JP2005127175A - 回転式圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸入パイプの長さを過給効果の利用の目的で調整することを必要とせず、圧縮機の過給効果の有効利用により圧縮機の高効率化を可能にする密閉型電動圧縮機を提供すること。
【解決手段】アキュームレータ11の内管12の内部壁面に螺旋状の溝13を設けることにより、吸入工程で冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができ、圧縮機の体積効率向上により圧縮機効率の改善を図ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】アキュームレータ11の内管12の内部壁面に螺旋状の溝13を設けることにより、吸入工程で冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができ、圧縮機の体積効率向上により圧縮機効率の改善を図ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は冷凍サイクル応用機器などに使用される密閉型圧縮機、特に過給効果を利用した体積効率向上による圧縮機の高効率要素に関するものである。
近年、環境保護の観点からエアコンでは定格COP規制はさることながら年間電気代の削減の為に、冷房及び暖房の中間条件での圧縮機の高効率化が益々重要視されてきている。
このような状況下、例えばアキュームレータ内に開口する吸入パイプの開口端部から圧縮機吸入孔までの吸入パイプの長さを吸入パイプが共鳴するように設定し、過給効果を有効利用し圧縮機効率の向上を図るなどの提案がされている(例えば、特許文献1参照)。
図4は前記特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の吸入パイプの長さを吸入パイプが共鳴するように調整したものを示すものである。これにより、圧縮機の圧縮効率を改善することができる。
特開平1−15489号公報
しかしながら、前記従来の構成では、圧縮機の吸入パイプを共鳴させる為に、吸入パイプの長さを調整する必要があるが、冷媒封入量が多い冷凍サイクルの場合、液圧縮を抑制する制約上、吸入パイプの長さを設定する自由度が非常に少なくなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、吸入パイプの長さを過給効果の利用の目的で調整することを必要とせず、圧縮機の過給効果の有効利用により圧縮機の高効率化を可能にする密閉型電動圧縮機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型電動圧縮機は、アキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝を有するものである。
これによって、吸入工程でアキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝による冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができる。
本発明の密閉型電動圧縮機は、冷媒の吸入工程において過給効果を利用することにより、圧縮機効率の改善を図ることができる。
第1の発明は、底部に潤滑油たまりを有する密閉容器に、回転子と固定子からなる電動機要素と圧縮機要素を収納し、前記圧縮機要素は円筒形状の気筒を有するシリンダと、前記気筒内に収容されたロ−リングピストンと、前記ロ−リングピストンの内周側に摺動自在に挿入された偏芯部有し、下端部が前記潤滑油たまりに浸漬されたクランク軸と、前記シリンダ端面に配置されて、前記クランク軸を回転自在に支持する上軸受け及び、下軸受
けを有する回転式圧縮機であって、運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝を有することにより、吸入工程で冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができ、圧縮機の体積効率向上により圧縮機効率の改善を図ることができる。
けを有する回転式圧縮機であって、運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝を有することにより、吸入工程で冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができ、圧縮機の体積効率向上により圧縮機効率の改善を図ることができる。
第2の発明は、底部に潤滑油たまりを有する密閉容器に、回転子と固定子からなる電動機要素と圧縮機要素を収納し、前記圧縮機要素は円筒形状の気筒を有するシリンダと、前記気筒内に収容されたロ−リングピストンと、前記ロ−リングピストンの内周側に摺動自在に挿入された偏芯部有し、下端部が前記潤滑油たまりに浸漬されたクランク軸と、前記シリンダ端面に配置されて、前記クランク軸を回転自在に支持する上軸受け及び、下軸受けを有する回転式圧縮機であって、シリンダに設けられた吸入孔の壁面に螺旋状の溝を有することにより、吸入工程で冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができ、圧縮機の体積効率向上により圧縮機効率の改善を図ることができる。
第3の発明は、底部に潤滑油たまりを有する密閉容器に、回転子と固定子からなる電動機要素と圧縮機要素を収納し、前記圧縮機要素は円筒形状の気筒を有するシリンダと、前記気筒内に収容されたロ−リングピストンと、前記ロ−リングピストンの内周側に摺動自在に挿入された偏芯部有し、下端部が前記潤滑油たまりに浸漬されたクランク軸と、前記シリンダ端面に配置されて、前記クランク軸を回転自在に支持する上軸受け及び、下軸受けを有する回転式圧縮機であって、シリンダに設けられた吸入孔の壁面とかつ運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝を有することにより、吸入工程で冷媒の旋回運動により、シリンダ気筒内壁とロ−リングピストンと上下軸受け端面により閉じ込められる冷媒質量を増加させることができ、圧縮機の体積効率向上により圧縮機効率の改善を図ることができる。
(実施の形態1)
図1は本発明第1の実施の形態における密閉型電動圧縮機を示した図である。図1において、1は密閉容器であり、底部に潤滑油2たまりを有し、電動機要素8、圧縮機要素9を収納し、圧縮機要素9は円筒形状の気筒を有するシリンダ3と、前記気筒内に収容されたロ−タリ−ピストン7と、ロ−タリ−ピストン7の内周側に摺動自在に挿入された偏芯部とを有し、下端部が潤滑油たまり2に浸漬されたクランク軸4と、シリンダ3端面に配置されて、クランク軸4を回転自在に支持する上軸受け5及び、下軸受け6を有した回転式圧縮機で、運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータ11の内管12の内部壁面に螺旋状の溝13を有する。
図1は本発明第1の実施の形態における密閉型電動圧縮機を示した図である。図1において、1は密閉容器であり、底部に潤滑油2たまりを有し、電動機要素8、圧縮機要素9を収納し、圧縮機要素9は円筒形状の気筒を有するシリンダ3と、前記気筒内に収容されたロ−タリ−ピストン7と、ロ−タリ−ピストン7の内周側に摺動自在に挿入された偏芯部とを有し、下端部が潤滑油たまり2に浸漬されたクランク軸4と、シリンダ3端面に配置されて、クランク軸4を回転自在に支持する上軸受け5及び、下軸受け6を有した回転式圧縮機で、運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータ11の内管12の内部壁面に螺旋状の溝13を有する。
(実施の形態2)
図2は本発明第2の実施の形態における詳細を示す図である。図2において、図1と異なるのはアキュームレータ11の内管12の内部壁面ではなく、シリンダ3に設けられた吸入孔10の壁面に螺旋状の溝13を有する。
図2は本発明第2の実施の形態における詳細を示す図である。図2において、図1と異なるのはアキュームレータ11の内管12の内部壁面ではなく、シリンダ3に設けられた吸入孔10の壁面に螺旋状の溝13を有する。
(実施の形態3)
図3は本発明第3の実施の形態における詳細を示す図である。図3において、図1と異なるのは運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータ11の内管12の内部壁面だけではなく、シリンダ3に設けられた吸入孔10の壁面にも螺旋状の溝13を有する。
図3は本発明第3の実施の形態における詳細を示す図である。図3において、図1と異なるのは運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータ11の内管12の内部壁面だけではなく、シリンダ3に設けられた吸入孔10の壁面にも螺旋状の溝13を有する。
以上のように、本発明にかかる密閉形電動圧縮機は、冷凍サイクル応用機器などに使用
される密閉型圧縮機に適用できる。
される密閉型圧縮機に適用できる。
1 密閉容器
2 潤滑油
3 シリンダ
4 クランク軸
5 上軸受け
6 下軸受け
7 ローリングピストン
8 電動機要素
9 圧縮機要素
10 吸入孔
11 アキュームレータ
12 アキュームレータ内管
13 螺旋状の溝
2 潤滑油
3 シリンダ
4 クランク軸
5 上軸受け
6 下軸受け
7 ローリングピストン
8 電動機要素
9 圧縮機要素
10 吸入孔
11 アキュームレータ
12 アキュームレータ内管
13 螺旋状の溝
Claims (3)
- 密閉容器に圧縮機要素を収納し、前記圧縮機要素は円筒形状の気筒を有するシリンダと、前記気筒内に収容されたロ−リングピストンと、前記ロ−リングピストンの内周側に摺動自在に挿入された偏芯部とを有し、下端部が前記潤滑油たまりに浸漬されたクランク軸と、前記シリンダ端面に配置されて、前記クランク軸を回転自在に支持する上軸受け及び、下軸受けを有する回転式圧縮機であって、運転中の冷媒の液圧縮を防止する為のアキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝を有することを特長とする回転式圧縮機。
- 密閉容器に圧縮機要素を収納し、前記圧縮機要素は円筒形状の気筒を有するシリンダと、前記気筒内に収容されたロ−リングピストンと、前記ロ−リングピストンの内周側に摺動自在に挿入された偏芯部とを有し、下端部が前記潤滑油たまりに浸漬されたクランク軸と、前記シリンダ端面に配置されて、前記クランク軸を回転自在に支持する上軸受け及び、下軸受けを有する回転式圧縮機であって、前記シリンダに設けられた吸入孔の壁面に螺旋状の溝を有することを特長とする回転式圧縮機。
- 密閉容器に圧縮機要素を収納し、前記圧縮機要素は円筒形状の気筒を有するシリンダと、前記気筒内に収容されたロ−リングピストンと、前記ロ−リングピストンの内周側に摺動自在に挿入された偏芯部とを有し、下端部が前記潤滑油たまりに浸漬されたクランク軸と、前記シリンダ端面に配置されて、前記クランク軸を回転自在に支持する上軸受け及び、下軸受けを有する回転式圧縮機であって、前記シリンダに設けられた吸入孔の壁面およびアキュームレータの内管の内部壁面に螺旋状の溝を有することを特長とする回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003361708A JP2005127175A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003361708A JP2005127175A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 回転式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005127175A true JP2005127175A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34641571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003361708A Pending JP2005127175A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 回転式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005127175A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1975370A1 (en) * | 2007-03-28 | 2008-10-01 | Fujitsu General Limited | Rotary compressor with accumulator and heat pump system |
JP2011074798A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 回転圧縮機 |
-
2003
- 2003-10-22 JP JP2003361708A patent/JP2005127175A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1975370A1 (en) * | 2007-03-28 | 2008-10-01 | Fujitsu General Limited | Rotary compressor with accumulator and heat pump system |
JP2011074798A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 回転圧縮機 |
KR101210795B1 (ko) | 2009-09-30 | 2012-12-10 | 산요덴키가부시키가이샤 | 회전압축기 |
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