JP5325636B2 - 制御基板収納ケースの不正開放防止機構 - Google Patents

制御基板収納ケースの不正開放防止機構 Download PDF

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Description

本発明は、遊技機の遊技動作を制御する制御基板が収納された制御基板収納ケースの不正開放防止機構に関するものである。
従来、遊技機の代表的なものとしてパチンコ遊技機が有るが、該パチンコ遊技機にはその遊技動作を制御する制御基板を収納した制御基板収納ケースが備えられている。具体的には、制御基板により賞球の払出制御、電動役物の開閉制御、図柄の組合せの発生確率などの動作を制御しており、パチンコ遊技機の動作を制御する中枢的な役割を果している。ところで、前記制御基板は、遊技者にとっても利益に係わる重要なものだけにいろいろ問題が有る。すなわち、前記制御基板に装着されたROMを、遊技者に有利になるように予めプログラムされたROMと勝手に交換して制御基板を改造してしまうという不正行為が横行していた。
この対応策として、ROMを勝手に交換するという不正を行なうべく基板カバーを開いたときその痕跡が外部から容易に視認できるように、制御基板収納ケースに不正開放防止機構を設けるようにしている。該不正開放防止機構としては、例えば次のようなものがある。すなわち、該不正開放防止機構は、収納ケースの外側に複数設けられ、台板の外側にケース連結部を介して連結されたケース係合部と、基板カバーの外側にカバー連結部を介して連結されたカバー係合部と、これらケース係合部とカバー係合部が対向して重なって形成される係合用空間部内に配設される接続部材と、からなっている。そして、ケース係合部とカバー係合部が対向して重なったときに、接続部材が係合空間内においてケース係合部およびカバー係合部のそれぞれから突設した係止突起と係合し、台板に基板カバーが被さりロック状態で保持される(例えば、特許文献1参照。)。ただ、不正開放防止機構は、場合に応じて一個ずつ順に使用される。
通常、パチンコ遊技機の組立工場で出荷される前に制御基板の検査が行なわれる。これに合格すれば、台板に基板カバーを取り付けると共に一つの不正開放防止機構でケース係合部とカバー係合部を対向して重ね、係合空間内において接続部材にケース係合部およびカバー係合部のそれぞれから突設された係止突起を係合させてロック状態を保持する。次に、遊技ホールで、制御基板収納ケース内の制御基板を検査する場合は、ロック状態にある前記不正開放防止機構で前記連結部をニッパー等の工具で切断して該不正開放防止機構を分離し、基板カバーを開放して制御基板の検査を行なう。その検査に合格すれば、次の不正開放防止機構でケース係合部とカバー係合部を対向して重ね、前記と同様にしてロック状態を保持する。
特開2003−340094号公報(第3−7頁、図1、図4)
ところで、通常、不正開放防止機構を備えた制御基板収納ケースを二個揃えると、たとえこれらの該不正開放防止機構がロック状態であっても、これらのうちの一方は台板を破壊して基板カバーを残し、また、他方は逆に基板カバーを破壊して台板を残すようにし、これら破壊しなかった一方の台板と他方の基板カバーとを組み合わせるようにすると、一個の新しい制御基板収納ケースが出来上がる。よって、台板に基板カバーを取り付ける際に、制御基板のROMを予め改造したROMと入れ替えて、あたかも不正されていないように欺く行為がしばしば発生している。これは、接続部材にケース結合部側の係止突起とカバー係合部側の係止突起とが外す方向でありかつほぼ直線上の位置で係止している関係から、そのいずれか一方を排除すれば、他方の係止突起から接続部材を取り外すことが簡単に行なえるからである。このため、この不正行為に対する解決策が急がれている。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、このように二個の制御基板収納ケースをそれぞれ分解して一個の不正な制御基板収納ケースを作った場合も、その痕跡が明らかに残るようにしてその不正を見破ることができるようにした制御基板収納ケースの不正開放防止機構を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の制御基板収納ケースの不正開放防止機構は、遊技機に取り付けられる台板と該台板に制御基板を挟みかつ密閉するようにして取着される基板カバーとからなる制御基板収納ケースの不正開放防止機構であって、前記台板の表面一側に支持板を立設すると共に該支持板に外部から切断可能な切離し片を介して係合孔が開設される連結片を連接し、前記基板カバーの裏側一側に枠部材を固着すると共に、前記枠部材内に前記基板カバーを前記台板にスライドさせて重ねたとき前記支持板の前記連結片が挿入される係合空間を形成し、前記基板カバーに前記係合空間内に位置しかつ切欠を介して該係合空間と連通するピン嵌合筒部を一体に突設し、前記係合空間内には前記基板カバーのスライド方向と直交する面内で可動するロック部材を配置し、前記ロック部材は非ロック状態でその先端部が前記係合孔に臨むと共に基端部が前記切欠を介して前記ピン嵌合筒部内に介入しており、外部から前記ピン嵌合筒部に封印ピンを圧入することにより、前記封印ピンで前記ロック部材が押動されて可動し該ロック部材の先端部が前記係合孔に係合してロック状態が保持されるようにしたことを特徴とする。
この際、前記枠部材が前記制御基板の外形輪郭の内側に配置されていることが好ましい。
本発明に係る制御基板収納ケースの不正開放防止機構は、ロック部材が係合する連結片が天壁と枠部材との間に形成される係合空間内に位置し、しかも、封印ピンをピン嵌合筒部に圧入することにより連結片に係合したロック部材が可動不能に設けられている。よって、二個の制御基板収納ケースから破損個所のない台板、基板カバー、ロック部材をそれぞれ取り出しこれらを順に組み立てようとしても、ロック部材が基板カバーのスライド方向と直交する面内で可動するように配置されロック部材が基板カバーの取り外し方向とは位置を違えて設けられており、しかも、封印ピンは圧入されて外すことができず、また、ロック部材は封印ピンに押され既に連結片に係合した位置にきているので、連結片の係合孔にロック部材の先端部を係合させることは不可能となる。そこで、やむなく封印ピンをドリル等の工具で取り除くほかなくなるが、この封印ピンを取り除くとその痕跡が残る。これにより、二個の制御基板収納ケースをそれぞれ分解して一個の不正な制御基板収納ケースを作った場合も、その痕跡が明らかに残りその不正を見破ることができるという効果が有る。
また、枠部材を制御基板の外形輪郭の内側に配置するようにすれば、その分、基板カバーを小さく形成でき制御基板収納ケースをコンパクトになしえ、遊技機の裏面など狭い取付スペースにあっても取り付け易くなり至便であるという効果が有る。
本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。 同背面図。 本発明に係る制御基板収納ケースの斜視図。 同表側から見た分解斜視図。 同裏側から見た分解斜視図。 (イ)(ロ)(ハ)は同基板カバーの組み立て手順を示す斜視図。 (イ)は台板に取着する前の基板カバーの平面図、(ロ)は図7(イ)のV−V線断面図。 (イ)は台板に取着した後の基板カバーの平面図、(ロ)は図8(イ)のW−W線断面図。 (イ)は制御基板収納ケースの一部の平面図、(ロ)は図9(イ)のX−X線断面図、(ハ)は同ロック状態の制御基板収納ケースの断面図。 他の実施の形態に係る制御基板収納ケースの表から見た分解斜視図。 同制御基板収納ケースの裏から見た分解斜視図。 (イ)は同制御基板収納ケースの平面図、(ロ)は図12(イ)のY−Y線断面図、(ハ)は図12(イ)のZ−Z線断面図。
以下、本発明に係る制御基板収納ケースの不正開放防止機構の最良の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、メダルまたはパチンコ球を遊技媒体として用いる回動式遊技機等の遊技機に適用されるが、この内、本発明はパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2は同背面図である。パチンコ遊技機Pは縦長長方形状の機枠1を有し、該機枠1の前側に遊技盤3を配設した本体枠2が開閉自在に軸着される。遊技盤3の前面に、渦巻き状に敷設された内側・外側ガイドレール4a,4bにより囲われるようにして遊技領域である遊技部3aが形成される。
前記遊技部3aには、例えばその中央に文字、数字等の図柄を変動表示する変動表示装置5が配設される。また、その下方に遊技部3aに打ち込まれた遊技球が入賞することにより変動表示装置5に表示した図柄を変動させる始動入賞口6が配置され、更に、その下方に一度に多くの入賞球を発生する大型の入賞装置7が配置される。遊技部3aの中央下縁に、遊技部3aに打ち込まれた遊技球すなわちパチンコ球であっていずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球をアウト球として遊技盤3の後側へ排出するアウト球口8が設けられている。
前記本体枠2の前面一側に、遊技盤3の前面を覆う透明板保持枠9が軸着される。該透明板保持枠9は、額縁状に形成されると共に該透明板保持枠9にガラス板または合成樹脂板からなる透明板9aが装着される。また、透明板保持枠9の下方に、打球発射位置(図示せず。)に供給するパチンコ球を貯留するための球受皿10が軸着される。該前板11の一側に位置して遊技部3aに打ち込まれるパチンコ球の打球力を調整するための打球力調整ハンドル14が装着されている。
図2に示すように、パチンコ遊技機Pの裏面に遊技盤3を覆うようにして機構板15が設けられる。該機構板15は中央に開口16が開設されると共に、該開口16に対応位置して遊技盤3の裏面が臨むようになっている。機構板15の裏面には、その上部に球タンク18が配設されると共にその下方に該球タンク18から排出されるパチンコ球を下流へ誘導するタンクレール19が配置される。また、該タンクレール19の下流端に、屈曲レール20を介して球払出装置21が設けられる。該球払出装置21から排出されたパチンコ球は、前記球受皿10に貯留されることになる。そして、前記機構板15の裏面下部に、本発明に係る制御基板収納ケースAが取着される。
次に、前記制御基板収納ケースAについて説明する。図3は本発明に係る制御基板収納ケースの斜視図、図4は同表側から見た分解斜視図、図5は同裏側から見た分解斜視図である。制御基板収納ケースAは、機構板15の裏面に着脱自在に取り付けられる台板22と遊技動作を制御する制御基板23と基板カバー24とからなり、制御基板23を挟むようにして台板22に基板カバー24が密閉状に取り付けられる。
台板22は透明な合成樹脂材からなり所定大の長方形状をなし、その基板25における表面の長手方向の一側縁に支持板としての第一支持板26が一体に立設される。第一支持板26には、その内面中央に断面L型のフック27が突設されている。また、第一支持板26の両側に近接させ基板25の表面に突起28,28が設けられている。これら突起28,28は、後記する支持板としての第二支持板34を熱融着して基板25に一体に固着するためのものである。基板25の短手方向に沿った両側縁に外側壁29,29が突設されると共に、それら内側に該各外側壁29と平行をなし且つ該各外側壁29よりも高さの低い内側壁30が突設され、これら外側壁29と内側壁30との間に前記基板カバー24を取り付けるための誘導溝31が形成される。各誘導溝31に、その長手方向に沿って等間隔離し外側壁29と内側壁30との間に差し渡される複数の係止板部32が設けられている。なお、基板25の表面には、該基板25の強度を増すため格子状の畝部33が突設されている。なお、前記第二支持板34を第一支持板26と分けたが、分離せずに第二支持板34を第一支持板26と一体に形成するようにしても良い。
前記第一支持板26に沿わせるようにして基板25の表面に、第二支持板34が配置される。該第二支持板34も合成樹脂材からなり、上板35a、立板35b、下板35cにより側断面がコ字状をなす。第一支持板26の内面に当接する立板35bには、前記第一支持板26に設けられたフック27が係合する長穴36が開設されている。また、上板35aは立板35bの中央部に設けられ、第一支持板26とは反対方向へ伸びている。該上板35aの両側縁に、一対の切断可能な切離し片37,37を介して下板35cすなわち基板25と平行をなす連結片38,38が連接される。各連結片38には、後記するロック部材55の先端爪部57が係合する係合孔39が開設されている。下板35cの長手方向に沿った両側に、前記基板25に突設された突起28,28が挿通される通孔40,40が開設されている。そして、立板35bの外側面を第一支持板26の内側面に当接させると共にフック27を長穴36に係合させ、更に、各突起28を各通孔40に挿通した状態で、各通孔40から突出する突起28を熱融着する。これにより、第二支持板34が基板25に一体に固着される。
前記制御基板23は前記基板25とほぼ同じ大きさであって長方形状をなすプリント配線基板よりなる。そして、その表面にパチンコ遊技機Pの遊技盤3に装着された変動表示装置5の表示を制御したり、その所定表示を切り替え制御したり、入賞によって所定個数の賞球の払出し制御を行なったりする遊技プログラムが記憶されたROM、CPUおよびコネクターといった電子部品41が関連付けられて配置される。また、制御基板23のほぼ対角線上に位置させて、後記する基板カバー24側の位置決めピン64を挿通する一対の位置決め孔42,42が設けられている。
基板カバー24も透明な合成樹脂材からなり、天壁43aと対向する一側面が開放される略直方体形状をなす。そして、天壁43aの短手方向の一側部と長手方向の一側両角部に天壁43aよりも高さの低い段部43b,43c,43cが形成され、これら段部43b,43cに前記制御基板23に配設された各種電子部品41のうち主にコネクター41が突出する複数の引出孔44が開設されている。そして、基板カバー24の長手方向における前記一側両角部の段部43c,43c側の上側壁43dとは反対側に位置する下側壁43eに、前記台板22の第一支持板26と同じ大きさであって該第一支持板26が密閉状に被せられる差込口45が開設されている。該差込口45側の天壁43aの裏面に、後記するロック部材55を収納するための枠部材46が固着される。基板カバー24における短手方向の両側壁43f,43fの端縁に、差込口45側を向く係止片63が等間隔に設けられている。これら係止片63は、前記台板22の表面に基板カバー24を重ね両側壁43f,43fの端縁を台板22の両側に形成された誘導溝31に嵌め込み、該基板カバー24を第一支持板26側へスライドさせ差込口45に第一支持板26を合致させた位置で、各係止板部32に係合することになる。
前記枠部材46内には、基板カバー24を台板22に重ねて取り付けたとき天壁43aと前記第一支持壁26とにより囲われ前記両連結片38,38が挿入される係合空間47が形成される。第一支持壁26で塞がない状態では、該係合空間47は差込口45側のみ開放している。枠部材46の両側部に通孔49,49が開設されている。そこで、両通孔49,49にこれらと対応して天壁43aの裏面に突設した突起50,50を挿通すると共に、両通孔49,49から突出する突起50,50を熱融着することにより枠部材46が固着される。また、天壁43aには、係合空間47内の両側に位置して該切欠53を介して係合空間47と連通する両端開放のピン嵌合筒部54が一体に突設されている。
前記係合空間47内には、その両側にロック部材55,55が対称に位置するようにして配置される。各ロック部材55は、支軸56aから延設される腕片56bの先端に支軸56aと直交する面内で弧状に湾曲する回動片56cが設けられている。該回動片56cの先端部56eに、前記第二支持板34に設けられた連結片38の係合孔39に係合するための爪部57が突設されている。天壁43aには係合空間47内に位置して一対の軸受部58,58が設けられ、各ロック部材55の支軸56aを各軸受部58に軸支させる。これにより、各ロック部材55が前記連結片38と直交する面内、すなわち基板カバー24が台板22表面でスライドする方向と直交する面内で自在に回動し、非ロック状態ではそれぞれ先端爪部57が係合孔39に臨むと共に回動片56cの後端部である基端部56dが前記切欠53を介してピン嵌合筒部54内に介入する。また、天壁43aには差込口45側の中央部に位置して複数の透孔59aが開設され、これら透孔59a間に前記各切離し片37に対応位置させて同じ幅の切り離し片59が設けられる。よって、外部からこれら切離し片37,59を切り離すことにより、連結片38が第二支持板34から分離されることになる。前記切欠53の溝幅は前記ロック部材55の厚みとほぼ同じ寸法に設定されている。46aは、枠部材46に設けられ、係合空間47に配置されるロック部材55の外周面に摺接して該ロック部材55の無用な動作を防ぎ正位置に保持する保持部である。
前記両ピン嵌合筒部54に封印ピン60が圧入されるが、同時に2本の封印ピン60を使用するものではないので、当面使用されない一本の封印ピン60は基板カバー24の裏側に保持される。これら封印ピン60,60は、ピン本体60aが筒状に形成され、先端が開口すると共に基端にピン本体60aよりも大径の平らな頭部60bが一体に設けられている。そして、天壁43a裏面の適宜位置に設けられた保持突起61をピン本体60aの先端に挿通して封印ピン60を支持させる。また、この状態で枠部材46を天壁43aの所定の位置に固着したとき、該枠部材46から側方へ突出する抜止片62が該封印ピン60の頭部60bに重なり、該封印ピン60が保持突起61から抜け落ちるのを防止している。
本発明に係る制御基板収納ケースAは上記構成からなり、次に組み立て手順について説明する。まず、図6(イ)に示すように基板カバー24の裏面であって係合空間47の両側に、支軸56aを軸受部58に嵌入して一対のロック部材55,55を先端爪部57が連結片38の係合孔39に臨むと共に基端部56dが切欠53を介してピン嵌合筒部54内に介入するようにして配置する。また、保持突起61に他方の封印ピン60の先端部を挿通する。更に、図6(ロ)に示すようにその上から枠部材46を被せると共に、図6(ハ)に示すように枠部材46の各通孔49に基板カバー24の各突起50を挿通すると共に各突起50を熱融着することにより枠部材46が基板カバー24に固着される。このとき、枠部材46の一側に設けた抜止片62が他方の前記封印ピン60の頭部60bに重なり、該封印ピン60を抜け落ちないように保持している。次に、基板カバー24の裏面に制御基板23を宛がい、各位置決め孔42に基板カバー24の裏面に設けられた位置決めピン64を挿通して制御基板23を基板カバー24に一体に固定する。
一方、台板22の表面であって第一支持板26に沿わせるようにして、第二支持板34を配置固定する。この場合も第二支持板34は熱融着される。そして、組み立てられた前記基板カバー24を、図7(イ)(ロ)に示すように差込口45が第一支持板26側に向くようにして台板22の表面に重ねる。このとき、基板カバー24における両側壁43f,43fの端縁の各係止片63が各誘導溝31内に入る。この状態で、図8(イ)(ロ)に示すように基板カバー24を第一支持板26側へスライドさせる。これにより、基板カバー24の差込口45を第一支持板26が合致して完全に塞ぎ、係合空間47内に第二支持板34における上板35a両側の連結片38,38が挿入される。この状態では、図9(イ)(ロ)に示すように前記両ロック部材55,55が支軸56aを中心として連結片38,38と直交する面内で自在に回動し、非ロック状態で先端爪部57が連結片38の係合孔39に臨むと共に基端部56dが切欠53を介してピン嵌合筒部54内に介入するようになっている。
また、前記基板カバー24における一方のピン嵌合筒部54に、図9(ハ)に示すように外部から封印ピン60を圧入する。ただ、必要であれば圧入前に封印ピン60の外周面に接着剤を塗布するか、または、圧入後に封印ピン60の頭部60bの周囲に基板カバー24の表面と共に接着剤を塗布するようにしても良い。圧入後は溶着しても良い。ただ、圧入前に封印ピン60の外周面に接着剤を塗布するときは、多めに塗っておき、切欠53やロック部材55をも接着剤で一体に接着させておくと良い。更に、ピン嵌合筒部54に封印ピン60を圧入することにより、封印ピン60で前記ロック部材55が押動されて回動する。そして、該ロック部材55の先端爪部57が、係合孔39に係合してロック状態が保持される。すなわち、ロック部材55が連結片38に係合することにより、台板22に対し基板カバー24が外れなくなる。
このようにして組み立てられた制御基板収納ケースAは、図2に示すようにパチンコ遊技機Pの裏側であって賞球集合カバー17の裏面に取着されることになる。通常、パチンコ遊技機Pの組立工場から出荷される前に、制御基板23の検査をして合格したものにつき一方のピン嵌合筒部48に封印ピン60を圧入するようにしている。そして、パチンコホールにあって、再度検査をする場合は、制御基板収納ケースAを取り外し、基板カバー24の外側からニッパー等の工具を用いて基板カバー24側の切離し片59と第二支持板34側の切離し片37を切断する。これにより、ロック部材55と係合している連結片38が第二支持板34から分離され、基板カバー24がスライドさせて台板22から取り外せることになり、ここで制御基板23の検査を行なう。検査の結果異常のないときは、再び制御基板23を基板カバー24に取り付けると共に該基板カバー24を前記と同様の手順により台板22に取り付ける。この際、抜止片62を切離してそれまで基板カバー24内に保持されていた封印ピン60を他方のピン嵌合筒部54に圧入して再びロック状態とする。
前記2本の封印ピン60,60にあって、先に圧入された封印ピン60と後に圧入された封印ピン60とは異なる色が着色され区別できるようにしている。これは、一回目と二回目とでそれぞれ使われる封印ピン60の色を決めておき、一回目なのか二回目なのか、更には、基板カバー24が不正に開放されたかが、つぶさに分かるようにするためである。
以上のように、本発明に係る制御基板収納ケースの不正開放防止機構は、ロック部材55が係合する連結片38が枠部材46内に形成される係合空間47に位置し、しかも、封印ピン60をピン嵌合筒部54に圧入することにより連結片38に係合したロック部材55が回動不能に設けられる。よって、二個の制御基板収納ケースから破損個所のない台板22、基板カバー24、ロック部材55をそれぞれ取り出してこれらを順に組み立てようとしても、連結片38に対しロック部材55及び封印ピン60が基板カバー24の取り外し方向とは位置を違えて設けられており、しかも、封印ピン60は圧入されて外すことができず、また、ロック部材55は封印ピン60に押され既に連結片38に係合した位置にきているので、連結片38の係合孔39にロック部材55の先端爪部57を係合させることは不可能となる。このため、やむなく封印ピン60をドリル等の工具で取り除くほかなくなる。そこで、この封印ピン60を取り除くとその痕跡が残る。よって、二個の制御基板収納ケースをそれぞれ分解して一個の不正な制御基板収納ケースを作った場合も、その痕跡が明らかに残りその不正を見破ることができる。
また、枠部材46を制御基板23の外形輪郭の内側に配置するようにしているので、その分、基板カバー24も小さく形成でき、ひいては制御基板収納ケースAをコンパクトに形成できる。
図10乃至図12は他の実施の形態に係る制御基板収納ケースBを示すもので、本発明の実施の形態と同等の効果を有する。次に、この構成及び作用・効果を説明するが、本発明に係る制御基板収納ケースAと他の実施の形態に係る制御基板収納ケースBは構成上似ているので、同一部位は同一番号を附すことにより詳しい説明は省略する。図10は他の実施の形態に係る制御基板収納ケースの表から見た分解斜視図、図11は同制御基板収納ケースの裏から見た分解斜視図である。他の実施の形態に係る制御基板収納ケースBも、台板72と、遊技動作を制御する制御基板23と、基板カバー74とからなり、制御基板23を挟むようにして台板72に基板カバー74が密閉状に取り付けられる。
台板72は透明な合成樹脂材からなり制御基板23より後記する枠部材80を取り付ける分少し大きく長方形状をなす。そして、その基板75における表面の短手方向の一側にその一側縁と平行をなす第一仕切壁76が設けられ、該第一仕切壁76とその一側縁との間にその一側縁に沿って所定間隔離して一対の支持板77,77が突設されている。各支持板77には、長手方向であって同じ方向すなわち基板カバー74を基板75表面をスライドさせて取り付けるときそのスライドする方向に対し対向する方向に向かって基板75と平行な連結片38が切離し片37を介して一体に設けられ、該各連結片38に係合孔39が開設される。また、基板75の短手方向の両側縁に外側壁29,29が突設されると共に、それら内側に該各外側壁29と平行をなし且つ該各外側壁29よりも高さの低い内側壁30,30が突設され、これら外側壁29と内側壁30との間に前記基板カバー74を取り付けるための誘導溝31が形成される。各誘導溝31には、その長手方向に沿って等間隔離して外側壁29と内側壁30との間に差し渡される複数の係止板部32が設けられる。なお、基板75の表面に、該基板75の強度を増すため格子状の畝部33が突設されている。基板75の表面には基板カバー74がその長手方向に沿ってスライドして取り付けられるが、その表面の長手方向の一側縁に該基板カバー74の先端縁が当接する立壁78が設けられている。
前記制御基板23は、前記基板75より少し小さい大きさであって長方形状をなすプリント配線基板よりなる。そして、その表面にパチンコ遊技機Pの遊技盤3に装着された変動表示装置5の表示を制御したり、その所定表示を切り替え制御したり、入賞によって所定個数の賞球の払出し制御を行なったりする遊技プログラムが記憶されたROM、CPUおよびコネクターといった電子部品41が関連付けられて配置されている。また、制御基板23のほぼ対角線上に位置させて、基板カバー74側の位置決めピン64,64が挿通される一対の位置決め孔42,42が設けられている。
基板カバー74も透明な合成樹脂材からなり、天壁43aと対向する一側面が開放される略直方体形状をなす。そして、天壁43aの短手方向の一側部と長手方向の一側両角部に天壁43aよりも高さの低い段部43b,43c,43cが形成され、また、短手方向の他側部に天壁43aよりも低く前記段部43bよりも高い中間段部43gが形成される。該中間段部43gには、前記一対の支持板77,77の切離し片37,37に対応位置して短手方向に沿って2個の透孔59a,59aが開設され、両透孔間に台板72の表面に基板カバー74を取り付けたとき前記各切離し片37,37にそれぞれ合致する切離し片59,59が設けられている。また、各切離し片59の一側であって中間段部43gに、後記する係合空間81内に位置して両端開放のピン嵌合筒部54が突設される。一方、段部43b,43cに、前記制御基板23に配設された各種電子部品41のうち主にコネクター41が突出する複数の引出孔44が開設されている。
基板カバー74の裏側には天壁43aと中間段部43gとの境に基板カバー74内を仕切る第二仕切壁79が設けられ、該第二仕切壁79とこれに近い基板カバー74の側壁43fとの間の中間段部43gに、前記両ピン嵌合筒部54,54が配置される。各ピン嵌合筒部54,54の長手方向の一側の中間段部43gに、後記するロック部材82を軸支するための軸受部58,58が設けられる。また、図12(ロ)に示すように中間段部43gの一端部に封印ピン60を保持するための保持突起61が突設され、長手方向に沿った両端部とその中間部にはガイドピン50,50,50が突設される。そして、前記第二仕切壁79と側壁43fとの間の中間段部43gの裏側に、合成樹脂材からなる枠部材80が被せられる。
該枠部材80は天壁43aと対向する面が開放される略箱枠状に形成され、前記各ピン嵌合筒部54と軸受部58を密閉できるようにその長手方向に沿って設けられる二つの膨出部85,85により独立した係合空間81,81が形成される。また、枠部材80における長手方向に沿った両端部と中間部にそれぞれ通孔49が開設される。これら通孔49に突起50を挿通して第二仕切壁79と側壁43fとの間の中間段部43gに枠部材80を被せると、前記各通孔49からは突起50が突出するようになっており、これら突起50を熱融着することにより枠部材80が基板カバー74に一体に固着される。枠部材80の一端に、前記保持突起61に保持された封印ピン60を抜けないように支持する抜止片62が設けられる。基板カバー74における短手方向の両側壁43f,43fの端縁に、両側角部に形成された段部43c,43cとは反対側を向く複数の係止片63が等間隔に設けられる。これら係止片63は、前記台板72の表面に基板カバー74を重ねて両側壁43f,43fの端縁を台板72両側の誘導溝31,31に嵌め込み、該基板カバー74を基板75の長手方向一端の設けられた立壁78側へスライドさせて該立壁78に当接したとき、各係止板部32に係合することになる。
基板カバー74の裏面に枠部材80を被せたとき、各係合空間81内であって前記軸受部58に軸支されてロック部材82,82が同じ向きで配置される。各ロック部材82は、支軸83aから延設される腕片83bの先端に支軸83aと直交する面内で弧状に湾曲する回動片83cが設けられている。そして、各ロック部材82の支軸83aを各軸受部58に軸支させることにより、各ロック部材82が前記連結片38と直交する面内、すなわち基板カバー74が台板72表面でスライドする方向と直交する面内で自在に回動し、非ロック状態ではそれぞれ回動片83cの先端部83eが係合孔39に臨むと共に回動片83cの後端部である基端部83dが前記ピン嵌合筒部54の周面一側に開設された切欠53を介して該ピン嵌合筒部54内に介入している。前記切欠53の溝幅は前記ロック部材82の厚みとほぼ同じ寸法に設定されている。枠部材80に、係合空間81内に配置されるロック部材82の外周面に摺接して該ロック部材82無用な動作を防ぎ正位置に保持する保持部46aが設けられる。
基板カバー74の裏面であって第二仕切壁79と側壁43fとの間の中間段部43gに枠部材80を被せて固着してから、該基板カバー74を台板72の基板75表面にスライドさせて取り付けることになる。この際、基板カバー74は基板75の表面に沿ってその立壁78側へスライドし、基板カバー74が立壁78に当接したとき、各支持板77からそのスライド方向とは反対方向へ突出する各連結片38が各係合空間81内に挿入されることになる。このため、図12(ロ)に示すように枠部材80と基板カバー74との間であって各連結片38と対向する位置に、各係合空間81と連通しかつ前記各連結片38が挿通されるスリット84が設けられる。また、このとき前記両切離し片37,59が合致する。よって、外部からこれら切離し片37,59を切り離すことにより、各連結片38が各支持板77から分離されることになる。
前記両ピン嵌合筒部54,54には外部から封印ピン60が圧入されるが、同時に2本の封印ピン60を使用するものではないので、当面使用されない一本の封印ピン60は基板カバー74の裏側に保持される。これら封印ピン60,60は、ピン本体60aが筒状に形成され、先端が開口すると共に基端にピン本体60aよりも大径の平らな頭部60bが一体に設けられている。そして、前記保持突起61をピン本体60aの先端に挿通して封印ピン60を支持させる。また、この状態で枠部材80を中間段部43gの所定の位置に固着したとき、該枠部材80から側方へ突出する抜止片62が該封印ピン60の頭部60bに重なり、該封印ピン60が保持突起61から抜け落ちるのを防止している。
他の実施の形態に係る制御基板収納ケースBは上記構成からなり、次に組み立て手順について説明する。まず、基板カバー74裏面の両軸受部58,58に、それぞれ支軸83aを嵌入して一対のロック部材82,82を先端部83eが連結片38の係合孔39に臨むと共に基端部83dが切欠53を介してピン嵌合筒部54内に介入するようにして配置する。また、保持突起61に他方の封印ピン60の先端部を挿通する。この状態で、基板カバー74の裏面の中間段部43gに枠部材80を配置すると共に、各通孔49に各突起50を挿通して熱融着する。これにより、枠部材80が取り外し不能に固着される。このとき、枠部材80の一側に設けた抜止片62が他方の前記封印ピン60の頭部60bに重なり、該封印ピン60を抜け落ちないように保持している。また、基板カバー74の裏面に制御基板23を宛がい、各位置決め孔42に基板カバー74の裏面に設けられた各位置決めピン64を挿通して基板カバー24に制御基板23を一体に固定する。
このようにして組み立てられた前記基板カバー74を、各両側壁43f,43fの端縁に設けられた係止片63が立壁78側を向くようにして台板72の表面に重ねる。このとき、各係止片63が各誘導溝31内に入る。この状態で、基板カバー74を立壁78側へスライドさせる。これにより、図12(イ)(ハ)に示すように基板カバー74の各係止片63が台板72の係止板部32に夫々係合し、かつ、各支持板77の連結片38がスリット84を介して係合空間81内に挿入される。この状態では、図12(イ)(ロ)に示すように前記両ロック部材82,82が支軸83aを中心として連結片38,38と直交する面内で自在に回動し、非ロック状態で回動片83cの先端部83eが連結片38の係合孔39に臨むと共に基端部83dが切欠53を介してピン嵌合筒部54内に介入するようになっている。
次に、前記基板カバー74における一方のピン嵌合筒部54に、図12(ロ)に示すように外部から封印ピン60を圧入する。ただ、必要であれば圧入後に封印ピン60の頭部60bの周囲に基板カバー74の表面と共に接着剤を塗布するようにしても良い。更に、ピン嵌合筒部54に封印ピン60を圧入することにより、封印ピン60で前記ロック部材82が押動されて回動する。そして、該ロック部材82の先端部83eが、係合孔39に係合してロック状態が保持される。この場合詳しくは、ロック部材82における回動片83cの外周面が係合孔39の内周面に圧接することになる。これにより、台板72に対し基板カバー74が外れなくなる。
このようにして組み立てられた制御基板収納ケースBも、図2に示すようにパチンコ遊技機Pの裏側に取着されることになる。パチンコ遊技機Pの組立工場から出荷される前に、制御基板23の検査をして合格したものにつき一方のピン嵌合筒部54に封印ピン60を圧入する。そして、パチンコホールにあって、再度検査をする場合は、制御基板収納ケースBを取り外し、基板カバー74の外側からニッパー等の工具を用いて基板カバー74側の切離し片59と支持板77側の切離し片37を切断する。これにより、ロック部材82と係合している連結片38が支持板77から分離され、基板カバー74が台板72からスライドさせて取り外せることになり、ここで制御基板23の検査を行なう。検査の結果異常のないときは、再び制御基板23を基板カバー74に取り付けると共に該基板カバー74を前記と同様の手順により台板72に取り付ける。この際、他方のピン嵌合筒部54に、それまで基板カバー74内に保持されていた封印ピン60を圧入して再びロック状態とする。
前記2本の封印ピン60,60にあって、先に圧入された封印ピン60と後に圧入された封印ピン60とは異なる色が着色され区別できるようにしている。これは、一回目と二回目とでそれぞれ使われる封印ピン60の色を決めておき、一回目なのか二回目なのか、更には、基板カバー74が不正に開放されたかが、つぶさに分かるようにするためである。
このように、他の実施の形態に係る制御基板収納ケースの不正開放防止機構にあっても、ロック部材82が係合する連結片38が枠部材80内に形成される係合空間81内に位置し、しかも、封印ピン60をピン嵌合筒部54に圧入することにより連結片38に係合したロック部材82が回動不能に設けられる。よって、二個の制御基板収納ケースから破損個所のない台板72、基板カバー74、ロック部材82をそれぞれ取り出しこれらを順に組み立てようとしても、連結片38に対しロック部材82及び封印ピン60が基板カバー74の取り外し方向とは位置を違えて設けられており、しかも、封印ピン60は圧入されて外すことができず、また、ロック部材82は封印ピン60に押され既に連結片38に係合した位置にきているので、連結片38の係合孔39にロック部材82を係合させることは不可能となる。このため、やむなく封印ピン60をドリル等の工具で取り除くほかなくなる。そこで、この封印ピン60を取り除くとその痕跡が残る。よって、二個の制御基板収納ケースをそれぞれ分解して一個の不正な制御基板収納ケースを作った場合も、その痕跡が明らかに残りその不正を見破ることができる。
本実施の形態または他の実施の形態にあって、ロック部材55,82は基板カバー24,74のスライド方向と直交する面内で回動させたが、他に直線的に移動させるようにしても良いことは勿論である。
22 台板
23 制御基板
24 基板カバー
26 支持板(第一支持板)
34 支持板(第二支持板)
37 切離し片
38 連結片
39 係合孔
43a 天壁
46 枠部材
47 係合空間
53 切欠
54 ピン嵌合筒部
55 ロック部材
56d 基端部
57 爪部
60 封印ピン
A 制御基板収納ケース
P 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (2)

  1. 遊技機に取り付けられる台板と該台板に制御基板を挟みかつ密閉するようにして取着される基板カバーとからなる制御基板収納ケースの不正開放防止機構であって、
    前記台板の表面一側に支持板を立設すると共に該支持板に外部から切断可能な切離し片を介して係合孔が開設される連結片を連接し、前記基板カバーの裏側一側に枠部材を固着すると共に、前記枠部材内に前記基板カバーを前記台板にスライドさせて重ねたとき前記支持板の前記連結片が挿入される係合空間を形成し、前記基板カバーに前記係合空間内に位置しかつ切欠を介して該係合空間と連通するピン嵌合筒部を一体に突設し、前記係合空間内には前記基板カバーのスライド方向と直交する面内で可動するロック部材を配置し、前記ロック部材は非ロック状態でその先端部が前記係合孔に臨むと共に基端部が前記切欠を介して前記ピン嵌合筒部内に介入しており、
    外部から前記ピン嵌合筒部に封印ピンを圧入することにより、前記封印ピンで前記ロック部材が押動されて可動し該ロック部材の先端部が前記係合孔に係合してロック状態が保持されるようにしたことを特徴とする制御基板収納ケースの不正開放防止機構。
  2. 前記枠部材が前記制御基板の外形輪郭の内側に配置されている請求項1記載の制御基板収納ケースの不正開放防止機構。
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