JP2005135785A - X線装置 - Google Patents

X線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005135785A
JP2005135785A JP2003371604A JP2003371604A JP2005135785A JP 2005135785 A JP2005135785 A JP 2005135785A JP 2003371604 A JP2003371604 A JP 2003371604A JP 2003371604 A JP2003371604 A JP 2003371604A JP 2005135785 A JP2005135785 A JP 2005135785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
ray tube
housing
cooling
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003371604A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Abu
秀郎 阿武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Electron Tubes and Devices Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electron Tubes and Devices Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electron Tubes and Devices Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2003371604A priority Critical patent/JP2005135785A/ja
Publication of JP2005135785A publication Critical patent/JP2005135785A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

【課題】機能劣化の劣化状態を確実に検知できるX線装置を提供すること。
【解決手段】陽極ターゲット14および電子ビームを発生する陰極構体16を真空外囲器13内に配置したX線管12と、誘導電磁界を発生するコイル17と、X線管12およびコイル17を収納するハウジング11と、ハウジング11内に収納された冷却液と、この冷却液を移動させるポンプ21および冷却液の熱を放出するラジエータ22、ラジエータ22に外気を吹き付けるファン23を有する冷却ユニット20と、ハウジング11および冷却ユニット20間に設けられた冷却液が流れるホースH1、H2とを具備したX線装置において、単位時間あたりのファンによって吹き付けられた外気の風量を検知する風量検知器25を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、故障診断機能を備えたX線装置に関する。
X線装置は、X線管や冷却液をハウジング内に収納したX線管ユニットおよび冷却液を冷却する冷却ユニットなどから構成されている。X線管ユニットおよび冷却ユニットは、所定期間にわたる使用の後、たとえば寿命に到達した時点で新品と交換される。
たとえば、X線管ユニットおよび冷却ユニットが一体化した構造のX線装置の場合、そのいずれか一方が寿命に到達すると、他方が寿命に到達していない状態でも、両者が同時に新品と交換される。X線管ユニットおよび冷却ユニットは、多くの場合、合計重量が50kg以上にもなり、交換作業は、数人の作業員を必要とするなど煩雑な作業になっている。
そのため、従来のX線装置は、特許文献1や特許文献2に示すように、たとえばX線管ユニットと冷却ユニットを着脱自在なホースジョイントで連結し、両者を分離できる構造にしている。
特開平3−261054号公報 特開2002−289395号公報
従来のX線装置、たとえばX線管ユニットおよび冷却ユニットが分離できる構造になっているX線装置の場合は、X線管ユニットあるいは冷却ユニットのいずれか一方の機能が劣化すると、劣化したユニットのみが新品と交換される。
ところで、X線装置を構成するX線管ユニットの機能劣化には、放電発生の増加および回転騒音の増大などがある。放電発生の増加は放電検出器で検知され、回転騒音の増大は使用者の聴覚などで検知される。しかし、聴覚による検知は、正常か異常か、あるいは両者の中間状態の劣化であるかの判断が困難で、回転騒音の増大は、X線管の使用が困難な異常状態になって認識されることが多い。
そのため、X線管の取り換えなどに時間を要し、医療診断作業が中断される場合がある。術中に異常が発生すると、患者の生命に危険が及ぶ場合もある。また、X線管は、使用の初期や終期に故障が多くなる特性、いわゆるバスタブ曲線に従わず、偶発的に発生する傾向がある。したがって、異常状態になるその前段階における機能劣化の検知が望まれている。
一方、冷却ユニットの機能劣化には、冷却液が流れる配管のつまりやポンプの異常による冷却液の流量不足、および、ラジエータの外気通過部のほこりづまりやファンモータ異常による風量不足がある。しかし、冷却ユニットについては、冷却液の流量異常を検知するモニターが設けられているものの、熱交換機能の劣化を検知する故障診断機能は備えられていない。そのため、熱交換機能の劣化は、たとえばX線管に対する冷却不足の異常として検知されている。
上記した理由から、冷却ユニットの熱交換機能の劣化も、異常状態になるその前段階における検知が困難で、冷却ユニットの清掃作業や交換作業の必要時期を適確に判断できないという問題がある。
また、近年、回転支持機構の軸受機構として、液体金属潤滑材を用いるすべり軸受が採用されるようになっている。すべり軸受を用いたX線管は初期不良が少なく、平均寿命も長くなっている。これは、従来使用されている玉軸受に比べて、異物発生がないこと、あるいは回転中の軸受面どうしの機械的接触がないことによると考えられる。
しかし、すべり軸受を採用したX線管は長寿命化するものの、寿命終了時点で発生する不良は、放電発生やフィラメントの消耗、放射するX線線量の不足、振動の増大など、従来のX線管では見られなかった内容のものが多く、不良発生の検知が難しくなっている。
本発明は、上記した欠点を解決し、機能劣化の劣化状態を確実に検知できるX線装置を提供することを目的とする。
本発明は、X線を放出する陽極ターゲットおよび電子ビームを発生する陰極構体を真空外囲器内に配置したX線管と、前記陽極ターゲットを回転させるための誘導電磁界を発生するコイルと、前記X線管および前記コイルを収納するハウジングと、前記ハウジング内に収納された冷却液と、この冷却液を移動させるポンプおよび前記冷却液の熱を放出するラジエータ、このラジエータに外気を吹き付けるファンを有する冷却ユニットと、前記ハウジングおよび前記冷却ユニット間に設けられた前記冷却液が流れる冷却液用通路とを具備したX線装置において、単位時間あたりの前記ファンによって吹き付けられた外気の風量を検知する風量検知手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば機能の劣化状態を適確に検知できるX線装置を実現できる。
本発明の実施形態について図1の概略構成図を参照して説明する。
X線装置は、たとえばX線管ユニット10および冷却ユニット20から構成されている。X線管ユニット10はハウジング11などから構成され、ハウジング11の一部にX線を取り出すX線窓11wが設けられている。ハウジング11は冷却液用通路、たとえば第1および第2の2つのホースH1、H2を通して冷却ユニット20に連結されている。2つのホースH1、H2の連結部分、たとえばハウジング11との連結部分11a、11bはジョイントで連結され、着脱自在の構造になっている。
ハウジング11にX線管12が収納され、ハウジング11内のX線管12との隙間に、X線管12を冷却する冷却液、たとえば絶縁油が充填されている。冷却液は、X線管ユニット10のハウジング11から第1ホースH1を経て冷却ユニット20に送られ、冷却ユニット20から第2ホースH2を経てハウジング10へと戻り、X線管ユニット10および冷却ユニット20間を、たとえば矢印Y1、Y2で示す方向に循環する構成になっている。冷却液のたとえばハウジング11への入口領域および出口領域に、冷却液の温度を測定する第1温度センサーT1および第2温度センサーT2が設けられている。
X線管12は真空外囲器13などから構成され、真空外囲器13内に陽極ターゲット14およびこの陽極ターゲット14を回転可能に支持する回転支持機構15、電子ビーム放射源の陰極構体16などが配置されている。たとえば陰極構体16のフィラメント16aが発生する電子ビームが陽極ターゲット14に照射され、陽極ターゲット14からX線が放出される。放出されたX線はX線窓11wを通して外部に取り出される。
回転支持機構15は回転部分と固定部分を有し、回転部分と固定部分との間に軸受機構、たとえば液体金属潤滑材を用いた動圧式すべり軸受が設けられている。真空外囲器13の外側に、陽極ターゲット14を回転させるための誘導電磁界を発生するコイル17が配置されている。
冷却ユニット20は、たとえばポンプ21およびラジエータ22、ファン23などから構成されている。ポンプ21は、第1および第2のホースH1、H2を通して、X線管ユニット10および冷却ユニット20間に冷却液を強制的に循環させる。ファン23はラジエータ22に外気を吹き付け、ラジエータ22は外気を利用して冷却液の熱を外気に放出する。冷却ユニット20内のポンプ21の前段、たとえば冷却液が流入する側に、単位時間あたりの冷却液の流量をモニターする流量検知器24が設置されている。また、ラジエータ22を挟んでファン23と反対側に、単位時間あたりのファンによって吹き付けられた外気の風量をモニターする風量検知器25が設置されている。
流量検出器24で検知された冷却液の流量Aは、第1比較器C1において、大きさの相違する2つ以上の閾値、たとえば大きい値の第1下限閾値a1および小さい値の第2閾値a2と比較される。この場合、流量Aが第1下限閾値a1よりも大きい場合は正常と判定され、第2下限閾値a2よりも小さい場合は異常と判定される。第1下限閾値a1よりも小さく、第2下限閾値a2よりも大きい場合は正常と異常の中間状態、たとえば注意と判定される。
第1比較器C1における正常や異常、注意の判定結果は表示装置26に送られ、その判定結果が、文字や表示、音声などで表示される。また、判定結果が異常の場合は、異常情報が制御装置27に送られる。制御装置27は異常情報をもとに高電圧発生器28を制御し、たとえばX線管12への高電圧の供給を停止し、X線管12を非動作状態に設定する。
風量検知器25で検出された風量Bは、流量Aの場合と同様、第2比較器C2において大きさの相違する2つ以上の閾値、たとえば大きい値の第1下限閾値b1および小さい値の第2下限閾値b2と比較される。風量Bが第1下限閾値b1よりも大きい場合は正常と判定され、第2下限閾値b2よりも小さい場合は異常と判定される。第1下限閾値b1よりも小さく、第2下限閾値b2よりも大きい場合は、正常と異常の中間状態、たとえば注意と判定される。
そして、正常や異常、注意の判定結果は表示装置26に送られ、その判定結果が表示される。判定結果が異常の場合、異常情報が制御装置27に送られる。制御装置27は異常情報をもとに高電圧発生器28を制御し、X線管12の動作を停止させる。
なお、風量検知器による風量の検知は、ファンによって吹き付けられた外気の風量を直接検知する方法でもよく、あるいは送風機に流れる電流や電力などから検知する方法でもよい。
また、第1温度センサーT1および第2温度センサーT2で測定された冷却液の温度情報が冷却能力検知器29に送られ、冷却ユニット20の冷却能力Cが検知される。冷却能力Cは、第3比較器C3において大きさの相違する2つ以上の閾値、たとえば大きい値の第1上限閾値c1および小さい値の第2上限閾値c2と比較される。冷却能力Cが第1上限閾値c1よりも大きい場合は正常と判定され、第2上限閾値c2よりも小さい場合は異常と判定される。第1上限閾値c1よりも小さく、第2上限閾値c2よりも大きい場合は正常と異常の中間状態、たとえば注意と判定される。
そして、正常や異常、注意の判定結果は表示装置25に送られ、その結果が表示される。判定結果が異常の場合、異常情報が制御装置27に送られる。制御装置27は異常情報をもとに高電圧発生器28を制御し、X線管12の動作を停止させる。
ここで、冷却ユニット20の冷却能力の検知方法について、その一例を説明する。一般に、質量m[g]、比熱cの物質をT時間[h]で温度差Δt[℃]だけ変化させた場合、1時間あたりの熱量Wc[cal/h]は、
Wc=mcΔt/T…(1)
で示される。
また、流れている流体を冷却した場合のエネルギーは、流量をQ[l/min]、比重をρ[kg/l]とすると、1時間あたりに流れる質量M[kg]は、
M=Q×ρ×60[min/h]
=60×Q×ρ[kg/h]…(2)
で示される。
なお、流量Qおよび温度差Δtが一定で、流体を冷却している場合、
m/T=M×1000[g/kg]=60×1000×Q×ρ[g/h]…(3)が成立する。
したがって、
Wc=60×1000×Q×ρ×c×Δt[cal/h]
=60×Q×ρ×c×Δt[kcal/h]…(4)
となる。
そして、1[kcal/h]=1.163[W]の関係から、
W=Wc[kcal/h]×1.163[W/(kcal/h)]
=1.163×60×Q×ρ×c×Δt[W]…(5)
となる。
したがって、冷却ユニットの冷却能力W[W]は、冷却ユニット入口の冷却液の温度をt1[℃]、冷却ユニット出口の冷却液の温度をt2[℃]、冷却液の流量をQ[リットル/分]、冷却液の比熱をC、冷却液の密度をρ[kg/リットル]とすると、
W=1.163×60×Q×ρ×C×(t1−t2)[W]
=69.78×Q×ρ×C×(t1−t2)[W]…(6)
で検知される。
上記の実施形態では、流量検知器24および風量検知器25、冷却能力検知器29を設けている。この場合、冷却ユニットの異常を冷却液の流量や外気の風量、冷却能力などから検知できる。しかし、そのいずれか1つ、または2つだけを設けて、冷却ユニットの異常を検知する構成にすることもできる。
また、冷却液をX線管ユニット10および冷却ユニット20間に循環させている。この場合、X線管を構成する回転支持機構15の固定部分の内部に冷却用通路を設け、その冷却用通路を冷却液が流れるようにすれば、X線管12の冷却効果が大きくなる。
上記した構成によれば、流量検知器24および風量検知器25、冷却能力検知器29を設け、冷却ユニット20における冷却液の流量および外気の風量、冷却能力をモニターし、また、冷却液の流量および外気の風量、冷却能力をたとえば複数の閾値と比較している。
したがって、冷却ユニット20の機能劣化状態、たとえば正常か異常か、あるいはその中間の注意状態であるかを確実に検知できる。また、異常状態に到達する前段階の注意状態を検知できるため、冷却ユニット20が異常となるその前段階で冷却ユニット20の修理や取り換えなどを行え、医療診断作業の中断あるいは事故の発生などを防止できる。
上記の実施形態は、陽極ターゲットを支持する回転支持機構の軸受部分にすべり軸受を用い、また、回転支持機構の固定部分に冷却路を設けその内部を冷却する構造にしている。この場合、高価なX線管ユニットを長寿命化できる。
また、X線管ユニット10と冷却ユニット20を着脱可能にしている。しかし、冷却ユニット20の機能劣化にはラジエータの清掃だけで対応できる場合もあり、必ずしも着脱可能な構造にする必要はない。
次に、本発明の他の実施形態について図2を参照して説明する。図2は、図1に対応する部分に同じ符号を付し、重複する説明を一部省略する。
この実施形態の場合、X線管12を構成する真空外囲器13内に真空度を検知する真空検知器31を配置し、X線窓11wから出力する放射X線12xの進路上に、X線線量を検知するX線線量検知器32を配置している。また、ハウジング11の一部に振動検知器33を取り付け、たとえばハウジング11部分の振動の振幅や速度、加速度などを検知し、X線管12が発生する振動の大きさを検知している。また、高電圧発生装置28とX線管12との間に、陰極構体16のフィラメント16aに流れるフィラメント電流を検知するフィラメント電流検知器34を設けている。
上記の構成で、真空検知器31で検知されたX線管内の真空度DおよびX線線量検知器32で検知されたX線線量E、振動検知器33で検知された振動の大きさF、フィラメント電流検知器34で検知されたフィラメント電流Gは、図1の場合と同様、それぞれ第4〜第7比較器C4〜C7に加えられ、大きさの相違する2つ以上の閾値と比較される。たとえば真空度DおよびX線線量E、フィラメント電流Gはそれぞれ、大きい値の第1下限閾値d1、e1、g1および小さい値の第2下限閾値d2、e2、g2と比較される。そして、真空度DおよびX線線量E、フィラメント電流Gについては、第1下限閾値d1、e1、g1よりも大きい場合は正常と判定され、第2下限閾値d2、e2、g2よりも小さい場合は異常と判定される。第1下限閾値d1、e1、g1よりも小さく、第2下限閾値d2、e2、g2よりも大きい場合は正常と異常の中間状態、たとえば注意と判定される。そして、正常や異常、注意の判定結果は表示装置26に送られ、その結果が表示される。判定結果が異常の場合、その異常情報が制御装置27に送られる。制御装置27は異常情報をもとに高電圧発生器28を制御し、X線管12の動作を停止させる。
なお、陰極構体16のフィラメント16aは劣化すると抵抗が大きくなり、フィラメント電流が小さくなる特性がある。この特性を利用して、上記した方法によりフィラメント16aの劣化状態が検知される。
振動の大きさFは第6比較器C6において、大きさの相違する複数の閾値と比較される。たとえば大きい値の第1上限閾値f1および小さい値の第2上限閾値f2と比較される。そして、第1上限閾値f1よりも大きい場合は異常と判定され、第2上限閾値f2よりも小さい場合は正常と判定される。第1上限閾値f1よりも小さく、第2上限閾値f2よりも大きい場合は正常と異常の中間状態、たとえば注意と判定される。そして、正常や異常、注意の判定結果は表示装置26に送られ、その結果が表示される。判定結果が異常の場合、異常情報が制御装置27に送られる。制御装置27は異常情報をもとに、高電圧発生器28を制御し、X線管12の動作を停止させる。
上記の実施形態によれば、真空検知器31およびX線線量検知器32、振動検知器33、フィラメント電流検知器34を設け、X線管12の真空度やX線管12が放出するX線線量、X線管12が発生する振動、フィラメント電流をモニターし、図1の実施形態の場合と同様、複数の閾値と比較している。
このため、X線管ユニット10の機能、たとえばX線管12の真空度やX線管12が放出するX線線量、X線管12が発生する振動、フィラメント電流が、それぞれ正常か異常か、あるいはその中間の注意状態であるかを確実に検知できる。また、異常状態に到達する前段階の注意状態を検知できるため、X線管ユニット10が異常状態に到達する前にX線管ユニット10の修理や取り換えなどが行え、医療診断作業の中断あるいは事故の発生などを防止できる。
上記した各実施形態では、X線管ユニットおよび冷却ユニットの一方、たとえばX線管ユニットとホースを着脱自在なジョイントで結合している。この場合、故障したX線管ユニットあるいは冷却ユニットだけを取り外すことにより、修理作業や取り換え作業が容易になる。また、分離した場合は、1つの重量が小さくなるため、取り扱いが容易になる。
上記した構成によれば、X線管ユニットや冷却ユニットの機能の劣化状態を、常時、自己診断でき、また、故障に到る前段階の注意状態を検知できる。したがって、X線管ユニットや冷却ユニットの交換時期、あるいは、冷却ユニットの清掃時期などを適確に判断でき、安全で信頼性の高いX線診断を行えるX線装置が実現される。
本発明の実施形態を説明するための概略構成図である。 本発明の他の実施形態を説明するための概略構成図である。
符号の説明
10…X線管ユニット
11…ハウジング
12…X線管
13…真空外囲器
14…陽極ターゲット
15…回転支持機構
16…陰極構体
17…コイル
20…冷却ユニット
21…ポンプ
22…ラジェータ
23…ファン
24…流量検知器
25…風量検知器
26…表示装置
27…制御装置
28…高電圧発生装置
29…冷却能力検知器

Claims (5)

  1. X線を放出する陽極ターゲットおよび電子ビームを発生する陰極構体を真空外囲器内に配置したX線管と、前記陽極ターゲットを回転させるための誘導電磁界を発生するコイルと、前記X線管および前記コイルを収納するハウジングと、前記ハウジング内に収納された冷却液と、この冷却液を移動させるポンプおよび前記冷却液の熱を放出するラジエータ、このラジエータに外気を吹き付けるファンを有する冷却ユニットと、前記ハウジングおよび前記冷却ユニット間に設けられた前記冷却液が流れる冷却液用通路とを具備したX線装置において、単位時間あたりの前記ファンによって吹き付けられた外気の風量を検知する風量検知手段を設けたことを特徴とするX線装置。
  2. X線を放出する陽極ターゲットおよび電子ビームを発生する陰極構体を真空外囲器内に配置したX線管と、前記陽極ターゲットを回転させるための誘導電磁界を発生するコイルと、前記X線管および前記コイルを収納するハウジングと、前記ハウジング内に収納された冷却液と、この冷却液を移動させるポンプおよび前記冷却液の熱を放出するラジエータ、このラジエータに外気を吹き付けるファンを有する冷却ユニットと、前記ハウジングおよび前記冷却ユニット間に設けられた前記冷却液が流れる冷却液用通路とを具備したX線装置において、単位時間あたりの前記冷却液の流量および単位時間あたりの前記ファンによって吹き付けられた外気の風量、前記冷却ユニットの冷却能力の少なくとも1つと、大きさが相違する複数の閾値とを比較する比較手段を設けたことを特徴とするX線装置。
  3. X線を放出する陽極ターゲットおよび電子ビーム放射源のフィラメントを有する陰極構体を真空外囲器内に配置したX線管と、前記陽極ターゲットを回転させるための誘導電磁界を発生するコイルと、前記X線管および前記コイルを収納するハウジングとを具備したX線装置において、前記フィラメントに流れるフィラメント電流および前記真空外囲器内部の真空度、前記X線管が放出するX線線量、前記X線管が発生する振動の大きさの少なくとも1つを検知する検知手段を設けたことを特徴とするX線装置。
  4. 検出手段で検知されたフィラメント電流および真空度、X線線量、振動の大きさの少なくとも1つと、大きさが相違する複数の閾値とを比較する比較手段を設けた請求項3記載のX線装置。
  5. 比較手段での比較結果を表示する表示手段を設けた請求項2または請求項4記載のX線装置。
JP2003371604A 2003-10-31 2003-10-31 X線装置 Withdrawn JP2005135785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003371604A JP2005135785A (ja) 2003-10-31 2003-10-31 X線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003371604A JP2005135785A (ja) 2003-10-31 2003-10-31 X線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005135785A true JP2005135785A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34648210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003371604A Withdrawn JP2005135785A (ja) 2003-10-31 2003-10-31 X線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005135785A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529906A (ja) * 2007-06-15 2010-09-02 ダイ サーム エンジニアリング エルエルシー ダイカスト制御方法
JP2012227059A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Toshiba Corp X線管装置
JP2012235904A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hitachi Medical Corp X線発生装置、及びこれを用いたx線撮影装置、x線ct撮影装置
FR2994051A1 (fr) * 2012-07-30 2014-01-31 Gen Electric Detection d'arcs electriques pour generateurs de rayons x
JP2020110261A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線管故障予測装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529906A (ja) * 2007-06-15 2010-09-02 ダイ サーム エンジニアリング エルエルシー ダイカスト制御方法
JP2012227059A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Toshiba Corp X線管装置
JP2012235904A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hitachi Medical Corp X線発生装置、及びこれを用いたx線撮影装置、x線ct撮影装置
FR2994051A1 (fr) * 2012-07-30 2014-01-31 Gen Electric Detection d'arcs electriques pour generateurs de rayons x
US9138198B2 (en) 2012-07-30 2015-09-22 General Electric Company Electric arc detection for X-ray generators
JP2020110261A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線管故障予測装置
JP7229781B2 (ja) 2019-01-09 2023-02-28 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線管故障予測装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6407841B2 (ja) クーラントを循環させるための循環路を備えるレーザ加工ヘッド
JP5383387B2 (ja) X線ct装置
JP3931172B2 (ja) コンピュータ断層撮影のガントリ冷却システム及び方法
JP6104689B2 (ja) X線管装置及びx線コンピュータ断層撮影装置
JP2004283577A (ja) ガントリの冷却システムおよび冷却方法
JP6593171B2 (ja) 真空ポンプ
JP5775257B2 (ja) 液体潤滑式軸受及び液体冷却式陽極ターゲット組立体を持つx線管
CN108073020B (zh) 光源系统、投影仪及温度控制方法
EP1632979A2 (en) Rotating anode X-Ray tube and X-Ray generator
JP2005135785A (ja) X線装置
JP2007184277A (ja) 高輝度x線ビームを備えるコンパクトな発生源
US7543987B2 (en) Modular cooling unit for x-ray device
JP2005199046A (ja) 医療イメージング・システム用の冷却及び給電系
JP2006179482A (ja) 冷却式放射線放出デバイス
US7903787B2 (en) Air-cooled ferrofluid seal in an x-ray tube and method of fabricating same
JP2016026853A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置の保守方法
US20100177863A1 (en) X-ray ct scanner
JP2011044374A (ja) 誘導加熱調理器
JP2005121248A (ja) 冷却装置、故障診断システム及び故障診断方法
JPWO2005104308A1 (ja) ガスレーザ発振器およびガスレーザ加工機
JP2009159750A (ja) モータの異常検出装置
JP5931379B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP2015192803A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
US7580507B2 (en) Liquid flow sensor fox x-ray tubes
EP2469667A1 (en) Gas laser oscillation device and gas laser processing machine

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109