JP2005131642A - フレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法 - Google Patents

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Yuji Ueda
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Abstract

【課題】 略L字形状の2つの部材から形成され、かつ、継手部に段差を有するフレア継手に対して、レーザを照射しながら消耗電極パルスアーク溶接を行うフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法において、2m/minを超える高速溶接を行うとアーク2がふらつき不安定になるために溶け落ち等の溶接欠陥が発生することがある。
【解決手段】 アーク2が段差エッジ部Bよりも外側に広がりアークがふらつくことを防止するために、前記段差エッジ部Bに遮蔽板11a,11bを設けて前記フレア継手をレーザ照射パルスアーク溶接する。前記遮蔽板11a、11bの材質は、セラミックス、カーボン又は継手を形成する部材よりも熱伝導のよい金属等とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、略L字形状の2つの部材から形成され、かつ、継手部に段差を有するフレア継手に対して良好な高速溶接を行うためのフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法に関するものである。
図3は、本発明の対象となる段差を有するフレア継手を示す図である。同図に示すように、本発明が対象とするフレア継手は、略L字形状の2つの部材1a、1bから形成され、かつ、継手部に段差L[mm]を有する。部材1a、1bは鉄鋼材、アルミニウム材等であり、2mm以下程度の薄板である。このフレア継手を高速溶接するために、レーザを照射しながら消耗電極パルスアーク溶接を行う。
図4は、レーザ照射パルスアーク溶接を行うための溶接装置の構成図である。パルスアーク溶接用溶接電源9は、溶接トーチ5と母材1a、1bとの間にパルスアーク2を発生させるための電力を供給すると共に、ワイヤ送給装置の送給ロール6の回転を制御して溶接ワイヤ4を送給する。レーザ3は、レーザ発振装置10から出力されて、光ファイバー8及びレーザヘッド7を通って、フレア継手部に照射される。一般的に、レーザ3の照射位置がアーク2の発生位置よりも先行するように配置することが多い。レーザ照射パルスアーク溶接では、レーザ3及びアーク2の2つの熱源から母材1a、1bへ入熱するので、高速溶接を行うことができる。さらに、アーク溶接にパルスアーク溶接を採用するので、スパッタの発生が非常に少ない美しいビード外観を得ることができる。
図5は、フレア継手部のアーク発生状態を示す図である。同図では溶接進行方向の後方から見た図であるために、レーザ照射はアーク2に隠れて見えていない。溶接速度が2m/min程度以下の場合には、アーク2に通電する溶接電流は200A程度以下になる。このときに、フレア継手部の段差Lが3〜6mm程度である場合には、アーク2の広がりは段差L内に略収まり良好なレーザ照射パルスアーク溶接を行うことができる。また、段差Lが3mm未満の場合には段差Lが小さいのでアーク2の発生状態への影響は少なく、良好なレーザ照射パルスアーク溶接を行うことができる。(特許文献1参照)
ところで、特許文献2に記載する従来技術は、薄板重ね継手をレーザ照射アーク溶接するものである。このアーク溶接には短絡移行溶接を使用するものである。しかし、図5で上述したように、溶接速度が2m/min程度でも溶接電流は200A程度となり、短絡移行溶接をすることができる電流範囲外となる。このために、この従来技術では最高溶接速度が2m/min程度に制限される。
特開2002−192363号公報 特開2002−103069号公報
上述したレーザ照射パルスアーク溶接では、溶接装置が高価になるために、それに見合った高効率の溶接(高速溶接)を行いたいという要求が強い。ここでいう高速溶接とは、2〜6m/minの溶接を意味する。しかしながら、上述したレーザ照射パルスアーク溶接によって、上述した段差を有するフレア継手を2m/min超の高速溶接すると、アークがふらつくためにビード形成が不良になったり段差部に溶け落ちが発生したりする。
図6は、高速溶接時のアーク発生状態を示す図である。溶接速度が2m/minを超えると溶接電流は200Aを超えることになり、アーク2の広がりが大きくなる。このときに、段差Lが3〜6mm程度であると、アーク2の広がりが段差Lよりも大きくなり、以下のようなアーク発生状態になる。すなわち、同図(A)に示すように、アーク2が継手中心部Aに対して略対象に形成される良好な状態と、同図(B)に示すように、アーク2が段差エッジ部Bから外側に偏って形成される不良な状態とを繰り返すことになる。このようなアーク2のふらつき現象が発生すると、ビードが段差部の方向に偏り不良ビードになったり、段差部への入熱が過大となり溶け落ちが発生したりする不具合が発生する。
溶接速度が2m/min以下であるときには溶接電流が小さくなりアーク2の広がりも小さくなるために、上述したアーク2のふらつき現象は発生しない。しかし、溶接速度が2m/minを超える高速溶接では、溶接電流が大きくなりアーク2の広がりも大きくなるために、段差エッジ部Bを乗り越えてアーク2のふらつき現象が発生することになる。
そこで、本発明では、3〜6mmの段差を有するフレア継手に対して2m/minを超える高速溶接を行ったときに、アークのふらつき現象の発生を抑制して良好な溶接品質を得ることができるレーザ照射パルスアーク溶接方法を提供する。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、略L字形状の2つの部材から形成され、かつ、継手部に段差を有するフレア継手に対して、レーザを照射しながら消耗電極パルスアーク溶接を行うフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法において、
アークが段差エッジ部よりも外側に広がりアークがふらつくことを防止するために、前記段差エッジ部に遮蔽板を設けたことを特徴とするフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法である。
また、第2の発明は、第1の発明記載の遮蔽板の材質が、セラミックス又はカーボン又は継手を形成する部材よりも熱伝導のよい金属であることを特徴とするフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法である。
また、第3の発明は、第1の発明又は第2の発明記載の遮蔽板が、パルスアーク溶接用トーチの先端部に配設され、溶接時に段差エッジ部に近接することを特徴とするフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法である。
上記第1の発明によれば、段差のあるフレア継手に対して2m/minを超える高速溶接を行っても、段差エッジ部に設けた遮蔽板によってアークが段差エッジ部から外側に広がってふらつくことがないので、良好な溶接品質を得ることができる。
上記第2の発明によれば、遮蔽板の材質をセラミックス、カーボン又は継手を形成する部材よりも熱伝導のよい金属にすることによって、遮蔽板がアークからの熱によって溶融して部材と溶着することを防止することができる。
上記第3の発明によれば、遮蔽板が溶接トーチと一体となって移動して溶接時に段差エッジ部と近接するために、段差エッジ部に遮蔽板を予め設置する必要がなく施工準備が簡単になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るアーク発生状態を示す図である。同図では溶接進行方向の後方から見た図であるために、レーザ照射はアーク2に隠れて見えていない。同図は、略L字形状の2つの部材からなり、3〜6mmの段差を有するフレア継手に対して、2m/minを超える高速溶接をレーザ照射パルスアーク溶接によって行う場合である。本発明は、同図に示すように、高速溶接時に溶接電流が大きくなりアーク2の広がりが大きくなることによってアーク2が段差エッジ部Bから外側にはみ出してふらつくのを防止するために、段差エッジ部Bに遮蔽板11a、11bを設けるものである。この遮蔽板にはアーク2からの熱に耐えうるように耐熱性材料を使用する必要がある。具体的には、同図(A)に示すように、セラミックス又はカーボンが使用できる。また、同図(B)に示すように、銅、鉄、アルミニウム等の金属材料を使用することもできる。
同図(A)に示すように、遮蔽板11aがセラミックス又はカーボンであるときには、遮蔽板11aは絶縁物又は導電率が低い材料であるので、アーク2は遮蔽板11aには形成されない。このために、アーク2は継手中心部Aに対して略対象形状となる。したがって、アーク2がふらつくことがなく、安定した高速のレーザ照射パルスアーク溶接を行うことができる。
また、同図(B)に示すように、遮蔽板11bが金属材料であるときには、アーク2は遮蔽板11bにも形成される。しかし、この場合でも、アーク2は段差エッジ部Bから外側にはみ出すことはないために、継手中心部Aに対してやや偏った形状にはなるが、その偏りはわずかである。このために、安定した高速のレーザ照射パルスアーク溶接を行うことができる。
ところで、アーク2からの熱によって遮蔽板11a、11bが部材に溶着することがときにはある。これを防止するためには、遮蔽板に、セラミックス、カーボン又は継手を形成する部材よりも熱伝導のよい銅のような金属材料を使用すれば良い。熱伝導がよい材料では、アーク2からの熱が逃げるために溶着することはない。セラミックス又はカーボンはアーク2からの熱によって溶融しないので、溶着しない。
[実施の形態2]
図2は、本発明の実施の形態2に係るアーク発生状態を示す図である。同図は、上述した図1とは異なり遮蔽板12がパルスアーク溶接用トーチ5の先端部に位置調整機構13を介して配設されているものである。この遮蔽板12は、位置調整機構13を調整して溶接時に段差エッジ部Bに近接して、アーク2が段差エッジ部Bから外側に偏ってアーク2がふらつくのを防止する。この遮蔽板12の材質については、上述した実施の形態1と同様である。また、この遮蔽板12の作用効果も実施の形態1と同様である。ただし、この実施の形態2の遮蔽板12は段差エッジ部Bに設ける必要がなく、溶接トーチ5と一体となって移動するので、施工準備が簡単になる利点がある。
本発明の実施の形態1に係るアーク発生状態図である。 本発明の実施の形態2に係るアーク発生状態図である。 本発明が対象とする段差を有するフレア継手を示す図である。 従来技術におけるレーザ照射パルスアーク溶接装置の構成図である。 従来技術におけるアーク発生状態図である。 従来技術の課題を説明するための高速溶接時のアーク発生状態図である。
符号の説明
1a、1b 部材(母材)
2 アーク
3 レーザ
4 溶接ワイヤ
5 溶接トーチ
6 送給ロール
7 レーザヘッド
8 光ファイバー
9 溶接電源
10 レーザ発振装置
11a、11b 遮蔽板
12 遮蔽板
13 位置調整機構
A 継手中心部
B 段差エッジ部
L 段差

Claims (3)

  1. 略L字形状の2つの部材から形成され、かつ、継手部に段差を有するフレア継手に対して、レーザを照射しながら消耗電極パルスアーク溶接を行うフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法において、
    アークが段差エッジ部よりも外側に広がりアークがふらつくことを防止するために、前記段差エッジ部に遮蔽板を設けたことを特徴とするフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法。
  2. 請求項1記載の遮蔽板の材質が、セラミックス又はカーボン又は継手を形成する部材よりも熱伝導のよい金属であることを特徴とするフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の遮蔽板が、パルスアーク溶接用トーチの先端部に配設されて、溶接時には段差エッジ部と近接することを特徴とするフレア継手のレーザ照射パルスアーク溶接方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010284698A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Ihi Corp レーザ用トーチヘッド及びハイブリッド溶接装置
CN110202231A (zh) * 2019-03-26 2019-09-06 上海工程技术大学 一种铝铜异种金属的激光焊接方法

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