JP2005130171A - 放送受信装置 - Google Patents
放送受信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005130171A JP2005130171A JP2003363247A JP2003363247A JP2005130171A JP 2005130171 A JP2005130171 A JP 2005130171A JP 2003363247 A JP2003363247 A JP 2003363247A JP 2003363247 A JP2003363247 A JP 2003363247A JP 2005130171 A JP2005130171 A JP 2005130171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- oscillation
- oscillation frequency
- reception
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
【課題】 放送電波の受信周波数と干渉しない発振周波数でDC−DCコンバータ電源ユニットを駆動し、発振周波数の基本波成分または高調波成分が受信周波数のノイズとならない放送受信装置を提供する。
【解決手段】 受信した電波の受信周波数fRに対応した発振周波数fOSを選択し、選択した発振周波数fOSでスイッチング電源を発生させ、発振周波数fOSの高調波成分が受信した電波の受信周波数fRに干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段6を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 受信した電波の受信周波数fRに対応した発振周波数fOSを選択し、選択した発振周波数fOSでスイッチング電源を発生させ、発振周波数fOSの高調波成分が受信した電波の受信周波数fRに干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段6を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明はDC−DCコンバータ電源ユニットを備えた放送受信装置に係り、特にDC−DCコンバータ電源ユニットの発振周波数および高調波が受信電波の受信周波数との干渉を回避するように、受信周波数に応じて発振周波数を切替え可能な放送受信装置に関する。
従来のAMラジオなどの放送受信装置において、DC−DCコンバータ電源ユニットを採用して直流電源を昇圧した直流電源に変換し、変換した直流電源でAMラジオなどを駆動するように構成されたものが知られている。
DC−DCコンバータ電源ユニットには、比較的高周波の発振回路が用いられており、直流電源を高周波のパルス波形に変換するため、高周波の基本波成分および高調波成分が発生することになる。
また、従来の車載用の電源装置は、「特許文献1」(電源装置及び電気機器)に開示されているように、高周波のチョッパ回路を採用し、グランドラインを第1のグランラインと第2のグランドラインに分離し、をチョッパ回路から発生する高周波ノイズを第1のグランドラインに接地し、高周波ノイズが制御回路や第2のグランドラインに侵入するのを防止し、高周波ノイズの放射レベルを低下させ、ラジオなどの電気機器にノイズが入ることを防止している。
特開平9−238464号公報
従来の放送受信装置は、比較的高周波の発振回路が採用されたDC−DCコンバータ電源ユニットを使用するため、発振回路の発振周波数の高調波成分が受信電波の受信周波数と干渉し、ノイズを発生して音質の低下を招く課題がある。
また、「特許文献1」に開示された従来の車載用の電源装置は、第1のグランラインと第2のグランドラインに分離し、をチョッパ回路から発生する高周波ノイズを第1のグランドラインに接地することにより、ラジオなどの電気機器にノイズが入ることを防止しているが、装置の小型化などに伴ってグランドラインのスペースに制約がある場合には、第1のグランドラインによるノイズ低減が不十分となり、チョッパ回路の発振周波数の高調波成分がラジオの受信周波数に干渉してノイズを発生する虞がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は放送電波の受信周波数と干渉しない発振周波数でDC−DCコンバータ電源ユニットを駆動し、発振周波数の基本波成分または高調波成分が受信周波数のノイズとならない放送受信装置を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る放送受信装置は、複数の発振周波数が切替え可能なスイッチング電源を発生するDC−DCコンバータ電源ユニットを備えた放送受信装置において、受信した電波の受信周波数に対応した発振周波数を選択し、選択した発振周波数でスイッチング電源を発生させ、発振周波数の高調波成分が受信した電波の受信周波数に干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る放送受信装置は、受信した電波の受信周波数に対応した発振周波数を選択し、選択した発振周波数でスイッチング電源を発生させ、発振周波数の高調波成分が受信した電波の受信周波数に干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段を備えたので、発振周波数を適切に設定するだけで受信周波数との干渉を回避することができる。
また、この発明に係る発振周波数選択手段は、受信周波数と対応付けた発振周波数情報のデータテーブルを格納する記憶手段と、提供される受信周波数に基づいて記憶手段のデータテーブルから対応する発振周波数情報を選択し、選択した発振周波数情報を発振手段に供給して発振周波数の切替えを制御する制御手段と、制御手段から供給される発振周波数情報に基づいて所定の発振周波数で発振する発振周波数の切替え可能な発振手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る発振周波数選択手段は、受信周波数と対応付けた発振周波数情報のデータテーブルを格納する記憶手段と、提供される受信周波数に基づいて記憶手段のデータテーブルから対応する発振周波数情報を選択し、選択した発振周波数情報を発振手段に供給して発振周波数の切替えを制御する制御手段と、制御手段から供給される発振周波数情報に基づいて所定の発振周波数で発振する発振周波数の切替え可能な発振手段とを備えたので、受信した受信周波数に対応した発振周波数情報を読み出して受信周波数と干渉しない発振周波数で発振することができる。
さらに、この発明に係る記憶手段は、複数の受信電波の受信周波数に対応してそれぞれ複数の発振周波数情報のデータテーブルを格納することを特徴とする。
この発明に係る記憶手段は、複数の受信電波の受信周波数に対応してそれぞれ複数の発振周波数情報のデータテーブルを格納するので、予め単純なメモリ構成で受信周波数と発振周波数を分離することができる。
また、この発明に係る発振手段は、複数の発振周波数を切替え可能な周波数切替手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る発振手段は、複数の発振周波数を切替え可能な周波数切替手段を備えたので、発振周波数情報に応じて受信周波数と干渉しない最適な発振周波数で発振することができる。
さらに、この発明に係る発振手段は、CR発振回路で構成したことを特徴とする。
また、この発明に係る周波数切替手段は、発振回路のC(コンデンサ)およびR(抵抗器)のいずれか一方または双方を切替えるスイッチ手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る発振手段は、CR発振回路で構成し、周波数切替手段は、発振回路のC(コンデンサ)およびR(抵抗器)のいずれか一方または双方を切替えるスイッチ手段を備えたので、C(コンデンサ)またはR(抵抗器)を変化させるだけで発振周波数を容易に変更することができる。
さらに、この発明に係る発振周波数選択手段は、AMラジオに適用したことを特徴とする。
この発明に係る発振周波数選択手段は、AMラジオに適用したので、DC−DCコンバータ電源ユニットを採用しても、発振周波数に起因するノイズを単純な構成で容易に回避することができる。
この発明に係る放送受信装置は、受信した電波の受信周波数に対応した発振周波数を選択し、選択した発振周波数でスイッチング電源を発生させ、発振周波数の高調波成分が受信した電波の受信周波数に干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段を備えたので、発振周波数を適切に設定するだけで受信周波数との干渉を回避することができ、ノイズの少ない高音質のラジオ放送を受信することができる。
また、この発明に係る発振周波数選択手段は、受信周波数と対応付けた発振周波数情報のデータテーブルを格納する記憶手段と、提供される受信周波数に基づいて記憶手段のデータテーブルから対応する発振周波数情報を選択し、選択した発振周波数情報を発振手段に供給して発振周波数の切替えを制御する制御手段と、制御手段から供給される発振周波数情報に基づいて所定の発振周波数で発振する発振周波数の切替え可能な発振手段とを備えたので、受信した受信周波数に対応した発振周波数情報を読み出して受信周波数と干渉しない発振周波数で発振することができ、ノイズの少ない良好な音質でラジオ放送を受信することができる。
さらに、この発明に係る記憶手段は、複数の受信電波の受信周波数に対応してそれぞれ複数の発振周波数情報のデータテーブルを格納するので、予め単純なメモリ構成で受信周波数と発振周波数を分離することができ、ノイズの少ないラジオ放送受信を実現することができる。
また、この発明に係る発振手段は、複数の発振周波数を切替え可能な周波数切替手段を備えたので、発振周波数情報に応じて受信周波数と干渉しない最適な発振周波数で発振することができ、発振周波数に起因するノイズを容易に回避することができる。
さらに、この発明に係る発振手段は、CR発振回路で構成し、周波数切替手段は、発振回路のC(コンデンサ)およびR(抵抗器)のいずれか一方または双方を切替えるスイッチ手段を備えたので、C(コンデンサ)またはR(抵抗器)を変化させるだけで発振周波数を容易に変更することができ、単純な構成で発振周波数を任意に設定することができる。
また、この発明に係る発振周波数選択手段は、AMラジオに適用したので、DC−DCコンバータ電源ユニットを採用しても、発振周波数に起因するノイズを単純な構成で容易に回避することができ、AMラジオをコンパクトにして音質の性能アップを実現することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明はDC−DCコンバータ電源の発振周波数を放送電波の受信周波数と分離し、発振周波数が受信周波数に干渉して発生する放送受信のノイズを回避するものである。
図1はこの発明に係る放送受信装置の実施の形態基本ブロック構成図である。図1において、放送受信装置1は、例えば、AMラジオで構成し、ラジオ放送などの放送電波を受信するアンテナ2、アンテナ2から供給される信号から所望の受信周波数fRの信号を通過させるチューナ回路3、受信周波数fRを高精度に検出するPLL(Phased-Locked Loop)回路4、装置全体を駆動するためにコンバータ入力直流電圧VD1から高周波発振し、例えば昇圧または降圧したコンバータ出力直流電圧VD2を発生するDC−DCコンバータ電源ユニット5、発振周波数選択手段6を備える。なお、中間周波回路、増幅器、スピーカなどは、既存の放送受信装置と同じなので省略する。
発振周波数選択手段6は、受信した電波の受信周波数fRに対応した発振周波数fOSを選択し、選択した発振周波数fOSでスイッチング電源を発生させ、発振周波数fOSの高調波成分が受信した電波の受信周波数fRに干渉して発生するノイズを抑制する。
発振周波数選択手段6は、制御手段7、記憶手段8、DC−DCコンバータ電源ユニット5の一部である発振手段9を備える。
制御手段7は、マイクロプロセッサを基本に各種処理機能を備え、PLL回路4から供給される受信周波数fRを取り込み、受信周波数fRを記憶手段8に提供し、記憶手段8のデータテーブルに格納した受信周波数fRに対応した発振周波数情報JOSを選択して読み出し、読み出した発振周波数情報JOSを発振手段9に提供し、発振手段9における発振周波数fOSの切替えを制御する。
記憶手段8は、EEPROM、RAMなどの書替え可能なメモリで構成し、記憶領域に受信周波数fRと対応付けた発振周波数情報JOSのデータテーブルを格納し、制御手段7から受信周波数fRが提供されると、データテーブルから受信周波数fRに対応した発振周波数情報JOSを制御手段7に提供する。
図2はこの発明に係る記憶手段の一実施の形態データテーブルイメージ図である。(a)図は受信周波数fR毎に対応した発振周波数情報JOSのデータテーブルであり、(b)図は複数の受信周波数fRを2つの発振周波数情報JOSで対応したデータテーブルである。
(a)図において、データテーブルには、受信周波数fR1,fR2,fR3,…,fRk,…,fRnのそれぞれに対応して発振周波数情報JOS1,JOS2,JOS3,…,JOSk,…,JOSnを記憶する。
発振周波数情報JOS1は、後述する発振手段9が発振する発振周波数fOS1が、例えば受信周波数fR1よりも1CH分よりも低く、かつ発振周波数fOS1の2倍の高調波周波数2fOS1が次の受信周波数fR2よりも高く(2fOS1>fR2)なるように設定する。
この設定により、発振周波数fOS1は、受信周波数fR1になんら干渉することなく、発振周波数fOS1に起因するノイズを受信周波数fR1の放送受信から回避することができる。
発振周波数fOS2〜fOsnについても、発振周波数fOS1同様に、発振周波数情報fOS2〜fOsnを設定することができる。
(b)図において、データテーブルには、受信周波数fR1,fR2,fR3,…,fRkに対応して共通した1つの発振周波数情報JOSA、受信周波数fRL〜fRnに対応して共通した1つの発振周波数情報JOSBの2つの発振周波数情報を記憶する。
発振周波数情報JOSAは、後述する発振手段9が発振する発振周波数fOSAおよび高調波周波数2fOSA,3fOSA,…,nfOSAが受信周波数fR1〜fRkに干渉しない周波数に発振周波数fOSAを設定する。
発振周波数情報JOSBも同様に、後述する発振手段9が発振する発振周波数fOSBおよび高調波周波数2fOSB,3fOSB,…,nfOSBが受信周波数fRL〜fRnに干渉しない周波数に発振周波数fOSBを設定する。
この設定により、発振周波数fOSA、fOSBは、それぞれ受信周波数fR1〜fRk、受信周波数fRL〜fRnに干渉することなく、発振周波数fOSA,fOSBに起因するノイズを受信周波数fR1〜fRnの放送受信から回避することができる。
このように、この発明に係る記憶手段8は、複数の受信電波の受信周波数fR1〜fRnに対応してそれぞれ複数の発振周波数情報JOS1〜JOSnのデータテーブルを格納するので、予め単純なメモリ構成で受信周波数fR1〜fRnと発振周波数fOS1〜fOSnを分離することができ、ノイズの少ないラジオ放送受信を実現することができる。
図1に戻り、発振手段9は、DC−DCコンバータ電源ユニット5の一部を構成し、制御手段7から供給される発振周波数情報JOSに基づいて発振周波数fOSの高周波パルスを発生する。
図3はこの発明に係る発振手段を含むDC−DCコンバータ電源ユニットの一実施の形態構成図である。図3において、DC−DCコンバータ電源ユニット5は、トランスT、ダイオードを用いた整流器RT、平滑コンデンサC、MOSFET−Q、発振手段9、パルス幅制御回路10、出力電圧検出回路11を備える。
コンバータ入力直流電圧VD1がMOSFET−Qで断続された周波数(発振周波数fOSi:i=1〜n)の高周波パルス電圧となり、トランスTのトランス1次巻線LPを介してトランス2次巻線LSに誘起されたパルス電圧が整流器RTで整流され、平滑コンデンサCで平滑されてコンバータ出力直流電圧VD2にDC−DC変換される。
発振手段9は、周波数切替手段12、発振回路13を備え、制御手段7から供給される発振周波数情報JOSに対応して発振回路の定数(例えば、CR発振回路のCまたはR)を切替え、切替えた定数で発振周波数fOSi(i=1〜n)のパルスをパルス幅制御回路10に提供する。
図4はこの発明に係る発振手段の一実施の形態回路構成図である。(a)図に回路図を示し、(b)図に発振周波数情報、選択スイッチ、選択抵抗器の関係図を示す。
(a)図において、発振手段9は、周波数切替手段12および発振回路13から構成する。周波数切替手段12は、スイッチ手段を構成し、アナログスイッチなどの電子スイッチを備える。電子スイッチは、制御端子を有するスイッチsw1〜swnで構成し、制御手段7から供給される発振周波数情報JOSi(i=1〜n)を制御端子に受けると、対応するスイッチsw1〜swnをメーク状態にする。
発振回路13は、インバータゲートIV−1、IV−2、コンデンサC1および抵抗器R1〜RnのCR発振回路(マルチバイブレータ)で構成し、抵抗器R1〜Rnと直列にそれぞれスイッチsw1〜swnを接続する。
制御手段7から発振周波数情報JOS1が供給されると、スイッチsw1がメーク状態となり抵抗器R1が選択され、コンデンサC1と抵抗器R1でCR発振回路から発振周波数fOS1のパルスが出力する。
(b)図に示すように、発振周波数情報JOS2〜JOSnに対しても、それぞれスイッチsw2〜swnがメーク状態となり、それぞれ抵抗器R1〜Rnが選択されて発振周波数fOS2〜fOSnのパルスが出力する。
なお、本実施の形態では、コンデンサC1を固定にして抵抗器R1〜Rnを切替える(選択する)ように構成したが、抵抗器Rを固定にしてコンデンサC1〜Cnを切替える(選択する)ように構成することもできる。また、抵抗器R1〜RnおよびコンデンサC1〜Cnを切替える(選択する)ように構成してもよい。
なお、図4の構成は、図2の(a)図で説明した受信周波数fR1〜fRnに対して発振周波数情報JOS1〜JOSnが準備されているものであり、図2の(b)図で説明した受信周波数fR1〜fRkに対して発振周波数情報JOSA、受信周波数fRL〜fRnに対して発振周波数情報JOSBの構成は、例えば抵抗器R1とスイッチsw1および抵抗器Rnとスイッチswnの2組にすれば実現できる。
図3に戻り、パルス幅制御回路10は、発振手段9から提供される発振周波数fOSiのパルス発振出力と出力電圧検出回路11から提供される出力検出電圧VDに基づいてパルス発振出力のデューティ比を決定し、発振周波数fOSiの駆動パルスSDをMOSFET−Qのゲートに供給する。なお、パルス幅制御回路10は、駆動パルスSDを、出力電圧検出回路11から提供される出力検出電圧VDがコンバータ出力直流電圧VD2に対応したより大きな場合にはデューティ比を低く設定し、コンバータ出力直流電圧VD2に対応したより小さな場合にはデューティ比を高く設定する。
出力電圧検出回路11は、コンバータ出力直流電圧VD2を抵抗器Raおよび抵抗器Rbで分圧した電圧値でコンバータ出力直流電圧VD2を検出し、出力検出電圧VDをパルス幅制御回路10に提供する。
このように、この発明に係る発振手段9は、複数の発振周波数fOS1〜fOSnを切替え可能な周波数切替手段12を備えたので、発振周波数情報JOS1〜JOSnに応じて受信周波数fR1〜fRnと干渉しない最適な発振周波数fOSiで発振することができ、発振周波数に起因するノイズを容易に回避することができる。
また、この発明に係る発振手段9は、CR発振回路で構成し、周波数切替手段12は、発振回路のC(コンデンサ)およびR(抵抗器)のいずれか一方または双方を切替えるスイッチ手段を備えたので、C(コンデンサ)またはR(抵抗器)を変化させるだけで発振周波数fOS1〜fOSnを容易に変更することができ、単純な構成で発振周波数を任意に設定することができる。
次に、この発明に係る発振周波数選択手段の動作について説明する。図5はこの発明に係る発振周波数選択手段の一実施の形態要部動作フロー図である。なお、動作フロー図は、図1〜図4を参照して説明する。
図5において、ステップS1では、放送電波の受信周波数fRiを検出する。なお、ステップS1の動作は、制御手段7が実行する。
ステップS2では、受信周波数fRiに対応した発振周波数情報JOSiを読み出す。なお、ステップS2の動作は、制御手段7および記憶手段8が実行する。
ステップS3では、発振周波数情報JOSiでスイッチswiをオン状態にし、抵抗器Riを接続する。なお、ステップS3の動作は、制御手段7、周波数切替手段12および発振回路13が実行する。
ステップS4で、抵抗器RiとコンデンサC1で発振周波数fOSiを設定し、ステップS5では、受信周波数fRiと干渉しない発振周波数fOSiで発振する。なお、ステップS4およびステップS5の動作は、発振回路13が実行する。
ステップS6では、コンバータ出力直流電圧VD2を出力する。なお、ステップS6の動作は、DC−DCコンバータ電源ユニット5が実行する。
以上説明したように、この発明に係る放送受信装置1は、受信した電波の受信周波数fRに対応した発振周波数fOSを選択し、選択した発振周波数fOSでスイッチング電源VD2を発生させ、発振周波数fOSの高調波成分が受信した電波の受信周波数fRに干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段6を備えたので、発振周波数fOSを適切に設定するだけで受信周波数fRとの干渉を回避することができ、ノイズの少ない高音質のラジオ放送を受信することができる。
また、この発明に係る発振周波数選択手段6は、受信周波数fRiと対応付けた発振周波数情報JOSiのデータテーブルを格納する記憶手段8と、提供される受信周波数fRiに基づいて記憶手段8のデータテーブルから対応する発振周波数情報JOSiを選択し、選択した発振周波数情報JOSiを発振手段9に供給して発振周波数fOSiの切替えを制御する制御手段7と、制御手段7から供給される発振周波数情報JOSiに基づいて所定の発振周波数fOSiで発振する発振周波数の切替え可能な発振手段9とを備えたので、受信した受信周波数に対応した発振周波数情報を読み出して受信周波数と干渉しない発振周波数で発振することができ、ノイズの少ない良好な音質でラジオ放送を受信することができる。
さらに、この発明に係る発振周波数選択手段6は、AMラジオに適用したので、DC−DCコンバータ電源を採用しても、発振周波数fOSiに起因するノイズを単純な構成で容易に回避することができ、AMラジオをコンパクトにして音質の性能アップを実現することができる。
本発明に係る放送受信装置は、放送電波の受信周波数と干渉しない発振周波数でDC−DCコンバータ電源ユニットを駆動し、発振周波数の基本波成分または高調波成分が受信周波数のノイズとならないので、高音質のラジオ放送受信ができ、AMラジオやFMラジオなどのあらゆる放送受信装置に適用することができる。
1 放送受信装置
2 アンテナ
3 チューナ回路
4 PLL回路
5 DC−DCコンバータ電源ユニット
6 発振周波数選択手段
7 制御手段
8 記憶手段
9 発振手段
10 パルス幅制御回路
11 出力電圧検出回路
12 周波数切替手段
13 発振回路
T トランス
LP トランス1次巻線
LS トランス2次巻線
Q MOSFET
RT 整流器
C 平滑コンデンサ
C1 コンデンサ
VD1 コンバータ入力直流電圧
VD2 コンバータ出力直流電圧
VD 検出電圧
IV−1,IV−2 インバータゲート
R1〜Rn 抵抗器
sw1〜swn スイッチ
fR 受信周波数
fOS 発振周波数
JOS 発振周波数情報
2 アンテナ
3 チューナ回路
4 PLL回路
5 DC−DCコンバータ電源ユニット
6 発振周波数選択手段
7 制御手段
8 記憶手段
9 発振手段
10 パルス幅制御回路
11 出力電圧検出回路
12 周波数切替手段
13 発振回路
T トランス
LP トランス1次巻線
LS トランス2次巻線
Q MOSFET
RT 整流器
C 平滑コンデンサ
C1 コンデンサ
VD1 コンバータ入力直流電圧
VD2 コンバータ出力直流電圧
VD 検出電圧
IV−1,IV−2 インバータゲート
R1〜Rn 抵抗器
sw1〜swn スイッチ
fR 受信周波数
fOS 発振周波数
JOS 発振周波数情報
Claims (7)
- 複数の発振周波数が切替え可能なスイッチング電源を発生するDC−DCコンバータ電源ユニットを備えた放送受信装置において、
受信した電波の受信周波数に対応した発振周波数を選択し、選択した発振周波数でスイッチング電源を発生させ、発振周波数の高調波成分が受信した電波の受信周波数に干渉して発生するノイズを抑制する発振周波数選択手段を備えたことを特徴とする放送受信装置。 - 前記発振周波数選択手段は、受信周波数と対応付けた発振周波数情報のデータテーブルを格納する記憶手段と、提供される受信周波数に基づいて前記記憶手段のデータテーブルから対応する発振周波数情報を選択し、選択した発振周波数情報を発振手段に供給して発振周波数の切替えを制御する制御手段と、前記制御手段から供給される発振周波数情報に基づいて所定の発振周波数で発振する発振周波数の切替え可能な前記発振手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
- 前記記憶手段は、複数の受信電波の受信周波数に対応してそれぞれ複数の発振周波数情報のデータテーブルを格納することを特徴とする請求項2記載の放送受信装置。
- 前記発振手段は、複数の発振周波数を切替え可能な周波数切替手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の放送受信装置。
- 前記発振手段は、CR発振回路で構成したことを特徴とする請求項4記載の放送受信装置。
- 前記周波数切替手段は、前記発振回路のC(コンデンサ)およびR(抵抗器)のいずれか一方または双方を切替えるスイッチ手段を備えたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の放送受信装置。
- 前記発振周波数選択手段は、AMラジオに適用したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363247A JP2005130171A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | 放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363247A JP2005130171A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | 放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005130171A true JP2005130171A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34642626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003363247A Pending JP2005130171A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | 放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005130171A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007208718A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Kenwood Corp | スイッチング電源装置 |
-
2003
- 2003-10-23 JP JP2003363247A patent/JP2005130171A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007208718A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Kenwood Corp | スイッチング電源装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7272019B2 (en) | Switching power supply apparatus | |
US8506491B2 (en) | Switching DC converting device and portable system for ultrasonic medical imaging and diagnosing and method thereof | |
JP6142500B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
KR101121840B1 (ko) | 발진 주파수 제어 회로, dc-dc 컨버터 및 이를 구비한 반도체 장치 | |
JP2005130171A (ja) | 放送受信装置 | |
JP2009225592A (ja) | 電力制御装置 | |
JP2001016848A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2011135168A (ja) | スイッチング周波数制御装置及び電子機器ユニット | |
JPH11332230A (ja) | スイッチング電源 | |
JP4818364B2 (ja) | 受信装置 | |
JP2011071720A (ja) | 放送波受信システム | |
JP2005318224A (ja) | 受信装置 | |
JPH05211451A (ja) | ラジオノイズ低減システム | |
JP5341677B2 (ja) | スイッチング回路 | |
JP3495660B2 (ja) | Dc−dcコンバータ回路 | |
JPH11266170A (ja) | 受信機 | |
JP3512017B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP3054809U (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP5228867B2 (ja) | 送信機および送信方法 | |
WO2021153072A1 (ja) | D級電力変換器 | |
JP2011035500A (ja) | 受信装置および受信装置の制御方法 | |
JPH09261087A (ja) | 受信機 | |
JP4655750B2 (ja) | モータ駆動システム及びモータ駆動方法 | |
JP2000224839A (ja) | 低ノイズdc−dcコンバータ | |
JP2006288022A (ja) | 電源回路およびそれを用いた受信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090203 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090609 |