JP2005132906A - プリキュアヘムシーラ硬化工法 - Google Patents

プリキュアヘムシーラ硬化工法 Download PDF

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Kenji Sawada
健二 沢田
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

【課題】
ワークを直接発熱させることなく塗布した接着剤自体を発熱させて接着剤を加熱硬化をし、ワークの熱歪みによる精度変化をなくし、位置決め治具を不要としたプリキュアヘムシーラ硬化工法を提供する。
【解決手段】
ロボットアームの先端に設けたシーラガン1により板金ワークW1、W2の重ね合わせ部に熱硬化性の接着剤3を塗布するプリキュアヘムシーラ装置において、前記接着剤3に導電性の金属粉7を混入し、前記塗布した導電性の金属粉7を混入している接着剤3の上方よりリング状の高周波加熱コイル4により前記接着剤3を加熱硬化させるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、板金ワークの重ね合わせ部に熱硬化性の接着剤を塗布するプリキュアヘムシーラ硬化工法に関するものである。
自動車の製造工場において、例えば、ドアの製造ではアウタパネルとインナパネルとを、その端縁のヘミング部の重ね合わせ部にプリキュアヘムシーラ装置で熱硬化性のエポキシ樹脂のを塗布してシーリングしている。
プリキュアヘムシーラ装置で塗布した接着剤は加熱硬化している。従来の加熱硬化工法は、図4で示すようにアウタパネルW1とインナパネルW2との端縁のヘミング部の重ね合わせ部に接着剤を塗布し、この接着剤が塗布されている端縁をコの字状の高周波加熱コイル10に挿入してワークの上下面から加熱硬化している。この場合、ワークが直接発熱するため、熱歪みが発生しワークの精度変化を来していた。この問題を解消するためには歪みが大きく発生する部位にワークをクランプする駒を配置して歪みを減少させる位置決め治具を必要とし、汎用性に乏しいという問題があった。
特開平11−185944号公報 特開平08−318192号公報
本発明の目的は、ワークを直接発熱させることなく塗布した接着剤自体を発熱させて接着剤を加熱硬化をし、ワークの熱歪みによる精度変化をなくし、位置決め治具を不要としたプリキュアヘムシーラ硬化工法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、ロボットアームの先端に設けたシーラガンにより板金ワークの重ね合わせ部に熱硬化性の接着剤を塗布するプリキュアヘムシーラ装置において、前記接着剤に導電性の金属粉を混入し、前記塗布した導電性の金属粉を混入している接着剤の上方よりリング状の高周波加熱コイルにより前記接着剤を加熱硬化させるようにしたことを特徴とするものである。
本発明によると、導電性の金属粉を混入している接着剤の上方より片側タイプのリング状の高周波加熱コイルにより前記接着剤を加熱硬化させるようにしたことにより、接着剤内部の導電性の金属粉が発熱し、その熱により接着剤が硬化するため、熱歪みが生じるワークを直接発熱させることがなく、精度の良好なプリキュアヘムシーラ硬化が得られる効果を有しているものである。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、ロボットアームの先端にはシーラガン1が設けられており、シーラガン1のノズル2により接着剤3が塗布される。前記シーラガン1には前記塗布した接着剤3を加熱硬化させるためのリング状の高周波加熱コイル4が併設されている。この高周波加熱コイル4は前記シーラガン1のノズル2と平行な軸線で昇降用サーボモータ6により昇降動するロッド5の下端に取り付けられており、接着剤3の塗布面に対し任意の位置に昇降可能としている。
本発明は図2で示すように、接着剤3は例えば熱硬化性のエポキシ樹脂に導電性の金属粉7を混入したものが用いられる。このような接着剤3をアウタパネルW1とインナパネルW2との端縁のヘミング部の重ね合わせ部に塗布し、その上方から上リング状の高周波加熱コイル4により接着剤3に高周波を照射する。
この高周波加熱コイル4により接着剤3に高周波を照射することにより、接着剤3に混入されている導電性の金属粉7が発熱して、その熱により接着剤3が図3で示すように硬化される。
尚、図2では高周波加熱コイル4が接着剤3の直上に位置した状態であが、高周波加熱コイル4を図2のBの範囲に接着剤3の位置から少しずらした位置で高周波を照射する異により、インナパネルW2の一部が発熱し接着剤3内の金属粉7を発熱してインナパネルW2を伝達する余熱で接着剤3の全体を硬化させることができる。
また、シーラガン3に併設されている高周波加熱コイル6はノズル4が先行してこれに追随移動し、前記塗布した接着剤5を加熱硬化する。つまり、接着剤5の塗布と加熱硬化を同時に、かつ連続的に接着剤3の硬化が得られる。
これにより、1工程で接着剤の塗布と塗布した接着剤の加熱硬化を可能とし、工程数の削減、設備費の低廉化及び設備の設置スペースの縮小化を可能する利点を有している。
また、高周波加熱コイル6は、シーラガン3のノズル4と平行な軸線で昇降用サーボモータ8により昇降動するロッド7の下端に取り付けられており、接着剤5の塗布面に対し任意の位置に昇降可能としているため、ティーチにより接着剤5の加熱硬化に対して適正な位置に位置決めすることができ、片側タイプの高周波加熱コイル4により接着剤3に混入されて一導電性の金属粉7を発熱させて硬化しているため、板金ワーク外板面への高周波の浸透が少なく、熱歪みを抑制し、熱歪みの発生を抑止するための治具を不要とし汎用性を有し、かつ精度の良好なシーリングが得られる利点を有している。
プリキュアヘムシーラ装置の要部を示す正面図 本発明工法を示す図 本発明工法により接着剤が硬化した状態の断面図 従来の接着剤が硬化工法を示す要部断面図
符号の説明
1 シーラガン
2 ノズル
3 接着剤
4 高周波加熱コイル
5 ロッド
6 昇降用サーボモータ
7 導電性の金属粉

Claims (1)

  1. ロボットアームの先端に設けたシーラガンにより板金ワークの重ね合わせ部に熱硬化性の接着剤を塗布するプリキュアヘムシーラ装置において、前記接着剤に導電性の金属粉を混入し、前記塗布した導電性の金属粉を混入している接着剤の上方よりリング状の高周波加熱コイルにより前記接着剤を加熱硬化させるようにしたことを特徴とするプリキュアヘムシーラ硬化工法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147896A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Chubu Electric Power Co Inc 高分子材料の熱硬化方法、及び熱硬化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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