JP2005137461A - ベッド柵の保護部材 - Google Patents

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Mikako Ito
美香子 伊藤
Hiroko Watanabe
裕子 渡辺
Junko Oikawa
淳子 及川
Shiho Mikami
志保 三上
Mariko Sato
真梨子 佐藤
Fumi Sato
フミ 佐藤
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Abstract

【課題】 取り扱いが簡単で容易に着脱可能であり使用者の体を簡単に保護することができるベッド柵の保護部材を提供する。
【解決手段】 保護部11,12は、クッション性を有し外観が袋状のカバー部材であり、繰り返し洗濯可能な布地で縫製されている。保護部11は、ベッド柵6の全体を覆うようにこのベッド柵6に被せられ装着される。保護部12は、ベッド1上に横たわる使用者Mの頭部M1に対応する部分を除き、ベッド柵7の一部を覆うようにこのベッド柵7に被せられ装着される。固定部13,14は、ベッド柵6に保護部11を着脱自在に固定し、固定部15はベッド柵7に保護部12を着脱自在に固定する。固定部13〜15は、ベッド柵6,7に保護部11,12が装着された状態で装着口11a,12aを開閉自在に連結する面ファスナ13b,13c,14b,14c,15b,15cを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ベッド上に横たわる使用者の体を保護するベッド柵の保護部材に関する。
従来のベッド柵の保護部材は、合成樹脂製の柵本体部と、この柵本体部と一体に形成されベッドの側フレームの取付孔に着脱自在に差し込まれる支柱部とを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来のベッド柵の保護部材では、柵本体部によって金属部分が被覆されているため、使用者が就寝時に柵本体部に手足をぶつけても、使用者が金属部分に直接当たるのを柵本体部が阻止し使用者に苦痛を与えることがない。
特開2002-253622(段落番号0009〜0010及び図2)
従来のベッド柵の保護部材は、柵本体部と支柱部とが一体に形成されている。このため、柵本体部を清掃するときには、柵本体部を持ち上げて取付孔から支柱部を取り外す必要があり、着脱や清掃に手間がかかるという問題があった。また、従来のベッド柵の保護部材は、柵本体部が厚みのある板状の部材で形成されている。このため、ベッド上に横たわる使用者を囲むように柵本体部をベッドに装着した場合には、使用者にとって閉塞感があり不快感を与えるという問題があった。特に、柵本体部を使用者の頭部付近に取り付けた場合には、使用者が横たわった姿勢でテレビを観ることが困難であり、使用者の顔を観察したり使用者と同じ目線で話をしたりすることが困難になるという問題があった。さらに、従来のベッド柵の保護部材は、柵本体部の固定方法が取付孔に支柱部を差し込むだけであるため、柵本体部を無意識に使用者が持ち上げた場合には、柵本体部がベッドから簡単に取り外されてしまうという問題があった。
この発明の課題は、取り扱いが簡単で容易に着脱可能であり使用者の体を簡単に保護することができるベッド柵の保護部材を提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、ベッド(1)上に横たわる使用者(M)の体を保護するベッド柵(6,7)の保護部材であって、前記ベッド柵に着脱自在に装着可能であり前記使用者が接触したときにこの使用者の体を保護する保護部(11,12)を備えることを特徴とするベッド柵の保護部材(9,10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のベッド柵の保護部材において、前記ベッド柵に前記保護部を着脱自在に固定する固定部(13〜15;22)を備えることを特徴とするベッド柵の保護部材である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のベッド柵の保護部材において、前記ベッド柵に前記保護部を着脱自在に固定するとともに、前記ベッドに前記ベッド柵を着脱自在に固定する固定部(19〜21)を備えることを特徴とするベッド柵の保護部材である。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載のベッド柵の保護部材において、前記保護部(11,12)は、前記ベッド柵(6,7)に被せて装着するための装着口(11a,12a)を備え、前記固定部(13〜15;19〜21)は、前記ベッド柵に前記保護部が装着された状態で前記装着口を開閉自在に連結する面ファスナ(13b,13c,14b,14c,15b,15c)及び/又は連結具(19b,20b,21b)を備えることを特徴とするベッド柵の保護部材(9,10)である。
請求項5の発明は、請求項2に記載のベッド柵の保護部材において、前記保護部(11)は、前記ベッド柵(6)に被せて装着するための装着口(11a)を備え、前記固定部(22)は、前記装着口の周囲にこの装着口を伸縮させる伸縮ゴム部(22a)を備えることを特徴とするベッド柵の保護部材(9)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、前記保護部(11)は、前記ベッド柵の全体を覆うようにこのベッド柵に装着可能であることを特徴とするベッド柵の保護部材(9)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、前記保護部(12)は、前記ベッド上に横たわる前記使用者の頭部(M1)に対応する部分を除き、前記ベッド柵(7)の一部を覆うようにこのベッド柵に装着可能であることを特徴とするベッド柵の保護部材(10)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、前記保護部(11,12)は、洗濯可能な布地で縫製されていることを特徴とするベッド柵の保護部材である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、前記保護部(11,12)は、ベッド柵の外側に物品を収容する収容部(16〜18)を備えることを特徴とするベッド柵の保護部材である。
この発明によると、取り扱いが簡単で容易に着脱可能であり使用者の体を簡単に保護することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の斜視図である。図2は、この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材をベッド柵に装着した状態を示す斜視図である。図3は、この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の大型タイプの縦断面図である。図4は、この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の小型タイプの縦断面図である。
使用者Mは、ベッド1上に横たわる患者である。使用者Mは、例えば、右半身が麻痺している患者、自力で起居動作が不可能な患者、寝たきりの患者などである。図1及び図2に示す使用者Mは、右手が麻痺しているが左手が利く患者であり、全体として体が左側に寄っておりベッド柵6,7に顔や手足が圧迫された状態である。
ベッド1は、使用者Mを横たえるための器具であり、図1〜図4に示すように、ヘッドボード2と、フットボード3と、マットレス4と、ボトムフレーム5と、ベッド柵6,7と、サイドフレーム8などから構成されている。図1及び図2に示すヘッドボード2は、使用者Mの頭部M1側に設置された板状部材であり、フットボード3は使用者Mの足側に設置された板状部材であり、マットレス4は使用者Mの下に敷かれる敷布団である。図3及び図4に示すボトムフレーム5は、マットレス4を支持する支持部材であり、ヘッドボード2とフットボード3との間に間隔をあけて複数平行に配置されている。
ベッド柵6,7は、ベッド1上から使用者Mが転落するのを防止する部材である。ベッド柵6,7は、転落防止の機能以外に使用者Mがベッド1上から立ち上がる際に使用可能な手すりとしても機能する。ベッド柵6,7は、使用者Mの診察時や移動時、柵本体部6a,7aの消毒時や清掃時などに取り外し可能なように着脱自在に設置されており、ベッド柵6は使用者Mの下半身側(フットボード3側)に設置されており、ベッド柵7は使用者Mの上半身側(ヘッドボード2側)に設置されている。ベッド柵6,7は、片側又は両側のいずれにも設置可能であり通常1個〜4個設置される。ベッド柵6,7は、いずれも同一構造であり、以下ではベッド柵6について説明しベッド柵6側の部分と対応するベッド柵7側の部分については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。ベッド柵6は、図1及び図2に示すように、複数のパイプによって格子状に形成した柵本体部6aと、この柵本体部6aと一体に形成されこの柵本体部6aを支持する支柱部6b,6cとから構成されている。
図3及び図4に示すサイドフレーム8は、ベッド柵6,7を着脱自在に支持する部材である。サイドフレーム8は、図3及び図4に示すように、ボトムフレーム5の両端部を支持しており、ヘッドボード2とフットボード3との間に間隔をあけて平行に設置されている。サイドフレーム8の上面には、支柱部6b,6c,7b,7cを刺し込みベッド柵6,7を着脱自在に取り付けるための取付孔8aが所定の間隔をあけて長さ方向に形成されている。
保護部材9,10は、ベッド1上に横たわる使用者Mの体を保護する部材である。保護部材9は、図1及び図2に示すように、ベッド柵6と略同一の大きさに形成されておりベッド柵6に着脱自在に装着される大型タイプのものである。保護部材10は、ベッド柵7の略半分の大きさに形成されておりベッド柵7に着脱自在に装着される小型タイプのものである。保護部材9,10は、図1及び図2に示すように、保護部11,12と、固定部13〜15と、収容部16〜18とを備えている。
保護部11,12は、ベッド柵6,7に着脱自在に装着可能であり使用者Mが接触したときにこの使用者Mの体を保護する保護カバー部である。保護部11,12は、図1に示すように、ベッド柵6,7に被せて装着するための装着口11a,12aを備えており、クッション性を有し外観が袋状のカバー部材である。保護部11,12は、繰り返し洗濯可能な布地で縫製されており、このような布地としては綿や絹などの織物やニットなどが好ましく、使用者Mの気分を和らげるような明るい雰囲気の絵柄を有する布地を使用することが好ましい。特に、患者の顔や手足が直接触れても肌触りが良好で吸湿性に優れ、化繊などに対してアレルギー反応を示すような患者にも使用可能な綿が好ましい。保護部11は、図2に示すように、ベッド柵6の全体を覆うようにこのベッド柵6に被せられ装着される。保護部12は、図2に示すように、ベッド1上に横たわる使用者Mの頭部M1に対応する部分を除き、ベッド柵7の一部を覆うようにこのベッド柵7に被せられ装着される。図1に示すように、保護部11は装着口11aを上方向からベッド柵6に被せて装着され、保護部12は装着口12aを左右方向からベッド柵7に被せて装着される。
固定部13,14は、ベッド柵6に保護部11を着脱自在に固定する部材であり、固定部15はベッド柵7に保護部12を着脱自在に固定する部材である。固定部13〜15は、図1及び図2に示すように、いずれも同一構造であり、フラップ部13a,14a,15aと面ファスナ13b,13c,14b,14c,15b,15cとを備えている。
フラップ部13a,14a,15aは、外観が舌状の部材であり、保護部11,12と同様に繰り返し洗濯可能な布地で縫製されている。フラップ部13a,14aは、図2に示すように、保護部11がベッド柵6に装着されたときに、このベッド柵6の支柱部6bと支柱部6cとの間の隙間に位置するように保護部11に縫い付けられている。フラップ部15aは、保護部12がベッド柵7に装着されたときに、このベッド柵7の柵本体部7aの隙間に位置するように保護部12に縫い付けられている。フラップ部13a,14a,15aは、使用者Mが勝手に取り外さないように使用者Mの手の届く範囲外に取り付けられている。
図1に示す面ファスナ13b,13c,14b,14c,15b,15cは、ベッド柵6,7に保護部11,12が装着された状態で装着口11a,12aを開閉自在に連結するファスナ(例えば、商品名:マジックテープ)である。面ファスナ13b,13cは、フラップ部13aと保護部11とを着脱自在に連結し、面ファスナ14b,14cはフラップ部14aと保護部11とを着脱自在に連結し、面ファスナ15b,15cはフラップ部15aと保護部12とを着脱自在に連結する。面ファスナ13b,14b,15bは、フラップ部13a,14a,15aがそれぞれ折り返されたときに、面ファスナ13c,14c,15cと対向するように保護部11,12の表面に縫い付けられている。面ファスナ13c,14c,15cは、フラップ部13a,14a,15aの先端部にそれぞれ縫い付けられている。面ファスナ13b,13cには、一方の表面に多数の突起部が形成されており、他方の表面にこれらの突起部と引っ掛かる環状部が形成されている。面ファスナ14b,14c及び面ファスナ15b,15cについても面ファスナ13b,13cと同様に突起部と環状部とが形成されている。
収容部16〜18は、ベッド柵6,7の外側に物品を収容する部分であり、図1に示すようにいずれも外観がポケット状に形成されている。収容部16,17は、保護部11をベッド柵6に装着したときにこのベッド柵6の外側に位置し、収容部18は保護部12をベッド柵7に装着したときにこのベッド柵7の外側に位置する。収容部16〜18は、保護部11,12と同様に繰り返し洗濯可能な布地で縫製されており保護部11,12に縫い付けられている。
次に、この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の作用を説明する。
例えば、右手が麻痺し左手が利く患者の場合には、体全体が左側に寄る傾向があるため、図1に示すようにベッド柵6,7に使用者Mの顔や手足が圧迫されることがある。この場合には、使用者Mから見て左側のベッド柵6の柵本体部6aに上下方向から保護部11の装着口11aを被せるとともに、使用者Mから見て左側のベッド柵7の柵本体部7aに左右方向から保護部12の装着口12aを被せる。次に、図2及び図3に示すように、柵本体部6aとサイドフレーム8との間の隙間にフラップ部13a,14aを通過させて、面ファスナ13b,14bと面ファスナ13c,14cとを接合すると、ベッド柵6に保護部材9が装着される。同様に、図2及び図4に示すように、柵本体部7aの隙間にフラップ部15aを通過させて、面ファスナ15bと面ファスナ15cとを接合すると、ベッド柵7に保護部材10が装着される。その結果、使用者Mがベッド柵6,7に顔や手足が押し付けられても使用者Mの体とベッド柵6,7との間に保護部11,12が存在するため、使用者Mとベッド柵6,7との間に生ずる押付力が緩和される。
この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材には、以下に記載するような効果がある。
(1) この第1実施形態では、保護部11,12がベッド柵6,7に着脱自在に装着可能であり、使用者Mが接触したときにこの使用者Mの体をこの保護部11,12が保護する。このため、使用者Mとベッド柵6,7とが直接接触したときに使用者Mに作用する押付力をこれらの間に存在する保護部11,12が緩和するため、使用者Mの体の一部がベッド柵6,7によって強く圧迫されるのを防止することができる。その結果、使用者Mの姿勢を観察するために病室を頻繁に巡回する必要がなくなるとともに、使用者Mに注意したり使用者Mの体を元の状態に戻したりする手間を省くことができる。また、使用者Mとベッド柵6,7とが直接接触しないようにこれらの間に丸めた布団や枕などを挟み込む場合に比べて、使用者Mに窮屈感を与えることがなく使用者Mがベッド1上で動作可能なスペースを確保することができる。
(2) この第1実施形態では、固定部13〜15がベッド柵6,7に保護部11,12を着脱自在に固定する。その結果、洗濯時や清掃時などにはベッド柵6,7から保護部11,12を簡単に取り外すことができるとともに、既存のベッド柵6,7に保護部11,12を簡単に装着することができる。また、使用者Mによってベッド柵6,7から保護部11,12が不用意に取り外されてしまうのを防止することができる。さらに、従来のベッド柵の保護部材のような保護部が一体に形成されたベッド柵を購入する必要がなくなり、コストを削減することができる。
(3) この第1実施形態では、ベッド柵6,7に保護部11,12が装着された状態で装着口11a,12aを開閉自在に連結する面ファスナ13b,13c,14b,14c,15b,15cを固定部13〜15が備える。その結果、装着口11a,12aを容易に開閉することができるため、保護部11,12をベッド柵6,7に簡単に着脱することができる。
(4) この第1実施形態では、ベッド柵6の全体を覆うようにこのベッド柵6に保護部11が装着可能である。このため、使用者Mの体の一部がベッド柵6の隙間から突き出すのを防止することができる。
(5) この第1実施形態では、ベッド1上に横たわる使用者Mの頭部M1に対応する部分を除き、ベッド柵7の一部を覆うようにこのベッド柵7に保護部12が装着可能である。その結果、使用者Mの頭部M1を保護部12が覆うことがないため使用者Mに閉塞感を与えることがなく、ベッド1上に使用者Mが横たわった姿勢でテレビなどを観賞することができるとともに、ベッド柵7の外側から使用者Mと同じ目線で会話したり使用者Mの顔を観察したりすることができる。
(6) この第1実施形態では、保護部11,12が洗濯可能な布地で縫製されている。その結果、保護部11,12が汚れた場合にはベッド柵6,7から保護部11,12を取り外して洗濯し、保護部11,12を清潔な状態に維持することができる。また、バスタオルなどを利用して保護部11,12を縫製する場合には、ある程度の伸縮性と張りを有する保護部11,12を安価に製造することができる。さらに、保護部11,12が絵柄を有する場合にはベッド1の周囲を明るい雰囲気にすることができる。
(7) この第1実施形態では、ベッド柵6,7の外側に物品を収容する収容部16〜18を保護部11,12が備える。その結果、使用頻度の高いオムツ、尿取りパット、体温計などの小物類を収容部16〜18に収容することができるため利便性を向上させることができる。
(第2実施形態)
図5は、この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の斜視図である。図6は、この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材をベッド柵に装着した状態を示す斜視図である。図7は、この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の大型タイプの縦断面図である。図8は、この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の固定部の平面図であり、図8(A)は連結状態を示す平面図であり、図8(B)は分離状態を示す平面図である。図9は、この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の固定部の一部を破断して示す平面図であり、図9(A)は連結状態を示す平面図であり、図9(B)は分離状態を示す平面図である。以下では、図1〜図4に示す部分と同一の部分については同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
保護部材9は、ベッド柵6に保護部11を着脱自在に固定するとともにベッド1にベッド柵6を着脱自在に固定する固定部19,20を備えており、保護部材10はベッド柵7に保護部12を着脱自在に固定するとともにベッド1にベッド柵7を着脱自在に固定する固定部21を備えている。固定部19〜21は、図5〜図7に示すように、いずれも同一構造であり、固定ベルト19a,20a,21aと連結具19b,20b,21bとを備えている。
固定ベルト19a,20a,21aは、外観が帯状の部材である。固定ベルト19a,20a,21aは、図1〜図4に示す保護部11,12と同様に繰り返し洗濯可能な布地で縫製することが好ましく、床面近くに設置されるため抗菌処理された布地を使用することが好ましい。固定ベルト19a,20a,21aは、図6及び図7に示すように、保護部11,12の内側に縫い付けられており、固定ベルト19a,20a,21aの両端部は所定長さ分だけ保護部11,12の下端から露出している。
連結具19b,20b,21bは、ベッド柵6,7に保護部11,12が装着された状態で装着口11a,12aを開閉自在に連結する部材である。連結具19b,20b,21bは、いずれも同一構造であり、以下では連結具19bについて説明し連結具20b,21b側の部分については連結具19b側の部分と対応する符号を付して詳細な説明を省略する。連結具19bは、図7及び図8に示すように、互いに連結及び分離可能な合成樹脂製の雄連結部材19cと雌連結部材19dとから構成されている。雄連結部材19cは、図8及び図9に示すように、固定ベルト19aの端部を折り返してこの固定ベルト19aの長さを調整する長さ調整部19eと、連結具19bを分離するときに操作される操作部19f,19gと、操作部19f,19gと一体に形成され操作部19f,19gが矢印方向に押されると撓む可撓部19h,19iと、可撓部19h,19iの端部に形成されたフック部19j,19kと、長さ調整部19eの突出部と一体に形成されたガイド溝19m,19nとを備えている。雌連結部材19dは、ガイド溝19m,19nと嵌合可能であり着脱時にガイド溝19m,19nにガイドされるガイド部19p,19qと、連結時にはフック部19j,19kと嵌合し分離時にはフック部19j,19kから離脱する突出部19r,19sとを備えている。
次に、この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の作用を説明する。
図5に示すように、ベッド柵6,7に保護部材9,10を装着した後に、図6に示すようにサイドフレーム8と床面との間の隙間に固定ベルト19a,20a,21aを通過させて、雄連結部材19c,20c,21cを雌連結部材19d,20d,21dに差し込む。その結果、図9に示すように、突出部19r,19sがフック部19j,19kと嵌合して、雄連結部材19cが雌連結部材19dに固定され、図6に示すように固定ベルト19aの両端部が連結具19bによって連結される。図5に示す連結具20b,21bについても同様に操作されると、図6に示すようにベッド柵6,7に保護部材9,10が固定されるとともに、ベッド1にベッド柵6,7が固定される。固定ベルト19a,20a,21aによる締付力が弱いときには、図5に示す固定ベルト19a,20a,21aの端部を引っ張る。その結果、長さ調整部19e,20e,21eによって固定ベルト19a,20a,21aの長さが調整されて、固定ベルト19a,20a,21aとサイドフレーム8とが密着する。固定部19を固定解除するときには、図9(B)に示すように操作部19f,19gを矢印方向に押す。その結果、可撓部19h,19iが撓みフック部19j,19kが突出部19r,19sから離間して、固定ベルト19aの両端部が連結具19bによって分離される。図5に示す連結具20b,21bについても同様の操作がされると、ベッド柵6,7から保護部11,12が取り外し可能な状態になる。
この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材には、第1実施形態の効果に加えて以下に記載するような効果がある。
(1) この第2実施形態では、固定部19〜21がベッド柵6,7に保護部11,12を着脱自在に固定するとともにベッド1に保護部11,12を着脱自在に固定する。その結果、使用者Mがベッド柵6,7を取り外してベッド1上から転落する危険を防止することができる。
(2) この第2実施形態では、ベッド柵6,7に保護部11,12が装着された状態で装着口11a,12aを開閉自在に連結具19b,20b,21bが連結する。その結果、保護部11,12及びベッド柵6,7を簡単に着脱することができる。また、ベッド柵6,7が容易に取り外されないようにベッド柵6,7とサイドフレーム8とを紐や包帯などで結んだり、ベッド柵6,7の隣接する端部同士を重ね合わせて装着したり紐や包帯で結んだりするような手間のかかる作業を省略することができる。
(第3実施形態)
図10は、この発明の第3実施形態に係るベッド柵の保護部材の斜視図である。
固定部22は、装着口11aの周囲にこの装着口11aを伸縮させる伸縮ゴム部22aを備える。伸縮ゴム部22aは、図10及び図11に示すように、装着口11aの内周部を囲むように保護部11の内側に円環状に縫い付けられている。ベッド柵6に保護部11を装着するときには、伸縮ゴム部22aの弾性力に抗して装着口11aを手で広げベッド柵6に被せる。ベッド柵6に保護部11を装着した後に装着口11aから手を離すと、伸縮ゴム部22aの弾性力によって装着口11aが縮むため、支柱部6b,6cが装着口11aによって締め付けられ保護部11がベッド柵6に固定される。この第3実施形態では、装着口11aの周囲にこの装着口11aを伸縮させる伸縮ゴム部22aを保護部11が備えるため、大きさや形状などの異なる数種類のベッド柵についても保護部11を着脱自在に装着することができる。
(他の実施形態)
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、片側のベッド柵6,7に保護部材9,10を装着した場合を例に挙げて説明したが、全てのベッド柵6,7に保護部材9,10を装着することもできる。また、この実施形態では、保護部11,12を綿などの布地で縫製した場合を例に挙げて説明したが、二枚の布地の間に心材を挟み込んだ織物生地(キルティング)などを保護部11,12に使用することもできる。
(2) この実施形態では、右半身が麻痺して患者などが横たわるベッド1を例に挙げて説明したがこれに限定するものではない。例えば、成人用ベッドだけではなく小児病棟などで使用される子供用ベッドについてもこの発明を適用することができる。また、病院用ベッドだけではなく家庭用ベッドなどについてもこの発明を適用することができる。この第1実施形態及び第2実施形態では、固定部13〜15又は固定部19〜21をそれぞれ別個に備える保護部11,12を例に挙げて説明したが、これらを全て保護部11,12が備えるように構成することもできる。
(3) この第2実施形態では、連結具19b,20b,21bを例に挙げて説明したがこのような構造に限定するものではなく、他の構造の連結具についてもこの発明を適用することができる。また、この第2実施形態では、固定部19〜21によってベッド柵6,7をベッド1に固定しているが、固定部19〜21を保護部11,12から分離してベッド柵6,7とサイドフレーム8とを直接締結してベッド柵6,7をベッド1に固定することもできる。さらに、この第3実施形態では、保護部11が伸縮ゴム部22aのみを備える場合を例に挙げて説明したが、固定部19〜21を保護部11が備えるように構成することもできる。
この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の斜視図である。 この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材をベッド柵に装着した状態を示す斜視図である。 この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の大型タイプの縦断面図である。 この発明の第1実施形態に係るベッド柵の保護部材の小型タイプの縦断面図である。 この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の斜視図である。 この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材をベッド柵に装着した状態を示す斜視図である。 この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の大型タイプの縦断面図である。 この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の固定部の平面図であり、(A)は連結状態を示す平面図であり、(B)は分離状態を示す平面図である。 この発明の第2実施形態に係るベッド柵の保護部材の固定部の一部を破断して示す平面図であり、(A)は連結状態を示す平面図であり、(B)は分離状態を示す平面図である。 この発明の第3実施形態に係るベッド柵の保護部材の斜視図である。
符号の説明
1 ベッド
6,7 ベッド柵
8 サイドフレーム
9,10 保護部材
11,12 保護部
11a,12a 装着口
13〜15 固定部
13a,14a,15a フラップ部
13b,13c,14b,14c,15b,15c 面ファスナ
16〜18 収容部
19〜21 固定部
19a,20a,21a 固定ベルト
19b,20b,21b 連結具
22 固定部
22a 伸縮ゴム部
M 使用者
1 頭部

Claims (9)

  1. ベッド上に横たわる使用者の体を保護するベッド柵の保護部材であって、
    前記ベッド柵に着脱自在に装着可能であり前記使用者が接触したときにこの使用者の体を保護する保護部を備えること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  2. 請求項1に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記ベッド柵に前記保護部を着脱自在に固定する固定部を備えること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記ベッド柵に前記保護部を着脱自在に固定するとともに、前記ベッドに前記ベッド柵を着脱自在に固定する固定部を備えること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記保護部は、前記ベッド柵に被せて装着するための装着口を備え、
    前記固定部は、前記ベッド柵に前記保護部が装着された状態で前記装着口を開閉自在に連結する面ファスナ及び/又は連結具を備えること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  5. 請求項2に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記保護部は、前記ベッド柵に被せて装着するための装着口を備え、
    前記固定部は、前記装着口の周囲にこの装着口を伸縮させる伸縮ゴム部を備えること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記保護部は、前記ベッド柵の全体を覆うようにこのベッド柵に装着可能であること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記保護部は、前記ベッド上に横たわる前記使用者の頭部に対応する部分を除き、前記ベッド柵の一部を覆うようにこのベッド柵に装着可能であること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記保護部は、洗濯可能な布地で縫製されていること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のベッド柵の保護部材において、
    前記保護部は、ベッド柵の外側に物品を収容する収容部を備えること、
    を特徴とするベッド柵の保護部材。

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