JP2005133374A - ドアガード - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドアガードの不正な開錠を適正に防止する。
【解決手段】 扉8又は出入口枠11のいずれか一方に枢軸9を介し回動可能に連結されたアーム10と、出入口枠又は扉のいずれか一方に取り付けられた突起12とを備え、アームには、閉扉状態でのアームの回動により突起が挿脱する挿脱孔18と、開扉時に突起を案内する案内溝19とが設けられる。挿脱孔に突起が挿入された施錠位置から挿脱孔より突起が離脱した開錠位置へのアームの回動を阻止する回動阻止手段21,22aと、施錠状態におけるアームのスライドを可能にするスライド案内手段21,22aと、施錠位置から開錠位置へのアームの回動を案内する回動案内手段21,22bとが設けられ、スライド案内手段によるアームのスライドから回動阻止手段による回動阻止の解除を経て回動案内手段によるアームの開錠位置への回動を許容する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ドアガードに関する。
図12及び図13に示すように、ドアガードは、扉1に枢軸2を介し回動可能に連結されたアーム3と、出入口枠4に固定された突起5とを備え、アーム3には、閉扉状態でのアーム3の回動操作に伴い突起5に挿脱する挿脱孔6と、開扉時に突起5をストップ位置まで案内する案内溝7とが設けられる。
ドアガードを施錠するには、閉扉状態でアーム3を扉1の内表面上で起立させ、挿脱孔6内に突起5を侵入させる。この状態で扉1を開けると、アーム3の案内溝7が突起5上をストップ位置までスライドする。これにより、扉1は半開き状態になり、それ以上開かない。また、半開き状態の扉1を閉じると、アーム3はストップ位置から逆方向にスライドし、挿脱孔6内に突起5が到達したところで停止する。そこで、アーム3を扉1の内表面へと倒すと、挿脱孔6から突起5が離脱し、ドアガードが開錠され、扉1は開閉自在になる(例えば、特許文献1参照。)。
実開平2−47369号公報
ところが、従来のドアガードによれば、図12に示すように扉1が少し開いた状態においては施錠状態のアーム3を倒してその挿脱孔6から突起5を離脱させ、ドアガードを不正に開錠することが可能であるという問題がある。
したがって、本発明は上記不具合を解消することができるドアガードを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、扉(8)又は出入口枠(11)のいずれか一方に枢軸(9)を介し回動可能に連結されたアーム(10)と、出入口枠(11)又は扉(8)のいずれか一方に取り付けられた突起(12)とを備え、アーム(10)には、閉扉状態でのアーム(10)の回動により突起(12)が挿脱する挿脱孔(18)と、開扉時に突起(12)を案内する案内溝(19)とが設けられたドアガードにおいて、挿脱孔(18)に突起(12)が挿入された施錠位置から挿脱孔(18)より突起(12)が離脱した開錠位置へのアーム(10)の回動を阻止する回動阻止手段と、施錠状態におけるアーム(10)のスライドを可能にするスライド案内手段と、施錠位置から開錠位置へのアーム(10)の回動を案内する回動案内手段とが設けられ、スライド案内手段によるアーム(10)のスライドから回動阻止手段による回動阻止の解除を経て回動案内手段によるアーム(10)の開錠位置への回動を許容するようにしたドアガードを採用する。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のドアガードにおいて、回動阻止手段とスライド案内手段と回動案内手段とが、各手段に共通の凸部(21)とこの凸部(21)が係合する互いに連通した係合溝(22)とを有し、係合溝(22)は、凸部(21)との係合により施錠位置から開錠位置へのアーム(10)の回動を阻止し、施錠状態におけるアーム(10)のスライドの際凸部(21)を案内し、アーム(10)のスライド後凸部(21)を案内してアーム(10)の開錠位置への回動を許容するように形成されたドアガードを採用する。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のドアガードにおいて、係合溝(22)が、枢軸(9)に交差するように伸びる第一の溝部(22a)と、第一の溝部(22a)の一端から枢軸(9)を中心に湾曲して伸びる第二の溝部(22b)とを備えたドアガードを採用する。
請求項1に係る発明によれば、扉(8)又は出入口枠(11)のいずれか一方に枢軸(9)を介し回動可能に連結されたアーム(10)と、出入口枠(11)又は扉(8)のいずれか一方に取り付けられた突起(12)とを備え、アーム(10)には、閉扉状態でのアーム(10)の回動により突起(12)が挿脱する挿脱孔(18)と、開扉時に突起(12)を案内する案内溝(19)とが設けられたドアガードにおいて、挿脱孔(18)に突起(12)が挿入された施錠位置から挿脱孔より突起(12)が離脱した開錠位置へのアーム(10)の回動を阻止する回動阻止手段と、施錠状態におけるアーム(10)のスライドを可能にするスライド案内手段と、施錠位置から開錠位置へのアーム(10)の回動を案内する回動案内手段とが設けられ、スライド案内手段によるアーム(10)のスライドから回動阻止手段による回動阻止の解除を経て回動案内手段によるアーム(10)の開錠位置への回動を許容するようにしたことから、ドアガードが施錠状態にある場合は回動阻止手段によりアーム(10)の回動が阻止されるので不正な開錠が防止され、また、施錠状態から開錠状態に変更するには、アーム(10)をスライド案内手段によってスライドさせた後でなければ回動案内手段による開錠位置への回動が許容されないので、ドアガードの不正な解除が適正に防止される。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載のドアガードにおいて、回動阻止手段とスライド案内手段と回動案内手段とが、各手段に共通の凸部(21)とこの凸部(21)が係合する互いに連通した係合溝(22)とを有し、係合溝(22)は、凸部(21)との係合により施錠位置から開錠位置へのアーム(10)の回動を阻止し、施錠状態におけるアーム(10)のスライドの際凸部(21)を案内し、アーム(10)のスライド後凸部(21)を案内してアーム(10)の開錠位置への回動を許容するように形成されたことから、回動阻止手段とスライド案内手段と回動案内手段の構造ひいてはドアガードの構造が小型簡素化される。
請求項3に係る発明によれば、請求項2に記載のドアガードにおいて、係合溝(22)が、枢軸(9)に交差するように伸びる第一の溝部(22a)と、第一の溝部(22a)の一端から枢軸(9)を中心に湾曲して伸びる第二の溝部(22b)とを備えたことから、係合溝(22)の構造が簡素化され、簡易に加工することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1に示すように、このドアガードは、外開き用の扉8に枢軸9を介し起倒可能すなわち回動可能に連結されたアーム10と、出入口枠11に取り付けられた係止部材である突起12とを備える。
アーム10は金属材料等により形成されたU字形部材であり、図1及び図2に示すように、平行に伸びる二本のレール10a,10bと、二本のレール10a,10bの一端を閉じる閉止片10cとを具備する。アーム10は、二本のレール10a,10bが上下になって水平に伸びるように扉8の内表面8a上に配置される。
図1及び図2に示すように、上記枢軸9は扉8に固定されるブラケット13で支持される。すなわち、扉8の内表面8aにブラケット13が止めネジ14により固定され、このブラケット13の上下の腕片13a,13bにアーム10の二本のレール10a,10bの他端に通された枢軸9が垂直に通され支持される。これにより、アーム10は枢軸9を支点にして水平面上で回動可能となり、扉8の内表面8a上において起倒可能である。
図1及び図2に示すように、ブラケット13とアーム10との間には、クリックストップ機構がアーム10の位置決めのために設けられる。クリックストップ機構はブラケット13側に弾性体である圧縮コイルバネ15を介し埋設されたスライド片16と、スライド片16に当接するアーム10側に多角形状に形成された複数個の当接面17a,17b,17cとで構成される。図1乃至図4に示すように、スライド片16は、枢軸9及び扉8の内表面8aに垂直な方向にスライド可能に、ブラケット13に形成されたガイド孔13c内に圧縮コイルバネ15の上から挿入される。これにより、アーム10は図7(A)(B)、図8(C)(D)のように扉8に対し所定角度ごとに複数の位置及び姿勢で停止する。
図1及び図2示すように、アーム10には、閉扉状態でのアーム10の回動により突起12が挿脱する挿脱孔18と、開扉時に突起12上をストップ位置までスライドする上記挿脱孔18に連なる案内溝19とが設けられる。
挿脱孔18は、アーム10の上記ブラケット13側に形成される。具体的にはアーム10における二本のレール10a,10b間であってブラケット13側に寄った箇所に形成される。この挿脱孔18に対し突起12の膨出した頭部12aが出入り可能である。
案内溝19は、アーム10の二本のレール10a,10b間に挿脱孔18から閉止片10cに向かって伸びるように形成され、挿脱孔18よりも小さい幅で形成される。
図1に示すように、突起12は出入口枠11から扉8の内表面8aに沿うように突出し、その先端には頭部12aが膨出形成される。頭部12aは挿脱孔18の開口よりも小さく、閉扉状態においてアーム10を扉8の内表面8a上で起こし又は倒すと、アーム10の挿脱孔18に入り込み又は離脱する。また、頭部12aは案内溝19の幅よりも大きく、突起12が案内溝19内に入った後はアーム10の扉8上での倒動作は不能になる。
このドアガードは、例えば扉8の僅少開状態において施錠状態のアーム10を倒しその挿脱孔18から突起12を離脱させ不正に開錠状態にするのを防止するため、図1及び図7(A)に示す挿脱孔18に突起12が挿入された施錠位置から図8(D)に示す挿脱孔18より突起12が離脱した開錠位置へのアーム10の回動を阻止する回動阻止手段と、図7(B)に示す如く施錠状態におけるアーム10のスライドを可能にするスライド案内手段と、図8(C)に示す如く施錠位置から開錠位置へのアーム10の回動を案内する回動案内手段とを備え、スライド案内手段によるアーム10のスライドから回動阻止手段による回動阻止の解除を経て回動案内手段によるアーム10の開錠位置への回動を許容するようになっている。
スライド案内手段は、図1及び図7(A)に示す施錠状態におけるアーム10を枢軸9及び扉8の内表面8aに垂直な方向に案内するためのもので、図2(A)及び図4に示すようにブラケット13の腕片13a,13bに形成される長孔20を備える。長孔20は枢軸9及び扉8の内表面8aに垂直な方向に伸び、この長孔20内にアーム10に取り付けられた枢軸9が挿入される。アーム10を図1及び図2(A)の施錠位置から扉8の内表面8aの方へとクリックストップ機構の圧縮コイルバネ15による付勢力に抗して押すと、枢軸9が長孔20内を滑ることによりアーム10が扉8の内表面8aの方へとスライドする。なお、ブラケット13の長孔20はアーム10側に形成し、枢軸9をブラケット13側に固定し、アーム10を枢軸9上で滑らせるようにしても同様な機能を得ることができる。
図2乃至図5に示すように、スライド案内手段は、回動阻止手段及び回動案内手段と共に、共通の凸部21とこの凸部21が係合する互いに連通した係合溝22とを備える。
凸部21は、図2乃至図4に示すように、ブラケット13の腕片13a,13bにおけるアーム10に対向する対向面上に突設され、係合溝22は、図5に示すようにアーム10におけるブラケット13の腕片13a,13bに対向する対向面上に形成される。これらの対向面は枢軸9に垂直に延びる。もちろん、凸部21と係合溝22は腕片13a,13bとアーム10との間で入れ替えてもよい。
係合溝22は、凸部21との係合により図1及び図7(A)に示す施錠位置から図8(D)に示す開錠位置へのアーム10の回動を阻止し、図7(B)のように施錠状態におけるアーム10のスライドの際凸部21を案内し、アーム10のスライド後図8(C)(D)のように凸部21を案内してアーム10の開錠位置への回動を許容するように形成される。
係合溝22は、望ましくは図5、図7及び図8に示すように、枢軸9に交差するように伸びる第一の溝部22aと、第一の溝部22aの一端から枢軸9を中心に湾曲して伸びる第二の溝部22bとを備える。
第一の溝部22aはアーム10が施錠位置にあるときに枢軸9に交差して扉8の内表面8a及びクリックストップ機構の一つの当接面17aに垂直な方向に伸びるように形成される。また、第一の溝部22aは、図7(A)に示すように、アーム10が圧縮コイルバネ15による付勢力で枢軸9が長孔20の端までスライドした施錠状態あるときに第二の溝部22bとの隣接箇所において凸部21を拘束するように形成される。
第二の溝部22bの一端は、図7(B)に示すように、アーム10を施錠状態において扉8の方へとスライドさせたときに凸部21が第一の溝部22aからこの第二の溝部22b内に侵入しうるように形成される。また、第二の溝部22bの他端は、図5に示すように、アーム10の表面に通じるが、図8(D)に示すように、アーム10を扉8の内表面8a上に倒し開錠位置へと移動させた場合においても凸部21が係合溝22外に離脱しないように形成される。
その他、このドアガードでは図1、図2(A)及び図6に示すような枢軸9の取り付け構造が採用される。すなわち、図12及び図13に示す従来の取り付け構造は、枢軸2に形成した環状溝2aにE型止め輪23を嵌め込んでアーム3等からの枢軸2の脱落を防止している。ところが、従来はE型止め輪23と枢軸2との間に隙間Aが形成され、この隙間Aに工具を挿入することによりE型止め輪23を外し枢軸2をアーム10等から抜き取られる恐れもある。そこで、このドアガードでは、図1、図2(A)及び図6に示すように、上記隙間Aが生じないか又は工具を入れることができない程度まで小さくすることができるようなE型止め輪24又はE型止め輪24を嵌め込む環状溝9aが採用される。この実施の形態ではE型止め輪24の凹縁24aが枢軸9の環状溝9a内に入り込むようにE型止め輪24又は環状溝9aが形成されることにより、上記隙間Aが解消される。
次に、上記構成のドアガードの作用を説明する。
このドアガードは、アーム10が図1及び図7(A)に示す位置にセットされることにより施錠状態とされる。
この施錠状態において、アーム10はクリックストップ機構の作用により図1及び図7(A)に示す施錠位置に正確に停止する。そして、図7(A)に示すように、係合溝22の第一の係合溝部22a内に凸部21が留まることにより回動阻止機能が働いてアーム10の回動が阻止され不正な開錠が防止される。
ドアガードが施錠状態にセットされると、扉8は半開き可能となる。扉8を開けるに従い突起12上をアーム10の案内溝19の縁がスライドし、アーム10のストップ位置となる閉止片10cが突起12に当接する。これにより、扉8は半開状態となってストップし、それ以上は開かない。
この施錠状態にあるドアガードを開錠するには、アーム10を持って図7(B)に示すように扉方向である矢印X方向に圧縮コイルバネ15の付勢力に抗するようにスライドさせる。このドアガードのスライド案内機能により、凸部21が第一の溝部22aから第二の溝部22b内へと移動し、これにより回動阻止機能が解除される。そして、図7(B)に示すごとくアーム10を開錠方向である矢印Y方向に押すと、回動案内機能により図8(C)のごとく第二の溝部22bが凸部21に沿って滑り、アーム10が開錠位置へと回動する。
このように、ドアガードを施錠状態から開錠状態に変更するには、アーム10をスライド案内手段によって枢軸9に垂直な方向に一旦スライドさせた後でなければアーム10は回動案内手段による開錠位置への回動が許容されないので、ドアガードの不正な解除が適正に防止される。
アーム10は、クリックストップ機構のスライド片16と当接面17bとの接触により図8(C)に示す中間位置に停止させることも可能である。アーム10がこの位置にある場合、すでに突起12が挿脱孔18から離脱しドアガードは開錠状態にある。
図8(D)に示すように、アーム10を更に回動させると、凸部21が第二の溝部22b内をその終端へと滑って移動し、アーム10が扉8の内表面8a上に略平行に倒れたところでクリックストップ機構のスライド片16と当接面17cとの接触により停止し、またアーム10がブラケット13の一部であるストッパ13cに当たってそれ以上の回動を阻止される。また、凸部21は第二の溝部22bの終端で停止する。これにより、ドアガードは完全に開錠し、扉8は全開が可能である。
ドアガードを再び施錠状態にするには、図8(D)から図7(A)へとアーム10を上記と逆方向に回動させる。これにより、凸部21が係合溝22の第二の溝部22b内を逆向きに滑って移動し、図7(B)の位置に来たところでアーム10から手を離すと、圧縮コイルバネ15の付勢力により図7(A)のごとく元の施錠位置へと自動的に復帰する。そして、この凸部21が係合溝22の第一の溝部22a内に嵌った状態でアームの回動を阻止する。
<実施の形態2>
図9乃至図11に示すように、この実施の形態2に係るドアガードは、実施の形態1の場合と同様に、回動阻止手段とスライド案内手段と回動案内手段とが、各手段に共通の凸部21とこの凸部21が係合する互いに連通した係合溝22とを有し、係合溝22は、凸部21との係合により施錠位置から開錠位置へのアーム10の回動を阻止し、施錠状態におけるアーム10のスライドの際凸部21を案内し、アーム10のスライド後凸部21を案内にしてアーム10の開錠位置への回動を許容するように形成されるが、次の点で実施の形態1の場合と異なっている。
すなわち、凸部21がアーム10の両側から突出する枢軸9の両端に角軸部として形成され、係合溝22がブラケット13の腕片13a,13bに角軸部の滑り孔として形成される。また、係合溝22である滑り孔は、腕片13a,13bの扉8の内表面8a(図1参照)寄りの箇所に形成された角軸部の回転を許容する丸孔部22cと、丸孔部22cに連通するように反扉寄りに形成された角軸部を回転しないよう拘束する角孔部22dとを備える。また、枢軸9がアーム10に対して回転しないようにピン25で固定される。
次に、この実施の形態2に係るドアガードの作用を説明する。
このドアガードは、アーム10が図9に示す位置にセットされることにより施錠状態とされる。
この施錠状態において、アーム10はクリックストップ機構の作用により施錠位置に正確に停止する。そして、図10中二点鎖線で示すように、係合溝22の角孔部22d内に凸部21である角軸部が留まることにより回動阻止機能が働いてアーム10の回動が阻止され不正な開錠が防止される。
ドアガードが施錠状態にセットされると、実施の形態1の場合と同様に、扉8は半開き可能となる。扉8を開けるに従い突起12上をアーム10の案内溝19の縁がスライドし、アーム10のストップ位置となる閉止片10cが突起12に当接する。これにより、扉8は半開状態となってストップし、それ以上は開かない。
この施錠状態にあるドアガードを開錠するには、アーム10を持って扉方向に圧縮コイルバネ15の付勢力に抗するようにスライドさせる。このドアガードのスライド案内機能により、凸部21が角孔部22dから丸孔部22c内へと移動し、これにより回動阻止機能が解除される。そして、アーム10を開錠方向に押すと、回動案内機能により凸部21である角軸部が丸孔部22cに沿うように滑って回転し、アーム10が開錠位置へと回動する。
このように、ドアガードを施錠状態から開錠状態に変更するには、アーム10をスライド案内手段によって枢軸9に垂直な方向に一旦スライドさせた後でなければアーム10は回動案内手段による開錠位置への回動が許容されないので、ドアガードの不正な解除が適正に防止される。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
特に上記各実施の形態では、扉にアームを取り付け、出入口枠に突起を取り付けた外開き扉用のドアガードについて説明したが、扉に突起を取り付け、出入口枠にアームを取り付けた内開き扉用のドアガードについても本発明を適用可能である。
本発明の実施の形態1に係るドアガードを施錠状態で示す部分切欠平面図である。 ドアガードのアーム及びブラケットを示し、(A)は施錠状態の部分切欠正面図、(B)は開錠状態の正面図である。 ブラケットの正面図である。 図3中、IV−IV線矢視断面図である。 アームの側面図である。 図1中、部分拡大図である。 ドアガードの作用を説明する図であり、(A)は施錠完了、(B)はスライド完了をそれぞれ示す。 ドアガードの作用を説明する図であり、(C)は開錠途中、(D)は開錠完了をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態2に係るドアガードのアーム及びブラケットを施錠状態で示す部分切欠正面図である。 図9に示すブラケットの腕片における断面図である。 アームと枢軸の側面図である。 従来のドアガードを施錠状態で示す部分切欠平面図である。 図9中、部分拡大図である。
符号の説明
8…扉
9…枢軸
10…アーム
11…出入口枠
12…突起
18…挿脱孔
19…案内溝
21…凸部
22…係合溝
22a…第一の溝部
22b…第二の溝部

Claims (3)

  1. 扉又は出入口枠のいずれか一方に枢軸を介し回動可能に連結されたアームと、出入口枠又は扉のいずれか一方に取り付けられた突起とを備え、アームには、閉扉状態でのアームの回動により突起が挿脱する挿脱孔と、開扉時に突起を案内する案内溝とが設けられたドアガードにおいて、挿脱孔に突起が挿入された施錠位置から挿脱孔より突起が離脱した開錠位置へのアームの回動を阻止する回動阻止手段と、施錠状態におけるアームのスライドを可能にするスライド案内手段と、施錠位置から開錠位置へのアームの回動を案内する回動案内手段とが設けられ、スライド案内手段によるアームのスライドから回動阻止手段による回動阻止の解除を経て回動案内手段によるアームの開錠位置への回動を許容するようにしたことを特徴とするドアガード。
  2. 請求項1に記載のドアガードにおいて、回動阻止手段とスライド案内手段と回動案内手段とが、各手段に共通の凸部とこの凸部が係合する互いに連通した係合溝とを有し、係合溝は、凸部との係合により施錠位置から開錠位置へのアームの回動を阻止し、施錠状態におけるアームのスライドの際凸部を案内し、アームのスライド後凸部を案内してアームの開錠位置への回動を許容するように形成されたことを特徴とするドアガード。
  3. 請求項2に記載のドアガードにおいて、係合溝が、枢軸に交差するように伸びる第一の溝部と、第一の溝部の一端から枢軸を中心に湾曲して伸びる第二の溝部とを備えたことを特徴とするドアガード。
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