JP2005135903A - 改善されたメモリカードコネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】メモリカードの損傷などが生じることのないメモリカードコネクタを提供する。
【解決手段】カバー３４はメモリカードを差込口内に置くことを可能にする構造とする。カバーとハウジングとの間で係合可能なピボット４４、５０を設け、又、カバーがその閉位置からカバーが回動してその開位置に戻るのを防ぐラッチ位置に摺動することを可能にするために、カバーとハウジングとの間で係合可能なラッチ５２ｂ、５８ｂが設けられている。カバーがそのラッチ位置から閉位置に摺動して戻るのを阻止するために、カバーとハウジングとの間で係合可能なロック５４、６２が設けられている。
【選択図】図３

Description

本発明は、一般に電気コネクタの技術に関し、特に、メモリカードコネクタに関する。本発明は、具体的には、カバーと、該カバーをコネクタハウジングに回動可能、かつ、摺（しゅう）動可能に取付けるための改善された手段とを含むメモリカードコネクタに関する。

メモリカードは、当該技術分野において知られており、記憶回路や他の電子プログラムの形態の情報を含む。何らかの形態のカードリーダが、カードに保存された情報又は記憶を読取る。そのようなカードは、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、スマートフォン、音楽プレーヤ、ＡＴＭ、ケーブルテレビデコーダ、玩（がん）具、ゲーム機、ＰＣアダプタ、マルチメディアカード、及び、他の電子用途などの、今日の電子社会における多くの用途に使用されている。一般に、メモリカードは、カードコネクタを介してカードリーダシステムに接続し、次に、外部機器に接続するための接点又は端子アレイを含む。コネクタは、カード上の情報とプログラムに対する迅速なアクセスを可能にするために、カードを容易に差込み、引抜くことができるようになっている。カードコネクタは、メモリカードの接点アレイと弾力的に係合する端子を含む。

例えば、携帯電話は、加入者識別情報の他に、電話番号や着信音メロディ情報等の情報を記憶することができるメモリカード（ＳＩＭカード）を備えている。ＳＩＭカードは、携帯電話の本体に取付けられたメモリカードコネクタに差込んだり引抜いたりすることができる。ＳＩＭカードがカードコネクタに差込まれているとき、カードに記憶された情報を使用することができる。したがって、携帯電話を新しい電話と交換する場合でも、ユーザは、ＳＩＭカードに新しい情報を書き込んだり書き直したりする必要がない。

代表的なメモリカードコネクタは、接点又は端子が取付けられたベース部の形の絶縁性ハウジングを備えている。カバーがベース部に取付けられており、ベース部に対して開位置と閉位置に移動可能である。カバーがその開位置にあるときメモリカードをカバーに差込み、次に、カバーとメモリカードをベース部に対して移動させて、カード上の接点をベース部上の端子と接触させることができる。図１及び２に、そのようなカードコネクタの例を示す。具体的には、図１及び２は、全体を１０で示した従来のメモリカード（ＳＩＭカード）コネクタを示し、この従来のメモリカードコネクタは、全体を１２で示した絶縁ベース部又はハウジングと、全体を１４で示したカバーとを有する。ベース部は、プラスチック材料からモールド成形されており、カバーは、シートメタル材料から打抜き成形されている。ベース部には複数の導電性端子１６が取付けられている。この端子は、携帯電話内に取付けられた基板等のプリント回路基板上の適切な回路トレースに、はんだ付等によって接続するテール部１６ａを有する。カバーは、図２に示した取付位置に、矢印「Ａ」（図１）の方向に、ベース部に取付けられる。全体を１８で示したメモリ又はＳＩＭカードは、図２に示した取付位置に、矢印「Ｂ」（図１）の方向に、カバー内に取付けられる。次に、カバーは、矢印「Ｃ」（図２）の方向に閉位置（図示せず）まで下方に回動され、そこで、メモリカード上の複数の導電性接点１８ａが、本体に取付けられた端子１６と係合する。

従来技術のコネクタ１０のベース部１２は、その各側縁に２つのノッチ２０を有するほぼ平坦（たん）な本体１２ａを含む。各ノッチの下部の前側角には突起部２０ａが形成されている。本体の両側から後方に１対のピボットアーム２２が突出している。各ピボットアームは、その外側面にピボットソケット２２ａを有する。

金属シェル１４は、頂壁１４ａと１対の側壁１４ｂを備える。各側壁から内側に１対の側部フランジ２４が折曲げられている。カバーの側壁の拡張部として、頂壁１４ａとほぼ平行に１対のピボットアーム２６が延在している。各ピボットアームの遠位端から内側にピボットボス２６ａが突出している。最後に、頂壁１４ａの両端に１対のカード取付フランジ１４ｃが形成されている。取付フランジは、側部フランジ２４とともに、図２に示したようにメモリカード１８をカバーの下面に取付ける。

カバー１４が矢印「Ａ」（図１）の向きにベース部１２に取付けられたとき、打抜き成形されたシートメタルカバーのピボットアーム２６は、ピボットボス２６ａがベース部のピボットソケット２２ａに「パチン」と嵌（はま）るまで外側に広がる。メモリカード１８がカバーの下側内に取付けられた後、カバーは、ピボットボス２６ａを中心として矢印「Ｃ」（図２）の方向に、その閉位置（図示せず）まで下方に回動される。カバーがその閉位置まで動いたとき、カバーの側部フランジ２４がベース部のノッチ２０に入る。次に、カバーが前方に摺動され、その結果、側部フランジ２４がベース部の突起部２０ａの下に移動して、カバーが上方に回動して戻るのを防ぐ。

図１及び２に関して説明したような従来技術のメモリカードコネクタにはいくつかの欠点がある。例えば、カバー１４を含むコネクタ構成要素の極めて小さな寸法、並びに、カバーのシートメタル材料の薄さのために、ピボットボス２６ａを打抜き成形プロセスで形成することが困難である。更に、メモリ又はＳＩＭカードをカバーの下側内に取付けるとき、カバーの側壁及びフランジの尖（とが）った縁が、メモリカードを擦（こす）ったり引掻（か）いたりしやすい。縁が操作者の指を切ることさえある。カードがカバーと一緒に摺動されるとき、カードの下面の箔（はく）が、ベース部１２の導電性端子１６によって擦られたり引掻かれたりする。本発明は、以上の問題を含む従来技術の様々な問題を解決するものである。

したがって、本発明の目的は、新規で、かつ、改善された上記のタイプのメモリカードコネクタを提供することである。

本発明の例示的な実施形態において、複数の導電性接点を備えたメモリカードを収容するメモリカードコネクタが提供される。このコネクタは、メモリカードを収容する差込口を備えた絶縁性ハウジングを有する。ハウジングには複数の導電性端子が取付けられている。差込口とそこに収容されたメモリカードとを覆うカバーが設けられている。メモリカードを差込口内に置くことを可能にする開位置とメモリカードの接点がハウジング上の端子と係合する閉位置との間で回動運動できるようにカバーを取付けるために、カバーとハウジングとの間で係合可能なピボット手段が設けられている。カバーがその閉位置から、カバーが回動してその開位置に戻るのを防ぐラッチ位置に摺動することを可能にするために、カバーとハウジングとの間で係合可能なラッチ手段が設けられている。カバーがそのラッチ位置から閉位置に摺動して戻るのを阻止するために、カバーとハウジングとの間で係合可能なロック手段が設けられている。

本発明の一の形態によれば、ピボット手段は、カバーの１対のピボット穴に収容されるハウジングの１対のピボットポストを有する。差込口は、カバーの１対の側壁によって画定され、ピボットポストは、側壁から外方に突出している。ピボット穴は、カバーの一端にある１対のピボットアームに形成され、この穴は、閉位置とラッチ位置との間のカバーの摺動に対応するように細長にされている。

本発明の他の形態によれば、ラッチ手段は、カバーがそのラッチ位置に摺動するときにハウジングの第２のラッチフランジの下で摺動可能なカバーの第１のラッチフランジを有する。第１のラッチフランジは、カバー上のＬ形ラッチ構造の一部分である。Ｌ形構造の一方の脚は支持脚であり、Ｌ形ラッチ構造の他方の脚は第１のラッチフランジを有する。

本発明の更に他の形態によれば、ロック手段は、カバーのロックボスを収容するためのハウジングのロック凹部を有する。好ましい実施形態では、ロックボスは、Ｌ形ラッチ構造の一方の脚上にあり、それにより、ラッチ構造は、カバーをラッチ位置にラッチする機能と、カバーをラッチ位置にロックする機能の二つの機能を行う。

本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面と関連して行われる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

新規であると考えられる本発明の特徴は、添付した特許請求の範囲において詳細に説明される。本発明は、その目的及び利点とともに、添付図面と関連して行われる以下の説明を参照することによって最も良く理解することができ、図面において同じ参照符号は同じ要素を示す。

図面を参照して説明を行う。最初に図３を参照すると、本発明は、全体を３０で示したメモリカードコネクタで実施され、このメモリカードコネクタは、全体を３２で示したハウジングと、全体を３４で示したカバーとを含む。ハウジングは、複数の導電性端子３６を搭載している。ハウジングは、プラスチック等の絶縁性材料からモールド成形された一体構造とすることができる。カバーは、シートメタル材料から打抜き成形することができる。カードコネクタ３０は、メモリ又はＳＩＭカード３８（図５）を収容するために携帯電話のベース部に取付けることができる。しかしながら、前述の「背景技術」で指摘したように、本明細書に示したカードコネクタは、携帯電話以外の幅広い用途に応用可能であることを理解されたい。

コネクタ３０のハウジング３２は、ほぼ平坦で長方形の底壁３２ａ、１対の側壁３２ｂ、及び端壁３２ｃを含む。側壁と端壁は、底壁の周囲を取囲む直立壁であり、メモリカードを収容するための、全体を４０で示した差込口を画定する。メモリカードを掴（つか）みやすくするための、底壁３２ａの前縁に前壁３２ｃを貫通する切欠き４２が形成されている。側壁３２ｂの後端近くに側壁３２ｂから外方に１対のピボットボスが突出している。最後に、後でより詳細に説明するように、各側壁の外側面にはラッチ／ロック構造４６が一体的にモールド成形されている。

コネクタ３０のカバー３４は、１つの頂壁３４ａと１対の側壁３４ｂとを含む。１対のピボットアーム４８が、側壁の拡張部として、頂壁とほぼ平行に延在している。各ピボットアームに細長いピボット穴５０が形成されている。カバーの両側壁３４ｂの縁に沿ってＬ形ラッチ構造５２が打抜き成形されている。このＬ形構造は、支持脚を構成する１つの脚５２ａと、ラッチフランジを構成する第２の脚５２ｂとを含む。各ラッチ構造５２の支持脚５２ａからロックボス５４が打抜き成形され、カバーの内側に突出している。

図３とともに図３Ａを参照すると、ハウジング３２の各側壁３２ｂの外面の各ラッチ／ロック構造は、ノッチ５６及びラッチ／ロックブロック５８を含む。ブロックは、外側面５８ａと下面５８ｂとを有する。この下面は、ラッチ凹部６０を形成するように側壁の下面からオフセットされている。実質的に、ラッチ／ロックブロック５８の底壁５８ｂは、ラッチフランジを形成する。ブロック５８の外側面５８ａには、溝６２の形のロック凹部が形成されている。

図４は、ハウジング３２に組付けられたカバー３４を示す。組立てる際、シートメタル材料の弾性によってピボットアーム４８を外側に広げることができ、それにより、カバーのピボットボス４４を、ピボットアームの細長いピボット穴に「パチン」と嵌ることができる。

カバーをハウジングに組付けた後、メモリ又はＳＩＭカード３８を、矢印「Ｄ」の方向（図５）に、ハウジングの差込口４０内に置くことができる。図６は、ハウジングの差込口に置かれたカードを示し、カバー３４を、矢印「Ｅ」の方向（図６）に、図６に示した開位置から図７に示した閉位置に回動させることができる。カバーが閉位置に動くとき、カバーの側壁３２ｂのラッチ構造５２が、ハウジングの側壁３２ｂの外側面のノッチ５６に入る。

カバー３４を図７に示したその閉位置に回動した後で、カバーを、図８に示したラッチ位置まで矢印「Ｆ」の方向に摺動させることができる。カバーがラッチ位置まで移動するとき、カバーのラッチフランジ５２ｂが、ハウジングの側壁において、ラッチ凹部６０（図３Ａ）内にラッチフランジ５８ｂの下側に摺動する。ハウジングのピボットボス４４を収容するカバーの細長いピボット穴５０は、カバーのこの摺動に対応する。

図８のラッチ位置において、カバーは、カバーの支持脚５２ａの内側にあるロックボス５４が、ハウジングの側壁の外側面のロック凹部６２（図３Ａ）にパチンと嵌ることによってロックされる。

図９及び１０は、カバー３４を仮想線で示し、図９に示した閉位置から図１０に示したラッチ／ロック位置まで矢印「Ｆ」の方向への摺動を示す。図９の閉位置において、ラッチフランジ５２ｂは、カバーとともに、側壁３２ｂの外側面のノッチ５６内に回動している。カバーが矢印「Ｆ」の方向に閉位置（図９）からラッチ／ロック位置（図１０）まで動くとき、カバーのラッチフランジ５２ｂは、ハウジングのラッチフランジ５８ｂの下に移動してカバーが上方に回動しその開位置に戻るのを防ぐ。更に、カバー上のロックボス５４が、ハウジングのロック凹部６２に移動して、カバーが摺動してそのラッチ位置（図１０）からその閉位置（図９）に戻るのを阻止する。

メモリ（ＳＩＭ）カードを取外し及び／又は交換するためにコネクタ３０を開きたいとき、カバーは、図１０のラッチ／ロック位置から図９の閉位置に強制的に戻される。これにより、ロックボス５４がロック凹部６２から強制的に外され、カバーのラッチフランジ５２がハウジングのノッチ５６と位置が整合するように移動される。その後、カバーを図６のその閉位置から開位置に簡単に持上げるか又は回動させることができ、それにより、メモリカードを差込口４０から持上げて外すことができる。

本発明は、その精神又は中心的特徴から逸脱することなく他の特定の形態で実施することができることを理解されよう。したがって、上記の実施例と実施形態は、すべての点において例示的であり限定的でないと考えるべきであり、本発明は、本明細書に示した詳細に限定されない。

背景技術に示した従来技術のコネクタの斜視図である。 背景技術に示した従来技術のコネクタの斜視図である。 本発明によるメモリカードコネクタの分解斜視図である。 図３において「Ａ」の円で囲まれた領域の９０度回転された拡大図である。 組立てられた状態でカバーが開位置にある図３のコネクタの斜視図である。 メモリカードがハウジングに入れられる過程にある図４と類似の図である。 メモリカードがハウジングに完全に挿入された状態の図５と類似の図である。 カバーがその閉位置に回動された状態のコネクタの斜視図である。 カバーがそのラッチ位置に摺動された状態の図７と類似の図である。 コネクタハウジングの各側縁にあるラッチ／ロック構造の拡大部分側面図であり、メモリカード（仮想線）の閉位置（図９）からラッチ位置（図１０）への移動を示す。 コネクタハウジングの各側縁にあるラッチ／ロック構造の拡大部分側面図であり、メモリカード（仮想線）の閉位置（図９）からラッチ位置（図１０）への移動を示す。

Claims (20)

1. 複数の導電性接点を備えたメモリカード（３８）を収容するメモリカードコネクタ（３０）であって、
   メモリカードを収容する差込口（４０）を備えた絶縁性ハウジング（３２）と、
   該ハウジングに取付けられた複数の導電性端子（３６）と、
   差込口及びそこに収容されたメモリカードを覆うカバー（３４）と、
   メモリカードを差込口内に置くことを可能にする開位置とメモリカードの接点をハウジング上の端子と係合させる閉位置との間で回動運動できるようにカバーを取付けるために、カバーとハウジングとの間で係合可能なピボット手段（４４、５０）と、
   カバーが前記閉位置から、カバーが回動して開位置に戻るのを防ぐラッチ位置に摺動することを可能にするために、カバーとハウジングとの間で係合可能なラッチ手段（５２ｂ、５８ｂ）と、
   カバーがそのラッチ位置から閉位置に摺動して戻るのを阻止するために、カバーとハウジングとの間で係合可能なロック手段（５４、６２）とを有するメモリカードコネクタ。
2. 前記ピボット手段が、カバー（３４）の１対のピボット穴（５０）に収容されるハウジング（３２）上の１対のピボットポスト（４４）を備える、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
3. ハウジング（３２）の差込口（４０）が１対の側壁（３２ｂ）によって画定されており、前記ピボットポスト（４４）が、側壁から外方に突出している、請求項２のメモリカードコネクタ。
4. 前記ピボット穴（５０）が、カバー（３４）の一端にある１対のピボットアーム（４８）に形成されている、請求項３に記載のメモリカードコネクタ。
5. 前記ピボット穴（５０）が、閉位置とラッチ位置との間のカバー（３４）の前記摺動に対応するように細長にされている、請求項２に記載のメモリカードコネクタ。
6. 前記ラッチ手段が、カバーが前記ラッチ位置に摺動するときにハウジング（３２）の第２のラッチフランジ（５８ｂ）の下で摺動可能なカバー（３４）の第１のラッチフランジ（５２ｂ）を備える、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
7. 前記第１のラッチフランジ（５２ｂ）が、カバー（３４）上のＬ形状ラッチ構造（５２）の一部分であり、Ｌ形状構造の一方の脚が支持脚（５２ａ）であり、Ｌ形状ラッチ構造の他方の脚が第１のラッチフランジ（５２ｂ）を備える、請求項６に記載のメモリカードコネクタ。
8. 前記ロック手段が、カバー（３４）のロックボス（５４）を収容するためのハウジング（３２）上のロック凹部（６２）を備える、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
9. 複数の導電性接点を備えたメモリカード（３８）を収容するメモリカードコネクタ（３０）であって、
   メモリカードを収容する差込口（４０）を備えた絶縁性ハウジング（３２）と、
   該ハウジングに取付けられた複数の導電性端子（３６）と、
   差込口及びそこに収容されたメモリカードを覆うカバー（３４）と、
   メモリカードを差込口に置くことを可能にする開位置とメモリカードの接点をハウジング上の端子と係合させる閉位置との間で回動運動できるようにカバーを取付けるために、カバーとハウジングとの間で係合可能なピボット手段（４４、５０）と、
   カバーが前記閉位置からラッチ位置まで摺動して戻ることを可能にするためにカバーとハウジングとの間で係合可能なラッチ手段（５２ｂ、５８ｂ）、及び、カバーがそのラッチ位置から閉位置に摺動して戻るのを阻止するためにカバーとハウジングとの間で係合可能なロック手段（５４、６２）を備えるという２つの機能を行う単一のラッチ／ロック構造（４６、５２）とを有するメモリカードコネクタ。
10. 前記ピボット手段が、カバー（３４）の１対のピボット穴（５０）に収容されるハウジング（３２）上の１対のピボットポスト（４４）を備える、請求項９に記載のメモリカードコネクタ。
11. ハウジング（３２）の差込口（４０）が１対の側壁（３２ｂ）によって画定されており、前記ピボットポスト（４４）が側壁から外方に突出している、請求項１０に記載のメモリカードコネクタ。
12. 前記ピボット穴（５０）が、カバー（３４）の一端にある１対のピボットアーム（４８）に形成されている、請求項１１に記載のメモリカードコネクタ。
13. 前記ピボット穴（５０）が、閉位置とラッチ位置との間のカバー（３４）の前記摺動に対応するように細長にされている、請求項１０に記載のメモリカードコネクタ。
14. 前記単一のラッチ／ロック構造が、カバーがラッチ位置に摺動するときにハウジングのラッチフランジ（５８ｂ）の下で摺動可能なラッチフランジ（５２ｂ）と、ハウジングのロック凹部（６２）に係合可能なフランジ構造上のロックボス（５４）とを含むカバー上の単一のラッチ／ロックフランジ構造（５２）を含む、請求項９に記載のメモリカードコネクタ。
15. カバー上の前記単一のラッチ／ロックフランジ構造（５２）は、概略Ｌ形に形成されており、Ｌ形構造の一方の脚（５２ａ）が支持脚であり、Ｌ形構造の他方の脚（５２ｂ）がカバー上のラッチフランジを備える、請求項１４に記載のメモリカードコネクタ。
16. 前記ロックボス（５４）が、Ｌ形構造の支持脚（５２ａ）上にある、請求項１５に記載のメモリカードコネクタ。
17. 前記単一のラッチ／ロック構造が、カバーが前記ラッチ位置に摺動するときにカバーのラッチフランジ（５２ｂ）と係合するラッチフランジを画定する第１の面（５８ｂ）を備えるハウジング（３２）上の単一ブロック（５８）と、カバーのロック突出部（５４）と係合するブロック（５８）上のロック凹部（６２）とを含む、請求項９に記載のメモリカードコネクタ。
18. 複数の導電性接点を備えたメモリカード（３８）を収容するメモリカードコネクタ（３０）であって、
    メモリカードを収容する差込口（４０）を備えた絶縁性ハウジング（３２）と、
    該ハウジングに取付けられた複数の導電性端子（３６）と、
    差込口とそこに収容されたメモリカードとを覆うカバー（３４）と、
    メモリカードを差込口に置くことを可能にする開位置と、メモリカードの接点をハウジング上の端子と係合させる閉位置との間で回動運動できるようにカバーを取付けるために、カバーとハウジングとの間で係合可能なピボット手段（４４、５０）と、
    カバーが前記閉位置から、カバーが回動してその開位置に戻るのを防ぐラッチ位置に摺動することを可能にするために、カバーとハウジングとの間で係合可能なラッチ手段（５２ｂ、５８ｂ）とを有し、
    前記ピボット手段は、ハウジング及びカバーの内の一方に設けられた１対のピボット穴（５０）に収容されるハウジング及びカバーの内の他方に設けられた１対のピボットポスト（４４）を備え、ピボット穴（５０）は、閉位置とラッチ位置との間でカバーの前記摺動に対応するように細長にされているメモリカードコネクタ。
19. ハウジング（３２）の差込口（４０）が１対の側壁（３２ｂ）によって画定されており、前記ピボットポスト（４４）が、側壁から外方に突出している、請求項１８に記載のメモリカードコネクタ。
20. 前記ピボット穴（５０）が、カバー（３４）の一端にある１対のピボットアーム（４８）に形成されている、請求項１９に記載のメモリカードコネクタ。
    

Images