JP4509486B2 - Semiconductor device manufacturing method, semiconductor device, and electronic apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法、半導体装置、及び当該半導体装置を備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal data assistance)等の携帯性を有する電子機器、センサ、マイクロマシン、及びプリンタのヘッド等の機器の小型・軽量化を図るため、その内部に設けられる半導体チップ等の各種の電子部品を小型化する研究・開発が盛んに行われている。
【0003】
電子部品の小型化を図るための技術として、CSP(Chip Scale Package)技術及びW−CSP(Wafer level Chip Scale Package)技術が有望視されている。CSP技術はパッケージの面積がウェハ状態にある個々のチップと同程度である半導体チップ(半導体装置)を製造する技術である。また、W−CSP技術とはCSP技術と同様なパッケージ面積を有する半導体チップを製造する技術であるが、ウェハの状態において一括して再配置配線(再配線)及び樹脂封止を行なってから個々の半導体チップに分離する技術である。これらの技術においては、通常チップ又はウェハの薄板化が行われるため、パッケージング後の半導体チップの厚みも低減することができる。
【0004】
また、更なる高集積化のために、同様の機能を有する薄板化した半導体チップ同士又は異なる機能を有する薄板化した半導体チップを積層し、各半導体チップ間の電気的接続をとることで、半導体チップの高密度実装を図る三次元実装技術も案出されている。これらの技術においては薄板化された半導体チップを用いるため、半導体チップを封止した際に生ずる応力による半導体チップのクラックが生ずることがある。
【0005】
この不具合を解消するために、半導体チップと基板(インターポーザ)との間に、中空のフィラーが混入された樹脂(アンダーフィル)を充填して半導体チップを基板に固定することで、発生する応力や外部からの応力を吸収する技術が以下の特許文献1に開示されている。また、粒子径が5μm程度のSiO2からなる無機フィラーを高含有率で含ませて熱膨張係数を低下させた樹脂(アンダーフィル)を半導体チップと基板との間に充填することで、半導体チップの熱膨張係数と樹脂との熱膨張係数の差を低減させる技術が以下の引用文献2に開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−68604号公報
【特許文献2】
特開2002−151551号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した三次元実装技術においては、薄板化された半導体チップを積層した構造であるため、特に半導体チップの熱膨張係数と封止樹脂の熱膨張係数の差により半導体チップが撓みやすく、クラックが生じやすいという問題がある。これは、三次元実装技術において用いられる半導体チップは周辺部に突起状の電極が形成された構造であり、各半導体チップの電極同士を接合して多段構成とすると半導体チップ間の中央部に大きな空間が生じるためである。
【0008】
また、半導体チップを積層した後、半導体チップ間に封止樹脂を充填するときに、半導体チップの周辺部には電極が形成されているため、封止樹脂は電極を伝って半導体チップの周辺部を取り囲むように広がってから半導体チップの間の中央部に向かって充填される傾向がある。このため、半導体チップ間の中央部において気泡又はボイドが生じやすく、製造された半導体装置の信頼性の低下を引き起こす虞があるという問題があった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、半導体チップを封止する樹脂の収縮による半導体チップの撓み及びクラックを防止し、高い充填率で封止樹脂を充填することができ、高信頼性を有する半導体装置を製造することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置、並びに当該半導体装置を備える電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点による半導体装置の製造方法は、周辺部に突起状の第1接続端子が配列形成された薄板状の第1半導体チップと周辺部に突起状の第2接続端子が配列形成された薄板状の第2半導体チップとを積層した構造を有する半導体装置を製造する半導体装置の製造方法において、前記第1半導体チップの前記第1接続端子が形成された面上の少なくとも中央部に、積層された前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとの間隔と同程度の大きさを有し、前記第1半導体チップ及び第2半導体チップを支持するための支持部材を配置する配置工程と、前記第1半導体チップの前記支持部材が配置された面上に、前記第1接続端子と前記第2接続端子との位置を合わせて前記第2半導体チップを積層する積層工程と、前記支持部材による毛細管現象を利用して、積層した前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとの間に封止樹脂を充填する充填工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、薄板化された第1半導体チップ上に支持部材を配置し、支持部材が配置された第1半導体チップ上に第2半導体チップを積層し、積層された第1半導体チップと第2半導体チップとの間に封止樹脂を充填しているため、第1半導体チップと第2半導体チップとの間が支持部材で支持され、封止樹脂の収縮による各々の半導体チップの撓み及びクラックを防止することができる。ここで、第1半導体チップと第2半導体チップとの間に配置する支持部材は半導体チップ間の間隔と同程度の大きさであるため、第1半導体チップ及び第2半導体チップの撓みが生じることは殆ど無い。また、第1半導体チップと第2半導体チップとの間に封止樹脂を充填する際に、これらの半導体チップ間に配置された支持部材により封止樹脂が毛細管現象により半導体チップ間に充填されやすくなるため、残存気泡及びボイドの発生が抑えられ封止樹脂の充填率を高めることができる。この結果、半導体装置の信頼性を高めることができる。
また、本発明の第1の観点による半導体装置の製造方法は、前記第2半導体チップに形成された第2接続端子の先端部にはハンダが設けられており、前記積層工程は、前記ハンダによるハンダ付けにより前記第1接続端子と前記第2接続端子とを接合する接合工程を含むことを特徴としている。
この発明によれば、第1半導体チップに形成された第1接続端子と第2半導体チップに形成された第2接続端子とをハンダ付けにより接合しているため、加圧により第1電極と第2電極とを接合する場合に比べて、半導体チップを損傷させずに接合することができる。この結果、高い歩留まりで高信頼性を有する半導体装置を製造することができる。
また、本発明の第1の観点による半導体装置の製造方法は、前記ハンダ上にフラックスを塗布する塗布工程と、前記積層工程と前記充填工程との間に行われ、前記フラックスを洗浄する洗浄工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、第2半導体チップに形成された第2接続端子の先端部に設けられたハンダにフラックスを塗布して第1半導体チップと第2半導体チップとを積層しているため、フラックスが有する洗浄作用により第1接続端子及び第2接続端子の表面の酸化物が遊離されて確実に第1半導体チップの第1接続端子と第2半導体チップの第2接続端子とを接合することができる。また、第1半導体チップと第2半導体チップとを積層する際に、フラックスの粘度により第1半導体チップと第2半導体チップとが保持された状態となるため、第1半導体チップと第2半導体チップとを積層した後、第1接続端子と第2接続端子とを接合するまでに、これらの半導体チップの位置ずれが生ずることがなく、製造効率を向上させることができる。更に、積層工程が終了した後で、塗布したフラックスを洗浄しているため、フラックスが残存した状態で封止樹脂が封止されることはなく半導体装置の信頼性を向上させることができる。
また、本発明の第1の観点による半導体装置の製造方法は、前記支持部材が、電気的絶縁性を有する部材であり、前記配置工程は、前記第1半導体チップの前記第1接続端子が形成された面上に複数の前記支持部材を一度に搭載する搭載工程を含むことを特徴としている。
この発明によれば、支持部材が電気的絶縁性を有しているため、支持部材を介して接続端子が短絡されることはない。また、複数の支持部材を一度に第1半導体チップ上に搭載しているため、大幅な製造効率の低下を招くとこなく効率的に支持部材を配置することができる。
また、本発明の第1の観点による半導体装置の製造方法は、前記配置工程が、積層される前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとの間隔と同程度の厚みに樹脂を塗布する樹脂塗布工程と、前記樹脂を所定形状にパターニングして前記支持部材を形成する形成工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、積層される第1半導体チップと第2半導体チップとの間隔と同程度の厚みに樹脂を塗布し、樹脂をパターニングして支持部材を形成しているため、第1半導体チップ及び第2半導体チップの撓みが生じることは殆どなく、しかも支持部材の形状を任意に設定することができるため、支持部材の形状を例えば樹脂の粘性等に応じて充填率を高める形状にするといったことも可能になる。
上記課題を解決するため、本発明の第2の観点による半導体装置の製造方法は、接続電極が配列形成された基板上に、周辺部に突起状の接続端子が配列形成された薄板状の半導体チップを積層した構造を有する半導体装置を製造する半導体装置の製造方法において、前記基板の前記接続電極が形成された面上の少なくとも中央部に、積層された前記基板と半導体チップとの間隔と同程度の大きさを有し、前記半導体チップを支持するための支持部材を配置する配置工程と、前記基板の前記支持部材が配置された面上に、前記接続電極と前記接続端子との位置を合わせて前記半導体チップを積層する積層工程と、前記支持部材による毛細管現象を利用して、積層した前記基板と前記半導体チップとの間に封止樹脂を充填する充填工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、基板上に支持部材を配置し、支持部材が配置された基板上に半導体チップを積層し、積層された基板と半導体チップとの間に封止樹脂を充填しているため、基板と半導体チップとの間が支持部材で支持され、封止樹脂の収縮による各々の半導体チップの撓み及びクラックを防止することができる。ここで、基板と半導体チップとの間に配置する支持部材は基板と半導体チップとの間隔と同程度の大きさであるため、半導体チップの撓みが生じることは殆ど無い。また、基板と半導体チップとの間に封止樹脂を充填する際に、基板と半導体チップとの間に配置された支持部材により封止樹脂が毛細管現象により基板と半導体チップとの間に充填されやすくなるため、残存気泡及びボイドの発生が抑えられ封止樹脂の充填率を高めることができる。この結果、半導体装置の信頼性を高めることができる。
また、本発明の第2の観点による半導体装置の製造方法は、前記半導体チップに形成された接続端子の先端部にはハンダが設けられており、前記積層工程は、前記ハンダによるハンダ付けにより前記接続電極と前記接続端子とを接合する接合工程を含むことを特徴としている。
この発明によれば、基板に形成された接続電極と半導体チップに形成された接続端子とをハンダ付けにより接合しているため、加圧により接続電極と接続端子とを接合する場合に比べて、半導体チップを損傷させずに接合することができる。この結果、高い歩留まりで高信頼性を有する半導体装置を製造することができる。
また、本発明の第2の観点による半導体装置の製造方法は、前記ハンダ上にフラックスを塗布する塗布工程と、前記積層工程と前記充填工程との間に行われ、前記フラックスを洗浄する洗浄工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、半導体チップに形成された接続端子の先端部に設けられたハンダにフラックスを塗布して基板と半導体チップとを積層しているため、フラックスが有する洗浄作用により接続電極及び接続端子の酸化物が遊離されて確実に基板の接続電極と半導体チップの接続端子とを接合することができる。また、基板上に半導体チップを積層する際に、フラックスの粘度により基板上に半導体チップが保持された状態となるため、基板上に半導体チップを積層した後、接続電極と接続端子とを接合するまでに、基板と半導体チップとの位置ずれが生ずることがなく、製造効率を向上させることができる。更に、積層工程が終了した後で、塗布したフラックスを洗浄しているため、フラックスが残存した状態で封止樹脂が封止されることはなく半導体装置の信頼性を向上させることができる。
また、本発明の第2の観点による半導体装置の製造方法は、前記支持部材が、電気的絶縁性を有する部材であり、前記配置工程は、前記基板の前記接続電極が形成された面上に複数の前記支持部材を一度に搭載する搭載工程を含むことを特徴としている。
この発明によれば、支持部材は電気的絶縁性を有しているため、支持部材を介して接続端子が短絡されることはない。また、複数の支持部材を一度に基板上に搭載しているため、大幅な製造効率の低下を招くとこなく効率的に支持部材を配置することができる。
また、本発明の第2の観点による半導体装置の製造方法は、前記配置工程が、積層される前記基板と前記半導体チップとの間隔と同程度の厚みに樹脂を塗布する樹脂塗布工程と、前記樹脂を所定形状にパターニングして前記支持部材を形成する形成工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、積層される基板と半導体チップとの間隔と同程度の厚みに樹脂を塗布し、樹脂をパターニングして支持部材を形成しているため、半導体チップの撓みが生じることは殆どなく、しかも支持部材の形状を任意に設定することができるため、支持部材の形状を例えば樹脂の粘性等に応じて充填率を高める形状にするといったことも可能になる。
本発明の半導体装置は、上記の何れかに記載の半導体装置の製造方法により製造されたことを特徴とする。
本発明の電子機器は、上記の半導体装置を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法、半導体装置、及び電子機器について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法で用いられる半導体チップの外観斜視図であって、(a)は上面図であり、(b)は底面図である。図1に示す通り、半導体チップ1は、例えばSi(シリコン)からなる基板10を有し、基板10の周辺部には複数の接続端子16が配列形成されている。
【0012】
基板10は、その能動面10a側にトランジスタ、メモリ素子、その他の電子素子、並びに電気配線及び電子回路の外部電極となる電極パッド26(図7参照)からなる電子回路が形成されている。一方、基板10の裏面10bにはこれらの電子回路は形成されていない。各々の接続端子16は基板10を貫通して基板10の能動面10a及び基板10の裏面10bから突出した形状に形成されている。
【0013】
接続端子16の能動面10a側への突出部分及び裏面10b側への突出部分は略円柱状に形成されており、その径は裏面10b側への突出部分よりも能動面10a側への突出部分の方が大きくなるよう形成されている。接続端子16は基板10にCu(銅)を埋め込むことにより形成されている。また、能動面10b側へ突出した接続端子16の先端部には無鉛ハンダ(Sn/Ag)18が形成されている。この無鉛ハンダ18は、半導体チップ1を後述する基板上に又は他の半導体チップ上に積層する際に、接続電極16を基板上に形成された接続電極又は他の半導体チップに形成された接続電極と接合するために設けられる。
【0014】
〔半導体チップ1の製造方法〕
ここで、図1に示す半導体チップ1の製造方法について説明する。図2は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法で用いられる半導体チップ1の製造方法の概略を示す工程図である。また、図3〜図6は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法に用いられる半導体チップ1を加工する際の表面部分の詳細を示す断面図である。
【0015】
半導体チップ1は、ウェハ状態にある基板(例えば、Si(シリコン)基板)を用いて製造される。図2(a)はウェハ状態にある基板10の一部を示す断面図である。尚、基板10の厚みは、例えば500μm程度である。ここで、基板10の能動面10a側の構成について詳細に説明する。図3(a)は、基板10の能動面10a側の構成の一部を詳細に示す断面図である。図3(a)に示す通り、基板10上には基板10の基本的な材料であるSiの酸化膜(SiO2)からなる絶縁膜22及び硼燐珪酸ガラス(BPSG)からなる層間絶縁膜24が順に形成されている。
【0016】
また、層間絶縁膜24上の一部には、図示しない箇所で基板10の能動面10aに形成された電子回路と電気的に接続された電極パッド26が形成されている。この電極パッド26は、Ti(チタン)からなる第1層26a、TiN(窒化チタン)からなる第2層26b、AlCu(アルミニウム/銅)からなる第3層26c、及びTiNからなる第4層(キャップ層)26dを順に積層して形成したものである。尚、電極パッド26の下方には電子回路が形成されていない点に注意されたい。
【0017】
電極パッド26は、例えばスパッタリングにより第1層26a〜第4層26dからなる積層構造を層間絶縁膜24上の全面に形成し、レジスト等を用いて所定の形状(例えば、円形形状)にパターニングすることにより形成される。尚、本実施形態では、電極パッド26が上記の積層構造により形成されている場合を例に挙げて説明するが、電極パッド26がAlのみで形成されていても良いが、電気抵抗の低い銅を用いて形成することが好ましい。また、電極パッド26は、上記の構成に限られず、必要とされる電気的特性、物理的特性、及び化学的特性に応じて適宜変更しても良い。
【0018】
また、上記層間絶縁膜24上には電極パッド26を覆うように、パッシベーション膜28が形成されている。このパッシベーション膜28は、SiO2(酸化珪素)、SiN(窒化珪素)、ポリイミド樹脂等により形成され、又はSiN上にSiO2を積層した構成、あるいはその逆であることが好ましい。また、パッシベーション膜28の膜厚は2μm程度以上であって6μm程度以下であることが好ましい。
【0019】
この基板10に対して、まず能動面10a側に形成された電極パッドを開口するとともに基板10を穿孔して孔部H3を形成する工程が行われる。図2(b)は、基板10に孔部H3を形成した状態を示す断面図である。ここで、孔部H3を形成するまでの工程を図3〜図4を参照して詳細に説明する。
【0020】
まず、スピンコート法、ディッピング法、スプレーコート法等の方法によりレジスト(図示省略)をパッシベーション膜28上の全面に塗布する。尚、このレジストは、電極パッド26上を覆っているパッシベーション膜28を開口するために用いるものであり、フォトレジスト、電子線レジスト、X線レジストの何れであってもよく、ポジ型又はネガ型の何れであってもよい。
【0021】
パッシベーション膜28上にレジストを塗布すると、プリベークを行った後で、所定のパターンが形成されたマスクを用いて露光処理及び現像処理を行い、レジストを所定形状にパターニングする。尚、レジストの形状は、電極パッド26の開口形状及び基板10に形成する孔の断面形状に応じて設定される。レジストのパターニングが終了すると、ポストベークを行った後で、図3(b)に示すように、電極パッド26を覆うパッシベーション膜28の一部をエッチングして開口部H1を形成する。図3(b)は、パッシベーション膜28を開口して開口部H1を形成した状態を示す断面図である。
【0022】
尚、パッシベーション膜28のエッチングにはドライエッチングを適用することが好ましい。ドライエッチングは、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)であってもよい。また、パッシベーション膜28のエッチングとしてウェットエッチングを適用してもよい。パッシベーション膜28に形成される開口部H1の断面形状は、後述する工程で形成される電極パッド26の開口形状及び基板10に形成される孔の断面形状に応じて設定され、その径は電極パッド26に形成される開口の径及び基板10に形成される孔の径と同程度、例えば50μm程度に設定される。
【0023】
以上の工程が終了すると、開口部H1を形成したパッシベーション膜28上のレジストをマスクとして、ドライエッチングにより電極パッド26を開口する。図3(c)は、電極パッド26を開口して開口部H2を形成した状態を示す断面図である。尚、図3(a)〜図3(c)の図中においてレジストは省略してある。図3(c)に示すように、パッシベーション膜28に形成された開口部H1の径と電極パッド26に形成された開口部H2の径は同程度となる。尚、ドライエッチングとしてはRIEを用いることができる。
【0024】
更に、以上の工程で使用したレジストをマスクとして、次に層間絶縁膜24及び絶縁膜22をエッチングして、図4(a)に示すように基板10を露出させる。図4(a)は、層間絶縁膜24及び絶縁膜22をエッチングして、基板10の一部を露出させた状態を示す断面図である。この後、開口マスクとして使用してきたパッシベーション膜28上に形成したレジストを、剥離液或いはアッシング等により剥離する。
【0025】
尚、上記プロセスにおいては、同一のレジストマスクを用いてエッチングを繰り返したが、各エッチング工程終了後、レジストをパターニングし直しても勿論良い。また、電極パッド26に形成された開口部H2を開口した後レジストを剥離し、電極パッド26の最表面のTiNをマスクにして、層間絶縁膜24及び絶縁膜22をエッチングし、図4(a)に示すように基板10を露出せしめることも可能である。更に付け加えるならば、各エッチング時の選択比を考慮して、レジストを厚膜化しておくことが必要である。
【0026】
以上の工程が終了すると、パッシベーション膜28をマスクとして、ドライエッチングにより、図4(b)に示すように基板10を穿孔する。尚、ここでは、ドライエッチングとしてRIEのほかにICP(Inductively Coupled Plasma)を用いることができる。図4(b)は、基板10を穿孔して、孔部H3を形成した状態を示す断面図である。
【0027】
図4(b)に示す通り、パッシベーション膜28をマスクとして基板10を穿孔しているため、基板10に形成される孔部H3の径はパッシベーション膜28に形成された開口部H1の径と同程度となる。その結果、パッシベーション膜28に形成された開口部H1の径、電極パッド26に形成された開口部H2の径、及び基板10に形成された孔部H3の径は、ほぼ同一になる。尚、孔部H3の深さは、最終的に形成する半導体チップの厚みに応じて適宜設定される。
【0028】
また、図4(b)に示したように、基板10に孔部H3を形成すると、ドライエッチングによりパッシベーション膜28の一部がエッチングされ、その膜厚が薄くなっていることが分かる。ここで、孔部H3を形成するときに、エッチングによりパッシベーション膜28が除去されて、電極パッド26又は層間絶縁膜24が露出した状態になると、後工程を進める上で、又は、半導体装置としての信頼性を確保する上で好ましくない。このため、図3(a)に示した状態において、パッシベーション膜28の膜厚が2μm以上に設定される。
【0029】
以上の工程が終了すると、次に、パッシベーション膜28上並びに孔部H3の内壁及び底面に絶縁膜12を形成する。図2(c)及び図5(a)は、電極パッド26の上方並びに孔部H3の内壁及び底面に絶縁膜12を形成した状態を示す断面図である。この絶縁膜12は、電流リークの発生、酸素及び水分等による基板10の浸食等を防止するために設けられ、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)を用いて形成した正珪酸四エチル(Tetra Ethyl Ortho Silicate:Si(OC2H5)4:以下、TEOSという)、即ちPE−TEOS、及び、オゾンCVDを用いて形成したTEOS、即ちO3−TEOS、又はCVDを用いて形成した酸化シリコンを用いることができる。尚、絶縁膜12の厚みは、例えば1μmである。
【0030】
続いて、スピンコート法、ディッピング法、スプレーコート法等の方法によりレジスト(図示省略)を絶縁膜12上の全面に塗布する。或いは、ドライフィルムレジストを用いても良い。尚、このレジストは、電極パッド26の一部の上方を開口するために用いるものであり、フォトレジスト、電子線レジスト、X線レジストの何れであってもよく、ポジ型又はネガ型の何れであってもよい。
【0031】
絶縁膜12上にレジストを塗布すると、プリベークを行った後で、所定のパターンが形成されたマスクを用いて露光処理及び現像処理を行い、電極パッド26の上方以外の部分並びに孔部H3及びその周辺部のみにレジストが残された形状、例えば孔部H3を中心とした円環形状にレジストをパターニングする。レジストのパターニングが終了すると、ポストベークを行った後で、エッチングにより電極パッド26の一部を覆う絶縁膜12及びパッシベーション膜28を除去し、電極パッド26の一部を開口する。尚、エッチングにはドライエッチングを適用することが好ましい。ドライエッチングは、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)であってもよい。また、エッチングとしてウェットエッチングを適用してもよい。尚、このとき、電極パッド26を構成する第4層26dも併せて除去する。
【0032】
図5(b)は、電極パッド26を覆う絶縁膜12及びパッシベーション膜28の一部を除去した状態を示す断面図である。図5(b)に示すように、電極パッド26の上方は開口部H4となり、電極パッド26の一部が露出した状態となる。この開口部H4によって、後の工程で形成される接続端子(電極部)16と電極パッド26とを接続することができる。従って、開口部H4は孔部H3が形成された部位以外の部位に形成されていればよい。また、隣接していても良い。
【0033】
本実施形態では、電極パッド26のほぼ中央に孔部H3(開口部H1)を形成する場合を例に挙げている。よって、開口部H4は、この孔部H3を取り囲むように、つまり電極パッド26の露出面積を大きくすることが電極パッド26と、後に形成される接続端子との接続抵抗を小さくする上で好ましい。また、孔部H3の形成場所は電極パッドのほぼ中央でなくても良く、複数の孔が形成されていても良い。尚、電極パッド26を覆う絶縁膜12及びパッシベーション膜28の一部を除去して、電極パッド26の一部を露出させると、除去する際に用いたレジストを剥離液により剥離する。
【0034】
以上の工程が終了すると、次に下地膜を形成する工程が行われる。図6(a)は、孔部H3内に下地膜30を形成した状態を示す断面図である。尚、図2においては下地膜30の図示は省略している。下地膜30は基板10の上面全面に形成されるため、電極パッド26の露出部並びに孔部H3の内壁及び底部にも下地膜30が形成される。ここで、下地膜30は、バリア層及びシード層からなり、まずバリア層を形成した後で、バリア層上にシード層を形成することで成膜される。バリア層は、例えばTiWから形成され、シード層はCuから形成される。これらは、例えばIMP(イオンメタルプラズマ)法、又は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等のPVD(Physical Vapor Deposition)法いて形成される。
【0035】
図6(a)に示すように、下地膜30は、電極パッド26と絶縁膜12との段差STを十分にカバーして、電極パッド26上と絶縁膜12上(孔部H3の内部を含む)に連続的に形成される。尚、下地膜30を構成するバリア層の膜厚は、例えば100nm程度であり、シード層の膜厚は、例えば数百nm程度である。
【0036】
下地膜30の形成が終了すると、基板10の能動面10a上にメッキレジストを塗布し、接続端子16を形成する部分のみが開口した状態にパターニングしてメッキレジストパターン14を形成する。図2(d)は、メッキレジストパターン14を形成した状態を示す断面図である。その後、Cu電解メッキを行って図2(e)に示す通り、基板10の開口部H3及びメッキレジストパターン14の開口部にCu(銅)を埋め込み、接続端子16を形成する。図2(e)は、Cu電解メッキを行って接続端子16を形成した状態を示す断面図である。
【0037】
接続端子16が形成されると、図2(f)に示す通り、基板10上に形成されているメッキレジストパターン14を剥離する。図2(f)は、接続端子16を形成した後にメッキレジストパターン14を剥離した状態を示す断面図である。また、図6(b)は、形成された接続端子16の構成の詳細を示す断面図である。図6(b)に示す通り、接続端子16は基板10の能動面10aに突出した突起状の形状であるとともに、その一部が基板10内に埋め込まれた形状である。また、符号Cを付した箇所において、接続端子16は電極パッド26と電気的に接続されている。
【0038】
以上の工程が完了すると、図2(g)に示す通り、形成した接続端子16上に無鉛ハンダ(Sn/Ag)18を形成する。次に、基板10の裏面10bを研磨して基板10の厚みを減ずる工程、及び基板10を切断して個々の半導体チップ1に分離する工程が行われる。図2(g)及び図7は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法で用いられる半導体チップの厚みを減じた工程を行った後の基板10の断面図である。基板10の裏面を研磨すると、基板10の厚みが50μm程度に薄板化され、基板10の能動面10a及び裏面10bから接続端子16の一部が20μm程度突出した形状となる。以上の工程を経て半導体チップ1が製造される。
【0039】
〔半導体チップ1を用いた半導体装置の製造方法〕
次に、半導体チップ1を用いて半導体装置を製造する方法について説明する。図8〜図10は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図である。本実施形態においては、インターポーザ上に2つの半導体チップ1を積層した構造を有する半導体装置を製造する場合を例に挙げて説明する。尚、以下の説明においては、説明の便宜上、インターポーザ上に積層する2つの半導体チップ1を区別する場合には、半導体チップC1、半導体チップC2とする。
【0040】
図8(a)は、本発明にいう基板としてのインターポーザ40の一部の断面図である。インターポーザ上には、電気配線からなる電気回路が形成されており、この電気回路の外部電極となる接続電極42が半導体チップ1の接続端子16の配列と同様の配列で形成されている。この接続電極42はインターポーザ40上に20μm程度突出した形状に形成されている。また、インターポーザ40上であって半導体チップ1が積層されない箇所にはインターポーザ40上に形成された電気配線を保護する部材44が形成されている。
【0041】
まず、図8(b)に示す通り、インターポーザ40上であって半導体チップC1を積層する箇所に支持部材としての支持球46を搭載する(配置工程、搭載工程)。この支持球46はガラス又はセラミックスにより形成された電気的絶縁性を有するものであり、その径はインターポーザ40上に半導体チップC1(図8(c)参照)を積層したときの、インターポーザ40と半導体チップC1との間隔よりも僅かに(2〜3μm程度)小さな径に設定されている。
【0042】
前述のように、半導体チップC1の接続端子16が能動面10a側及び裏面10b側にそれぞれ20μm程度突出した状態に形成され、接続電極42がインターポーザ40上に20μm程度突出した形状に形成された場合には、支持球46の径は38μm前後に設定される。図11は、インターポーザ40上又は半導体チップC1上に支持球46を搭載した状態を示す斜視図である。
【0043】
図11(a)を参照すると、複数の支持球46がインターポーザ40の接続電極42が形成された箇所以外の箇所(半導体チップC1が積層される箇所)にほぼ均一に配置されていることが分かる。インターポーザ40上に複数の支持球46を搭載するときには、搭載に要する時間を短縮するため、複数の支持球46を吸着する吸着孔が形成されたマウンターを用いることが好ましい。このとき、搭載時の不具合(例えば、接続電極42上に支持球46が配置されること)を防止するため、マウンターが基板40上に位置したときに接続電極42の上方位置には吸着孔が形成されていないものを用いることが好適である。
【0044】
インターポーザ40上への支持球46の配置が完了すると、インターポーザ40上に積層する半導体チップC1の接続電極16の一端に形成された無鉛ハンダ18にフラックスを塗布する工程が行われる(塗布工程)。このフラックスは、インターポーザ40上に半導体チップC1を積層するときに、積層した半導体チップC1の位置ずれが生じないように粘着力で保持するとともに、半導体チップC1に形成された接続端子16及びインターポーザ40に形成された接続電極42の表面の酸化膜を遊離させるためのものである。
【0045】
フラックスの塗布の塗布を終えると、半導体チップC1の能動面10a側をインターポーザ40に対面させて(フェースダウンの状態で)、インターポーザ40に形成された接続電極42各々の位置と半導体チップC1に形成された接続端子16各々の位置とが合致するよう位置合わせを行い、半導体チップC1をインターポーザ40上に積層する(積層工程)。このとき、インターポーザ40上に形成された接続電極42の直上には半導体チップC1に形成された接続端子16の先端に設けられた無鉛ハンダ18が位置し、この無鉛ハンダ18にはフラックスが塗布されているため、フラックスの粘着力により半導体チップC1が位置ずれせずに保持される。
【0046】
図8(c)は、インターポーザ40上に半導体チップC1を積層した状態を示す断面図である。図8(c)を参照すると、支持球46の径がインターポーザ40と半導体チップC1との間隔にほぼ等しいため、支持球46は半導体チップC1に対して僅かな間隔をもって半導体チップC1とインターポーザ40との間に配置される。尚、インターポーザ40は水平に保たれているため、搭載した支持球46が大きく転がることはない。
【0047】
以上の工程が終了すると、積層した半導体チップC1上に支持球48を搭載する(配置工程、搭載工程)。この支持球48はインターポーザ40上に搭載した支持球46と同様の材質により形成され、その径は第1半導体チップとしての半導体チップC1と、半導体チップC1上に積層される第2半導体チップとしての半導体チップC2(図9(b)参照)を積層したときの、半導体チップC1と半導体チップC2との間隔よりも僅かに(2〜3μm程度)小さな径に設定されている。インターポーザ40と半導体チップC1との間隔と半導体チップC1と半導体チップC2との間隔とが同一であれば、支持球48は支持球46と同じものを用いることができる。
【0048】
図11(b)は、半導体チップC1に支持球48を搭載した状態を示す斜視図である。図11(b)を参照すると、複数の支持球48が半導体チップC1上にほぼ均一に配置されていることが分かる。半導体チップC1上に支持球48を搭載するときも、搭載に要する時間を短縮するため、複数の支持球48を吸着する吸着孔が形成されたマウンターを用いることが好ましい。マウンターは上述した支持球46を搭載したときのものと同じものを用いれば、搭載時の不具合(例えば、接続端子16上に支持球48が配置されること)を防止することができる。
【0049】
半導体チップC1上への支持球48の配置が完了すると、半導体チップC1上に積層する第2半導体チップとしての半導体チップC2の接続電極16の一端に形成された無鉛ハンダ18にフラックスを塗布する工程が行われる(塗布工程)。フラックスの塗布の塗布を終えると、半導体チップC2の能動面10a側を半導体チップC2に対面させて(フェースダウンの状態で)、半導体チップC1に形成された接続端子16の各々の位置と半導体チップC2に形成された接続端子16各々の位置とが合致するよう位置合わせを行い、半導体チップC2を半導体チップC1上に積層する(積層工程)。
【0050】
このとき、半導体チップC1と半導体チップC2とは、半導体チップC2の先端に設けられた無鉛ハンダ18に塗布されたフラックスの粘着力により保持され、位置ずれせずに保持される。図9(b)は、半導体チップC1上に半導体チップC2を積層した状態を示す断面図である。以上の工程が終了すると、図9(b)に示す積層したインターポーザ40及び半導体チップC1,C2等をリフロー装置内に配置し、半導体チップC1,C2に形成された接続端子16の先端に設けられた無鉛ハンダ18を溶融させ、インターポーザ40に形成された接続電極42と半導体チップC1に形成された接続端子16とを接合するとともに、半導体チップC1,C2に形成された接続端子16を接合する(接合工程)。
【0051】
以上の工程が終了すると、塗布したフラックスを洗浄する工程が行われる(洗浄工程)。製造された半導体装にフラックスが残存していると信頼性の低下を引き起こす虞があるため、洗浄によりフラックスを除去している。ここで、インターポーザ40、半導体チップC1、及び半導体チップC2間の間隔は50μm以下であるため、フラックスの洗浄には揮発性の高い有機溶剤を用いることが好ましい。
【0052】
以上の工程が終了すると、インターポーザ40と半導体チップC1との間、及び、半導体チップC1と半導体チップC2との間に封止樹脂(アンダーフィル)50を注入して充填する(充填工程)。ここで、インターポーザ40と半導体チップC1との間には多数の支持球46が配置されており、半導体チップC1と半導体チップC2との間には多数の支持球48が配置されている。
【0053】
このため、注入された封止樹脂50は毛細管現象によりインターポーザ40と半導体チップC1との間、及び半導体チップC1と半導体チップC2との間に効率的に注入される。よって、気泡及びボイドの発生を抑えることができて封止樹脂50の充填率を高めることができ、製造された半導体装置の信頼性を高めることができる。封止樹脂50の充填が完了すると、封止樹脂50を硬化させることで、半導体装置が製造される。図10は、封止樹脂50を充填して硬化させた状態を示す断面図である。
【0054】
以上、説明した本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法においては、ガラス又はセラミックス等の電気的絶縁性を有する材質から形成され、径がインターポーザ40と半導体チップC1との間隔よりも僅かに(2〜3μm程度)小さい支持球46をインターポーザ40と半導体チップC1との間に配置し、また半導体チップC1,C2間にも同様の支持球48を配置して、インターポーザ40上に、半導体チップC1,C2を積層していた。本発明は、この実施形態以外にも以下に説明する他の実施形態を用いることができる。
【0055】
〔他の半導体装置の製造方法〕
本発明は、インターポーザ40上への支持球46の配置及び半導体チップC1上への支持球48の配置に代えて、インターポーザ40及び半導体チップC1上に支持部材をパターニングして形成することもできる。図12は、本発明の他の実施形態において、支持部材をパターニングにより形成した状態を示す斜視図である。尚、図12においては、半導体チップC1上に支持部材としての支持柱52,54を形成した場合を例に挙げて図示しているが、同様の支持柱52,54をインターポーザ40上に形成することもできる。
【0056】
図12(a)は半導体チップC1上に複数の支持柱52を形成した状態を示す斜視図であり、図12(b)は半導体チップC1上に1つの支持柱を形成した状態を示す斜視図である。図12(a)に示した例では、半導体チップC1の能動面10a側であって接続端子16が形成された領域の内側に、形状が円柱状であって、高さが半導体チップC1と積層される半導体チップC2との間隔よりも僅か(2〜3μm程度)に小さく設定された支持柱16が複数個形成されている。
【0057】
また、図12(b)に示した例では、半導体チップC1の能動面10aのほぼ中央部に、径が半導体チップC1の大きさの3分の1程度に設定された円柱状の支持柱52が1つ形成されている。図12(a)に示す支持柱52の数及び断面形状、並びに、図12(b)に示す支持柱52の径及び断面形状は使用する封止樹脂50の粘度等に応じて適宜設定することができる。支持柱52,54は電気的絶縁性を有する樹脂、例えばポリイミドを用いて形成される。
【0058】
これらの支持柱52,54は、半導体チップC1毎に形成するのは非効率であるため、ウェハ状態にある状態において形成されることが好ましい。つまり、前述した半導体チップ1の製造方法において、基板10の能動面10a側の全面にポリイミド等の樹脂を塗布し(樹脂塗布工程)、フォトマスク等を用いてパターニングし、現像処理を行うことで形成する(形成工程)。その後で、基板10の裏面10bを薄板化する。また、インターポーザ40上に支持柱52,54を形成する場合には、半導体チップC1を積層する前、即ち図8(a)にある状態のときに形成しておくことが好ましい。
【0059】
尚、前述した支持球46,48は、ガラス又はセラミックス以外にポリイミド等の樹脂で形成されたものを用いることができる。樹脂で形成された支持球46,48を用いる場合、及び、樹脂で形成された支持柱52,54を用いる場合には弾力性があるため、これらの高さをインターポーザ40と半導体チップC1との間隔、又は、半導体チップC1,C2の間隔よりも僅かに高くなるように設定しても良い。このときは、支持球46,48、支持柱52,54はインターポーザ40と半導体チップC1との間、又は、半導体チップC1,C2間において変形保持されることになる。
【0060】
また、上記実施形態においては、インターポーザ40上に半導体チップC1,C2を積層する場合を例に挙げて説明したが、インターポーザ40上に積層する半導体チップは1つ以上であれば良い。また、図10に示す形態においては、半導体チップC2について、半導体チップC1との間及び側面を封止樹脂50で封止した形態を例示しているが、電気的な絶縁を考慮すると半導体チップC2の上面も封止樹脂50にて封止することが好ましい。
【0061】
また、上記実施形態においては、インターポーザ40上に半導体チップC1,C2を積層する場合を説明したが、インターポーザ40に代えてW−CSP技術を用いて処理された基板上に半導体チップを積層するようにしても良い。図13は、W−CSP技術を用いて処理された基板上に半導体チップを積層した状態を示す断面図である。図13に示す通り、W−CSP技術を用いて処理された基板60上に支持球46を介して半導体チップC1が積層され、更に半導体チップC1上には支持球48を介して半導体チップC2が積層されている。
【0062】
W−CSP技術を用いて処理された処理基板60は、例えばSi(シリコン)からなる基板62を有し、基板62の周辺部には複数の接続端子64が配列形成されている。基板62は、その能動面62a側にトランジスタ、メモリ素子、その他の電子素子、並びに電気配線及び電子回路の外部電極となる電極パッドからなる電子回路が形成されている。一方、基板62の裏面62bにはこれらの電子回路は形成されていない。
【0063】
半導体チップC1,C2と同様に、基板62は50μm程度に薄板化されている。基板62に形成された不図示の電極パッドを貫通するように接続端子64が形成されており、この接続端子64は基板62を貫通して基板62の能動面62a及び基板62の裏面62bから突出した形状に形成されている。接続端子64の能動面62a及び裏面62bへの突出量は20μm程度である。接続端子64は基板62にCu(銅)を埋め込むことにより形成されている。
【0064】
また、基板62の能動面62a側の一部には、ポリイミド等の樹脂により応力緩和層66が形成されている。この応力緩和層66上には、再配置配線68が形成されている。尚、再配置配線68は、応力緩和層66上のみに形成される訳ではなく、応力緩和層66から接続端子64の形成位置まで延在した形状に形成され、接続端子64と電気的に接続される。
【0065】
また、応力緩和層66上に形成された再配置配線68の一部には、外部接続端子となるバンプ70が形成されている。このように、接続端子64と電気的に接続された再配置配線68及びバンプ70を形成することで、接続端子64のピッチ及び配列を変換している。尚、図13中において、72は、再配置配線68に対するバンプ70の固着強度を高めるために形成された根本補強樹脂である。
【0066】
図13に示す形態の半導体装置は、薄板化した基板62上に薄板化した半導体チップC1,C2を積層しているため半導体装置の高さを抑えつつ高集積化が可能である。更に、基板10に再配置配線68及びバンプ70を形成しているため、基板10に形成された接続端子26のピッチ及び配列の変換か可能となり、半導体装置を搭載するガラスエポキシ等の基板の配線の自由度が増し、更に高集積化が可能である。
【0067】
〔電子機器〕
本発明の実施形態による半導体装置を有する電子機器として、図14にはノート型パーソナルコンピュータ200、図15には携帯電話300が示されている。半導体装置各電子機器の筐体内部に配置される。また、電子機器は、上記のノート型コンピュータ及び携帯電話に限られる訳ではなく、種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の電子機器に適用することが可能である。
【0068】
以上、本発明の一実施形態及び他の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更することができる。例えば、上記実施形態においては、1つのインターポーザ40又は処理基板60に対して、半導体チップを積層する場合を例に挙げて説明したが、インターポーザ40又はウェハ状態にある処理基板60の異なる位置に半導体チップを積層して封止樹脂50により封止した後でインターポーザ40又は処理基板60を切断して個々の半導体装置に分離するようにしても良い。
【0069】
また、上記実施形態においては、無鉛ハンダ18を用いて基板40又は処理基板60と半導体チップC1及び半導体チップC2とを接合するようにしていたが、無鉛ハンダに代えて金等の金属又は合金を用い、金属接合によりこれらを接合するようにしても良い。更には、基板40又は処理基板60と半導体チップC1及び半導体チップC2との接合は、フリップチップボンディングにより行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法で用いられる半導体チップの外観斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法で用いられる半導体チップ1の製造方法の概略を示す工程図である。
【図3】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法に用いられる半導体チップ1を加工する際の表面部分の詳細を示す断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法に用いられる半導体チップ1を加工する際の表面部分の詳細を示す断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法に用いられる半導体チップ1を加工する際の表面部分の詳細を示す断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法に用いられる半導体チップ1を加工する際の表面部分の詳細を示す断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法で用いられる半導体チップの厚みを減じた工程を行った後の基板10の断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図9】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図10】 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図である。
【図11】 インターポーザ40上又は半導体チップC1上に支持球46を搭載した状態を示す斜視図である。
【図12】 本発明の他の実施形態において、支持部材をパターニングにより形成した状態を示す斜視図である。
【図13】 W−CSP技術を用いて処理された基板上に半導体チップを積層した状態を示す断面図である。
【図14】 本発明の一実施形態による電子機器の一例を示す図である。
【図15】 本発明の一実施形態による電子機器の他の例を示す図である。
【符号の説明】
16……接続端子(第1接続端子、第2接続端子)
18……無鉛ハンダ(ハンダ)
40……インターポーザ(基板)
44……接続電極
46……支持球(支持部材)
48……支持球(支持部材)
52……支持柱(支持部材)
54……支持柱(支持部材)
60……処理基板(基板)
C1……半導体チップ
C2……半導体チップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductor device, a semiconductor device, and an electronic apparatus including the semiconductor device.
[0002]
[Prior art]
Currently, in order to reduce the size and weight of portable electronic devices such as mobile phones, notebook personal computers, PDAs (Personal data assistance), sensors, micromachines, and printer heads, they are installed inside the devices. Research and development for reducing the size of various electronic components such as semiconductor chips have been actively conducted.
[0003]
CSP (Chip Scale Package) technology and W-CSP (Wafer level Chip Scale Package) technology are promising technologies for reducing the size of electronic components. The CSP technology is a technology for manufacturing a semiconductor chip (semiconductor device) whose package area is about the same as that of each chip in a wafer state. The W-CSP technology is a technology for manufacturing a semiconductor chip having the same package area as that of the CSP technology. However, after the rearrangement wiring (rewiring) and the resin sealing are collectively performed in the wafer state, the W-CSP technology is used. This is a technology of separating into semiconductor chips. In these techniques, since the chip or wafer is usually thinned, the thickness of the semiconductor chip after packaging can also be reduced.
[0004]
In addition, for further high integration, thin semiconductor chips having the same function or thin semiconductor chips having different functions are stacked, and electrical connection is made between the semiconductor chips. A three-dimensional mounting technology for high-density mounting of chips has also been devised. Since these techniques use a thinned semiconductor chip, the semiconductor chip may be cracked due to stress generated when the semiconductor chip is sealed.
[0005]
In order to solve this problem, a resin (underfill) mixed with a hollow filler is filled between the semiconductor chip and the substrate (interposer), and the semiconductor chip is fixed to the substrate. A technique for absorbing external stress is disclosed in
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-68604 A
[Patent Document 2]
JP 2002-151551 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described three-dimensional mounting technology, since it is a structure in which thin semiconductor chips are laminated, the semiconductor chip is easily bent due to the difference between the thermal expansion coefficient of the semiconductor chip and the thermal expansion coefficient of the sealing resin. There is a problem that is likely to occur. This is because the semiconductor chip used in the three-dimensional mounting technique has a structure in which protruding electrodes are formed in the peripheral part. When the electrodes of each semiconductor chip are joined to form a multistage structure, the semiconductor chip is large in the central part between the semiconductor chips. This is because space is created.
[0008]
Further, when the sealing resin is filled between the semiconductor chips after stacking the semiconductor chips, since the electrodes are formed in the peripheral part of the semiconductor chip, the sealing resin passes through the electrodes and the peripheral part of the semiconductor chip. Tends to be filled toward the central portion between the semiconductor chips. For this reason, there is a problem that bubbles or voids are likely to occur in the central portion between the semiconductor chips, which may cause a decrease in the reliability of the manufactured semiconductor device.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and prevents bending and cracking of the semiconductor chip due to shrinkage of the resin for sealing the semiconductor chip, and can be filled with the sealing resin at a high filling rate. An object of the present invention is to provide a semiconductor device manufacturing method, a semiconductor device, and an electronic device including the semiconductor device, which can manufacture a semiconductor device having high performance.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a semiconductor device manufacturing method according to a first aspect of the present invention includes a thin plate-like first semiconductor chip in which protrusion-like first connection terminals are arranged and formed in the peripheral portion, and a protrusion in the peripheral portion. In a method of manufacturing a semiconductor device having a structure in which a thin plate-like second semiconductor chip in which a plurality of second connection terminals are arranged is laminated, the first connection terminal of the first semiconductor chip is formed. At least in the center of the surface Having the same size as the interval between the stacked first semiconductor chip and the second semiconductor chip; A disposing step of disposing a supporting member for supporting the first semiconductor chip and the second semiconductor chip; and the first connection terminal and the second on the surface of the first semiconductor chip on which the supporting member is disposed. Sealing is performed between the stacked first semiconductor chip and the second semiconductor chip by using a stacking process in which the second semiconductor chip is stacked in alignment with the connection terminal and capillary action by the support member. And a filling step of filling the resin.
According to the present invention, the supporting member is disposed on the thinned first semiconductor chip, the second semiconductor chip is stacked on the first semiconductor chip on which the supporting member is disposed, and the stacked first semiconductor chip and Since the sealing resin is filled between the second semiconductor chip and the first semiconductor chip and the second semiconductor chip are supported by the support member, the bending of each semiconductor chip due to the shrinkage of the sealing resin and Cracks can be prevented. Here, since the support member disposed between the first semiconductor chip and the second semiconductor chip has the same size as the interval between the semiconductor chips, the first semiconductor chip and the second semiconductor chip bend. There is almost no. Further, when the sealing resin is filled between the first semiconductor chip and the second semiconductor chip, the sealing resin is easily filled between the semiconductor chips by a capillary phenomenon by the support member disposed between the semiconductor chips. Therefore, the generation of residual bubbles and voids can be suppressed, and the filling rate of the sealing resin can be increased. As a result, the reliability of the semiconductor device can be improved.
In the semiconductor device manufacturing method according to the first aspect of the present invention, solder is provided at the tip of the second connection terminal formed on the second semiconductor chip, and the stacking step is performed by the solder. It includes a joining step of joining the first connection terminal and the second connection terminal by soldering.
According to the present invention, the first connection terminal formed on the first semiconductor chip and the second connection terminal formed on the second semiconductor chip are joined by soldering. Compared to the case of joining two electrodes, the semiconductor chip can be joined without damaging it. As a result, a highly reliable semiconductor device can be manufactured with a high yield.
In addition, a semiconductor device manufacturing method according to the first aspect of the present invention includes a coating process for applying flux on the solder, and a cleaning process for cleaning the flux, which is performed between the stacking process and the filling process. It is characterized by including.
According to the present invention, since the flux is applied to the solder provided at the tip of the second connection terminal formed on the second semiconductor chip and the first semiconductor chip and the second semiconductor chip are laminated, the flux Oxide on the surfaces of the first connection terminal and the second connection terminal is liberated by the cleaning action of the first connection terminal, and the first connection terminal of the first semiconductor chip and the second connection terminal of the second semiconductor chip can be reliably bonded. it can. In addition, since the first semiconductor chip and the second semiconductor chip are held by the viscosity of the flux when the first semiconductor chip and the second semiconductor chip are stacked, the first semiconductor chip and the second semiconductor chip The semiconductor chips are not displaced from each other until the first connection terminal and the second connection terminal are joined, and the manufacturing efficiency can be improved. Furthermore, since the applied flux is washed after the lamination process is completed, the sealing resin is not sealed with the flux remaining, and the reliability of the semiconductor device can be improved.
Moreover, in the method for manufacturing a semiconductor device according to the first aspect of the present invention, the support member includes , It is a member having electrical insulation, and the arranging step includes a mounting step of mounting a plurality of the supporting members at a time on a surface of the first semiconductor chip on which the first connection terminals are formed. It is said.
According to this invention The support member is Since it has electrical insulation, the connection terminal is not short-circuited through the support member. Also, Since the plurality of support members are mounted on the first semiconductor chip at a time, the support members can be efficiently arranged without causing a significant decrease in manufacturing efficiency.
Further, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the first aspect of the present invention, the placing step is a resin in which a resin is applied to a thickness approximately equal to the interval between the first semiconductor chip and the second semiconductor chip to be stacked. It includes an application step and a forming step of patterning the resin into a predetermined shape to form the support member.
According to the present invention, since the resin is applied to the same thickness as the interval between the first semiconductor chip and the second semiconductor chip to be stacked, and the support member is formed by patterning the resin, the first semiconductor chip is formed. In addition, the second semiconductor chip is hardly bent, and the shape of the support member can be arbitrarily set. For example, the shape of the support member is made to increase the filling rate according to the viscosity of the resin. It becomes possible.
In order to solve the above-mentioned problem, a semiconductor device manufacturing method according to a second aspect of the present invention is a thin-plate semiconductor in which protrusion-like connection terminals are arranged in the periphery on a substrate on which connection electrodes are arranged. In a semiconductor device manufacturing method for manufacturing a semiconductor device having a structure in which chips are stacked, at least in a central portion on a surface of the substrate on which the connection electrode is formed, Having the same size as the interval between the laminated substrate and the semiconductor chip, An arrangement step of arranging a support member for supporting the semiconductor chip, and a position of the connection electrode and the connection terminal are aligned on the surface of the substrate on which the support member is arranged, and the semiconductor chip is stacked. The method includes a stacking step and a filling step of filling a sealing resin between the stacked substrate and the semiconductor chip using a capillary phenomenon by the support member.
According to this invention, the support member is disposed on the substrate, the semiconductor chip is stacked on the substrate on which the support member is disposed, and the sealing resin is filled between the stacked substrate and the semiconductor chip. The space between the substrate and the semiconductor chip is supported by a support member, and bending and cracking of each semiconductor chip due to shrinkage of the sealing resin can be prevented. Here, since the supporting member disposed between the substrate and the semiconductor chip has the same size as the distance between the substrate and the semiconductor chip, the semiconductor chip is hardly bent. Further, when the sealing resin is filled between the substrate and the semiconductor chip, the sealing resin is filled between the substrate and the semiconductor chip by a capillary phenomenon by a support member disposed between the substrate and the semiconductor chip. Since it becomes easy, generation | occurrence | production of a residual bubble and a void is suppressed and the filling rate of sealing resin can be raised. As a result, the reliability of the semiconductor device can be improved.
Further, in the method for manufacturing a semiconductor device according to the second aspect of the present invention, solder is provided at the tip of the connection terminal formed on the semiconductor chip, and the stacking step is performed by soldering with the solder. It includes a joining step of joining the connection electrode and the connection terminal.
According to this invention, since the connection electrode formed on the substrate and the connection terminal formed on the semiconductor chip are joined by soldering, compared to the case where the connection electrode and the connection terminal are joined by pressurization, Bonding can be performed without damaging the semiconductor chip. As a result, a highly reliable semiconductor device can be manufactured with a high yield.
In addition, a method for manufacturing a semiconductor device according to the second aspect of the present invention includes a coating process for applying flux on the solder, and a cleaning process for cleaning the flux, which is performed between the stacking process and the filling process. It is characterized by including.
According to the present invention, since the flux is applied to the solder provided at the tip of the connection terminal formed on the semiconductor chip and the substrate and the semiconductor chip are laminated, the connection electrode and the connection are provided by the cleaning action of the flux. The terminal oxide is released, and the connection electrode of the substrate and the connection terminal of the semiconductor chip can be reliably bonded. In addition, when the semiconductor chip is stacked on the substrate, the semiconductor chip is held on the substrate due to the viscosity of the flux. Therefore, after the semiconductor chip is stacked on the substrate, the connection electrode and the connection terminal are joined. By the time, the positional deviation between the substrate and the semiconductor chip does not occur, and the manufacturing efficiency can be improved. Furthermore, since the applied flux is washed after the lamination process is completed, the sealing resin is not sealed with the flux remaining, and the reliability of the semiconductor device can be improved.
Further, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the second aspect of the present invention, the support member is , It is a member having electrical insulation, and the arranging step includes a mounting step of mounting a plurality of the supporting members on the surface of the substrate on which the connection electrodes are formed.
According to this invention , Since the support member has electrical insulation, the connection terminal is not short-circuited through the support member. Also, Since the plurality of support members are mounted on the substrate at one time, the support members can be efficiently arranged without causing a significant decrease in manufacturing efficiency.
Further, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the second aspect of the present invention, the placing step includes a resin coating step in which a resin is applied to a thickness approximately equal to the interval between the substrate and the semiconductor chip to be stacked, Forming a support member by patterning a resin into a predetermined shape.
According to the present invention, since the resin is applied to the same thickness as the interval between the substrate to be laminated and the semiconductor chip, and the support member is formed by patterning the resin, the semiconductor chip is hardly bent. In addition, since the shape of the support member can be arbitrarily set, it is possible to make the shape of the support member a shape that increases the filling rate according to, for example, the viscosity of the resin.
A semiconductor device of the present invention is manufactured by any one of the semiconductor device manufacturing methods described above.
An electronic apparatus according to the present invention includes the above-described semiconductor device.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a semiconductor device manufacturing method, a semiconductor device, and an electronic apparatus according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1A and 1B are external perspective views of a semiconductor chip used in a method for manufacturing a semiconductor device according to an embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a top view and FIG. 1B is a bottom view. As shown in FIG. 1, the
[0012]
The
[0013]
The projecting portion of the
[0014]
[Method for Manufacturing Semiconductor Chip 1]
Here, a method for manufacturing the
[0015]
The
[0016]
In addition, an
[0017]
The
[0018]
A
[0019]
The
[0020]
First, a resist (not shown) is applied on the entire surface of the
[0021]
When a resist is applied onto the
[0022]
Note that dry etching is preferably applied to the etching of the
[0023]
When the above steps are completed, the
[0024]
Further, using the resist used in the above steps as a mask, the
[0025]
In the above process, the etching is repeated using the same resist mask. However, the resist may be patterned again after each etching step. Further, after opening the opening H2 formed in the
[0026]
When the above steps are completed, the
[0027]
As shown in FIG. 4B, since the
[0028]
Further, as shown in FIG. 4B, it can be seen that when the hole H3 is formed in the
[0029]
When the above steps are completed, the insulating
[0030]
Subsequently, a resist (not shown) is applied on the entire surface of the insulating
[0031]
When a resist is applied onto the insulating
[0032]
FIG. 5B is a cross-sectional view showing a state where a part of the insulating
[0033]
In this embodiment, the case where the hole H3 (opening H1) is formed in the approximate center of the
[0034]
When the above steps are completed, a step of forming a base film is performed next. FIG. 6A is a cross-sectional view showing a state in which the
[0035]
As shown in FIG. 6A, the
[0036]
When the formation of the
[0037]
When the
[0038]
When the above steps are completed, lead-free solder (Sn / Ag) 18 is formed on the formed
[0039]
[Method of Manufacturing Semiconductor Device Using Semiconductor Chip 1]
Next, a method for manufacturing a semiconductor device using the
[0040]
FIG. 8A is a cross-sectional view of a part of the
[0041]
First, as shown in FIG. 8B, a
[0042]
As described above, when the
[0043]
Referring to FIG. 11A, it can be seen that the plurality of
[0044]
When the arrangement of the
[0045]
When the application of the flux is finished, the
[0046]
FIG. 8C is a cross-sectional view showing a state in which the semiconductor chip C1 is stacked on the
[0047]
When the above steps are completed, the
[0048]
FIG. 11B is a perspective view showing a state where the
[0049]
When the placement of the
[0050]
At this time, the semiconductor chip C1 and the semiconductor chip C2 are held by the adhesive force of the flux applied to the lead-
[0051]
When the above steps are completed, a step of cleaning the applied flux is performed (cleaning step). If flux remains in the manufactured semiconductor device, the reliability may be lowered. Therefore, the flux is removed by cleaning. Here, since the distance between the
[0052]
When the above steps are completed, a sealing resin (underfill) 50 is injected and filled between the
[0053]
Therefore, the injected sealing
[0054]
As described above, in the manufacturing method of the semiconductor device according to the embodiment of the present invention described above, it is made of an electrically insulating material such as glass or ceramics, and its diameter is slightly smaller than the interval between the
[0055]
[Other semiconductor device manufacturing methods]
In the present invention, instead of the arrangement of the
[0056]
12A is a perspective view showing a state in which a plurality of
[0057]
In the example shown in FIG. 12B, a
[0058]
Since these
[0059]
The
[0060]
In the above embodiment, the case where the semiconductor chips C1 and C2 are stacked on the
[0061]
In the above embodiment, the case where the semiconductor chips C1 and C2 are stacked on the
[0062]
The
[0063]
Similar to the semiconductor chips C1 and C2, the
[0064]
Further, a
[0065]
Further, bumps 70 serving as external connection terminals are formed on a part of the
[0066]
The semiconductor device of the form shown in FIG. 13 can be highly integrated while suppressing the height of the semiconductor device because the thinned semiconductor chips C1 and C2 are stacked on the thinned
[0067]
〔Electronics〕
As an electronic apparatus having a semiconductor device according to an embodiment of the present invention, a notebook
[0068]
As mentioned above, although one Embodiment and other embodiment of this invention were described, this invention is not restrict | limited to the said embodiment, It can change freely within the scope of the present invention. For example, in the above-described embodiment, the case where semiconductor chips are stacked on one
[0069]
In the above embodiment, the lead-
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a semiconductor chip used in a method for manufacturing a semiconductor device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a process chart schematically showing a method for manufacturing a
FIG. 3 is a cross-sectional view showing details of a surface portion when processing a
FIG. 4 is a cross-sectional view showing details of a surface portion when processing a
FIG. 5 is a cross-sectional view showing details of a surface portion when processing a
6 is a cross-sectional view showing details of a surface portion when processing a
FIG. 7 is a cross-sectional view of the
FIG. 8 is a process diagram illustrating a method for manufacturing a semiconductor device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a process diagram illustrating a method for manufacturing a semiconductor device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a process diagram illustrating a method for manufacturing a semiconductor device according to an embodiment of the present invention.
11 is a perspective view showing a state in which a
FIG. 12 is a perspective view showing a state in which a support member is formed by patterning in another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a state in which semiconductor chips are stacked on a substrate processed using W-CSP technology.
FIG. 14 is a diagram showing an example of an electronic apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a diagram showing another example of an electronic apparatus according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
16 …… Connection terminal (first connection terminal, second connection terminal)
18 …… Lead-free solder (solder)
40 …… Interposer (substrate)
44 …… Connection electrode
46 …… Support ball (support member)
48 …… Support ball (support member)
52 …… Support pillar (support member)
54 …… Support pillar (support member)
60 …… Processed substrate (substrate)
C1 …… Semiconductor chip
C2 ... Semiconductor chip
Claims (7)
前記第1半導体チップの一面側に孔部を穿孔し、前記孔部内に金属材料を埋設して前記第1接続端子を形成する工程と、前記第1半導体チップの他面側から前記第1半導体チップを薄板化することで前記他面に前記第1接続端子の一部を突出させる工程とを含む工程により、薄板化された前記第1半導体チップの両面に突出する前記第1接続端子を形成する工程と、
前記第2半導体チップの一面側に孔部を穿孔し、前記孔部内に金属材料を埋設して前記第2接続端子を形成する工程と、前記第2半導体チップの他面側から前記第2半導体チップを薄板化することで前記他面に前記第2接続端子の一部を突出させる工程とを含む工程により、薄板化された前記第2半導体チップの両面に突出する前記第2接続端子を形成する工程と、
前記第1半導体チップの能動面とは反対側の面上の少なくとも中央部に、積層された前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとの間隔と同程度の大きさを有し、前記第1半導体チップ及び第2半導体チップを支持するための支持部材を配置する配置工程と、
前記第1半導体チップの前記支持部材が配置された面と前記第2半導体チップの能動面とを対向させて前記第1接続端子と前記第2接続端子との位置を合わせ、前記第1接続端子と前記第2接続端子の間に接合材を介在させた状態で、前記第1半導体チップに前記第2半導体チップを積層する積層工程と、
前記接合材を溶融させた後に固化させることで、前記第1接続端子の突出高さと前記第2接続端子の突出高さとにより形成される間隙内に前記支持部材を保持した状態で前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとを接合する工程と、
積層した前記第1半導体チップと前記第2半導体チップとの間に、毛細管現象を利用して封止樹脂を充填する充填工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。A structure in which a thin plate-like first semiconductor chip in which protrusion-like first connection terminals are arranged on the periphery and a thin plate-like second semiconductor chip in which protrusion-like second connection terminals are arranged on the periphery are stacked. In a manufacturing method of a semiconductor device for manufacturing a semiconductor device having
Forming a hole on one side of the first semiconductor chip and embedding a metal material in the hole to form the first connection terminal; and forming the first semiconductor chip from the other side of the first semiconductor chip. Forming the first connection terminal projecting on both surfaces of the thinned first semiconductor chip by a step including a step of projecting a part of the first connection terminal on the other surface by thinning the chip. And a process of
Forming a second connection terminal by piercing a hole in one surface of the second semiconductor chip and embedding a metal material in the hole; and the second semiconductor from the other surface of the second semiconductor chip. Forming the second connection terminal projecting on both surfaces of the thinned second semiconductor chip by a process including a step of projecting a part of the second connection terminal on the other surface by thinning the chip And a process of
The first semiconductor chip has a size approximately equal to the interval between the stacked first semiconductor chip and the second semiconductor chip at least in a central portion on a surface opposite to the active surface of the first semiconductor chip. An arrangement step of arranging a supporting member for supporting the first semiconductor chip and the second semiconductor chip;
The surface of the first semiconductor chip on which the support member is disposed and the active surface of the second semiconductor chip face each other so that the first connection terminal and the second connection terminal are aligned , and the first connection terminal And laminating the second semiconductor chip on the first semiconductor chip with a bonding material interposed between the second connection terminals ,
The first semiconductor is held in a state where the supporting member is held in a gap formed by the protruding height of the first connection terminal and the protruding height of the second connection terminal by solidifying the bonding material after melting. Bonding the chip and the second semiconductor chip;
And a filling step of filling a sealing resin between the first semiconductor chip and the second semiconductor chip stacked using a capillary phenomenon .
前記半導体チップの一面側に孔部を穿孔し、前記孔部内に金属材料を埋設して前記接続端子を形成する工程と、前記半導体チップの他面側から前記半導体チップを薄板化することで前記他面に前記接続端子の一部を突出させる工程とを含む工程により、薄板化された前記半導体チップの両面に突出する前記接続端子を形成する工程と、
前記基板の前記接続電極が突出して形成された面上の少なくとも中央部に、積層された前記基板と前記半導体チップとの間隔と同程度の大きさを有し、前記半導体チップを支持するための支持部材を配置する配置工程と、
前記基板の前記支持部材が配置された面上に、前記接続電極と前記接続端子との位置を合わせ、前記接続電極と前記接続端子の間に接合材を介在させた状態で、前記基板に前記半導体チップを積層する積層工程と、
前記接合材を溶融させた後に固化させることで、前記接続電極の突出高さと前記接続端子の突出高さとにより形成される間隙内に前記支持部材を保持した状態で前記接続電極が形成された基板上に前記半導体チップを接合する工程と、
積層した前記基板と前記半導体チップとの間に、毛細管現象を利用して封止樹脂を充填する充填工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。On the substrate on which the connection electrodes are arranged and formed, in a manufacturing method of a semiconductor device for manufacturing a semiconductor device having a structure in which protruding connection terminals by laminating thin plate-like semiconductor chips that are arranged formed in the peripheral portion,
A step of drilling a hole on one side of the semiconductor chip, embedding a metal material in the hole to form the connection terminal, and thinning the semiconductor chip from the other side of the semiconductor chip Forming the connection terminal projecting on both surfaces of the thinned semiconductor chip by a process including a step of projecting a part of the connection terminal on the other surface;
In at least the central portion on the connection electrode of the substrate is formed to protrude surface has a size comparable to the distance between the laminated substrate and the semiconductor chip, for supporting said semiconductor chip An arrangement step of arranging the support member;
On the surface of the substrate on which the support member is disposed, the position of the connection electrode and the connection terminal is aligned , and a bonding material is interposed between the connection electrode and the connection terminal, and A stacking step of stacking semiconductor chips;
A substrate on which the connection electrode is formed in a state where the support member is held in a gap formed by the protrusion height of the connection electrode and the protrusion height of the connection terminal by solidifying the bonding material after melting. Bonding the semiconductor chip on top;
And a filling step of filling a sealing resin between the laminated substrate and the semiconductor chip by utilizing a capillary phenomenon .
前記半導体チップの一面側に孔部を穿孔し、前記孔部内に金属材料を埋設して前記接続端子を形成する工程と、前記半導体チップの他面側から前記半導体チップを薄板化することで前記他面に前記接続端子の一部を突出させる工程とを含む工程により、薄板化された前記半導体チップの両面に突出する前記接続端子を形成する工程と、 A step of drilling a hole on one side of the semiconductor chip, embedding a metal material in the hole to form the connection terminal, and thinning the semiconductor chip from the other side of the semiconductor chip Forming the connection terminal projecting on both surfaces of the thinned semiconductor chip by a process including a step of projecting a part of the connection terminal on the other surface;
前記処理基板の前記接続電極が形成された面上の少なくとも中央部に、積層された前記処理基板と前記半導体チップとの間隔と同程度の大きさを有し、前記半導体チップを支持するための支持部材を配置する配置工程と、 At least a central portion on the surface of the processing substrate on which the connection electrode is formed has the same size as the interval between the stacked processing substrate and the semiconductor chip, and supports the semiconductor chip. An arrangement step of arranging the support member;
前記処理基板の前記支持部材が配置された面と前記半導体チップの能動面とを対向させて前記接続電極と前記接続端子との位置を合わせ、前記接続電極と前記接続端子の間に接合材を介在させた状態で、前記処理基板に前記半導体チップを積層する積層工程と、 The surface of the processing substrate on which the support member is disposed and the active surface of the semiconductor chip are opposed to align the connection electrode and the connection terminal, and a bonding material is provided between the connection electrode and the connection terminal. A stacking step of stacking the semiconductor chip on the processing substrate in an interposed state;
前記接合材を溶融させた後に固化させることで、前記接続電極の突出高さと前記接続端子の突出高さとにより形成される間隙内に前記支持部材を保持した状態で前記処理基板と前記半導体チップとを接合する工程と、 The processing substrate and the semiconductor chip are held in a state where the support member is held in a gap formed by the protruding height of the connection electrode and the protruding height of the connection terminal by solidifying the bonding material after melting. Joining the steps,
積層した前記処理基板と前記半導体チップとの間に、毛細管現象を利用して封止樹脂を充填する充填工程と A filling step of filling a sealing resin between the laminated processing substrate and the semiconductor chip using a capillary phenomenon; and
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 A method for manufacturing a semiconductor device, comprising:
前記配置工程は、複数の前記支持部材を一度に搭載する搭載工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。The support member is a member having electrical insulation,
The arrangement The method for manufacturing a semiconductor device according to claim 1 to any one of claims 3, characterized in that it comprises a mounting step for mounting the support member of several at a time.
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