JP2005124782A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】賞球タンクのタンクレールから賞球装置に遊技球を導くカーブレールを、コンパクトに且つ高精度に形成することの出来パチンコ機を提供する。
【解決手段】 タンクレール48の出側開口78と賞球払出装置52の入側開口82の間に跨って配設される複数の凹溝レール54a,bを、取付板36に順次に重ね合わせて固定し、各凹溝レール54を取付板36または他の凹溝レール54の底壁58で覆蓋することで、球通路72,74を形成する一方、直接に重ね合わせられる凹溝レール54a,bにおいてその一方の凹溝レール54aの両側壁56a,56aから他方の凹溝レール54bの側に突出して他方の凹溝レール54bの両側壁56b、56bの外面86,86にそれぞれ係止される係止突部62aを複数設けて、これらの係止突部62aにより直接に重ね合わせられる凹溝レール54a,bを相互に位置決めした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、賞球タンクに貯留された遊技球を整列して流下させるタンクレールと賞球払出装置を接続するカーブレールを備えた遊技機に係り、特に、新規な構造のカーブレールを備えたパチンコ機に関するものである。
従来、パチンコ機の中枠の裏側には、遊技盤を取り付けるための取付枠が設けられており、かかる取付枠に対して機構板が回動可能に装着されている。また、この機構板の上部には、パチンコ機の上方に配設された補給樋から補給される遊技球を貯留する賞球タンクが固着されており、かかる賞球タンクの下方には、賞球タンクに貯留された遊技球を整列させながら流下せしめるタンクレールが設けられている。更にまた、タンクレールの流下端には、カーブレールが接続されており、かかるカーブレールの流下端に対して、遊技盤上に設けられた各種入賞口への遊技球の入賞に基づいて賞球(遊技球)を払い出す賞球払出装置が接続されている。
このようにタンクレールと賞球払出装置を接続するカーブレールは、カーブレールに設けられた球通路を一列で流下せしめられる遊技球を、後続の遊技球によって及ぼされる圧力(球圧)を弱めながら賞球払出装置に誘導するものであることから、一般に、遊技球が流下せしめられる球通路は、湾曲形状とされている。また、カーブレールには、このように湾曲した形状を有する球通路が複数条設けられている場合が多い。それ故、従来構造のカーブレールは、一般に、特許文献1,2等に記載されているように、外板と裏板の間に仕切板を重ね合わせて相互に固定的に組み立てることによって複数の板材の対向面間に複数条の球通路を形成せしめた構造とされている。
しかしながら、特許文献1,2に記載の如き従来構造のカーブレールは、大形の複数枚のプレートを相互に重ね合わせた構造とされていることから、部材の組み付けが面倒で固定等の作業もやりづらいという問題があった。
そこで、このような問題に対処するために、凹溝断面で蛇行して延びるだけの凹溝レールを用いて、これらの複数を互いに重ね合わせることにより、カーブレールを形成することも考えられる。
ところが、従来構造のように大形のプレート部分を持たない、かくの如き凹溝レールを重ね合わせてカーブレールを構成しようとすると、以下のような問題が新たに発生することとなり、その実用化が難しかったのである。
(イ)従来構造では、相互に重ね合わせられる複数の部材を互いに位置合わせするためのピン等を、大きなプレート部分において自由に設けることが可能であったが、凹溝レールの重ね合わせ構造を採用すると、重ね合わせた凹溝レールを相互に位置決めすることが難しく、装着する際に位置ずれが発生して作業しづらい。また、位置がずれたままで複数の凹溝レールを重ね合わせて相互に固定してしまうと、球通路の断面形状が変形してしまい、遊技球のスムーズな流通が実現され難くなってしまうおそれがある。
(ロ)従来構造では、大きなプレート部分において互いに重ね合わせ方向に突出するリブ等を、容易に目視できるだけの大きさで形成すること等が可能であったが、凹溝レールの重ね合わせ構造を採用すると、互いに重ね合わせられる複数の凹溝レールの全てが略同じような形状となることから、重ね合わせ順序を作業者が組み付け時に間違い易いという問題がある。そして、間違えたままで組み付けると目的とする球通路が形成されない不具合が発生することとなり、作業途中で気づいたとしても、組み付けた凹溝レールを外してから再び組み付け直すのに余分の時間と労力を必要とすることから効率が悪いという問題があった。
特開平7−255929号公報 特開平8−80369号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであり、その解決課題とするところは、カーブレールを構成する複数の組付体を、コンパクトな凹溝レール形状とすることが出来ると共に、それらを容易に且つ間違えないで重ね合わせて組み付けることが出来る、新規な構造のカーブレールを備えたパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いは、それらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
本発明の第一の態様は、賞球タンクの下方に設けられたタンクレールの先端の出側開口と該タンクレールの下方に配設された賞球払出装置の入側開口の間にカーブレールを配設して、該カーブレールを該賞球タンクおよび該賞球払出装置と共にパチンコ機の裏面側に配された取付板に固定することにより、該タンクレールの出側開口と該賞球払出装置の入側開口を相互に接続せしめて該賞球タンクから排出される遊技球を該賞球払出装置に導く管状の球通路を互いに並列的に複数形成したパチンコ機において、前記タンクレールの出側開口と前記賞球払出装置の入側開口の間に跨って互いに略同じ形状で湾曲して延びる凹溝レールを複数用いて、それらを前記取付板上で各開口を該取付板に向けて順次に重ね合わせて、各凹溝レールを該取付板または他の該凹溝レールの底壁で覆蓋することによって前記カーブレールを構成し、重ね合わせた該凹溝レールの数だけ前記球通路を並列的に形成する一方、直接に重ね合わせられる凹溝レールにおいてその一方の該凹溝レールの両側壁から他方の該凹溝レールの側に突出して該他方の凹溝レールの両側壁の外面にそれぞれ係止される係止突部を複数設けて、これらの係止突部により直接に重ね合わせられる凹溝レールを相互に位置決めしたことを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、直接に重ね合わせられる凹溝レールの一方において、一方の凹溝レールの両側壁から他方の凹溝レールの側に突出して他方の凹溝レールの両側壁の外面にそれぞれ係止される係止突部が複数設けられていることから、一方の凹溝レールに設けられた係止突部が目印となって、直接に重ね合わせられる凹溝レール同士が区別されることとなる。その結果、作業者に凹溝レールを重ね合わせる順番等に対する注意を喚起することが可能となり、作業者が間違った順番で複数の凹溝レールを重ね合わせることを回避することが可能となる。
また、本態様においては、一方の凹溝レールにおける両側壁に複数設けられた係止突部によって直接に重ね合わせられる凹溝レールを相互に位置決めしていることから、直接に重ね合わせられる凹溝レール同士の位置決め精度が向上せしめられることとなる。それ故、複数の凹溝レールがずれた状態で重ね合わされることを防止することが可能となり、それによって、カーブレールにおけるタンクレールとの接続箇所および賞球払出装置との接続箇所における隙間や段差の形成を防止して、タンクレールからカーブレール、そして、賞球払出装置への遊技球の流下をスムーズにすることが可能となる。
特に、本態様においては、一方の凹溝レールの両側壁に複数設けられた係止突部によって他方の凹溝レールが挟まれて、直接に重ね合わせられる凹溝レール同士の相対的な位置関係が規定されるようになっていることから、直接に重ね合わせられる凹溝レール同士の位置決め精度が向上せしめられることとなり、複数の凹溝レール同士がずれた状態で重ね合わされることを防止することが一層可能となる。
加えて、本態様においては、従来構造のように大形のプレート部分を備えないコンパクトな形状をもって形成された複数の凹溝レールを、取付板上で各開口を取付板に向けて順次に重ね合わせて固定し、各凹溝レールを取付板または他の凹溝レールの底壁で覆蓋することによって、重ね合わせた凹溝レールの数だけの球通路を並列的に形成することが出来るのであり、構成部品や全体構造がコンパクトに構成されることとなり、部品の取り扱いや組付作業が大幅に向上され得る。また、遊技中に、球通路での球詰まり等が発生した場合にも、複数の凹溝レールを容易に分解することが出来ることから、簡易且つ速やかに対処することが可能となるのである。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るパチンコ機において、前記一方の凹溝レールにおける前記両側壁にそれぞれ設けられて該一方の凹溝レールを前記取付板に固定するための固定部を前記他方の凹溝レールの側に突出せしめることで前記係止突部が構成されていることを、特徴とする。このような本態様に従えば、直接に重ね合わせられる凹溝レールの一方を取付板に固定するための固定部を巧く利用して係止突部を構成していることから、凹溝レールの構造を一層シンプルにすることが可能となる。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に係るパチンコ機において、互いに重ね合わせた前記凹溝レールを、前記タンクレールに接続される側と前記賞球払出装置に接続される側との両方の端部付近において前記係止突部で相互に位置決めしたことを、特徴とする。このような本態様に従えば、一方の凹溝レールに重ね合わせられる他方の凹溝レールにおけるタンクレールとの接続端および賞球払出装置との接続端の両方で、一方の凹溝レールに設けられた係止突部が他方の凹溝レールの両側壁の外面にそれぞれ係止されることとなり、それによって、直接に重ね合わせられる凹溝レール同士の位置決め精度がより一層向上せしめられることとなる。即ち、カーブレールは、他部材であるタンクレールや賞球払出装置への接続箇所で、特に高度の位置決め精度が要求されることとなるのであり、そこにおいて、本態様に従えば、それら他部材への接続部位における位置決め精度が係止突部で向上されることによって、かかる接続部位における不具合の原因となる隙間や段差の発生が効果的に防止され得るのである。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れかの態様に係るパチンコ機において、互いに重ね合わせた前記凹溝レールを、湾曲部分の付近において前記係止突部で相互に位置決めしたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、とくに各凹溝レールにおける変形や複数の凹溝レール相互間でのズレが問題となり易いカーブレールの湾曲部分において、そこに形成された係止突部による位置決め作用が発揮されることにより、そのような凹溝レールの変形やズレに起因する不具合の発生が効果的に防止され得る。
すなわち、凹溝レールの両側壁における湾曲部分およびその付近には、そこに当接せしめられた遊技球を介して、賞球タンクから連なる遊技球の圧力が集中的に及ぼされやすくなっており、それによって、両側壁の湾曲部分およびその付近において凹溝レールが変形したり、相互にずれたりし易くなっているが、本態様に従えば、一方の凹溝レールにおいては、係止突部が設けられていることで、また、他方の凹溝レールにおいては、係止突部が当接せしめられることで、一方の凹溝レール側の両側壁における湾曲部分及びその付近と、他方の凹溝レール側の両側壁における湾曲部分およびその付近が実質的に補強されているのであり、その結果、直接に重ね合わせられた凹溝レール同士の相対位置が長期間に亘って安定して維持せしめられることとなる。
本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れかの態様に係るパチンコ機において、前記係止突部を、前記一方の凹溝レールの側壁の外面上に突き出した形態で一体形成すると共に、突き出し方向において外方端部よりも該側壁上の端部の方がレール長手方向に広がった断面形状として、略一定の断面形状で前記他方の凹溝レールの側に突出せしめたことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、係止突部の一方の凹溝レールに対する固定強度が有利に確保され得ると共に、他方の凹溝レールに対する当接面積も大きく設定され得て、相対的な位置決め精度や位置決め強度の向上が図られ得る。
本発明の第六の態様は、前記第一乃至第五の何れかの態様に係るパチンコ機において、複数の前記凹溝レールのうちで他の該凹溝レールに重ね合わせられて該他の凹溝レールの底壁で開口を覆蓋せしめられるものにおいて、その深さ寸法をレール長手方向で漸変させて前記賞球払出装置との接続端部を前記タンクレールとの該接続端部よりも深底とすると共に、その開口を覆蓋する該他の凹溝レールの該底壁において深底とされた該凹溝レールの内部に入り込む当接リブを設けて、該当接リブの突出先端面と深底とされた該凹溝レールの底面との対向面間において前記遊技球を導く球通路を形成したことを、特徴とする。本態様に従えば、賞球払出装置における複数の入側開口が、その内部構造等の影響で、相互に離隔位置せしめられている場合でも、凹溝レールのサイズを少なくともタンクレールに接続された方の側では浅底として複数の凹溝レールを重ね合わせた状態でのカーブレール全体のサイズをコンパクトにしながらも、カーブレールを流下せしめられる遊技球を、賞球払出装置の入側開口に対して有利に導き入れることが可能となるのであり、しかも、そのような構造が、別部材の追加や構造の複雑化を伴うことなく、簡易に実現され得るのである。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、互いに重ね合わされる凹溝レールの側壁を巧く利用してコンパクトな係止突起によって複数の凹溝レールを相互に高精度に位置決めすることが出来るのであり、それ故、従来構造のように大形のプレート形状の組付部材を採用することなく、コンパクトな凹溝レールを用いて、良好な作業性のもとに、目的とするカーブレールを高精度に形成することが可能となるのである。
以下、本発明を、更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の裏側を概略的に示す図である。パチンコ機10は、機枠12の前面に前面枠14を開閉自在に装着している。前面枠14の後面側には、取付枠15を介して遊技盤16が着脱自在に装着される。遊技盤16の前面には、ガイドレール18が設けられており、そのガイドレール18で囲まれる遊技領域20に始動入賞口22,液晶表示器24,大入賞口26等が設けられている。また、前面枠14の前面下方部には、打球供給皿28,下部貯留皿30,操作ハンドル32等が設けられている。
一方、パチンコ機10の裏側には、取付枠15の後側において、遊技盤16に取り付けられた液晶表示器24や大入賞口26等の電気的駆動源を囲う本体カバー34が装着されている。また、取付枠15の後側には、取付板としての本体ベース36が装着されている。なお、本体ベース36は、取付枠15に対して回動可能に装着されていても良いし、取付枠15に対して回動不能に装着されていても良い。この本体ベースは、図3及び図4に示されているように、取付部38の下端と通路形成部40の上端が上下方向で重ね合わされて固定されることで構成されている。また、通路形成部40は、複数の竪壁が突設されて通路溝が形成された通路形成部本体42に対して、通路溝の開口を覆蓋する蓋体44が固定されることで構成されている。
そして、本体ベース36における取付部38の裏面上部に対してパチンコ機10の上方の補給樋(図示せず)から補給されるパチンコ球を貯留する賞球タンクとしての球タンク46が固着されていると共に、球タンク46の下方には、球タンク46内のパチンコ球を整列して導き出すタンクレール48が設けられており、更に、タンクレール48の下流端にカーブレール50を介して賞球払出装置としてのパチンコ球払出装置52が装着されている。
このカーブレール50は、二つの凹溝レールとしてのレール54a,bを含んで構成されている。これら二つのレール54a,bは、図5乃至図8において単品図が示されているように、何れも、レール54の延出方向両端において湾曲しながら延びる一方、延出方向中間部分において直線的に延びる凹溝形状を有している。また、各レール54において延出方向中間に設けられた直線的に延びる部分は略一定の勾配で傾斜しており、それによって、各レール54におけるタンクレール48との接続端よりもパチンコ球払出装置52との接続端のほうが各レール54の開口側に位置せしめられている。
そこにおいて、一方のレール54aの側壁56a,56aの高さ寸法は、レール54aの延出方向中間に設けられた直線的に延びる部分においてタンクレール48との接続端側からパチンコ球払出装置52との接続端側に行くに従って次第に大きくなった後、パチンコ球払出装置52との接続端側で湾曲して延びる部分において略一定の大きさとなっている。これにより、一方のレール54aの深さ寸法は、タンクレール48との接続端側とパチンコ球払出装置52との接続端側とで、その大きさが異なっており、パチンコ球払出装置52との接続端側のほうがタンクレール48との接続端側よりも深さ寸法が大きくなっている。
また、他方のレール54bの底壁58bには、レール54bの延出方向中間に設けられた直線的に延びる部分からパチンコ球払出装置52との接続端側において湾曲して延びる部分に亘って、その溝幅方向中間部分を他方のレール54bの開口方向とは反対方向に突出する当接リブ60が設けられている。そこにおいて、当接リブ60は、直線的に延びる部分においてタンクレール48との接続端側からパチンコ球払出装置52との接続端側に行くに従って次第にその突出高さが大きくなっており、パチンコ球払出装置52との接続端側の湾曲して延びる部分では、その突出高さは、延出方向の全体に亘って、直線的に延びる部分におけるパチンコ球払出装置52との接続端側と略同じ大きさとされている。なお、他方のレール54bの両側壁56b、56bの高さ寸法は、延出方向の全体に亘って、略同じとされている。
更にまた、各レール54の両側壁56,56の外面には、片方の側壁56に二つずつ、合計四つの固定部62が設けられている。特に、各レール54において一方の側壁56に設けられた二つの固定部62,62は、タンクレール48との接続端付近と、各レール54の直線的に延びる部分におけるパチンコ球払出装置52との接続端側に一つずつ位置せしめられていると共に、各レール54において他方の側壁56に設けられた二つの固定部62,62は、パチンコ球払出装置52との接続端付近と、各レール54の直線的に延びる部分におけるタンクレール48との接続端側に一つずつ位置せしめられている。即ち、四つの固定部62は、各レール54の延出方向において交互に設けられているのである。
そこにおいて、一方のレール54aに設けられた四つの固定部62aは、それぞれ、レール54aの開口側に突出せしめられている。即ち、本実施形態では、四つの固定部62のそれぞれが係止突部を構成しているのである。また、本実施形態では、一方のレール54aに設けられた四つの固定部62aは、それぞれ、側壁56aの外面上に突き出すように設けられており、突き出し方向において、外方端部よりも側壁56a上の端部のほうがレール54aの延出方向、即ち、レール54aの長手方向に広がった断面形状で、レール54aの開口側に突出せしめられている。更にまた、他方のレール54bに設けられた四つの固定部62bは、それぞれ、レール54bの開口端側の端面が、レール54bの開口端面に対して面一とされている一方、レール54bの底壁58側の端面が底壁58の外面よりもレール54bの開口側に位置せしめられている。
なお、二つのレール54a,bは、何れも、可視光線に対して透明な合成樹脂材によって形成されている。また、これら二つのレール54a,bは、それぞれ、射出成形等によって成形される。
このような構造とされた二つのレール54a,bは、図9に示されているように、他方のレール54bが、その開口側から本体ベース36(取付部38)に重ね合わせられると共に、一方のレール54aが、その開口側から他方のレール54bに重ね合わせられるようになっている。そして、このように二つのレール54a,bが本体ベース36(取付部38)に対して順次重ね合わせた状態で、各レール54に設けられた固定部62の挿通孔64に対して本体ベース36(取付部38)に突設された四つの取付ピン66がそれぞれ挿通せしめられており、各取付ピン66に設けられたネジ穴に対してビス68を螺着することで、二つのレール54a,bが本体ベース36(取付部38)に対して固定されている。なお、一方のレール54aに設けられた各固定部62aにおける突出端と反対側の端部には、挿通孔64aの内側に突出する内側突部70が設けられており、かかる内側突部70に取付ピン66が当接せしめられることで取付ピン66の突出端が規定されている。
また、このように二つのレール54a,bが本体ベース36(取付部38)に固定されることで、他方のレール54bの開口は本体ベース36(取付部38)によって覆蓋されていると共に、一方のレール54aの開口は他方のレール54bの底壁58によって覆蓋されており、これによって、カーブレール50が構成されている。また、他方のレール54bと本体ベース36(取付部38)の間に一つの球通路72が形成されていると共に、他方のレール54bの底壁58と一方のレール54aの間に一つの球通路74が形成されている。即ち、採用されているレール54a,bの数(本実施形態では、2つ)と同じ数だけの球通路72,74が、二つのレール54a,bの積み重ね方向において並列的に設けられているのである。そして、これら二つの球通路72,74は、タンクレール48との接続端側において、タンクレール48に設けられた二条の球誘導路76,76の出側開口78,78に対してそれぞれ接続されるようになっていると共に、パチンコ球払出装置52との接続端側において、パチンコ球払出装置52に設けられた二条の球供給路80,80の入側開口82,82に対してそれぞれ接続されるようになっている。
更にまた、他方のレール54bの底壁58に突設された当接リブ60が、一方のレール54aの内側に入り込むように位置せしめられており、かかる当接リブ60の突出端と一方のレール54aの底壁58aとの隙間寸法が、タンクレール48との接続端側における一方のレール54aの底壁58aと他方のレール54bの底壁58bとの対向面間距離と略同じとされている。これにより、本実施形態では、一方のレール54aの開口が他方のレール54bの底壁58bで覆蓋されることで形成される球通路74の一部は、当接リブ60の突出先端面と一方のレール54aの底面との対向面間に形成されている。
また、一方のレール54aに設けられた固定部62aは、図10〜13に示されているように、その突出先端部分が、他方のレール54bにおける側壁56bに対して重ね合わせられている。即ち、一方のレール54aに設けられた固定部62aにおける他方のレール54bの側壁62bへの重ね合わせ面84は、他方のレール54bにおける側壁56bの外面86に対応しているのである。そこにおいて、本実施形態では、一方のレール54aに設けられた固定部62aにおける側壁56aのほうの端部に肉抜孔が形成されていると共に、固定部62aが略同じ断面形状でレール54aの開口側に突出していることから、一方のレール54aに設けられた固定部62aにおける他方のレール54bの側壁56bへ重ね合わせられる部分は、レール54aの延出方向の両端部分とされている。
このようなカーブレール50に接続されるパチンコ球払出装置52は、直方体状のハウジングを有し、ハウジングの内部には、球通路72,74に連通される球供給路80,80が設けられている。また、ハウジングの内部には、ステッピングモータ等で構成された賞球モータ(図示せず)が配設されている。更にまた、この賞球モータの回転軸に対してスクリュー(図示せず)が固定されており、このスクリューに対して、各球供給路80を流下するパチンコ球が当接せしめられるようになっている。そして、賞球モータの回転によってスクリューが回転せしめられることとなり、それによって、パチンコ球をパチンコ球払出装置52の下方に排出するようになっている。
このようにして下方に排出されたパチンコ球は、パチンコ球払出装置52の下方に配設された本体ベース36の通路形成部40によって形成される排出通路88,88を通じて、打球供給皿28に導かれるようになっている。
上述の如き構造とされたパチンコ機10においては、一方のレール54aに設けられた固定部62aがレール54aの開口側に突出せしめられていることから、一方のレール54aと他方のレール54bが容易に区別せしめられることとなり、それによって、作業者に一方のレール54aと他方のレール54bの違いを判らせて、作業者が一方のレール54aと他方のレール54bを間違った順番で重ね合わせる等の作業ミスをしないようにすることが可能となる。
また、本実施形態においては、一方のレール54aに設けられた固定部62aが、その突出先端部分において、他方のレール54bの側壁56bに対して重ね合わせられていることから、一方のレール54aと他方のレール54bが相対的に位置決めされるようになっており、それによって、それら二つのレール54a,bの重ね合わせ位置にズレが生じないようにすることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態では、二つのレール54a,bが採用されていたが三つ以上の凹溝レールを採用することも可能である。また、前記実施形態では、二条の球通路72,74が設けられていたが、球通路の数は、二条に限定されず、三条以上であっても良い。
さらに、前記実施形態では、一方のレール54aを本体ベース36(取付部38)に対して固定するための固定部62aを利用して突出部が構成されていたが、位置決め専用の突出部を別途設けることも可能である。また、前記実施形態では、全ての固定部62aを利用して突出部を構成していたが、必ずしも全ての固定部を利用して突出部を構成する必要はない。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の一実施形態としてのパチンコ機を示す正面図である。 図1に示されたパチンコ機の裏側を示す図面である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている本体ベースおよび本体ベースに固定されるカーブレール等の各種部品の分解斜視図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている本体ベースに対してカーブレール等の各種部品が固定された状態を示す斜視図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている一方のレールの平面図である。 図5における右側面図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている他方のレールの平面図である。 図7における右側面図である。 二つのレールが本体ベースに固定された状態を示す側面図である。 図6におけるX−X方向の断面図であって、その要部を示すものである。 図8におけるXI−XI方向の断面図であって、その要部を示すものである。 図8におけるXII−XII方向の断面図であって、その要部を示すものである。 図6におけるXIII−XIII方向の断面図であって、その要部を示すものである。
符号の説明
10 パチンコ機
16 遊技盤
36 本体ベース
46 球タンク
48 タンクレール
50 カーブレール
52 パチンコ球払出装置
54 レール
56 側壁
62 固定部
72 球通路
74 球通路
78 出側開口
82 入側開口
86 外面

Claims (6)

  1. 賞球タンクの下方に設けられたタンクレールの先端の出側開口と該タンクレールの下方に配設された賞球払出装置の入側開口の間にカーブレールを配設して、該カーブレールを該賞球タンクおよび該賞球払出装置と共にパチンコ機の裏面側に配された取付板に固定することにより、該タンクレールの出側開口と該賞球払出装置の入側開口を相互に接続せしめて該賞球タンクから排出される遊技球を該賞球払出装置に導く管状の球通路を互いに並列的に複数形成したパチンコ機において、
    前記タンクレールの出側開口と前記賞球払出装置の入側開口の間に跨って互いに略同じ形状で湾曲して延びる凹溝レールを複数用いて、それらを前記取付板上で各開口を該取付板に向けて順次に重ね合わせて、各凹溝レールを該取付板または他の該凹溝レールの底壁で覆蓋することによって前記カーブレールを構成し、重ね合わせた該凹溝レールの数だけ前記球通路を並列的に形成する一方、直接に重ね合わせられる凹溝レールにおいてその一方の該凹溝レールの両側壁から他方の該凹溝レールの側に突出して該他方の凹溝レールの両側壁の外面にそれぞれ係止される係止突部を複数設けて、これらの係止突部により直接に重ね合わせられる凹溝レールを相互に位置決めしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記一方の凹溝レールにおける前記両側壁にそれぞれ設けられて該一方の凹溝レールを前記取付板に固定するための固定部を前記他方の凹溝レールの側に突出せしめることで前記係止突部が構成されている請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 互いに重ね合わせた前記凹溝レールを、前記タンクレールに接続される側と前記賞球払出装置に接続される側との両方の端部付近において前記係止突部で相互に位置決めした請求項1又は2に記載のパチンコ機。
  4. 互いに重ね合わせた前記凹溝レールを、湾曲部分の付近において前記係止突部で相互に位置決めした請求項1乃至3の何れかに記載のパチンコ機。
  5. 前記係止突部を、前記一方の凹溝レールの側壁の外面上に突き出した形態で一体形成すると共に、突き出し方向において外方端部よりも該側壁上の端部の方がレール長手方向に広がった断面形状として、略一定の断面形状で前記他方の凹溝レールの側に突出せしめた請求項1乃至4の何れかに記載のパチンコ機。
  6. 複数の前記凹溝レールのうちで他の該凹溝レールに重ね合わせられて該他の凹溝レールの底壁で開口を覆蓋せしめられるものにおいて、その深さ寸法をレール長手方向で漸変させて前記賞球払出装置との接続端部を前記タンクレールとの該接続端部よりも深底とすると共に、その開口を覆蓋する該他の凹溝レールの該底壁において深底とされた該凹溝レールの内部に入り込む当接リブを設けて、該当接リブの突出先端面と深底とされた該凹溝レールの底面との対向面間において前記遊技球を導く球通路を形成した請求項1乃至5の何れかに記載のパチンコ機。
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