JP2005127837A - Spect装置及びspect画像再構成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】再構成領域を限定する手法を用いてコリメータ開口補正を行い、再構成画像の分解能が劣化することを防止したSPECT再構成を行なう。
【解決手段】被検体内に投与された核種が放出する放射線がコリメータを介して放射線検出器で検出される。本願に係るSPECT用画像再構成方法によれば、この検出により得た投影データをFBP法に基づいて再構成領域に逆投影することにより、当該領域が画像を再構成される。この再構成のときに、前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を用いて前記投影データを当該再構成領域に逆投影する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被検体に投与した核種から放出される放射線を検出して画像を得る核医学診断装置のうち、シングルフォトンECT(single photon emission computed tomography: SPECT)と呼ばれる断層撮影法を実行するSPECT装置に係り、とくに、検出器に設けたコリメータからの距離に依存した解像度の劣化を排除又は抑制した画像再構法を実行するSPECT装置に関する。
近年のハードウェア及びソフトウェアの技術進歩に相俟って、医用機器としての核医学診断装置も大きな進歩を見せており、とくに、断層面の画像を得るエミッションCT(ECT)装置でその感が強い。エミッションCTの一形態に、シングルフォトンECT(SPECT)がある。
このSPECTを実施するSPECT装置は、基本的に、被検体に投与された核種(RI)から放出されるγ線を検出するためにγ線の入射方向を制御するコリメータと、このコリメータを通過したγ線を光信号に変換するシンチレータと、このシンチレータから出力される光信号から電気信号に変換する光電子倍増管と、この光電子倍増管から得られたデータを投影データとして蓄積するデータ収集部とを備えたガンマカメラと、このガンマカメラから出力される投影データを再構成することにより被検体内の核種の分布像をSPECT像として生成する再構成部とを備える。
このSPECT装置では、コリメータから核種までの距離が大きくなるにつれて、その核種の位置の解像度が劣化するという現象が生じる。このため、かかる解像度の劣化を防止するには、補正(これを、コリメータ開口補正と呼ぶ)が必要である。このコリメータ開口補正を伴った再構成法として、従来、いくつかの方法が使用されている。
その一つは、特許文献1に示すように、「無円法ファンビーム高解像度直接再構成法」と呼ばれる方法である。これは、ファンビームコリメータによる投影データを直接再構成法で再構成するときに、ガンマカメラのコリメータ面に遠い方の再構成領域に無円と呼ばれる、円形の逆投影をしない領域を設定し、残りの領域からのコリメータ開口に因るボケの少ないデータのみを用いて再構成する手法である。
別の再構成法は、非特許文献1及び2に示すように、「OS−EM(Ordered subsets-expectation maximization)再構成法(又は、ML−EM(maximum likelihood expectation maximization)再構成法)」と呼ばれる手法である。これは、コリメータ開口に因る影響を組み込んだ再構成法であり、具体的には、逐次近似演算の過程にコリメータ開口に因る影響を想定したボケ関数を組み込んで、コリメータ面からの距離に依存した補正、すなわちコリメータ開口補正の機能を含んだ再構成を行うようにしたものである。
特開平4−370784号公報 映像情報(M) 1998年9月 Vol.30 No.18、1118〜1123頁、篠原広行 他、「画像再構成法 ML−EMアルゴリズムの概要と意義」 Hudson HM and Larkin RS: Accelerated image reconstruction using ordered subsets of projection data IEEE Trans Med Imag 1994: MI-13: 601-609
しかしながら、上述したコリメータ開口補正のうち、「無円法ファンビーム高解像度直接再構成法」の場合、ファンビーム収集による投影データを再構成する手法であり、パラレルビーム収集による投影データは何等考慮されていなかった。
また、「無円法ファンビーム高解像度直接再構成法」は、ファンビームに基づく投影データを直接、再構成するものであるため、人体のγ線の減弱を補正することは困難であった。
一方、前述したOS−EM再構成法(又は、ML−EM再構成法)は、減弱補正を組み込むことができるが、その代わりに、演算量が膨大になり、再構成に要する処理時間が長くなり、ルーチン検査には不向きになる。
そこで、本発明は、上述したSPECT装置の現状に鑑みてなされたもので、パラレルビーム収集による投影データに対して、その画像再構成時に、「無円法ファンビーム高解像度直接再構成法」のように再構成領域を限定する手法を用いてコリメータ開口補正を行い、再構成画像の分解能が劣化することを防止したSPECT装置及びSPECT画像再構成方法を提供することを、第1の目的とする。
さらに、本発明は、上述した目的と同時に、再構成時に減弱補正を行なうことができ、また、OS−EM再構成法(又は、ML−EM再構成法)と比べて、処理時間も短くて済むSPECT装置及びSPECT画像再構成方法を提供することを、第2の目的とする。
上述した第1の目的を達成するために、本発明の1つの態様に係るSPECT用画像再構成方法によれば、被検体内に投与された核種が放出する放射線をコリメータを介して放射線検出器で検出して、この検出により得た投影データをFBP法に基づいて再構成領域に逆投影することにより、当該領域の画像を再構成するSPECT用画像再構成方法において、前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を用いて前記投影データを当該再構成領域に逆投影することを特徴とする。また、本発明よれば、これと同等の機能を発揮する構成を備えたSPECT装置も提供される。
上述した第2の目的を達成するために、本発明の別の態様に係るSPECT用画像再構成方法によれば、被検体内に投与された核種が放出する放射線をコリメータを介して放射線検出器で検出して、この検出により得た投影データをChang逐次近似法に基づいて再構成領域の画像を再構成するSPECT用画像再構成方法において、前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を用いて前記投影データから減弱補正マップを求め、この減弱補正マップを用いてChang逐次近似法に基づいて前記再構成領域の画像を再構成することを特徴とする。また、本発明よれば、これと同等の機能を発揮する構成を備えたSPECT装置も提供される。
本発明によれば、上述した1つの態様に係る構成によって、パラレルビーム収集による投影データに対して、その画像再構成時に、「無円法ファンビーム高解像度直接再構成法」のように再構成領域を限定する手法を用いてコリメータ開口補正を行い、再構成画像の分解能が劣化することを防止することができる。
また、上述した別の態様に係る構成によって、上述の効果に加え、再構成時に減弱補正を行なうことができ、また、OS−EM再構成法(又は、ML−EM再構成法)と比べて、処理時間も短くて済む。
以下、本発明の係るSPECT装置及びSPECT画像再構成方法の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1に、第1の実施形態に係るSPECT装置の構成の概要を示す。同図に示すように、このSPECT装置は、架台11、前処理装置12、画像再構成装置13、表示器14、入力器15、及びデータ収集制御装置16を備える。なお、図1において、参照符号Fは仮想焦点を示す。
このうち、架台11は、被検体Pに投与された核種(RI)から放出されるγ(ガンマ)線に対応した信号を投影データとして検出するための、検出面を有するガンマカメラ20を備える。このガンマカメラ20は、例えば前述したシンチレータを用いた2次元の検出部を有し、検出面に入射するγ線を検出し、その検出信号を処理して2次元画素領域(検出面)の投影データを収集することができる。なお、このガンマカメラ20は、半導体セルを2次元アレイ状に配列した検出部を備えた構成であってもよい。
このガンマカメラ20検出面には、コリメータ21が取り付けられている。ガンマカメラ20及びコリメータ21は、一体に被検体の周囲を回転しながら、その360度の方向からγ線を検出できるように支持されている。なお、ガンマカメラは、必ずしも1台である必要はなく、複数台のガンマカメラを備えて、360度の方向を、それぞれのガンマカメラで分担して担当し、全体として、360度の方向から検出できればよい。
このガンマカメラ20による投影データの収集は、データ収集制御装置16により制御されて行われる。データ収集制御装置16は、入力器15から与えられる所望のデータ収集条件に基づいてガンマカメラ20によるデータ収集動作を制御できるようになっている。
ガンマカメラ20で2次元検出されたγ線に対応した投影データは、前処理装置12に送られ、その内蔵メモリに一時的に格納される。この前処理装置12は、格納した投影データに所定の前処理(均一性補正、回転中心補正、前処理フィルタリングなど)を施した後、そのデータを画像再構成装置13に送る。画像再構成装置13は、送られてきた投影データに、後述する再構成処理を施してSPECT画像を得る。このSPECT画像は、表示器14により適宜な態様で表示される。オペレータは、入力器15を操作して、SPECT撮影に必要な情報、例えばデータ収集、前処理、再構成、逆投影などに関する各種の条件を装置に与えることができる。
次に、この実施形態で実行される再構成処理を説明する。
この再構成処理は、減弱補正を行わない場合であって、再構成する領域を限定した逆投影法(限定領域逆投影法)をパラレルビーム収集の投影データに適用して高解像度のSPECT画像を提供するものである。
かかる再構成は、前処理装置12及び画像再構成装置13が協働して図2に示す手順の元に実行される。なお、この前処理装置12及び画像再構成装置13で実行される機能は、一つのコンピュータ装置などの演算装置に持たせるようにしてもよい。
最初に、前処理装置12及び画像再構成装置13は、入力器15を介してオペレータから与えられた操作情報に基づいて処理条件を設定する(ステップS1)。この処理条件には、再構成の処理範囲の設定、前処理フィルタ等の前処理要素のパラメータ設定などが含まれる。
次いで、前処理装置12は、ガンマカメラ12により収集して、当該装置12のメモリに記憶されている投影データを読み出す(ステップS2)。
次いで、前処理装置12により、投影データに前処理が施される(ステップS3)。この前処理により、均一性補正、回転中心補正、前処理用のフィルタリングなどがなされる。
次いで、画像再構成装置13により、収集データのサイノグラムデータが作成され(ステップS4)、再構成フィルタ(Ramachandran, Shepp&Loganなどのフィルタ)とのコンボリューションが実行される(ステップS5)。
次いで、画像再構成装置13により、限定領域逆投影時に用いる重み関数が作成される(ステップS6)。この重み関数は、投影データの再構成領域のうち、その領域中央の位置を中心に、コリメータの近接する側(投影データ側)の半円領域では高い重みを有し、且つ、その領域に対向する反対側(対向投影データ側)の半円領域で低い重みを有する。
例えば、図3(a)に示すように、再構成領域の中心で0.5の重みを有し、その重みを、かかる中心から投影データ側及び対向投影データ側それぞれに重み1及び0まで所定の傾斜で直線的に変化させる直線型の重み関数であってもよい。また、同図(b)に示すように、再構成領域の中心で0.5の重みを有し、その重みを、かかる中心から投影データ側及び対向投影データ側それぞれに重み1及び0までコサインカーブに沿って変化させるcos型の重み関数であってもよい。
さらに、画像再構成装置13により、前述したように作成された重み関数を用いて、限定領域逆投影が実行される(ステップS7)。この限定領域逆投影の概念を図4に示す。同図にて説明されるように、各投影方向に対して、再構成領域の画素毎に、逆投影データに重み付け関数を掛け合わせ、その乗算結果を再構成領域の各画素に足し込まれる。この結果、投影データ(すなわちコリメータ)に近い半円領域の画素(すなわち体表に近い領域の画素)ほど、その投影データの影響を強く受けるように重み付けされながら逆投影されて、再構成されたSPECT画像が得られる。
このステップS4〜S7の処理は、指定スライス数分のSPECT画像の限定領域逆投影に基づく再構成が完了するまで繰り返される(ステップS8)。
このように、本実施形態に係るSPECT装置は、コリメータに近い被検体部位からの投影データが、それよりも遠い被検体部位からの投影データよりも多くの情報を有していることを利用しており、その近い被検体部位からの投影データの優位性を重み関数で引き出したものである。従来の通常のFBP法のように、情報量の大小に関わらず、同じ扱いをする(つまり、従来の場合の重みは一定である)ことはせず、再構成する領域に応じて重みを変えることで、コリメータ開口に起因した画像分解能の劣化を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図1、5〜9を参照して説明する。
この第2の実施形態に係るSPECT装置は、ハードウェアの面では、前述した図1に示す装置と同様に構成される。しかしながら、前処理装置12及び画像再構成装置13により協働して実行される処理の内容が異なる。
本実施形態では、前述した「限定領域逆投影法」に「Changの逐次近似法」を用いた、投影データを再構成する処理が実行される。
かかる再構成は、前処理装置12及び画像再構成装置13が協働して図5,6に示す手順の元に実行される。なお、この前処理装置12及び画像再構成装置13で実行される機能は、一つのコンピュータ装置などの演算装置に持たせるようにしてもよい。
最初に、前処理装置12及び画像再構成装置13は、入力器15を介してオペレータから与えられた操作情報に基づいて処理条件を設定する(図5、ステップS11)。この処理条件には、再構成の処理範囲の設定、前処理フィルタ等の前処理要素のパラメータ設定、減弱マップ(測定対象におけるγ線の減弱係数の分布を表す画像)の選択などが含まれる。
次いで、前処理装置12は、ガンマカメラ12により収集して、当該装置12のメモリに記憶している投影データを読み出す(ステップS12)。
次いで、前処理装置12により、パラレルビーム収集の投影データに前処理が施される(ステップS13)。この前処理により、均一性補正、回転中心補正、前処理用のフィルタリングなどがなされる。
次いで、画像再構成装置13により、サイノグラムデータが作成される(ステップS14)。
さらに、画像再構成装置13により、再構成の限定領域を決める重み関数が第1の実施形態と同様に作成される(ステップS15:図8参照)。
さらに、画像再構成装置13により、選択された減弱マップから限定領域減弱補正マップが作成される(ステップS16)。この作成には、360度分の投影データを使用するが、被検体の体表に近い半円分の画像再構成領域のみの減弱分を求める。
すなわち、再構成領域の全領域の減弱補正マップを求めるときと同様に、投影角度毎に、減弱マップの画素位置に対する減弱を演算する。図7(a)は、円筒型ファントムの対する投影角度0度のおける減弱分布を示す。この減弱分布に、図8に示す重み関数(図7(b)参照)を乗じることで、再構成の限定領域に対する減弱分布を求める(図7(c)参照)。このようにして360度分の減弱分布を求め、これを、図9(a)に模式的に示すように、相互に加算平均することで、その断面の減弱分布が演算される。この減弱分布が求められると、この減弱分布から演算により減弱補正マップが求められる。
この一連の準備が終ると、画像再構成装置13により、Changの逐次近似法を用いた、減弱補正を伴う限定領域画像再構成が実行される(ステップS17)。
この画像再構成の処理の概要を図6に示す。最初に、0次近似の再構成が行なわれる(ステップS17A)。この再構成は、減弱補正を行なわずに限定角領域逆投影により再構成された画像の画素値を2倍して、この画像に限定領域減弱マップを掛け合わせることで実行される。
次いで、投影データが作成される(ステップS17B)。これは、n次の近似像から、減弱マップに基づく減弱を加味した投影データを360度分、作成することで実行される。この投影データの作成においては、通常のChang逐次近似法と同様に、全ての再構成領域のデータが同じ重みで加算される。
次いで、誤差データが算出される(ステップS17C)。つまり、オリジナルの投影データから、上述の如く算出した投影データを画素毎に差分することで演算される。
この後、誤差データが、再構成で用いたコンボリューション関数を用いてコンボリューションされる(ステップS17D)。さらに、誤差データが再構成される(ステップS17E)。すなわち、減弱補正無しの限定角領域逆投影により再構成された再構成像の画素値の2倍にし、この再構成像に限定領域減弱補正マップが掛け合わされる。
さらに、直前の次数の再構成データに、誤差データを再構成したデータが加算される(ステップS17F)。このステップS19B〜S19Fの処理は、指定された次数の分だけ繰り返される(ステップS17G)ので、指定次数分の処理が終わると、各スライスの指定次数までの信号成分を反映させた最終的なSPECT画像が得られる。
なお、図5におけるステップS14〜S17の処理は、指定されたスライス枚数分だけ繰り返して実行され、各スライスの減弱補正を行なったSPECT画像が得られる(ステップS18)。
このように、本発明に係る、重み関数を用いた限定領域逆投影法をChang逐次近似法に適用することで、前述した第1の実施形態で得られた作用効果に加えて、適確に減弱補正を行なうことができ、高品質のSPECT画像を提供することができる。このため、従来の無円法ファンビーム高解像度SPECT再構成法が直面していた減弱補正の実行が難しいという状況を打破できる。また、OS−EM再構成法(又は、ML−EM再構成法)と比べて、処理時間も短くて済むという利点もある。
本発明の実施形態に係るSPECT装置の概要を説明するブロック図。 第1の実施形態に係る再構成処理の概要を説明するフローチャート。 重み関数を例示するグラフ。 第1の実施形態に係る逆投影を説明する図。 第2の実施形態に係る再構成処理の概要を説明するフローチャート。 第2の実施形態に係る再構成処理の中で実行される減弱補正再構成をより詳細に説明するフローチャート。 限定領域減弱補正マップの作成を説明する図。 重み関数の一例を説明するグラフ。 限定領域減弱補正マップの作成を説明する別の図。
符号の説明
11 架台
12 前処理装置
13 画像再構成装置
14 表示器
15 入力器
21 ガンマカメラ
22 コリメータ
P 被検体

Claims (8)

  1. 被検体内に投与された核種が放出する放射線をコリメータを介して放射線検出器で検出して、この検出により得た投影データをFBP法に基づいて再構成領域に逆投影することにより、当該領域の画像を再構成するSPECT用画像再構成方法において、
    前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を用いて前記投影データを当該再構成領域に逆投影することを特徴とするSPECT画像再構成方法。
  2. 前記重み関数は、前記画像再構成領域の原点に関して前記コリメータに近い側の半円領域から前記残りの半円領域にかけて徐々に重みが低下するように設定した重み関数であることを特徴とする請求項1に記載のSPECT画像再構成方法。
  3. 前記重み関数は、前記重みの低下の度合いが直線的に変化する重み関数又はコサイン曲線に沿って変化する重み関数の何れかであることを特徴とする請求項2に記載のSPECT画像再構成方法。
  4. 被検体内に投与された核種が放出する放射線をコリメータを介して放射線検出器で検出して、この検出により得た投影データをChang逐次近似法に基づいて再構成領域の画像を再構成するSPECT用画像再構成方法において、
    前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を用いて前記投影データから減弱補正マップを求め、
    この減弱補正マップを用いてChang逐次近似法に基づいて前記再構成領域の画像を再構成することを特徴とするSPECT用画像再構成方法。
  5. 前記重み関数は、前記画像再構成領域の原点に関して前記コリメータに近い側の半円領域から前記残りの半円領域にかけて徐々に重みが低下するように設定した重み関数であることを特徴とする請求項4に記載のSPECT画像再構成方法。
  6. 被検体内に投与された核種が放出する放射線をコリメータを介して検出する放射線検出器を備え、この放射線検出器により検出された投影データをFBP法に基づいて再構成領域に逆投影して当該領域の画像を再構成するように構成したSPECT装置において、
    前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を作成する手段と、この重み関数を用いて前記投影データを当該再構成領域に逆投影する手段とを備えたことを特徴とするSPECT装置。
  7. 前記重み関数は、前記画像再構成領域の原点に関して前記コリメータに近い側の半円領域から前記残りの半円領域にかけて徐々に重みが低下するように設定した重み関数であることを特徴とする請求項6に記載のSPECT装置。
  8. 被検体内に投与された核種が放出する放射線をコリメータを介して検出する放射線検出器と、この放射線検出器により検出された投影データをChang逐次近似法に基づいて再構成領域の画像を再構成するようにしたSPECT装置において、
    前記再構成領域のうちの、当該領域の中心を原点にしたときのコリメータに近い側の半円領域を、その残りの半円領域よりも優先させる重み関数を用いて前記投影データから減弱補正マップを求める手段と、
    この減弱補正マップを用いてChang逐次近似法に基づいて前記再構成領域の画像を再構成する手段とを備えたことを特徴とするSPECT装置。
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