JP2005126981A - 暖房機能付床構造およびその施工方法 - Google Patents

暖房機能付床構造およびその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 大理石パネルで室内の化粧床面を形成する暖房機能付床構造の、設置施工する工期の短縮とメンテナンス性向上を図る。
【解決手段】 大理石パネル(化粧パネル)2を複数枚並べて室内Rの化粧床面2aを形成し、大理石パネル2の下方に熱源ユニット8を配置してなる暖房機能付床構造であって、複数枚の大理石パネル2と熱源ユニット8との間に、水平に拡がる設置面9aを形成する鉄板(浮陸調整金属板)9を配置する。そして、接着剤等で固着させることなく大理石パネル2を鉄板9に載せることで、大理石パネル2を鉄板9とは縁が切れた状態にする。そして、大理石パネル2のうち室内Rの壁面1bに対向する位置の大理石パネル2と壁面1bとの間に、弾性変形可能なシーリング材(弾性部材)10を充填する。
【選択図】 図2


Description

本発明は、石製又はタイル製の化粧パネルを複数枚並べて室内の化粧床面を形成するようにした暖房機能付床構造と、その施工方法に関するものである。
近年、床の化粧面を形成する木製フローリング材やカーペットに替えて、大理石、御影石その他の石製又はタイル製の化粧パネルを床の化粧面に使用して、高級感を演出するといった需要が増加傾向にある(例えば、特許文献1等)。この場合、石やタイルはカーペットや木に比べて低温になるため、電気発熱体又は熱源流体配管等からなる熱源ユニットを設けるニーズが高い。
そして、石製又はタイル製の化粧パネル(以下、単に「化粧パネル」と呼ぶ)の厚み寸法バラツキ吸収および設置場所の浮陸調整を図るべく、化粧パネルをモルタルで床に固定することが一般的であり、それにともなって電気発熱体又は熱源流体配管は前記モルタルに埋設させるのが、化粧パネルを採用した場合における従来の暖房機能付床構造である。
特開平11−257673号公報
しかしながら、このようなモルタルを用いた工法(以下、「湿式工法」と呼ぶ)では、モルタルの打設、養生等に時間がかかるため、暖房機能付床構造を設置施工する工期が極めて長くなってしまう。特に、リフォームにより該床構造を後付けする場合には、施工作業を行っていない夜間等の時間帯であっても、リフォーム施工期間中はその室内で生活できないといった大きな問題を抱えてしまう。また、上記湿式工法では化粧パネルをモルタルで固定するので、化粧パネルを取り外すことができない。よって、化粧パネルを磨くといったメンテナンス作業は室内でしか行うことができず、メンテナンス性が悪い。また、化粧パネルに割れ、欠け等の破損が生じても化粧パネルを交換することができず、メンテナンス性が悪い。
本発明は、上記点に鑑み、石製又はタイル製の化粧パネルで室内の化粧床面を形成する暖房機能付床構造の、設置施工する工期の短縮とメンテナンス性向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、石製又はタイル製の化粧パネル(2)を複数枚並べて室内の化粧床面(2a)を形成し、前記化粧パネル(2)の下方に熱源ユニット(8)を配置してなる暖房機能付床構造であって、複数枚の前記化粧パネル(2)と前記熱源ユニット(8)との間には、水平に拡がる設置面(9a)を形成する浮陸調整金属板(9)が配置され、前記化粧パネル(2)は、前記浮陸調整金属板(9)とは縁が切れた状態で前記設置面(9a)の上に載せられ、前記複数枚の化粧パネル(2)のうち前記室内の壁面(1b)に対向する位置の化粧パネル(2)と前記壁面(1b)との間には、少なくとも水平方向に弾性変形可能な弾性部材(10)が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、前記浮陸調整金属板(9)は複数枚に分割されており、前記浮陸調整金属板(9)の分割部分には、防水テープ(9b)が貼り付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、前記浮陸調整金属板(9)は、前記熱源ユニット(8)の上に載せられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、前記熱源ユニット(8)は、化粧用木製フローリング材(7)の上に載せられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、前記弾性部材には、前記化粧パネル(2)と前記壁面(1b)との間に流動性の素材を充填して固化させてなるシーリング材(10)が採用されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、前記シーリング材(10)の下面には、該シーリング材(10)と密着性の低い剥離部材(11)が配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、前記壁面(1b)と前記シーリング材(10)の間に、該シーリング材(10)と密着する見切り材(12)を介在させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、室内にて熱源ユニット(8)を設置する第1工程と、前記熱源ユニット(8)の上に、水平に拡がる設置面(9a)を形成する浮陸調整金属板(9)を載せる第2工程と、石製又はタイル製の化粧パネル(2)を、前記浮陸調整金属板(9)とは縁が切れた状態で前記設置面(9a)の上に複数枚並べて前記室内の化粧床面(2a)を形成する第3工程と、前記複数枚の化粧パネル(2)のうち前記室内の壁面(1b)に対向する位置の化粧パネル(2)と前記壁面(1b)との間に、少なくとも水平方向に弾性変形可能な弾性部材(10)を設ける第4工程と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、前記浮陸調整金属板(9)は複数枚に分割されており、前記第2工程にて、複数枚の前記浮陸調整金属板(9)を前記熱源ユニット(8)の上に載せた後、前記浮陸調整金属板(9)の分割部分に防水テープ(9b)を貼り付けることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、前記第1工程にて、前記熱源ユニット(8)を既設の化粧用木製フローリング材(7)の上に載せて設置することを特徴とする。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
請求項1に記載の発明によれば、化粧パネル(2)は浮陸調整金属板(9)の上に載せられているので、複数枚の化粧パネル(2)によって形成される化粧床面(2a)を浮陸のない面一の状態にできる。また、近年では化粧パネル(2)の厚み寸法精度が高くなってきているため、寸法精度の高い化粧パネル(例えば、厚み寸法15±1.0mmの化粧パネル)(2)を採用すれば厚み寸法バラツキ吸収は不要にできる。そして、化粧パネル(2)と壁面(1b)との間には弾性部材(10)が設けられているので、化粧パネル(2)は弾性部材(10)によって水平方向に位置決めされる。
よって、化粧床面(2a)を浮陸のない面一の状態にすることと、化粧パネル(2)を水平方向に位置決めすることとを、モルタルの使用を廃止した乾式工法で実現できるので、暖房機能付床構造を設置施工する工期の短縮を図ることができ、リフォーム等により該床構造を後付けする場合であっても、施工作業を行っていない夜間等の時間帯であればその室内での生活を可能にできる。
また、請求項1に記載の発明によれば、化粧パネル(2)は、浮陸調整金属板(9)とは縁が切れた状態で設置面(9a)の上に載せられているだけであるため、化粧パネル(2)を浮陸調整金属板(9)の上から容易に取り外すことができる。よって、化粧パネル(2)を取り外して磨いたり別パネルに交換する等のメンテナンス性を向上できる。
また、浮陸調整金属板(9)は金属製であり熱伝導率が高いため、熱源ユニット(8)の熱が浮陸調整金属板(9)にて水平方向に良好に移動して化粧床面(2a)の温度分布バラツキを抑制でき、さらには、化粧床面(2a)の温度上昇を速くできる。
請求項2に記載の発明によれば、化粧パネル(2)上にこぼした水等の液体が浮陸調整金属板(9)の分割部分から下方に落下してしまうことを防止でき、熱源ユニット(8)の金属部品の腐食や電気部品の短絡等の障害を抑制することができる。なお、防水テープ(9b)に金属製(例えばアルミニウム製)のテープを採用すれば、耐熱性に優れるため好適である。
また、浮陸調整金属板(9)の下側に位置する各種部材(例えば、熱源ユニットに使用される可能性のあるプラスチック、接着剤等)からは、人体に有害な化学物質が放出されている場合があり得るが、請求項2に記載の発明によれば、浮陸調整金属板(9)の分割部分に防水テープ(9b)を貼り付けているので、前記有害な化学物質が室内に漏れ出てくることを抑制できる。なお、この場合には、防水テープ(9b)の材質に、有害な化学物質を放出しない材質(例えばアルミニウムその他の金属製)を適用することが望ましい。
請求項3に記載の発明によれば、熱源ユニット(8)から浮陸調整金属板(9)への熱移動を効率良くできる。
請求項4に記載の発明によれば、化粧用木製フローリング材(7)にて化粧床面7aが形成されている既設の床に、本発明に係る暖房機能付床構造を後付けで設置施工する場合において、既設の化粧用木製フローリング材(7)を撤去することなく、本発明の暖房機能付床構造を設置施工できるので、より一層の工期短縮を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、化粧床面(2a)の見栄えを著しく損なわせることなく、弾性部材(10)を簡単に設置することができる。
ここで、シーリング材(10)は、充填してから固化するまでの間に、化粧パネル(2)および壁面(1b)と密着するのみならず、シーリング材(10)の下方に位置する部材とも密着してしまう。すると、シーリング材(10)の水平方向への弾性変形が妨げられてしまう恐れがある。これに対し、請求項6に記載の発明によれば、前記シーリング材(10)の下面には、該シーリング材(10)と密着性の低い剥離部材(11)が配置されているので、シーリング材(10)の水平方向への弾性変形が妨げられてしまうことを抑制できる。
しかも、請求項7に記載の発明によれば、壁面(1b)を汚すことなく化粧パネル(2)を取り外すことができ、特に、賃貸住宅の室内にて本発明の暖房機能付床構造を適用した場合には、該床構造を壁面(1b)を汚すことなく撤去でき、好適である。
請求項8に記載の発明によれば、化粧パネル(2)は浮陸調整金属板(9)の上に載せられているので、複数枚の化粧パネル(2)によって形成される化粧床面(2a)を浮陸のない面一の状態にできる。また、近年では化粧パネル(2)の厚み寸法精度が高くなってきているため、寸法精度の高い化粧パネル(2)を採用すれば厚み寸法バラツキ吸収は不要にできる。そして、化粧パネル(2)と壁面(1b)との間には弾性部材(10)が設けられているので、化粧パネル(2)は弾性部材(10)の弾性力によって水平方向に位置決めされる。
よって、化粧床面(2a)を浮陸のない面一の状態にすることと、化粧パネル(2)を水平方向に位置決めすることとを、モルタルの使用を廃止した乾式工法で実現できるので、暖房機能付床構造を設置施工する工期の短縮を図ることができ、リフォーム等により該床構造を後付けする場合であっても、施工作業を行っていない夜間等の時間帯であればその室内での生活を可能にできる。
また、請求項8に記載の発明によれば、化粧パネル(2)は、浮陸調整金属板(9)とは縁が切れた状態で設置面(9a)の上に載せられているだけであるため、化粧パネル(2)を浮陸調整金属板(9)の上から容易に取り外すことができる。よって、化粧パネル(2)を取り外して磨いたり別パネルに交換する等のメンテナンス性を向上できる。また、浮陸調整金属板(9)は金属製であり熱伝導率が高いため、熱源ユニット(8)から化粧パネル(2)への熱移動を高効率にできる。
請求項9に記載の発明によれば、化粧パネル(2)上にこぼした水等の液体が浮陸調整金属板(9)の分割部分から下方に落下してしまうことを防止でき、熱源ユニット(8)の金属部品の腐食や電気部品の短絡等の障害を抑制することができる。なお、防水テープ(9b)にアルミニウム製のテープを採用すれば、耐熱性に優れるため好適である。
また、浮陸調整金属板(9)の下側に位置する各種部材(例えば熱源ユニット、接着剤等)からは、人体に有害な化学物質が放出されている場合があり得るが、請求項9に記載の発明によれば、浮陸調整金属板(9)の分割部分に防水テープ(9b)を貼り付けているので、前記有害な化学物質が室内に漏れ出てくることを抑制できる。なお、この場合には、防水テープ(9b)の材質に、有害な化学物質を放出しない材質(例えばアルミニウムその他の金属製)を適用することが望ましい。
請求項10に記載の発明によれば、化粧用木製フローリング材(7)にて化粧床面7aが形成されている既設の床に、本発明に係る暖房機能付床構造を後付けで設置施工する場合において、既設の化粧用木製フローリング材(7)を撤去することなく、本発明の暖房機能付床構造を設置施工できるので、より一層の工期短縮を図ることができる。
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、室内の化粧床面が木製フローリング材で形成されている住宅に、本発明の暖房機能付床構造をリフォームにより後付けした場合の一例を説明するものである。図1はリフォーム後の化粧床面および壁等を示す平面図であり、石膏ボード等の壁部材1に囲まれた室内Rの床全面に、化粧パネルとしての大理石パネル2が複数枚並べられており、該大理石パネル2の上面にて室内Rの化粧床面2aを形成している。因みに、図1中の符号1aは壁部材1に開口する出入口部分を示しており、ドアは一点鎖線にて示している。
各大理石パネル2の形状は矩形であり望ましくは正方形である。そして、各大理石パネル2の面積は大きすぎるとパネル1枚あたりの重量が重すぎて施工性が悪くなり、小さすぎるとパネルの総枚数が多すぎて施工性が悪くなるため、このような施工性に鑑みて、1辺の長さL1が300mm〜400mmの正方形が望ましい。なお、室内Rの形状に合わせて正方形と長方形の組み合わせで化粧床面2aは形成される。
また、各大理石パネル2の厚み寸法t1(図2参照)は、厚すぎるとパネル1枚あたりの重量が重すぎて施工性が悪くなり、薄すぎると強度不足により割れ欠け等の破損を招いてしまう。このような施工性および耐強度性に鑑みて、厚み寸法t1は10mm〜15mmが望ましく、本実施形態では、厚み寸法t1=15mmに設定しており、寸法精度が±1.0mmの大理石パネル2を採用している。
次に、図1の断面図である図2を用いて、大理石パネル2の下方の構造(床下構造)を説明する。
本実施形態の床下構造は、下方から順に、コンクリートスラブ3、根太4、断熱材5、下地合板6、木製フローリング材7、熱源ユニット8、ダミーパネル8D、浮陸調整金属板9、大理石パネル2が積層配置されている。なお、根太4間に配置された断熱材5は、熱源ユニット8の熱がコンクリートスラブ3に伝熱されることを防止するものである。木製フローリング材7はリフォーム前に化粧床面7aを形成していた既設のものである。
熱源ユニット8は、通電により発熱する電気発熱体をケーシングに内蔵して構成された電気式のものであり、ケーシングの上面は、後述する図4に示すように、金属製の放熱板8aと、その周囲を取り囲む木製の釘打部8bとから構成されている。釘打部8bに釘を打ち込むことにより木製フローリング材7に熱源ユニット8を固定するようにしてもよいし、釘を打ち込むことなく木製フローリング材7の上に熱源ユニット8を載せるだけでもよい。
図4は、大理石パネル2および鉄板9を取り除いた状態を示す平面図であり、図中の斜線部はダミーパネル8Dを示している。該図4に示すように、熱源ユニット8は複数であり、壁面1bから水平方向に所定間隔(例えば200〜600mm)だけ空けるようにして敷き詰められている。これにより、室内Rのうち壁面1bに沿って配置される家具等が加熱されてしまうことを回避している。そして、図2に示すように、熱源ユニット8の厚さ寸法と同じ厚さのダミーパネル8Dを熱源ユニット8と壁面1bとの間に配置して、該ダミーパネル8Dおよび熱源ユニット8により鉄板9を下方から支持するようにしている。
浮陸調整金属板9は、複数枚の金属板に分割されており、熱源ユニット8の上面全体に敷き並べられている。そして、浮陸調整金属板9の上面には前述の大理石パネル2が敷き並べられる。浮陸調整金属板9は、水平で浮陸のない大理石パネル2の設置面を形成するためのものであり、本実施形態では鉄製の金属板(鉄板)を採用している。
各鉄板9の面積は大きすぎると鉄板1枚あたりの重量が重すぎて施工性が悪くなり、小さすぎると鉄板9の総枚数が多すぎて施工性が悪くなるため、このような施工性に鑑みて、鉄板9の大きさを設定するのが望ましい。
また、各鉄板9の厚み寸法t2(図2参照)は、厚すぎると鉄板1枚あたりの重量が重すぎて施工性が悪くなり、薄すぎると強度不足により変形してしまう。このような施工性および耐強度性に鑑みて、厚み寸法t2は1.0mm〜3.0mmが望ましい。因みに、本実施形態では、下地合板6の厚み寸法は12mm、木製フローリング材7の厚み寸法は12mmであり、熱源ユニット8の厚み寸法は9mm、鉄板9の厚み寸法t2は1.2mmである。
また、鉄板9の大きさは、鉄板9の繋ぎ目(分割部分)が熱源ユニット8の繋ぎ目と重ならないように、かつ、鉄板9の角部が釘打部8b上に位置するように設定されている。これにより、鉄板9の縁部が熱源ユニット8の繋ぎ目に落ち込んで設置面9aの水平度が低下してしまうことを防止し、かつ、鉄板9の角部が放熱板8aに押し付けられることによる放熱板8aの破損を防止している。さらに、鉄板9の大きさは、鉄板9の繋ぎ目が大理石パネル2の繋ぎ目と重ならないように設定されており、これにより、大理石パネル2の角部は熱源ユニット8に対して鉄板9の設置面9aで覆われることとなるので、熱源ユニット8を前記角部から保護して熱源ユニット8の破損を防止できる。
また、図1のA部拡大図である図3に示すように、鉄板9の繋ぎ目(分割部分)には防水テープ9bが貼り付けられている。防水テープ9bには耐熱性、気密性に優れた材質が望ましく、本実施形態では、アルミニウム製のテープを採用している。これにより、大理石パネル2上にこぼした水等の液体が鉄板9の繋ぎ目から下方に落下してしまうことを防止でき、熱源ユニット8の金属部品の腐食や電気部品の短絡等の障害を抑制することができる。また、既設木製フローリング材7や熱源ユニット8から放出される人体に有害な化学物質が、室内Rに漏れ出てくることを遮断できる。因みに、本実施形態では、鉄板9の繋ぎ目には約3mmの隙間が空けてあり、該隙間は防水テープ9bにより閉塞されている。
なお、前述したように、鉄板9の繋ぎ目は大理石パネル2の繋ぎ目と重ならないように設定されているので、大理石パネル2の角部で防水テープ9bが損傷してしまうことを防止できる。なおまた、図2では防水テープ9bの図示を省略している。
また、図2に示すように、複数枚の鉄板9のうち室内Rの壁面1bに対向する位置の鉄板9と壁面1bとの間には、隙間Sが形成されている。なお、図2中の符号1aは壁部材1の下方部分に取り付けられた巾木を示しており、本実施形態では巾木1aの表面1bが特許請求の範囲に記載の壁面に相当する。図1および図3では巾木1aの図示を省略している。図2中の符号1cは壁部材1の表面に貼り付けられて化粧壁面を形成するクロスを示しており、これらの壁部材1、巾木1aおよびクロス1cは、リフォーム前に施工されていた既設のものである。
大理石パネル2は、接着剤等で固着させることなく鉄板9の設置面9a上に載せられている。すなわち、大理石パネル2は鉄板9と縁が切れた状態で設置されている。また、隣接する複数枚の大理石パネル2どうしは、互いに縁が切れた状態で設置されている。そして、複数枚の大理石パネル2のうち室内Rの壁面(巾木1aの面)1bに対向する位置の大理石パネル2と壁面1bとの間には、少なくとも水平方向に弾性変形可能な弾性部材10が設けられている。
具体的には、大理石パネル2と壁面1bとの間にシリコンゴム等のシーリング材を充填されており、該シーリング材10を弾性部材として機能させている。また、シーリング材10は化粧床面2a全周に亘って充填されており、ドアの出入口部分1aでは、シーリング材10は框1d(図1参照)と大理石パネル2との間に充填されている。本実施形態におけるシーリング材10の幅寸法L3(図2参照)は、約10mmに設定されている。なお、図3中の符号10に示す斜線はシーリング材10の充填箇所を示示すためのものであり、図3中の符号8Dに示す斜線はダミーパネル8Dを示すためのものであり、これらの斜線は断面を示すものではない。
ここで、シーリング材10を鉄板9の設置面9aの上に直接充填すると、シーリング材10が鉄板9と密着するため、シーリング材10の水平方向への弾性変形が前記密着により妨げられてしまう。そこで、本実施形態では、鉄板9の設置面9aとシーリング材10との間に、シーリング材10と密着性の低いバックアップ材(剥離部材)11を配置している。
これにより、シーリング材10は水平方向の両端部分でのみ密着する。すなわち、巾木1aと大理石パネル2とのみ密着し、下面部分では密着しないので、シーリング材10の水平方向への弾性変形が妨げられてしまうことを抑制できる。図2に示す本実施形態のバックアップ材11にはウレタンフォームが採用されているが、バックアップ材11の材質はシーリング材10と密着性の低い材質であればよく、例えば、液体又は粉体の剥離剤や油等をバックアップ材11として適用してもよい。
本実施形態の暖房機能付床構造は、上記構成の大理石パネル2、熱源ユニット8、ダミーパネル8D、鉄板9、防水テープ9b、シーリング材10およびバックアップ材11等から構成されており、以下に、本実施形態に係る暖房機能付床構造を設置する、室内Rでの施工手順を説明する。
はじめに、既設の木製フローリング材7の上に複数の熱源ユニット8およびダミーパネル8Dを敷き並べる(第1工程)。図4は第1工程が終了した時点における、大理石パネル2および鉄板9等を取り除いた状態の平面図である。次に、熱源ユニット8の上に複数枚の鉄板9を敷き並べる(第2工程)。図5は第2工程が終了した時点における、大理石パネル2等を取り除いた状態の平面図である。
次に、鉄板9の繋ぎ目に接着剤付の防水テープ9bを貼り付ける。その後、大理石パネル2を、接着剤等で固着させることなく鉄板9の設置面9aに敷き並べる(第3工程)。次に、鉄板9の設置面9a上のうち大理石パネル2と巾木1aの表面1bとの間の部分に、バックアップ材11をはめ込む。そして、大理石パネル2と巾木1aの表面1bとの間(バックアップ材11の上)にシーリング材10を充填して(第4工程)、室内Rの化粧床面が木製フローリング材7で形成されている住宅に、本実施形態の暖房機能付床構造をリフォームにより後付けする施工が完了する。
以上により、本実施形態によれば、鉄板9により水平に拡がる設置面9aを形成し、該鉄板9の上に大理石パネル2を載せるので、複数枚の大理石パネル2によって形成される化粧床面2aを浮陸のない面一の状態にできる。また、大理石パネル2の厚み寸法精度はt1=15±0.5mmと高いため、従来のように大理石パネル2をモルタルで固定して厚み寸法バラツキ吸収を図ることを不要にできる。そして、大理石パネル2と巾木1aの表面1bとの間には弾性変形するシーリング材10が設けられているので、大理石パネル2はシーリング材10によって水平方向に位置決めされる。
従って、化粧床面2aを浮陸のない面一の状態にすることと、大理石パネル2を水平方向に位置決めすることとを、モルタルの使用を廃止した乾式工法で実現できるので、暖房機能付床構造を設置施工する工期の短縮を図ることができ、施工作業を行っていない夜間等の時間帯であればその室内Rでの生活を可能にできる。
また、大理石パネル2は、接着剤等で固着させることなく鉄板9に載せられているだけなので、大理石パネル2を鉄板9の上から容易に取り外すことができ、大理石パネル2を取り外して磨いたり別パネルに交換する等のメンテナンス性を向上できる。
また、大理石パネル2はカーペットや木材に比べて重いため、鉄板9を熱源ユニット8に固定していない場合であっても、大理石パネル2の自重により鉄板9を熱源ユニット8に押さえつけることができる。よって、鉄板9が熱により反り変形しようとした場合であっても、該変形を抑制することができる。同様にして、熱源ユニット8を釘等で木製フローリング材7に固定していない場合であっても、大理石パネル2の自重により熱源ユニット8を木製フローリング材7に押さえつけることができるので、熱源ユニット8の変形を抑制することができる。
また、熱源ユニット8の熱は熱伝導率の高い鉄板9により水平方向に良好に移動するため、化粧床面2aの温度分布バラツキを抑制でき、さらには、化粧床面2aの温度上昇を速くできる。
また、鉄板9の設置面9aとシーリング材10との間に、シーリング材10と密着性の低いバックアップ材11を配置するので、シーリング材10の水平方向への弾性変形が妨げられてしまうことを抑制でき、上述した大理石パネル2の反り変形を効果的に抑制できる。
また、シーリング材10が化粧床面2a全周に亘って充填されており、かつ、鉄板9の繋ぎ目には防水テープ9bが貼り付けられているので、鉄板9の下側に位置する各種部材(例えば、既設木製フローリング材7や熱源ユニット8に使用される可能性のある、プラスチックおよび接着剤等)から放出される可能性のある有害物質が室内Rに漏れ出てくることを、シーリング材10および防水テープ9bにより抑制できる。
ここで、本発明者は、鉄板9を廃止して熱源ユニット8の上に直接大理石パネル2を配置した構造を検討した。しかしながら、大理石等の石やタイルはカーペットや木材に比べて硬いため、大理石パネル2の角部に人が乗った場合等に角部で熱源ユニット8が損傷してしまうといった問題が生じることが分かった。これに対し、本実施形態では、下方から順に、熱源ユニット8、鉄板9、大理石パネル2を積層配置しているので、鉄板9により大理石パネル2の角部を覆うことができ、上述の熱源ユニット8の損傷を抑制できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、弾性部材としてのシーリング材10を既設の壁面(巾木1aの面)1bと大理石パネル2との間に充填させているのに対し、図6に示す本実施形態では、既設の壁面1bに見切り材12を設置し、該見切り材12と大理石パネル2との間にシーリング材10を充填させている。よって、シーリング材10は、見切り材12と大理石パネル2とに密着することとなる。
見切り材12は木製の板材であり板厚は約6mmが望ましい。そして、見切り材12は、熱源ユニット8を設置施工する前に下地合板6の上に設置され、かつ、ダミーパネル8Dによって壁面(巾木1aの面)1bとの間にはさみこまれ、シーリング材10によって大理石パネル2と一体化することにより固定される。従って、見切り材12は、接着剤等を使用することなく巾木1aの面1bとは縁が切れた状態で配置されている。
このように本実施形態によれば、シーリング材10は既存の壁面1bと密着する替わりに見切り材12と密着し、見切り材12は巾木1aの面1bには密着しないこととなるので、巾木1aを汚すことなく大理石パネル2を取り外すことができる。よって、特に、賃貸住宅の室内Rにて本実施形態の暖房機能付床構造を適用した場合には、該床構造を壁面1bを汚すことなく撤去でき、好適である。なお、本実施形態の構造のうち、見切り材12以外の構造は上記第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果が発揮される。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、鉄板9の上に直接大理石パネル2を配置しているが、本発明はこのような配置に限られるものではなく、鉄板9と大理石パネル2との間に別部材が介在していてもよい。例えば、上記別部材として鉄板9より軟らかい材質のシートを介在させることで、大理石パネル2が鉄板9に押し付けられて割れてしまうことを防止するようにしてもよい。なお、前記シートは熱伝導性に優れた材質が好ましい。
また、上記各実施形態では、熱源ユニット8の下に木製フローリング材7が存在する床下構造であるが、本発明はこのような床下構造への適用に限られるものではなく、例えば、前記木製フローリング材7を別部材(例えば砂等)に置き換えるようにした床下構造にも適用できる。
また、上記各実施形態では、熱源ユニット8に電気式のものを採用しているが、本発明の実施にあたり、熱源ユニット8に、熱源としての温水が流通する配管を備える温水式のものを採用してもよい。
また、上記各実施形態では、浮陸調整金属板9に鉄板を採用しているが、本発明の浮陸調整金属板9は鉄製に限られるものではなく、例えば、ブリキ製、アルミニウム製等、金属製であればよい。また、浮陸調整金属板9に錆び易い材質(例えば鉄)を適用した場合には、該金属板9に、メッキ、塗装その他の錆止め加工を施すようにして好適である。
また、上記各実施形態では、化粧パネル2に、天然大理石又は人工大理石を加工してなる大理石パネルを採用しているが、本発明の化粧パネル2は大理石製に限定されるものではなく、化粧パネル2に、御影石等その他の各種の石や、タイルをも採用できる。
また、上記各実施形態では、本発明の暖房機能付床構造をリフォームにより後付けする場合の一例であるが、本発明はこのような後付けする場合への適用に限られるものではなく、例えば、木製フローリング材7を廃止して、下方から順に、下地合板6、熱源ユニット8、浮陸調整金属板9、大理石パネル2を積層配置することが挙げられる。
また、上記各実施形態では、図4に示すように熱源ユニット8を、壁面1bから水平方向に所定間隔だけ空けるようにして敷き詰めているが、本発明の実施にあたり、ダミーパネル8Dを廃止して、熱源ユニット8を床一面に敷き詰めるようにしてもよい。
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
本発明の第1実施形態に係る暖房機能付床構造の、大理石パネル2による化粧床面2aを示す平面図である。 図1の断面図である。 大理石パネル2、鉄板9、熱源ユニット8およびダミーパネル8Dの積層構造を示す、図1のA部拡大図である。 第1実施形態において、第1工程が終了した時点における、大理石パネル2および鉄板9等を取り除いた状態の平面図である。 第1実施形態において、第2工程が終了した時点における、大理石パネル2等を取り除いた状態の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る暖房機能付床構造を示す断面図である。
符号の説明
1…壁部材 1b…壁面(巾木1aの面) 2…大理石パネル(化粧パネル)
2a…化粧床面 8…熱源ユニット 9…鉄板(浮陸調整金属板) 9a…設置面
10…シーリング材(弾性部材) 11…バックアップ材(剥離部材) R…室内

Claims (10)

  1. 石製又はタイル製の化粧パネル(2)を複数枚並べて室内の化粧床面(2a)を形成し、前記化粧パネル(2)の下方に熱源ユニット(8)を配置してなる暖房機能付床構造であって、
    複数枚の前記化粧パネル(2)と前記熱源ユニット(8)との間には、水平に拡がる設置面(9a)を形成する浮陸調整金属板(9)が配置され、
    前記化粧パネル(2)は、前記浮陸調整金属板(9)とは縁が切れた状態で前記設置面(9a)の上に載せられ、
    前記複数枚の化粧パネル(2)のうち前記室内の壁面(1b)に対向する位置の化粧パネル(2)と前記壁面(1b)との間には、少なくとも水平方向に弾性変形可能な弾性部材(10)が設けられていることを特徴とする暖房機能付床構造。
  2. 前記浮陸調整金属板(9)は複数枚に分割されており、
    前記浮陸調整金属板(9)の分割部分には、防水テープ(9b)が貼り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の暖房機能付床構造。
  3. 前記浮陸調整金属板(9)は、前記熱源ユニット(8)の上に載せられていることを特徴とする請求項1または2に記載の暖房機能付床構造。
  4. 前記熱源ユニット(8)は、化粧用木製フローリング材(7)の上に載せられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の暖房機能付床構造。
  5. 前記弾性部材には、前記化粧パネル(2)と前記壁面(1b)との間に流動性の素材を充填して固化させてなるシーリング材(10)が採用されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の暖房機能付床構造。
  6. 前記シーリング材(10)の下面には、該シーリング材(10)と密着性の低い剥離部材(11)が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の暖房機能付床構造。
  7. 前記壁面(1b)と前記シーリング材(10)の間には、該シーリング材(10)と密着する見切り材(12)が配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の暖房機能付床構造。
  8. 室内にて熱源ユニット(8)を設置する第1工程と、
    前記熱源ユニット(8)の上に、水平に拡がる設置面(9a)を形成する浮陸調整金属板(9)を載せる第2工程と、
    石製又はタイル製の化粧パネル(2)を、前記浮陸調整金属板(9)とは縁が切れた状態で前記設置面(9a)の上に複数枚並べて前記室内の化粧床面(2a)を形成する第3工程と、
    前記複数枚の化粧パネル(2)のうち前記室内の壁面(1b)に対向する位置の化粧パネル(2)と前記壁面(1b)との間に、少なくとも水平方向に弾性変形可能な弾性部材(10)を設ける第4工程と、
    を備えることを特徴とする暖房機能付床構造の施工方法。
  9. 前記浮陸調整金属板(9)は複数枚に分割されており、
    前記第2工程にて、複数枚の前記浮陸調整金属板(9)を前記熱源ユニット(8)の上に載せた後、前記浮陸調整金属板(9)の分割部分に防水テープ(9b)を貼り付けることを特徴とする請求項8に記載の暖房機能付床構造の施工方法。
  10. 前記第1工程にて、前記熱源ユニット(8)を既設の化粧用木製フローリング材(7)の上に載せて設置することを特徴とする請求項8または9に記載の暖房機能付床構造の施工方法。
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