JP2005134637A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Noriyuki Yamawaki
則幸 山脇
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Abstract

【課題】 液晶表示パネルとフレキシブル配線基板との接続強度、前記補強部材の塗布精度が高く、品質も安定し、液晶表示パネルの狭額縁化、液晶表示装置の小型化の要請に応えることができる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】
液晶表示パネル1の透明基板2に形成された外部接続端子10にフレキシブル配線基板11の接続端子12が電気的に接続され、フレキシブル配線基板11における前記接続端子12の形成面11Bまたは非形成面11Aに補強部材13が塗布された後、硬化されてなる液晶表示装置において、前記フレキシブル配線基板11の補強部材13が塗布された面11A(11B)に、補強部材13がフレキシブル配線基板11の反液晶表示パネル方向へ流出することを防止する流出防止手段15を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示パネルの外部接続端子とフレキシブル配線基板の接続端子とを接続してなる液晶表示装置に関する。
一般に、一対の透明基板の間に液晶が密封された液晶表示パネルが内蔵された液晶表示装置が多く用いられている。
図6は、このような従来の液晶表示装置の要部を示す断面図である。
図6に示すように、前記液晶表示パネル1は、ほぼ平行に配置されて相対向するように配設されている一対の透明基板2を有している。この一対の透明基板2のうちの観察者側に位置する透明基板2はフロント基板2Fとされており、反観察者側に位置する透明基板2はリア基板2Rとされている。前記各透明基板2R、2Fの互いに対向する面には、インジウム錫酸化物(以下、ITOという)等からなる透明電極3が積層形成されている。そして、前記透明電極が形成された透明基板2の表面には、互いに対向する電極間で液晶分子を一定の形態に配列させるために表面にラビング処理が施された配向膜(図示せず)が積層形成されている。そして、一対の透明基板2の対向面間の周囲には、前記両透明基板2R、2Fを貼り合わせて一体化するためのシール材4がほぼ四角枠状に配設され、このシール材4により囲まれた面内には、各透明基板2R、2Fの間隙を調整するためのスペーサ(図示せず)とともに液晶(図示せず)が封入されている。これにより一対の透明基板2の対向面間に液晶層5が形成されている。
前記一対の透明基板2は、透明なガラスあるいはポリカーボネートなどの透明な樹脂が用いられ、ほほ矩形の平板状に形成されている。そして、リア基板2Rの一端辺部分は、フロント基板2Fの端縁より突出するように延出形成されており、この部分には電極端子部6が形成されている。
前記電極端子部6には、ITOなどからなる透明導電膜をフォトリソ法などにより所定のパターンに形成することにより、当該液晶表示パネルにCOG実装されるICチップ7が接続される、前記透明電極3から引き出された所定パターンの出力信号端子8および所定パターンの入力信号端子9、さらに、前記入力信号端子9に連なる外部接続端子10などが形成されている。
また、電極端子部6の先端所定位置に配線された前記外部接続端子10には、前記ICチップ7に信号を供給するフレキシブル配線基板11の接続端子12が異方性導電膜等の導電性の接合部材(図示せず)を介して電気的に接続されている。
ここで、簡単に前記フレキシブル配線基板11の構造について説明すると、前記フレキシブル配線基板11は、例えば、ポリイミド等からなるベース基材(図示せず)を有しており、このベース基材の表面には、AuやSn等の導電性材料の表面形成材料をメッキし、所定ピッチに形成された複数本の導体(図示せず)がベース基材の幅方向に並列状に形成されている。また、前記ベース基材の導体の形成面側には、導体を保護するための保護レジスト(図示せず)が前記ベース基材の先端部分のみを露出させるように形成されており、この導体の露出部分は、液晶表示パネル1の電極端子部6に形成された外部接続端子10に接続される前記接続端子12とされている。
また、前記電極端子部6の前記外部接続端子10とフレキシブル配線基板11の接続端子12との接続部位は、樹脂材からなる補強部材13によりモールドされており、前記接続部位に作用する収縮力に対し柔軟な構造を取ることにより接続安定性が確保されている。
さらに、図6に示す液晶表示装置における前記補強部材13は、単に接続補強効果のみならず、前記各端子8、9、10や導体に水分が付着して腐蝕させたり、剥離の原因となることを防止する防湿効果や、前記ICチップ7の回路面に光が入射することを防止する遮光効果などを具備する樹脂材が用いられ、前記電極端子部6上の所定位置に搭載されたICチップ7は、この補強部材13により被覆されることで固定と保護が図られている。
ここで、前記補強部材13は、具体的にはシリコーン樹脂や紫外線硬化樹脂などからなり、未硬化状態において流動性を具備する液状とされている。
そして、前記電極端子部6の外部接続端子10とフレキシブル配線基板11の接続端子12とを電気的に接続させた後で、当該接続部位や前記ICチップ7上などの目的部分に塗布し、加熱することなどにより硬化させて、前記目的部分を被覆するようになっている。
特開2002−107754号公報
ところが、前述のようにして接続部位を補強部材13により補強する場合、液状の樹脂材からなる補強部材13を塗布した後、硬化させるまでの間に前記補強部材13が流れ出し、目的の範囲よりも広い範囲で前記補強部材13が硬化してしまうことがあった。具体的には、図6に示すように、前記補強部材13が、前記電極端子部6の外部接続端子10とフレキシブル配線基板11の接続端子12とを電気的に接続させた接続部位から前記フレキシブル配線基板11の表面を伝って、前記フレキシブル配線基板11の反接続端子側へ進入した状態で硬化してしまうことがあった。
このように前記補強部材13がフレキシブル配線基板11上の目的の範囲よりも広い範囲で硬化してしまうと、硬化後の補強部材13は硬度や弾性率が高いため、前記補強部材13が硬化して付着した部分の剛性が高くなり、当該フレキシブル配線基板11を適切に折り返すことができない。よって、例えば、前記電極端子部6が形成された透明基板2Rの端縁から外方へ延出するようにして接続された前記フレキシブル配線基板11の先端側を、前記液晶表示パネル1の裏面側に折り返すようにする場合においても、前記透明基板2Rの端縁からフレキシブル配線基板11が突出する突出幅が大きくなってしまうことになる。そして、このことは、昨今の前記液晶表示パネルの狭額縁化、液晶表示装置の小型化の要請に反するものであった。
また、従来においては、前述の液状の樹脂材からなる補強部材13を目的の範囲に塗布する作業は、専任者による手作業や作業ロボットの設備化で対応していた。
しかしながら、前述のような手作業では作業効率が悪く、タクト時間も長くなり、また、作業ロボットの設備化は、設備の増設や作業ロボットの作業内容(プログラム)の改造などに費用もかかり、また、設備を整えるための時間も要するため、即時対応ができないといった問題があった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、液晶表示パネルとフレキシブル配線基板との接続強度、前記補強部材の塗布精度が高く、品質も安定し、液晶表示パネルの狭額縁化、液晶表示装置の小型化の要請に応えることができる液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成する本発明の液晶表示装置の特徴は、液晶表示パネルの透明基板に形成された外部接続端子とフレキシブル配線基板の接続端子とが接続される接続部位を有し、前記フレキシブル配線基板における前記接続端子の形成面、および/または、非形成面に、前記液晶表示パネルとフレキシブル配線基板との接続を補強する補強部材が塗布された後、前記補強部材が硬化されてなる液晶表示装置において、前記フレキシブル配線基板の前記補強部材が塗布された面に、前記補強部材が前記フレキシブル配線基板の反液晶表示パネル方向へ流出することを防止する流出防止手段が設けられている点にある。
また、前記流出防止手段は、堤壁、溝、撥水性の薄膜部材の何れかである点をも特徴とする。
さらに、前記流出防止手段が前記接続部位に対応する位置に設けられている点をも特徴とする。
本発明の液晶表示装置によれば、前記液晶表示パネルとフレキシブル配線基板との接続を補強すべく、前記フレキシブル配線基板上に、未硬化状態において流動性を具備する液状である補強部材が塗布されたとき、前記補強部材が、その塗布範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板の表面を反液晶表示パネル方向へ流出することを、前記フレキシブル配線基板に配設された流出防止手段によってくい止めることができる。
なお、前記フレキシブル配線基板上に前記補強部材が塗布された場合とは、具体的には、前記フレキシブル配線基板の接続端子の非形成面においては、前記補強部材が、前記液晶表示パネルの外部接続端子とフレキシブル配線基板の接続端子との接続部位の上部に塗布される場合を例示することができる。また、前記フレキシブル配線基板の接続端子の形成面においては、前記透明基板のフレキシブル配線基板が接続された端縁と前記フレキシブル配線基板とがなす隅部に塗布される場合を例示することができる。
そして、前記流出防止手段を、前記フレキシブル配線基板の表面に凸状に形成される堤壁とすれば、その塗布範囲から広がり出る前記補強部材を、前記堤壁によって堰き止めることで、前記補強部材が前記フレキシブル配線基板の表面上を反液晶表示パネル方向へ流出することを防止できる。
また、前記流出防止手段を、前記フレキシブル配線基板の表面に凹状に形成される溝とすれば、その塗布範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板の表面上を反液晶表示パネル方向へ流出しようとする前記補強部材を、前記溝に受け止めて回収することで、前記補強部材が前記フレキシブル配線基板の表面上を反液晶表示パネル方向へ流出すること防止できる。
そして、前記流出防止手段を、前記フレキシブル配線基板の表面に貼付や塗布により配設される撥水性の薄膜部材とすれば、その塗布範囲から広がり出る前記補強部材を、前記撥水性の薄膜部材で撥くことで、前記補強部材が前記フレキシブル配線基板の表面上を反液晶表示パネル方向へ流出すること防止できる。
なお、前記補強部材を前記フレキシブル配線基板における前記接続端子の形成面および非形成面の両面に塗布する場合には、前記フレキシブル配線基板における前記接続端子の形成面および非形成面の各面にそれぞれ前記流出防止手段を設けることで、各面において、前記補強部材が、その塗布範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板の表面を反液晶表示パネル方向へ流出することを防止することができる。
この場合、前記各面に設けられる流出防止手段は、それぞれ、前述の堤壁、溝、撥水性の薄膜部材の何れかの構成を採用することが可能であり、いずれの流出防止手段によっても、効果的に、前記補強部材がその塗布範囲から広がり出て前記フレキシブル配線基板の表面を反液晶表示パネル方向へ流出することを防止することができる。
そして、このような構成とされた液晶表示装置によれば、前記補強部材により、液晶表示パネルとフレキシブル配線基板との接続強度が向上する。また、前記流出防止手段により、前記補強部材の広がりを抑えることができるので、前記補強部材の塗布精度も高くなり、塗布作業の専任者の塗布技術の如何や、整備のバラツキの影響を受けずに、常に品質の安定したものとなる。
また、前記補強部材の塗布作業の精度出しが容易になるので、作業性も向上し、タクト時間の短縮によるコストダウンも図ることができる。
そして、前記フレキシブル配線基板上の目的の範囲外に前記補強部材が広がり出ることがなければ、前記フレキシブル配線基板は所望の箇所において容易に折り曲げが可能となるので、液晶表示パネルの狭額縁化、液晶表示装置の小型化の要請にも応えることができる。
以下、本発明に係る液晶表示装置の実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。なお、前述した従来のものと同一ないし相当する構成については説明を省略し、図面中に同一の符号を付す。
図1は、第1実施形態の液晶表示装置の要部を示す平面図であり、図2は、その要部を示す断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の液晶表示装置は、前記リア基板2Rの一端辺部分がフロント基板2Fの端縁より突出するように延出形成されており、この部分は電極端子部6が形成されている。
前記電極端子部6には、液晶駆動用ドライバなどのICチップ7が実装されている。また、電極端子部6の先端所定位置に配線された外部接続端子10には、前記ICチップ7に信号を供給するためのフレキシブル配線基板11の接続端子12が異方性導電膜等の導電性の接合部材(図示せず)を介して電気的に接続されている。この外部接続部位10と接続端子12とが接続されている部位を接続部位としている。さらに、前記フレキシブル配線基板11は、接続されるリア基板2Rの前記電極端子部6と平行に前記接続部位から外方へ延在するようにして配設されている。
ここで、本実施形態における前記フレキシブル配線基板11は、後述する補強部材13が塗布される面、すなわち、前記フレキシブル配線基板11の前記接続端子12が形成されておらず、観察者側に向かうこととなる面(以下、接続端子12の非形成面11Aという。)であって、接続部位に対応する位置に、前記補強部材13が前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出することを防止する流出防止手段15が設けられている。
本実施形態において、前記流出防止手段15は、図2に示すように、前記フレキシブル配線基板11の接続端子側となる接続部位に、該フレキシブル配線基板11の幅方向に延在させて凸状に形成された堤壁16とされている。
前記堤壁16は、前記フレキシブル配線基板11の外表面を形成する保護レジストやカバーフィルムあるいは導体などを部分的に厚くして形成することもできるし、紫外線硬化樹脂などの樹脂材により形成したり、プラスティックシールなどのシール部材を貼着することにより形成することもできる。
なお、前記流出防止手段15は、本実施形態のようにフレキシブル配線基板11の表面に凸状に形成された堤壁16に限らない。例えば、図3に示すように、前記フレキシブル配線基板11の表面に形成された凹状の溝17、あるいは、図4に示すように、前記フレキシブル配線基板11の表面に貼付や塗布により配設される撥水性の薄膜部材18としてもよい。 その場合、前記凹状の溝17は、前記堤壁16の形成方法とは逆に、前記フレキシブル配線基板11の外表面を形成する保護レジストやカバーフィルムあるいは導体などを部分的に薄くすることで形成可能である。
そして、本実施形態においては、フレキシブル配線基板11の接続端子12側端部、および、前記ICチップ7が実装された前記電極端子部6を含む所定の範囲は、シリコーン樹脂や紫外線硬化樹脂などの樹脂材からなる補強部材13によって被覆されている。
ここで、前記補強部材13としては、未硬化状態において流動性を具備する液状とされ、除湿効果を有する樹脂材を使用する。そして、前記補強部材13は、前記樹脂材を所定の範囲に塗布し、その後、加熱や紫外線照射などの前記樹脂剤を硬化させるための手段を施すことにより、硬化されて配設されている。
なお、本実施形態においては、前記補強部材13を塗布する所定の範囲が、前記フレキシブル配線基板11に形成された前記流出防止手段15の配設位置よりも前記液晶表示パネル1の配設側となるように設定されている。
このように構成された本実施形態の液晶表示装置においては、前記液晶表示パネル1とフレキシブル配線基板11との接続を補強すべく、前記フレキシブル配線基板11に未硬化状態において流動性を具備する液状である前記補強部材13が塗布されたとき、その塗布された範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出しようとする前記補強部材13を、前記フレキシブル配線基板11に配設された堤壁16により堰き止めることができる。
よって、本実施形態の液晶表示装置は、前記補強部材13により、液晶表示パネル1とフレキシブル配線基板11との接続強度が向上し、また、前記堤壁16により、前記補強部材13の広がりを抑えることができるので、前記補強部材13の塗布精度も高くなり、塗布作業の専任者の塗布技術の如何や、整備のバラツキの影響を受けずに、常に品質の安定したものとなる。
また、前記補強部材13の塗布作業の精度出しが容易になるので、作業性も向上し、タクト時間の短縮によるコストダウンも図ることができる。
そして、前記フレキシブル配線基板11の所定の範囲外に前記補強部材13が広がり出ることがなければ、前記フレキシブル配線基板11は、所望の箇所において容易に折り曲げが可能となるので、液晶表示パネル1の狭額縁化、液晶表示装置の小型化の要請にも応えることができる。
なお、前記流出防止手段15を、前記フレキシブル配線基板11の表面に凹状に形成される溝17とすれば、塗布された範囲から広がり出た前記補強部材13を、前記溝17に受け止めて回収することで、前記補強部材13が前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出すること防止することができる。また、前記流出防止手段15を、前記フレキシブル配線基板11の表面に貼付や塗布により配設される撥水性の薄膜部材18とすれば、その塗布範囲から広がり出た前記補強部材13を、前記撥水性の薄膜部材18で撥くことで、前記補強部材13が前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出することを防止することができる。そして、このいずれの流出防止手段15が配設されたフレキシブル配線基板11を用いた場合であっても、本実施形態の液晶表示装置は、前述した効果を得ることができる。
また、図5は、前記フレキシブル配線基板11における接続端子12の形成面11Bおよび非形成面11Aのいずれの面にも、その接続端子側となる基部に、前記流出防止手段15が設けられたフレキシブル配線基板11を用い、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の形成面11Bおよび非形成面11Aのいずれの面にも前記補強部材13を塗布した、第2実施形態の液晶表示装置を示す要部断面図である。
つまり、本実施形態の液晶表示装置においては、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の非形成面11Aには、前述と同様に、前記電極端子部6の前記外部接続端子10とフレキシブル配線基板11の接続端子12との接続部位、および、前記ICチップ7が実装された前記電極端子部6を含む所定の範囲に前記補強部材13が設けられ、また、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の形成面11Bにも、前記液晶表示パネル1のリア基板2Rの前記フレキシブル配線基板11が接続された端縁と前記フレキシブル配線基板11とがなす隅部に、前記補強部材13が設けられた構成とされている。
本実施形態の液晶表示装置において、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の非形成面11Aに形成された流出防止手段15は、前記フレキシブル配線基板11の接続端子側となる基部に、該フレキシブル配線基板11の幅方向に延在させて凸状に形成された堤壁16とされている。
また、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の形成面11Bに形成された流出防止手段15は、前記フレキシブル配線基板11の接続端子側となる基部に、該フレキシブル配線基板11の幅方向に延在させて凹状に形成された溝17とされている。
そして、本実施形態においても、前記補強部材13を塗布する所定の範囲は、前記フレキシブル配線基板11の両面11A、11Bにおいて、それぞれ形成された前記俊出防止手段15の配設位置より前記液晶表示パネル1の配設側となるように設定されている。
このように構成された本実施形態の液晶表示装置においては、前記液晶表示パネル1とフレキシブル配線基板11との接続を補強すべく、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の非形成面11Aに前記補強部材13が塗布されたとき、その塗布範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出しようとする前記補強部材13を、前記フレキシブル配線基板11に配設された堤壁16により堰き止めることができる。また、前記液晶表示パネル1とフレキシブル配線基板11との接続を補強すべく、前記液晶表示パネル1のリア基板2Rの前記フレキシブル配線基板11が接続された端縁と前記フレキシブル配線基板11とがなす隅部において、前記フレキシブル配線基板11上に前記補強部材13が塗布されたとき、その塗布範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出しようとする前記補強部材13を、前記フレキシブル配線基板11に形成された溝17に受け止めて回収することができる。
よって、本実施形態の液晶表示装置によっても、前記補強部材13により、液晶表示パネル1とフレキシブル配線基板11との接続強度が向上し、また、前記流出防止手段15としての堤壁16や溝17により、前記補強部材13の広がりを抑えることができるので、前記補強部材13の塗布精度も高くなり、塗布作業の専任者の塗布技術の如何や、整備のバラツキの影響を受けずに、常に品質の安定したものとなる。
また、前記補強部材13の塗布作業の精度出しが容易になるので、作業性も向上し、タクト時間の短縮によるコストダウンも図ることができる。
そして、前記フレキシブル配線基板11の所定の範囲外に前記補強部材13が広がり出ることがなければ、前記フレキシブル配線基板11は、所望の箇所において容易に折り曲げが可能となるので、液晶表示パネル1の狭額縁化、液晶表示装置の小型化の要請にも応えることができる。
さらに、本実施形態の液晶表示装置においては、例えば、前記フレキシブル配線基板11の接続端子12の形成面11Bに設けられる前記流出防止手段15としての溝17を、前記液晶表示装置の実装における前記フレキシブル配線基板11の折り曲げ予定位置に形成することで、前記フレキシブル配線基板11の折り曲げ位置を示すマーカとして用い、また、前記溝17の凹状を折り曲げ作業を簡単にするための弱め線として用いることで、前記フレキシブル配線基板11を簡単、且つ、確実に予定位置で折り曲げることができるといった効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、前記フレキシブル配線基板11の各面11A、11Bに設けられる流出防止手段15は、それぞれ、前述の堤壁16、溝17、撥水性の薄膜部材18の何れかの構成を採用することが可能であり、いずれの流出防止手段15によっても、効果的に、前記補強部材13が塗布範囲から広がり出て、前記フレキシブル配線基板11の表面を反液晶表示パネル方向へ流出することを防止することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、前記第2実施形態においては、前記フレキシブル配線基板の接続端子の形成面および非形成面のいずれもに前記流出防止手段が設けられている場合を示したが、前記フレキシブル配線基板の接続端子の形成面にのみ、前記流出防止手段が形成されていてもよい。
本発明の第1実施形態の液晶表示装置の要部を示す平面図 図1の液晶表示装置における要部を示す断面図 第1実施形態において別の流出防止手段(溝)を用いた液晶表示装置の要部を示す断面図 第1実施形態においてさらに別の流出防止手段(撥水性の薄膜部材)を用いた液晶表示装置の要部を示す断面図 本発明の第2実施形態の液晶表示装置の要部を示す断面図 従来の液晶表示装置の要部を示す断面図
符号の説明
1 液晶表示パネル
2 透明基板
2F フロント基板
2R リア基板
3 透明電極
4 シール材
5 液晶層
6 電極端子部
7 ICチップ
8 出力信号端子
9 入力信号端子
10 外部接続端子
11 フレキシブル配線基板
11A 接続端子の非形成面
11B 接続端子の形成面
12 接続端子
13 補強部材
15 流出防止手段
16 堤壁
17 溝
18 薄膜部材

Claims (3)

  1. 液晶表示パネルの透明基板に形成された外部接続端子とフレキシブル配線基板の接続端子とが接続される接続部位を有し、前記フレキシブル配線基板における前記接続端子の形成面および/または非形成面に、前記液晶表示パネルとフレキシブル配線基板との接続を補強する補強部材が塗布された後、前記補強部材が硬化されてなる液晶表示装置において、
    前記フレキシブル配線基板の前記補強部材が塗布された面に、前記補強部材が前記フレキシブル配線基板の反液晶表示パネル方向へ流出することを防止する流出防止手段が設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記流出防止手段は、堤壁、溝、撥水性の薄膜部材の何れかである請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記流出防止手段が、前記接続部位に対応する位置に設けられている請求項1または2に記載の液晶表示装置。
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