JP2007195655A - 括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能な括約筋強化装置 - Google Patents
括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能な括約筋強化装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】人体の内面部に低周波の電磁パルスを装着、通電し、括約筋等のインナーマッスルの筋力強化或いは筋肉の凝りを緩和させる等、括約筋等の人体内部の筋肉機能の正常化を則し、括約筋等のインナーマッスルの強化及び機能の正常化を図る。
【解決手段】高電圧、低周波の電磁パルスを 肛門内、或いは膣内等の筋力強化を要する部位に当て、通電する事により、肛門、或いは膣の周囲にある括約筋等を刺激し、括約筋等の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する事により、この課題を解決する。
【選択図】なし
【解決手段】高電圧、低周波の電磁パルスを 肛門内、或いは膣内等の筋力強化を要する部位に当て、通電する事により、肛門、或いは膣の周囲にある括約筋等を刺激し、括約筋等の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する事により、この課題を解決する。
【選択図】なし
Description
本発明は、高電圧、低周波の電磁パルスを、人体に装着された電極を通じて通電する事によって、低周波治療を行う装置に於いて、
電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、或いは膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、他方を腹部や臀部等人体表面部に装着可能な形態、或いは肛門内や膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、高電圧、低周波の電磁パルスを当て、通電する事により、肛門括約筋、或いは膣括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせ、弛緩した括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する事を特徴とする括約筋強化装置に関するものである。
電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、或いは膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、他方を腹部や臀部等人体表面部に装着可能な形態、或いは肛門内や膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、高電圧、低周波の電磁パルスを当て、通電する事により、肛門括約筋、或いは膣括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせ、弛緩した括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する事を特徴とする括約筋強化装置に関するものである。
従来、高電圧、低周波の電磁パルスを、人体に装着された電極を通じて通電する事によって、低周波治療を行う装置に於いて、電磁パルスを肛門内に装着、通電する事によって、弛緩した肛門括約筋の筋力強化を試みる装置として括約筋治療器等があった。
特開2005−137438号公報
特開平11−19223号公報 又、電磁パルスを膣内に装着、通電する事によって、弛緩した膣括約筋の筋力強化を試みる装置として膣括約筋回復器等があった。
実願昭61−96304号(実開昭63−1544号)のマイクロフィルム
しかしながら、従来の括約筋等の筋力強化を促すとされる技術である特許文献1の肛門治療器、及び特許文献2の尿失禁治療装置は、
肛門括約筋の治療に求められる「外肛門括約筋と内肛門括約筋の組織構造及び自律神経系への配慮」と、
筋肥大に於ける必須条件である「筋肉への負荷と自然治癒力とのバランスへの配慮」があまり成されておらず、むしろ内肛門括約筋及びそれに関わる自律神経系へのダメージが生じる恐れと、それにより身体機能の異常を誘発する危険性を有していた。
具体的には、括約筋等の筋力強化を促すとされる従来の技術である特許文献1及び特許文献2の装置は、肛門括約筋が外活筋(外肛門括約筋)が内活筋(内肛門括約筋)の外側を覆う様にして構成されており、又、外活筋は随意筋(意志によって動かす事のできる筋肉)、内活筋は不随意筋(意志によって動かす事のできない筋肉)である事に対して、充分な考慮が為された形態ではなく、この事柄は自律神経系システム及び自然治癒力へのダメージに繋がる危険性を有するものである。(詳細を以下に記する。)
肛門括約筋の治療に求められる「外肛門括約筋と内肛門括約筋の組織構造及び自律神経系への配慮」と、
筋肥大に於ける必須条件である「筋肉への負荷と自然治癒力とのバランスへの配慮」があまり成されておらず、むしろ内肛門括約筋及びそれに関わる自律神経系へのダメージが生じる恐れと、それにより身体機能の異常を誘発する危険性を有していた。
具体的には、括約筋等の筋力強化を促すとされる従来の技術である特許文献1及び特許文献2の装置は、肛門括約筋が外活筋(外肛門括約筋)が内活筋(内肛門括約筋)の外側を覆う様にして構成されており、又、外活筋は随意筋(意志によって動かす事のできる筋肉)、内活筋は不随意筋(意志によって動かす事のできない筋肉)である事に対して、充分な考慮が為された形態ではなく、この事柄は自律神経系システム及び自然治癒力へのダメージに繋がる危険性を有するものである。(詳細を以下に記する。)
特許文献1及び特許文献2の治療器は、肛門括約筋の治療に於ける必須条件と云える「内活筋に過剰な負荷をかけずに外活筋には充分な刺激を与え、肛門括約筋全体に満遍なく刺激を与える」という基本的要素が満たされていない。
肛門括約筋の外活筋は随意性を有する随意筋であり、これは外活筋が意識的な便の排出コントロール機能を有する筋肉組織である事を意味し、従って、肛門括約筋の治療に於いて外活筋への充分な刺激は必須である。
又、内活筋は随意性を有さない不随意筋であり、これは内活筋が自律神経系と深く関わる筋肉組織であるという事を意味し、従って、内活筋への過剰な電磁的刺激は、その筋機能と自律神経系へのダメージに繋がる為、避けなければならない。
これらの事から、肛門括約筋の治療に於いて、内活筋に過剰な負荷を掛けずに外活筋には充分な刺激を与える事は必須条件であると云えるのであるが、
特許文献1及び特許文献2の治療器は、肛門内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である為、必然的に外活筋への充分な電気的刺激を与えると、内活筋に対して電気的刺激が強すぎてしまう傾向を有する事に起因し、内活筋とそれに関わる自律神経系を傷める危険性が生じるのである。
肛門括約筋の外活筋は随意性を有する随意筋であり、これは外活筋が意識的な便の排出コントロール機能を有する筋肉組織である事を意味し、従って、肛門括約筋の治療に於いて外活筋への充分な刺激は必須である。
又、内活筋は随意性を有さない不随意筋であり、これは内活筋が自律神経系と深く関わる筋肉組織であるという事を意味し、従って、内活筋への過剰な電磁的刺激は、その筋機能と自律神経系へのダメージに繋がる為、避けなければならない。
これらの事から、肛門括約筋の治療に於いて、内活筋に過剰な負荷を掛けずに外活筋には充分な刺激を与える事は必須条件であると云えるのであるが、
特許文献1及び特許文献2の治療器は、肛門内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である為、必然的に外活筋への充分な電気的刺激を与えると、内活筋に対して電気的刺激が強すぎてしまう傾向を有する事に起因し、内活筋とそれに関わる自律神経系を傷める危険性が生じるのである。
外活筋(外肛門括約筋)は、内活筋の外側に位置している事から、括約筋治療器を肛門内に挿入しての外活筋への電気的刺激は、必然的に内活筋を伝って行われる形になる。
これにより、外活筋への電気的刺激が、特許文献1及び特許文献2の装置の様に、
肛門内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である場合、
括約筋治療器による括約筋への電気的刺激が肛門内からのアプローチのみで行われる為、外活筋への刺激はあまり望めず、又、外活筋への充分な電気的刺激を与える為には、ある程度強い電圧力を要する事を意味し、従って、内活筋に過剰な負荷を負わせ、内活筋及びそれに深く関わる自律神経系を傷める危険性が生じてしまう。
何故ならば、この様な電気的刺激は二極の電磁パルス間を電気が通る事によって成されるのであり、従って、電磁パルスの両極間の距離が短いと必然的に電磁気の及ぶ範囲も小さくなり、又、電気的刺激を広範囲に行き渡らせる為には、電圧を強くする必要が生じるからである。
これにより、外活筋への電気的刺激が、特許文献1及び特許文献2の装置の様に、
肛門内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である場合、
括約筋治療器による括約筋への電気的刺激が肛門内からのアプローチのみで行われる為、外活筋への刺激はあまり望めず、又、外活筋への充分な電気的刺激を与える為には、ある程度強い電圧力を要する事を意味し、従って、内活筋に過剰な負荷を負わせ、内活筋及びそれに深く関わる自律神経系を傷める危険性が生じてしまう。
何故ならば、この様な電気的刺激は二極の電磁パルス間を電気が通る事によって成されるのであり、従って、電磁パルスの両極間の距離が短いと必然的に電磁気の及ぶ範囲も小さくなり、又、電気的刺激を広範囲に行き渡らせる為には、電圧を強くする必要が生じるからである。
これらの事を解り易くする為に、図を交え解説させて頂く。
図1の構造体は、特許文献1の肛門治療器である。(特許文献1:図1より引用。)
図1の構造体は、電気刺激用電極の両極a、bが電気的絶縁性を有する棒状体4に取り付けられた構造をしており、従って、肛門内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である。
(尚、特許文献1の構成図の電気刺激用電圧発生回路に於ける細かな符号は、省略させて頂いた。又、図1に於いて、4は電気的絶縁性を有する棒状体、5は電気刺激用電圧発生回路、a及びbは電気刺激用電極である。)
図2は、図1と同じ構造体の棒状体を肛門内に挿入し、内活筋Aに適度な電気的刺激を与えた場合の断面の簡略図である。(尚、肛門括約筋は膣括約筋と連絡しているが、簡略化した。)
図2の肛門治療器の棒状体4を肛門D内に挿入、通電した場合、電気刺激用の一方の電極aからもう一方の電極bに電気が流れ、図2の矢印付きの波線の様な電流帯が形成される。
図2の様に、内活筋Aに適度な電気的刺激を与えた場合、
通電により形成された電流帯は、内活筋Aのみに作用し、その電気的刺激は外活筋Bには及ばないか若しくは、外活筋Bには充分な電気的刺激は与えられない。
又、外活筋Bに充分な電気的刺激を与えようと電圧力を増せば、必然的に内活筋Aに過剰な刺激を与えてしまい、不随意筋、即ち不随意性を有し自律神経系と関係する筋肉組織である内活筋Aとそれに関わる自律神経系にダメージを負わせる可能性が生じるのである。
以上の事から、肛門括約筋の治療に於いて、内活筋に過剰な負荷をかけずに外活筋にまで充分な刺激を与え、肛門括約筋全体に満遍なく電気的刺激を行き渡らせる事は必須条件であると云えるが、特許文献1及び特許文献2の装置は、それが充分に満たされない形態であると云える。
図1の構造体は、特許文献1の肛門治療器である。(特許文献1:図1より引用。)
図1の構造体は、電気刺激用電極の両極a、bが電気的絶縁性を有する棒状体4に取り付けられた構造をしており、従って、肛門内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である。
(尚、特許文献1の構成図の電気刺激用電圧発生回路に於ける細かな符号は、省略させて頂いた。又、図1に於いて、4は電気的絶縁性を有する棒状体、5は電気刺激用電圧発生回路、a及びbは電気刺激用電極である。)
図2は、図1と同じ構造体の棒状体を肛門内に挿入し、内活筋Aに適度な電気的刺激を与えた場合の断面の簡略図である。(尚、肛門括約筋は膣括約筋と連絡しているが、簡略化した。)
図2の肛門治療器の棒状体4を肛門D内に挿入、通電した場合、電気刺激用の一方の電極aからもう一方の電極bに電気が流れ、図2の矢印付きの波線の様な電流帯が形成される。
図2の様に、内活筋Aに適度な電気的刺激を与えた場合、
通電により形成された電流帯は、内活筋Aのみに作用し、その電気的刺激は外活筋Bには及ばないか若しくは、外活筋Bには充分な電気的刺激は与えられない。
又、外活筋Bに充分な電気的刺激を与えようと電圧力を増せば、必然的に内活筋Aに過剰な刺激を与えてしまい、不随意筋、即ち不随意性を有し自律神経系と関係する筋肉組織である内活筋Aとそれに関わる自律神経系にダメージを負わせる可能性が生じるのである。
以上の事から、肛門括約筋の治療に於いて、内活筋に過剰な負荷をかけずに外活筋にまで充分な刺激を与え、肛門括約筋全体に満遍なく電気的刺激を行き渡らせる事は必須条件であると云えるが、特許文献1及び特許文献2の装置は、それが充分に満たされない形態であると云える。
又、特許文献3の膣括約筋回復器は、
膣内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である為、
膣括約筋を傷めずに膣括約筋全体に満遍なく刺激を与える事が特許文献1及び特許文献2の括約筋治療器と同様の理由により困難な形態である。
その為、患者がこの装置を使用した場合、患部にダメージを与え、傷みを感じさせる可能性が高く、又、患部周辺の筋肉機能のアンバランスを招く可能性が生じる。(詳細を以下に記する。)
膣内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である為、
膣括約筋を傷めずに膣括約筋全体に満遍なく刺激を与える事が特許文献1及び特許文献2の括約筋治療器と同様の理由により困難な形態である。
その為、患者がこの装置を使用した場合、患部にダメージを与え、傷みを感じさせる可能性が高く、又、患部周辺の筋肉機能のアンバランスを招く可能性が生じる。(詳細を以下に記する。)
筋肉組織を鍛えるというのは、筋肉に適度な負荷をかける事に他ならない。
何故ならば、筋肥大とは筋肉組織に負荷をかける事によって僅かな亀裂を多数生じさせ、これを修復及び増強させる管轄である自然治癒機能により成されるものだからである。
これにより、筋肉組織への極端な負荷やバランスの悪い負荷のかけ方は、患部周辺の筋肉組織機能に障害を招く可能性が生じ、又、患部内の不随意性を有する筋肉組織と関係する自律神経系、及び筋組織を増強させる管轄である自然治癒機能にダメージを与える可能性が生じる為、避けなければならない。
何故ならば、筋肥大とは筋肉組織に負荷をかける事によって僅かな亀裂を多数生じさせ、これを修復及び増強させる管轄である自然治癒機能により成されるものだからである。
これにより、筋肉組織への極端な負荷やバランスの悪い負荷のかけ方は、患部周辺の筋肉組織機能に障害を招く可能性が生じ、又、患部内の不随意性を有する筋肉組織と関係する自律神経系、及び筋組織を増強させる管轄である自然治癒機能にダメージを与える可能性が生じる為、避けなければならない。
又、産後の女性は妊娠中は胎児に栄養を送り続け、又、出産では膣に大きな亀裂が生じ、肉体も極度に疲労しているにも関わらず母乳を創る作業をしなければならない。
産後の女性は、膣の傷の治癒や肉体の疲労回復等、身体機能を回復させる作業の中で母乳創り(血液を母乳に作り変える作業)等、身体機能そのものに負担をかける事をするのだから、当然、これはその人の自然治癒力も妊娠前に比べ、衰える事になる。こういった理由から、膣括約筋の治癒へのアプローチはデリケートに行わなければならない。
産後の女性は、膣の傷の治癒や肉体の疲労回復等、身体機能を回復させる作業の中で母乳創り(血液を母乳に作り変える作業)等、身体機能そのものに負担をかける事をするのだから、当然、これはその人の自然治癒力も妊娠前に比べ、衰える事になる。こういった理由から、膣括約筋の治癒へのアプローチはデリケートに行わなければならない。
しかし、特許文献3の膣括約筋回復器は、膣内に挿入される電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体である為、膣括約筋を傷めずに膣括約筋全体に満遍なく刺激を与える事が困難な形態である。
従って、特許文献3の膣括約筋回復器は、産後の伸びた膣括約筋の治癒に求められる
「産後の傷んだ膣括約筋を傷つける事なく、その機能を回復させる」という基本的要素が充分には満たされていない形態であると云える。
従って、特許文献3の膣括約筋回復器は、産後の伸びた膣括約筋の治癒に求められる
「産後の傷んだ膣括約筋を傷つける事なく、その機能を回復させる」という基本的要素が充分には満たされていない形態であると云える。
これらの事から、従来の高電圧、低周波の電磁パルスを肛門内に挿入し通電する事によって、括約筋の筋力強化を促すとされる装置である、特許文献1の肛門治療器、及び特許文献2の尿失禁治療装置等、又、電磁パルスを膣内に挿入し通電する事によって、膣括約筋の筋力強化を促すとされる装置である特許文献3の膣括約筋回復器等、従来の括約筋等の筋力強化を促すとされる技術は、先に挙げた様に、
括約筋治療器に於ける基本的要求である「括約筋の組織構造及び自律神経系への配慮」及び、筋肥大に於ける必要条件である「筋肉への負荷及び自然治癒力とのバランスへの配慮」に欠ける為、
「内括筋、或いは膣括約筋の内側に過剰な負荷を掛けずに括約筋全体に適度な刺激を行き渡らせる」事が困難という致命的な欠陥を有しており、
従って従来の括約筋等の筋力強化を促すとされる技術では、治療者の患部の回復に直接的に関わる「すでに解決がなされていなければならない基本的要求の解決」が未だに為されていないというのが現状であると云える。
以上の事から、老齢の括約筋の弛緩による尿漏れの治癒、又、産後の膣弛緩患部の筋肉組織機能の治癒は未だに困難であると云え、この事柄は、日本に於ける高齢化、及び少子化問題の一要因となっている。
本発明は、これらの問題点を解決する為に為されたものである。
括約筋治療器に於ける基本的要求である「括約筋の組織構造及び自律神経系への配慮」及び、筋肥大に於ける必要条件である「筋肉への負荷及び自然治癒力とのバランスへの配慮」に欠ける為、
「内括筋、或いは膣括約筋の内側に過剰な負荷を掛けずに括約筋全体に適度な刺激を行き渡らせる」事が困難という致命的な欠陥を有しており、
従って従来の括約筋等の筋力強化を促すとされる技術では、治療者の患部の回復に直接的に関わる「すでに解決がなされていなければならない基本的要求の解決」が未だに為されていないというのが現状であると云える。
以上の事から、老齢の括約筋の弛緩による尿漏れの治癒、又、産後の膣弛緩患部の筋肉組織機能の治癒は未だに困難であると云え、この事柄は、日本に於ける高齢化、及び少子化問題の一要因となっている。
本発明は、これらの問題点を解決する為に為されたものである。
この課題を解決するための手段としての請求項1の発明は、
高電圧、低周波の電磁パルスを人体に装着された電極を通じて通電する事によって低周波治療を行う装置に於いて、
電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、或いは膣内等の筋肉強化を要する部位に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、他方を腹部や臀部等人体表面部に装着可能な板状の形態を有し、
高電圧、低周波の電磁パルスを当て、通電する事により、
肛門括約筋、或いは膣括約筋全体に適度な電気的刺激を与え、括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する。以上を特徴とする括約筋強化装置である。
高電圧、低周波の電磁パルスを人体に装着された電極を通じて通電する事によって低周波治療を行う装置に於いて、
電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、或いは膣内等の筋肉強化を要する部位に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、他方を腹部や臀部等人体表面部に装着可能な板状の形態を有し、
高電圧、低周波の電磁パルスを当て、通電する事により、
肛門括約筋、或いは膣括約筋全体に適度な電気的刺激を与え、括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する。以上を特徴とする括約筋強化装置である。
図3は、請求項1の装置の形態の一例として、
電磁パルスの一対の電極の一方の棒状、或いは筒状の構造体1を肛門D内に挿入し、
他方の人体表面部に装着可能な構造体2を臀部Cに装着し、通電するかたちを採ったものであるが、
電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体を肛門内に挿入、通電し、肛門内からのアプローチのみで行われる場合に比べ、必然的に電気的刺激の及ぶ範囲が分散、拡大される。
これによって、内活筋Aに過剰な負担を掛けずに外活筋Bにまで充分な電気的刺激を与え、肛門括約筋全体に満遍なく適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能となる。
電磁パルスの一対の電極の一方の棒状、或いは筒状の構造体1を肛門D内に挿入し、
他方の人体表面部に装着可能な構造体2を臀部Cに装着し、通電するかたちを採ったものであるが、
電磁パルスが一対の電極の両極を有する構造体を肛門内に挿入、通電し、肛門内からのアプローチのみで行われる場合に比べ、必然的に電気的刺激の及ぶ範囲が分散、拡大される。
これによって、内活筋Aに過剰な負担を掛けずに外活筋Bにまで充分な電気的刺激を与え、肛門括約筋全体に満遍なく適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能となる。
請求項2の発明は、高電圧、低周波の電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、他方を膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、高電圧、低周波パルスを当て、通電する事によって、
肛門括約筋、及び膣括約筋双方から括約筋全体に適度な電気的刺激を与え、
括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する。以上を特徴とする請求項1に記載の括約筋強化装置である。
肛門括約筋、及び膣括約筋双方から括約筋全体に適度な電気的刺激を与え、
括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する。以上を特徴とする請求項1に記載の括約筋強化装置である。
請求項3の発明は、高電圧、低周波の電磁パルス先端部を脱着可能にし、又、電磁パルス先端部のパーツとしての大きさの異なる構造体を複数設ける事により、
電磁パルスの一対の電極の一方を産後の膣弛緩患部の大きさに合わせて挿入する事を可能とし、産後の膣弛緩患部の様々な症状に合わせた適切な電気的刺激による筋肉組織の治癒を促す機能を有する。以上を特徴とする請求項1及び請求項2に記載の括約筋強化装置である。
電磁パルスの一対の電極の一方を産後の膣弛緩患部の大きさに合わせて挿入する事を可能とし、産後の膣弛緩患部の様々な症状に合わせた適切な電気的刺激による筋肉組織の治癒を促す機能を有する。以上を特徴とする請求項1及び請求項2に記載の括約筋強化装置である。
図3に記した肛門D内に挿入した電磁パルス先端部のパーツである棒状、或いは筒状の構造体1は、1a部分での脱着が可能な形態である。
この様に、電磁パルス先端部のパーツを脱着可能にし、又、電磁パルス先端部のパーツとして、大きさの異なる構造体を複数設ければ、産後の膣括約筋弛緩等のデリケートな患部の様々な症状に合わせた適切な治療が可能となる。
この様に、電磁パルス先端部のパーツを脱着可能にし、又、電磁パルス先端部のパーツとして、大きさの異なる構造体を複数設ければ、産後の膣括約筋弛緩等のデリケートな患部の様々な症状に合わせた適切な治療が可能となる。
請求項1の発明「高電圧、低周波の電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、或いは膣内等の筋肉強化を要する部位に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、他方を腹部や臀部等人体表面部に装着可能な板状の形態を有し、高電圧、低周波の電磁パルスを当て、通電する技術」により、
肛門括約筋、或いは膣括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせることが初めて可能となり、これにより、括約筋組織全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す事が初めて可能となる。
肛門括約筋、或いは膣括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせることが初めて可能となり、これにより、括約筋組織全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す事が初めて可能となる。
又、請求項2の発明「高電圧、低周波の電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、他方を膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、高電圧、低周波パルスを当て、通電する技術」により、
肛門括約筋、及び膣括約筋双方から括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせることが初めて可能となり、これにより、肛門括約筋、及び膣括約筋双方の全体的な筋力強化、及び機能の正常化を促す事が初めて可能となる。
肛門括約筋、及び膣括約筋双方から括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせることが初めて可能となり、これにより、肛門括約筋、及び膣括約筋双方の全体的な筋力強化、及び機能の正常化を促す事が初めて可能となる。
又、請求項3の発明「高電圧、低周波の電磁パルス先端部を脱着可能にし、又、電磁パルス先端部のパーツとしての大きさの異なる構造体を複数設ける技術」により、
電磁パルスの一対の電極の一方を産後の膣弛緩患部の大きさに合わせて挿入する事を可能とし、産後の膣弛緩患部の様々な症状に合わせた電気的刺激による適切な筋肉組織治療が可能となる。
電磁パルスの一対の電極の一方を産後の膣弛緩患部の大きさに合わせて挿入する事を可能とし、産後の膣弛緩患部の様々な症状に合わせた電気的刺激による適切な筋肉組織治療が可能となる。
以上の事から、従来の技術では未だ満たされていなかった、括約筋治療に求められる基本的条件としての「外括筋と内括筋の組織構造及び自律神経系への配慮」と、筋肥大に於ける必須条件である「筋肉への負荷と自然治癒力とのバランスへの配慮」が充分になされた、電気的刺激による筋肉組織治療が初めて可能となる。
高電圧、低周波の電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、或いは膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、他方を腹部、或いは臀部等人体表面部に装着可能な板状の形態を有し、高電圧、低周波パルスを装着、通電する事により肛門括約筋、及び膣括約筋等の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する形態。
高電圧、低周波の電磁パルスの一対の電極の一方を肛門内、他方を膣内に挿入可能な棒状及び筒状の形態を有し、高電圧、低周波の電磁パルスを装着、通電する事により括約筋全体を肛門、膣双方から刺激し、括約筋全体の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する形態。
高電圧、低周波の電磁パルス先端部を脱着可能にし、又、電磁パルス先端部のパーツとして大きさや形状の異なる構造体を複数設けることにより、0021及び0022に記載の形態が有する機能を包含した機能を有し、この電磁パルスを装着、通電する事により、産後の膣弛緩等の症状に合わせた電気的刺激による適切な筋肉組織治療が可能な形態。以上が、本発明を実施するための最良の形態である。
本発明に係る装置は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
A.内括筋(内肛門括約筋)
B.外括筋(外肛門括約筋)
C.臀部
D.肛門
1.電磁パルス先端部のパーツである棒状、或いは筒状の構造体
1a.電磁パルス先端部の棒状、或いは筒状の構造体に於ける脱着が可能な部分
1b.電磁パルス先端部の棒状、或いは筒状の構造体の電極部
2.電磁パルス先端部の板状の構造体
3.コントローラ
4.電気的絶縁性を有する棒状体
5.電気刺激用電圧発生回路
a.電気刺激用電極
b.電気刺激用電極
B.外括筋(外肛門括約筋)
C.臀部
D.肛門
1.電磁パルス先端部のパーツである棒状、或いは筒状の構造体
1a.電磁パルス先端部の棒状、或いは筒状の構造体に於ける脱着が可能な部分
1b.電磁パルス先端部の棒状、或いは筒状の構造体の電極部
2.電磁パルス先端部の板状の構造体
3.コントローラ
4.電気的絶縁性を有する棒状体
5.電気刺激用電圧発生回路
a.電気刺激用電極
b.電気刺激用電極
Claims (1)
- 高電圧、低周波の電磁パルスを 肛門内、或いは膣内等の筋力強化を要する部位に当て通電する事によって、肛門、或いは膣の周囲にある括約筋等のインナーマッスルを刺激し、括約筋等の筋力強化、及び機能の正常化を促す機能を有する事を特徴とする括約筋強化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015993A JP2007195655A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能な括約筋強化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015993A JP2007195655A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能な括約筋強化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007195655A true JP2007195655A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38450854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006015993A Pending JP2007195655A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 括約筋全体に適度な電気的刺激を行き渡らせる事が可能な括約筋強化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007195655A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102871773A (zh) * | 2012-09-21 | 2013-01-16 | 上海大学 | 基于直肠感知功能的电磁控制式人工肛门括约肌装置 |
CN107952169A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-04-24 | 南京麦澜德医疗科技有限公司 | 一种阴道宫颈电刺激探头系统及其使用方法 |
CN109310864A (zh) * | 2016-06-28 | 2019-02-05 | 富润医疗器械株式会社 | 盆底肌肉加强装置 |
-
2006
- 2006-01-25 JP JP2006015993A patent/JP2007195655A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102871773A (zh) * | 2012-09-21 | 2013-01-16 | 上海大学 | 基于直肠感知功能的电磁控制式人工肛门括约肌装置 |
CN109310864A (zh) * | 2016-06-28 | 2019-02-05 | 富润医疗器械株式会社 | 盆底肌肉加强装置 |
CN107952169A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-04-24 | 南京麦澜德医疗科技有限公司 | 一种阴道宫颈电刺激探头系统及其使用方法 |
CN107952169B (zh) * | 2017-12-07 | 2021-03-16 | 南京麦澜德医疗科技股份有限公司 | 一种阴道宫颈电刺激探头系统及其使用方法 |
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