JP2005125350A - 抵抗溶接の溶接電流制御方法及び装置 - Google Patents

抵抗溶接の溶接電流制御方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】折り曲げターミナルにおける割れの発生を確実に防止できる抵抗溶接の溶接電流制御方法及び装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の抵抗溶接の溶接電流制御装置1は、溶接電源2と、電極3と、温度センサ4(温度計測手段)と、電流センサ5と、電流制御装置6(溶接電流制御手段)とから構成されている。そして、電流制御装置6が、温度センサ4の計測結果に基づき、溶接電流を制御することを特徴とする。これにより、略U字状のターミナル7aの連結部7dにおける割れの発生を確実に防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の被溶接部材を電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接の溶接電流制御方法及びその装置に関する。
自動車用電装品に用いられるモータにおいて、そのモータ巻線をターミナルに接続する方法として、抵抗溶接が広く用いられている。例えば、略U字状のターミナルと、ターミナルに挟持されたモータ巻線とを、対をなす電極により加圧しながら溶接電流を流すと、ジュール熱により部分的に溶融した後凝固して、それらは接合される。
ところで、折り曲げターミナルと、ターミナルに挟持された被覆電線とを接合する抵抗溶接の制御装置として、例えば、特開2002−164142号公報に開示された制御装置がある。この抵抗溶接の制御装置は、上部電極の変位量を計測し、変位量及びその変位量の変化に基づいて溶接電流を制御する。具体的には、上部電極の変位量の変化から被覆電線の被膜剥離を判断し、被膜剥離後、溶接電流の大きさを増加させる。そして、上部電極の変位量が、予め設定された移動位置(変位量)に達したとき、溶接電流の通電を停止する。これにより、被覆電線の被膜剥離不足と溶接強度不足不良とを防止できる。
特開2002−164142号公報
ところで、折り曲げターミナルと、ターミナルに挟持された被覆電線とを抵抗溶接する場合、ターミナルの折り曲げ部の内側に割れが発生する場合がある。この割れは、折り曲げ部に電流が集中することにより、折り曲げ部が局部的に発熱し発生するものと考えられる。そして、この割れが発生した場合、ターミナルが経年変化により破損又は破断し、接触不良を引き起こす可能性がある。しかし、前述したような、電極の変位量によってのみ溶接電流を制御する抵抗溶接の制御装置では、ターミナルの折り曲げ部における電流の集中を防ぐことはできず、折り曲げ部内側に発生する割れを防止できない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、折り曲げターミナルにおける割れの発生を確実に防止できる抵抗溶接の溶接電流制御方法及び装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、被溶接部材の略U字状の連結部の温度に基づき、溶接電流を制御することにより、連結部における割れの発生を確実に防止できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法は、互いに対向する2つの板部と2つの前記板部の端部を連結する略U字状の連結部とからなる第1被溶接部材と前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とを対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接の溶接電流制御方法において、前記第1被溶接部材の連結部の温度を計測する温度計測工程と、前記温度計測工程の計測結果に基づいて前記溶接電流を制御する溶接電流制御工程とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法は、請求項1に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法において、前記溶接電流制御工程は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が設定値以上である場合に、前記溶接電流を減少させる工程であることを特徴とする。
請求項3に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法は、請求項1又は2に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法において、前記溶接電流制御工程は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したときに、前記溶接電流を増加させる工程であることを特徴とする。
請求項4に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法は、請求項3に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法において、前記溶接電流制御工程は、前記第1被溶接部材の連結部の時間に対する温度変化が負となったとき、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したと判断する工程であることを特徴とする。
請求項5に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置は、互いに対向する2つの板部と2つの前記板部の端部を連結する略U字状の連結部とからなる第1被溶接部材と前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とを対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接の溶接電流制御装置において、前記第1被溶接部材の連結部の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段における計測結果に基づいて前記溶接電流を制御する溶接電流制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置は、請求項5に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置において、前記溶接電流制御手段は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が設定値以上である場合に、前記溶接電流を減少させることを特徴とする。
請求項7に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置は、請求項5又は6に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置において、前記溶接電流制御手段は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したときに、前記溶接電流を増加させることを特徴とする。
請求項8に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置は、請求項7に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置において、前記溶接電流制御手段は、前記第1被溶接部材の連結部の時間に対する温度変化が負となったとき、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したと判断することを特徴とする。
請求項1に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法によれば、温度計測工程で、第1被溶接部材の連結部温度を計測する。さらに、溶接電流制御工程で、温度計測工程の計測結果に基づいて溶接電流を制御する。ところで、第1被溶接部材の連結部の割れは、連結部に電流が集中することにより、連結部が局部的に発熱し発生するため、その発生タイミングは、連結部の温度を計測することによって知ることができる。また、連結部の温度は、溶接電流を制御することによって調節することができる。従って、溶接電流制御工程が、温度計測工程の計測結果に基づいて、連結部の温度を調節することにより、溶接電流制方法は、連結部の割れの発生を防止することができる。
請求項2に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法によれば、第1被溶接部材の連結部の温度が設定値以上であるとき、溶接電流制御工程で溶接電流を減少させる。ところで、前述したように、第1被溶接部材の連結部の割れの発生タイミングは、より具体的には、連結部の温度が設定値以上になったことによって知ることができる。また、連結部の温度は、より具体的には、溶接電流を減少させることによって調整することができる。従って、連結部の温度が設定値以上であるとき、溶接電流制御工程が溶接電流を減少させ、連結部の温度を下げることにより、溶接電流制御方法は、連結部の割れの発生をより確実に防止することができる。
請求項3に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法によれば、第1被溶接部材の連結部の温度が低下したとき、溶接電流制御工程で溶接電流を増加させる。ところで、第2被溶接部材を挟持する第1溶接部材は、対をなす電極に加圧されることにより変形し、第1被溶接部材の一端部が第1被溶接部材の他部と接触する。そして、被溶接部材の温度計測結果である図5に示すように、被溶接部材の温度が充分に上昇する前に一端部が他部と接触すると、第1被溶接部材の熱の一部が温度の低い他部へ伝達し、第1被溶接部材の連結部の温度が低下する。ただし、被溶接部材の温度が充分に上昇した状態では、第1被溶接部材の連結部の温度が低下することはない。そのため、連結部の温度が低下したときに溶接電流を増加させても、即座に、連結部の割れが発生することはない。ここで、被溶接部材に同じ溶接エネルギーを供給する場合、溶接電流の大きい方が、溶接電流の小さい場合に比べ、その通電時間を短くできる。従って、連結部の温度が低下したとき、溶接電流制御工程が溶接電流を増加させることにより、溶接電流制御方法は、連結部の割れを発生させることなく、溶接時間を短縮することができる。
請求項4に記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法によれば、溶接電流制御工程で、第1被溶接部材の連結部の温度の低下するタイミングを確実に判定することができる。そのため、溶接電流制御方法は、連結部における割れの発生タイミングを精度よく判定でき、より確実に溶接時間の短縮を図ることができる。
請求項5に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置によれば、溶接電流制御手段が、温度計測手段の計測結果に基づいて、連結部の温度を調整することにより、連結部の割れの発生を防止することができる。
請求項6に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置によれば、連結部の温度が設定値以上であるとき、溶接電流制御手段が溶接電流を減少させ、連結部の温度を下げることにより、連結部の割れの発生をより確実に防止することができる。
請求項7に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置によれば、連結部の温度が低下したとき、溶接電流制御手段が溶接電流を増加させることにより、連結部の割れを発生させることなく、溶接時間を短縮することができる。
請求項8に記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置によれば、連結部における割れの発生タイミングを精度よく判定でき、より確実に溶接時間の短縮を図ることができる。
本実施形態は、抵抗溶接の溶接電流制御方法及びその装置を、自動車用電装品に用いられるモータのモータ巻線とターミナルの接合に適用した例を示す。はじめに抵抗溶接の溶接電流制御装置について説明し、その後、その装置における溶接電流制御方法について説明する。
本実施形態における抵抗溶接の溶接電流制御装置の構成図を図1に、溶接電流制御方法に関するフローチャートを図2に、抵抗溶接時における被溶接部材の温度波形及び溶接電流波形を図3及び図4に示す。
まず、図1を参照して抵抗溶接の溶接電流制御装置1の具体的構成について説明する。図1に示すように、抵抗溶接の溶接電流制御装置1は、溶接電源2と、電極3と、温度センサ4(温度計測手段)と、電流センサ5と、電流制御装置6(溶接電流制御手段)とを備えている。
溶接電源2は、溶接タイマ2aと、溶接トランス2bとから構成され、指定された大きさの溶接電流を指定された時間供給する。溶接トランス2bは、入力端が溶接タイマ2aを介して電源(図略)に接続され、出力端は、後述する電極3に接続されている。そして、溶接タイマ2aが、後述する電流制御装置6の指示に基づき、溶接電流の大きさ及び通電時間を可変することにより、溶接トランス2bは、電極3を通して後述する被溶接部材7に溶接電流を供給する。
電極3は、固定電極3aと、可動電極3bとから構成されている。固定電極3aは、タングステンからなる円柱体であり、溶接トランス2bの一方の出力端と接続され、軸心を上下方向に向けた状態で抵抗溶接装置本体(図略)に固定されている。可動電極3bは、固定電極3aと同様に、タングステンからなる円柱体であり、溶接トランス2bの他方の出力端と接続され、先端面が固定電極3aの先端面と対向するとともに、加圧シリンダー(図略)を介して上下動可能に支持されている。そして、被溶接部材7が固定電極3aの先端面に接触した状態で配設され、可動電極3bが加圧シリンダーにより下降し、固定電極3aとの間で被溶接部材7を加圧するとともに、被溶接部材7に溶接電源2から供給される溶接電流を流す。ここで、被溶接部材7は、スズメッキの施された黄銅(Cu:70〜85%、Zn:30〜15%)の薄板からなる略U字状のターミナル7a(第1被溶接部材)と、ターミナル7aに挟持された絶縁皮膜を有する銅線7e(第2被溶接部材)とから構成されている。さらに、ターミナル7aは、板部7b,7cと、それらの端部を連結する連結部7dとから構成されている。
温度センサ4は、高温を非接触で計測できる放射温度計であり、略U字状のターミナル7aの連結部7dの温度を計測できる位置に固定され、温度に応じた電圧を出力する。
電流センサ5は、大電流を計測できるクランプ電流計であり、溶接電源2と電極3とを接続するケーブルにクランプされた状態で配設され、被溶接部材7に流れる溶接電流の大きさに応じた電圧を出力する。
電流制御装置6は、計測部6aと、温度判定部6bとからなり、マイクロコンピュータを含む電子回路で構成される。計測部6aは、温度センサ4及び電流センサ5の出力と接続され、溶接電流の通電開始から終了までの間、各センサからの出力を所定のサンプリング周期で読み込み、必要に応じてデータ変換する。温度判定部6bは、計測部6aと接続され、計測部6aで変換された温度データTから、ターミナル7aの連結部7dの温度状態を判定する。さらに、その判定結果に基づき、必要に応じて、溶接電源2に溶接電流の変更を指示する。
次に、図2〜4を参照して抵抗溶接の溶接電流制御装置1における溶接電流制御方法について具体的に説明する。溶接電流制御方法は、図2に示すように、電流制御装置6の計測部6aにおけるステップS1〜S2及びS9と、温度判定部6bにおけるステップS3〜S8とからなる処理によって構成される。
まず、抵抗溶接を開始する指令が、プログラマブルコントローラ(図略)を介して溶接電源2に入力される。すると、溶接電源2は、電極3を通して被溶接部材7に予め指定された大きさの溶接電流を通電し始める。このとき、電流センサ5が溶接電流を計測し、その出力が電流制御装置6の計測部6aに入力される。電流制御装置6の計測部6aは、電流センサ5の出力から、溶接電流が流れ、通電が開始されたことを確認(S1)すると、温度センサ4及び電流センサ5の出力を一定のサンプリング周期で読み込み、必要に応じてデータ変換(S2)する。
溶接電流の通電が開始されると、電流制御装置6の温度判定部6bが、計測部6aで計測処理のなされた温度データTにより、時間に対する温度変化量ΔTを演算(S3)する。この温度変化量ΔTは、ターミナル7aの連結部7dにおける温度変化の値である。さらに、電流制御装置6の温度判定部6bは、温度変化量ΔTの演算結果から、温度変化が負であるかを確認(S4)する。ここで、図3に示すように、温度変化量ΔTが負である場合(図中の時間t1に相当)、温度判定部6bは、ターミナル7aの連結部7dの温度が低下しており、溶接電流を上げても、即座に、ターミナル7aの連結部7dで割れが発生することはないと判定する。そして、溶接電源2に対して、溶接電流指令を増加するとともに、通電時間を短縮するよう指示(S5)する。
これに対し、温度変化量ΔTが負でない場合、電流制御装置6の温度判定部6bは、ターミナル7aの連結部7dにおける温度データTを、設定値Trと比較(S6)する。この設定値Trは、予め実施しておいた被溶接部材7の溶接試験の結果に基づき、ターミナル7aの連結部7dで割れが発生する温度T0より低い最適な値に設定されている。ここで、図4に示すように、温度データTが設定値Tr以上である場合(図中の時間t2に相当)、電流制御装置6の温度判定部6bは、同じ大きさの溶接電流を通電し続けると、ターミナル7aの連結部7dで、割れが発生する可能性があると判定する。そして、溶接電源2に対して、溶接電流指令を減少するとともに、通電時間を延長するよう指示(S7)する。
温度データTが設定値Tr未満である場合、又は、前記ステップS5、S7の処理を完了した場合、電流制御装置6の温度判定部6bは、次のサンプリング周期後に読み込まれたデータを指定(S8)する。この後、電流制御装置6の計測部6aが、電流センサ5の出力から、溶接電流が流れなくなり、通電が終了したことを確認(S9)するまで、温度判定部6bは、前記ステップS2〜S9の処理を繰り返し実施する。
以上説明したように、抵抗溶接の溶接電流制御装置1において、ターミナル7aの連結部7dの温度が、設定値Tr以上であるとき、電流制御装置6が、溶接電源2に対して、溶接電流を減少するとともに、通電時間を延長するように指示する。そのため、ターミナル7aの連結部7dの温度上昇が抑えられ、連結部7dでの割れの発生を防止することができる。
また、ターミナル7aの連結部7dの時間に対する温度変化量ΔTが負である場合、連結部7dの温度が低下したと判定し、電流制御装置6が、溶接電源2に対して、溶接電流を増加するとともに、通電時間を短縮するように指示する。このとき、即座に、ターミナル7aの連結部7dに割れが発生することはなく、連結部7dでの割れの発生を防止するとともに、溶接時間の短縮を図ることができる。
なお、本実施例においては、ターミナル7aの連結部7dの温度が低下したとき、溶接電流指令をある値に上げているが、この値は、温度の低下幅を演算し、その結果に応じて複数の値から選択するようにしてもよい。また、ターミナル7aの連結部7dの温度データTが設定値Tr以上の場合に、溶接電流指令をある値に下げているが、これに限られるものではない。例えば、温度データTを複数の設定値Tr1〜Trnと比較し、その結果に基づき、溶接電流指令をそれぞれの設定値に対応した複数の値に可変してもよい。
本実施形態における抵抗溶接の溶接電流制御装置の構成図を示す。 本実施形態における抵抗溶接の溶接電流制御方法に関するフローチャートを示す。 本実施形態において温度低下が発生する場合の被溶接部材の温度及び溶接電流の変化を示す。 本実施形態において温度低下が発生しない場合の被溶接部材の温度及び溶接電流の変化を示す。 抵抗溶接時に被溶接部材の一端部が他部と接触した場合の被溶接部材の温度変化を示す。
符号の説明
1 ・・・ 抵抗溶接の溶接電流制御装置
2 ・・・ 溶接電源
3 ・・・ 電極
4 ・・・ 温度センサ
5 ・・・ 電流センサ
6 ・・・ 電流制御装置
6a ・・・ 計測部
6b ・・・ 温度判定部
7 ・・・ 被溶接部材
7a ・・・ ターミナル
7b、7c ・・・ 板部
7d ・・・ 連結部
7e ・・・ 銅線

Claims (8)

  1. 互いに対向する2つの板部と2つの前記板部の端部を連結する略U字状の連結部とからなる第1被溶接部材と前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とを対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接の溶接電流制御方法において、
    前記第1被溶接部材の連結部の温度を計測する温度計測工程と、前記温度計測工程の計測結果に基づいて前記溶接電流を制御する溶接電流制御工程とを備えることを特徴とする抵抗溶接の溶接電流制御方法。
  2. 前記溶接電流制御工程は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が設定値以上である場合に、前記溶接電流を減少させる工程であることを特徴とする請求項1記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法。
  3. 前記溶接電流制御工程は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したときに、前記溶接電流を増加させる工程であることを特徴とする請求項1又は2記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法。
  4. 前記溶接電流制御工程は、前記第1被溶接部材の連結部の時間に対する温度変化が負となったとき、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したと判断する工程であることを特徴とする請求項3記載の抵抗溶接の溶接電流制御方法。
  5. 互いに対向する2つの板部と2つの前記板部の端部を連結する略U字状の連結部とからなる第1被溶接部材と前記第1被溶接部材に挟持される第2被溶接部材とを対をなす電極で加圧するとともに溶接電流を流して接合する抵抗溶接の溶接電流制御装置において、
    前記第1被溶接部材の連結部の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段における計測結果に基づいて前記溶接電流を制御する溶接電流制御手段とを備えることを特徴とする抵抗溶接の溶接電流制御装置。
  6. 前記溶接電流制御手段は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が設定値以上である場合に、前記溶接電流を減少させることを特徴とする請求項5記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置。
  7. 前記溶接電流制御手段は、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したときに、前記溶接電流を増加させることを特徴とする請求項5又は6記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置。
  8. 前記溶接電流制御手段は、前記第1被溶接部材の連結部の時間に対する温度変化が負となったとき、前記第1被溶接部材の連結部の温度が低下したと判断することを特徴とする請求項7記載の抵抗溶接の溶接電流制御装置。
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