JP2005137438A - 肛門治療器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 肛門に挿入して電気刺激を与えることにより肛門の筋力、即ち、内括筋、外括筋の筋力を増強する訓練を行うことができ、以て、大便漏れを防止する能力を復活させることができ、更には、陰部神経障害による肛門痛、直腸痛を軽減乃至解消することのできる肛門治療器2を提供する。
【解決手段】 肛門に挿入される少なくとも表面が電気的絶縁性を有する棒状体4の表面に、互いに離間する一対の電気刺激用電極8、8を設け、上記棒状体4の内部(或いは外部)に、上記一対の電気刺激用電極8、8に電気刺激用パルス電圧を供給する電気刺激用電圧を発生する電気刺激用電圧発生回路10を設けてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、肛門に挿し込んで内括筋及び外括筋を鍛えて大便漏れを防ぐ能力を回復、増強すると共に、陰部神経障害に伴う肛門痛、直腸痛を軽減、解消する肛門治療器に関する。
本願出願人会社は、心室容積測定装置に関して特願平11−326355号(特開平2001−137209号公報)により提案する等、医療関係の器具等に関して種々の提案を行ってきたが、この度は、老化に伴って増えている内括筋、外括筋の衰弱、麻痺等による便漏れを防止するためにその内括筋、外括筋を増強する訓練ができる肛門治療器について提案を行おうとするものである。
そこで、先ず、何故便漏れが生じるかについて説明する。肛門には図3に示すように、内側部分の内括筋aと、その外側に位置する外括筋bがあり、内括筋aは人が意識しなくても必要に応じて筋力によって大便の排出を阻む性質(不随意性)を有し、外括筋bは人が意識的に緩めて大便の排出を促したり、逆に引き締めて大便の排出を阻むようにしたりする性質(随意性)を有する。尚、図3において、cはお尻、dは肛門である。
そして、大便の漏れは、内括筋a、外括筋bの筋力が衰えることにより生じる。
従って、大便の漏れを防ぐには、衰えた内括筋a及び外括筋bを鍛え、その筋力を増強させることが必要であるといえる。
そして、その筋力を増強させる方法として、従来、バイオフィードバック法が提案されていた。このバイオフィードバック法は、肛門にその内括筋a、外括筋bを測定する測定器のセンサーを挿入し、測定結果をモニターに表示させ、患者がその表示を見ながら最も強い筋力が得られるように肛門に力を入れる努力をし、肛門を閉じるこつをつかんだり、更には、肛門の筋肉、即ち、内括筋a、外括筋bの筋力を増強することができるようにするというものである。
そして、バイオフィードバック法を行っているときは、それなりに筋力増強効果が生じるようである。
特開平2001−137209号公報(特願平11−326355号)
ところで、バイオフィードバック法には、その訓練をしているときは確かに内括筋a、外括筋bの筋力が増強するが、訓練を終えふつうの生活に戻ると急激に元の筋力に戻り、効果が持続しないという問題があった。
そこで、本願発明者は、種々の研究の結果、微弱な電圧(振幅が例えば0.25〜3.0V程度)による電気刺激を肛門に与えると、自然に内括筋a、外括筋bの筋力が増強し、その効果の持続性がバイオフィードバック法によるよりも顕著に強いことを発見し、更に研究を進め、本発明を為すに至った。そして、本発明によれば、単に、内括筋a、外括筋bの筋力が増強し、その効果が長く持続するのみならず、陰部神経障害による肛門痛、直腸痛に悩まされている人については、その痛み、即ち、肛門痛、直腸痛を軽減乃至解消する効果も得られることが判明した。
即ち、本発明は、肛門に挿入して電気刺激を与えることにより肛門の筋力、即ち、内括筋、外括筋の筋力を増強する訓練を行うことができ、以て、大便漏れを防止する能力を復活させることができ、更には、陰部神経障害による肛門痛、直腸痛を軽減乃至解消することのできる肛門治療器を提供することを目的とする。
本発明肛門治療器は、肛門に挿入される少なくとも表面が電気的絶縁性を有する棒状体の表面に、互いに離間する一対の電気刺激用電極を設け、上記棒状体の外部又は内部に、一対の電気刺激用電極に供給する電気刺激用パルス電圧を発生する電気刺激用電圧発生回路を設けたことを特徴とする。
本発明肛門治療器によれば、週1〜2回、1回当たり5分間の肛門治療器の86日〜180日の使用(訓練或いは治療)により、図2に示すように、最大肛門静止内圧及び随意収縮圧が共に顕著に向上している。また、陰部神経障害による肛門痛、直腸痛に悩んでいた総ての人がその痛みが軽減乃至解消したという効果が得られた。そして、治療を受けた患者で治療効果がない者は一人も存在していない。
本発明肛門治療器は、基本的には、棒状体の表面に、互いに離間する一対の電気刺激用電極を設け、更に、該電気刺激用電極に供給する電気刺激用電圧を発生する電気刺激用電圧発生回路を設けたものであるが、棒状体は、直径が10〜20mm程度が好適であり、その先端から例えば50mm程度離間したところに、肛門の周縁部に当たって該棒状体の肛門への挿入長さを一定以下に規定するストッパを設けると良い。
また、肛門にスムーズに挿入し得るように、棒状体の先端面はドーム状に形成すると良い。そして、上記棒状体表面に形成される上記一対の電気刺激用電極は、棒状体をその先端面側から視て互いに略180度離間する位置にその棒状体の軸方向に沿うように設けると良い。その各電気刺激用電極の長さは内活筋、外活筋の長さ等を考慮して40mm程度が最適である。
上記電気刺激用電圧は、その振幅が0.20〜3.0V程度が好適であるが、その波形は例えば図2に示す波形が好適であることが確認されている。
尚、電気刺激用電圧発生回路はバッテリ、電源スイッチ等を含め、上記棒状体の内部に設けるようにして良く、次の実施例1の項で実施例として挙げた肛門治療器においてもそのようにしているが、棒状体の外部に設け、棒状体とはリード線等を介して電気的な接続をするようにしても良い。
以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説明する。図1(A)〜(D)は本発明肛門治療器の第1の実施例を示すもので、(A)は肛門治療器の構成図、(B)は電気刺激用電圧の波形図、(C)は電気刺激用電圧の第1のパルスP1の波形図、(D)は電気刺激用電圧の第2のパルスP2の波形図である。
先ず、第1図(A)を参照して肛門治療器の構成を説明する。2は肛門治療器、4は該肛門治療器2のベースを成す棒状体で、肛門に挿入されるものであり、少なくとも表面部は絶縁体からなり、直径が例えば10〜20mm程度、長さが50mmより長い例えば70mm程度の長さを有している。そして、その棒状体4の先端は肛門にスムーズに挿入ができるようにドーム状に形成されている。
6はストッパで、棒状体4の先端から例えば50mm離間したところにフランジ状に設けられており、肛門の周縁部に当たって該棒状体4の肛門への挿入長さを一定(本実施例では50mm)以下に規定する。
8、8は一対の電気刺激用電極で、上記棒状体4の表面に互いに例えば180度離間した位置に該棒状体4の軸方向と平行に設けられている。この各電気刺激用電極8、8の上記ストッパ6よりも先端側における長さは例えば40mm程度であり、この長さは、肛門が電極8、8を通じて電気的刺激を受ける長さとなる。
10は電気刺激用電圧を発生する電気刺激用電圧発生回路、12はその電気刺激用電圧発生回路10の電源であるバッテリ、14はその電気刺激用電圧発生回路10を動作させたり、動作を停止させたりする電源スイッチ、16、16は上記電気刺激用電圧発生回路10から出力される電気刺激用電圧を上記電気刺激用電極8、8に伝達する配線である。
図1(B)は上記電源スイッチ14をオンしたとき電気刺激用電圧発生回路10が発生する電気刺激用電圧の一例を示す波形図である。治療に効果的な電気刺激用電圧は何かについて種々試してみたが、試したもののなかで、最も効果的なのが図1(B)に示す電気刺激用電圧である。そこで、この電気刺激用電圧について説明する。
スイッチ10を押すと、その時から1秒後から3秒間、図1(C)に示す波形のパルスP1が80発生する。この図1(C)に示すパルスP1は、振幅が2.6V(+2.6V)で、パルス幅が152μS(マイクロ秒)の正のパルスと、そのパルスが終わった後25mS(ミリ秒)経過した時発生する、振幅が2.6V(−2.6V)で、パルス幅が152μS(マイクロ秒)の負のパルスからなる。このようなパルスP1が3秒間の間に37.5mSを周期として80回発生するのである。
図1(C)に示すパルスP1が80回発生し終わると、その発生が終了した後、500mS経過すると、その後、5秒間の間に図1(D)に示すパルスP2が10回発生する。このパルスP2は、振幅が2.6V(+2.6V)で、パルス幅が30μSの正のパルスである。
図1(B)に示すような波形の電気刺激用電圧が、9秒周期で一定時間、例えば5分間発生する。その後、自動的に電気刺激用電圧発生回路10の動作が停止する。その5分間以前に電気刺激用電圧発生回路10の動作を停止させたいときは、スイッチ14を操作する。すると、動作開始後5分より少ない時間しか動作していないときでも動作が停止する。
図2は図1に示した肛門治療器2を用いての治療(訓練)による効果を示す最大肛門静止内圧(通常の、即ち息まない状態での肛門最大圧)と、随意収縮圧(息んで肛門を閉めたときの肛門圧)とについての治療(訓練)開始前と治療(訓練)後の値を比較して示す図であり、下部には各患者番号の患者の性別及び年齢を示す。この図2は治療期間中(患者により異なる)、5分間の治療を週1〜2回繰り返した治療を施したことを前提としている。
この図から明らかなように、86日〜180日の治療(訓練)で、最大肛門静止内圧及び随意収縮圧のいずれも顕著な効果が得られることが明らかである。そして、治療を終了しても治療後の内圧を長きに渡り略持続していることが確認されている。
具体的には、最大肛門静止内圧については、治療開始前の平均値が34.7mm・Hgであったが、治療開始後の平均値が46.9mm・Hgになっており、しかも、治療開始前より治療終了後の方が内圧が低下した患者は一人もおらず、全員顕著に内圧が高まっている。
また、随意収縮圧については、治療開始前の平均値が64.5mm・Hgであったが、治療終了後の平均値が103.0mm・Hgになっており、しかも、治療開始前より治療終了後の方が内圧が低下した患者は一人もおらず、全員顕著に内圧が高まっている。
そして、陰部神経障害による肛門痛、直腸痛に悩んでいた総ての人がその痛みが軽減乃至解消したという効果があることが確認されている。
本発明は、肛門に挿し込んで内括筋及び外括筋を鍛えて大便漏れを防ぐ能力を回復、増強すると共に、陰部神経障害に伴う肛門痛、直腸痛を軽減、解消するものとしてに広く利用可能性があり、大便漏れに悩まされる人々に光明を与える。また、本発明は人間用のみならず、犬、猫等の動物用としても利用可能性がある。
(A)〜(D)は本発明肛門治療器の第1の実施例を示すもので、(A)は肛門治療器の構成図、(B)は電気刺激用電圧の波形図、(C)は電気刺激用電圧の第1のパルスP1の波形図、(D)は電気刺激用電圧の第2のパルスP2の波形図である。 図1に示した肛門治療器を用いての治療(訓練)による効果を示す最大肛門静止内圧(通常の、即ち息まない状態での肛門最大圧)と、随意収縮圧(息んで肛門を閉めたときの圧)とについての治療(訓練)開始前と治療(訓練)終了後の値を比較して示す図である。 背景技術を説明するための肛門の断面図である。
符号の説明
2・・・肛門治療器、4・・・棒状体、6・・・ストッパ、
8・・・電気刺激用電極、10・・・電気刺激用電圧発生回路、
12・・・バッテリ、14・・・電源スイッチ。

Claims (3)

  1. 肛門に挿入される少なくとも表面が電気的絶縁性を有する棒状体の表面に、互いに離間する一対の電気刺激用電極を設け、
    上記棒状体の外部又は内部に、上記一対の電気刺激用電極に供給する電気刺激用パルス電圧を発生する電気刺激用電圧発生回路を設けてなる
    ことを特徴とする肛門治療器。
  2. 前記棒状体の先端から離間したところに、肛門の周縁部に当たって該棒状体の肛門への挿入長さを一定以下に規定するストッパを設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の肛門治療器。
  3. 前記電気刺激用電圧は、その振幅が0.25〜3.0Vである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の肛門治療器。
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