JP2005125425A - 衝撃式締付工具 - Google Patents

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Masaru Mizuhara
勝 水原
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Abstract

【課題】 熟練を要する組立作業が不要であり、低コストであり、且つ、工具全体が大型・重量化しない衝撃式締付工具を提供すること。
【解決手段】 モータ10の回転力を衝撃発生機構によって間欠的な衝撃に変換し、前記衝撃力によって付与されるメインシャフト12の回転力によりネジ部材を締め付ける形式の衝撃式締付工具であって、工具を構成する回転部と一体回転すべく設けたロータリーエンコーダ20により当該回転部の回転角度を検出すると共に、前記回転角度を二度微分して角加速度を演算し、前記角加速度をトルク比例信号として出力するようにしてある。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ボルトやナット(ネジ部材)の締付トルクが所定の締付トルク(設定締付トルク)に達したときにモータを自動停止させる形式の衝撃式締付工具に関するものである。
この種の衝撃式締付工具としては、既に、下記に記述するものが特許公報において開示されている(特許文献1)。
この衝撃式締付工具では、動力伝達軸の外周面に歪ゲージを貼着してあり、ネジ部材を締め付けたときに生じる動力伝達軸の捩じれ量(歪み量)を歪ゲージを介して電圧変換し、この電圧が適正締付トルクと対応する設定値に達したときにエアーモータへの空気の供給を停止するようにしている。
したがって、この衝撃式締め付け工具を使用した場合、ネジ部材を必要以上の締付トルクで締め付けるようなことはなくなり、都合がよい。
しかしながら、上記衝撃式締付工具では、動力伝達軸に歪ゲージを貼着する作業が非常に繊細であることから熟練を要し、このためコスト高になる。また、関連部品も必要になるため工具全体が大型化し、重量も大きくなるという問題があった。
そこで、上記問題を解決するため、モータの回転力を衝撃発生機構によって間欠的な衝撃力に変換し、前記衝撃力によって付与されるメインシャフトSの回転力によりネジ部材を締め付ける形式の衝撃式締付工具に以下に示す構成を付加したものを開発した。
この衝撃式締付工具では、モータと一体的に回転すべく設けてあり且つ衝撃力発生毎のモータの回転減速時において慣性力により揺動する揺動体と、前記揺動体の揺動をシャフトの直線運動に変更する変換機構と、前記シャフトの直線運動方向線上に配置され且つシャフトの接近量と対応する電圧を出力するすきま検出センサーと、前記すきま検出センサからの電圧出力が充電されるコンデンサーとを具備しており、前記コンデンサーの両端の電圧が、適正締付トルクの大きさと対応する設定値に達したときに上記モータが回転停止状態になるようにしてある。
したがって、衝撃式締付工具では、熟練を要する組立作業が不要となり低コストになったが、付加する構成部材が多いため、大型化すると共に重くなってしまうという件題については課題が解決できなかった。
特許第3394994号公報
そこで、この発明は、熟練を要する組立作業が不要であり、低コストであり、且つ、工具全体が大型・重量化しない衝撃式締付工具を提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明は、モータの回転力を衝撃発生機構によって間欠的な衝撃に変換し、前記衝撃力によって付与されるメインシャフトの回転力によりネジ部材を締め付ける形式の衝撃式締付工具であって、工具を構成する回転部と一体回転すべく設けたロータリーエンコーダにより当該回転部の回転角度を検出すると共に、前記回転角度を二度微分して角加速度を演算し、前記角加速度をトルク比例信号として出力するようにしてある。
(請求項2記載の発明)
この発明は、モータの回転力を衝撃発生機構によって間欠的な衝撃に変換し、前記衝撃力によって付与されるメインシャフトの回転力によりネジ部材を締め付ける形式の衝撃式締付工具であって、工具を構成する回転部と一体回転すべく設けたロータリーエンコーダにより当該回転部の回転角度を検出すると共に、前記回転角度を二度微分して角加速度を演算し、前記角加速度に慣性モーメントや補正値を含んだ係数を掛けたものをトルク値として出力するようにしている。
この発明の衝撃式締付工具は以上に述べたように構成されているので、熟練を要する組立作業が不要であり、低コストであり、且つ工具全体が大型・重量化しないものにできる。
以下、この発明の衝撃式締付工具を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例1の衝撃式締付工具の概念図、図2は前記衝撃式締付工具のトルクセンサの信号処理プロセスをブロック図として表した説明図、図3は前記衝撃式締付工具の締付工具本体1の断面図、図4は前記衝撃式締付工具を構成するトルクセンサ2から出力された回転角度、角速度、角加速度をグラフ化した図を示している。
(この衝撃式締付工具の基本的構成について)
この実施例1の衝撃式締付工具は、図1や図2に示すように、連続回転駆動するモータ10と、当該モータ10による連続した回転力を断続的なパルス出力に変換するパルス発生部11と、ネジ部材に係合されパルス発生部11の断続的なパルス出力によりネジ部材を締付けるシャフト部12とを有する締付工具本体1に、パルス発生部11の断続的なパルス出力によるネジ部材への締付けトルク比例信号を出力するトルクセンサ2を具備させ、さらに、前記トルク比例信号に係数を掛けた波形における回転角360°毎の最大値(ピーク値)が、予め設定された目標締付トルク値に達したときに、モータ停止信号を発する締付けトルク管理用コントローラ3を具備させてある。
(締付工具本体1について)
締付工具本体1は、上述した如く図3に示すように、モータ10と、パルス発生部11と、シャフト部12と、スロトッルレバー13とを具備する公知のものを使用しており、前記スロットルレバー13の押し込み操作によりモータ10が回転せしめられ、その回転がパルス発生部11を介してシャフト部12に伝達されるようになっている。
(トルクセンサ2について)
トルクセンサ2は、図1に示すように、工具を構成する回転部であるモータ10と一体回転すべく設けたロータリーエンコーダ20により当該モータ10の回転角度を検出すると共に、前記回転角度を二度微分して角加速度を演算し、前記角加速度に慣性モーメントや補正値を含んだ係数を掛けたものをトルク値として出力するようにしている。これを、具体的に信号処理プロセスをブロック毎に示すと、図2に示すように、ロータリーエンコーダ20と、増幅・波形成形器21と、デコーダ(回転方向弁別)22と、プリセット型Up/Downカウンタ23と、D/Aコンバータ24と、F/Vコンバータ25と、ハイパスフィルタ26とから構成されており、前記ロータリーエンコーダ20からの出力を増幅・波形成形器21を通し、デコーダ22とプリセット型Up/Downカウンタ23とD/Aコンバータ24により回転角度として、デコーダ22とF/Vコンバータ25により角速度として、デコーダ22とF/Vコンバータ25とハイパスフィルタ26により角加速度として、それぞれ検出するようにしている。
ロータリーエンコーダ20は、図2や図3に示すように、モータ10の後端部にネジ止めされ且つモータ10の回転軸芯と同軸上で一体回転するマグネットロータ20aと、前記マグネットロータ20aの外周面に臨ませたMRセンサ20bとからなり、モータ10と一体回転するマグネットロータ20aの回転角に応じた波形を出力するものである。なお、ロータリーエンコーダ20は例えば180〜360パルス/回転の性能を有するものが一般的であるが、360パルス/回転以上の性質のものが好ましい。但し、180パルス/回転の性質のものを、電気的に倍精度にすることもできる。
増幅・波形成形器21は、ロータリーエンコーダ20の出力波形を、デジタル波形に変換できるレベルまで増幅し、アナログ波形をデジタル波形に変換するものである。
デコーダ22は、パルス列で出力される信号をCW(Up)、CCW(Down)信号に変換するものである。
プリセット型Up/Downカウンタ23は、CW/CCW方向の回転信号に追随して、回転角度を検出するカウンタである。
D/Aコンバータ24は、デジタル信号を汎用レコーダでモニタするためアナログ信号に変換するものである。
F/Vコンバータ25は、ロータリーエンコーダ1の出力を周波数変換(微分処理)し、汎用レコーダ用にアナログ電圧出力するものである。
ハイパスフィルタ26は、アナログ出力された角速度信号を微分処理し、角加速度信号を出力するものである。
上記のようなトルクセンサ2により検出された回転角度、角速度、角加速度をグラフ化したものを図4に示す。
なお、物理公式では角加速度とトルクとの関係は以下のようになっている。
トルク=慣性モーメント×角加速度
すなわち、前記の演算で得られた角加速度に、レンチ機種毎に一定の慣性モーメントを掛けることによってトルクが求められる。
しかしながら衝撃工具の場合、現実には慣性モーメントだけではなく、締付ワークの特性に関わる補正値も含めて係数としたものを掛けることによりトルク値が求められることになる。
(締付けトルク管理用コントローラ3について)
締付けトルク管理用コントローラ3は、測定されたトルク値が、予め設定された目標締付トルク値に達したときに、電磁弁にモータ停止信号を発するものとしてある。つまり、このモータ停止信号により、圧縮空気供給源からモータ10への空気の供給が電磁弁により遮断され、工具は停止する。
(この衝撃式締付工具の優れた点について)
上述した如く、動力伝達軸に歪ゲージを貼り付ける形式の衝撃式締付工具では、組立作業に熟練を要するため、コスト高になる。これに対して、この実施形態の衝撃式締付工具では、ロータリーエンコーダ20の設置は、マグネットロータ20aをモータ10の後端部にネジ止めし、MRセンサ20bをマグネットロータ20aの外周面付近に配置させるだけであるから、熟練を要する組立作業が不要である。また、マグネットロータ20aの回転角度をMRセンサ20bを非接触で検出するものであるから、歪ゲージ式に比べて部品点数が少なく低コストになる。
また、上記した如く、揺動体、変換機構及びすきま検出センサー等多数の構成部材が付加された衝撃式締付工具では、大型・重量化する。これに対して、この実施形態の衝撃式締付工具では、基本的にはトルクセンサはマグネットロータ20aとMRセンサ20b等のみや電子機器等から構成された小さなものであるから、大型・重量化しない。
さらに、従来からロータリーエンコーダを使用してトルク管理を行った衝撃式締付工具もあるが、当該工具では打撃時の跳ね返り角度(図4の回転角度−時間のグラフに示す)を抽出する形式を採っているので、特にインパルスレンチにおいては一定以下のトルク範囲では跳ね返りが発生しないため(図4の回転角度部分 最初から3打撃分)、ロータリーエンコーダでのトルク管理は不可能であった。これに対して、回転角度を2度微分することにより、跳ね返り角度が発生しない場合でも角加速度では確実に波形は発生するので、その角加速度による信号をトルク比例信号とし、その信号に係数を掛けることにより、トルクを抽出でき、トルク管理を行うことができる。
上記実施例1の構成にかえて、図2において破線で囲まれた、デコーダ(回転方向弁別)22と、プリセット型Up/Downカウンタ23と、D/Aコンバータ24と、F/Vコンバータ25と、ハイパスフィルタ26によるプロセスを、図5に示すように、信号処理をCPUでデジタル処理するようにしてもよい。この構成を採用した場合、ハードウエアの構成が小型でシンプルになり、ソフトウエア的にも合理化できる。
この発明の実施形態の衝撃式締付工具の概念図。 前記衝撃式締付工具のトルクセンサの信号処理プロセスをブロック図として表した説明図。 前記衝撃式締付工具の締付工具本体1の断面図。 前記衝撃式締付工具を構成するトルク信号検出部により検出された回転角度、角速度、角加速度をグラフ化した図。 前記衝撃式締付工具において、信号処理をCPUでデジタル処理した場合の概念図。
符号の説明
1 締付工具本体
2 トルクセンサ
10 モータ
11 パルス発生部
12 シャフト部
20 ロータリーエンコーダ
21 増幅・波形成形器
22 デコーダ
23 プリセット型Up/Downカウンタ
24 D/Aコンバータ
25 F/Vコンバータ
26 ハイパスフィルタ

Claims (2)

  1. モータの回転力を衝撃発生機構によって間欠的な衝撃に変換し、前記衝撃力によって付与されるメインシャフトの回転力によりネジ部材を締め付ける形式の衝撃式締付工具であって、工具を構成する回転部と一体回転すべく設けたロータリーエンコーダにより当該回転部の回転角度を検出すると共に、前記回転角度を二度微分して角加速度を演算し、前記角加速度をトルク比例信号として出力するようにしたことを特徴とする衝撃式締付工具。
  2. モータの回転力を衝撃発生機構によって間欠的な衝撃に変換し、前記衝撃力によって付与されるメインシャフトの回転力によりネジ部材を締め付ける形式の衝撃式締付工具であって、工具を構成する回転部と一体回転すべく設けたロータリーエンコーダにより当該回転部の回転角度を検出すると共に、前記回転角度を二度微分して角加速度を演算し、前記角加速度に慣性モーメントや補正値を含んだ係数を掛けたものをトルク値として出力するようにしたことを特徴とする衝撃式締付工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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