JP2005125468A - Method of polishing projection, method of manufacturing semiconductor device, semiconductor device, circuit board and electronic equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、突起物の研磨方法、半導体装置の製造方法、並びに半導体装置、回路基板、及び電子機器に関する。 The present invention relates to a protrusion polishing method, a semiconductor device manufacturing method, a semiconductor device, a circuit board, and an electronic apparatus.
携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistance)等の携帯性を有する電子機器は小型・軽量化が要求されており、この要求に伴って内部に設けられる半導体チップ等の各種の電子部品の小型化が図られている。例えば、半導体チップにおいては、そのパッケージング方法が工夫され、現在ではCSP(Chip Scale Package)といわれる超小型のパッケージングが案出されている。このCSP技術を用いて製造された半導体チップは、実装面積が半導体チップの面積と同程度で良いため、高密度実装を図ることができる。 Portable electronic devices such as mobile phones, notebook personal computers, and PDAs (Personal Data Assistance) are required to be smaller and lighter, and various electronic components such as semiconductor chips provided in response to this demand. The size is reduced. For example, in a semiconductor chip, its packaging method has been devised, and now ultra-small packaging called CSP (Chip Scale Package) has been devised. A semiconductor chip manufactured using this CSP technology can be mounted at a high density because the mounting area may be approximately the same as the area of the semiconductor chip.
上記の電子機器は、今後益々小型化及び多機能化が求められる傾向にあることから、半導体チップの実装密度を更に高める必要がある。かかる背景の下で、近年、三次元実装技術が提案されている。この三次元実装技術は、同様の機能を有する半導体チップ同士、又は異なる機能を有する半導体チップを積層し、各半導体チップ間を配線接続することで、半導体チップの高密度実装を図る技術である。 Since the above electronic devices tend to be required to be smaller and more multifunctional in the future, it is necessary to further increase the mounting density of semiconductor chips. Against this background, in recent years, three-dimensional mounting technology has been proposed. This three-dimensional mounting technology is a technology for achieving high-density mounting of semiconductor chips by stacking semiconductor chips having similar functions or by stacking semiconductor chips having different functions and interconnecting the semiconductor chips.
半導体チップの積層及び半導体チップ間の配線接続のため、三次元実装技術で用いられる半導体チップには表面と裏面とを貫通する接続電極が形成される。この接続電極の形成方法の概略は以下の通りである。つまり、まず半導体チップの基板の表面側に孔部を形成し、次に孔部内に電気的絶縁を図るための絶縁膜を形成する。その後、銅メッキ等によって絶縁膜が形成された孔部を埋め込み、基板の薄板化を行って埋め込んだ銅を基板の裏面側に突出させる。尚、かかる接続電極の形成方法については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
In order to stack the semiconductor chips and connect the wiring between the semiconductor chips, a connection electrode penetrating the front surface and the back surface is formed in the semiconductor chip used in the three-dimensional mounting technology. The outline of the method of forming this connection electrode is as follows. That is, first, a hole is formed on the surface side of the substrate of the semiconductor chip, and then an insulating film for electrical insulation is formed in the hole. Thereafter, the hole in which the insulating film is formed is filled by copper plating or the like, and the buried copper is projected to the back side of the substrate by thinning the substrate. For the method of forming the connection electrode, see, for example,
上記の方法で形成された接続電極は、基板の裏面側に突出した部分が絶縁膜に覆われているため、この絶縁膜を研削して接続電極そのものを露出させる必要がある。絶縁膜を研削する技術として、以下の特許文献2に開示された研磨ベルトを用いて研磨により除去する技術がある。また、以下の特許文献3には、研磨砥石を用いて基板を研磨する技術が開示されている。
ところで、上述した特許文献2,3に開示された研磨技術は何れも平面的に研磨を行うものである。このため、これらに開示された研磨技術を応用すれば、三次元実装構造に用いる半導体チップに形成された接続電極の先端部を平面的に研磨することができ、接続電極の先端部を覆っている絶縁膜を平面的に研削することができると考えられる。
By the way, all of the polishing techniques disclosed in
しかしながら、積層される半導体チップの接続強度を向上させて信頼性を高めるために、半導体チップの裏面に突出している接続電極の側面を覆っている絶縁膜を研削することが要求されることがあるが、上記の研磨方法では接続電極の側面を覆う絶縁膜を研削することはできない。接続電極の側面の絶縁膜はエッチング処理を施せば研削することは可能であるが、工程数が多くなって製造効率が低下するとともに、エッチングを行うための装置及びエッチングガス又はエッチング液が必要になるため製造コストが上昇してしまうという問題がある。 However, in order to improve the connection strength of the stacked semiconductor chips and increase the reliability, it may be required to grind the insulating film covering the side surfaces of the connection electrodes protruding from the back surface of the semiconductor chip. However, the above-described polishing method cannot grind the insulating film covering the side surface of the connection electrode. The insulating film on the side surface of the connection electrode can be ground if etching is performed, but the number of processes increases and the manufacturing efficiency decreases, and an etching apparatus and an etching gas or an etching solution are required. Therefore, there is a problem that the manufacturing cost increases.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、貫通電極等の突起物の先端部の平面的な研磨及び側面の研磨の何れをも容易且つ効率的に行うことができる突起物の研磨方法及び半導体装置の製造方法、並びに、当該方法を用いて製造された半導体装置、当該半導体装置を備える回路基板及び電子機器を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and a projection polishing method capable of easily and efficiently performing both planar polishing and tip side polishing of a tip of a projection such as a through electrode. An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a semiconductor device, a semiconductor device manufactured using the method, a circuit board including the semiconductor device, and an electronic device.
上記課題を解決するために、本発明の突起物の研磨方法は、物体に形成された突起物を研磨する突起物の研磨方法であって、前記突起物に対応して凹部が形成された治具の当該凹部に前記突起物を嵌合させて、前記物体と前記治具とを相対的に移動させながら前記突起物の先端部を平面的に研磨すると同時に前記突起物の側面を研磨することを特徴としている。
この発明によれば、物体に形成された突起物を治具の凹部に嵌合させて、物体と治具とを相対的に移動させるだけで、容易且つ効率的に突起物の先端部及び側面を研磨することができる。
また、本発明の突起物の研磨方法は、前記物体と前記治具との相対的な移動が、前記突起物の側面が前記凹部の内壁に沿うように行われることを特徴としている。
この発明によれば、突起物の側面が凹部の内壁に沿うように物体と治具とを相対的に移動させて突起物の先端部及び側面を研磨しているため、凹部の形状を突起部の断面形状に応じた形状とすれば種々の断面形状を有する突起部の先端部及び側面の研磨を行うことができる。
また、本発明の突起物の研磨方法は、前記物体と前記治具との相対的な移動が、前記治具及び前記物体の何れか一方を所定の回転半径をもって揺動させることで行われることを特徴としている。
この発明によれば、突起物を研磨するときに治具及び物体の何れか一方を所定の回転半径をもって揺動させることで突起物の側面を凹部の内壁に沿わせているため、突起物が円柱形状である場合に効率良く先端部及び側面の研磨を行うことができる。
また、本発明の突起物の研磨方法は、前記突起物の研磨が、前記突起物が前記治具の前記凹部に嵌合するよう前記治具上に前記物体を配置し、前記物体上に荷重を掛けつつ行うことを特徴としている。
この発明によれば、突起物を凹部に嵌合させて治具上に配置された物体上に荷重をかけつつ突起物の研磨を行っているため、凹部の底部に対する突起物の先端部の当接力が増大するとともに凹部の側壁に対する突起物の側面の当接力が増大する。これにより、単位時間当たりの研磨量を増大させることができるため、効率よく突起物を研磨することができる。
また、本発明の突起物の研磨方法は、前記突起物の研磨が、前記凹部に研磨用の研磨材を供給しつつ行うことを特徴としている。
この発明によれば、治具の凹部の研磨材を供給して突起物の研磨を行っているため、研磨材の種類を変えることで突起物の単位時間当たりの研磨量及び研磨の粗さを容易に調整することができる。
また、本発明の突起物の研磨方法は、前記治具に形成された前記凹部の内壁が、粗面にされていることを特徴としている。
この発明によれば、治具に形成された凹部の内壁自体が粗面にされているため、研磨材が無くとも突起部を研磨することができる。また、研磨材が不要であることから、研磨に要するコストを低下させることができる。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置の製造方法は、貫通孔が形成された半導体基板と、前記貫通孔の内側に形成された絶縁膜と、前記貫通孔内にて前記絶縁膜の内側に形成された貫通電極とを備える半導体装置の製造方法であって、前記貫通電極に対応して凹部が形成された治具の当該凹部に前記貫通電極を嵌合させて、前記半導体基板と前記治具とを相対的に移動させながら前記貫通電極の先端部を平面的に研磨すると同時に前記貫通電極の側面を研磨する研磨工程を含むことを特徴としている。
この発明によれば、半導体基板に形成された貫通電極を治具の凹部に嵌合させて、半導体基板と治具とを相対的に移動させるだけで、貫通電極の先端部及び側面を研磨することができる。これによって、貫通電極の先端部及び側面を覆っている絶縁膜を容易且つ効率的に切削することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記研磨工程が、前記治具及び前記半導体基板の何れか一方を所定の回転半径をもって揺動させて、前記貫通電極の側面を前記凹部の内壁に沿わせることで前記貫通電極の先端部を平面的に研磨すると同時に前記貫通電極の側面を研磨することを特徴としている。
この発明によれば、貫通電極の先端部及び側面を研磨するときに治具及び半導体基板の何れか一方を所定の回転半径をもって揺動させることで貫通電極の側面を凹部の内壁に沿わせているため、貫通電極が円柱形状に形成されている場合に貫通電極の先端部及び側面を覆っている絶縁膜を容易且つ効率的に切削することができる。
本発明の半導体装置は、上記の半導体装置の製造方法を用いて製造されたことを特徴としている。
この発明によれば、貫通電極の先端部及び側面の絶縁膜が除去されて絶縁膜から突出した状態の貫通電極が得られるため、この半導体装置を積層する際に貫通電極の接合面積の増大により積層する半導体装置の接合強度を高めることができる。この結果、高い信頼性を有する半導体装置を製造することができる。
本発明の回路基板は、上記の半導体装置を備えたことを特徴としている。
この発明によれば、高い接合強度をもって各貫通電極が確実に接続されているため、小型・堅牢・高信頼性を有する半導体装置を得ることができる。
本発明の電子機器は、上記の半導体装置を備えたことを特徴としている。
この発明によれば、実装密度が高く、高い信頼性を有する半導体装置を備えていることから、電子機器の小型化及び軽量化を図ることもでき、更に信頼性の向上を図ることもできる。
In order to solve the above-mentioned problems, the method for polishing a protrusion according to the present invention is a method for polishing a protrusion that polishes a protrusion formed on an object, wherein a recess is formed corresponding to the protrusion. The projection is fitted into the concave portion of the tool, and the tip of the projection is polished planarly while the object and the jig are relatively moved, and at the same time, the side surface of the projection is polished. It is characterized by.
According to this invention, the protrusion formed on the object is fitted into the recess of the jig, and the object and the jig are relatively moved, so that the tip and side surfaces of the protrusion can be easily and efficiently. Can be polished.
Further, the projection polishing method of the present invention is characterized in that the relative movement between the object and the jig is performed such that a side surface of the projection is along an inner wall of the recess.
According to the present invention, since the object and the jig are relatively moved so that the side surface of the projection is along the inner wall of the recess to polish the tip and side surfaces of the projection, the shape of the recess is changed to the projection. If the shape is in accordance with the cross-sectional shape, the tip and side surfaces of the protrusions having various cross-sectional shapes can be polished.
Further, in the projection polishing method of the present invention, the relative movement between the object and the jig is performed by swinging one of the jig and the object with a predetermined rotation radius. It is characterized by.
According to the present invention, when the projection is polished, either one of the jig and the object is swung with a predetermined rotation radius so that the side surface of the projection is aligned with the inner wall of the recess. In the case of a cylindrical shape, the tip and side surfaces can be efficiently polished.
Further, in the method for polishing a protrusion according to the present invention, the protrusion is polished by placing the object on the jig so that the protrusion fits into the recess of the jig, and applying a load on the object. It is characterized by being performed while multiplying.
According to the present invention, since the projection is polished while the projection is fitted to the recess and a load is applied to the object placed on the jig, the tip of the projection contacts the bottom of the recess. As the contact force increases, the contact force of the side surface of the projection with respect to the side wall of the recess increases. Thereby, since the amount of polishing per unit time can be increased, the protrusion can be polished efficiently.
In addition, the projection polishing method of the present invention is characterized in that the projection is polished while supplying a polishing material for polishing to the recess.
According to this invention, since the polishing material is supplied by supplying the abrasive in the concave portion of the jig, the polishing amount per unit time and the roughness of the projection can be reduced by changing the type of the polishing material. It can be adjusted easily.
Further, the projection polishing method of the present invention is characterized in that the inner wall of the recess formed in the jig is roughened.
According to the present invention, since the inner wall of the recess formed in the jig is roughened, the protrusion can be polished without an abrasive. Moreover, since an abrasive is unnecessary, the cost required for polishing can be reduced.
In order to solve the above problems, a method of manufacturing a semiconductor device according to the present invention includes a semiconductor substrate having a through hole formed therein, an insulating film formed inside the through hole, and the insulating film in the through hole. A through-electrode formed on the inside of the semiconductor device, wherein the through-hole electrode is fitted into the concave portion of a jig formed with a concave portion corresponding to the through-electrode, and the semiconductor substrate And polishing the tip of the through electrode in a planar manner while relatively moving the jig and the jig, and simultaneously polishing the side surface of the through electrode.
According to the present invention, the tip and side surfaces of the through electrode are polished only by fitting the through electrode formed on the semiconductor substrate into the recess of the jig and relatively moving the semiconductor substrate and the jig. be able to. As a result, the insulating film covering the tip and side surfaces of the through electrode can be easily and efficiently cut.
In the method for manufacturing a semiconductor device according to the present invention, the polishing step may cause either one of the jig or the semiconductor substrate to swing with a predetermined rotation radius so that the side surface of the through electrode is on the inner wall of the recess. It is characterized in that the front end portion of the through electrode is planarly polished by being along, and at the same time the side surface of the through electrode is polished.
According to the present invention, when polishing the tip and side surfaces of the through electrode, either the jig or the semiconductor substrate is swung with a predetermined rotation radius so that the side surface of the through electrode follows the inner wall of the recess. Therefore, when the through electrode is formed in a cylindrical shape, the insulating film covering the front end and the side surface of the through electrode can be easily and efficiently cut.
A semiconductor device of the present invention is manufactured using the above-described method for manufacturing a semiconductor device.
According to the present invention, the insulating film at the tip and side surfaces of the penetrating electrode is removed to obtain a penetrating electrode in a state of protruding from the insulating film. The bonding strength of the stacked semiconductor devices can be increased. As a result, a highly reliable semiconductor device can be manufactured.
A circuit board according to the present invention includes the semiconductor device described above.
According to the present invention, since each through electrode is securely connected with high bonding strength, a semiconductor device having a small size, robustness, and high reliability can be obtained.
An electronic apparatus according to the present invention includes the semiconductor device described above.
According to the present invention, since the semiconductor device having a high mounting density and high reliability is provided, the electronic device can be reduced in size and weight, and the reliability can be further improved.
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による突起物の研磨方法、半導体装置の製造方法、並びに半導体装置、回路基板、及び電子機器について詳細に説明する。 Hereinafter, a projection polishing method, a semiconductor device manufacturing method, a semiconductor device, a circuit board, and an electronic device according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
〔半導体装置〕
図1は、本発明の一実施形態による半導体装置の要部を示す断面図である。図1に示す通り、本発明の一実施形態による半導体装置(半導体チップ)1は、シリコンからなり、厚みが50μm程度の基板10と、この基板10に形成された貫通孔H4内に絶縁膜22を介して設けられた貫通電極としての接続電極28とを備える。ここで、貫通孔H4は、基板10の能動面側から裏面側にかけて貫通して形成されたものである。基板10は、その能動面側にトランジスタやメモリ素子、その他の電子素子からなる集積回路(図示せず)を形成したものであり、この能動面側の表面に絶縁膜12を形成し、さらにその上に硼酸珪酸ガラス(以下、BPSGという)等からなる層間絶縁膜14を形成したものである。
[Semiconductor device]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part of a semiconductor device according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, a semiconductor device (semiconductor chip) 1 according to an embodiment of the present invention is made of silicon and has a thickness of about 50 μm, and an insulating
この層間絶縁膜14の表面の所定箇所には、電極パッド16が形成されている。この電極パッド16は、Ti(チタン)等からなる第1層16a、TiN(窒化チタン)等からなる第2層16b、AlCu(アルミニウム/銅)等からなる第3層16c、TiN等からなる第4層(キャップ層)16dがこの順に積層されて形成されたものである。尚、この電極パッド16の構成材料については、電極パッド16に必要とされる電気的特性、物理的特性、及び化学的特性に応じて適宜変更が可能である。例えば、集積化用の電極として一般に用いられるAlのみを用いて電極パッド16を形成してもよく、また電気抵抗の低い銅のみを用いて電極パッド16を形成してもよい。
ここで、電極パッド16は半導体装置1の周辺部に配列して形成され、又はその中央部に配列して形成されており、これら電極パッド16の下方には集積回路が形成されないようになっている。これら電極パッド16を覆うようにして、上記層間絶縁膜14の表面にはパッシベーション膜18が形成されている。パッシベーション膜18は、酸化珪素や窒化珪素、ポリイミド樹脂等から形成されたもので、例えば1μm程度の厚さに形成されたものである。
Here, the
また、電極パッド16の中央部にはパッシベーション膜18の開口部H1が形成され、さらに電極パッド16の開口部H2も形成されている。尚、開口部H1の内径は100μm程度に形成されており、開口部H2の内径は開口部H1の内径よりも小さい60μm程度に形成されている。一方、パッシベーション膜18の表面並びに開口部H1及び開口部H2の内面には、SiO2等からなる絶縁膜20が形成されている。このような構成により、電極パッド16の中央部には、絶縁膜20、層間絶縁膜14、絶縁膜12、及び基板10を貫通する孔部H3が形成されている。孔部H3の内径は、開口部H2の内径より小さく、例えば50μm程度に形成されている。尚、孔部H3は、本実施形態では平面視円形状であるものの、これに限定されることなく、例えば平面視矩形状であってもよい。
Further, an opening H1 of the
孔部H3の内壁面及び絶縁膜20の表面には、SiO2等からなる絶縁膜22が形成されている。この絶縁膜22は、電流リークの発生、酸素や水分等による浸食等を防止するためのものであり、本実施形態では例えば1μm程度の厚さに形成されている。また、絶縁膜22は、特に孔部H3の内壁面を覆っている側において、その一端側が基板10の裏面から突出した状態となっている。
An insulating
一方、電極パッド16の第3層16cの表面に形成された絶縁膜20及び絶縁膜22は、開口部H2の周縁に沿って一部除去されており、露出した電極パッド16の第3層16cの表面及び絶縁膜22の表面(内面)には、下地膜24が形成されている。下地膜24は、絶縁膜22等の表面(内面)に形成されたバリア層(バリアメタル)と、バリア層の表面(内面)に形成されたシード層(シード電極)とによって構成されたものである。バリア層は、後述する接続電極28形成用の導電材料が基板10に拡散するのを防止するためのもので、TiW(チタンタングステン)やTiN(窒化チタン)等によって形成されたものである。一方、シード層は、後述する接続電極28をメッキ処理によって形成する際の電極になるもので、CuやAu(金),Ag(銀)等によって形成されたものである。
On the other hand, the insulating
このような下地膜24の内側には、CuやW等の電気抵抗が低い導電材料からなる接続電極28が、開口部H1、開口部H2、及び孔部H3からなる貫通孔H4内に埋め込まれた状態で形成されている。尚、接続電極28を形成する導電材料としては、ポリシリコンにB(ホウ素)やP(リン)等の不純物をドープした材料を用いることもでき、かかる材料を用いて形成した場合には基板10への金属の拡散を防止する必要がなくなるので、前述したバリア層を不要にすることができる。
Inside the
また、この接続電極28と上記電極パッド16とは、図1中のP1部において電気的に接続したものとなっている。接続電極28の基板10の裏面側における端部は、基板10の裏面よりも突出した状態となっており、またこの下端部における端面は外部に露出した状態となっている。尚、接続電極28の周囲には絶縁膜22が配設されており、この絶縁膜22の一端側も基板10の裏面から突出した状態となっているが、接続電極28はこの突出した絶縁膜22よりも更に外側に突出した状態に形成されている。
The
一方、接続電極28は、基板10の能動面側にも突出して形成されており、この突出した部分の外形は上記の裏面側に突出した絶縁膜22の外径より大きい外径に形成されたものであり、本実施形態では平面視円形状に形成されたものである。この能動面側に突出した部分の先端部にはろう材としてのハンダ30が形成されている。このハンダ30は、具体的には鉛フリーハンダである。
On the other hand, the
ここで、接続電極28の絶縁膜22より突出している長さは、接続電極28の長さの2〜20%とされ、具体的には10〜20μm程度とされる。このような長さで突出していることにより、後述するように複数の半導体装置1を積層して接続電極28間をハンダ30で接合する際に、積層する半導体装置1の裏面から突出した接続電極28の露出した側面にハンダ30が良好に濡れて接合し、結果として接続電極28の接合強度を高めることができる。また、積層した上下の半導体装置1間に十分な隙間が形成されてアンダーフィル等の充填が容易になる。尚、接続電極28の突出長さを調整することにより、積層される半導体装置1間の間隔を適宜に調整することができる。また、積層後にアンダーフィル等を充填する代わりに、積層前に半導体装置1の裏面に熱硬化性樹脂等を塗布する場合でも、突出した接続電極28を避けて熱硬化性樹脂等を塗布することにより、半導体装置1の配線接続を確実に行うことができる。
Here, the length of the
〔突起物の研磨方法〕
以上説明した通り、基板10の裏面側においては、絶縁膜22、下地膜24、及び接続電極28が突出した形状に形成されるが、接続電極28は絶縁膜22及び下地膜24よりも更に突出した状態にされる。この状態は、接続電極28を覆う絶縁膜22及び下地膜24を研磨して切削することで得ることができる。この研磨は本発明の一実施形態による研磨方法を用いて行われる。以下、本発明の一実施形態による突起物の研磨方法について説明する。
[Method of polishing protrusions]
As described above, on the back side of the
図2は、本発明の一実施形態による突起物の研磨方法を説明するための斜視図である。図2において、Wは図1に示す半導体装置1が複数形成されている半導体ウェハを示している。つまり、図2に示す半導体ウェハWをダイシングすることにより、図1に示す個々の半導体装置1を得ることができる。半導体ウェハWの裏面には絶縁膜22及び下地膜24に覆われた複数の接続電極28が突出した状態で形成されている。
FIG. 2 is a perspective view for explaining a method of polishing a protrusion according to an embodiment of the present invention. 2, W indicates a semiconductor wafer on which a plurality of
尚、図2においては、半導体ウェハWに形成された接続電極28を簡略化して図示している。接続電極28は実際には例えば図3に示すように形成されている。図3は、半導体ウェハWの一例を示す底面図である。図3に示す例では、半導体ウェハWには複数の区画領域(ショット領域)SAが設定されており、この区画領域SAの二つの辺に沿って接続電極28が配列形成されている。尚、図3においては区画領域SAを破線で図示しているが、実際には半導体ウェハWの裏面には絶縁膜22及び下地膜24に覆われた接続電極28のみが突出した状態になっており区画領域SAの境界は明確にはなっていない。また、半導体ウェハWの裏面に接続電極28が突出している状態においては、半導体ウェハWが薄板化されていて強度不足であるため、半導体ウェハWの能動面側には補強部材が貼付されているが、図2においては図示を省略している。
In FIG. 2, the
接続電極28を覆う絶縁膜22及び下地膜24を研磨して切削するために、本実施形態の突起物の研磨方法は、図2に示す治具40を用いる。この治具40は、例えばアルミニウム又はセラミックス等からなり、その上面には半導体ウェハWに形成された接続電極28に対応した位置に平面視円形状の凹部42が形成されている、この凹部42の径は、接続電極28を覆う絶縁膜22の外径よりも大きく設定され、接続電極28の配列ピッチ(隣接する接続電極28の中心間の距離)よりも小さく設定される。例えば、接続電極28の径が50μmに設定され、接続電極28の配列ピッチが150μmに設定された場合には、凹部42の径は60〜130μm程度の範囲の径に設定される。また、凹部42の深さは、接続電極28を覆う絶縁膜22及び下地膜24を切削する長さに応じて、例えば10〜20μm程度の範囲の深さに設定される。
In order to polish and cut the insulating
研磨を行うときには、まず研磨材が含まれる研磨液を治具40に形成された凹部42内に所定量供給する。研磨液に含まれる研磨材は、絶縁膜22及び下地膜24の単位時間当たりの切削量及び研磨の粗さに適したものが用いられる。また、研磨液には機械的に研磨を行う研磨材以外に、化学的に研磨を行う研磨剤を含めても良い。次に、半導体ウェハWに形成された接続電極28の各々と治具40に形成された凹部42の各々との位置合わせを行って接続電極28を凹部42に嵌合させ、治具40の上面に平行な面内で所定の回転半径をもって治具40を揺動させる。例えば、図2中に示す点C1を中心として経路TRに沿って治具40を揺動させる。治具40の回転半径及び揺動速度は、接続電極28の機械的な強度及び研磨に要する時間に応じて適宜設定される。
When performing polishing, first, a predetermined amount of a polishing liquid containing an abrasive is supplied into the
図4は、研磨時及び研磨後における接続電極28の先端部の様子を示す断面図である。尚、図4においては、半導体ウェハWについては基板10、絶縁膜22、及び接続電極28のみを簡略化して図示している。図4(a)に示す通り、治具40の凹部42に供給された研磨材44は凹部42の底面及び側壁と接続電極28を覆う絶縁膜22との間に配される。この状態で所定の回転半径をもって治具40を揺動させると、半導体ウェハWに働く慣性力によって接続電極28は凹部42の側壁に沿って移動する。このため、凹部42の側壁と接続電極28との間に挟持された研磨材44によって、接続電極28の側面を覆う絶縁膜22及び下地膜24が研磨される。
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the state of the tip of the
また、治具40を揺動させている間においても半導体ウェハWには重力が働くため、凹部42の底面と接続電極28の先端部を覆う絶縁膜22との間に挟持された研磨材44によって接続電極28の先端部を覆う絶縁膜22及び下地膜24が平面的に研磨される。このようにして、接続電極28の側面及び先端部を覆う絶縁膜22及び下地膜24が研磨により切削され、図4(b)に示す通り、基板10の裏面側において接続電極28が露出し、且つ絶縁膜22及び下地膜24よりも接続電極28が突出した状態にすることができる。
Further, since the gravity acts on the semiconductor wafer W even while the
このように、本実施形態の突起物の研磨方法においては、絶縁膜22及び下地膜24に覆われた接続電極28を治具40に形成された凹部42に嵌合させて治具40を所定の回転半径をもって揺動させるだけで、容易且つ効率的に接続電極28の側面及び先端部を覆う絶縁膜22及び下地膜24を切削することができる。
As described above, in the projection polishing method of the present embodiment, the
尚、以上説明した実施形態においては、接続電極28が平面視円形状であるため平面視円形状の凹部42が形成された治具40を用い、所定の回転半径をもって治具40を揺動させていた。接続電極28の平面視形状が円形以外の形状である場合には、その形状に応じた形状を有する凹部が形成された治具を用い、その形状に応じて治具を揺動させるようにしても良い。例えば、接続電極の平面視形状が四角形状である場合には、四角形状の平面視形状を有する凹部が形成された治具を用いて直線的に治具を揺動させる。この場合において、接続電極の4つの側面の内の特定の側面だけ研磨するために、治具を傾けて揺動させることが好ましい。
In the embodiment described above, since the
また、上記の実施形態では治具40を揺動させることによって半導体ウェハWに働く慣性力及び重力を利用して絶縁膜22及び下地膜24を切削していたが、研磨に要する時間を短縮するために、半導体ウェハW上に錘を載置して半導体ウェハWに加重を掛けた状態で研磨を行うようにしても良い。かかる状態で研磨を行うと、治具40の凹部42の底部に対する接続電極28の先端部の当接力(研磨材44に対する絶縁膜22の当接力)が増大するとともに凹部42の側壁に対する接続電極28の側面の当接力(研磨材44に対する絶縁膜22の当接力)が増大する。これにより、単位時間当たりの研磨量を増大させることができるため、効率よく突起物を研磨することができる。
In the above embodiment, the insulating
また、上記実施形態では治具40を揺動させていたが、治具40に代えて半導体ウェハWを揺動させるようにしても良い。半導体ウェハWを揺動させる場合には、例えば半導体ウェハWの裏面を上側にして半導体ウェハWを揺動テーブル上に配置するとともに治具40の上面を下側にして、治具40に形成された凹部42に絶縁膜22及び下地膜24に覆われた接続電極28を嵌合させた状態で半導体ウェハWを動揺させる。
In the above embodiment, the
更に、上記実施形態では、治具40に形成された凹部42内に研磨液を供給して研磨を行っていたが、凹部42の内壁を粗面として研磨液の供給無しに研磨を行うようにしても良い。このような研磨方法を用いると、研磨材が不要であることから研磨に要するコストを低下させることができる。また、かかる研磨方法を用いる場合には、凹部42の側壁のみを粗面とし底面を鏡面にすれば、接続電極28の側面のみを研磨し、接続電極28の先端部を研磨しないといった選択的な研磨を行うこともできる。また、以上の実施形態では、半導体ウェハWに形成された接続電極28の先端部及び側面を研磨する場合について説明したが、本発明の突起物の研磨方法は種々の機械部品の研磨に応用することができる。
Further, in the above embodiment, the polishing liquid is supplied into the
〔半導体装置の製造方法〕
次に、図1に示す本発明の一実施形態による半導体装置1の製造方法について説明する。図5〜図11は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図である。まず、処理対処の半導体基板の構成について説明する。図5(a)は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造に用いられる半導体基板の一部を示す断面図である。図5(a)において、図示しないトランジスタ、メモリ素子、その他の電子素子からなる集積回路が形成されたSi(シリコン)等の基板10の表面(能動面)には絶縁膜12が形成されている。この絶縁膜12は、例えば基板10の基本的な材料であるSi(シリコン)の酸化膜(SiO2)で形成されている。
[Method for Manufacturing Semiconductor Device]
Next, a method for manufacturing the
絶縁膜12上には、BPSGからなる層間絶縁膜14が形成されている。層間絶縁膜14上には、図示しない箇所で基板10に形成された集積回路と電気的に接続された電極パッド16が形成されている。この電極パッド16は、Ti(チタン)からなる第1層16a、TiN(窒化チタン)からなる第2層16b、AlCu(アルミニウム/銅)からなる第3層16c、及びTiNからなる第4層(キャップ層)16dを順に積層して形成されている。
On the insulating
電極パッド16は、例えばスパッタリングにより第1層16a〜第4層16dからなる積層構造を層間絶縁膜14上の全面に形成し、レジスト等を用いて所定の形状(例えば、円形形状)にパターニングすることにより形成される。尚、本実施形態では、電極パッド16が上記の積層構造により形成されている場合を例に挙げて説明する。しかしながら、電極パッド16はこの構造に制限される訳ではなく、集積回路の電極として一般に用いられるAlのみで形成されていても良いが、電気抵抗の低い銅を用いて形成することが好ましい。また、電極パッド16は、上記の構成に限られず、必要とされる電気的特性、物理的特性、及び化学的特性に応じて適宜変更しても良い。
The
電極パッド16は、基板10に複数形成された半導体チップ領域の面の少なくとも1辺(多くの場合、2辺又は4辺)に沿って並んで形成される。また、この電極パッド16は、各半導体チップ領域の面の辺に沿って形成される場合と、中央部に並んで形成される場合がある。尚、電極パッド16の下方には電子回路が形成されていない点に注意されたい。上記層間絶縁膜14上には電極パッド16を覆うように、パッシベーション膜18が形成されている。このパッシベーション膜18は、SiO2(酸化珪素)、SiN(窒化珪素)、ポリイミド樹脂等により形成することができる。尚、パッシベーション膜18の厚みは、例えば1μm程度である。
The
次に、以上の構成の半導体基板に対して行う各処理を順次説明する。まず、スピンコート法、ディッピング法、スプレーコート法等の方法によりレジスト(図示省略)をパッシベーション膜18上の全面に塗布する。尚、このレジストは、電極パッド16上を覆っているパッシベーション膜18を開口するために用いるものであり、フォトレジスト、電子線レジスト、X線レジストの何れであってもよく、ポジ型又はネガ型の何れであってもよい。
Next, each process performed on the semiconductor substrate having the above-described configuration will be sequentially described. First, a resist (not shown) is applied on the entire surface of the
パッシベーション膜18上にレジストを塗布すると、プリベークを行った後で、所定のパターンが形成されたマスクを用いて露光処理及び現像処理を行い、レジストを所定形状にパターニングする。尚、レジストの形状は、電極パッド16の開口形状及び基板10に形成する孔の断面形状に応じて設定される。レジストのパターニングが終了すると、ポストベークを行った後で、図5(b)に示すように、電極パッド16を覆うパッシベーション膜18の一部をエッチングして開口部H1を形成する。尚、本実施形態では、パッシベーション膜18とともに電極パッド16の一部をなす第4層16dもエッチングしている。開口部H1は、例えば100μm程度の径に形成される。図5(b)は、パッシベーション膜18を開口して開口部H1を形成した状態を示す断面図である。
When a resist is applied onto the
尚、エッチングにはドライエッチングを適用することが好ましい。ドライエッチングは、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)であってもよい。また、エッチングとしてウェットエッチングを適用してもよい。パッシベーション膜18に開口部H1を形成した後で、パッシベーション膜18上のレジストを剥離液により剥離する。以上の工程が終了すると、開口部H1が形成されたパッシベーション膜18上の全面にレジスト(図示省略)を塗布して、開口部H1に露出している電極パッド16上を開口した形状にレジストをパターニングしてポストベークを行った後、ドライエッチングにより電極パッド16を開口する。
Note that dry etching is preferably applied to the etching. The dry etching may be reactive ion etching (RIE). Further, wet etching may be applied as etching. After the opening H1 is formed in the
図5(c)は、電極パッド16を開口して開口部H2を形成した状態を示す断面図である。図5(c)に示す通り、本実施形態では、電極パッド16に形成される開口部H2の径は、パッシベーション膜18に形成された開口部H1の径よりも小さい径(例えば60μm程度)に設定されている。尚、電極パッド16を開口するときに用いるドライエッチングとしてはRIEを用いることができる。電極パッド16に開口部H2を形成すると、剥離液によりレジストを剥離して、次工程に進む。以上の工程が終了すると、開口部H2に露出している層間絶縁膜14、電極パッド16、及び電極パッド16の上方のパッシベーション膜18上に絶縁膜20を形成する。図6(a)は、層間絶縁膜14、電極パッド16、及び電極パッド16の上方のパッシベーション膜18上に絶縁膜20を形成した状態を示す断面図である。
FIG. 5C is a cross-sectional view showing a state in which the
この絶縁膜20は、後述する基板10を穿孔する際のドライエッチングのためのマスクの役割りをしており、本例ではSiO2を用いたが、Siとの選択比が取れればフォトレジストを用いても良い。更に、その膜厚は、穿孔する深さにより任意に設定すれば良い。尚、絶縁膜を用いる場合、例えば、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)を用いて形成した正珪酸四エチル(Tetra Ethyl Ortho Silicate:Si(OC2H5)4:以下、TEOSという)、即ちPE−TEOS、及び、オゾンCVDを用いて形成したTEOS、即ちO3−TEOS、又はCVDを用いて形成した酸化シリコンを用いることができる。尚、絶縁膜20の厚みは、例えば2μm程度である。
The insulating
続いて、図6(a)に示した半導体基板の表面の全面にレジスト(図示省略)を塗布し、層間絶縁膜14上に形成された絶縁膜20の上方を開口した形状にレジストをパターニングしてポストベークを行った後、ドライエッチングにより絶縁膜20、層間絶縁膜14、及び絶縁膜12の一部をエッチングして、図6(b)に示す通り、基板10を露出させる。図6(b)は、絶縁膜20、層間絶縁膜14、及び絶縁膜12の一部をエッチングして、基板10の一部を露出させた状態を示す断面図である。
Subsequently, a resist (not shown) is applied to the entire surface of the semiconductor substrate shown in FIG. 6A, and the resist is patterned into a shape opening above the insulating
以上の工程が終了すると、図7(a)に示す通り、基板10を穿孔する。尚、ここでは、ドライエッチングとしてRIEやICP(Inductively Coupled Plasma)を用いることができる。この際、先の後工程で形成した絶縁膜20がマスクとなるが、絶縁膜20の代わりにレジストを用いても良い。図7(a)は、基板10を穿孔して、孔部H3を形成した状態を示す断面図である。図7(a)に示す通り、基板10に形成される孔部H3の径は、電極パッド16に形成される開口部の径よりも小さい径(例えば50μm程度)に形成される。尚、孔部H3の深さは、最終的に形成する半導体チップの厚みに応じて適宜設定される。
When the above steps are completed, the
孔部H3の形成が終了すると、絶縁膜20上(電極パッド16の上方)及び孔部H3の内壁及び底面に絶縁膜22を形成する。図7(b)は、絶縁膜20上(電極パッド16の上方)及び孔部H3の内壁及び底面に絶縁膜22を形成した状態を示す断面図である。この絶縁膜22は、電流リークの発生、酸素及び水分等による浸食等を防止するために設けられる。絶縁膜22は、PE−CVE又はオゾンプラズマを用いたオゾンCVD等の化学気層成長法を用いて形成される。
When the formation of the hole H3 is completed, the insulating
続いて、上記の工程で形成した絶縁膜22に対して異方性エッチングを施す工程が行われる。この工程は、電極パッド16の上方に形成されている絶縁膜20及び絶縁膜22の一部を除去して電極パッド16の一部を露出させるために設けられる。尚、ここで、絶縁膜22に対して施す異方性エッチングは、RIE等のドライエッチングを用いることが好適である。図8(a)は、絶縁膜22に対して異方性エッチングを施す工程を示す図である。図8(a)に示す通り、RIE等によるドライエッチングはレジストが塗布されていない半導体基板の全面に対して行われる。尚、図8(a)において、符号Gはドライエッチングにより半導体基板に入射する反応性ガスを示している。
Subsequently, a step of performing anisotropic etching on the insulating
この反応性ガスGは基板10の表面(又は、絶縁膜12、層間絶縁膜14、パッシベーション膜18等の接合面)に対してほぼ垂直に入射するため、反応性ガスGの入射方向におけるエッチングが促進される。その結果、図8(a)中において、符号P1を付した箇所(開口部H2の円周に沿った箇所)の絶縁膜20及び絶縁膜22が除去されて電極パッド16の一部が露出する。尚、この際、全体をエッチングする代わりに、電気的な接続を必要とする部分のみ開口するように、即ち図8(a)のP1部のみ開口するように、レジストを用いてパターニング、エッチングを行ってももちろん良い。
Since the reactive gas G is incident substantially perpendicular to the surface of the substrate 10 (or the bonding surface of the insulating
以上の工程が終了すると、孔部H3の底面並びに絶縁膜22の内壁及び上部に下地膜24を形成する工程が行われる。下地膜24は、バリア層及びシード層からなり、まずバリア層を形成した後で、バリア層上にシード層を形成することで成膜される。ここで、バリア層は、例えばTiWあるいはTiNから形成され、シード層はCuから形成される。これらは、例えばIMP(イオンメタルプラズマ)法、又は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等のPVD(Phisical Vapor Deposition)法、又はCVD法を用いて形成される。
When the above steps are completed, a step of forming the
図8(b)は、下地膜24を形成した状態を示す断面図である。図8(b)に示す通り、下地膜24は、電極パッド16に形成された開口部H2から基板10に形成された孔部H3の内壁に亘って連続的に形成される。また、電極パッド16の上方に形成された絶縁膜22の側壁及び絶縁膜20上にも下地膜24が形成される。尚、下地膜24を構成するバリア層の膜厚は、例えば100nm程度であり、シード層の膜厚は、例えば数百nm程度である。
FIG. 8B is a cross-sectional view showing a state in which the
下地膜24の形成が終了すると、下地膜24上の全面に亘ってメッキレジストを塗布して、孔部H2が形成されている箇所が開口した形状にメッキレジストをパターニングしてメッキレジストパターン26(図9(a)参照)を形成する。このとき、メッキレジスト26に形成される開口の径は、孔1の径よりも大きな径(例えば120μm程度)に設定される。メッキレジストパターン26を形成すると、電気化学プレーティング (ECP)法を用いて、孔部H3の内部及び電極パッド16の上部にメッキ処理を施して、孔部H3内部を銅で埋め込むとともに、電極パッド16上に突出した形状の接続電極28を形成する工程を行う。
When the formation of the
銅のメッキ処理を終えると、メッキレジストパターン26をそのままマスクとして利用してハンダメッキを行い、接続電極28上にハンダ30を形成する工程が行われる。図9(a)は、接続電極28及びハンダ30を形成した状態を示す断面図である。尚、ハンダ30は、環境への負荷を低減するために、鉛フリーハンダを用いることが望ましい。接続電極28上へのハンダ30の形成が終了すると、剥離液等を用いてメッキレジストパターン26を剥離しこれを除去する。尚、剥離液には例えばオゾン水が用いられる。続いて、接続電極28を形成するために用いた下地膜24の不要部分を除去する工程が行われる。図9(b)は、メッキレジストパターン26の剥離及び下地膜24の不要部分の除去を行った状態を示す断面図である。ここで、下地膜24の不要部分とは、例えば表面に露出している部分である。
When the copper plating process is completed, a solder plating is performed using the plating resist
下地膜24は導電性を有する膜であるため、図9(a)に示す状態では、下地膜24によって基板10に形成された全ての接続電極28が導通した状態にある。このため、下地膜24の不要部分を除去して個々の接続電極28を電気的に絶縁させる。下地膜24を除去する具体的方法は、例えば基板10の能動面側の全面にレジスト膜を形成し、続いてこれを接続電極28の形状にパターニングする。次いで、このレジストパターンをマスクとして下地膜24をドライエッチングする。
Since the
以上で能動面側に対する処理が完了し、次に基板10の裏面側に対する処理が行われる。基板10の裏面側に対する処理には、例えば基板10の薄型化を行う処理等がある。基板10の薄型化を行うには、基板10を上下反転させ、その状態で下側となる基板10の能動面側に接着剤34で補強部材32を貼着する。この補強部材32としては、樹脂フィルム等の軟質材料を用いることもできるが、ガラス等の硬質材料を用いるのが、特に機械的な補強を行う上で好ましい。図10は、基板10の能動面側に補強部材32を貼付した状態を示す断面図である。
Thus, the processing on the active surface side is completed, and then the processing on the back surface side of the
硬質の補強部材32を基板10の能動面側に貼着することにより、基板10の反りを矯正することができ、また、基板10の裏面を加工する際、或いはハンドリングの際、基板10にクラック等が発生するのを防止することができる。補強部材32を貼付する際に用いる接着剤34としては、熱硬化性のものや光硬化性のものが好適に用いられる。このような接着剤34を用いることにより、基板10の能動面側の凹凸を吸収しつつ、基板10に補強部材32を強固に固着することが可能となる。また、特に接着剤34として紫外線硬化性のものを用いた場合には、補強部材32としてガラス等の透光性材料を採用するのが好ましい。このようにすれば、補強部材32の外側から光を照射することにより、接着剤34を容易に硬化させることができる。
By sticking the hard reinforcing
次に、基板10の裏面の全面をエッチングして厚みを50μm程度にすることで、絶縁膜22に覆われた状態の接続電極28を裏面から突出させる。図11は、基板10を薄板化した状態を示す断面図である。このときのエッチングについては、ウェットエッチング及びドライエッチングの何れを用いることもできる。ドライエッチングを採用した場合、例えば誘導結合プラズマ(ICP)等を利用することができる。尚、エッチングに先だって、絶縁膜22が露出する直前まで基板10の裏面を研削(粗研磨)し、その後、上記のエッチングを行うようにするのが好ましい。このようにすれば、処理時間を短縮して生産性を向上することができる。基板10の裏面の研削にはCMP法を用いるのが好ましい。
Next, the entire back surface of the
基板10の薄板化が完了すると、図2に示す治具40を用いて前述した研磨方法により、接続電極28の先端部及び側面を覆う絶縁膜22及び下地膜24を研磨により切削する工程が行われる。その後、溶剤等によって基板10の能動面側の接着剤34を溶解し、基板10の能動面側に貼着した補強部材32を取り外す。また、接着剤34の種類によっては、これに紫外線等を照射することにより、その接着性(又は、粘着性)を消失させて補強部材32を取り外すようにしてもよい。次いで、基板10の裏面にダイシングテープ(図示せず)を貼着し、その状態で基板10をダイシングすることにより、半導体装置1をそれぞれ個片に分離する。尚、CO2レーザやYAGレーザを照射することにより、基板10を切断するようにしてもよい。以上により、図1に示した半導体装置1が得られる。
When the thinning of the
〔積層構造を有する半導体装置〕
以上、接続電極28を有する半導体装置1及びその製造方法について説明したが、次に以上の製造方法を用いて製造された半導体装置1を積層した積層構造を有する半導体装置について説明する。図12は、半導体装置1を積層して3次元実装した半導体装置2を示す断面図である。この半導体装置2は、インターポーザ基板50上に複数(図12では3層)の上記半導体装置1が積層され、さらにその上に異種の半導体装置3が積層されて構成されている。
[Semiconductor device having a laminated structure]
The
インターポーザ基板50の上面には配線51が形成されており、またその下面には配線51に電気的に接続されたハンダボール52が設けられている。このインターポーザ基板50の上面には、上記の配線51を介して半導体装置1が積層されている。即ち、この半導体装置1は、接続電極28の能動面側に突出した部分が、この先端部に形成されたハンダ30によって上記配線51に接合させられており、これによって半導体装置1はインターポーザ基板50上に積層されたものとなっている。また、これらインターポーザ基板50と半導体装置1との間には絶縁性のアンダーフィル53が充填されており、これによって半導体装置1は、インターポーザ基板50上に安定して保持固定されると同時に、電極間の接合以外の箇所では絶縁がなされたものとなっている。
A
また、この半導体装置1上に順次積層される半導体装置1も、接続電極28の能動面側に突出した部分が下層の半導体装置1に形成された接続電極28の裏面から突出している部分上にハンダ30を介して接合させられ、更にアンダーフィル53が充填されていることで、下層の半導体装置1上に保持固定されている。また、最上層の半導体装置3には電極4が形成されている。この電極は、半導体装置1の能動面側に突出した部分と同様の構成を有しており、その先端部にはハンダが形成されている。この電極4が下層の半導体装置1に形成された接続電極28の裏面側に突出した部分にハンダを介して接合させられ、更にアンダーフィル53が充填されている。
In addition, the
ここで、半導体装置1上に別の半導体装置1を積層するには、まず、下層側の半導体装置1の接続電極28の裏面から突出している部分か又は上層側の半導体装置1の接続電極28の能動面側から突出している部分に形成されているハンダ30上にフラックス(図示せず)を塗着しておき、ハンダの濡れ性向上を図っておく。フラックスの供給方法としてはディスペンサ、インクヘッド等の方法がある。
Here, in order to stack another
次に、下層側の半導体装置1の接続電極28の裏面側に突出している部分に、上層側の半導体装置1の接続電極28の能動面側に突出している部分がハンダ30及びフラックスを介して当接するよう、位置合わせを行う。次いで、加熱によるリフロー接合、又は加熱加圧によるフリップチップ実装を行うことにより、ハンダ30を溶融固化させ、図12に示すように下層側の半導体装置1に形成された接続電極28と上層側の半導体装置1に形成された接続電極28とハンダ接合する。ハンダ30を溶融させる装置としては、リフロー炉を用いる以外に、ホットプレート、光ビーム加熱装置、ドライヤー、レーザ加熱装置等を用いることができる。
Next, the portion protruding to the active surface side of the
このとき、接続電極28は基板10の能動面側及び裏面側の何れの側からも突出していることから、その位置合わせが容易になるとともに、能動面側に突出した部分の先端にハンダ30を形成しておくことでこれらを容易に接合することができる。また、接続電極28の基板10の能動面側に突出した部分の外径(大きさ)を、基板10の裏面側に突出した部分を覆う絶縁膜22の外径より大きくしたので、接合したハンダとの間の濡れ性が向上してその接合力が大となる。このため、接続電極28間の接合を良好にかつ強固にすることができる。
At this time, since the
また、図12に示す構成の半導体装置1の場合には、基板10の裏面には接続電極28が突出しており、接続電極28の側面の絶縁膜22及び下地膜24が切削されて接続電極28が露出した状態にあるため、この部分にハンダがより濡れ易く接合し易くなっている。従って、接続電極28の基板10の能動面側に突出した部分及び裏面側に突出した部分の何れの部分においてもハンダが濡れ易く接合し易くなっていることから、ハンダがより良好に接続電極28に接合してフィレットが形成され、これにより高い強度の接合を行うことができる。
In the case of the
〔回路基板〕
次に、上記の半導体装置2を備えた回路基板及び電子機器の例について説明する。図13は、本発明の一実施形態による回路基板の概略構成を示す斜視図である。図13に示す通り、この実施形態の回路基板100には、上記の半導体装置2が搭載されている。回路基板100は、例えばガラスエポキシ基板等の有機系基板からなるもので、例えば銅等からなる配線パターン(図示せず)が所望の回路となるように形成され、更にこれら配線パターンに電極パッド(図示せず)が接続されている。
[Circuit board]
Next, an example of a circuit board and an electronic device including the
そして、この電気パッドに半導体装置2における上記インターポーザ基板50のハンダボール52が電気的に接続されることにより、半導体装置2は回路基板100上に実装されたものとなっている。ここで、回路基板100上への半導体装置2の実装は、回路基板100側の上記電極パッドに対し、インターポーザ基板50のハンダボール52をリフロー法又はフリップチップボンド法で接続することにより行っている。
Then, the
このような構成の回路基板100にあっては、実装密度が高い半導体装置2を備えていることから、小型化、軽量化が図られたものとなり、また配線接続の信頼性も高いものとなる。尚、半導体装置1は、半導体装置1同士又は異種の半導体装置3と積層される以外に、シリコン基板、ポリイミド基板、ダイシングされた半導体装置、又はダイシングされる前のウェハ(半導体装置が作りつけられたウェハ)上に積層することができる。上記の半導体装置2も同様である。
In the
〔電子機器〕
本発明の実施形態による半導体装置を有する電子機器として、図14にはノート型パーソナルコンピュータ200、図15には携帯電話300が示されている。上記の半導体装置2又は回路基板100は、パーソナルコンピュータ200又は携帯電話300の内部に設けられる。かかる構成のパーソナルコンピュータ200及び携帯電話300にあっても、実装密度が高い半導体装置2を備えていることから、小型化、軽量化が図られたものとなり、また配線接続の信頼性も高いものとなる。
〔Electronics〕
As an electronic apparatus having a semiconductor device according to an embodiment of the present invention, a notebook
尚、電子機器は、上記のノート型コンピュータ及び携帯電話に限られる訳ではなく、種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の電子機器に適用することが可能である。 The electronic device is not limited to the above-described notebook computer and mobile phone, and can be applied to various electronic devices. For example, LCD projectors, multimedia-compatible personal computers (PCs) and engineering workstations (EWS), pagers, word processors, TVs, viewfinder type or monitor direct view type video tape recorders, electronic notebooks, electronic desk calculators, car navigation systems The present invention can be applied to electronic devices such as a device, a POS terminal, and a device provided with a touch panel.
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、接続電極28上にハンダ30(鉛フリーハンダ)を形成して接続電極を接続する場合を例に挙げて説明したが、スズ・銀、更には金属ペーストや溶融ペースト等を用いても良い。
Although the embodiments of the present invention have been described above, the technical scope of the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. The specific materials, layer configurations, and the like mentioned in the above are only examples, and can be changed as appropriate. For example, in the above-described embodiment, the case where the connection electrode is connected by forming the solder 30 (lead-free solder) on the
1……半導体装置
2……半導体装置
10……基板(半導体基板)
22……絶縁膜
28……接続電極(突起物、貫通電極)
40……治具
42……凹部
44……研磨材
100……回路基板
200……パーソナルコンピュータ(電子機器)
300……携帯電話(電子機器)
H4……貫通孔
W……半導体ウェハ(物体)
1 ...
22 …… Insulating
40 ……
300 …… Mobile phone (electronic equipment)
H4 …… Through hole W …… Semiconductor wafer (object)
Claims (11)
前記突起物に対応して凹部が形成された治具の当該凹部に前記突起物を嵌合させて、前記物体と前記治具とを相対的に移動させながら前記突起物の先端部を平面的に研磨すると同時に前記突起物の側面を研磨することを特徴とする突起物の研磨方法。 A method of polishing a protrusion for polishing a protrusion formed on an object,
By fitting the projection into the recess of the jig in which the recess is formed corresponding to the projection, and moving the object and the jig relatively, the tip of the projection is planar. A method for polishing projections, comprising polishing the side surfaces of the projections simultaneously with polishing.
前記貫通電極に対応して凹部が形成された治具の当該凹部に前記貫通電極を嵌合させて、前記半導体基板と前記治具とを相対的に移動させながら前記貫通電極の先端部を平面的に研磨すると同時に前記貫通電極の側面を研磨する研磨工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 A method for manufacturing a semiconductor device, comprising: a semiconductor substrate having a through hole formed therein; an insulating film formed inside the through hole; and a through electrode formed inside the insulating film in the through hole. And
The tip of the through electrode is flattened while the through electrode is fitted into the concave portion of the jig in which the concave portion is formed corresponding to the through electrode, and the semiconductor substrate and the jig are relatively moved. A method for manufacturing a semiconductor device, comprising: a polishing step of polishing the side surface of the through electrode simultaneously with the polishing.
An electronic apparatus comprising the semiconductor device according to claim 9.
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KR101185690B1 (en) | 2011-08-02 | 2012-09-24 | 성균관대학교산학협력단 | Method of processing a substrate |
CN103317414A (en) * | 2013-06-28 | 2013-09-25 | 林全忠 | Grinding device and grinding method for oil scraping rings |
-
2003
- 2003-10-27 JP JP2003366074A patent/JP2005125468A/en not_active Withdrawn
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