JP2005130394A - 直接投射装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 メーカ、機種に依存せず、撮像装置と投影装置を直接接続してデータを取り扱うことができ、更にデータのハンドリングが可能な直接投射装置およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】 撮像装置(1)内の撮像データを投影装置(2)に送信して記憶させる撮像データ送信手段と、投影装置から、該投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを受信するインターフェース受信手段と、インターフェースに基く操作画面を撮像装置の入出力手段(8)に表示する操作画面表示手段と、操作画面に基づいて入力された操作データを投影装置に送信する操作データ送信手段とを備えた直接投射装置(10)である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置と投影装置とが直接信号接続して効果的な撮像データの再生を行うための技術に関する。
電子カメラの普及につれ、その再生方法は従来のプリント以外にも、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)やTVのモニタでの再生、プロジェクタでの投射等、種々の楽しみ方が提案されている。特にプロジェクタは大画面での再生が可能であるため大きさにとらわれない図22に示すような複数の鑑賞者を対象とした鑑賞が可能となる。
従来、電子カメラで撮影した画像等のデータをプロジェクタで再生するときには、PCの内蔵メモリに画像データを保存し、PCを利用して圧縮画像の解凍、プロジェクタ表示データの作成を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
また、カメラ側に設けられたビデオ出力端子から、低解像度の画像をプロジェクタなどに出力することも行われていた。
特開2001−125738号公報
しかし、電子カメラが高画質化するに伴いビデオ出力を利用するのでは、カメラの性能を十分に引き出した高画質の画像を再生することは困難なものとなっていた。
そのため、電子カメラとプロジェクタ間に専用のインターフェース機器を設け、PCの代用とする解決案もあるが、次のような課題があった。
プロジェクタ装置が、電子カメラと一体として接続されてデータの転送を可能とするためには、インターフェース機器は、プロジェクタの種類(例えば、解像度や色再現技術等)に対応して、電子カメラと接続できるように個々に設計する必要があるため、コストアップとなる。
従来のプロジェクタ装置は、所定の電子カメラからの撮像データの再生を主たる目的として構成されているため、その機能はデータ転送、映写に特化したものである。従って、従来のPCを介した場合のように、データのハンドリングを行う機能が備っていない。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであって、メーカ、機種に依存せず、撮像装置と投影装置を直接接続してデータを取り扱うことができ、更にデータのハンドリングが可能な直接投射装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本発明の請求項1に記載の直接投射装置は、投影装置に直接信号接続する撮像装置に搭載され、該撮像装置の動作を制御する直接投射装置において、上記撮像装置内の撮像データを上記投影装置に送信して記憶させる撮像データ送信手段と、上記投影装置から、該投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを受信するインターフェース受信手段と、上記インターフェースに基く操作画面を上記撮像装置の入出力手段に表示する操作画面表示手段と、上記操作画面に基づいて入力された操作データを上記投影装置に送信する操作データ送信手段とを備えた。
また本発明に係る請求項2に記載の直接投射装置は、上記記載の発明である直接投射装置において、上記操作データは、少なくとも上記投影装置が投影する撮像データを指定する情報、該撮像データを保存するフォルダを指定する情報のいずれか1つの情報を含む。
また本発明に係る請求項3に記載の直接投射装置は、上記記載の発明である直接投射装置において、上記操作データは、上記投影装置が投影する像の、少なくとも明るさを操作するデータ、色調を操作するデータのいずれか1つを含む。
また本発明に係る請求項4に記載の直接投射装置は、撮像装置に直接信号接続する投影装置に搭載され、該投影装置の動作を制御する直接投射装置において、上記撮像装置から撮像データを受信して記憶装置に記憶する撮像データ受信手段と、上記投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを上記撮像装置に送信するインターフェース送信手段と、上記撮像装置から上記投影装置の動作を操作する操作データを受信する操作データ受信手段と、上記操作データに基づいて上記投影装置の動作を制御する操作制御手段とを備えた。
また本発明に係る請求項5に記載の直接投射装置は、上記記載の発明である直接投射装置において、上記撮像装置から、上記投影装置が記憶する前記撮像データを指定する情報、該撮像データを保存するフォルダを指定する情報の内少なくともいずれか1つの指定データを受信する指定データ受信手段と、指定された撮像データ、または指定されたフォルダに保存される撮像データを投影する撮像データ投影手段とを備えた。
また本発明に係る請求項6に記載の直接投射装置は、上記記載の発明である直接投射装置において、上記所定の撮像データ毎に、明るさ優先で投影するか色再現優先で投影するかを指定する投影モード指定手段を有し、上記撮像データ投影手段は、上記所定の撮像データを対応する投影モードで投影する。
また本発明に係る請求項7に記載の直接投射装置は、上記記載の発明である直接投射装置において、上記所定のフォルダ毎に、明るさ優先で投影するか色再現優先で投影するかを指定する投影モード指定手段を有し、上記撮像データ投影手段は、上記所定のフォルダに保存された撮像データを対応する投影モードで投影する。
また本発明に係る請求項8に記載のプログラムは、投影装置に直接信号接続する撮像装置に搭載され、該撮像装置の動作を制御する直接投射装置の直接投射プログラムにおいて、上記撮像装置内の撮像データを上記投影装置に送信して記憶させる撮像データ送信手順と、上記投影装置から、該投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを受信するインターフェース受信手順と、上記インターフェースに基く操作画面を上記撮像装置の入出力手段に表示する操作画面表示手順と、上記操作画面に基づいて入力された操作データを上記投影装置に送信する操作データ送信手順とをコンピュータに実行させる。
また本発明に係る請求項9に記載のプログラムは、撮像装置に直接信号接続する投影装置に搭載され、該投影装置の動作を制御する直接投射装置の直接投射プログラムにおいて、上記撮像装置から撮像データを受信して記憶装置に記憶する撮像データ受信手順と、上記投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを上記撮像装置に送信するインターフェース送信手順と、上記撮像装置から上記投影装置の動作を操作する操作データを受信する操作データ受信手順と、上記操作データに基づいて上記投影装置の動作を制御する操作制御手順とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、メーカ、機種に依存せず、撮像装置と投影装置とを直接接続して撮像データを取り扱うことができ、更に撮像データのハンドリングが可能となる。
図1は、本発明に係る直接投射装置の狙いを示す図である。
本発明に係る直接投射装置は、機器である電子カメラ1と記録装置を備えたプロジェクタ2に搭載されている。そして、直接投射装置の働きによって、電子カメラ1とプロジェクタ2とは、メーカ、機種に依存することなく、再生画像データや操作用のデータを取り扱うことが可能となる。
図2は、本発明に係る直接投射装置を用いたプロジェクタシステムの構成を示す図である。
プロジェクタシステムは、電子カメラ1、画像を記録する機能を有するプロジェクタ2及び通信線3で構成されている。
電子カメラ1には、撮像部5、機器記録媒体6、操作部7、表示部8、機器通信インターフェース9、機器直接投射手段10及び機器制御部11が設けられている。
撮像部5は、被写体を撮像して撮像信号を生成するとともに、種々の画像処理を行って画像データを作成する。機器記録媒体6は、撮像部5が作成した画像データ等を格納する。操作部7は、電子カメラ1の動作に関する指示を入力するための操作スイッチなどを備える。表示部8は、画像データあるいはユーザインターフェース画面等を表示する。機器通信インターフェース9は、プロジェクタ2との間で信号の授受を行うインターフェースである。機器直接投射手段10は、本発明に係る直接投射装置であり、プロジェクタ2との間で画像データ等の転送及びハンドリングを行う。機器制御部11は、機器直接投射手段10の動作を含み、電子カメラ各部の動作を統括的に制御する。
プロジェクタ2には、プロジェクタ記録媒体15、プロジェクタ通信インターフェース16、プロジェクタ直接投射手段17及びプロジェクタ制御部18が設けられている。
プロジェクタ記録媒体15は、画像データ等を格納する。プロジェクタ通信インターフェース16は、電子カメラ1との間で信号の授受を行うインターフェースである。プロジェクタ直接投射手段17は、本発明に係る直接投射装置であり、電子カメラ1との間で画像データ等の転送及びハンドリングを行う。プロジェクタ制御部18は、プロジェクタ直接投射手段17の動作を含み、プロジェクタ各部の動作を統括的に制御する。
また、プロジェクタ2には、更に操作部18a、投射画像形成部19、反射式画素制御デバイス(DMD)19a、投射光学系20、光源20a、回転式カラーフィルタ20b及びプリンタインターフェース100が設けられている。
操作部18aは、投射する画像を選択する操作を行う。反射式画素制御デバイス19aは微小ミラーにより構成され、投射画像形成部19が反射式画素制御デバイス19aの各画素の角度を切り換える。光源20aや回転式カラーフィルタ20b、投射光学系20が投射される画像の切り換えや制御を行う。
なお、この回転式カラーフィルタ20bは複数の切り換え式色フィルタからなり、光源20aからDMD19aを介した光がその色を投射するかどうかで色再現を行う。この色フィルタを通す光によって、明るさを優先した投射や色再現を優先した投射が可能となる。
プリンタインターフェース100は、画像データを外部のプリンタ101に受け渡すための信号授受を行う。
ここで、通信線3とは広く情報の送受信に用いられる経路のことで、導電線、光ファイバなどの有線を用いた通信に限られず、光、音波、電波などを用いた無線通信も含まれる。
本プロジェクタシステムでは、電子カメラ1に設けられた機器直接投射手段10とプロジェクタ2に設けられたプロジェクタ直接投射手段17とが互いに信号の授受を行って連携した動作を行うことによって画像データ等の転送及びハンドリングを行う。
図3は、直接投射装置のプロトコルアーキテクチャを示す図である。
図3において、電子カメラ1の内部に記載された各層の機能が機器直接投射手段10の構成に対応し、プロジェクタ2の内部に記載された各層の機能がプロジェクタ直接投射手段17の構成に対応している。
物理通信層としては、例えばUSBなどの物理的インターフェース21を設ける。トランスポート層には、PTPトランスポートレイヤ22を備える。PTP(Picture Transfer Protocol)は、主に電子カメラにおいて画像転送に用いられるプロトコルである。尚、これらのレイヤの構成に際しては、上述のUSB、PTPに限らず、適宜公知の技術を用いて構成しても良い。
そして、PTPトランスポートレイヤ22の上層に、直接投射を実現するための直接投射レイヤ24とソフトウエアコンポーネントである直接投射ディスカバリ23が設けられている。そして、最上層であるアプリケーション層25にはソフトウエアコンポーネントである第1直接投射サーバ26、第2直接投射クライアント27が電子カメラ側に設けられ、第1直接投射クライアント28及び第2直接投射サーバ29がストレージ機能を有するプロジェクタ側に設けられている。
直接投射ディスカバリ23は、電子カメラ1とプロジェクタ2とが直接投射を行うにあたって、所定の機能を備えているかどうかのネゴシエーションを行う。
第1直接投射(サーバ/クライアント)は、電子カメラ1の画像データをプロジェクタ2に転送する機能をサポートする。電子カメラ1側に設けられた第1直接投射サーバ26は、プロジェクタ2側に設けられた第1直接投射クライアント28からの要求に対してデータの提供を行う。
第2直接投射(サーバ/クライアント)は、プロジェクタ2の画像データを電子カメラ1に転送する機能、及びストレージ内の画像データを操作する機能をサポートする。プロジェクタ2側に設けられた第2直接投射サーバ29は、電子カメラ1側に設けられた第2直接投射クライアント27からの要求に対してデータの提供を行う。
本発明に係る直接投射装置は次の機能を備えている。
機能1:電子カメラ1とプロジェクタ2との間でデータ転送等の動作を行うための準備を整える機能。
この準備機能には、電子カメラ1とプロジェクタ2とが直接投射を行うための所定の機能を備えているかどうかのネゴシエーションを行うディスカバリ動作とそれぞれの機能に関する詳細情報の授受を行うコンフィギュア動作が定義されている。
機能2:電子カメラ1内の画像データをプロジェクタ2に転送してプロジェクタ記録媒体15に記憶させる機能。
この機能として、ダイレクトコピー動作が定義されている。
機能3:プロジェクタ2内の画像データを電子カメラ1に転送して表示部8に表示または機器記録媒体6に記憶させる機能。
この機能として、制御用表示動作が定義されている。
機能4:電子カメラ1からプロジェクタ2内のファイル等を操作する機能。
この機能として、プロジェクタ2のストレージ内の画像データの移動動作、プロジェクタ2内での画像データの削除などの動作等が定義されている。
以下、それぞれの機能に従って直接投射装置の動作について説明する。
[準備機能]
先ず、電子カメラ1とプロジェクタ2とが直接投射を行うための所定の機能を備えているかどうかのネゴシエーションを行うディスカバリ動作について説明する。
図4は、ディスカバリ動作の信号授受フローを示す図である。
電子カメラ1とプロジェクタ2とが通信線3によって接続され通信が可能な状態になったときに、プロジェクタ側の直接投射ディスカバリ23aが起動し電子カメラ1に対して、直接投射機能を定義したファイル、即ち、プロジェクタによる投射(映写)を許可したファイルのファイル識別子のリストを要求する(S1)。
ここで、ファイル識別子は、画像データファイルなどを識別するためのIDデータであり、ユーザが電子カメラ1内の全ファイルに対してユニークな値を設定する。従って、このファイル識別子によって映写の対象とするファイルを特定することができる。尚、ファイル識別子の詳細については後述する。
電子カメラ1では、直接投射ディスカバリ23bが起動し、電子カメラ内に備えている映写許可を定義したファイルを抽出し、そのファイル識別子のリストを作成してプロジェクタ2に送信する(S2)。
プロジェクタ2では、ファイル識別子毎にそのファイルの情報の送信を要求し、電子カメラ1では、要求のあったファイル識別子のファイルの情報をプロジェクタ2に送信する(S3、S4)。そして、この動作を、リストに記載されたファイル識別子毎に繰り返して実行する。
この動作によって、プロジェクタ2では、接続された電子カメラ1が備えている直接投射機能を把握することができる。
次に、プロジェクタ2では、プロジェクタ内に備えているカメラとの直接投射機能を定義したファイルを抽出し、そのファイル情報を送信する(S5)。
この動作によって、電子カメラ1とプロジェクタ2は互いが有する直接投射機能を認識することができる。そして、電子カメラ1とプロジェクタ2が直接投射を実行することが可能であることが認知された場合は、続いて電子カメラ1は、プロジェクタ2が保有する詳細の直接投射に関する機能情報及び能力情報を獲得するための動作を実行する。
図5は、機能情報及び能力情報の獲得動作の信号授受フローを示す図である。
尚、本獲得動作は、第2直接投射サーバ29と第2直接投射クライアント27とのあいだの信号授受によって実行される。従って、第1直接投射サーバ26と第1直接投射クライアント28は信号授受動作を行わない。
電子カメラ1の第2直接投射クライアント27は、プロジェクタ2に対して詳細の機能情報を問い合わせる(S10)。ここで、問い合わせる機能としては、電子カメラ1からプロジェクタ2へのデータ転送機能、プロジェクタ2から電子カメラ1へのデータ転送機能、プロジェクタ2内のファイル等を操作する機能(先に接続されていたカメラのファイルが残っていた場合などは消去する等)などである。また、直接投射クライアント27は、この問い合わせに併せて、電子カメラ1の機種名などの機器情報も送信する。
プロジェクタ2の第2直接投射サーバ29は、このそれぞれの機能の問い合わせに対して回答を送信する(S11)。
続いて、電子カメラ1の第2直接投射クライアント27は、プロジェクタ2に対して能力情報を問い合わせる(S12)。この能力情報によって、電子カメラ1はプロジェクタ2の動作を指定することができる。例えば、プロジェクタ記録媒体15内のフォルダの自動作成の可否、ファイル名のリネームの可否、ファイルのプロテクションの可否などが該当する。
プロジェクタ2の第2直接投射サーバ29は、このそれぞれの能力の問い合わせに対して回答を送信する(S13)。
以上の準備の後、個別の機能に基く動作が実行可能となる。
[ダイレクトコピー機能]
この機能は、電子カメラ1内の画像データをプロジェクタ2に送信してプロジェクタ記録媒体15に記憶させる機能である。高画質、大容量の画像データを再生する際には、データ転送時間が長くなるので、カメラ1とプロジェクタ2の直接接続に伴い、自動的に画像データのコピー(転送)を行うことが好ましい。直接投射装置はプロジェクタ記録媒体15にストアされたデータを映写に適した形に調整する。
図6は、ダイレクトコピー動作の信号授受フローを示す図である。
ユーザが電子カメラ1の操作部7及び表示部8を用いて、送信する画像のファイルを選択して、ダイレクトコピーの開始を入力すると、第2直接投射クライアント27が起動して、送信するファイル識別子(1〜m)のリストをデータとして添付してダイレクトコピー要求を送信する(S20)。
プロジェクタ2では、第1直接投射クライアント28が送信されたリストから1つのファイル識別子(n)を取り出し、そのファイル識別子(n)についてのファイル情報を電子カメラ1に要求する(S21)。
電子カメラ1では、第1直接投射サーバ26がそのファイル識別子(n)についてのファイル情報を編集してプロジェクタ2に送信する(S22)。ここで、送信するファイル情報は、例えば、ファイル名、ファイルサイズ、ファイル属性などである。このような情報によって、カメラ1とプロジェクタ2の接続が円滑に行われるかどうかを直ちに判定することができる。
プロジェクタ2では、第1直接投射クライアント28が送信されたファイル情報に基づいて画像ファイルを受入れるための準備を行う。また、ファイルサイズから空き容量のチェックを行い、受入れ可能かどうかの判断を行う。そして、受入れ可能であれば、電子カメラ1にファイルの転送を要求する(S23)。
電子カメラ1では、第1直接投射サーバ26がそのファイル識別子(n)のファイルをプロジェクタ2に対して送信する(S24)。
プロジェクタ2では、第1直接投射クライアント28が送信されたファイルをプロジェクタ記録媒体15の所定の領域に格納し、続いて第2直接投射サーバ29がファイル識別子(n)のファイルのコピー動作が正常に実施できたか否かのステータスを送信する(S25)。
電子カメラ1では、第2直接投射クライアント27が、ステータスに基づいてコピー動作の進捗画面を表示部8に表示する(S26)。ここで進捗表示は種々の形態で行うことができる。例えば、バーグラフ、円グラフ等でコピーした割合(n/m)をグラフィカルに更新表示しても良く、コピーしたファイルの識別子を削除あるいは表示することで進捗状況を表わしても良い。
以上の手順(S21〜S26)を、手順Sで指示された全てのファイル識別子(1〜m)について繰り返して実行する。
そして、ダイレクトコピー終了時に、第2直接投射サーバ29が装置ステータスを送信し(S27)、電子カメラ1の第2直接投射クライアント27は、表示部8にダイレクトコピー動作のOK・エラーを表示する(S28)。ここで、エラーの内容としては、例えば、「空き容量不足」、「書込み禁止」、「ファイル属性が異なる」、「プロジェクタの種類が異なる」等がある。
もちろん、空き容量不足等のエラーに関しては、手順S21を繰り返すことで、実際のファイル転送前に実施することで、コピー途中での失敗を防止することもできる。
次に、図7を参照してファイル識別子の付番方法について説明する。
図7には、フォルダ35a〜35n、とファイル38a〜38cがツリー構造で表わされている。ここで、それぞれのフォルダ、ファイルを表わす図形中には、上段にフォルダ名またはファイル名を示し、下段にはファイル識別子が記載されている。
本プロジェクタ装置では、このツリー構造に基づいて、フォルダとファイルを区別することなく連続して番号を付け、これをファイル識別子とする。従って、この規則によれば、フォルダ35a〜35bのファイル識別子は「00000001」〜「00000002」、ファイル38a〜38cのファイル識別子は「00000003」〜「00000005」、フォルダ35cファイル識別子は「00000006」…となる。尚、テンポラリのフォルダ36にはファイル識別子を設定しない。このような、フォルダ管理、ファイル管理によって、それに応じた投射画像制御が可能となる。
次に、上述の能力情報に基いて、プロジェクタ投射用の画像データをプロジェクタ記録媒体15にダイレクトコピーする際のファイル格納動作のバリエーションについて説明する、
図8は、プロジェクタ2がフォルダ作成機能を有さない場合の画像データ整理方法を説明する図である。
プロジェクタ2の第1直接投射クライアント28は、送信されたファイル「P1010004.JPG]、「P1010005.JPG]を既存のフォルダ「100ABCDE」内にコピーする。この際、どのフォルダにコピーするかは、プロジェクタ2に実装されている仕様(例えば、動画モード、明るさ優先モード、画質優先モードなど)に依存する。
例えば、撮影データの種類(静止画(写真、文書)、動画)毎に別のフォルダとすることで、コピー後の画像投射方法毎の管理を容易にすることもできる。また、撮影モード(単射、連射)毎に別フォルダとすることで、映写時のデータ管理を容易にすることもできる。その他にも、手順S20にて、予め設定されている目的(ポートレート、風景、夜景等)毎のフォルダをユーザが指示できるようにしておき、そのフォルダにコピーするようにしても良い。
また、送信されたファイルをフォルダ内にコピーした後、そのファイルには新しくファイル識別子が設定される。但し、既に設定されているファイル識別子はもとのままとし、書き替えは行わない。
図9は、プロジェクタがフォルダ作成機能を有する場合の画像データ整理方法を説明する図である。
プロジェクタ内に複数の画像を入れておき、プロジェクタ側でその画像を連続して出す順番を決定するようなシーンではこのような機能は有効である。また、この仕様では、カメラから取り外した後、プロジェクタのみ持ち歩いて、映写時の状況に応じてその映写方法を切り換えるなどの工夫ができる。
プロジェクタ2の第1直接投射クライアント28は、新しくフォルダ「101ABCDE」を作成し、そのフォルダ内に送信されたファイル「P1010004.JPG]、「P1010005.JPG]をコピーする。
また、送信されたファイルをフォルダ内にコピーした後、そのファイルには新しくファイル識別子が設定される。但し、既に設定されているファイル識別子はもとのままとし、書き替えは行わない。
図10は、プロジェクタ2がファイル名を自動生成する機能を有さない場合の格納動作を説明する図である。単に、カメラ側からの指示に従って、プロジェクタ2が映写を行う場合は、このような仕様で十分である。
プロジェクタ2の第1直接投射クライアント28は、送信されたファイル「P1010004.JPG]、「P1010005.JPG]を、名前を変更せずにそのままフォルダ「100ABCDE」内にコピーする。もし、フォルダに同一のファイル名が存在する場合のエラーについては、プロジェクタ2に実装されてある処理に依存する。
また、送信されたファイルをフォルダ内にコピーした後、そのファイルには新しくファイル識別子が設定される。但し、既に設定されているファイル識別子はもとのままとし、書き替えは行わない。
図11は、プロジェクタがファイル名を自動生成する機能を有する場合の格納動作を説明する図である。
これは、全く関係のない状況で撮影された写真又は画像データなどを連続的に映写する時などに有効な機能である。これによって同じ投射制御のファイルとして、ひとまとめに管理することが可能となる。
プロジェクタ2の第1直接投射クライアント28は、送信されたファイル「P1010001.JPG]、「P1010002.JPG]を、同一フォルダに同一ファイル名が無いように、名前を「P1010004.JPG]、「P1010005.JPG]と変更してフォルダ「100ABCDE」内にコピーする。
また、送信されたファイルをフォルダ内にコピーした後、そのファイルには新しくファイル識別子が設定される。但し、既に設定されているファイル識別子はもとのままとし、書き替えは行わない。
更に、直接投射装置は、ダイレクトコピー時に自動でファイルプロテクション設定を行う機能も備えている。ここで、ファイルプロテクションとは、当該ファイルが書き換えられないように保護する機能のことである。
尚、上述のファイル格納時のオプション動作については、適宜組合わせて実行することができ、第2直接投射クライアント27がその動作を指定することが可能である。
1フォルダ内にコピーできるファイル数を制限し、所定ファイル数を越えた場合は、別のフォルダを作成し、新たに作成したフォルダにコピーを行っても良い。
フォルダを作成するタイミングは、コピー中に所定数を越えた場合、コピー開始前に所定数を越えている場合、コピー開始前には所定数を越えていないが越えることが分かっている場合のいずれでも良い。これにより、1フォルダ内のファイル数が多くなり、管理が困難になることを防ぐことができる。
本ダイレクトコピー機能を有するプロジェクタ2によれば、PCを介さずに電子カメラ1から直接プロジェクタ記録媒体15にデータを転送して記録し、プロジェクタのみを外して持ち歩いて利用したり高画質の映像を連続的に映写することができる。
また、媒体に記録する際の格納動作を指定することができるため、画像データを所望の映写モードに対応してプロジェクタ記録媒体15に記録することができる。
更に、ファイル識別子を用いてデータを管理しているため、電子カメラ、プロジェクタ2のメーカ、機種によらず統一的にデータを扱うことが可能となる。
このように、ファイル管理、フォルダ管理できるプロジェクタ2では、例えば図12のように、特定ファイルの画像、フォルダの画像をプロジェクタ再生時に、その画像にふさわしい再生方法にて再生制御することができる。
つまり、複数の高画質画像を所定のスピードで連続投射する場合は、所定フォルダ内にその画像を入れておき、その所定フォルダを用いる場合(T01 Yes)は、ファイルを順次再生する(T05)ような仕様にすればよい。
またファイル毎に明るさを優先とする投射(T02 No、T03)、色を優先とする投射(T02 Yes、T03)に切り換えることも可能である。なお、ファイル指定はプロジェクタの操作によって行っても良いし、カメラから行っても良い。
また、明るさを優先とする投射あるいは色を優先とする投射はフォルダ毎に行っても良い。フォルダ毎に指定された場合は、そのフォルダに含まれる全ファイルが対象となる。このフォルダ指定はプロジェクタの操作によって行っても良いし、カメラから行っても良い。
[制御用表示機能]
この機能は、プロジェクタ2内に存する画像データの操作状態を設定するためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)等を電子カメラ1に送信して表示部8に表示し、カメラ1の操作によって、プロジェクタ2の制御を補助するための機能である。
図13は、制御用表示動作の信号授受フローを示す図である。
本制御用表示動作は、第2直接投射サーバ29と第2直接投射クライアント27とのあいだの信号授受によって実行される。従って、第1直接投射サーバ26と第1直接投射クライアント28は信号授受動作を行わない。
ユーザが電子カメラ1の操作部7を用いて、ファイル表示モードを選択して、制御用表示の開始を入力すると、第2直接投射クライアント27が起動して、プロジェクタ2に対して先ずデバイス識別子を要求する(S31)。
ここで、デバイス識別子は、プロジェクタ2内のデバイスを識別するためのIDデータであり、直接投射装置がプロジェクタ2内の全デバイスに対してユニークな値を設定する。従って、このデバイス識別子によって対象とするデバイスを特定することができる。
図14は、デバイス識別子の付け方を示す図である。プロジェクタによって再生画像の解像度等が異なり、操作スイッチやモードなども異なるので、このような識別があった方が好ましい。
デバイス識別子は、8桁の数字によって構成され、上位4桁が物理デバイス番号を表わし、下位4桁が論理デバイス番号を表わしている。物理デバイスとは、物理的に別個の装置として存在するプロジェクタであり、論理デバイスとは、同一装置内を複数の仕様のプロジェクタに仮想的に分割したものである。これは、複数のユーザが、プロジェクタをカスタマイズしてモード設定する時などに使われる。
図14に示す例では、DMD式プロジェクタの物理デバイス番号を「0001」、液晶式プロジェクタの物理デバイス番号を「0002」とし、更に、DMD式プロジェクタの2つの論理デバイス番号を「0001」、「0002」として、この物理デバイス番号と論理デバイス番号からデバイス識別子を設定している。
プロジェクタ2では、第2直接投射サーバ29がデバイス識別子を電子カメラ1に送信する(S32)。デバイス識別子を受信した電子カメラ1では、第2直接投射クライアント27がデバイス識別子ごとのプロジェクタ情報を要求する(S33)。
プロジェクタ2では、第2直接投射サーバ29がプロジェクタ情報を編集して電子カメラ1に編集したプロジェクタ情報を送信する(S34)。
第2直接投射サーバ29が編集するプロジェクタ情報は、例えば、プロジェクタ種別、カラーフィルタ情報、ストレージ総容量、ストレージ空き容量などである。
プロジェクタ情報を受信した第2直接投射クライアント27は、そのプロジェクタ情報を表示部8に表示する(S35)。ユーザはこの表示を参照して表示対象とするデバイスを操作部7によって選択する(S36)。
このプロジェクタ情報表示(S31〜S36)は電子カメラ1とプロジェクタ2が接続された場合等に用いてもよい。
例えば、図14に示す、3種類のデバイスを有するプロジェクタ2が電子カメラ1に接続された場合、電子カメラ1の表示部8にはデバイス識別子に対応するプロジェクタ情報が3つ表示される。
これによりプロジェクタ2が接続されたということだけではなく、どのような論理あるいは物理デバイスが存在しているかをユーザに告知することができ、ユーザは電子カメラ1の表示部8に表示されているプロジェクタ情報をもとに利用するシーンや、再生画像を考慮して最もふさわしい所望のデバイスを容易に選択することができる。
第2直接投射クライアント27は、プロジェクタ2に格納されているファイル識別子のリストを要求する(S37)。第2直接投射サーバ29は、該当するファイル識別子のリストを作成して電子カメラ1に回答を送信する(S38)。
電子カメラ1では、第2直接投射サーバ29が送信されたリストから1つのファイル識別子を取り出し、そのファイル識別子についてのファイル情報をプロジェクタ2に要求する(S39)。
プロジェクタ2では、第2直接投射クライアント27がそのファイル識別子についてのファイル情報を編集して電子カメラ1に送信する(S40)。ここで、回答するファイル情報は、例えば、すでに転送された画像のファイル名、ファイルサイズや、プロジェクタのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)情報などである。なお、GUIを用いることで、上述のように、ユーザは電子カメラ1からプロジェクタ2を操作することが可能になる。
電子カメラ1では、第2直接投射クライアント27が送信されたファイル情報に基づいてGUI、画像ファイル等を受け入れるための準備を行う。即ち、ファイルサイズから空き容量のチェックを行い、受入れ可能かどうかの判断を行う。そして、受入れ可能であれば、ファイルの転送を要求する(S41)。
プロジェクタ2では、第2直接投射サーバ26がGUIとファイル識別子のファイルを電子カメラ1に対して送信する(S42)。
図15は、ファイルの取り出し動作を説明する図である。電子カメラ1からファイル識別子として「00000003」を指定することにより、ファイル名「P1010001.JPG]が特定され送信される。
電子カメラ1では、第2直接投射クライアント27が送信されたファイルを表示部8に表示する(S43)。このとき、送信されたファイルを所定の領域に格納しても良い。尚、ファイルを格納する際は、第2直接投射クライアント27はそのファイルにユニークなファイル識別番号を設定する。
以上の手順(S39〜S43)を、全てのファイル識別子について繰り返して実行する。
本制御用表示機能によれば、PCを介さずにプロジェクタ2から直接にビジュアルな設定入力機能を電子カメラ1に転送して電子カメラ1のTFT液晶に表示することができる。
そこで、図16に示すように、ユーザはこのGUIを介して電子カメラ1をプロジェクタ2のリモコン代わりに利用してそのモードを切り換えることができる。図17は、電子カメラ1の制御手段によるプロジェクタモードの切り換え手順を示す概略のフロー図である。
電子カメラ1がモード切換を行わない場合(T10 No)は、電子カメラ1の液晶に投射画像が表示される(T11)が、電子カメラ1がモード切換を行った場合(T10 Yes)は、電子カメラ1の液晶に図18に示すようなプロジェクタのモード切換表示がインポーズされる(T12)。これによって、プロジェクタ2の画面上に再生画像を妨げる図18に示す調整用の表示を出すことなく画像を楽しむことができる。
なお、ユーザはこのGUIを介して、電子カメラ1からプロジェクタ2が投影する画像ファイル、あるいは画像ファイルを含むフォルダを指定することもできる。
更に、ファイル識別子を用いてデータを管理しているため、電子カメラ、プロジェクタのメーカ、機種によらず統一的にデータを扱うことが可能となる。
[ファイル/ストレージ操作機能]
この機能は、電子カメラ1からプロジェクタ2内のファイル等を操作する機能のことである。電子カメラ1とプロジェクタ2のユーザがプロジェクタ記録媒体15に格納したファイルを操作し、プロジェクタ2のみ他人に貸し出すような使い方が可能となる。
図19は、ファイル/ストレージ操作動作の信号授受フローを示す図である。
ユーザが電子カメラ1の操作部7を用いて、操作しようとする内容を選択して、操作の開始を入力すると、第2直接投射クライアント27が起動して、ファイル/ストレージ操作要求をプロジェクタ2に送信する(S51)。
ここで、ファイル/ストレージ操作要求のデータには、操作しようとするファイル識別子(1〜m)とストレージの操作動作が指定されている。ストレージの操作動作には、プロジェクタ内での画像データのコピー/移動動作、プロジェクタ内での画像データの削除などの動作、プロジェクタ2のフォーマット動作等がある。
プロジェクタ2では、第2直接投射サーバ29が操作要求に基づいた動作を開始すると共に、その動作を開始した旨の応答として装置ステータスを送信する(S52)。装置ステータスは、アイドル状態、動作中などのプロジェクタ側の状態を表わす情報である。
プロジェクタ2の第2直接投射サーバ29は、ファイル識別子ごとの操作動作が開始される度にステータスを送信する(S53、S56)。このステータスを受信した第2直接投射クライアント27は、そのタイミングで進捗情報を表示部8に更新して表示する(S54、S55、S57)。
そして、第2直接投射サーバ29が、操作動作を終了した時に装置ステータスを送信し(S58)、電子カメラ1の第2直接投射クライアント27は、表示部8にファイル/ストレージ操作動作のOK・エラーを表示する(S59)。
次に、このファイル/ストレージ操作の具体的な動作について説明する。
図20は、他のフォルダへのコピー/移動動作を説明する図である。
これは、プロジェクタ内のファイルを他のフォルダにコピーまたは移動する動作である。ファイル名「P1010001.JPG」をフォルダ「101ABCDE」にコピーまたは移動する場合、電子カメラ1の第2直接投射クライアント27はファイル/ストレージ操作要求において、コピー/移動するファイル識別子「00000003」とコピー/移動先のフォルダのファイル識別子「00000006」を指定する。
また、プロジェクタ2の第2直接投射サーバ29は、コピー動作を行ったときは、新しくコピーしたファイルにユニークなファイル識別子を設定する。移動動作では、ファイル識別子は変更しない。
図21は、削除/プロテクション動作を説明する図である。
この動作は、プロジェクタ内のファイルまたはフォルダを削除しあるいはプロテクションの設定をする。ファイル名「P1010001.JPG」を削除またはプロテクションする場合、電子カメラ1の第2直接投射クライアント27はファイル/ストレージ操作要求において、削除/プロテクションするファイル識別子「00000003」を指定する。
これによって、プロジェクタ単体を持ち歩く場合、プロテクションによってストアされた画像を保護できる。また電子カメラ1でのみそれが削除可能にしておけば、カメラユーザのみがそのプロジェクタ2の画像を管理することが可能となり、第3者への貸し出しが安心してできる。
[同時印刷、コピー機能]
本直接投射装置は、上述の各機能に加えて、ファイルをプリンタに直接出力して印刷するコピー機能を備えてもよい。例えば、図2のプリンタ101、印刷物102はこのコピー機能を実現する構成を示している。
この機能を用いれば、ユーザが操作をすることにより、投射した画像の印刷を開始させることが可能である。
投射した画像データを印刷する場合、たくさんの人が欲しい画像を同時に見ることができる。プリント動作には時間がかかり、プリントが終了するまで待ちの状態に置かれることはユーザにストレスを与えることになるが、プロジェクタで他の映像を見るなどにより、時間の有効利用を行えるため、ユーザがストレスを感じることを解消することができる。
なお、上述の実施の形態では、電子カメラ1とプロジェクタ2からなるプロジェクタシステムについて説明したが、本発明はこの形態に限定されず、種々の組合せで実現することができる。
たとえば、電子カメラ1は広く撮像装置とすることができ、プロジェクタ2は投影装置とすることもできる。また、プロジェクトする対象は、静止画に限られず動画を扱っても良い。
尚、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれているため、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明を抽出することができる。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明に係る直接投射装置の狙いを示す図。 本発明に係る直接投射装置を用いたプロジェクタシステムの構成を示す図。 直接投射装置のプロトコルアーキテクチャを示す図。 ディスカバリ動作の信号授受フローを示す図。 機能情報及び能力情報の獲得動作の信号授受フローを示す図。 ダイレクトコピー動作の信号授受フローを示す図。 ファイル識別子の付番方法を示す図。 プロジェクタ2がフォルダ作成機能を有さない場合の画像データ整理方法を説明する図。 プロジェクタがフォルダ作成機能を有する場合の画像データ整理方法を説明する図。 プロジェクタ2がファイル名を自動生成する機能を有さない場合の格納動作を説明する図。 プロジェクタがファイル名を自動生成する機能を有する場合の格納動作を説明する図。 画像の再生制御方法を示すフロー図。 制御用表示動作の信号授受フローを示す図。 デバイス識別子の付け方を示す図。 ファイルの取り出し動作を説明する図。 ユーザの操作状況を示す図。 プロジェクタモードの切り換え手順を示す概略のフロー図。 調整用の表示を示す図。 ファイル/ストレージ操作動作の信号授受フローを示す図。 他のフォルダへのコピー/移動動作を説明する図。 削除/プロテクション動作を説明する図。 複数の鑑賞者を対象とした鑑賞を示す図。
符号の説明
1…電子カメラ、2…ストレージ、3…通信線、6…機器記録媒体、7…操作部、8…表示部、10…機器直接投射手段、11…機器制御部、15…プロジェクタ記録媒体、17…プロジェクタ直接投射手段、18…ストレージ制御部、19b…DMD、26…第1直接投射サーバ、27…第2直接投射クライアント、28…第1直接投射クライアント、29…第2直接投射サーバ、35…フォルダ、38…ファイル。

Claims (9)

  1. 投影装置に直接信号接続する撮像装置に搭載され、該撮像装置の動作を制御する直接投射装置において、
    上記撮像装置内の撮像データを上記投影装置に送信して記憶させる撮像データ送信手段と、
    上記投影装置から、該投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを受信するインターフェース受信手段と、
    上記インターフェースに基く操作画面を上記撮像装置の入出力手段に表示する操作画面表示手段と、
    上記操作画面に基づいて入力された操作データを上記投影装置に送信する操作データ送信手段と
    を備えたことを特徴とする直接投射装置。
  2. 上記操作データは、少なくとも上記投影装置が投影する撮像データを指定する情報、該撮像データを保存するフォルダを指定する情報のいずれか1つの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の直接投射装置。
  3. 上記操作データは、上記投影装置が投影する像の、少なくとも明るさを操作するデータ、色調を操作するデータのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の直接投射装置。
  4. 撮像装置に直接信号接続する投影装置に搭載され、該投影装置の動作を制御する直接投射装置において、
    上記撮像装置から撮像データを受信して記憶装置に記憶する撮像データ受信手段と、
    上記投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを上記撮像装置に送信するインターフェース送信手段と、
    上記撮像装置から上記投影装置の動作を操作する操作データを受信する操作データ受信手段と、
    上記操作データに基づいて上記投影装置の動作を制御する操作制御手段と
    を備えたことを特徴とする直接投射装置。
  5. 上記撮像装置から、上記投影装置が記憶する前記撮像データを指定する情報、該撮像データを保存するフォルダを指定する情報の内少なくともいずれか1つの指定データを受信する指定データ受信手段と、
    指定された撮像データ、または指定されたフォルダに保存される撮像データを投影する撮像データ投影手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の直接投射装置。
  6. 上記所定の撮像データ毎に、明るさ優先で投影するか色再現優先で投影するかを指定する投影モード指定手段を有し、
    上記撮像データ投影手段は、上記所定の撮像データを対応する投影モードで投影することを特徴とする請求項4または5に記載の直接投射装置。
  7. 上記所定のフォルダ毎に、明るさ優先で投影するか色再現優先で投影するかを指定する投影モード指定手段を有し、
    上記撮像データ投影手段は、上記所定のフォルダに保存された撮像データを対応する投影モードで投影することを特徴とする請求項4または5に記載の直接投射装置。
  8. 投影装置に直接信号接続する撮像装置に搭載され、該撮像装置の動作を制御する直接投射装置の直接投射プログラムにおいて、
    上記撮像装置内の撮像データを上記投影装置に送信して記憶させる撮像データ送信手順と、
    上記投影装置から、該投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを受信するインターフェース受信手順と、
    上記インターフェースに基く操作画面を上記撮像装置の入出力手段に表示する操作画面表示手順と、
    上記操作画面に基づいて入力された操作データを上記投影装置に送信する操作データ送信手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 撮像装置に直接信号接続する投影装置に搭載され、該投影装置の動作を制御する直接投射装置の直接投射プログラムにおいて、
    上記撮像装置から撮像データを受信して記憶装置に記憶する撮像データ受信手順と、
    上記投影装置の動作を操作するためのユーザインターフェースを上記撮像装置に送信するインターフェース送信手順と、
    上記撮像装置から上記投影装置の動作を操作する操作データを受信する操作データ受信手順と、
    上記操作データに基づいて上記投影装置の動作を制御する操作制御手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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