JP2005132073A - 印字装置及びその印字データの転送方法 - Google Patents

印字装置及びその印字データの転送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005132073A
JP2005132073A JP2003373750A JP2003373750A JP2005132073A JP 2005132073 A JP2005132073 A JP 2005132073A JP 2003373750 A JP2003373750 A JP 2003373750A JP 2003373750 A JP2003373750 A JP 2003373750A JP 2005132073 A JP2005132073 A JP 2005132073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print data
buffer
print
printing
buffers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003373750A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Shiobara
哲治 塩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
Priority to JP2003373750A priority Critical patent/JP2005132073A/ja
Publication of JP2005132073A publication Critical patent/JP2005132073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】 制御装置からの印字データの転送と印字ヘッドによる印刷との時間的な効率化を図り、印刷速度を高速化した印字装置及びその印字データの転送方法を提供する。
【解決手段】 印字装置100は、印字ヘッド1〜7それぞれについて、2つのバッファ30A〜36Aとバッファ30B〜36Bとを設け、一方のバッファに印字データを書き込んでいるときに、他方のバッファから印字データを読み出して、印字ヘッド1〜7に転送するようにした。このような転送方法を実現するため、バッファに対する印字データの読み書きを制御する切換制御手段を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等の可変データに基づいて印字するのに適した印字装置及びその印字データの転送方法に関する。
インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等の印字装置は、各種インターフェースを介してパーソナルコンピュータ等の制御装置に接続され、制御装置から転送されてくる印字データに基づいて印刷するようになっている。その印字データの転送方法としては、制御装置に搭載されるCPUによるシングルDMA(Direct Memory Access)転送が知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、CPUは、印刷要求があると、メインメモリのバスを開放し、印字データをメインメモリからUSB等のインターフェースを介して印字装置側に印字データを転送する。このとき、印字装置では、転送されてくる印字データをバッファに一時記憶し、バッファに所定量の印字データが書き込まれた後に、バッファから印字データを読み出して印字ヘッドに転送し、印字データに基づいて印刷を行う。
ところで、バッファには、通常、SDRAMが使用される。このSDRAMは、その構造上、読み書きを同時に行うことができない。つまり、バッファは、インターフェースを介して転送されてくる印字データの書き込み動作と同時に読み出し動作を行うことができない。そのため、印字装置では、バッファから印字データを読み出して印刷している間は、制御装置からの印字データの転送を停止するようになっている。
特開2002−73287号公報
従来の印字装置では、バッファから印字データを読み出して印刷している間は、制御装置からの印字データの転送を停止しなければならないため、制御装置からの印字データの転送と印字ヘッドによる印刷を交互に行わなければならず、印刷の高速化を図る上での障害となっていた。
また、従来の印字装置では、印字データがビットマップデータのため、実印字以外の空データも転送させる必要があるため、特に、ノズル配列がシリアルでない複数の印字ヘッドを搭載する印字装置の場合には、印字ヘッド毎にビットマップデータの印字データを転送させなければならず、印刷の高速化を図る上での障害となっていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、制御装置からの印字データの転送と印字ヘッドによる印刷における時間的な効率化を図り、印刷速度を高速化するのに適した印字装置及びその印字装置における印字データの転送方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の印字装置は、制御装置との間での印字データの送受信を制御するインターフェースと、このインターフェースを介して転送される印字データを一時記憶する少なくとも2つのバッファと、このバッファから読み出された印字データに基づいて印字する印字ヘッドと、前記制御装置から前記インターフェースを介して転送されてきた印字データを前記一のバッファに書き込んでいる時に、その一のバッファ以外のバッファから印字データを読み出して前記印字ヘッドによって印刷させるように、バッファに対する印字データの読み書きを制御する切換制御手段と、を具備したことを特徴とする。
制御装置から効率的に印字データを転送し、印刷速度を高速化するために、印字データを一時記憶するバッファを少なくとも2つ具備し、制御装置から転送されてくる印字データを一のバッファに書き込んでいくとともに、書き込み動作を行っていないバッファから印字データを読み出して印字ヘッドに転送し、転送された印字データに基づいて印字ヘッドに印刷させる。
なお、前記切換制御手段は、前記インターフェースを介して転送されてくる印字データを書き込む前記バッファを切り換える入力側スイッチング手段と、前記印字ヘッドによって印字される印字データを読み出す前記バッファを切り換える出力側スイッチング手段と、前記入力側スイッチング手段と前記出力側スイッチング手段の切り換えを制御するスイッチング制御手段と、を具備するのが好ましい。
また、前記スイッチング制御手段は、前記一のバッファの前記入力側スイッチング手段をオンにするとともに前記出力側スイッチング手段をオフにし、一のバッファ以外のバッファの前記入力側スイッチング手段をオフにするとともに前記出力側スイッチング手段をオンにするように切り換えを行うように制御する。
本発明の印字装置は、さらに、前記インターフェースを介して転送されてくる印字データ列に付与されている前記バッファを指定するフラグを識別するフラグ識別手段を、前記バッファの入力側と出力側の少なくとも一方に具備するようにしてもよい。
また、本発明の印字装置は、少なくとも2つの前記印字ヘッドと、前記印字ヘッド毎にそれぞれ対応する少なくとも2つの前記バッファと、を具備する場合には、さらに、前記インターフェースを介して転送されてくる印字データを各印字ヘッドに対応する前記バッファに割り振る割振り手段を具備するようにしてもよい。
また、本発明の印字装置は、さらに、前記バッファ毎に記憶した印字データ量を計数するカウンタを具備するようにしてもよい。
また、本発明の印字装置における印字データの転送方法は、制御装置から転送されてくる印字データを印字ヘッド毎に振り分け、印字ヘッド毎に具有する少なくとも2つのバッファに印字データを順に書き込んでいくとともに、書き込み動作を行っていないバッファから印字データを順に読み出して印字ヘッドに転送し、転送された印字データに基づいて印字ヘッドによって印刷させることを特徴とする。
以下、本発明の印字装置及び印字データの転送方法の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
本発明の一実施例の印字装置100は、図1に示すように、パーソナルコンピュータ200にUSBを介して接続されている。なお、インターフェースとしては、USB以外にSCSI、RS−232Cを採用してもよく、又、LANケーブル、赤外線や無線による通信等によって接続してもよい。
印字装置100は、印字装置全体の処理、制御を司るCPU101、FPGA(Field Programmable Gate Array)102、フラッシュメモリ103、RAM104、USBコントローラ105、SDRAM106等により構成される。
FPGA102は、印字データを印字ヘッド1に転送する本発明に特有の装置である。このFPGA102の構成及び機能は、後述するが、一つの印字ヘッド1に対して2つのバッファを持ち、これら2つのバッファを介して印字ヘッド1に印字データを転送するためのものである。また、FPGA102は、後述するように、印字ヘッド1が複数ある場合に印字データを各印字ヘッド1に割り振る制御も行う。
フラッシュメモリ103には、印字装置100に関する各種制御を行うためのプログラム等を格納してある。USBコントローラ105は、パーソナルコンピュータ200との間の印字データ等の転送を制御する。SDRAM106は、パーソナルコンピュータ200から順次転送されてくる印字データを順次格納する。
以下にFPGA102の構成及び機能について説明する。本発明の一実施例の印字装置100に搭載するFPGA102は、図2に示すように、印字ヘッド1〜7に印刷させるために、マルチプレクサ(MUX)10、レジスタ11、制御信号生成回路12、バス13、入力側スイッチ20〜26、カウンタ30A,30B,31A,31B,32A,32B,33A,33B,34A,34B,35A,35B,36A,36B、Inフラグ40〜46、バッファ50A,50B,51A,51B,52A,52B,53A,53B,54A,54B,55A,55B,56A,56B、Outフラグ60〜66、出力側スイッチ70〜76、コントロール回路80A,81A,82A,83A,84A,85A,86A、カウンタ80B,81B,82B,83B,84B,85B,86B、ビット変換器90〜96等から構成される。
MUX10は、バス13を介してCPU101に接続されている。レジスタ11は、MUX10とバスに並列に接続されている。制御信号生成回路12は、制御線14を介してCPU101に接続されており、生成する各種制御信号を送出するようになっている。また、制御信号生成回路12は、コントロール回路80A〜86Aに接続されている。
また、MUX10には、印字ヘッド1〜7のそれぞれに接続する信号線が配線されている。例えば、印字ヘッド1への信号線上には、入力側スイッチ20、カウンタ30A,30B、Inフラグ40、バッファ50A,50B、Outフラグ60、出力側スイッチ70、ビット変換器90が接続されている。また、カウンタ80Bを介してコントロール回路80Aが出力側スイッチ70とビット変換器90との間に並列に接続されている。コントロール回路80Aは、入力側スイッチ20と出力側70とを制御するための制御線で接続され、上述したように、制御信号生成回路12にも接続されている。
同様に、印字ヘッド2への信号線上には、入力側スイッチ21、カウンタ31A,31B、Inフラグ41、バッファ51A,51B、Outフラグ61、出力側スイッチ71、ビット変換器91が接続されている。また、カウンタ81Bを介してコントロール回路81Aが出力側スイッチ71とビット変換器91との間に並列に接続されている。コントロール回路81Aは、入力側スイッチ21と出力側71とを制御するための制御線で接続され、上述したように、制御信号生成回路12にも接続されている。なお、印字ヘッド3〜7への信号線上にも同様に各要素が接続されている。
印字ヘッド1〜7は、図3に示すように、板体8に配置されている。図2中、印字ヘッド1〜4は、板体8の左側に等間隔を空けて配置し、印字ヘッド5〜7は、板体8の右側に等間隔を空けて配置してある。各印字ヘッド1〜7同士の間隔は、各印字ヘッド1〜7の幅(図中縦方向の長さ)と同一又はヘッド1〜7の幅より若干狭くしてある。これによって、記録媒体が搬送されたときに、印字ヘッド1〜7が記録媒体の略全面に渡って印刷を行えるようになっている。
また、印字ヘッド1〜7は、図中横長な矩形形状をしており、用紙等の記録媒体が矢印方向(図2中右から左の方向)に紙面の裏面側を搬送されたときに、紙面の裏面側に向けてインクを吐出することによって、記録媒体に画像を印刷するようになっている。
また、印字ヘッド1には、図4に示すように、インクジェットノズル1aがシリアルとならないように等間隔に配置されている。このインクジェットノズル1aは、図4中、縦方向に等間隔に並べられた帯を互い違いにずらせて配置されている。但し、このインクジェットノズル1aの配列は、図4中縦方向に角度αだけ傾き、横方向に角度βだけ傾くようにずらせてある。角度α,βは、例えば、1°程度である。
また、印字ヘッド1〜7を配置した板体8は、図5に示すように、搬送路9の上方に所定間隔離間させて配置される。搬送路9は、搬送ベルト9A,9Bを取り付けてあり、記録媒体Xを図中右側から左側に搬送するようになっている。よって、記録媒体Xは、板体8の下方を通過するとき、印字ヘッド1〜7によって印字されるようになっている。
図2に戻って、マルチプレクサ(MUX)10は、SDRAM106から転送されてくる印字データを印字ヘッド1〜7毎に1つにまとめて出力する電子回路である。レジスタ11は、MUX10等の制御設定をCPU101によって行うためのメモリである。
制御信号生成回路12は、コントロール回路80A〜86Aを参照して、印字データの転送要求であるDREQ信号や割り込み要求であるIRL信号を生成し、CPU101に送出する。
入力側スイッチ20は、MUX10を介して送出される印字データをバッファ50A又は50Bに振り分ける。入力側スイッチ21は、同様に、MUX10を介して送出される印字データをバッファ51A又は51Bに振り分ける。以下、入力側スイッチ22〜26についても同様である。
カウンタ30Aは、バッファ50Aに書き込む印字データのデータ量を計数する。カウンタ30Bは、バッファ50Bに書き込む印字データのデータ量を計数する。カウンタ31A,31B等も同様に各バッファ51A,51B等に書き込むデータ量を計数する。なお、データ量の計数は、例えば、CPU101のWRパルスの数を計数する。
Inフラグ40〜46は、パーソナルコンピュータ等の上位装置から転送される印字データに付与されているフラグを識別する。このフラグは、バッファ50A,50B等の振り分けを表すものである。例えば、「1」フラグは、バッファ50Aに書き込むべき印字データを示し、「0」フラグは、バッファ50Bに書き込むべき印字データを示す。このフラグを識別することによって、入力側スイッチ20が振り分けた印字データが書き込むべき印字データであることを識別することができる。ここで、もしも識別結果が書き込むべき印字データでないことが判明した場合には、処理を停止又は中止し、再度処理を始めからやり直させる等の処置を取らせる。なお、このフラグは、CPU101が付与しても、パーソナルコンピュータ200の後述するCPU201が付与するようにしてもよい。
バッファ50A,50Bは、印字ヘッド1によって印刷される印字データを一時記憶する。バッファ51A,51Bは、印字ヘッド2によって印刷される印字データを一時記憶する。同様に、バッファ52A,52B等は、印字ヘッド3等によって印刷される印字データを一時記憶する。なお、各バッファは、例えば、FIFO等で構成する。
Outフラグ60〜66は、バッファ50A,50B等から読み出した印字データに上位装置側で付与されているフラグを識別する。このフラグを読み出し時に判別することによって、読み出した印字データが今回の印字ヘッド1等へ転送すべき印字データであることを識別することができる。ここで、もしも識別結果が転送すべき印字データでないことが判明した場合には、Inフラグ40〜46での処理と同様に、処理を停止又は中止し、再度読み出しを行う等の処置を取らせる。
出力側スイッチ70は、バッファ50A,50Bのいずれからの印字データを印字ヘッド1に転送するかをスイッチングする。出力側スイッチ71は、バッファ51A,51Bのいずれからの印字データを印字ヘッド2に転送するかをスイッチングする。同様に、出力側スイッチ72〜76は、バッファ52A,52B等のいずれからの印字データを印字ヘッド2〜7に転送するかをスイッチングする。
コントロール回路80Aは、入力側スイッチ20と出力側スイッチ70の切り換えを制御する。例えば、入力側スイッチ20がバッファ50Bに接続する信号線上に接続しているときには、出力側スイッチ70がバッファ50Aに接続する信号線上に接続するように切り換え制御する。コントロール回路81Aは、入力側スイッチ21と出力側スイッチ71の切り換えを制御する。同様に、コントロール回路82A〜86Aは、入力側スイッチ22〜26と出力側スイッチ72〜76のそれぞれの切り換えを制御する。
カウンタ80B〜86Bは、バッファ50A,50B等から転送されてくる印字データのデータ量を計数する。例えば、FPGA内部のデータ転送クロックを計数することによって行う。例えば、カウンタ80Bが、印字ヘッド1への転送データ量を計数し、その量が所定量になった場合には、コントロール回路80Aが、入力側スイッチ20と出力側スイッチ70のそれぞれを切り換え、制御信号生成回路12に信号を送る。すると、制御信号生成回路12では、IRL信号やDREQ信号を生成し、CPU101にそれらの信号を送り、印字データの転送を要求する。
ビット変換器90〜96は、例えば、32ビットの印字データを4ビットの印字データに変換して、印字ヘッド1〜7に転送する。このビット変換は、印字ヘッド1〜7の仕様に合わせて省略又は変更してもよい。
ここで、図1に戻って、本発明の一実施例の印字装置100に接続するパーソナルコンピュータ200の概略構成を説明する。このパーソナルコンピュータ200は、一般的に知られている構成であり、全体の処理を司るCPU201、各種プログラムや各種データを記憶するROM202及びRAM203、本発明の場合には特に印字装置100との間の印字データ等の通信を制御するUSBコントローラ204、各種プログラムや印字データ等の各種データを格納してあるハードディスク(HD)205、ディスプレイ206、キーボード207、マウス208等から構成される。
以下、上述した構成の印字装置100による動作をFPGA102の動作を中心に説明する。印字装置100では、電源投入時や印刷再開時には、CPU101がMUX10をHigh-Z状態とし、各印字ヘッド1〜7に無効データが送出されないようにしておく。そして、CPU101は、パーソナルコンピュータ200側から印字データが転送されてきて印刷要求があると、レジスタ11のシーケンスリセットビットをイネーブルにして、印刷処理を行う。なお、パーソナルコンピュータ200側からUSBコントローラ105を介して転送されてくる印字データは、順次SDRAM106に格納していく。
まず、CPU101は、図6に示すように、コントロール回路80A〜86Aによって入力側スイッチ20〜26及び出力側スイッチ70〜76をバッファ50A〜56A側に接続するように切り換えておく。
すると、コントロール回路80A〜86Aは、制御信号生成回路12にIRL信号とDREQ信号を生成させる。制御信号生成回路12は、生成したIRL信号とDREQ信号をCPU101に送る。また、コントロール回路80A〜86Aは、各カウンタ30A〜36A,30B〜36B,80B〜86Bを0にクリアしておく。
そして、CPU101は、SDRAM106から印字データを順次読み出して、フラグを付与するとともに、印字データをFPGA102に転送する。CPU101は、レジスタ11を参照して、図7に示すように、各バッファ50A〜56Aにページ1の先頭データを書き込んでいく。例えば、1度に書き込むデータ量としては、320バイトとする。このバイト数は、カウンタ30A〜36Aによって計数される。カウンタ30A〜36Aが例えば320バイトをカウントすると、コントロール回路80A〜86Bが、図8に示すように、入力側スイッチ20〜26をバッファ50B〜56B側に切り換える。
なお、印字ヘッド1〜7が1回の吐出動作で64バイト分の印刷を行うものとした場合には、320バイトは5回分の吐出動作を行うバイト数である。ここでは、1回に64バイト、5回分の吐出動作を行う場合について説明するが、そのバイト数や回数は任意に設定してかまわない。
その後、コントロール回路80A〜86Aは、入力側スイッチ20〜26がバッファ50B〜56B側への切り換えが終了すると、制御信号生成回路12にIRL信号やDREQ信号を生成させ、CPU101に次の印字データを転送させる。次に転送されてきた印字データは、上述したバッファ50A〜56Aへの書き込みと同様にして、バッファ50B〜56Bに書き込まれていく(図9の矢印b)。このバッファ50B〜56Bへの書き込み動作と同時に、バッファ50A〜56Aに書き込まれた印字データが順次読み出されて(図9の矢印c)、印字ヘッド1〜7に転送され、印刷が行われる。
次に、カウンタ30B〜36Bが320バイトを計数し、カウンタ80B〜86Bが320バイトを計数すると、コントロール回路80A〜86Aは、図9及び図10に示すように、入力側スイッチ20〜26をバッファ50A〜56A側に切り換えるとともに(図9の矢印a)、出力側スイッチ70〜76をバッファ50B〜56B側に切り換える(図10の矢印d)。これと同時に、コントロール回路80A〜86Aは、各カウンタ30A〜36A,30B〜36B,80B〜86Bを0にクリアする。
そして、コントロール回路80A〜86Aは、制御信号生成回路12にIRL信号やDREQ信号を生成させ、CPU101に次の印字データを転送させる。次に転送されてきた印字データは、上述した場合の書き込みと同様にして、バッファ50A〜56Aに書き込まれていく(図11の矢印f)。このバッファ50A〜56Aへの書き込み動作と同時に、バッファ50B〜56Bに書き込まれた印字データが順次読み出されて(図11の矢印g)、印字ヘッド1〜7に転送され、印刷が行われる。
以下、同様にして、コントロール回路80A〜86Aが、入力側スイッチ20〜26及び出力側スイッチ70〜76を順次切り換えて、バッファ50A〜56A,50B〜56Bへの書き込み及びそれらからの読み出しを交互に行うようにして、印刷動作を行っていく。なお、CPU101によりレジスタ11に印刷終了設定を行うことによって、印刷を終了する。
次に、図12に示すタイミングチャートを用いて、データ転送のタイミングについて説明する。図中、AはFPGA102から各印字ヘッド1〜7へのデータ転送のタイミングを示している。Bは、SDRAM106からFPGA102へのデータ転送のタイミングを示している。Cは、USBコントローラ105からSDRAM106へのデータ転送のタイミングを示している。Dは、パーソナルコンピュータ200側からUSBコントローラ105へのデータ転送のタイミングを示している。なお、以下においては、印刷に用いる印字ヘッドを3本とした場合について説明する。例えば、印字ヘッド1,2,3を用いて印刷する場合である。
パーソナルコンピュータ200側からUSBコントローラ105には、Dに示すように、所定間隔、例えば125μsecで印字データが転送される。すると、そのタイミングに同期して、パーソナルコンピュータ200側から転送されてくる印字データが、Cに示すように、SDRAM106に書き込まれていく。そして、SDRAM106への書き込みが終了すると、SDRAM106からFPGA102への印字データの転送が開始される。印字データは、Bに示すように、印字ヘッド1〜3毎に3本のパルスに合わせて転送される。
すると、上述した動作を行って、FPGA102から印字ヘッド1〜3への印字データの転送は、Aに示すように、領域1)では、バッファ30A〜36Aへの書き込み及び読み出しによって印字データの転送が行われる。なお、書き込み動作時間と読み出し動作時間の合計は、例えば、240μsecとした場合には、書き込み動作時間は、10μsec程度である。そのため、バッファ30A〜36Aからの読み出し動作を行っている間に、バッファ30B〜36Bへの書き込み動作を行う。続いて、次の領域2)では、バッファ30B〜36Bからの読み出しによって印字データの転送が行われる。このときバッファ30A〜36Aへの書き込み動作を行う。このように領域3)、4)でも同様に繰り返して印字データの転送を行う。
最後に、図13を参照して、3本の印字ヘッド1〜3における動作タイミングについて説明する。Aは印字ヘッド1〜3の吐出タイミングを示している。BはFPGA102から印字ヘッド1への印字データの転送タイミングを示している。CはFPGA102から印字ヘッド2への印字データの転送タイミングを示している。DはFPGA102から印字ヘッド3への印字データの転送タイミングを示している。Eは印字ヘッド1に対応するバッファ30A,30Bへの印字データの書き込みタイミングを示している。Fは印字ヘッド2に対応するバッファ31A,31Bへの印字データの書き込みタイミングを示している。Gは印字ヘッド3に対応するバッファ32A,32Bへの印字データの書き込みタイミングを示している。HはUSBコントローラ105からSDRAM106へのデータ転送のタイミングを示している。Iはパーソナルコンピュータ200側からUSBコントローラ105へのデータ転送のタイミングを示している。
パーソナルコンピュータ200側からUSBコントローラ105には、Iに示すように、所定間隔、例えば125μsecで印字データが転送される。すると、そのタイミングに同期して、パーソナルコンピュータ200側から転送されてくる印字データが、Hに示すように、SDRAM106に書き込まれていく。そして、SDRAM106への書き込みが終了すると、SDRAM106からFPGA102への印字データの転送が開始される。印字データは、E,F,Gに示すように、印字ヘッド1〜3毎に3本のパルスによってそれぞれ転送される。
すると、上述した動作を行って、FPGA102から印字ヘッド1〜3へ、B,C,Dに示すように、バッファ30A〜36A,30B〜36Bへの書き込み及び読み出しによって印字データの転送が行われる。そして、Aに示すように、1回の読み出し動作及び書き込み動作が終了したタイミングで、各印字ヘッド1〜3が同時に吐出動作を行い、記録媒体に印刷していく。
以上の如く、本発明の印字装置100では、バッファ30A〜36Aとバッファ30B〜36Bとを具備し、いずれか一方のバッファに書き込んでいるときに他方のバッファから読み出して、印字ヘッド1〜7にそれぞれ印字データを転送するようにしたことによって、印刷までの待ち時間を短くするようにしたから、パーソナルコンピュータ200等の上位装置からの印字データの転送と印字ヘッド1〜7による印刷との時間的な効率化を図ることができ、印刷速度の高速化を図ることができる。
本発明の一実施例の印字装置とパーソナルコンピュータとの接続を説明する概略ブロック図である。 本発明の一実施例の印字装置における印字ヘッドへの印字データの転送を説明する概略ブロック図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載する印字ヘッドの配列を説明する図である。 図3に示す印字ヘッドのインクジェットノズルの配列を説明する図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載する印字ヘッドの周辺の機構を説明する図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載するバッファの切り換え制御を説明する要部概略図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載するバッファの切り換え制御を説明する要部概略図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載するバッファの切り換え制御を説明する要部概略図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載するバッファの切り換え制御を説明する要部概略図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載するバッファの切り換え制御を説明する要部概略図である。 本発明の一実施例の印字装置に搭載するバッファの切り換え制御を説明する要部概略図である。 本発明の一実施例の印字データの転送タイミングを説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施例の印字データの転送タイミングを説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1〜7 印字ヘッド
10 マルチプレクサ(MUX)
11 レジスタ
12 制御信号生成回路
13 バス
20〜26 入力側スイッチ
30A〜36A,30B〜36B カウンタ
40〜46 Inフラグ
50A〜56A,50B〜56B バッファ
60〜66 Outフラグ
70〜76 出力側スイッチ
80A〜86A コントロール回路
90〜96 ビット変換器
100 印字装置
101 CPU
102 FPGA
106 SDRAM

Claims (7)

  1. 制御装置との間での印字データの送受信を制御するインターフェースと、このインターフェースを介して転送される印字データを一時記憶する少なくとも2つのバッファと、このバッファから読み出された印字データに基づいて印字する印字ヘッドと、前記制御装置から前記インターフェースを介して転送されてきた印字データを前記一のバッファに書き込んでいる時に、その一のバッファ以外のバッファから印字データを読み出して前記印字ヘッドによって印刷させるように、バッファに対する印字データの読み書きを制御する切換制御手段と、を具備したことを特徴とする印字装置。
  2. 前記切換制御手段は、前記インターフェースを介して転送されてくる印字データを書き込む前記バッファを切り換える入力側スイッチング手段と、前記印字ヘッドによって印刷される印字データを読み出す前記バッファを切り換える出力側スイッチング手段と、前記入力用スイッチング手段と前記出力用スイッチング手段の切り換えを制御するスイッチング制御手段と、を具備したことを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  3. 前記スイッチング制御手段は、前記一のバッファの前記入力側スイッチング手段をオンにするとともに前記出力側スイッチング手段をオフにし、一のバッファ以外のバッファの前記入力側スイッチング手段をオフにするとともに前記出力側スイッチング手段をオンにするように切り換えを行うことを特徴とする請求項2に記載の印字装置。
  4. さらに、前記インターフェースを介して転送されてくる印字データ列に付与されている前記バッファを指定するフラグを識別するフラグ識別手段を、前記バッファの入力側と出力側の少なくとも一方に具備したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の印字装置。
  5. 少なくとも2つの前記印字ヘッドと、前記印字ヘッド毎にそれぞれ対応する少なくとも2つの前記バッファと、を具備する場合には、さらに、前記インターフェースを介して転送されてくる印字データを各印字ヘッドに対応する前記バッファに割り振る割振り手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至4に記載の印字装置。
  6. さらに、前記バッファ毎に記憶した印字データ量を計数するカウンタを具備したことを特徴とする請求項1乃至5に記載の印字装置。
  7. 制御装置から転送されてくる印字データを印字ヘッド毎に振り分け、印字ヘッド毎に具有する少なくとも2つのバッファに印字データを順に書き込んでいくとともに、書き込み動作を行っていないバッファから印字データを順に読み出して印字ヘッドに転送し、転送された印字データに基づいて印字ヘッドによって印刷させることを特徴とする印字装置における印字データの転送方法。
JP2003373750A 2003-10-31 2003-10-31 印字装置及びその印字データの転送方法 Pending JP2005132073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003373750A JP2005132073A (ja) 2003-10-31 2003-10-31 印字装置及びその印字データの転送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003373750A JP2005132073A (ja) 2003-10-31 2003-10-31 印字装置及びその印字データの転送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005132073A true JP2005132073A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34649675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003373750A Pending JP2005132073A (ja) 2003-10-31 2003-10-31 印字装置及びその印字データの転送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005132073A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031979A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Brother Industries Ltd 画像記録装置、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031979A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Brother Industries Ltd 画像記録装置、及びプログラム
US9162478B2 (en) 2011-08-03 2015-10-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus and nontransitory storage medium storing program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5027664B2 (ja) プリントシステムアーキテクチャ
NL8502642A (nl) Raster-beeld-processor.
US20080150988A1 (en) Image forming apparatus and control method thereof
US7336380B2 (en) Raster generation system and method of processing raster data
JP2005132073A (ja) 印字装置及びその印字データの転送方法
US20020018238A1 (en) Printer, print control apparatus and method
US8699068B2 (en) Printing device and method of controlling printing device
NL8502641A (nl) Raster-beeld-geheugen.
JPS58117036A (ja) 印字制御装置
KR100253202B1 (ko) 잉크젯 프린터의 래스터/컬럼 변환장치
CN1831849B (zh) 记录装置和用于记录装置的数据处理方法
JP5057548B2 (ja) 画像データ転送装置及び画像データ転送方法
JP4631509B2 (ja) 液体噴射装置
JP4038639B2 (ja) プリンタ及びそのイメージデータの転送方法
JP2907143B2 (ja) Ledプリンタ装置
JPH0746305B2 (ja) プリント制御装置
CA2365443C (en) Raster generation system and method of processing raster data
JP4359752B2 (ja) 液体噴射データのデータ転送装置、液体噴射装置
JP2004145857A (ja) 液体噴射データのデータ転送装置、液体噴射装置
JP4359751B2 (ja) 液体噴射データのデータ転送装置、液体噴射装置
JP4162358B2 (ja) 印刷装置
JPH10230642A (ja) プリンタ
JP4336952B2 (ja) 液体噴射データのデータ転送装置、液体噴射装置
JPH09179813A (ja) Dma転送装置
JP2019022071A (ja) 画像処理システム、画像処理方法および画像処理装置、ならびに、画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707