JP2005137358A - 防虫効果のある2色の色彩を形成した防虫用ロープ及びこの防虫用ロープを用いた防虫用ロープ装置、防虫用ネット等の防虫装置 - Google Patents
防虫効果のある2色の色彩を形成した防虫用ロープ及びこの防虫用ロープを用いた防虫用ロープ装置、防虫用ネット等の防虫装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 天然の有機繊維を脱色剤で脱色した白色のロープ状の有機繊維Aと、この有機繊維Aを赤色の染料で染めた赤色のロープ状の有機繊維Bとを捩り合わせて1本のロープを形成し、このロープにハーブの植物精油のエキスを単独又は複数種ブレンドしたものを含浸させて2色の色彩を形成した防虫用ロープ5aを構成した。この防虫用ロープを果樹園等の周囲に害虫、害鳥、害獣の生態に合わせた地上高さに支柱を介して1段、又は数段張り巡らすようにして防虫用ロープ装置を構成する。防虫用ロープを構成する有機繊維AとBの内、赤色による害虫等に対する忌避機能及び防虫用ロープに含浸したハーブのエキス等から発せられる刺激性の異臭により害虫に忌避作用を与える。なお、防虫用ロープ装置としての形態のほか、防虫用ネツトなどの形態の使用もある。
【選択図】 図3
Description
しかも、従来の果実袋は農薬入りのものであるため、果実の表面が農薬で汚染されるため、皮を剥かないと食べられず、さらに、無袋のものに比べ太陽光線を十分に受けないため、糖分が不足する等の問題点があった。
また、鹿等の保護動物も、管理当局が管理しているものの十分な管理ができず、農地や山林の苗木が植えられた畑等の場所に出没して農作物や苗木を食するなどの有害行為をするという事態を生じている。
さらに、稲作における品質低下の主な原因としては、カメムシ類やイネミズゾウムシによる被害を挙げることができる。
また、鹿等の保護動物の場合は、保護動物であるが故に、一般の民家や農家の人達が保護動物が有害な行為をしても、直ちに、これを退治できず、これらの除去のため、苦労しているのが、実情である。
また、日本の農業では、稲等の穀物については、害虫の予防に殺虫剤などの農薬を使用してきたが、これらの農薬は土壌等の生活環境を破壊するので、農薬を使わない有機無農薬栽培が世界的な潮流となろうとしており、このような有機無農薬栽培の立場からの防虫、防鳥、防獣手段が求められている。
また、害虫による被害は、このような稲作作物、前記の果実、野菜のほか、園芸、苗木、穀物倉庫の保管穀物などの各種場所でも問題になっている。
たとえば、穀物倉庫では、コクゾウムシやシメマダラメイガのような害虫のほか、ネズミによる被害もある。
また、水田における水漏れの原因として、モグラの出没用穴がその原因であることも判明しており、害虫のほか、モグラ駆除も水田栽培者の重要な課題となっている。
なお、モグラや猪は林檎の木の根元に寄生する蝉の幼虫を食べに来るため、林檎の木を損傷するという弊害もある。
本発明は、上記課題を解決し、保護動物の弊害を有効に防止し、果実の無袋栽培ができるほか、穀物、野菜等の農作物の栽培を有機無農薬栽培で行うことができ、かつ、これらの果実、農作物等に何らの毒性を付加することなく、害虫、害獣、害鳥からの防御を適切に行うことができる防虫効果のある2色の色彩を形成した防虫用ロープ及び防虫用ロープ装置及び防虫用ネット等の防虫装置を提供することを目的とする。
即ち、多くの記述を、単に「害虫」と簡略化して主として記述し、そのために用いる本発明のロープやネット等も「防虫用、防獣用、防鳥用ロープ」又は「防虫用、防獣用、防鳥用ネット」とは記載せず、単に「防虫用ロープ」又は「防虫用ネット」と簡略的に記載するが、本発明は上記のように併記した場合の技術的機能を有し、害虫、害獣、害鳥の各場合に適用可能な発明であることを冒頭で説明しておく。
(1)請求項1に記載の防虫用ロープは、素材である天然の有機繊維に含浸させたハーブのエキスが発する刺激臭のほかに、防虫用ロープを構成する有機繊維の赤、白の組合せにより、一方の赤色部分が強調され、しかも、長波長である赤の色彩が昆虫に忌避作用を与えるので防虫効果が助長され、果実のほか、各種の農作物、農栽培における害虫や鳥獣の被害の防止に対して極めて有効である。
また、水田の水漏れの原因となっていたモグラの侵入も防止できるので、水田の水位も適正に保持できる。また、果実のほか、野菜を始め各種の農作物、農栽培における害虫や鳥獣の被害の防止に対しても有効である。なお、このような防虫、防獣、防鳥効果を有する防虫用ロープは、天然の有機繊維を素材としており主として小径のものであるから、必要な使用期間(例えば、1〜3ケ月)が経過すると自然崩壊する。
また、自然崩壊に至る過程で地面に落ちた防虫用ロープは、有機肥料として機能する。 また、上記防虫用ロープの支柱の素材として篠竹を用いると、支柱を放置しておいても強度低下して自然崩壊する。
よって、これら防虫用ロープや支柱は、農薬等のような環境破壊のような問題を生じない。
なお、果実の収穫が終了後に、支柱を地上から除去し、来年、再使用する場合には、金属製や合成樹脂製等の強度の大きい支柱を使用してもよい。
即ち、請求項5又は6の防虫用ロープ装置では、防虫用ロープを、図1及び図3に示すように保護対象を囲む地面の周囲相互に向かって平行方向に張られる防虫用ロープが1段又は複数段付設されるので、作付地面を伝わって侵入する害虫、害獣に加えて、飛来性の害虫や害鳥に対しても、これらの侵入を防止できる効果が増大できる。
さらに、防虫用ロープの面積が増大するので害虫、害獣に忌避作用のある赤色及び異臭の強度も増大する。
本発明の防虫用ロープの第1の実施の形態の構成について、次に説明する。
防虫用ロープの材質として、麻又は椰子或いは麻不織布又は龍須草等の天然の有機繊維を用い、まず、脱色剤で脱色した白色のロープ状の有機繊維Aと、この有機繊維Aを赤色の染料で染めた赤色のロープ状の有機繊維Bとを生成し、これらの有機繊維A、Bを捩り合わせて1本のロープを形成し、このロープにハーブの植物精油のエキスを単独又は複数種ブレンドしたものを含浸させて防虫用ロープを構成するものである。この防虫用ロープ5aの構成例を図3に示す。
上記の脱色剤としては、例えば、H2O2を用いるのが適当である。
また、上記の赤色の染料としては、有機染料としてシャリンバイの樹木から抽出されるエキスで、紅型を作成する染料が適当であるが、この他、顔料の朱と洋紅とで彩色するものや、また、バイオテックカラーによるもの、或いは、インドネシヤのバテックスの染料を用いる等の各種の染料が考えられる。
このようなハーブの植物精油の具体例としては、シトロネラ等のカンキツ系の植物精油、カユプテ等の樹木類の植物精油、ゼラニウム等の花の植物精油、パチェリ等のエキゾチック植物精油、テレビン等の樹脂類の植物精油、シナモン等のスパイス類(クスノキ科)の植物精油、ニームオイル等のセンダン科の植物精油、スペアミント、バジル等のシソ科の植物精油、カルダモン等のショウガ科の植物精油、ユーカリ、クローブ(丁字)等のフトモモ科の植物精油、ブラックペッパー(クロコショウ)等のコショウ科の植物精油、また、ニクズク科の植物であるナツメグの種子から抽出される植物製油が挙げられる。
また、複数のブレンド例としては、例えば、カンキツ系の植物精油とセンダン科の植物精油とのブレンド例、カンキツ系の植物精油とスパイス類の植物精油、特に、シトロネラとニームオイルとのブレンド例及びシトロネラとシナモンバークオイル(又はシナモンリーフオイル)とのブレンド例が効果的である。このほか、ショウガ科のカルダモン、コショウ科のブラックペッパー、フトモモ科のユーカリ、クローブ等の植物精油とのブレンドの有効である。
カンキツ系の植物精油とセンダン科の植物精油をブレンドする場合の混合比は6:1〜5:1.5程度が好ましい。また、カンキツ系の植物精油とスパイス類の植物精油をブレンドする場合も、上記と同様な混合比で行えば良い。
また、シトロネラ、ニームオイル、シナモンバークオイルの3種の混合比の場合としては、3〜4.5:3〜4.5:2〜1とりわけ4:4:2の割合とするのが望ましい。
さらに、シトロネラ、ニームオイル、シナモンリーフオイルの3種の混合比の場合には、3〜4.5:3〜4.5:2〜1とりわけ4:4:2の割合とするのが望ましい。
A.シトロネラオイル
説明:シンボパゴン ナルダス(Cymbopagon nardus)の乾燥した草を蒸留して得られるもの。
第1のサンプルの工業的データ:
(1)特徴:柑橘類の臭い、特別な刺激臭を有する黄色〜青黄色の液体
(2)20℃の比重:0.880〜0.922
(3)20℃の屈折率:1.466〜1.1475
(4)合計のゼラニオール(Geraniol)(%W/W):最低値85
(5)シトロネリアル(Citronelial)(%W/W):最低値35
(6)80%エタノールに対する溶解度(V/V) :1:2の割合で溶解。
次に、第2のサンプルについて述べる。第2のサンプルはグレード1(上級)、グレード2(中級)及びグレード3(汎用)があり、次の工業物理的性質を有する。
(1)外観:透明なモービルオイル。
(2)色 :青色〜青黄色。
(3)匂い:セイロンシトロネラの独特の匂い。
(4)混合の自由度:いかなる形式の他のオイルとも混合が可能。
(5)30℃の比重:0.880〜0.910
(6)30℃の旋回性:−22°〜−12°
(7)30℃の屈折率:−1.4650〜1.4870
(8)30℃の溶解度:80%(V/V)エタノールに対し、1:2の割合で溶解。
また、第2のサンプルの組成成分は、次の通りである。なお、以下の記載中、trと記載したものは割合が未確認で追跡中(trace)の数値を意味する。
(1)Tricyclene 1.6%
(2)α-Pinene 2.6
(3)Camphene 8.0
(4)β-Pinene tr
(5)Sabinene tr
(6)Myrcene 0.3
(7)Car-3-ene tr
(8)Phellandrene 0.8
(9)Limonene 0.7
(10)Cis-Ocimene 1.4
(11)Trans-Ocimene 1.8
(12)p-Cymene tr
(13)Terpinolene 0.7
(14)1-Hexanol 0.1
(15)Methyl heptenone 0.2
(16)Citronellal 5.2
(17)Camphor 0.5
(18)Bourbonene 1.0
(19)Linalool 1.2
(20)Linalyl acetate 0.8
(21)β-Caryophyllene 3.2
(22)4-Terpinenol 0.7
(23)Menthol tr
(24)Citronellyl acetate 1.9
(25)Borneol 8.0
シトロネラに対してブレンドするのが好適なニームオイルのサンプルの工業用データを示すと、次の通りである。
このサンプルは、ニーム ケルネル オイル(Neem Kernel oil)と称されるもので、次の組成のものである。
(1)質量中の水分及び不純物の割合:0.176
(2)40℃における屈折率:1.456
(3)鹸化値:1.87
(4)ヨウ化物値(Iodine value):73
(5)酸化値:8.62
(6)質量中の反鹸化値の割合:0.53
シトロネラ、ニームオイルに対してブレンドするのが好適なシナモンバークオイルのサンプルの組成成分を示すと、次の通りである。
このサンプルは、シナモンバークオイル(Cinnamon bark oil)と称されるもので、次の組成のものである。
(1)α-Pinene 1.6%
(2)β-Thujene 0.4
(3)Camphene 0.6
(4)β-Pinene 0.6
(5)Sabinene 0.2
(6)α-Phellandrene 0.1
(7)Myrcene 2.5
(8)α-Terpinene 1.3
(9)Limonene 1.1
(10)1.8 Cineole 5.2
(11)Cis-Ocimene 0.1
(12)γ-Terpinene 0.2
(13)Trans-ocimene 0.1
(14)p-Cymene 1.8
(15)Terpinolene 0.2
(16)α-Ylangene 0.7
(17)Benzaldehyde 0.5
(18)Linalool 3.6
(19)β-Caryophyllene 7.5
(20)Terpine-4-ol 0.4
(21)α-Humulene 1.2
(22)α-Terpineol 0.7
(23)Hydro cinnamic aldehyde 0.7
(24)Phenyl ethyl acetate 0.1
(25)Phenyl ethyl alcohol 0.6
(26)Phenyl propyl acetate 0.3
(27)Unknown 0.2
(28)Unknown 0.3
(29)Cinnamaldehyde 50.5
(30)Methyl cinnamate 0.3
(31)Cinnamyl acetate 8.7
(32)Eugenol 4.7
(33)Methyl isoeugenol 0.1
(34)Cinnamyl alclhol 0.2
(35)isoeugenol 0.1
(36)Coumarin 0.4
(37)Benzyl Benzoate 1.1
シトロネラ、ニームオイルに対してブレンドするのが好適なシナモンリーフオイルのサンプルの組成成分を示すと、次の通りである。
このサンプルは、シナモンリーフオイル(Cinnamon leaf oil)と称されるもので、次の組成のものである。
(1)α-Pinene 0.74%
(2)β-Thujene 0.10
(3)Camphene 0.30
(4)β-Pinene 0.30
(5)α-Phellandrene tr
(6)Myrcene 0.8
(7)α-Terpinene 0.1
(8)Limonene 0.3
(9)1.8 Cineole 0.5
(10)γ-Terpinene tr
(11)Trans-Ocimene tr
(12)p-Cymene 0.9
(13)Terpinolene 0.1
(14)α-Ylanglene 0.6
(15)Benzaldehyde 0.1
(16)Linalool 2.2
(17)β-Caryphyllene 3.5
(18)Terpinen-4-ol 0.1
(19)α-Humulene 0.6
(20)α-Terpineol 0.3
(21)Unknown 0.1
(22)Cumenol 0.1
(23)Safrole 1.1
(24)Unknown 0.4
(25)Cinnamaldehyde 2.7
(1)α-Pinene 0.3%
(2)Unknown 0.1
(3)Camphene tr
(4)β-Pinene 0.2
(5)Subinene 2.4
(6)Myrcene 1.3
(7)α-Terpinene 0.4
(8)1,8-Cineole 30.0
(9)Cis-Ocimene tr
(10)Trans sabinene hydrate 0.8
(11)Trans-Ocimene tr
(12)p-Cymene tr
(13)Terpinolene 0.5
(14)Unknown 0.1
(15)Unknown 0.1
(16)Methyl heptanone tr
(17)α-Cubebene tr
(18)Citronellal tr
(19)Unknown tr
(20)Linalool 7.6
(21)Linalyl acetate 2.3
(22)β-Caryophyllene tr
(23)Terpinen-4-ol 3.5
(24)Unknown 0.1
(25)αーFemesene 0.1
(26)Citronellyl formate 0.1
(27)Citral-a 0.2
(28)Terpinyl acetate 34.7
(29)α-Terpineol 4.9
(30)Muurolene 0.3
(31)Neryl acetate 0.1
(32)Citral -b 0.1
(33)Geranyl acetate 0.8
(34)Unknown tr
(35)Nerol 0.2
(36)Geraniol 2.7
(37)α-Nerolidol 0.5
(38)Eugenol 0.2
(39)β-Nerolidol tr
(40)α-Farnesol tr
(1)α-Pinene 14.9 %
(2)β-Thujene 1.2
(3)Camphene 0.42
(4)β-Pinene 9.64
(5)Subinene 13.0
(6)α-Phellandrene 8.8
(7)△a-Carene 0.9
(8)Myrcene 2.2
(9)α-Terpinene 0.04
(10)Lemonene 13.5
(11)β-Phellandrene 2.00
(12)Cis-Ocimene tr
(13)γ-Terpinene 0.1
(14)Trans-Ocimene 0.1
(15)p-Cymene 1.0
(16)Unknown tr
(17)Terpinolene 0.26
(18)α-Cubebene 0.1
(19)δ-Elemene 1.0
(20)α-Ylangene 2.05
(21)Sesqui terpene hydrocarbon 0.05
(22)Unknown 0.26
(23)Linalool 0.50
(24)β-Caryphyllene 17.8
(25)Terpine-4-ol 0.4
(26)α-Humulene 0.9
(27)β-Femesene 0.1
(28)ε-Cadenene 0.4
(29)α-Terpineol 0.7
(30)Borneol 0.11
(31)Sesquiterpene hydrocarbon 0.2
(32)β-Gurjugene 0.4
(33)Bisabolene 0.1
(34)δ-Cadinene tr
(35)γ-Cadinene 0.7
(36)Calamanene 0.1
(37)Cumenol tr
(38)Sesquiterpene hydrocarbon 0.2
(39)Verbenone 0.6
(40)Sesquiterpene hydrocarbon 0.2
(41)Limonene-1,2 epoxide 0.3
(42)Unknown 0.9
(43)α-Nerolidol 0.3
(44)Unknown 0.2
(45)Eugenol 0.1
(46)Methyl eugenol 0.2
(47)Muurolol-T 0.9
(48)Eugenyl acetate 0.5
Alpine Rush、植物稲科(The Grass Pamily)に属する)は、本発明の防虫用ロープの素材である天然の有機繊維として用いると有効である。
その理由は、龍須草はそれ自体でも、害虫を近付けない機能があるので、この龍須草をハーブと称せられる植物精油のエキスに含浸した場合には、他の天然の有機繊維に比べ、防虫効果はさらに、助長されるからである。
第2の実施の形態の防虫用ロープは、第1の実施の形態の方法で生成された防虫用ロープを、さらにcapsicum(激辛トウガラシ)のエキス(液状)が収納されている容器内に浸して、capsicum(激辛トウガラシ)を含浸させたものである。
ここで、混合されるcapsicumのエキスをHPLC(高速液体クラマトグラフィ)法で測定したカプサイシン含量で表示される辛み度合いは4〜10%程度、さらに、好ましくは、7%程度とするのが適当である。
従って、鹿等の保護動物の弊害からの防御のほか、果実に対する防虫、防鳥、防獣効果があり、さらに稲作に対しては、モグラの出没を防止し、水田の水位を適正に保ち、稲穂がでかかったときに発生し、害を及ぼそうとするイネミズゾウムシやカメムシ等の害虫に適正な忌避作用を与えることができる。
この場合は、防虫用ロープの材質として、上記の第1の実施の形態又は第2の実施の形態ににおける防虫用ロープを用い、そのロープの表面に、融点が40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを含浸或いは塗布して防虫用ロープを構成したものである。
本実施の形態の防虫用ロープでは、その表面に、融点が40℃〜90℃である適量のパラフィン又はワックスが防虫用ロープに対して含浸或いは塗布されているから、揮発性であるハーブ、capsicumのエキスの刺激臭の保持期間のほか、防虫用ロープを構成する赤色、白色の有機繊維の各色の保持期間をも、上記の第1の実施の形態や第2の実施の形態の場合に比べて有効な期間の範囲を延長して持続できる効果がある。
なお、パラフィン又はワックスの含浸条件としては、次の含浸条件で行うのが適当であることが確認されている。
(イ)ワックスを溶融槽に入れ、75℃程度の温度で2分程度溶融する。
(ロ)このワックスの溶融槽に防虫用ロープを含浸する。
(ハ)防虫用ロープを入れても温度が75℃程度に保持されるように温度コントロールを行う。
(ニ)防虫用ロープの浸漬時間は、30分〜60分程度とする。
(ホ)上記浸漬時間経過後に、ワックスが含浸された防虫用ロープを引き上げ、ワックスを切る。この場合のワックス切りは、防虫用ロープを揺すった後、2分程度吊るす。
(ヘ)その後、ポリビニール(ナイロンポリ)製等の密封容器に入れて密封し、使用する迄保管する。
次に、本発明の具体的な適用例として、果樹園の周囲に防虫用ロープを設置して用いた防虫用ロープ装置の構成を図1及び図2を用いて説明する。
図1及び図2は夫々第4の実施の形態である本発明の防虫用ロープ装置の構成を示す正面図及び平面図である。
なお、本図で示した保護対象としては、林檎等の果実の防虫対策の場合で説明するが、稲作での防虫対策にも当然適用可能な技術であるので、この点について、逐次、補足説明を行うものである。
各図において、1乃至4は果実である林檎の木が植えられた林檎畑である果樹園10(稲作の保護の場合は作付地面)の4隅に設けられた篠竹等から成る支柱、5a乃至7aは、本発明の防虫用ロープで、これらの各防虫用ロープとしては、前記の第1〜第3の実施の形態のいずれかの防虫用ロープを用いればよい。
この防虫用ロープの構成例を、防虫用ロープ装置を構成する防虫用ロープ5aの場合で示すと、図3で示す通りである。なお、図3は、図1の丸で囲んだ部分Xの防虫用ロープ5aの拡大図で、同図中、Aは白色のロープ状の有機繊維を、またBは赤色のロープ状の有機繊維を示す。そして、防虫用ロープを図1及び図2に示すように、支柱1、2、3及び4間に亙って果樹園10を囲むように張り巡らせるようにする。なお、支柱の材質は篠竹に限定されない。
この場合の各防虫用ロープの地上での高さは、害虫や害獣、害鳥の生態に合わせた下段の防虫用ロープ5aの地上高さ、中段及び上段の地上高さを設定し、図1に示すように防虫用ロープ5a、6a、7aを張るように構成するものである。
林檎のような果実が対象の場合は、下段の防虫用ロープは地面から侵入する害虫用として地上から15〜20cm程度に、また、中段の防虫用ロープは果実への飛来虫、害鳥から直接保護用として地上から65〜150cm程度に、また、上段の防虫用ロープは果実樹木の少し上段の位置(例えば、200cm〜300cm程度)に配置するのが望ましい。
なお、図1及び図2において、K1乃至K4は果樹である林檎の木を、Jはその果実である林檎を示すもので、同図では、説明の都合上、林檎の木も4本の場合で記載し、葉の記載を省略するなどして、模型的に記載している。
このような防虫用ロープ装置を使用する期間としては、林檎の場合でいえば、果実である林檎が生成される直前の時期(稲作の場合には、稲穂が出始める直前の時期)に設ければよい。
この結果、防虫用ロープを構成する有機繊維A、Bの白色、赤色の組合せが遠隔地からも目立ち、赤色を浮き出たせることにより、長波長である赤色による害虫や害鳥等に忌避作用を強力に及ぼし、かつ刺激性の異臭の効果が発揮される。
なお、本発明の防虫用ロープの場合は、使用期間が経過した後に、わざわざ各支柱から取り外さなくとも天然の有機繊維を素材とする組成の性質上、自然崩壊し、その過程で、地面に落下した場合には、肥料となるので、環境破壊の恐れは生じない。
なお、本発明の防虫用ロープの直径は小径のものを使用すればよく、例えば数mmから数10mm程度の範囲で、適用場所の環境条件を考慮して設定するものとする。
なお、林檎畑での実験例では3.5mm±2.0mm程度が最適であることが確認されている。
また、鹿などの保護動物による対策としても、本発明の防虫用ロープ装置の設置は、有効である。即ち、本発明の防虫用ロープ及び後述する防虫用ネットは、保護対象となる農地、栽培地の周囲に設けるようにした簡易防虫・防獣装置としての適用も考えられる。
なお、猪、猿、鹿、ハクビシン等は、保護動物のため、適切な防御が求められているが、前記したものよりは、直径の大きい防虫用ロープから成る本発明の防虫用ロープ装置を農地や山林のこれらの害獣が出没し易い場所での被害を防御するために、対象とする農地、栽培地等の周囲に設置することにより、これらの動物の農地、栽培地内への侵入を防御できる。これらの動物は、矢張り、赤色に対する忌避反応を有するものが多く、且つ異臭に対しては非常に敏感であり、警戒心が強いから、本発明の資材の赤色に対する忌避作用と刺激性の異臭とにより、農園に寄り付かなくすることができるから、農園の作物をこれらの動物から防御できる。
また、山野に植樹するための苗木の保護のためには、わざわざ防虫用ロープを張らなくても苗木に本資材の防虫用ロープを縛りつけるだけでも、同様な理由から鹿等からの被害も軽減でき、保護動物に対しての適切な防御対策が可能である。
ら侵入する性質があるが、上記のような防虫用ロープを畦畔際の低い位置に支柱を介して張るようし、また、カメムシに対しては、出穂時の稲穂の位置に合わせて張るというように、これらの害虫の生態に合わせて数段の防虫用ロープを張ることにより、イネミズゾウムシやカメムシ等の害虫は防虫用ロープを構成する有機繊維Bの赤色及び防虫用ロープのから発せられるシトロネラ等のハーブ特有の刺激臭のため侵入が防止される。
また、この赤色とハーブの刺激臭はモグラに対しても忌避作用があるから、水田の水漏れも防止できる。
このように、本発明の防虫用ロープ装置は、保護動物の防御は勿論、果樹における果実に対する害虫、害鳥、害獣から適切な保護を行い、さらに、水田の水位を適正に保持し、稲に害を及ぼそうとするイネミズゾウムシやカメムシに忌避作用を与えるから、本発明の防虫用ロープ装置に囲まれた地域、作地にあるすべての果樹、稲等の農作物の生育を適正に行わせることができる。
図4は、第5の実施の形態である本発明の防虫用ロープ装置の構成を示す平面図で、比較的広い作付地面や栽培地である果樹園20での本発明の適用例を示すものである。
図4において、10〜13は果樹園20内の4隅に設けられた篠竹等から成る支柱、また、14〜21は補助支柱で、本実施の形態では、同図に示すように支柱10と11の中間に補助支柱14、15を、また支柱11と12の中間に補助支柱16、17を、また支柱12と13の中間に補助支柱18、19を、さらに、支柱13と10の中間に補助支柱20′、21を夫々設置し、支柱10、補助支柱14、15、支柱11、補助支柱16、17、支柱12、補助支柱18、19、支柱13、補助支柱20′、21及び支柱10へと防虫用ロープ17aを地面に対して平行的に張り巡らせる。
さらに、補助支柱同士においても、保護すべき果樹園20内の区画に沿って、図4に示すように、例えば、補助支柱14、19間に防虫用ロープ17bを、補助支柱15、18間に防虫用ロープ17cを、補助支柱16、21間に防虫用ロープ17dを、補助支柱17、20′間に防虫用ロープ17eを夫々地面に対して平行方向に張るようにするのが望ましい。 また、図4では平面図のため、図示できないが、各防虫用ロープ17a〜17eを,必要に応じて、図1に準じて上、中、下の3段等の複数段設けるようにし、果樹園20の周囲を複数段において囲むように配置するのが望ましい。
なお、図4において、K10〜K18は果樹であるリンゴ等の果樹木を示す。
また、第5の実施の形態の場合も、第1〜第3の実施の形態のいずれかの防虫用ロープを使用するものである。
図5は第6の実施の形態の簡易防虫装置の構成を示す平面図である。
本実施の形態の簡易防虫装置は、同図に示すように、上述してきた第1〜第3の実施の形態のいずれかに記載の防虫用ロープを用いて網状に形成した防虫用ネット31a、31b及び31cを平面的に配置して用いる場合を示すものである。
即ち、防虫用ネット31a、31b及び31cを農作物の作付地面又は栽培地30内の畦33a、33b及び33cの上面に対してもかぶせるようにして構成するものである。 このように、第6の実施の形態ものでは、防虫用ネットを保護対象の作付地面又は栽培地30内の畦部分にかぶせるだけで、防虫用ネットを構成する赤色の有機繊維の防虫効果と、防虫用ネットから出るハーブほかの刺激臭の故に、稲、野菜その他の農作物に害虫、害鳥、害獣がよりつけないから、これらの農作物を害虫等の被害から適切に予防することができる。
第6の実施の形態で述べた本発明の防虫用ネットは、ビニールハウス又は温室に適用すると、これらの施設において栽培される栽培作物を、害虫から保護するのに最適である。 即ち、虫媒花の時期には、ビニールハウスの施設外の周囲の場所に防虫用ロープ装置を設置すれば、害虫(タバコガ、ヨトウムシ等の成虫)の飛来からも防御し、これら害虫の施設内への接近を抑制できるが、さらに、有効な方法としては、防虫用ネットを設ける手段が考えられる。
図6は、ビニールハウスに本発明の防虫用ネットを適用した本発明の第7の実施の形態の簡易防虫装置を示すもので、同図は正面図である。
同図において、40はビニールハウス、41aは右方側の防虫用ネット42の取り付け用の支持柱で、例えば、篠竹が用いられ、防虫用ネットを紐等の取り付け具42a〜42cを用いて、支持柱41aに取り付けられる。なお、この支持柱41aは、図6が正面図であるので図示できないが、ビニールハウス40の奥行き方向(図6で紙面に直角方向)に向かい複数本設けて防虫用ネット42を取り付けるものとする。
この場合の防虫用ネットとしては、請求項7に記載のように請求項1乃至4のいずれかに記載の防虫用ロープを用い、網状に形成して構成するが、この網目は少し粗い目であってもよい。また、ビニールハウスの外周に配置する場合には、防虫用ネットを垂直方向に配置する点に特徴がある。
そして、防虫用ネット42の範囲としては、高さとしては、図示のようにビニールハウス40の外周の側壁近傍の位置で、ビニールハウス40の側壁に設けられる通気用の換気口45を覆って対向する高さから地上まで垂らすようにし、また、奥行き方向に向かい設ける各支持柱41aを用いてビニールハウス40の右方の外周の側壁に沿って奥行き方向に向かい張るようにすればよい。
なお、符号44a〜44cは防虫用ネット44の支持柱43aに対する取り付け具である。
このようにビニールハウス40の外部に防虫用ネット42、44を設けるだけでも有効であるが、さらに、天井の換気口47の部分にはビニールハウス40の内側から支持具50を用いて、防虫用ネット51を配置して換気口47を覆うようにするのが望ましい。
なお、防虫用ネット42、44及び51は第6の実施の形態の防虫用ネットと同等に構成すればよい。
なお、支持柱は篠竹以外の材質を用いても良いことは勿論であり、また、ビニールハウスの形状、広さにより、支持柱の設置数も適応数に変更することになる。また、適応されるビニールハウスの形状も図示のものには限定されない。
例えば、上記の本発明の各実施の形態では、赤と白の2色の有機繊維を素材として、これを捩り合わせて1本のロープを生成した後、植物精油等を含浸して防虫用ロープを構成し、この防虫用ロープを用いて、防虫用ロープ装置及び防虫用ネットを構成した例で説明したが、これらの防虫用ロープの2色の有機繊維としては、一方の赤の有機繊維と組み合わせる他方の有機繊維の色としては、白色のほか、例えば、黄色というように、他の色彩に染色したものを用いても、同様な防虫、防鳥、防獣効果があるので、本発明は赤と白の2色に限定するものではない。
また、第6及び第7の実施の形態の防虫用ネットも、簡易防虫装置として適用する場合のほか、防虫用ネット単独としても商品価値を有するものであるので、請求項7に記載した。
また、図1に示す第4の実施の形態では、防虫用ロープを複数段設ける場合を例示したが、防虫用ロープを設ける場所の立地条件や広さ、及び害虫の種別などの本発明の適用条件によって、防虫用ロープを1段だけ設けるようにしてもよい。なお、防虫効果をより高めるためには、前記のように複数段とする方が望ましい。
さらに、第4及び第5の実施の形態では、保護の対象として、保護動物からの農地等の防御や林檎等の果実及び稲等の農作物に対する害虫、害鳥、害獣に対する保護を代表例に挙げて説明したが、これに限定されないことは勿論である。
即ち、前述の水田でのモグラへの防止策としての防虫用ロープ装置の設置のほか、既に、モグラの出没用の穴ができている場合の穴やネズミの出入りの穴に本発明の防虫用ロープ又は防虫用ネットの適当量のもの(防虫資材という)を纏めて差し込むようして、簡易防虫用装置として使用することにより、この防虫資材からの赤色の忌避作用に加えて刺激性の臭いのため、モグラ、ネズミに対して忌避効果を与えるから、その被害を軽減することができる。
さらに、穀物倉庫の内側の周囲、即ち、床と壁の接点の場所に、本発明の防虫資材を簡易防虫装置として設置すれば、ネズミの他、穀物害虫であるノシメマダラメイガやコクゾウムシ等の害虫も寄り付かなくなるので、これらからの被害を大幅に軽減できる。
5a〜6a、17a〜17e:防虫用のロープ
10:果樹園等の作付地面
20:果樹園等の作付地面
31a〜31c:防虫用ネット
33a〜33c:畦
40:ビニールハウス
41a、43a:支持柱
42、44、51:防虫用ネット
45、46、47:換気口
Claims (11)
- 天然の有機繊維を脱色剤で脱色した白色のロープ状の有機繊維Aと、この有機繊維Aを赤色の染料で染めた赤色のロープ状の有機繊維Bとを捩り合わせて1本のロープを形成し、このロープにハーブの植物精油のエキスを単独又は複数種ブレンドしたものを含浸させて2色の色彩を形成したことを特徴とする防虫用ロープ。
- さらに、capsicum(激辛トウガラシ)のエキスを含浸させた請求項1に記載の防虫用ロープ。
- capsicum(激辛トウガラシ)のエキスをHPLC法で測定したカプサイシン含量で表示される辛み度合いが4〜10%とするようにしたことを特徴とする請求項2に記載の防虫用ロープ。
- 表面に、融点が40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを含浸或いは塗布した請求項1乃至3のいずれかに記載の防虫用ロープ。
- 作付地面又は栽培地の周囲に、害虫又は害鳥或いは害獣の生態に合わせた地上高さに、請求項1乃至4のいずれかに記載の防虫用ロープを張り巡らすように付設したことを特徴とする防虫用ロープ装置。
- 請求項5に記載の防虫用ロープ装置において、
害虫又は害鳥或いは害獣の生態に合わせた地上高さに付設された防虫用ロープの上部に、さらに、防虫用ロープを1段又は複数段付設するようにしたことを特徴とする防虫用ロープ装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の防虫用ロープを用いて網状に形成した防虫用ネット。
- 請求項7に記載の防虫用ネットを、作付地面又は栽培地内の全面若しくはその一部及び/又はこれらに近接した箇所にかぶせるようにしたことを特徴とする簡易防虫装置。
- 野菜又は果実を栽培するビニールハウス内又は温室内において、
請求項1乃至4のいずれかに記載の防虫用ロープを誘引ロープとしてぶら下げたことを特徴とする簡易防虫装置。 - 野菜又は果実を栽培するビニールハウス又は温室において、
請求項7に記載の防虫用ネットをビニールハウス又は温室の外周の全部又は換気口を含む要部を覆うように防虫用ネットを張り巡らせるようにしたことを特徴とする簡易防虫装置。 - 害虫、害鳥、害獣から保護すべき保護対象の周囲又は近傍に当該保護対象となるものに対応した配置形態で、請求項1乃至4のいずれかに記載の防虫用ロープ及び/又は請求項7に記載の防虫用ネットを設置するようにしたことを特徴とする簡易防虫装置。
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