JP2005125166A - 油水分離装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】
小型であっても長寿命な濾過器により、被処理液に含まれる油分を含む異物を除去できる油水分離装置を提供することである。
【解決手段】
濾過器50の下流側に減圧室51を設け、処理槽11(の分離部81)に気泡を供給する空気を減圧室から導入できるようにし、濾過器50の通水抵抗が増加したとき上流側と下流側に圧力差を強制的に生じさせて、濾過器内の被処理液60を吸い出す。また、濾過器の抵抗増大をひきおこすフィルタ53での異物54の目詰まりは、濾過器50に気泡を流入させることによって気泡の膨張過程で異物を凝集させて、フィルタ53での目詰まりを解消せしめ、濾過器50としての機能を長期間維持せしめる。
【選択図】 図1

Description

本発明は油水分離装置に係わり、特に、処理槽に貯留した被処理液中に気泡を供給することによって被処理液に含まれる油分を気泡とともに浮上させ、水と油分とを分離させる浮上分離法による油水分離装置に関するものである。
浮上分離法による油水分離装置として、下記する特許文献に記述されるものがある。この装置では、大容量の処理槽から被処理液を汲み上げ、加圧した後に加圧空気を混合溶解させ、処理槽内にノズルから噴射減圧することによって処理槽内の被処理液中に気泡を発生させている。この気泡と油分が付着することで油分は気泡と共に浮上し、油と水分が分離する。
特開平5−317847号公報
上記従来技術において、油水を浮上分離できる条件は被処理液が単なる油と水の混合液の場合である。
しかし、被処理液には一般的に油以外にごみ,錆などが混じっており、これらは油に較べて比重量が大きいため気泡が付着しても浮上せず、液中に浮遊している。また、ごみ,錆などの浮遊物はそれ自体が核となって被処理液中の油を凝集し、気泡による油の浮上を妨げるため油水分離性能が低下する。
そこで浮上分離できない油を含む浮遊物を除去し、被処理液の油分濃度を低減する手段として、処理槽で気泡により油分を分離した後、浮遊物除去を目的とした濾過器に被処理液を通すことを行う。濾過器のフィルタとしては、一般的にごみ,錆を除去できる濾紙,濾布などのほかに、油分の吸着が可能な高分子化学繊維のチップなどが用いられている。
濾過器への被処理液通水は、処理槽と濾過器の水位差によって流れるようになっており、油水分離装置の実用上許容される外形寸法によって、処理槽と濾過器の設計最大水位差が制限される。このため、濾過器の設計は通水抵抗を少なくする必要があり、濾過器を大型にするかフィルタの密度を低減する方法がとられるが、濾過器の大型化は油水分離装置の大型化につながり設置面積が大きくなる。一方、フィルタの密度低減は、被処理液の濾過品質低下を引き起こす可能性がある。
それゆえ本発明の目的は、被処理液の浮遊物を除去する濾過器が小型であっても通水でき濾過品質を維持できる油水分離装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、被処理液の浮遊物を除去するにしたがってフィルタが汚染し、通水抵抗が増加する濾過器をクリーニングできる油水分離装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明油水分離装置の特徴とするところは、処理槽に貯留した被処理液中に含まれる油分を浮上させ水と油分とを分離し、さらに被処理液中の浮遊物を濾過器のフィルタで濾過する油水分離装置において、フィルタを内蔵した濾過器に濾過器内を減圧する減圧手段を設けたことにある。
また、減圧手段は濾過器と連通した減圧室であり、処理槽における被処理液中に含まれる油分を浮上させ水と油分とを分離させる気泡を供給するための空気を減圧室から吸入できる配管と大気から吸入できる配管を備え、配管途中に設けたバルブによって空気の吸入路を減圧室と大気に切替ができることにある。
本発明装置によれば、減圧手段で濾過器内を減圧すると、濾過器内において気泡が膨張し、フィルタ周囲に存在している浮遊物は凝集し、濾過器のクリーニングが行なわれて通水性が向上するので、濾過器は小型であっても濾過品質を維持できる。
以下、図1に示した本発明の一実施形態になる油水分離装置について説明する。
図1に示した油水分離装置は、一例として空気圧縮機から排出されるドレンを処理するものとして使用する。
図1において、11は処理槽であり、処理槽11には、被処理液60を貯留し油水分離を行なう分離部81とこの分離部81で浮上分離した油分62aを回収する浮上油受け部82とを区画分離する遮蔽板12を設けてある。
処理槽11における分離部81の底に取り付けた配管30はバルブ36を介して循環ポンプ31と接続し、循環ポンプ31の出口側配管37はノズル33に接続してある。このノズル33は分離部81における処理槽11の側壁下部の大気泡除去器13内に設けてあり、ノズル33の吐出口は大気泡除去器13内で分離部81側に向けて開口している。分離部81内における大気泡除去器13には多数の穴16,17を設けてある。穴16は上向きに開口し、穴17は横向きに開口している。
配管30から循環ポンプ31を経てノズル33に至る経路は、槽外循環をなす被処理液の循環配管系を構成している。循環ポンプ31の一例としては渦流ポンプを使用しており、図示していないが循環ポンプ31の出口には被処理液の圧力(水圧)を測定するゲージを設けてある。
未処理な被処理液の供給系統を構成する供給管23には、バルブ22とバルブ34を有し、バルブ22の経路は供給ポンプ21を備え、配管24、配管25を介して図示していない被処理液の貯留槽に接続してある。さらに供給管23には、バルブ34を開いた場合に空気供給管35から空気を取り込むようになっている。なお、バルブ34は開閉や流れる方向が電磁式に切り替えられる三方弁である。
循環ポンプ31が動作し循環配管系を被処理液が流れる時、空気供給管35から取り込まれた(導入した、或いは、吸入した)空気は被処理液に溶解し、ノズル33から噴出した後に気泡となる。
この時に生じた大気泡は大気泡除去器13内を流れるが、この間に大気泡は微細気泡よりも早く浮上するため、管14を通って処理槽11の上部に排出され、微細気泡は穴16,17から分離部81に噴出する。
分離部81の上部には分離部81の上部から処理済の被処理液(処理水)60を排出する排出管40を設けてあり、排出管40は分離部81との接続部(管座,被処理液の排出口)から持上げ、分岐した片側は分離部81の液面よりも高い位置で大気に開放し、分岐した他方は最高位を処理槽11における遮蔽板12の最高位より低くしてある。また、その下流を分離部81との接続部よりも低い位置まで配管してあり、その途中にバルブ45を有している。
従って、分離部81内に被処理液を供給し貯留させる場合、バルブ45を開放してあれば、被処理液60は排出管40から流出して、分離部81における被処理液面61は排出管40の分岐部最高位で規制され、バルブ45を閉止し分離槽81内に被処理液60を供給していけば、被処理液面61は排出管40の分岐部最高位よりも上昇していくので、排出管40はバルブ45の開閉で被処理液を排出し、水位を調整する機能を備えていることになる。なお、被処理液面61の上部には油水分離で上昇した浮上油層62aが形成される。
分離部81から排出管40を介して流出する被処理液60に分離部81内を上昇中の微細気泡及び油粒子が混入することを防止する仕切り板15を設け、ポケット状吸入部83を形成している。仕切り板15の最高位は排出管40の分岐部最高位、即ち、バルブ45を開放している時の被処理液面61より低くしてある。また、仕切り板15の最高位は排出管40の分離部81との接続部(管座)より高くしてある。
浮上油受け部82の底部には、回収浮上油62bを排出する油分回収配管63を設けてある。図示しないが、処理槽11における分離部81の底部から外部に配管を設け、その途中にバルブを設けてあり、分離部81内部の液体を排出する必要がある場合にこれらを用いる。
排出管40の分岐部は、バルブ45を介して濾過器50に配管41で接続してある。配管41と濾過器50を接続については、図2に示すように、被処理液60が濾過器50のフィルタ53に満遍なく接するようにするため、配管41は濾過器50に充填したフィルタ53の下方である濾過器50の底部近くで開口し、濾過器50における出口はこの開口より上方に位置せしめてあることから、配管41から流出した被処理液60は濾過器50内で上昇流となって濾過器50の上部における出口に到る。
濾過器50における出口の下流には、減圧室51を配管42で接続してあり、濾過器50と減圧室51は配管42で連通している。減圧室51の上部と下部には管座があり、上部の管座は配管38を介して、処理槽11の被処理液に気泡を発生させるための空気を供給するバルブ34とつながっている。下部の管座は、バルブ46を有する配管43と接続してある。減圧室51は濾過器50よりも低い位置に設置してあり、バルブ45、バルブ46が開いている状態で配管40から被処理液60が流下したとき、配管40の分岐部水頭と減圧室51に接続されたバルブ46を有する配管43の水頭との水頭差で被処理液60は自然に流れるようにしてある。
濾過器50内のフィルタ53が被処理液の浮遊物で目詰まりを生じ抵抗が増加してくると、配管40から流下した処理水は濾過器50の抵抗に相当する水頭が配管41、バルブ45、配管40からなる濾過器50の上流配管系に生じる。この水頭が配管40の分岐部よりも高くなると分離槽81の被処理液面61が上昇するので、事前に水頭の上昇を検知するために配管41、バルブ45、配管40からなる濾過器50の上流配管系の途中に液面スイッチ47を設けてあり、図示した液面48でスイッチが作動するよう設定してある。
図示していない制御盤には、液面スイッチ47が作動した時、循環ポンプ31運転の条件でバルブ46を閉じ、バルブ34は配管23と配管38が通じるように切り替えられる制御が組み込まれている。
次に、油水分離装置の動作を説明する。
処理槽11及び循環ポンプ31及び配管30、配管37には予め水道水を貯留しておく。
図示していない被処理液タンクと供給ポンプ21は配管25で接続されており、運転開始によってバルブ22、バルブ36を開き、供給ポンプ21が一定時間稼動し未処理の被処理液を処理槽11に取り入れる。このとき、供給ポンプ21の供給量に応じて貯留されていた水道水は配管40、バルブ45、濾過器50、減圧室51を経てバルブ46から装置外へ排水される。
供給ポンプ21の停止と同時にバルブ22を閉じ、循環ポンプ31を運転すると、水道水と被処理液の混合液が配管30,バルブ36を流れることによって、供給管23側が負圧となり、溶解用空気が空気供給管35から流入する。循環ポンプ31は流入した空気と循環する被処理液を充分攪拌し加圧することで、流入した空気は循環する被処理液中に溶解する。循環ポンプ31で加圧された被処理液と溶解した空気はノズル33から大気泡除去器13の被処理液中に吐出することで減圧され、水に溶解していた空気は気泡となる。
循環ポンプ31による加圧で被処理液に溶解する空気量は加圧下ではヘンリー(Henry)の法則に従ったものとなり、配管30,バルブ36を流れる被処理液にかかる圧力,及び配管30,バルブ36を流れる流量に比例して溶解する空気量は多くなる。また配管30,バルブ36を流れる被処理液の温度が低い程、溶解する空気量は多くなる。実際の運転では圧力,流量を設定値一定となるように運転する。
径の大きな気泡の大気泡は浮力が大きく働くから微細気泡よりも早く浮上する。早い浮上は、油水分離に寄与しないし、分離部81内での流れを乱して微細気泡と油分の接触を阻害し、分離性能を低下させかねない。
ノズル33で発生した気泡は分離部81に至る前に大気泡除去器13内を流れるが、この間に大気泡は微細気泡よりも早く浮上するため、管14を通って処理槽11の上部に排出される。一方微細気泡は浮上が遅いため、大気泡除去器13を処理槽11の方に向かって流れ、大気泡除去器13に設けた穴16、17から分離部81に均一な流れを形成して吐出される。分離部81における被処理液60中の油分は、微細気泡に付着して浮上する。
この運転状態を一定時間維持すると、分離された油分は分離部81の上部に浮上して浮上油層62aを形成し、被処理液60の油水分離が完了する。以上の運転を1サイクルとして、以降この動作を繰り返す。
処理のサイクルが次行程に入ると供給ポンプ21によって新たな未処理の被処理液60を分離部81に導入するが、その場合、分離部81に供給された被処理液の液量分だけ分離部81の処理済みの液は配管40から押し出される。これは新たな未処理の被処理液60の温度が分離部81の被処理液60の温度より低く、密度が高くて比重が大きいことから、バルブ36から流入する未処理の被処理液60は分離部81の底部側に溜まっていくことによる。そしてバルブ45を閉じてあれば、浮上油層62aは仕切り板12を越えて浮上油受け部82に溢流し、被処理液60が溢流しだす寸前にバルブ45を開放する。
すると処理済みの被処理液60はごみ、錆など浮上しない異物とともに配管40を通って処理槽11(分離部81)から濾過器50に排出される。分離部81での被処理液面61と配管40内の液面は同一高さであり、押し出された被処理液60はバルブ45,配管41を経て濾過器50に入り、フィルタ53によって被処理液60に浮遊する異物が除去される。
図2に、濾過器50の内部構造を示す。
濾過器50には被処理液60の入口配管41と出口配管42があり、フィルタ53を充填してある。被処理液60中の異物54は被処理液60が入口配管41から出口配管42に至る間にフィルタ53で捕集され、次第にフィルタ53が目詰まりするにつれて通水抵抗が増加する。
通水抵抗は入口配管41と出口配管42の水頭差で現れ、抵抗が増加すると入口配管41内の液面はバルブ45を経て液面スイッチ47の設定値48に達する。液面スイッチ47が作動すると図示していない制御盤によって、ポンプ31が運転状態のとき、バルブ34の通路が配管38と供給管23がつながるように切り替わる。また、同時にバルブ46が閉となり、減圧室51は濾過器50内の被処理液60と配管23内の被処理液に密封された空間が形成される。
ポンプ31の運転によって供給管23内は負圧となり、減圧室51の空気は徐々にポンプ31に吸引され、それに伴って濾過器50の被処理液60は減圧室51に流入する。液面スイッチ47の設定値48にあった配管41内の液面は、濾過器50内の被処理液60が減圧室51に移動するにつれて低下し、最終的には配管41の下端に達する。
この状態からさらに減圧室51の内圧が低下すると、配管41内の空気が濾過器50に流入し気泡を形成する。この気泡はフィルタ53の間を、大気圧状態から減圧室51の内圧状態まで、膨張しながら出口配管42に浮上する。
この課程で、フィルタ53に捕集されたごみ,錆などの異物54は、気泡が膨張するエネルギーで凝集され、フィルタ53から分離し収縮して、フィルタ53間の空間が拡がって元に戻るようになり、濾過器50の通水抵抗は低下し、濾過器50は機能を回復する。
この制御は図に示していない制御盤によって、予め設定した時間で復帰するように制御プログラムを設定してあり、タイムアップするとバルブ34は配管35と供給管23が繋がるように切り替わり、バルブ46は開く。
減圧室51の内圧は濾過器50から配管42を通って流入する気泡によって大気圧に戻っており、バルブ46が開くと同時に、減圧室51に貯留した被処理液60は配管43,バルブ46を経て装置の外へ排出される。
濾過器50内で凝集しフィルタ53から分離し収縮したごみ,錆などの異物54は、分離部81に未処理の被処理液60が導入され、処理済みの被処理液60が配管40から排出される時の流れに乗って、減圧室51を経て配管43,バルブ46を介して装置の外へ排出される。
以上説明したように本実施形態によれば、油水分離の品質を高めるための被処理液の異物除去機能を、小型の濾過器に纏めることができるだけでなく、小型でも濾過器の寿命を長期化することができ、装置の小型化を図ることができることから、装置の設置面積は小さくて済む。
なお、上記実施形態では、大気泡除去器13は分離部81に管路を差し込み、その管路に穴16,17を設けた構成としているが、管路を分離部81の底部側壁に開口した形で接続し、ノズル33から直接微細気泡を分離部81に噴出させる構成としても良い。
また、循環配管系での被処理液の槽外循環を利用して濾過器50の減圧を行うようにしているが、装置の設置場所に減圧手段があれば、その減圧手段と濾過器50とをバルブを介して接続し、このバルブを液面スイッチ47による液面設定値48の検知により開閉制御するようにしても良い。
本発明の一実施形態になる油水分離装置を示す図である。 図1に示した濾過器の内部構造と異物付着の状態を説明する図である。
符号の説明
11…処理槽
12…遮蔽板
15…仕切り板
21…供給ポンプ
22,34,36,45、46…バルブ
23,24,25,30,35,37,38,40,41,42,43…配管
31…循環ポンプ
33…ノズル
50…濾過器
51…減圧室
53…フィルタ
54…異物
60…被処理液
62a…浮上油層
62b…回収浮上油
81…分離部
82…浮上油受け部
83…ポケット状吸入部

Claims (5)

  1. 処理槽に貯留した被処理液中に含まれる油分を浮上させ水と油分とを分離し、さらに被処理液中の浮遊物をフィルタで濾過する油水分離装置において、
    該フィルタを内蔵した濾過器に該濾過器内を減圧する減圧手段を設けたことを特徴とする油水分離装置。
  2. 上記請求項1に記載の油水分離装置において、該減圧手段は該濾過器と連通した減圧室であり、該処理槽における被処理液中に含まれる油分を浮上させ水と油分とを分離させる気泡を供給するための空気を該減圧室から吸入できる配管と大気から導入できる配管を備え、配管途中に設けた弁によって空気の導入路を減圧室と大気に切り替えができるようにしてあることを特徴とする油水分離装置。
  3. 上記請求項1に記載の油水分離装置において、該濾過器の入口と該処理槽における被処理液の排出口を結ぶ配管の途中を処理槽の液面より高い位置で大気に開放し、被処理液中に気泡を供給するための空気を減圧手段から導入したとき、該濾過器における被処理液の排出とともに該濾過器の入口と該処理槽の排出口を結ぶ配管を経由して空気を該濾過器に通気し、空気が大気圧から減圧手段の圧力に膨張する課程で該濾過器内のフィルタに付着した浮遊物を凝集するようになされていることを特徴とする油水分離装置。
  4. 上記請求項3に記載の油水分離装置において、該濾過器の入口と該処理槽の排出口を結ぶ配管の途中に液面が上昇したことを検知するスイッチを設け、該スイッチが液面の上昇を検知したら被処理液中に気泡を供給するための空気を減圧手段から導入し、該減圧手段を減圧するようになされていることを特徴とする油水分離装置。
  5. 上記請求項3に記載の油水分離装置において、該濾過器と該処理槽を結ぶ該配管の該濾過器における入口は該濾過器に充填したフィルタの下方に開口させてあり、該濾過器と該減圧手段を接続する配管の該濾過器における接続部は該開口より上方に位置せしめてあることを特徴とする油水分離装置。
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