JP2005125610A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 インクミストによる用紙等の汚染を低減するプリンタを提供する。
【解決手段】 用紙を搬送する送紙部と、底部に噴孔を有し、前記用紙の搬送方向と垂直な方向に移動しながら前記噴孔から前記用紙に向けてインクを噴射する印刷部とを備えるプリンタであって、前記印刷部は、前記印刷部の移動に伴って前記印刷部の底部の表面近傍から前記用紙と離間する方向に流れる気流を発生させる流路を形成する壁面を有し、前記流路を流れるインクを前記壁面に定着させることを特徴とするプリンタ。
【選択図】 図1
【解決手段】 用紙を搬送する送紙部と、底部に噴孔を有し、前記用紙の搬送方向と垂直な方向に移動しながら前記噴孔から前記用紙に向けてインクを噴射する印刷部とを備えるプリンタであって、前記印刷部は、前記印刷部の移動に伴って前記印刷部の底部の表面近傍から前記用紙と離間する方向に流れる気流を発生させる流路を形成する壁面を有し、前記流路を流れるインクを前記壁面に定着させることを特徴とするプリンタ。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プリンタに関し、特にインクジェットプリンタに関する。
インクジェットプリンタの印刷ヘッドからフラッシング、縁無し印刷等により用紙の外側にインクが噴射されると、インクの微細な浮遊粒子(インクミスト)が発生しやすい。インクミストは、プリンタ内部を汚染したり、プリンタ外部に流出して設置台を汚染したりするほか、印刷ヘッドを制御するリニアスケールに定着して印刷ずれを発生させたり、用紙搬送ローラの表面に定着して用紙を汚染したり、印刷ヘッドが嵌合しているガイドロッドに定着して印刷ヘッドの摺動抵抗を増大させたりする。用紙に付着すると用紙が汚染される。インクミストによるプリンタ内外の汚染等を防止するため、インクミストを吸引するファンを備えたプリンタが知られている(例えば特許文献1参照)。
本発明は、インクミストによるプリンタ内外の汚染等を低減するプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタは、用紙を搬送する送紙部と、底部に噴孔を有し、前記用紙の搬送方向と垂直な方向に移動しながら前記噴孔から前記用紙に向けてインクを噴射する印刷部とを備えるプリンタであって、前記印刷部は、前記印刷部の移動に伴って前記印刷部の底部の表面近傍から前記用紙と離間する方向に流れる気流を発生させる流路を形成する壁面を有し、前記流路を流れるインクを前記壁面に定着させることを特徴とする。用紙に向けてインクを噴射する印刷部に、用紙の搬送方向と垂直な方向の移動に伴って印刷部の底部の表面近傍から用紙と離間する方向に流れる気流が発生させる流路を形成する壁面を形成し、その壁面にインクを定着させることにより、インクミストによるプリンタ内外の汚染等を低減することができる。
さらに本発明に係るプリンタでは、前記壁面は、前記用紙の垂線方向にのびる前記流路を形成する無底筒状であることを特徴とする。用紙の垂線方向にのびる流路によって用紙の垂線方向にインクミストを吸い上げることができるため、インクミストによる用紙の汚染を低減することができる。
さらに本発明に係るプリンタでは、前記壁面は、前記用紙の垂線方向にのびる前記流路を形成する無底筒状であることを特徴とする。用紙の垂線方向にのびる流路によって用紙の垂線方向にインクミストを吸い上げることができるため、インクミストによる用紙の汚染を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
(第一実施例)
図2、図3、図4は、それぞれ本発明の第一実施例に係るインクジェットプリンタ1の内部構造を示す模式図、斜視図、断面図である。
キャリッジ10及び印刷ヘッド12は、請求項に記載の印刷部に対応している。
キャリッジ10は、板状のガイドプレート14と棒状のガイドロッド16に摺動自在に支持されている。また、キャリッジ10は図示しないベルトに係止されている。キャリッジ10は、図示しないキャリッジ用モータによって駆動されるベルトの回転に伴ってガイドロッド16の中心軸線方向に往復移動する。キャリッジ10の下端には、印刷ヘッド12が設けられている。印刷ヘッド12は、例えば図示しないインクを噴射する噴孔、ピエゾ素子、及びインク通路等を備えている。また、キャリッジ10には、各色のインクが貯蔵されたインクカートリッジ18が着脱自在に固定されている。インクカートリッジ18に貯蔵されているインクは、インク通路を通じて印刷ヘッド12の噴孔に供給される。噴孔に供給されたインクは、ピエゾ素子の伸張に伴って噴孔から噴射される。
尚、印刷ヘッド12は、インクを装填した細い金属パイプの一部に熱を加えることにより、インクに発泡を起こし、その圧力によりインク滴を噴射する構成でもよい。
(第一実施例)
図2、図3、図4は、それぞれ本発明の第一実施例に係るインクジェットプリンタ1の内部構造を示す模式図、斜視図、断面図である。
キャリッジ10及び印刷ヘッド12は、請求項に記載の印刷部に対応している。
キャリッジ10は、板状のガイドプレート14と棒状のガイドロッド16に摺動自在に支持されている。また、キャリッジ10は図示しないベルトに係止されている。キャリッジ10は、図示しないキャリッジ用モータによって駆動されるベルトの回転に伴ってガイドロッド16の中心軸線方向に往復移動する。キャリッジ10の下端には、印刷ヘッド12が設けられている。印刷ヘッド12は、例えば図示しないインクを噴射する噴孔、ピエゾ素子、及びインク通路等を備えている。また、キャリッジ10には、各色のインクが貯蔵されたインクカートリッジ18が着脱自在に固定されている。インクカートリッジ18に貯蔵されているインクは、インク通路を通じて印刷ヘッド12の噴孔に供給される。噴孔に供給されたインクは、ピエゾ素子の伸張に伴って噴孔から噴射される。
尚、印刷ヘッド12は、インクを装填した細い金属パイプの一部に熱を加えることにより、インクに発泡を起こし、その圧力によりインク滴を噴射する構成でもよい。
図5に示すように、キャリッジ本体の側壁19にはU字形に湾曲した板状のインクミスト捕集部20が設けられている。図1に示すように、インクミスト捕集部20の内壁22とキャリッジ本体の側壁19は、キャリッジ10の矢印A方向への移動に伴って下方から上方に流れる直線的な流路を形成する無底筒状の壁面を形成している。インクミスト捕集部20の形状は、インクミスト捕集部20とキャリッジ本体の側壁19の間の空気流量が多くなるように、キャリッジ10の底面形状等に応じて設計される。具体的には例えば、インクミスト捕集部20の下端面24を用紙26に接触しない程度にプラテン部材28の上面に接近させることが望ましい。また、キャリッジ10の矢印A方向への移動に伴って、インクミスト捕集部20とキャリッジ本体の側壁19の間に空気が導入されやすいように、インクミスト捕集部20に対向しているキャリッジ本体の側壁19の下部31を切り欠いてもよい。尚、インクミスト捕集部20の内壁22は、平滑であってもよいし、インクの液だれを防ぐ凹凸があってもよい。また、インクミスト捕集部20の内壁22は、本実施例のように鉛直線の平行移動軌跡であってもよいし、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。また、インクミスト捕集部20は、一箇所に設けてもよいし、複数箇所に設けてもよい。また、インクミスト捕集部20をキャリッジ10の移動方向の両側の側壁に設けてもよい。
図2に示すように、プラテン部材28は、印刷ヘッド12から所定距離離間した位置に用紙26を位置決めする部材である。島部30は、プラテン部材28の底から突出し、吸収材32の扁平部34を貫通している。島部30が用紙26の下面36に当接することにより、用紙26は印刷ヘッド12の下面38から所定の距離離間した位置に位置決めされる。
吸収材32は、海綿状のウレタンフォーム等の多孔質部材であり、扁平部34、廃液吸収部40、及び中継部42から構成される。扁平部34は、プラテン部材28にはめ込まれる。扁平部34には印刷ヘッド12から用紙26の外側に噴射されたインクが付着する。扁平部34に付着したインクは、中継部42を介して廃液吸収部40に浸透する。
ダクト44は、吸収材32の下方に形成される空間46からファン48に至る吸気流路を形成する。ファン48が回転すると、ダクト44の吸気流路を介して、吸収材32の下方に形成される空間46内部の空気が吸引され、扁平部34の上面から下面に向かう気流が扁平部34とその上方に発生するため、扁平部34の上面にインクが吸着され、吸着されたインクは扁平部34の下方に浸透しやくすなる。
請求項に記載の送紙部は、給紙板50、給紙ローラ52、送紙ローラ54、56、排紙ローラ58、60、給紙板50を揺動させローラを回転させる図示しないモータ等で構成される。用紙26の束27は、給紙板50が揺動して給紙ローラ52の方向に押し出されると、給紙ローラ52により一枚に分離される。分離された用紙26は、給紙ローラ52の回転により、ガイド部材62で幅方向に位置決めされた状態で送紙ローラ54、56に向けて搬送される。送紙ローラ54、56は、印刷ヘッド12とプラテン部材28の間に用紙26を搬送する。排紙ローラ58、60は用紙26を印刷ヘッド12とプラテン部材28の間から引出し図示しないケースの外部に排出する。
以下、図1に基づいてインクミスト捕集部20の作用について説明する。
用紙26をプラテン部材28の上に静止させた状態でキャリッジ10を移動させながら印刷ヘッド12からインク滴を噴射すると、用紙26に直線状にインク滴64が定着する。送紙ローラ54、56及び排紙ローラ58、60によって用紙26を所定距離移動させる動作と、用紙26に直線状にインク滴64を定着させる動作とを交互に繰り返すことによって、用紙26に二次元の画像を形成することができる。
用紙26をプラテン部材28の上に静止させた状態でキャリッジ10を移動させながら印刷ヘッド12からインク滴を噴射すると、用紙26に直線状にインク滴64が定着する。送紙ローラ54、56及び排紙ローラ58、60によって用紙26を所定距離移動させる動作と、用紙26に直線状にインク滴64を定着させる動作とを交互に繰り返すことによって、用紙26に二次元の画像を形成することができる。
印刷ヘッド12から噴射されるインク滴64の一部は、用紙26に定着せずにインクミスト66になって浮遊する。特に縁無し印刷では、用紙26の外縁いっぱいにインクを定着させるため、用紙26の外側にもインク滴64を噴射する。すなわち、印刷ヘッド12から吸収材の扁平部34に向けてインク滴64が噴射される。このとき、印刷ヘッド12の下面38から吸収材の扁平部34までの距離が印刷ヘッド12の下面38から用紙26までの距離よりも長いため、印刷ヘッド12から噴射されたインク滴64が吸収材の扁平部34に付着するまでの間に、インクミスト66が発生しやすくなる。
キャリッジ10が、インクミスト捕集部20が後方になる方向(矢印Aの方向)に前進すると、インク捕集部20の内壁22によってキャリッジ10の下方からインクミスト捕集部20とキャリッジ本体の側壁19の間を通って上方に流れる気流が発生する。印刷ヘッド12からインクが噴射されてインクミスト66が浮遊している領域をインクミスト捕集部20が通過すると、インクミスト捕集部20とキャリッジ本体の側壁19の間を流れる気流中に含まれているインクミスト66がインクミスト捕集部20とキャリッジ本体の側壁19によって形成される無底筒状の壁面に定着する。このようにキャリッジ10の壁面にインクミスト66が捕集されることによって、インクミスト66による用紙26、インクカートリッジ18等の汚染が低減される。
(第二実施例)
図6は、本発明の第二実施例に係るインクジェットプリンタ1の内部構造を示す模式図である。第一実施例の構成要素と対応する構成要素については同一の符号を付している。
キャリッジ10の側壁には、開口部68が形成されている。キャリッジ10の内壁70、72は、キャリッジ10の下方空間が開口部68に向かって狭まるように傾斜している。
図6は、本発明の第二実施例に係るインクジェットプリンタ1の内部構造を示す模式図である。第一実施例の構成要素と対応する構成要素については同一の符号を付している。
キャリッジ10の側壁には、開口部68が形成されている。キャリッジ10の内壁70、72は、キャリッジ10の下方空間が開口部68に向かって狭まるように傾斜している。
キャリッジ10が、開口部68が後方になる方向(矢印Aの方向)に前進すると、キャリッジ10の内壁70、72と開口部68によって開口部68に向かって用紙26と離間する方向に流れる気流が発生する。印刷ヘッド12からインクが噴射されてインクミスト66が浮遊している領域を矢印Aの方向に向かってキャリッジ10の後端部が通過すると、開口部68に向かってキャリッジ10の下方空間を流れる気流中に含まれているインクミスト66がキャリッジ10の内壁70、72と開口部68に定着する。
以上説明した本発明の複数の実施例によると、キャリッジ10の壁面にインクミスト66を定着させることができるため、インクミスト66による用紙26、インクカートリッジ18、ガイドプレート14、ガイドロッド16の汚染等を低減することができる。
1 インクジェットプリンタ、10 キャリッジ(印刷部)、12 印刷ヘッド(印刷部)、20 インクミスト捕集部、26 用紙、28 プラテン部材、32 吸収材、44 ダクト、48 ファン、50 給紙板(送紙部)、52 給紙ローラ(送紙部)、54 送紙ローラ(送紙部)、58 排紙ローラ(送紙部)、64 インク滴、66 インクミスト
Claims (2)
- 用紙を搬送する送紙部と、
底部に噴孔を有し、前記用紙の搬送方向と垂直な方向に移動しながら前記噴孔から前記用紙に向けてインクを噴射する印刷部とを備えるプリンタであって、
前記印刷部は、前記印刷部の移動に伴って前記印刷部の底部の表面近傍から前記用紙と離間する方向に流れる気流を発生させる流路を形成する壁面を有し、前記流路を流れるインクを前記壁面に定着させることを特徴とするプリンタ。 - 前記壁面は、前記用紙の垂線方向にのびる前記流路を形成する無底筒状であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363768A JP2005125610A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363768A JP2005125610A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005125610A true JP2005125610A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34642987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003363768A Pending JP2005125610A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005125610A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD843405S1 (en) | 2017-06-05 | 2019-03-19 | Apple Inc. | Display screen or portion thereof with graphical user interface |
-
2003
- 2003-10-23 JP JP2003363768A patent/JP2005125610A/ja active Pending
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USD843405S1 (en) | 2017-06-05 | 2019-03-19 | Apple Inc. | Display screen or portion thereof with graphical user interface |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060811 |