用したもので、フレームF3とフレーム4とで画成されるの表側に、図示しないが写真が収納されるようになっている。写真立てL2の下方には、フレームF5が設置面と接するように取り付けられている。そして、この写真立てL2の背面側にヒンジカバーHcが取り付けられ、その内部構成が第1の実施の形態と同じとなっており、又、同じ構成の傾斜用スタンドSが取り付けられている。なお、フレームF5にゴムローラを取り付けることもできる。このように本発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装置のみならず、姿見(ミラースタンド)や、写真立て(絵画等を設置面に立てかけるものを含む。)等においても広く適用可能である。
本発明の一実施の形態の液晶ディスプレイのスタンド構造を示す斜視図である。 上記一実施の形態の液晶ディスプレイのスタンド構造の一部断面図である。 上記一実施の形態のヒンジ部を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその断面図である。 上記一実施の形態の傾斜用スタンドの裏面カバーSrを外した状態の背面図である。 上記一実施の形態のヒンジ部を示す分解斜視図である。 上記一実施の形態のワンウェイクラッチを示す分解斜視図である。 上記一実施の形態の傾斜用スタンドの開閉動作を説明する側面図である。 上記一実施の形態の係止突起と係止用凹部の他の例を示す側面図である。 本発明の他の実施の形態の衝立部材のスタンド構造を示す斜視図である。 従来の衝立部材のスタンド構造の一例を示す平面図である。 従来の衝立部材のスタンド構造の一例を示す側面図である。
符号の説明
1 ワンウェイクラッチ、
2 ブラケット
5 摩擦ばね
6 回転シャフト
8a 係止孔、8b ロック片、
9a 係止突起、9b 係止用凹部、
10 板バネ、10b 係止用凹部、10r 係止突起、
S 傾斜用スタンド、Sf 表面カバー、Sr 裏面カバー、Sra 平坦面、
L1 衝立部材(液晶ディスプレイ)
L2 衝立部材(写真立て)、
F フレーム、F1 表側フレーム、
F2 裏側フレーム、F2a 肉厚部、F2b 狭幅部、F2c 段差部、
F2p 平坦面、
Fk 脚部、
g ゴムローラ(ローラ)、
Hc ヒンジカバー

Claims (5)

  1. 設置面に対して所定の角度で立設される衝立部材と、衝立部材の背面側に配される傾斜用スタンドとを備え、傾斜用スタンドの衝立部材に対する開き角度を調整することにより設置面に対する衝立部材の傾斜角度を所定角度にする衝立部材のスタンド構造において、
    傾斜用スタンドとの連結状態を得るブラケットと、ブラッケットに止着されたワンウェイクラッチと、ワンウェイクラッチに連結するとともに衝立部材の背面に取り付けられ傾斜用スタンドの回転の支点となるヒンジを備え、傾斜用スタンドの角度調整に対してワンウェイクラッチは、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働き角度が維持された状態からその制止トルク以上の力が加えられたときにヒンジ部を回転させ、他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向では傾斜スタンドの自重が働きヒンジ部と空転して、角度調整されることを特徴とする衝立部材のスタンド構造。
  2. 設置面に対して所定の角度で立設される衝立部材と、衝立部材の背面側に配される傾斜用スタンドとを備え、傾斜用スタンドの衝立部材に対する開き角度を調整することにより設置面に対する衝立部材の傾斜角度を所定角度にする衝立部材のスタンド構造において、
    傾斜用スタンドとの連結状態を得るブラケットと、ブラッケットに止着されたワンウェイクラッチと、
    ワンウェイクラッチに連結するとともに衝立部材の背面に取り付けられ傾斜用スタンドの回転の支点となるヒンジと、ヒンジ部に取り付けられる摩擦ばねと備え、傾斜用スタンドの角度調整に対してワンウェイクラッチは、衝立部材の傾斜角度が大きくなる傾斜方向では制止トルクが働き角度が維持された状態からその制止トルク以上の力が加えられたときにヒンジ部を摩擦ばねに抗して回転させ、他方、衝立部材の傾斜角度が小さくなる垂直方向では傾斜スタンドの自重が働きヒンジ部と空転して、角度調整されることを特徴とする衝立部材のスタンド構造。
  3. 前記衝立部材の背面と前記傾斜用スタンドに、互いに係止する係止突起と係止用凹部が相対的に設けられ、傾斜用スタンドは衝立部材に対して所定角度の位置で開閉動作が停止し、この停止位置を越えると、係止突起と係止用凹部の係止が解除されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の衝立部材のスタンド構造。
  4. 前記傾斜用スタンドの下端側に設置面との摺接により回転するローラが取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の衝立部材のスタンド構造。
  5. 前記衝立部材は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装置であり、画像表示装置の背面側に配される前記傾斜用スタンドを閉じると、画像表示装置の背面側の平坦な平坦面と傾斜用スタンドの平坦な平坦面とが面一になって、前記傾斜用スタンドが画像表示装置の背面側に納められることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の衝立部材のスタンド構造。
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