JP4177410B2 - 様々なサイズのメモリカードを収容するコネクタ - Google Patents

Description

本発明は、一般に電気コネクタの技術に関し、詳細には、様々なサイズのメモリカードを収容するメモリカードコネクタに関する。

メモリカードは、当該技術分野において知られており、記憶回路や他の電子プログラムの形の情報を含む。カードに記憶された情報又は記憶は、いくつかの形式のカード読取装置によって読取られる。そのようなカードは、今日の電子社会において、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、スマートフォン、音楽プレーヤ、ＡＴＭ、ケーブルテレビデコーダ、玩（がん）具、ゲーム機、ＰＣアダプタ、マルチメディアカード、及び、他の電子応用機器を含む多くの用途に使用されている。一般に、メモリカードは、カードコネクタを介してカード読取システム、次に、外部装置に接続するための接点又は端子アレイを含む。コネクタは、カード上の情報とプログラムに素早くアクセスするために行われるカードの抜差しに容易に対応する。カードコネクタは、メモリカードの接点アレイと柔軟に係合する端子を含む。

典型的なメモリカードコネクタは、通常、コネクタの後側を横切る横方向端子取付部を備えた絶縁ハウジング構造を有する。この横方向部にコネクタの接点、すなわち、端子が取付けられる。ハウジングは、この横方向部の一方又は両方の側部、すなわち、端部から前方直角に突出する１本又は２本の脚部を有することがある。そのようなコネクタの絶縁性ハウジングは、一般に、絶縁性プラスチック材料から所望の形にモールド成形される。端子は、リン青銅等の高い弾力性を有するシートメタル材料から打抜き形成される。コネクタは、多くの場合プリント回路基板の上面に取付けられ、端子のはんだテール部は、リフローはんだ付工程によって、基板上の適切な回路トレースに接続される。

図１は、プリント回路基板１８に取付けられた前述のような従来技術による全体を１６で示したメモリカードコネクタを示す。該コネクタは、全体を２０で示した絶縁性ハウジングを含み、該絶縁性ハウジングは、後側端子取付部２２と、後側部の両側から前方に延在する１対の側壁部２４とを有し、矢印「Ａ」の方向に挿入されたメモリカード２８を収容する収容スペース２６を画定する。後側部２２は、コネクタに挿入されたときにメモリカード上の適切な接点と係合する複数の端子２９を実装する。

図１の従来技術のコネクタによって代表されるような従来のメモリカードコネクタは、１つのサイズのメモリカードしか収容することができないことが分かる。異なるサイズのカードを使用する場合は、全く別のコネクタを設けなければならない。これは、製造コスト、多重在庫経費、さらに、現実には現場での混乱の問題を引き起こす。従来の大型メモリカード及び１枚以上の小型メモリカードのような様々なサイズのメモリカードを収容することができるメモリカードコネクタに対するニーズがある。本発明は、これらの問題を解決し、前述のニーズを満たすものである。

したがって、本発明の目的は、様々なサイズのメモリカードを収容するための新規で、かつ、改善されたメモリカードコネクタを提供することである。

本発明の例示的な実施形態において、コネクタは、１枚以上のメモリカードの嵌（かん）合端を収容する差込口の少なくとも一部分を画定する後側端子取付部を備える絶縁性ハウジングを含む。後側部の両端から前方に１対の側壁部が延在している。側壁部の間で後側部から前方に中央部が延在している。メモリカードが差込口に挿入されたときにメモリカード上の適切な接点と係合するように複数の導電性端子が後側端子取付部に取付けられている。したがって、大型メモリカードを、側壁部の間でかつ中央部を越えて後側端子取付部の差込口に挿入することができ、１枚又は２枚の小型メモリカードを、側壁部及び中央部の間に挿入することができる。

本発明の特定の形態によれば、側壁部は、大型メモリカードを差込口内に案内する直立ガイド壁を備える。中央部は、側壁とともに小型メモリカードを差込口内に案内するガイドリブを備える。大型メモリカードはその下側にガイドリブを収容する溝を備える。

本発明の他の形態によれば、端子は、中央部の両側において２つのグループに分割されている。側壁部及び中央部は、後側端子取付部に着脱可能に取付けられている。各側壁部及び中央部はそれぞれ、側壁部及び中央部をプリント回路基板に取付けるための手段を有する。

本発明の一実施形態においては、後側端子取付部、側壁部及び中央部はすべて、絶縁性プラスチック材料でモールド成形される。他の実施形態においては、後側部は絶縁性プラスチック材料でモールド成形され、側壁部及び中央部はシートメタル材料から打抜き形成される。

本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面と関連して行われる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

新規であると考えられる本発明の特徴は、添付の特許請求の範囲に詳しく記載されている。本発明は、その目的及び利点とともに、添付図面に関連して行われる以下の説明を参照することによって最もよく理解することができ、図面において同じ参照符号は同じ要素を示す。

図面をより詳細に参照して説明を行う。最初に図２、３及び４を参照すると、全体を３０で示したメモリカードコネクタの第１の実施形態は、後述するように、全体を３２で示し、メモリカードの嵌合端を収容する差込口３６を画定する細長い後側端子取付部３４を備えた絶縁性ハウジングを含む。全体を３８で示した１対の長手方向の側壁部は、後側部の両端から前方に延在している。全体を４０で示した中央壁部は、後側部の中間点から前方に延在して、差込口３６を、中央壁部と２つの側壁部との間に１対の小型メモリカード（後述する）を収容する２つの部分に分割する。

メモリカードが差込口３６に挿入されたときにメモリカードの嵌合端の適切な接点と係合するように、ハウジングの後側部３４に複数の導電性端子４２が取付けられている。端子は、図２〜４において明確に見られるように、中央壁部４０の両側において２つのグループに分割される。

後側端子取付部３４は、絶縁性プラスチック材料でモールド成形された一体構造である。後側部は、細長く、１対の端部サポート３４ａを有する。該端部サポート３４ａから１対の端部接続フィンガ３４ｂが前方に突出し、後側部の中間点から第３の又は中央接続フィンガ３４ｃが前方に突出している。後側部の中間点から、差込口３６において中央接続フィンガ３４ｃの上に位置合せされたガイドフィンガ３４ｄが前方に突出している。ハウジングは、後側部３４の両側にある金属製「取付爪（つめ）」４３によって、後述する回路基板に固定される。

各側壁部３８も一体構造であり、絶縁性プラスチック材料でモールド成形される。各側壁部は、断面が概略Ｌ字形に形成され、直立する側壁３８ａと内側に突出する底壁３８ｂとを含む。図で分かるように、側壁はほぼ垂直であり、底壁はほぼ水平である。側壁は、メモリカードのためのガイド壁である。垂直な側壁の内側面に１対の切欠き、すなわち、凹部３８ｃが形成されている。側壁の外側から外方に１対の面取りしたラッチボス３８ｄが突出している。水平な底壁の底面から下方に１対の位置決めピン３８ｅが突出しており、底壁に複数対の穴３８ｆが形成されている。後で分かるように、側壁部をプリント回路基板の１対の穴に取付けるために、底壁３８ｂから下方に１対の取付ポスト３８ｇが突出している。側壁の内側面に隣接するように後側位置決めノッチ３８ｈが底壁に形成され、該底壁の前側に類似のノッチ３８ｉが形成されている。該ノッチ３８ｉは、カードを安定させるノッチである。

中央壁部４０はプラスチック材料でモールド成形され、プリント回路基板の適切な取付穴に挿入するために底面から突出する１対の取付ポスト４０ａを含む。中央壁部から下方に複数の位置決めピン４０ｂも突出している。中央壁部の両端に前側カード安定化ノッチ４０ｃ及び後側ノッチ４０ｄが形成されている。最後に、中央壁部の全長に亘（わた）って仕切リブ４０ｅが延在している。該仕切リブは、後で分かるように、小型メモリカード用のガイドリブである。

さらに、図２〜４を参照すると、全体を４６で示した少なくとも１個以上の接地部材が側壁部３８に取付けられている。２個の接地部材を示しているが、側壁部に４個の接地部材を取付けることができる。各接地部材４６は、概略Ｌ字形に形成され、ほぼ水平の基部４６ａと垂直又は直立アーム４６ｂとを含む。前記基部の両側の縁から上方に１対の側翼４６ｃが突出している。下方に突出する戻止め４６ｄが基部４６ａから打出加工又は形成され、内側に突出する戻止め４６ｅが直立アーム４６ｂから打出加工又は形成される。

接地部材４６は、穴を貫通させて各接地部材をそれぞれの側壁部の底面に上方に押込むことによって側壁部３８に取付けられ、その結果、接地部材の直立アーム４６ｂが側壁部の凹部３８ｃのそれぞれに挿入される。これは図４で分かる。完全に挿入されたとき、接地部材の側翼４６ｃは、側壁部の１対の穴３８ｆに圧入される。完全に挿入されたとき、直立アームの内側に突出する戻止め４６ｅは、メモリカード上の接地接点と係合する。側壁部の側壁３８ａは、凹部３８ｃ内において、接地部材のアーム４６ｂと戻止め４６ｅのための剛体バックアップ手段を提供する。側壁部の底壁３８ｂは、接地部材４６の基部４６ａの上にある。接地部材の基部上の下方に突出する戻止め４６ｄは、プリント回路基板上の接地回路パッドと係合する。したがって、メモリカードは、説明したように、側壁部３８に取付けられた接地部材４６によって回路基板に接地される。内側に突出する戻止め４６ｅ及び下方に突出する戻止め４６ｄはそれぞれ、メモリカード及び回路基板とより確実な接触係合を確立する。

ハウジング３２の後側端子取付部３４は、図４に示したように、側壁部３８及び中央壁部４０に着脱可能に組付けられている。組立てる際に、後側部の端部接続フィンガ３４ｂ（図２及び３）は、側壁部の後側にある後側位置決めノッチ３８ｈに圧入される。さらに、図示したように、後側部の中央接続フィンガ３４ｃは中央壁部４０の後側ノッチ４０ｄに圧入される。

図５は、メモリカードコネクタのハウジング３２上に位置決めするカバー４８を示す。具体的には、該カバーは、シートメタル材料から打抜き形成され、上壁４８ａと１対の側壁４８ｂとを含む。これらの側壁は、側壁部３８とハウジングの後側部３４の端部サポート３４ａに重なる。各側壁には１対のラッチ開口４８ｃが形成される。各側壁の底面から外方に１対の接地タブ４８ｄが突出している。各側壁から前方に１対のラッチアーム４８ｅが突出している。最後に、１対の片持ち接地アーム４８ｆが、上壁の両側から打抜き形成される。カバー４８を組立てるとき、ラッチ開口４８ｃが、側壁部３８の面取りしたラッチボス３８ｄにパチンと嵌（はま）ってラッチ係合する。カバーの接地タブ４８ｄは、カバーを回路基板に固定するとともに、カバーを基板に接地してコネクタの遮蔽（へい）とＥＭＩ保護を良好に行うためのはんだテール部を形成する。片持ち接地アーム４８ｆが、メモリカードの上部の接地部と係合し、ラッチアーム４８ｅが、メモリカードをコネクタ内に保持する。

図６及び７は、１対の側壁部３８’及び中央壁部４０’がシートメタル材料から打抜き形成された本発明の他の実施形態を示す。金属壁部は、機能的にはプラスチック壁部３８及び４０と類似している。各金属側壁部は、垂直な側壁３８ａ’と水平な底壁３８ｂ’とを含む。各金属側壁部は、側壁部を後側部に着脱可能に相互接続するためにハウジング３２の後側部３４の端部にある接続スロット５０内に位置決めされる下方に突出する後側接続フランジ３８ｈを含む。各金属側壁部は、プリント回路基板５４の１対の取付穴５２に挿入するための１対の取付ポスト３８ｇ’を備える。金属側壁部は、実質的に、第１の実施形態の接地部材４６に代わる内側に曲げられた接地タブ４６’を備える。回路基板の上部と係合して側壁部を適切な高さに維持するために、下方に打出加工された戻止め５６が底面に形成されている。ノッチ３８ｉ’が、底壁の前側に形成されている。傾斜面５８ａを有するガイドアーム５８が底壁から形成され、ラッチアーム６０が垂直な側壁から形成されている。図７で分かるように、ガイドアーム５８が回路基板５４の上面と係合し、ガイドアームの傾斜面５８ａがメモリカードをコネクタ内に導き、ラッチアーム６０がコネクタ内でカードをラッチする。金属中央壁部４０’は、回路基板５４の１対の取付穴に挿入する１対の取付ポスト４０ａ’を含む。中央壁部からは、１対の直立する位置決めリブ４０ｅ’が形成されている。

この点で、図６が、回路基板５４上の回路トレース６４の２つの直線上に並んだグループを示すことに注意されたい。これらの回路トレースは、はんだ付等によって、２つのグループの端子４２の適切なはんだテール部に接続される。図では、端子のはんだテール部は見えない。

図８及び９は、回路基板５４とともにメモリカードコネクタ３０を示し、図９は、基板に取付けられたコネクタを示す。また、これらの２つの図は、コネクタに取付ける１対の小型メモリカード６６を示す。コネクタが回路基板５４に取付けられるとき、側壁部３８の取付ポスト３８ｇが、回路基板の取付穴５２に挿入され、側壁部の位置決めピン３８ｅが、回路基板の位置決め穴６８に挿入される。中央壁部４０の取付ポスト４０ａが、回路基板の取付穴６２に挿入され、位置決めピン４０ｂが、回路基板の位置決め穴７０に挿入される。接地部材４６の基部４６ａ上の戻止め４６ｄは、回路基板上の１対の接地パッド７２と係合する。カバー４８の接地タブ４８ｄ（図５）は、回路基板上の接地パッド７４と係合する。

さらに、図８及び９を参照すると、各小型メモリカード６６は、２つのグループの端子４２と係合するための適切な接点を含む凹状嵌合端７６を含む。メモリカードの側面は、接地部材４６の直立アーム４６ｂ上の打出加工された戻止め４６ｅと係合する接地接点７８を有する。カバー４８の片持ち接地アーム４８ｆは、接地接点７８の上縁と係合する。メモリカードは、該メモリカードがコネクタ内でずれるのを防ぐために、側壁部３８の前側安定化ノッチ３８ｉと中央壁部４０の前側安定化ノッチ４０ｃとに位置決めされる下垂安定化突起８０を備える。また、各メモリカードは、メモリカードの各側面の前端近くに、カバー４８のラッチアーム４８ｅ及び／又は金属側壁部３８’のラッチアーム６０（図６及び７）を収容するノッチ８２を含む。

図１０は、回路基板５４に取付けられたメモリカードコネクタ３０に挿入する単一の大型メモリカード６６Ａを示す。該大型メモリカードは、２つのグループの端子４２と係合するための接点の配列を備えた凹状嵌合端７６を備える。小型メモリカード６６と同様に、メモリカード６６Ａは、その両側に接地接点７８と、安定化突起８０とノッチ８２とを備える。

図１１は、単に、メモリカードコネクタ３０が単一の小型メモリカード６６を収容するために使用することができ、必ずしも２枚の小型カードを収容する必要がないことを示している。換言すると、コネクタは、１枚若しくは２枚の小型カード又は１枚の大型カードを収容することができる。

図１２は、カバー４８が、図５にも見られる下方に突出する大きい凹状領域８４を有することを示す。図１２において、カバーの下側に、メモリカード６６の上面の１対の凹部８８内に挿入する１対の下方に突出する突起８６が形成されている。これらの突起と凹部の相互係合は、メモリカードの位置を固定し、コネクタに完全に挿入されたときにカードがずれるのを防ぐのに役立つ。

図１３は、大型メモリカード６６Ａが、中央壁部４０の位置決めリブ４０ｅ又は金属中央壁部４０’の位置決めリブ４０ｅ’を収容する溝９４を下側に備えることを示す。

図１４は、小型メモリカード６６が、中央壁部４０の位置決めリブ４０ｅ又は金属中央壁部４０’の位置決めリブ４０ｅ’を収容する細長いノッチ９６を備えることを示す。

本発明は、その精神又は中心的特徴から逸脱することなく他の特定の形態で実施することができることを理解されよう。したがって、上記の実施例と実施形態は、すべての点において例示的であり限定的でないと考えるべきであり、本発明は、本明細書に示した詳細に限定されない。

背景技術で述べたようなメモリカードを収容するために回路基板上に取付けられた従来技術のメモリカードコネクタの斜視図である。 本発明によるメモリカードコネクタのハウジングの後側端子取付部の斜視図である。 構成部品が分解された状態の本発明によるメモリカードコネクタの分解斜視図である。 コネクタを組立てた状態の図３と同様の斜視図である。 コネクタ用のカバーを含む図３と同様の縮小した分解斜視図である。 側壁部及び中央壁部が金属材料で作成された本発明によるメモリカードコネクタの他の実施形態の分解斜視図であり付随する回路基板とともに示されている。 組立てた状態でかつ回路基板に取付けられた図６のコネクタの斜視図である。 １対の小型メモリカード及び回路基板とともに図３〜５の実施形態を示す分解斜視図である。 組立てられたコネクタに挿入された図８の２枚のメモリカードの斜視図である。 回路基板上に取付けられ、単一のメモリカードを収容しようとしているコネクタの斜視図である。 コネクタが単一の小型メモリカードを収容しようとしている以外、図１０と同様の図である。 コネクタ用のカバーを示している以外、図９と同様の図である。 図１０に示したメモリカードの下側から見た斜視図である。 図１１に示した小型メモリカードの下側から見た斜視図である。

Claims (16)

1. １枚の大型メモリカード（６６Ａ）又は１枚若しくは２枚の小型メモリカード（６６）を収容するように設計されたメモリカードコネクタ（３０）であって、
   １枚以上のメモリカード（６６、６６Ａ）の嵌合端（７６）を収容する差込口（３６）の少なくとも一部分を画定する後側端子取付部（３４）と、後側部の両端から前方に延在する１対の側壁部（３８）と、該側壁部の間で後側部から前方に延在する中央部（４０）とを備え、該中央部がメモリカード（６６、６６Ａ）を差込口内に案内するガイドリブ（４０ｅ）を備えるハウジング（３２）と、
   該ハウジングの後側端子取付部に取付けられ、メモリカードが差込口に挿入されたときにメモリカード上の適切な接点と係合する複数の導電性端子（４２）とを有し、
   それにより、大型メモリカード（６６Ａ）を、側壁部（３８）の間でかつ中央部（４０）を越えて後側端子取付部の差込口に挿入することができ、１枚又は２枚の小型メモリカード（６６）を側壁部と中央部との間に挿入することができ、前記大型メモリカード（６６Ａ）が下側に前記ガイドリブ（４０ｅ）を収容する溝（９４）を備えるメモリカードコネクタ（３０）。
2. 前記側壁部（３８）は、大型メモリカード（６６Ａ）を差込口（３６）内に案内する直立ガイド壁（３８ａ）を備える、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
3. 前記端子（４２）は、前記中央部（４０）の両側において２つのグループに分割されている、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
4. 前記側壁部（３８）及び前記中央部（４０）は、前記後側端子取付部（３４）に着脱可能に取付けられる、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
5. 前記側壁部（３８）及び中央部（４０）のそれぞれが、それ自体をプリント回路基板に取付けるための手段（３８ｇ、４０ａ）を含む、請求項４に記載のメモリカードコネクタ。
6. 前記後側端子取付部（３４）、側壁部（３８）及び中央部（４０）はすべて、絶縁性プラスチック材料でモールド成形される、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
7. 前記後側端子取付部（３４）は絶縁性プラスチック材料でモールド成形され、前記側壁部（３８’）及び中央部（４０’）は金属材料から形成される、請求項１に記載のメモリカードコネクタ。
8. 前記側壁部（３８’）及び前記中央部（４０’）は、前記後側端子取付部（３４）に着脱可能に取付けられる、請求項７に記載のメモリカードコネクタ。
9. 前記側壁部（３８’）及び中央部（４０’）は、シートメタル材料から打抜き形成される、請求項７に記載のメモリカードコネクタ。
10. １枚の大型メモリカード（６６Ａ）又は１枚若しくは２枚の小型メモリカード（６６）を収容するように設計されたメモリカードコネクタ（３０）であって、
    １枚以上のメモリカード（６６、６６Ａ）の嵌合端（７６）を収容する差込口（３６）の少なくとも一部分を画定する後側端子取付部（３４）と、後側部の両端から前方に延在する１対の側壁部（３８）と、該側壁部の間で後側部から前方に延在する中央部（４０）とを備え、前記側壁部が直立ガイド壁（３８ａ）を備え、前記中央部がガイドリブ（４０ｅ）を備えるハウジング（３２）と、
    該ハウジングの後側端子取付部に取付けられ、前記中央部の両側において２つのグループに分割され、メモリカードが差込口に挿入されたときにメモリカード上の適切な接点と係合する複数の導電性端子（４２）とを有し、
    それにより、側壁部の直立ガイド壁（３８ａ）が大型メモリを差込口内に案内するので、大型メモリカード（６６Ａ）を側壁部（３８）の間でかつ中央部（４０）を越えて後側端子取付部の差込口に挿入することができ、１枚又は２枚の小型メモリカード（６６）を側壁部（３８）の直立ガイド壁（３８ａ）と中央部（４０）のガイドリブ（４０ｅ）との間に挿入することができ、前記大型メモリカード（６６Ａ）が下側に前記ガイドリブ（４０ｅ）を収容する溝（９４）を備えるメモリカードコネクタ（３０）。
11. 前記側壁部（３８）及び前記中央部（４０）は、後側端子取付部（３４）に着脱可能に取付けられる、請求項１０に記載のメモリカードコネクタ。
12. 前記側壁部（３８）及び中央部（４０）のそれぞれが、それ自体をプリント回路基板に取付けるための手段（３８ｇ、４０ａ）を含む、請求項１１に記載のメモリカードコネクタ。
13. 前記後側端子取付部（３４）、側壁部（３８）及び中央部（４０）はすべて、絶縁性プラスチック材料でモールド成形される、請求項１０に記載のメモリカードコネクタ。
14. 前記後側端子取付部（３４）は、絶縁性プラスチック材料でモールド成形され、前記側壁部（３８’）及び中央部（４０’）は金属材料で形成される、請求項１０に記載のメモリカードコネクタ。
15. 前記側壁部（３８’）及び前記中央部（４０’）は、後側端子取付部（３４）に着脱可能に取付けられる、請求項１４に記載のメモリカードコネクタ。
16. 前記側壁部（３８’）及び中央部（４０’）は、シートメタル材料から打抜き形成される、請求項１４に記載のメモリカードコネクタ。

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