JP2005131705A - 鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部 - Google Patents

鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部 Download PDF

Info

Publication number
JP2005131705A
JP2005131705A JP2004223189A JP2004223189A JP2005131705A JP 2005131705 A JP2005131705 A JP 2005131705A JP 2004223189 A JP2004223189 A JP 2004223189A JP 2004223189 A JP2004223189 A JP 2004223189A JP 2005131705 A JP2005131705 A JP 2005131705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
weight
alloy
solder alloy
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004223189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4453473B2 (ja
Inventor
Shinya Ochi
真也 越智
Fumitoshi Tawara
文利 俵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004223189A priority Critical patent/JP4453473B2/ja
Priority to KR1020040079790A priority patent/KR100678803B1/ko
Priority to TW093130582A priority patent/TWI301854B/zh
Priority to SG200405932A priority patent/SG111229A1/en
Priority to US10/960,116 priority patent/US20050079092A1/en
Priority to CNB2004100921370A priority patent/CN1311950C/zh
Publication of JP2005131705A publication Critical patent/JP2005131705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453473B2 publication Critical patent/JP4453473B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C13/00Alloys based on tin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/26Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 400 degrees C
    • B23K35/262Sn as the principal constituent

Abstract

【課題】従来のSn−Zn(−Bi,−Al)系鉛フリーはんだは、Znに起因する高温高湿度下でCu電極との接合強度が低下するという問題があった。
【解決手段】Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、Sn、Zn、In、Agの組成比が、3.0重量%<Zn<5.0重量%、0.1重量%≦In≦4.0重量%、0.1重量%≦Ag≦0.4重量%であり、残部がSnより構成されるはんだ合金である。
さらに、前記はんだ合金と、フラックスとから構成される鉛フリーはんだ材料である。
【選択図】図3

Description

本発明は、鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部に関する。
近年、鉛の毒性に関する問題から環境への鉛の排出を規制する動きが高まっている。そこで、従来使用されていたSn−Pbはんだに替わり、電化製品の部品接合材料として、鉛フリーはんだに置き換える動きが進んでいる。
はんだ材料の合金としての必要な特性は、溶融温度、引張強度、伸び特性、濡れ性、部品接合部の接合強度等が挙げられる。
はんだの溶融温度は200℃前後が好ましい。はんだ融点が高すぎると、基板実装時に部品の耐熱温度を超えてしまい、現在のはんだ付け工法では部品を損傷してしまう恐れがある。また、はんだ融点が低すぎると、使用あるいは保管環境が高い場合に部品の落下や剥離が生じてしまう可能性がある。
鉛を使用した基板実装用はんだは、Sn−37Pbはんだ合金に代表される。これに置き換わるはんだとして、以下の鉛フリーはんだ合金が検討されてきた。例として、Sn−Ag(−Cu)系、Sn−Cu(−Ni)系、Sn−Ag−Bi−Cu系、さらにSn−Zn(−Bi、−Al)系、Sn−In−Ag−Bi系はんだ合金などが挙げられる。
これらをグループIという。その中で、Sn−Ag(−Cu)系、Sn−Cu(−Ni)系、Sn−Bi−Cu系はんだ合金は、融点が210〜230℃に調整された合金組成でフローはんだ付やリフローはんだ付工法などに使用されている。しかし、これら合金の融点は、これまで使用されてきたSn−Pbはんだの融点よりも30〜40℃高い。その結果、これらの合金系を用いて実装する温度条件では、部品の耐熱温度を超えてしまう場合がある。上記はんだで実装できる温度まで、当該部品の耐熱性を高めることは、技術的に難しい。一方、Sn−Zn(−Bi,−Al)系、Sn−In−Ag−Bi系はんだ合金等(グループIIという)は、主にリフローはんだ付工法を採用することを前提とした電子回路基板実装の分野で用いられている。しかしながら、グループIIの合金は、大気中における溶融状態での酸化が激しく、フローはんだ付工法への採用は現時点では技術的に難しい。前述のグループIの合金よりもはんだとしての特性はデメリットが多いが、グループIIの合金を使用する利点としては、従来使用されてきたSn−Pbはんだと同等の温度域まで融点を調整することが可能な利点がある。そして、グループIIの合金系は、融点が180〜210℃程度になるよう組成を調整して使用される。
つまり、Sn−Zn(−Bi、−Al)系はんだ合金は、融点が190−200℃前後で従来のSn−37Pbはんだ合金の融点に近く、これまでの実装条件がそのまま使用できる上、鉛フリーはんだの中では、コストが安いというメリットがある。しかし、はんだの接合母材に対する濡れ性が悪いと考えられている。はんだを実装した後についても、Cu母材にはんだ付けした接合部を、高温高湿度下の条件に曝すと部品の接合強度が急激に低下する現象が確認されている。
また、はんだ中にZnを使用しているため、はんだ中のZnがフラックス中に溶出して絶縁抵抗の低下やマイグレーションの発生を起こす可能性がある。
Sn−In−Ag−Bi系はんだ合金も、Sn−Zn系はんだと同様、融点がSn−Pbはんだに近い。この合金系はZnを使用していないので、Cu母材との接合の際にCu−Zn化合物を形成しない。そのため、高温高湿度雰囲気下におけるCuとの接合界面で、接合強度が急激に低下する現象は発生しない。
一方で、Ag電極にはんだ付けをおこなった場合、接合界面にAg−In化合物が形成する。経時変化により、この化合物相が大きく成長してこの部分が脆くなり、界面強度が低下すると言う現象が確認されている。この他に、部品を接合した状態で熱サイクルをかけると、接合部のはんだが変形していくという現象が見られる。電子回路基板は狭ピッチの基板設計に向かう方向に進んでおり、実装技術もより高度なレベルが要求されている。
このような技術的流れにおいて、はんだの変形が電気的な短絡につながる可能性があるという不安要素を抱えている。また、希少で高価なInをはんだ中に多く含み、材料コストがかかる上、供給面で将来的に不安を残す。
これら融点が180〜210℃程度となるはんだ合金は、その温度特性上、複数回のはんだ付け工法(リフローはんだ付け後フローはんだ付け、もしくは、リフローはんだ付け後リフローはんだ付けなど)において使用されるニーズが少なくない。ここで、問題となるのは、一度はんだ付けされた箇所が2度目以降のはんだ付け工程において剥離するという現象である。この剥離は、特に、大型のIC部品などにおいて、部品リードがはんだごと基板から浮き上がってしまうものである。この現象は、二度目以降のはんだ付けの際に、それ以前のはんだ付けで形成された接合部のはんだが部分的に溶融してしまい、接合強度が低下した状態となる。その状態で基板の反りや部品の変形などによって接合部が剥離してしまうために起こる。即ち、はんだ合金の特性としては、はんだ合金が溶け始める温度(以下、固相線温度と呼ぶ)と完全に溶融する温度(以下、液相線温度と呼ぶ)までの温度幅が大きいほど、接合部での剥離が起きる可能性が高い。
従来の技術では、例えば特許第2599890号公報(特許文献1)では、Sn−Ag系はんだにZnを添加することで、機械的強度やクリープ特性を改善できるとしている。
同時に、ZnもしくはInを添加することによって融点が下がることが示されている。
しかし、特許文献1に記載されているAg濃度は1重量%以上と高い。例えば、Sn−6Zn−6In−1Agのような高いAg濃度(1重量%)では、図6の示差走査熱量計(DSC)測定結果に示すように、融点200℃付近を頂点とする吸熱ピーク部分が多くなる。その結果、Sn−Pbはんだの場合と同等の実装条件では、はんだが十分に溶け切らない可能性がある。もし、はんだが十分に溶け切れないと、はんだの流動性が損なわれ、接合部が十分に形成されない。その場合、はんだ中にボイドが残って接合強度を低下させることになる。また、特開平9−174278号公報(特許文献2)では、Sn−Zn共晶近傍の合金に対して、融点の低下と部品メタライズへのぬれ性向上のためにInを添加している。更に、このSn−Zn−In合金中のZn相針状結晶を球状化および微細分散させるため、Agを添加している。そのため、Zn濃度は6〜11%、Agは0.5〜3%としている。
特許第2599890号公報 特開平9−174278号公報
従来の鉛フリーはんだにおいては、Sn−Zn(−Bi,−Al)系はんだが有するZnに起因する濡れ性の悪さ、および、高温高湿度下でCu電極との接合強度が低下するという問題があった。また、Sn−In−Ag−Bi系はんだ合金では、InやAg等、稀少な金属を使用するという問題があった。
本発明の目的は、溶融温度特性がSn−Pb系はんだと同等である条件を満たしながら、上記従来のSn−Zn(−Bi,−Al)系はんだやSn−In−Ag−Bi系はんだ合金の有する問題点を解決するものである。
特に、高温高湿度下におけるはんだ接合部の信頼性を改善することが重要な目的である。
上記の目的を達成するため、本発明のはんだ合金は、Sn−Zn−In−Ag系合金からなり、Sn、Zn、In、Agの組成比が、3.0重量%<Zn<5.0重量%、0.1重量%≦In≦4.0重量%、0.1重量%≦Ag≦0.4重量%であり、残部がSnよりなることを特徴とする。
本発明のはんだ合金は、溶融温度が現行のSn−Pbはんだと同程度であり、現行の部品や生産設備をそのまま使用することが出来る。また、液相線温度と固相線温度との差が小さく、複数回の実装工程を用いる場合においても、部品リードの浮き発生をほぼ抑える事ができる。また、高温高湿度下に曝されたときの、接合部強度低下を防ぐ。
以下に、本発明の鉛フリーはんだについて詳細に説明する。
本発明のはんだ合金は、融点210℃以下のSn−Zn−In系はんだに、Cu母材とはんだとの接合部を高温高湿度下に曝したときに接合界面の強度低下を抑えるAgを微量添加したSn−Zn−In−Agはんだである。
このはんだ合金では、溶融温度および接合信頼性の面から各元素の割合が以下の比率が好適である。
3.0重量%<Zn<5.0重量%
0.1重量%≦In<20.0重量%
0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
以下、この組成範囲について説明する。
Znの組成範囲は、3.0重量%<Zn<5.0重量%とする。Znの組成比が3.0重量%以下では、はんだの融点を200℃程度までに低下させることができない。また、Znの組成比が3.0重量%以下ではInを多くしても固相線温度と液相線温度との差が広がってしまう。その結果、複数回のはんだ付け工程において、部品接合部での剥離が発生し易くなる。
また、Zn組成比が5.0重量%以上であれば、高温高湿度下でのCu箔との接合部界面強度が低下する。また、Znが多くなるとはんだの濡れ性が低下し、はんだの酸化や接合部の電気絶縁性が低下するという問題も生じる。
Inの組成範囲は、0.1重量%≦In<20.0重量%とする。0.1重量%未満では、融点低下が望めない。In組成比が20重量%以上となると、はんだ融点における固相線温度が低くなりすぎてしまう。Sn−20Inでは固相線温度が153℃であり、固相線温度が低下すると、高温の環境下に曝されたときにははんだが溶融して剥離してしまう。
また、機器使用による発熱によっても同様の不具合が起こる可能性がある。さらに、Sn−20In固相線温度(153℃)と液相線温度(199℃)とが離れすぎているので、2度目以降のはんだ付け工程において剥離するという現象が起こりうる。
Agの組成範囲は、0.1重量%≦Ag≦0.4重量%とする。0.1重量%未満では、はんだ付けした後、高温高湿度下に曝したときの接合強度低下を防ぐ効果が得られない。
Agの組成比が0.4重量%を超えると、はんだの融点温度域における高温側にて溶融する割合が高くなり、実装プロセスにおいて溶融はんだの流動性が低下する。
なお、それぞれの組成比率は以下の範囲がより好ましい。
3.0重量%<Zn<5.0重量%
0.1重量%≦In≦4.0重量%
0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
はんだ合金中のIn組成比が高くなると、はんだ合金の伸び特性が低下する。そして、In組成比が4重量%以下で、伸び特性は30%以上を確保できる。したがって、熱衝撃などによって受ける応力に対して、はんだが変形することで応力を緩和させることができる。逆に、はんだに伸び特性がないと、基板や部品が膨張収縮した場合に、はんだ接合部中にクラックが入りやすくなる可能性がある。
なお、本発明で高温高湿度とは、85℃、85%RH(相対湿度)の環境を意味する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態では、高温高湿度下に曝したときの接合強度変化について、Inを3重量%にして、Znを0〜6重量%に変化(残部はSnとする。)したときの接合部の剥離強度を測定する。
まず、目的の組成に配合したはんだ合金約1kgを230℃に保持した。次に、0.65mmピッチ、100ピンのQFP(Quad Flat Package)部品を銅張りガラスエポキシ基板に接着剤を用いて固定した。この試料にフラックスを塗布した後、はんだ中に浸漬させてはんだ付けをおこなった。はんだ付け後の試料は、アセトンと超音波洗浄器を用いて洗浄し、フラックス残渣を除去した。洗浄後の実装基板試料は、85℃、85%RH(相対湿度)の恒温恒湿槽中に投入した後、250時間毎にリードの接合強度である剥離強度を測定した。
図1は、Inが3重量%、Znが0〜6重量%、残部がSnであるはんだで、QFP部品を実装したときのリード接合強度変化を示す。0Zn〜6ZnはZnの組成比が0〜6重量%であることを意味している。そして、Znの組成比が増える程、高温高湿度の雰囲気に曝されたときの接合強度低下が急激であることがわかる。さらに、Znの組成比が6重量%では、曝し時間500時間での接合強度が1kgfを切ってしまう。
即ち、はんだ中のZn濃度が高いほど、高温高湿度下での部品接合強度が低下しやすいという傾向が見られる。高温高湿度雰囲気中において、はんだ中のZn相が接合界面へと拡散してCu母材反応し、Cu−Zn化合物層を形成・成長させる。この過程で高湿度雰囲気の影響によりZnが酸化し、接合界面のCu−Zn化合物層とはんだとの界面において接合強度が急激に低下する。図1より、Zn含有量としては、5重量%未満が望ましい。
また、図2(a)〜図2(e)はInが3重量%、Znが2〜6重量%、Agが0.3重量%、残部がSnである各はんだのDSC測定結果を示している。3重量%以下では金属融点が210℃を超えてしまう。したがって、Zn含有量は3重量%より大きい方が好ましい。
さらに、Zn含有量が5重量%以上となると、高温高湿における接合強度が次第に低下する。したがって、Zn含有量は5重量%未満が好ましい。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、Sn−4Zn−3InにAgを微量添加したときの組織観察をしたものである。Znを4重量%、Inを3重量%、Agを0.1〜0.5重量%、残部がSnからなる各はんだ約0.6gを、セラミック板上で溶融させて球状にし、そのまま空気中で冷却した。それぞれのはんだ粒について断面を研磨し、SEMを用いて観察をおこなった。その結果を図3(a)〜図3(c)に示す。
図に示すように、Ag組成比が増えるに従って、針状のZn結晶が減り、図3(b)、図3(c)から球状のZn−Ag相が増えていくのがわかる。また、はんだ組織が微細化していることも確認される。Znの結晶が細かく分散することによって、Zn結晶同士の繋がりがなくなる。このことにより、接合強度の低下の原因となるZnの酸化がはんだ内部に向かって進行せず、高温高湿度下での接合強度低下を防いでいる。
Agが0.1重量%の場合には、図3(a)に示すように、針状のZn結晶がまだ多く見られるが、はっきりと球状Zn−Ag層が確認される。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、Sn−4Zn−3InにAgを微量添加したときの腐食電位の変化について説明する。
Znを4重量%、Inを3重量%、Agを0〜0.5重量%、残部がSnからなる各はんだを断面形状5mm×5mmの棒状に加工した。この棒状試料の表面を1200メッシュの耐水研磨紙で研磨した後、Al2O3懸濁液を用いてバフ研磨をおこなった。これを、25℃の3.5重量%NaCl水溶液中に浸漬させた。そして、銀塩化銀電極と飽和KCl水溶液を用いた標準電極を用いて、この標準電極のAgと、はんだ試料との間で発生する起電力差を測定した。その結果を図4に示す。また、参考例としてZnを含まないSn−3Inはんだの腐食電位を示す。
図4において、起電力値がSn−3Inはんだに近づくことで、はんだ中のZnが酸化されにくくなることが示される。つまり、Agを0.1重量%以上添加することにより、酸化の進行を防ぐ効果が得られることが判る。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、Sn−4Zn−3In―0.3AgをCu板にはんだ付けしたときの接合界面観察結果を説明する。Sn−4Zn−3In―0.3Agはんだ0.3gをCu板上に乗せ、フラックスを塗布した。これを230℃の熱板上で加熱し、はんだ付けをおこなった。この試料を樹脂中に埋め込み、研磨および蒸着をおこなった後、走査電子顕微鏡(SEM)とX線マイクロアナライザ(XMA)を用いて接合界面の断面観察をおこなった。SEMとXMAによる解析の結果、はんだとCu板との接合界面に、Zn層及びAg層の生成が観察できた。即ち、Cu板とはんだとの接合界面には、Zn−Ag相が形成されていることが判る。接合界面にZn−Cu化合物相が形成されると、はんだとZn−Cu化合物との界面で酸化が進行して接合強度が低下する。つまり、Zn−Cu化合物層の形成を防ぐことにより、接合強度の低下を回避することができる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態では、Sn−4Zn−3InにAgを微量添加したときの融点の変化を説明する。図5(a)〜図5(e)に、DSCを用いてZnを4重量%、Inを3重量%、Agを0〜0.5重量%、そして残部がSnからなる各はんだの融点を測定した結果を示す。図より、Agの組成比が増えるに従い、205℃〜210℃付近の吸熱量を示すピークが大きくなり、この温度域におけるはんだの溶融量が増えることが判る。Ag添加量が0.5重量%になると、この205℃〜210℃付近の吸熱ピークが、190℃付近の吸熱ピークと同等程度まで大きくなり、はんだとして使用したときに、はんだが溶けにくくなる。換言すると、低温側(約193℃)で一旦溶融し、さらに高温側にて溶融することになる。また、溶融はんだの濡れ性や流動特性も低下する。
以上の測定結果より、Agを0.1重量%以上添加すると腐食電位が改善される。一方、Agを0.5重量%以上添加すると、合金のDSC測定が示すように高温側のピークが増大し、はんだが溶けにくくなり、濡れ性や流動特性が低下する。
また、Znを含有するはんだにおいてAgを添加すると、針状のZn結晶が減少し、球状のZn−Ag相が増え、はんだ組織が微細化することが組織観察によりわかる。Agの含有量が0.1重量%では、針状のZn結晶が見られるが、Ag0.1重量%の添加でも前述のように、腐食電位が改善される効果が得られる。
またAgを添加すると、Cu上にはんだ付けしたときの接合界面において、Zn−Ag化合物相が形成されるので、CuとZnの反応を抑制するバリア層となる。その結果、酸化されやすいZn−Cu化合物層形成を阻止でき、接合界面での酸化を防ぎ、接合強度の低下を防止することができる。
(第6の実施の形態)
Znを4重量%、Inを0〜10重量%、Agを0.3重量%、残部がSnからなる各はんだを、はんだ液相線温度より50℃高い温度で板状に鋳造し、引張試験片を作製した。
試験片の形状は、JIS4号試験片とした。引張試験の条件は、引張速度5.0mm/minとした。
その結果を図7に示す。図から明らかなように、Inの割合が4重量%までの範囲において、伸び特性が30%以上を保っている。
(第7の実施の形態)
Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
3.0重量%<Zn<5.0重量%
0.1重量%≦In≦4.0重量%
0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
で、残部がSnであるはんだ合金と、フラックスとから構成された鉛フリーはんだ材料は、糸はんだやクリームはんだとして好適である。なお、フラックスは公知のものを使用できる。
(第8の実施の形態)
本実施の形態では、Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、さらにNi、Ti、Mg、Coからなる群のうちの少なくとも一つの添加元素を有し、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
3.0重量%<Zn<5.0重量%
0.1重量%≦In≦4.0重量%
0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
であり、前記添加元素の添加量が0.001重量%以上で0.05重量%以下の範囲にあり、残部がSnであるはんだ合金を用いたはんだ接合強度を説明する。
以下の試料を用いて高温高湿度試験を行った。図8は、その接合強度変化を示すものである。接合強度の測定方法は第1の実施の形態と同様である。各添加元素を含むはんだ合金を用いて、銅箔をリフローはんだ付けして試料とする。
図中のFは標準となる本発明の鉛フリーはんだ合金を示す。そして、図中のA、B,C、D、Eは、試料FのSnを除く組成比に対してそれぞれTiを0.004重量%、Niを0.01重量%、Mgを0.01重量%、Alを0.05重量%添加し、それらの残量をSnとしたはんだ合金を示している。高温高湿度における1000時間の曝し後の接合強度をみると、試料A、B、Cは標準Fよりも優れている。さらに、試料Dも少なくともFと同等の接合強度を保持していることが判る。
図9は、Sn−4Zn−3In−0.3Agのはんだ合金と、さらにTiを0.003重量%添加したはんだ合金と、比較用のSn−8Zn−3Biはんだ合金を用いた3種のはんだ接合部の高温高湿度下の接合強度変化を示している。なお、はんだ接合部の形成は第1の実施の形態と同様に行った。図より1,500時間を越えるとTiの添加効果が明らかである。
さらに、比較用のSn−8Zn−3Biは250時間を越えると、接合強度が1kg以下となっている。Tiで見られた効果は他の添加元素、Ni、Mg、Alでも同様に見られる。
(第9の実施の形態)
本実施の形態は、Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、さらにNi、Ti、Mg、Coからなる群のうちの少なくとも一つの添加元素を有し、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
3.0重量%<Zn<5.0重量%
0.1重量%≦In≦4.0重量%
0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
であり、前記添加元素の添加量が0.001重量%以上で0.05重量%以下の範囲にあり、残部がSnであるはんだ合金と、フラックスとから構成された鉛フリーはんだ材料は、フラックスとから構成された鉛フリーはんだ材料は、糸はんだやクリームはんだとして好適である。なお、フラックスは公知のものを使用できる。
以上説明したように、本発明は亜鉛の含有量を3重量%<Zn<5重量%の範囲に限定することによってはじめて、高温高湿度雰囲気下におけるはんだ接合部の信頼性を改善できたものである。また、本発明のはんだ合金は、棒はんだ(溶融はんだ)としても好適であり、拡散接合にも好適な鉛フリーはんだ合金である。さらに、本発明のはんだ合金を用いた電気・電子機器のはんだ接合部も本発明に含まれるものである。
本発明にかかるはんだ合金を用いた鉛フリーはんだは、溶融温度が従来のSn−Pbはんだと同等程度である。その結果、現行のSn−Pbはんだ付け工法をそのまま使用することができる。そして、部品接合強度に優れたはんだ特性を有する鉛フリーはんだ材料を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態おける各はんだのはんだ接合部の剥離強度を示す図 本発明の第1の実施の形態におけるSn−3In−0.3AgにZnを2〜6重量%添加したときの各はんだ合金のDSC測定結果を示す図 本発明の第2の実施の形態におけるSn−4Zn−3InにAgを微量添加したときの組織を示す模式図 本発明の第3の実施の形態におけるSn−4Zn−3InにAgを微量添加したときの腐食電位の変化を示す図 本発明の第1の実施の形態におけるSn−4Zn−3InにAgを微量添加したときの融点の変化を説明するための図 従来の、Sn−6Zn−6In−1Ag合金のDSC測定結果を示す図 本発明の第6の実施の形態におけるSn−4Zn−0.3AgにInを0〜10重量%添加したときのはんだ合金の機械的特性変化を示す図 本発明の第8の実施の形態におけるはんだ合金の機械的特性変化を示す図 本発明の第8の実施の形態における別のはんだ合金の機械的特性変化を示す図

Claims (6)

  1. Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
    3.0重量%<Zn<5.0重量%
    0.1重量%≦In≦4.0重量%
    0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
    で、残部がSnであるはんだ合金。
  2. Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
    3.0重量%<Zn<5.0重量%
    0.1重量%≦In≦4.0重量%
    0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
    で、残部がSnであるはんだ合金と、フラックスとからなる鉛フリーはんだ材料。
  3. Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、さらにNi、Ti、Mg、Coからなる群のうちの少なくとも一つの添加元素を有し、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
    3.0重量%<Zn<5.0重量%
    0.1重量%≦In≦4.0重量%
    0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
    であり、前記添加元素の添加量が0.001重量%以上で0.05重量%以下の範囲にあり、残部がSnであるはんだ合金。
  4. Sn−Zn−In−Ag系はんだ合金であって、さらにNi、Ti、Mg、Coからなる群のうちの少なくとも一つの添加元素を有し、Sn、Zn、In、Agの組成比が、
    3.0重量%<Zn<5.0重量%
    0.1重量%≦In≦4.0重量%
    0.1重量%≦Ag≦0.4重量%
    であり、前記添加元素の添加量が0.001重量%以上で0.05重量%以下の範囲にあり、残部がSnであるはんだ合金と、フラックスとからなる鉛フリーはんだ材料。
  5. 請求項1記載のはんだ合金からなる電気・電子機器のはんだ接合部。
  6. 請求項3記載のはんだ合金からなる電気・電子機器のはんだ接合部。
JP2004223189A 2003-10-10 2004-07-30 鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部 Expired - Fee Related JP4453473B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223189A JP4453473B2 (ja) 2003-10-10 2004-07-30 鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部
KR1020040079790A KR100678803B1 (ko) 2003-10-10 2004-10-07 납 프리 땜납 합금과, 그것을 이용한 땜납 재료 및 땜납접합부
TW093130582A TWI301854B (en) 2003-10-10 2004-10-08 Pb-free solder alloy, and solder material and solder joint using same
SG200405932A SG111229A1 (en) 2003-10-10 2004-10-08 Pb-free solder alloy, and solder material and solder joint using same
US10/960,116 US20050079092A1 (en) 2003-10-10 2004-10-08 Pb-free solder alloy, and solder material and solder joint using same
CNB2004100921370A CN1311950C (zh) 2003-10-10 2004-10-10 无铅焊接合金和焊接材料以及使用这些材料的焊接接点

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003352015 2003-10-10
JP2004223189A JP4453473B2 (ja) 2003-10-10 2004-07-30 鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005131705A true JP2005131705A (ja) 2005-05-26
JP4453473B2 JP4453473B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=34425378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004223189A Expired - Fee Related JP4453473B2 (ja) 2003-10-10 2004-07-30 鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20050079092A1 (ja)
JP (1) JP4453473B2 (ja)
KR (1) KR100678803B1 (ja)
CN (1) CN1311950C (ja)
SG (1) SG111229A1 (ja)
TW (1) TWI301854B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103212919A (zh) * 2013-03-22 2013-07-24 宁波市鄞州品达电器焊料有限公司 一种改进的无铅焊锡丝及其助焊剂

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1749616A1 (de) * 2005-08-05 2007-02-07 Grillo-Werke AG Verfahren zum Lichtbogen- oder Strahllöten/-schweissen von Werkstücken gleicher oder verschiedener Metalle oder Metalllegierungen mit Zusatzwerkstoffen aus Sn-Basis-Legierungen; Draht bestehend aus einer Zinn-Basis-Legierung
US20080225490A1 (en) * 2007-03-15 2008-09-18 Daewoong Suh Thermal interface materials
CN101804527A (zh) * 2010-04-06 2010-08-18 山东大学 一种低锌Sn-Zn基无铅钎焊材料
MX2014011514A (es) 2012-03-28 2015-01-16 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp Preforma a la medida para estampado en caliente, miembro estampado en caliente y metodos para fabricar los mismos.
WO2013157572A1 (ja) 2012-04-18 2013-10-24 千住金属工業株式会社 はんだ合金
KR101965037B1 (ko) 2012-08-31 2019-04-02 센주긴조쿠고교 가부시키가이샤 피막, 전자 부품의 접착 방법, 피막의 형성 및 박리 방법, 및 도전성 밀착 재료
CN106238951A (zh) * 2016-08-26 2016-12-21 王泽陆 一种环保高强度无铅钎料及其制备工艺
CN109926750B (zh) * 2019-05-17 2021-03-30 云南锡业集团(控股)有限责任公司研发中心 一种低温无铅焊料合金及其真空铸造方法
US11383330B2 (en) 2020-09-21 2022-07-12 Aptiv Technologies Limited Lead-free solder composition

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0168964B1 (ko) * 1995-06-30 1999-01-15 이형도 납땜성이 우수한 무연땜납
CN1087994C (zh) * 1995-09-29 2002-07-24 松下电器产业株式会社 无铅钎料合金
JPH10193171A (ja) * 1996-12-27 1998-07-28 Murata Mfg Co Ltd 半田付け物品
JPH10249578A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Hitachi Cable Ltd 銅および銅合金ブレージングシート
JPH10328880A (ja) * 1997-06-04 1998-12-15 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 錫−銀系無鉛半田合金
JP2001321983A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Canon Inc はんだペースト及びそれを用いた電子部品のはんだ付け方法
US20030021718A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-30 Osamu Munekata Lead-free solder alloy

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103212919A (zh) * 2013-03-22 2013-07-24 宁波市鄞州品达电器焊料有限公司 一种改进的无铅焊锡丝及其助焊剂

Also Published As

Publication number Publication date
KR100678803B1 (ko) 2007-02-06
US20050079092A1 (en) 2005-04-14
TW200519216A (en) 2005-06-16
CN1311950C (zh) 2007-04-25
JP4453473B2 (ja) 2010-04-21
TWI301854B (en) 2008-10-11
CN1605427A (zh) 2005-04-13
SG111229A1 (en) 2005-05-30
KR20050035083A (ko) 2005-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100999331B1 (ko) 납프리 땜납 합금
JP5660199B2 (ja) 鉛フリーはんだ合金
JP4770733B2 (ja) はんだ及びそれを使用した実装品
JP4831069B2 (ja) 鉛フリー低温はんだ
TWI819210B (zh) 無鉛焊錫合金及焊錫接合部
JP4453473B2 (ja) 鉛フリーはんだ合金と、それを用いたはんだ材料及びはんだ接合部
JP4076182B2 (ja) 無鉛はんだ合金
EP3707285A1 (en) Low-silver tin based alternative solder alloy to standard sac alloys for high reliability applications
JP2008221330A (ja) はんだ合金
JP3758090B2 (ja) SnCu系無鉛はんだ合金
JP2022026896A (ja) はんだ合金および成形はんだ
KR100904656B1 (ko) 웨이브 및 디핑용 무연 솔더 조성물과 이를 이용한 전자기기 및 인쇄회로기판
KR20070082061A (ko) 무연 솔더 조성물과 이를 이용한 전자기기 및 인쇄회로기판
JP3254901B2 (ja) はんだ合金
JP2003200288A (ja) Pbフリーはんだ材料及びそれを用いた電子機器
CN115178910A (zh) 用于电子应用的具有成本效益的无铅焊料合金
JP2006000925A (ja) 無鉛はんだ合金およびその製造方法
KR20070082058A (ko) 무연 솔더 조성물과 이를 이용한 전자기기 및 인쇄회로기판
KR20070082060A (ko) 무연 솔더 조성물과 이를 이용한 전자기기 및 인쇄회로기판
JP2002346788A (ja) 錫−銀系ハンダ合金
JP2002273596A (ja) 錫−銀系ハンダ合金

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees