JP2018164834A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御基板に対する不正行為を好適に抑制することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】主制御装置ユニット61は、主制御装置91及び第1支持ユニット92を備えている。主制御装置91は、表側構成体122及び裏側構成体123を有する基板ボックス121を備えており、これら両構成体122,123は第1ボックス側結合部251を利用して結合されているとともに、その結合状態の解除に際しては部材の破壊を要する。また、第1支持ユニット92は、主制御装置ユニット61を軸受けユニット94に回動可能に支持させるためのものである。第1支持ユニット92は、支持側結合部253を利用して主制御装置91に結合されており、その結合状態の解除に際しては部材の破壊を要する。この場合に、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除するためには、支持側結合部253を利用した結合状態を先に解除する必要がある。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機は、遊技制御処理を実行するCPU、遊技制御プログラムが記憶されたROM、遊技の進行により発生する各種データを一時的に記憶するRAM等の各種電子部品が実装された制御基板を備えている。そして、ROMに記憶された制御プログラムに従って、CPUにより遊技機に搭載されている各種遊技機器が制御され、一連の遊技が実行される。
この種の遊技機では、制御基板を正規のものとは異なる不正な制御基板に変更したり、ROM(ROMがCPUと共に1チップ化されている場合には当該チップ)を不正なものに交換したりする等の不正行為の発生が数多く報告されている。
このような不正行為に対処すべく、例えば、基板ボックスに封印構造(いわゆる、カシメ構造)を設けて基板ボックスの開封時には破壊等による開封履歴を残すようにする等の不正対策が採用されている(例えば特許文献1参照)。このような不正対策は、基板ボックスが開封された事実や制御基板が交換された事実を目視確認する場合にその確認作業を補助するものであり、またこのような不正対策の存在により不正行為を躊躇させる効果がある。
特開2003−180917号公報
しかしながら、上記封印構造の不正対策が施されていても未だに不正行為が行われているのが実情であり、制御装置における防犯機能の向上には改善の余地がある。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、制御基板に対する不正行為を好適に抑制することが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、複数のボックス構成体により形成された基板ボックスと、当該基板ボックスの内部空間に収容された制御基板と、を有する制御基板装置と、
当該制御基板装置を支持する支持手段と、
を備え、
前記複数のボックス構成体として第1構成体と第2構成体とを備え、
前記制御基板装置は、前記基板ボックスの開放を阻止するように前記第1構成体と前記第2構成体とを結合するボックス側結合手段を備え、
第1箇所の破壊を要する所定の結合解除操作を行うことにより、前記ボックス側結合手段を利用した前記第1構成体と前記第2構成体との結合を解除することが可能な構成であり、
前記支持手段は、当該支持手段からの前記制御基板装置の分離を阻止するように当該支持手段と前記制御基板装置とを結合する支持側結合手段を備え、
第2箇所の破壊を要する特定の結合解除操作を行うことにより、前記支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除することが可能な構成であり、
前記支持手段及び前記制御基板装置の両者を分離する方向にこれらの相対位置を変化させていない状況において、前記所定の結合解除操作が制限され、
当該遊技機は、前記支持手段及び前記制御基板装置の両者を分離する方向にこれらの相対位置を変化させるためには、これら一体物を通常位置から変位させる必要があるように、両者の分離方向を規制する分離方向規制手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、制御基板に対する不正行為を好適に抑制することが可能となる。
第1の実施形態におけるパチンコ機の構成を示す前方から見た斜視図である。 遊技機本体の主要な構成を分解して示す分解斜視図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 内枠の構成を示す背面図である。 (a)通常位置に配置されている主制御装置ユニットを示す斜視図であり、(b)回動位置に配置されている主制御装置ユニットを示す側面図である。 主制御装置ユニットの分解斜視図である。 第1支持ユニットが設けられた端部側から見た主制御装置の分解斜視図である。 第2支持ユニットが設けられた端部側から見た主制御装置の分解斜視図である。 (a)ボックス側結合部の構成を説明するための一部を拡大して示す主制御装置の正面図であり、(b)ボックス側結合部の構成を説明するための一部を拡大して示す主制御装置の背面図であり、(c)ボックス側結合部の構成を説明するための一部を拡大して示す主制御装置の斜視図である。 (a)主制御装置から第1支持ユニットを分離させた状態を示す表面側から見た斜視図であり、(b)主制御装置から第1支持ユニットを分離させた状態を示す裏面側から見た斜視図である。 (a),(b)第1支持ユニットの分解斜視図である。 (a)支持用部材の表面側から見た斜視図であり、(b)支持用部材の裏面側から見た斜視図であり、(c)結合用部材の表面側から見た斜視図であり、(d)結合用部材の裏面側から見た斜視図である。 第1支持ユニットが装着された側の一部を拡大して示す主制御装置ユニットの正面図である。 図13のA―A線の切断部端面図である。 (a)〜(d)第1ボックス側結合部による表側構成体と裏側構成体との結合を解除する場合の作業の流れを説明する図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 (a),(b)第2の実施形態における第1支持ユニットの分解斜視図である。 (a),(b)主制御装置ユニットの変形例を説明するための模式図である。 (a),(b)主制御装置ユニットの変形例を説明するための模式図である。
<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の第1の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10を前方から見た斜視図、図2はパチンコ機10を構成する遊技機本体12の分解斜視図である。なお、図2では便宜上、パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機本体12とを有している。なお、パチンコ機10において外枠11は必須の構成ではなく、遊技場の島設備に外枠11が備え付けられた構成としてもよい。
外枠11は、木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技場に設置される。なお、外枠11を合成樹脂やアルミニウム等の金属によって形成することも可能である。
外枠11の一側部に遊技機本体12が回動可能に支持されている。具体的には、図1に示すように、外枠11における上枠部と左枠部との連結部分に上側支持用金具21が固定されており、さらに外枠11における下枠部と左枠部との連結部分に下側支持用金具22が設けられている。これら上側支持用金具21及び下側支持用金具22により支持機構が構成され、当該支持機構によって外枠11に対して遊技機本体12が回動可能に支持されている。
また、遊技機本体12には、図2に示すように、その回動先端部に施錠装置23が設けられており、遊技機本体12を外枠11に対して閉鎖状態とした場合には施錠装置23の鉤部材24が外枠11の右枠部の内側面に設けられた鉤受け部にて受けられ、遊技機本体12の開放が阻止される。一方、パチンコ機10前面にて露出させて設けられたシリンダ錠25に対して解錠キーを用いて解錠操作を行うことにより、外枠11の鉤受け部にて鉤部材24が受けられた状態が解除され、遊技機本体12の外枠11からの開放が可能となる。なお、施錠装置23は、後述する内枠13と前扉枠14との施錠を行う機能も有している。
遊技機本体12は、ベース体としての内枠13と、その内枠13の前方に配置される前扉枠14と、内枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを備えている。遊技機本体12のうち内枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として内枠13が前方へ回動可能とされている。
内枠13には、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、内枠13には、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
次に、遊技機本体12の前面側の構成について説明する。
図2に示すように、内枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース31を主体に構成されている。樹脂ベース31の中央部には略楕円形状の窓孔32が形成されている。樹脂ベース31には遊技盤33が着脱可能に取り付けられている。遊技盤33は合板よりなり、遊技盤33の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース31の窓孔32を通じて内枠13の前面側に露出した状態となっている。
ここで、遊技盤33の構成を図3に基づいて説明する。遊技盤33には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口34,可変入賞装置35,作動口36,スルーゲート37及び可変表示ユニット38等がそれぞれ設けられている。一般入賞口34、可変入賞装置35及び作動口36に遊技球が入ると、それが図示しない検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。その他に、遊技盤33の最下部にはアウト口39が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口39を通って遊技領域から排出される。また、遊技盤33には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘40が植設されていると共に、風車等の各種部材が配設されている。
可変表示ユニット38には、作動口36への入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置41が設けられている。また、可変表示ユニット38には、図柄表示装置41を囲むようにしてセンターフレーム42が配設されている。センターフレーム42の上部には、第1特定ランプ部43及び第2特定ランプ部44が設けられている。また、センターフレーム42の下部及び上部にはそれぞれ保留ランプ部45,46が設けられている。下側の保留ランプ部45は図柄表示装置41及び第1特定ランプ部43に対応しており、遊技球が作動口36を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部45の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部46は第2特定ランプ部44に対応しており、遊技球がスルーゲート37を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部46の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
図柄表示装置41は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、表示制御装置により表示内容が制御される。図柄表示装置41には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。
遊技結果表示部として設けられた第1特定ランプ部43では、作動口36への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部44では、遊技球のスルーゲート37の通過をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には作動口36に付随する電動役物が所定時間だけ開放状態となる。なお、これら第1特定ランプ部43及び第2特定ランプ部44の制御は、後述する主制御装置により行われる。
可変入賞装置35は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置35の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置35が繰り返し開放されるものが一般的である。なお、可変入賞装置35の駆動制御は、後述する主制御装置により行われる。
遊技盤33には、内レール部47と外レール部48とが取り付けられており、これら内レール部47と外レール部48とにより誘導レールが構成され、遊技球発射機構50から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。遊技球発射機構50は、図2に示すように、樹脂ベース31における窓孔32の下方に取り付けられており、前扉枠14に設けられたハンドル装置59が操作されることにより遊技球の発射動作が行われる。
内枠13の前面側全体を覆うようにして前扉枠14が設けられている。前扉枠14には、図1等に示すように、遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部55が形成されている。窓部55は、略楕円形状をなし、窓パネル56が嵌め込まれている。窓パネル56は、ガラスによって無色透明に形成されているが、これに限定されることはなく合成樹脂によって無色透明に形成してもよい。窓部55の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。また、左上及び右上の位置には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部が設けられている。
前扉枠14における窓部55の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部57と下側膨出部58とが上下に並設されている。上側膨出部57内側には上方に開口した上皿57aが設けられており、下側膨出部58内側には同じく上方に開口した下皿58aが設けられている。上皿57aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿58aは、上皿57a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。
次に、遊技機本体12の背面側の構成について説明する。図4は、内枠13の背面図である。
図4に示すように、内枠13(遊技盤33)の背面には、主制御装置ユニット61及び音声ランプ制御装置ユニット65が搭載されている。これらのうち主制御装置ユニット61の具体的な構成については、後に詳細に説明する。
音声ランプ制御装置ユニット65は、音声ランプ制御装置66と、取付台67とを具備する構成となっており、取付台67上に音声ランプ制御装置66が装着されている。音声ランプ制御装置66は、主制御装置ユニット61に搭載された主制御装置91からの指示に従い音声やランプ表示、及び図示しない表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス68に収容されて構成されている。
裏パックユニット15は、図2に示すように、裏パック71を備えており、当該裏パック71に対して、払出機構部72及び制御装置集合ユニット73が取り付けられている。なお、裏パック71は透明性となるように合成樹脂により形成されており、主制御装置ユニット61の一部や音声ランプ制御装置ユニット65などを後方から覆うように、後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部75を有している。
払出機構部72は、保護カバー部75を迂回するようにして配設されており、遊技場の島設備から供給される遊技球が逐次補給されるタンク77と、当該タンク77に貯留された遊技球を払い出すための払出装置78と、を備えている。払出装置78より払い出された遊技球は、当該払出装置78の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、上皿57a又は下皿58aに排出される。また、払出機構部72には、例えば交流24ボルトの主電源が供給されるとともに、電源のON操作及びOFF操作を行うための電源スイッチを有する裏パック基板が搭載されている。
制御装置集合ユニット73は、払出制御装置82と電源及び発射制御装置83とを備えている。これら払出制御装置82と電源及び発射制御装置83とは、払出制御装置82がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置82は、払出装置78を制御する払出制御基板が基板ボックス内に収容されて構成されている。電源及び発射制御装置83は、電源及び発射制御基板が基板ボックス内に収容されて構成されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電力が生成されて出力され、さらに遊技者によるハンドル装置59の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。
<主制御装置ユニット61>
次に、主制御装置ユニット61の構成を、図5及び図6を参照しながら説明する。図5(a)及び図5(b)は主制御装置ユニット61の斜視図であり、図5(a)は主制御装置ユニット61が通常位置に配置されている状態を示し、図5(b)は主制御装置ユニット61が回動位置に配置されている状態を示す。また、図6は主制御装置ユニット61の分解斜視図である。
主制御装置ユニット61は、図6に示すように、主制御装置91を備えているとともに、当該主制御装置91を遊技盤33の背面に支持させるために利用される一対の支持ユニット92,93を備えている。
主制御装置91は、厚み方向の寸法が最も小さく、さらに表面及び裏面の外縁がそれぞれ略長方形となる直方体形状となっており、長手方向の両端のうち一方に第1支持ユニット92が設けられているとともに、他方に第2支持ユニット93が設けられている。この場合、主制御装置91は、その長手方向が横方向となるようにして遊技盤33の背面に支持されているため、第1支持ユニット92及び第2支持ユニット93のそれぞれは主制御装置91の横方向の端部に設けられていることになる。
第1支持ユニット92は、詳細は後述するように、取り外しに際して部材の破壊を要するように取り外しづらい態様で主制御装置91に結合されている。第1支持ユニット92には、外方に突出させるようにして回動軸部224が形成されており、当該回動軸部224は遊技盤33の背面に装着された軸受けユニット94にて受けられている。
軸受けユニット94は、遊技盤33の背面に重ね合わせた状態でネジ止めされているベース部材95と、当該ベース部材95からパチンコ機10後方に突出させて設けられ、第1支持ユニット92の回動軸部224を受ける軸受け部材96と、を備えている。軸受け部材96は、縦方向に貫通する孔部96aを有しており、当該孔部96aに第1支持ユニット92の回動軸部224が挿通されていることにより、主制御装置ユニット61は縦方向を回動軸として、遊技盤33に対して回動可能に支持されている。つまり、主制御装置ユニット61は、図5(a)に示すように主制御装置ユニット61の裏面が遊技盤33の背面に重なる通常位置と、図5(b)に示すように主制御装置ユニット61の裏面が遊技盤33の背面からパチンコ機10後方に向けて離間されることになる回動位置との間で回動可能となっている。
回動軸部224には、図6(a)に示すように、その周面に外方に突出させて抜け止め突起224aが一体形成されており、当該抜け止め突起224aに対応させて軸受け部材96の孔部96aの周面には図示しない抜け止め受け部が形成されている。抜け止め受け部により抜け止め突起224aが受けられた状態は、主制御装置ユニット61が通常位置に配置されている場合、及びいずれかの回動位置に配置されている場合のいずれにおいても維持される。これにより、第1支持ユニット92を軸受けユニット94から取り外すことが不可となっている。
第2支持ユニット93は、主制御装置91において第1支持ユニット92が結合された側とは逆側の端部を挿入するようにして設けられている。主制御装置91は、詳細は後述するように表側構成体122と裏側構成体123とを組み合わせることにより形成される基板ボックス121を備えているが、第2支持ユニット93の支持ベース101はこれら表側構成体122及び裏側構成体123を基板ボックス121の厚み方向に挟み込むように設けられている。つまり、支持ベース101は、表側構成体122に対してパチンコ機10後側から対向する面と、裏側構成体123に対してパチンコ機10前側から対向する面とを有している。ちなみに、支持ベース101は、主制御装置91において当該支持ベース101により覆われた部位を当該支持ベース101の外側から目視可能となるようにポリカーボネートなどの合成樹脂を利用して透明(具体的には無色透明)に形成されている。
支持ベース101は、基板ボックス121に装着された状態において当該基板ボックス121に係止される係止箇所を有しており、支持ベース101が基板ボックス121に装着され当該支持ベース101により表側構成体122及び裏側構成体123が厚み方向に挟み込まれている状態において、当該支持ベース101は基板ボックス121に係止され、その係止状態を解除しないと基板ボックス121から取り外せない構成となっている。そして、上記のとおり支持ベース101は表側構成体122及び裏側構成体123を基板ボックス121の厚み方向に挟み込むようにして設けられており、その厚み方向における表側構成体122及び裏側構成体123に対する支持ベース101の距離は、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対して変位させて基板ボックス121の内部空間を開放させるのに必要な両構成体122,123の上記厚み方向の変位量よりも小さくなっている。したがって、第2支持ユニット93が主制御装置91に装着されている状態では、基板ボックス121を開放させることが不可となっている。
支持ベース101には、主制御装置91の裏面が遊技盤33の背面に重なる通常位置に当該主制御装置91が配置された状態において当該主制御装置91の回動を阻止するための連結部材102が上下一対となるように設けられている。当該連結部材102は、遊技盤33の背面に設けられた図示しない受け部材に連結可能となっており、連結部材102を受け部材に対向させた状態で受け部材に向けて押圧することで当該連結部材102が受け部材と連結され、当該連結状態において連結部材102を連結操作時の押圧方向とは逆方向に引っ張ることでその連結状態が解除される。
ちなみに、第1支持ユニット92は主制御装置91において内枠13の回動先端側に存在する端部に設けられており、第2支持ユニット93は、主制御装置91において内枠13の回動基端側に存在する端部に設けられているが、これらの関係が逆であってもよい。
次に、主制御装置91の構成を、図6に加えて図7及び図8を参照しながら説明する。図7は第1支持ユニット92が設けられた端部側から見た主制御装置91の分解斜視図であり、図8は第2支持ユニット93が設けられた端部側から見た主制御装置91の分解斜視図である。
主制御装置91は、図7及び図8に示すように、主制御基板111と基板ボックス121とを備えており、当該基板ボックス121の内部空間に主制御基板111が収容された構成となっている。
主制御基板111は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM等を備えている。本実施形態では、CPU、ROM及びRAMがCPUチップ112に1チップ化されている。また、詳細な説明は省略するが、入出力ドライバ用ICチップ113及びラッチ用ICチップ114が搭載されている。また、図示は省略するが、主制御基板111には、コンデンサや抵抗などの各種素子や複数のコネクタが搭載されている。
主制御基板111においてCPUチップ112などの各種素子やコネクタは全て同一の板面上に搭載されており、その逆側の板面にて半田付けされている。つまり、主制御基板111は、一方の板面が素子搭載面115となっており、他方の板面が半田面となっている。なお、半田面とは、素子搭載面115に搭載される各種素子の半田付け部分が設けられる面であるが、当該半田面に対して回路パターンが形成されていてもよい。また、両板面が素子搭載面として構成されていてもよい。
基板ボックス121は、複数のボックス構成体として、表側構成体122と裏側構成体123とを備えている。これら表側構成体122及び裏側構成体123は、基板ボックス121内に収容された主制御基板111の素子搭載面115及び半田面を基板ボックス121外から視認可能なようにポリカーボネートなどの合成樹脂を利用して透明(具体的には無色透明)に形成されている。
表側構成体122及び裏側構成体123が組み合わされることにより、図6に示すように、基板ボックス121は直方体形状に形成されており、所定の内部空間を有している。詳細には、表側構成体122は、図7及び図8に示すように、当該表側構成体122の周縁を規定する表側周縁部124と、当該表側周縁部124から一方に膨出するようにして形成された膨出部125とが一体形成されてなる。これら表側周縁部124と膨出部125とにより、表側構成体122は膨出部125の膨出側とは反対側に開放された略直方体形状をなしている。
表側構成体122にはその背面側から主制御基板111がネジ止めされている。この表側構成体122への主制御基板111のネジ止めは、主制御基板111の半田面側から行われており、主制御基板111の素子搭載面115に搭載された各種素子は、主制御基板111と表側構成体122との間の領域内に収容されている。
主制御基板111が一体化された表側構成体122に、裏側構成体123が固定されている。裏側構成体123は、正面視で四角形状、具体的には長方形状をなす略板状に形成されており、平面状に形成された平面部126と、当該平面部126の周縁を囲むようにして形成された裏側周縁部127とが一体形成されてなる。
表側構成体122にその裏面側から裏側構成体123を固定することにより、表側構成体122の表側周縁部124と裏側構成体123の裏側周縁部127とが重なり、膨出部125の裏面側への開放部分が裏側構成体123の平面部126により閉塞される。この場合、主制御基板111の半田面は、裏側構成体123により覆われている。つまり、主制御基板111の素子搭載面115はその全体が表側構成体122と対向しており、主制御基板111の半田面はその全体が裏側構成体123と対向している。上記構成の主制御装置91は、図4に示すように、表側構成体122の表面がパチンコ機10後方を向くようにして搭載されている。
表側構成体122の表側周縁部124には、裏側構成体123に向けて起立させてフック部128が一体形成されている。フック部128は複数設けられており、これらフック部128は表側周縁部124の対向する各長辺部(具体的には、上縁部及び下縁部)において当該長辺部の延びる方向に沿って等間隔で形成されている。各フック部128は、途中位置にて短辺部側に向けて折り曲げられており、その折り曲げられた方向はいずれも同一方向となっている。
各フック部128に1対1で対応させて、裏側構成体123の裏側周縁部127には対応するフック部128を挿入可能なフック受け129が形成されている。フック受け129は、フック部128において表側構成体122の長辺部に沿うようにして形成された自由端側領域に対して表側構成体122側から対向する部位を有している。フック受け129にフック部128が受けられている状態において、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対して基板ボックス121の厚み方向に離間させようとしても、上記対向する部位にフック部128の自由端側領域が当接し、当該離間が阻止される。かかる規制を解除するためには、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対して長手方向の一方である規制解除方向にスライド移動させ、上記対向する部位にフック部128の自由端側領域が対向しない状態とさせる必要がある。そして、このように対向しない状態とした後に、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対して基板ボックス121の厚み方向に離間させることが可能となる。
なお、上記のようにフック部128とフック受け129とが設けられていることにより、表側構成体122と裏側構成体123とを組み合わせる場合には、組み合わせ完了位置に対して上記規制解除方向にずれた位置関係となる状態で両構成体122,123を重ね合わせ、その後に、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対して上記規制解除方向とは逆方向にスライド移動させる必要がある。
基板ボックス121には各短辺部のそれぞれに、表側構成体122と裏側構成体123とを組み合わせ完了位置に配置された状態で結合するための結合手段が設けられている。
当該結合手段として、基板ボックス121において第2支持ユニット93が装着される側の端部には、図8に示すように、貼付板部131が一体形成されている。当該貼付板部131は、表側構成体122に形成された表側貼付板部132と、裏側構成体123に形成された裏側貼付板部133と、を備えており、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置されることで一の貼付板部131を生じさせるように重なり合う。表側貼付板部132と裏側貼付板部133とは一対の破断ネジを利用して結合されている。
破断ネジとは、ドライバなどの工具の先端を差込可能な頭部と、ネジ溝が形成された側との連結部分の強度が低く設定されたものであり、それ以上締めることができない位置において頭部に上記工具によりさらに所定の力を加えることにより、上記連結部分が切断され、頭部が分離されるものである。つまり、破断ネジは、螺着後において、上記工具を用いて緩める方向へ回転させることを不可とするものである。
なお、螺着後において結合を緩めることができないようにすることができるのであれば、表側貼付板部132と裏側貼付板部133とを結合する結合具は破断ネジに限定されることはなく周知のワンウェイネジであってもよい。また、ネジにより結合される構成に限定されることはなく、裏側貼付板部133に係止部が設けられているとともに、表側貼付板部132側から挿入された係止爪が上記係止部に係止され、その係止状態の解除に際しては表側貼付板部132及び裏側貼付板部133の少なくとも一方を破壊する必要がある構成としてもよい。
貼付板部131には、両者の境界を跨ぐようにして図示しない封印シールが貼り付けられている。封印シールは、貼り付けた後に剥がすと粘着剤層が貼付板部131側に残り、再貼付不可となるものである。また、封印シールには、識別情報を予め記憶するとともにその識別情報を電波として読取装置に送信可能なICタグが設けられている。当該封印シールを覆うようにして、貼付板部131にはシールカバー134が設けられている。シールカバー134は、封印シールを覆っている状態であっても当該シールカバー134の外側に存在する読取装置との間で電波のやり取りを可能とするように合成樹脂により形成されており、さらに内部に存在する封印シールを外部から目視可能とするように透明(具体的には無色透明)に形成されている。また、シールカバー134には、図示しないカッターが内蔵されており、当該シールカバー134の取り外しに先立って又は取り外し方向への変位に伴って、当該カッターにより封印シールが切断される構成となっている。
図5(b)に示すように、シールカバー134の少なくとも一部は、第2支持ユニット93の支持ベース101により外側から覆われており、第2支持ユニット93を装着した状態においてはシールカバー134の取り外しが不可となっている。また、第2支持ユニット93は、既に説明したとおり、主制御装置91に係止されているが、その係止箇所はシールカバー134ではなく、基板ボックス121となっている。これにより、第2支持ユニット93の係止状態の解除操作や第2支持ユニット93の取り外し操作に際して、意図せずシールカバー134が取り外し方向に変位してしまい、意図せず封印シールが切断されてしまうという事象の発生が抑制されている。また、既に説明したとおり、第2支持ユニット93の支持ベース101は合成樹脂により形成されており、当該支持ベース101によりシールカバー134が覆われている状態であっても、当該第2支持ユニット93の外側に存在する読取装置とICタグとの間で電波のやり取りを行うことが可能となっている。さらにまた、既に説明したとおり、第2支持ユニット93は透明に形成されているため、第2支持ユニット93が装着されている状態であっても、当該第2支持ユニット93の外側から封印シールを目視確認することが可能となっている。
次に、基板ボックス121において第1支持ユニット92が装着される側の端部に設けられた結合手段について、図7及び図8に加えて図9を参照しながら説明する。図9(a)は当該結合手段の構成を説明するための主制御装置91の正面図であり、図9(b)は当該結合手段の構成を説明するための主制御装置91の背面図であり、図9(c)は当該結合手段の構成を説明するための主制御装置91の斜視図である。
当該結合手段として、表側構成体122には、図7に示すように、複数(具体的には4個)の表側結合部141,142が一体形成されている。これら表側結合部141,142はそれぞれ、第1支持ユニット92が装着される側の短辺部において膨出部125から側方に延出させて形成されており、各表側結合部141,142は当該短辺部において所定の間隔で縦方向に並設されている。
表側結合部141,142に対応させて、裏側構成体123の裏側周縁部127には裏側結合領域143が設けられている。裏側結合領域143は、裏側構成体123の裏側周縁部127に一体形成された結合領域形成部144と、当該結合領域形成部144に組み付けられる受け金具145及び受けカバー146と、を備えている。
結合領域形成部144は、裏側構成体123の裏側周縁部127における一方の短辺部において全体又は略全体に亘って形成されており、表側構成体122側に向けて開放された溝部147が形成されている。溝部147は、結合領域形成部144の全体に亘って形成されている。
結合領域形成部144には、溝部147内に挿入された状態で受け金具145が固定されている。受け金具145は、少なくとも裏側構成体123の壁部よりも高強度な金属板を複数箇所で折り曲げることにより形成されており、溝部147と同一又は略同一の長さ寸法を有している。
受け金具145は、溝部147に沿うようにして凹み空間151を有するように形成された受けベース部152と、当該受けベース部152において凹み空間151の開放先側の端部から側方に向けて延出させて一体形成された引っ掛け部153と、を備えている。なお、引っ掛け部153は、凹み空間151を区画する一対の区画壁部154のそれぞれから側方に向けて延出し、且つ各区画壁部154において縦方向に離間させて複数形成されているが、これに限定されることはなく、各区画壁部154において縦方向の全体又は略全体に亘って形成されている構成としてもよい。
受け金具145は、凹み空間151が表側構成体122に向けて開放された状態で、受けベース部152の外周面が溝部147の内周面と重なるように結合領域形成部144に設置されている。この場合、引っ掛け部153は、結合領域形成部144において溝部147を区画形成する壁部の先端面に表側構成体122側から当接した状態となっている。
上記のように受け金具145が設置された結合領域形成部144に対して受けカバー146が設置されている。受けカバー146は、ポリカーボネートなどの合成樹脂を利用して透明に形成されている。受けカバー146は、結合領域形成部144と同一又は略同一の長さ寸法を有しており、結合領域形成部144の溝部147の略全体を覆う溝側壁部161と、結合領域形成部144の外側の側面の略全体を覆う側方壁部162と、を備えている。また、受けカバー146が結合領域形成部144に設置されていることにより、受け金具145の引っ掛け部153は受けカバー146の溝側壁部161と結合領域形成部144との間で挟持され、受け金具145の取り外しが阻止される。また、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置された場合には、これら表側構成体122及び裏側構成体123により受けカバー146の一部が挟持され、当該受けカバー146の取り外しが阻止される。
溝側壁部161には、表側構成体122の表側結合部141,142と1対1で対応した複数の結合区画部163,164が一体形成されており、当該結合区画部163,164と受け金具145とによって、表側結合部141,142と1対1で対応した裏側結合部171,172が形成されている。
表側結合部141,142及び裏側結合部171,172について詳細には、各表側結合部141,142のうち内側の2個の表側結合部141は相互に同一のサイズ及び同一の構造となっており、これら第1表側結合部141は、膨出部125の側面において当該膨出部125が膨出する方向の略全体に亘って存在しているとともに、当該膨出方向に貫通する貫通孔181が形成されている。また、第1表側結合部141において膨出部125からの突出先側の壁部であって当該突出先側において貫通孔181の区画壁を構成する突出先壁部182には、裏側構成体123の側の端部から膨出部125の膨出先側に向けて延びるスリットが短辺部の延在方向に一対存在するように形成されており、当該スリットが形成された箇所では、突出先壁部182の高さ寸法が周囲よりも小さい易切断部183が生じている。また、突出先壁部182において上記スリット間には、幅狭の板状となった突板部184が存在している。ニッパなどの工具の先端をスリット内に差し込み一対の易切断部183を切断することにより、突板部184が突出先壁部182から除去される。
第1表側結合部141に1対1で対応するように、内側2個の裏側結合部171は相互に同一のサイズ及び同一の構造である第1裏側結合部171となっている。溝側壁部161において第1裏側結合部171の結合区画部163には、図8に示すように、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置された状態において第1表側結合部141の貫通孔181と一致する連通孔185が形成されており、当該連通孔185により第1表側結合部141の貫通孔181が受け金具145の凹み空間151と連通された状態となる。また、第1裏側結合部171の結合区画部163には、図9(c)に示すように、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置された状態において膨出部125の膨出方向の根元側にて第1表側結合部141の周面と対向する第1囲み部186が一体形成されている。これにより、第1表側結合部141と第1裏側結合部171との境界においてこれら結合部141,171の並設方向に対して直交する方向の合わせ面が生じており、当該境界を通じて不正治具を挿入しようとする行為が行いづらくなっている。
第1囲み部186には、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置された状態において第1表側結合部141の突板部184に側方から当接又は近い位置にて対向するように規制板部187が表側構成体122側に向けて突出形成されている。これにより、突板部184に外力を加えて側方に撓ませようとしても、それが規制板部187との当接により阻止される。但し、規制板部187は、突出先壁部182の易切断部183を側方から覆わないように形成されており、易切断部183の切断作業が規制板部187により阻害されてしまわないようになっている。
受け金具145において第1裏側結合部171を生じさせる領域には、区画壁部154の一部を凹み空間151の内側に向けて突出させることにより、図示しない係止部が形成されている。第1表側結合部141及び第1裏側結合部171の組み合わせを利用して表側構成体122及び裏側構成体123を結合させる場合には、L字金具191が第1表側結合部141の貫通孔181側から凹み空間151内に挿入されることになる。このL字金具191において凹み空間151に挿入される挿入壁部192には、上記係止部に対応させて係止用開口193が形成されており、L字金具191が挿入された場合には係止部により係止用開口193が係止され、L字金具191の取り外し方向への移動が阻止される。また、L字金具191において挿入壁部192に対して挿入元側の端部から連続し、当該挿入壁部192に直交する方向に延在させて形成された挿入元側壁部194は、第1表側結合部141の貫通孔181内に存在することになる。これにより、L字金具191を第1表側結合部141及び第1裏側結合部171に挿入した場合には、当該L字金具191の取り外しが阻止されるとともに、表側構成体122及び裏側構成体123の一方を他方に対してスライド移動させようとしても、L字金具191によって阻止される。
一方、上記挿入元側壁部194は、その延在方向及び厚み方向の両方に直交する方向の寸法である幅寸法が、突出先壁部182において一対のスリット間の寸法と同一又はそれよりも小さく設定されている。また、既に説明したとおり、一対のスリットが形成されていることにより、突出先壁部182には一対の易切断部183が形成されている。したがって、当該一対の易切断部183を切断して突出先壁部182の突板部184を除去することにより、当該突出先壁部182とL字金具191との干渉が回避されることになり、L字金具191を第1裏側結合部171側に残した状態のまま、L字金具191による上記スライド移動の規制が解除された状態となる。
各表側結合部141,142のうち外側の2個の表側結合部142は、図7に示すように、相互に同一のサイズ及び同一の構造となっており、これら第2表側結合部142は、膨出部125の側面において当該膨出部125が膨出する方向の根元部分にのみ存在している。第2表側結合部142は、第1表側結合部141と比較した場合に、膨出部125の膨出方向において当該膨出部125の根元側端部の位置は同じ位置となっているのに対して、第1表側結合部141よりも高さ寸法が小さく設定されていることにより、第1表側結合部141よりも膨出部125の根元側に埋没した状態となっている。
第2表側結合部142には、膨出部125の膨出方向に貫通する貫通孔201が形成されている。また、第2表側結合部142は、図9(a)に示すように、薄板状のボックス側連結部202を介して膨出部125と連結されている。ボックス側連結部202は、各第2表側結合部142に対して、短辺部の延在方向に一対形成されている。ボックス側連結部202を間に挟むようにして、ニッパなどの工具の先端を差し込み一対のボックス側連結部202を切断することにより、第2表側結合部142が表側構成体122から分離される。
第2表側結合部142に1対1で対応するように、図8に示すように、外側2個の裏側結合部172は相互に同一のサイズ及び同一の構造である第2裏側結合部172となっている。溝側壁部161において第2裏側結合部172の結合区画部164には、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置された状態において第2表側結合部142の貫通孔201と一致する連通孔203が形成されており、当該連通孔203により第2表側結合部142の貫通孔201が受け金具145の凹み空間151と連通された状態となる。また、第2裏側結合部172の結合区画部164には、表側構成体122と裏側構成体123とが組み合わせ完了位置に配置された状態において第2表側結合部142の周面の全体と対向する第2囲み部204が一体形成されている。これにより、第2表側結合部142と第2裏側結合部172との境界においてこれら結合部142,172の並設方向に対して直交する方向の合わせ面が生じており、当該境界を通じて不正治具を挿入しようとする行為が行いづらくなっている。
受け金具145において第2裏側結合部172を生じさせる領域には、各区画壁部154の一部を凹み空間151の外側に向けて突出させることにより、係止部155が形成されている。第2表側結合部142及び第2裏側結合部172の組み合わせを利用して表側構成体122及び裏側構成体123を結合させる場合には、U字金具211が第2表側結合部142の貫通孔201側から結合領域形成部144の溝部147内に挿入されることになる。この場合、当該U字金具211の挿入先側の一対の端部のうち一方は、受け金具145における一方の区画壁部154と溝部147の周面との間に入り込み、他方は受け金具145における他方の区画壁部154と溝部147の周面との間に入り込む。これら挿入先側の端部には、上記係止部155に対応させて係止用凹部212が形成されており、U字金具211が挿入された場合には係止部155により係止用凹部212が係止され、U字金具211の取り外し方向への移動が阻止される。また、U字金具211において根元側の端部は、第2表側結合部142の貫通孔201内に存在することになる。これにより、U字金具211を第2表側結合部142及び第2裏側結合部172に挿入した場合には、当該U字金具211の取り外しが阻止されるとともに、表側構成体122及び裏側構成体123の一方を他方に対してスライド移動させようとしても、それがU字金具211によって阻止される。
一方、既に説明したとおり、各第2表側結合部142は、一対のボックス側連結部202を介して膨出部125と連結されており、当該ボックス側連結部202はニッパなどの工具により切断可能となっている。したがって、当該一対のボックス側連結部202を切断して第2表側結合部142を膨出部125から分離することにより、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対してスライド移動させることがU字金具211によって阻止された状態が解除される。この場合、第2表側結合部142が第2裏側結合部172の側に残った状態で両構成体122,123間のスライド移動が行われることになる。
ちなみに、表側構成体122と裏側構成体123とを最初に結合する場合には、第1表側結合部141及び第1裏側結合部171の各組み合わせに対してL字金具191が挿入される。また、易切断部183の切断作業を含めた基板ボックス121の開放作業を通じて当該基板ボックス121の内部空間を開放させた後に、再度、表側構成体122と裏側構成体123とを結合する場合には、第2表側結合部142及び第2裏側結合部172の各組み合わせに対してU字金具211が挿入される。この場合、L字金具191は、第2表側結合部142及び第2裏側結合部172の組み合わせに挿入することが不可となっており、U字金具211は、第1表側結合部141及び第1裏側結合部171の組み合わせに挿入することが不可となっている。したがって、金具191,211の挿入間違いの発生が防止されている。
次に、第1支持ユニット92について、図10〜図12を参照しながら説明する。
図10(a)及び図10(b)は主制御装置91から第1支持ユニット92を分離させた状態を示す分解斜視図であり、図10(a)は表面側から見た図であり、図10(b)は裏面側から見た図である。図11(a)及び図11(b)は第1支持ユニット92の分解斜視図である。図12(a)及び図12(b)は第1支持ユニット92の一部を構成する支持用部材221の斜視図であり、図12(c)及び図12(d)は第1支持ユニット92の一部を構成する結合用部材231の斜視図である。
第1支持ユニット92は、図10(a)及び図10(b)に示すように、主制御装置91において表側結合部141,142及び裏側結合部171,172が設けられた側の端部に結合されるものである。当該第1支持ユニット92は、図11(a)及び図11(b)に示すように、既に説明した回動軸部224が一体形成された支持用部材221と、主制御装置91への結合箇所を生じさせる結合用部材231と、を備えている。
支持用部材221は、図12(a)及び図12(b)に示すように、主制御装置91の短辺部に沿う方向の寸法が最も長くなるように縦長に形成されており、結合用部材231を受ける支持用ベース部222を備えている。当該支持用ベース部222は、基板ボックス121の厚み方向に高低差が生じるように段差状に形成されており、段差部223の外側の面から側方に突出するようにして上記回動軸部224が一体形成されている。
一方、段差部223の内側の面及び支持用ベース部222の低位部225を利用して、結合用部材231を受け入れる受入空間が形成されている。当該受入空間は、結合用部材231に向けて開放されているとともに段差部223とは逆側の側方に向けて開放されている。低位部225において主制御装置91の短辺部に沿う方向の寸法は、結合用部材231における同方向の寸法よりも大きく設定されており、図10(a)及び図10(b)に示すように、受入空間内に結合用部材231を受入可能となっている。
低位部225には、図12(a)及び図12(b)に示すように、結合用部材231側に突出させてボス226が一体形成されている。当該ボス226は、上記短辺部に沿う方向に所定の間隔を置いて一対形成されている。これら一対のボス226は、低位部225及びこれらボス226に一体形成されたリブ227によって連結されている。
一対のボス226は、支持用部材221に結合用部材231を結合する場合に利用される。具体的には、結合用部材231は、図12(c)及び図12(d)に示すように、四角箱状に形成された台座部232を備えており、当該台座部232はその内部空間が支持用部材221側に向けて開放されている。台座部232において支持用部材221側に向けて開放された内部空間は、複数の仕切部233により仕切られており、当該仕切部233により仕切られた一部の空間として、上記一対のボス226を挿入可能な空間が形成されている。したがって、結合用部材231を支持用部材221の受入空間に装着した場合には、結合用部材231の内部空間内に一対のボス226が挿入された状態となり、さらに当該内部空間を仕切る仕切部233が一対のボス226と当接すること、及び支持用部材221において受入空間を区画する壁部が台座部232の周面と当接することを通じて、支持用部材221に対する結合用部材231の配置位置の位置決めがなされる。
台座部232の表面壁部234には、各ボス226に1対1で対応させて貫通孔235が形成されており、図11(a)及び図11(b)に示すように、当該貫通孔235を通じて破断ネジ236がボス226のネジ孔に螺着されている。そして、当該破断ネジ236の頭部は螺着後に除去されている。これにより、支持用部材221と結合用部材231とが分離不能に結合されている。また、上記基板ボックス121の表側結合部141,142及び裏側結合部171,172を利用した結合と異なり、支持用部材221及び結合用部材231には、両者の結合解除を行い易くするための部位は存在していない。
なお、図12(c)及び図12(d)に示すように、台座部232において長手方向の両端部には、仮止め用フック237が一体形成されており、これに対応させて支持用部材221には、図12(a)及び図12(b)に示すように、フック受け228が形成されている。したがって、支持用部材221に対して結合用部材231を仮止めすることが可能となっており、これら支持用部材221と結合用部材231との結合作業の容易化が図られている。
結合用部材231には、図12(c)及び図12(d)に示すように、基板ボックス121に第1支持ユニット92を結合するためのユニット側結合部241が一体形成されている。当該ユニット側結合部241は、台座部232において支持用部材221の段差部223と対向する側とは逆側の側壁部から側方に突出するようにして形成されている。ユニット側結合部241は、結合用部材231の長手方向に沿って所定の間隔を置いて複数(具体的には4個)形成されている。これらユニット側結合部241は、薄板状の支持側連結部242を通じて台座部232と一体化されている。各支持側連結部242の周囲には、結合用部材231の長手方向においてニッパ等の工具の先端により挟み込み可能な空間が確保されており、各支持側連結部242を切断することが可能となっている。
ちなみに、各ユニット側結合部241及び各支持側連結部242は、台座部232の表面壁部234側に偏倚させた位置から側方に突出させて形成されており、基板ボックス121の厚み方向において、これらユニット側結合部241及び支持側連結部242の表面側端面は台座部232の表面壁部234と同じ位置となっている。
ユニット側結合部241に1対1で対応させて、図10(a)に示すように、受けカバー146の溝側壁部161には支持用結合ボス243が一体形成されている。これら支持用結合ボス243はユニット側結合部241と同数の4個形成されており、そのうち内側の2個は一対の第1裏側結合部171間に存在しており、外側の各1個はそれぞれ第1裏側結合部171と第2裏側結合部172との間に存在している。
第1支持ユニット92の支持用部材221には、図10(b)に示すように、その長手方向の両端に位置決め用突起244が一体形成されており、これに対応させて基板ボックス121の受けカバー146には位置決め受け部245が一体形成されている。これら位置決め用突起244が対応する位置決め受け部245により受けられるように、主制御装置91に対する第1支持ユニット92の位置決めを行った場合には、当該第1支持ユニット92における結合用部材231の側壁部が主制御装置91における受けカバー146の側壁部に側方から当接し、さらに第1支持ユニット92の各ユニット側結合部241が主制御装置91の対応する各支持用結合ボス243に重なり合うことになる(図5(a)など参照)。
ユニット側結合部241には、図10(a)に示すように、対応する支持用結合ボス243のネジ孔に連通するように貫通孔246が形成されており、当該貫通孔246を通じて破断ネジ247が支持用結合ボス243のネジ孔に螺着されている。そして、当該破断ネジ247の頭部は螺着後に除去されている。これにより、第1支持ユニット92が主制御装置91に対して分離しづらくなるように結合されている。一方、既に説明したとおり、各ユニット側結合部241は、支持側連結部242を介して台座部232と連結されており、当該支持側連結部242はニッパなどの工具により切断可能となっている。したがって、支持側連結部242を切断してユニット側結合部241を台座部232から分離することにより、主制御装置91から第1支持ユニット92を分離させることが破断ネジ247によって阻止された状態が解除される。この場合、ユニット側結合部241が支持用結合ボス243の側に残った状態で第1支持ユニット92が主制御装置91から分離されることになる。
ちなみに、ユニット側結合部241と支持用結合ボス243との結合を、これらの組み合わせの全てに対して一度に行うか、複数回に分けて行うかは任意であるが、最初は一部の組み合わせについて結合を行い、残りについては第1支持ユニット92を主制御装置91から分離させた後の再度の結合に際して使用することで、第1支持ユニット92を取り外した上でのメンテナンスを少なくとも1回は行うことが可能となる。
次に、第1表側結合部141及び第1裏側結合部171の組み合わせ(以下、第1ボックス側結合部251とも言う)と、第2表側結合部142及び第2裏側結合部172の組み合わせ(以下、第2ボックス側結合部252とも言う)と、ユニット側結合部241及び支持用結合ボス243の組み合わせ(以下、支持側結合部253とも言う)と、第1支持ユニット92の台座部232との位置関係について、図13を参照しながら説明する。図13は主制御装置ユニット61において第1支持ユニット92が装着された側の一部を拡大して示す正面図である。
図13に示すように、第1ボックス側結合部251及び第2ボックス側結合部252は、基板ボックス121の膨出部125から第1支持ユニット92側に向けて突出しているのに対して、支持側結合部253は、第1支持ユニット92の台座部232から膨出部125側に向けて突出している。そして、支持側結合部253は、第1ボックス側結合部251と第2ボックス側結合部252との間に入り込んでいるとともに、一対の第1ボックス側結合部251間に入り込んでいる。つまり、支持側結合部253は、第1ボックス側結合部251及び第2ボックス側結合部252の並設方向に沿って、これらボックス側結合部251,252と並設されており、突出方向の少なくとも一部の領域、より詳細には突出方向の全体の領域が、ボックス側結合部251,252と上記並設方向に重なっている。
換言すれば、第1ボックス側結合部251、第2ボックス側結合部252及び支持側結合部253は、主制御装置91の所定の短辺部において当該短辺部が延在する方向に沿って一列に並ぶように設けられている。このようにボックス側結合部251,252と支持側結合部253とが並設されていることにより、第1支持ユニット92から主制御装置91が不正に取り外されていないか否かの確認作業、及び基板ボックス121が不正に開放されていないか否かの確認作業を行う場合に目視確認すべき箇所が集約され、当該作業の容易化が図られる。
第1ボックス側結合部251、第2ボックス側結合部252及び支持側結合部253はいずれも、結合具(L字金具191、U字金具211及び破断ネジ247)が挿入される開口部が同一の方向に向けて開放されている。これにより、第1ボックス側結合部251、第2ボックス側結合部252及び支持側結合部253が結合状態となっているか否かの確認作業を行い易くなる。
第1ボックス側結合部251は、図5(a)に示すように、L字金具191の挿入口の開口面が生じている表面部が、支持側結合部253において破断ネジ247の挿入口の開口面が生じている表面部と同一又は略同一の高さ位置(基板ボックス121の厚み方向を高さ方向とした場合)となるように、当該第1ボックス側結合部251の高さ寸法が意図的に大きく設定されている。これにより、第1ボックス側結合部251が支持側結合部253間に埋没してしまうことが抑制され、支持側結合部253間に第1ボックス側結合部251が存在している構成において、当該第1ボックス側結合部251の目視確認の容易化が図られている。
支持側結合部253がボックス側結合部251,252間に入り込んでいることにより、図13に示すように、これら支持側結合部253は基板ボックス121の裏側構成体123に設けられた受けカバー146の溝側壁部161上に存在していることになる。これにより、溝側壁部161上においてボックス側結合部251,252間に支持側結合部253による立体的な障害が生まれ、例えば溝側壁部161等を破壊して受け金具145にアクセスし、易切断部183といった切断を促す箇所の切断を行うことなく基板ボックス121を不正に開放させる行為が行いづらくなる。同様に、支持側結合部253の周囲にはボックス側結合部251,252による立体的な障害が生まれ、例えば支持用結合ボス243等を破壊して破断ネジ247のネジ溝部分にアクセスし、支持側連結部242といった切断を促す箇所の切断を行うことなく第1支持ユニット92から主制御装置91を不正に取り外す行為が行いづらくなる。
支持側結合部253がボックス側結合部251,252間に入り込んでいる構成において、各ボックス側結合部251,252の突出先側の端面は、第1支持ユニット92の台座部232の側面と対向している。この場合に、図5(a)に示すように、第1ボックス側結合部251は、突出先壁部182の全体が台座部232の側面と対向しており、当該突出先壁部182に形成された易切断部183及び突板部184はその全体が、突出方向の先側から台座部232が対向している。
これら突出先壁部182と台座部232との位置関係について、図13に加えて図14を参照しながら説明する。図14は図13のA―A線の切断部端面図である。
図14に示すように、第1ボックス側結合部251に第1表側結合部141側からL字金具191が挿入されており、当該L字金具191が受け金具145において第1裏側結合部171を生じさせる領域に係止されている。この場合、当該L字金具191は、その挿入元側の端部が第1表側結合部141における突出先壁部182の突板部184と対向しており、表側構成体122及び裏側構成体123の一方を他方に対してスライド移動させようとしてもそれが阻止される状態となっている。
上記構成において、突出先壁部182と台座部232との間の距離Xは、易切断部183を切断するためのニッパなどの工具の先端を当該易切断部183を切断するために挿入しようとしてもそれが不可となるように近い位置に設定されている。具体的には、距離Xは、0.1mm〜3.0mmに設定されている。したがって、第1支持ユニット92が主制御装置91に装着されている状態では易切断部183を切断することができず、それに伴って第1ボックス側結合部251による結合を解除して基板ボックス121を開放させることが不可となっている。
その一方、図13に示すように、第1ボックス側結合部251は、支持側結合部253による主制御装置91と第1支持ユニット92との結合を解除するための支持側連結部242の切断作業を阻害しないように、当該支持側連結部242の周囲にニッパなどの工具の先端を差し込み可能な空間を生じさせるように形成されている。したがって、第1支持ユニット92が主制御装置91に装着された状態において支持側連結部242を切断することが可能となっている。
ここで、図15(a)〜図15(d)を参照しながら第1ボックス側結合部251による基板ボックス121の表側構成体122と裏側構成体123との結合を解除する場合の作業の流れを説明する。
図15(a)に示す初期状態では、突出先壁部182の突板部184とL字金具191との当接により、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対してスライド移動させることが阻止されている。また、突出先壁部182は、その全体が第1支持ユニット92の台座部232と対向しており、突出先壁部182の易切断部183を切断しようとしてもそれが不可となっている。
第1支持ユニット92の支持側連結部242を切断することで第1支持ユニット92と主制御装置91との結合を解除して、第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外すことにより、図15(b)に示すように、突出先壁部182が台座部232と対向している状態が解除され、当該突出先壁部182の易切断部183を切断することが可能となる。そして、この状態で、一対の易切断部183をそれぞれ切断することにより、図15(c)に示すように、突出先壁部182の突板部184を切除することが可能となる。
当該突板部184を切除することにより、既に説明したように、突出先壁部182とL字金具191との干渉が回避される。これにより、図15(d)に示すように、L字金具191を裏側構成体123側に残した状態のまま、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対してスライド移動させて基板ボックス121を開放させることが可能となる。
次に、第1支持ユニット92が主制御装置91に結合された状態の両者の関係について説明する。
図10(b)に示すように、第1支持ユニット92には、主制御装置91の背面に対して当該背面が向く側から対向する部位が存在していない。一方、主制御装置91の裏側構成体123には、図9(b)及び図10(b)に示すように、第1支持ユニット92の背面に対して当該背面が向く側から対向し、且つ第1支持ユニット92の背面と当接する当接部261が一体形成されている。当接部261は、主制御装置91の短辺部に沿って複数並設されている。これら当接部261が形成されていることにより、図5(a)及び図5(b)に示すように、第2支持ユニット93側を把持して主制御装置ユニット61を通常位置から回動位置に回動させる場合には、第2支持ユニット93から主制御装置91に伝わった操作力が、主制御装置91の当接部261を通じて第1支持ユニット92に伝わり易くなる。
また、上記のように主制御装置91に第1支持ユニット92に対して背面側から当接する部位が形成されている構成においては、第1支持ユニット92から主制御装置91を分離させる場合には、少なくとも図5(a)の通常位置から図5(b)のような回動位置に主制御装置ユニット61を回動させる必要がある。そして、当該回動操作の前に支持側連結部242を切断しておくことで、又は当該回動操作の後に支持側連結部242を切断することで、第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外すことが可能となる。
なお、既に説明したとおり、第1支持ユニット92の回動軸部224を軸受けユニット94の軸受け部材96から引き抜こうとしてもそれが阻止されており、さらに軸受けユニット94と第1支持ユニット92との結合を解除するための積極的な構成は存在していないため、軸受けユニット94から主制御装置ユニット61を分離させることは困難であり、主制御装置91の取り外しに際しては上記支持側連結部242の切断が行われることになる。
上記当接部261の一部として、図10(b)に示すように、確認用突起262が形成されており、当該確認用突起262に対応させて第1支持ユニット92の支持用部材221に確認用受け部263が一体形成されている。これら確認用突起262及び確認用受け部263は、第1支持ユニット92と制御装置との関係が一致している場合に、両者の干渉が生じることなく主制御装置91に第1支持ユニット92を装着させることが可能となるように形成されている。
例えば、機種毎や、同一機種であっても仕様毎に、確認用突起262と確認用受け部263との数や間隔を異ならせることにより、正常な組み合わせではない場合には、確認用突起262と確認用受け部263との干渉が発生し、第1支持ユニット92を主制御装置91に装着することが不可となる構成が考えられる。また、これ以外にも、第1支持ユニット92に関する構成を払出制御装置82や音声ランプ制御装置66にも適用する場合には、正常な組み合わせではない場合には、確認用突起262と確認用受け部263との干渉が発生し、第1支持ユニット92を制御装置に装着することが不可となる構成が考えられる。
次に、パチンコ機10の電気的構成について、図16のブロック図に基づいて説明する。図16では、電力の供給ラインを二重線矢印で示し、信号ラインを実線矢印で示す。
主制御装置91に設けられた主制御基板111には、主制御回路291と停電監視回路292とが内蔵されている。主制御回路291には、CPUチップ112が搭載されている。CPUチップ112には、当該CPUチップ112により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM293と、そのROM293内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM294と、割込回路やタイマ回路、データ入出力回路などの各種回路が内蔵されている。
CPUチップ112には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。CPUチップ112の入力側には、主制御基板111に設けられた停電監視回路292、払出制御装置82に設けられた払出制御基板301及びその他図示しないスイッチ群などが接続されている。この場合に、停電監視回路292には電源及び発射制御装置83に設けられた電源及び発射制御基板311が接続されており、CPUチップ112には停電監視回路292を介して電力が供給される。
一方、CPUチップ112の出力側には、停電監視回路292、払出制御基板301及び中継端子板295が接続されている。払出制御基板301には、賞球コマンドなどといった各種コマンドが出力される。中継端子板295を介して主制御回路291から音声ランプ制御装置66に各種コマンドなどが出力される。
停電監視回路292は、主制御回路291と電源及び発射制御基板311とを中継し、また電源及び発射制御基板311から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視する。
払出制御基板301は、払出装置78により賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるCPU302は、そのCPU302により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM303と、ワークメモリ等として使用されるRAM304とを備えている。
払出制御基板301のCPU302には、入出力ポートが設けられている。CPU302の入力側には、主制御回路291、電源及び発射制御基板311、及び裏パック基板が接続されている。また、CPU302の出力側には、主制御回路291及び裏パック基板が接続されている。
電源及び発射制御基板311は、電源部312と発射制御部313とを備えている。電源部312は、例えば、遊技場等における商用電源(外部電源)に接続されている。そして、その商用電源から供給される外部電力に基づいて主制御回路291や払出制御基板301等に対して各々に必要な動作電力を生成するとともに、その生成した動作電力を二重線矢印で示す経路を通じて主制御回路291や払出制御基板301等に対して供給する。発射制御部313は、遊技球発射機構50の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構50は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。
音声ランプ制御装置66は、表示制御装置321を制御するものであり、主制御回路291から出力される各種コマンドに基づいて、表示制御装置321を制御する。表示制御装置321は、音声ランプ制御装置66から入力する表示コマンドに基づいて図柄表示装置41を制御する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
基板ボックス121の表側構成体122と裏側構成体123とを結合するとともにこれらが結合された状態を解除するためには部材の破壊が必要となる第1ボックス側結合部251が設けられていることにより、基板ボックス121の開放に際しては部材の破壊を要することとなり、基板ボックス121の不正開放の有無を目視により確認することが可能となる。また、主制御装置91と第1支持ユニット92とを結合するとともにこれらが結合された状態を解除するためには部材の破壊が必要となる支持側結合部253が設けられていることにより、第1支持ユニット92からの主制御装置91の取り外しに際しては部材の破壊を要することとなり、主制御装置91の不正取り外しの有無を目視により確認することが可能となる。
この場合に、支持側結合部253を利用した結合状態を解除していない状況においては、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除するために必要な結合解除操作が制限される。これにより、基板ボックス121の開放に際しては、支持側結合部253を利用した結合状態の解除を先に行う必要が生じ、基板ボックス121が開放された場合には第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253のそれぞれに関して破壊箇所が生じることになる。よって、基板ボックス121の不正開放が行われたか否かの目視確認作業を行い易くなり、さらに不正行為者にとってはその作業が煩雑なものとなる。
また、第1支持ユニット92及び支持側結合部253を利用する構成であるため、部品点数の増大化や構成の極端な複雑化を抑制しながら、上記のような優れた作用効果を奏することが可能となる。
また、第1支持ユニット92に対して主制御装置91を分離方向に変位させていない状況においては、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態の解除が制限される構成である。したがって、基板ボックス121を開放させるためには、支持側結合部253を利用した結合状態の解除を行うだけでなく、第1支持ユニット92に対して主制御装置91を分離方向に変位させる必要があるため、当該基板ボックス121の不正開放作業がより煩雑なものとなる。さらに当該取り外し作業が必要な構成とすることで、当該不正開放作業が目立ち易くなり、当該作業の発見の容易化が図られる。
さらにまた、第1支持ユニット92に対して背面側から当接する部位が主制御装置91に形成されていることにより、第1支持ユニット92から主制御装置91を分離させるためには両者の一体物を通常位置から回動させる必要がある。したがって、基板ボックス121を開放させるためには、支持側結合部253を利用した結合状態の解除操作、及び第1支持ユニット92に対する主制御装置91の分離操作を行うだけでなく、主制御装置ユニット61の回動操作を行う必要がある。よって、当該基板ボックス121の不正開放作業がより煩雑なものとなる。さらに当該回動操作が必要な構成とすることで、当該不正開放作業が目立ち易くなり、当該作業の発見の容易化が図られる。
第1ボックス側結合部251には易切断部183が設けられており、当該易切断部183を切断することにより、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態が解除される構成である。これにより、基板ボックス121の開放作業を正規に行う場合の作業性の向上が図られる。この場合に、第1支持ユニット92は、当該第1支持ユニット92に主制御装置91が取り付けられている状況において易切断部183に向けた工具の進入経路に対して障害となる位置に、より詳細には、易切断部183の切断に際して特定方向から切断用の工具を近付ける必要がある構成において当該特定方向から易切断部183と対向する位置に、台座部232を有している。これにより、第1支持ユニット92に主制御装置91が取り付けられている状況においては台座部232の存在によって、易切断部183の切断操作が不可となる。したがって、易切断部183が存在しているとしても、基板ボックス121の不正開放作業に際しては、支持側結合部253を利用した結合状態を解除して、第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外す必要が生じ、その作業を煩雑なものとさせることが可能となる。
支持側結合部253は支持側連結部242を介して台座部232と一体化されており、当該台座部232が易切断部183と対向していることにより当該易切断部183を切断することが不可となる。これにより、支持側結合部253を支持するための部位が、易切断部183の切断を不可とする部位として兼用されることになり、構成の簡素化を図りながら、既に説明したような優れた作用効果を奏することが可能となる。
支持側結合部253は、台座部232において主制御装置91の短辺部に沿う方向の両端側にそれぞれ設けられている。これにより、易切断部183から離間される側に台座部232を変位させようと台座部232に加えられる外力に対する台座部232の変位規制が強固に行われることになる。よって、上記のように台座部232を不正に変位させようとする行為を阻止することが可能となり、さらにはそれを支持側結合部253を利用して行うことが可能となる。
第1ボックス側結合部251は、L字金具191を利用して結合状態とされている場合、表側構成体122及び裏側構成体123のうち一方を他方に対してスライド移動させて基板ボックス121の内部空間を開放させようとしても、第1表側結合部141の突板部184がL字金具191と当接することで当該スライド移動が阻止される構成である。また、第1支持ユニット92の台座部232は、突板部184が形成された第1表側結合部141の突出先壁部182に対して側方から対向しており、当該突出先壁部182に易切断部183が形成されている。そして、当該易切断部183を切断することで、突出先壁部182から突板部184を除去することが可能となり、当該突板部184がL字金具191と干渉しなくなることにより、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除することが可能となる。かかる構成であることにより、易切断部183の切断操作を阻止するための部位を、台座部232から当該易切断部183側に大きく入り込むようにして形成する必要がなくなる。よって、第1支持ユニット92の形状が複雑化してしまうことを抑制しながら、既に説明したような優れた作用効果を奏することが可能となる。
表側構成体122と裏側構成体123とを結合する結合手段として、第1ボックス側結合部251とは別に第2ボックス側結合部252が設けられている。これにより、表側構成体122と裏側構成体123との結合作業を複数回行うことが可能となる。また、第2ボックス側結合部252は、基板ボックス121において第1ボックス側結合部251が設けられた短辺部に設けられている。これにより、第1ボックス側結合部251と第2ボックス側結合部252とが集約配置されることとなり、これらボックス側結合部251,252を目視確認する場合の作業の容易化が図られる。この場合に、第2ボックス側結合部252を利用した結合状態の解除は、支持側結合部253を利用した結合状態が解除されていなかったとしても制限されない。これにより、第1支持ユニット92側による結合解除作業の制限を必要とする遊技ホールにおいては第1ボックス側結合部251を利用して両構成体122,123を結合状態とし、第1支持ユニット92側による結合解除作業の制限を必要としない遊技ホールにおいては第2ボックス側結合部252を利用して両構成体122,123を結合状態とするといったように、遊技ホールにおいて選択的な取り扱いを行うことが可能となる。よって、使用目的の多様性に対応することが可能となる。
支持側結合部253は、基板ボックス121において第1ボックス側結合部251が設けられた短辺部側に集約されている。これにより、これら支持側結合部253及び第1ボックス側結合部251を目視確認する場合の作業の容易化が図られる。
また、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除することを可能とする易切断部183と、支持側結合部253を利用した結合状態を解除することを可能とする支持側連結部242とは、基板ボックス121の表面側の板面が向く側から当該基板ボックス121を目視した場合に両方とも目視確認することが可能なように集約されている。これにより、易切断部183及び支持側連結部242を目視確認する場合において主制御装置ユニット61の面の向きの変更を要しない。よって当該確認作業の容易化が図られる。
また、第1ボックス側結合部251においてL字金具191を挿入するための挿入口と、支持側結合部253において破断ネジ247を挿入するための挿入口とが同一方向を向くように、これら第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253が形成されている。これにより、これら第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253に対して結合用の処理が施されているか否かの目視確認の容易化が図られる。
第1ボックス側結合部251は複数の支持側結合部253間に存在しており、支持側結合部253は複数の第1ボックス側結合部251間に存在している。所定の結合対象に関して少ない数の結合手段により結合強度が高められた範囲を広範囲としようとすると、同一種類の結合手段をある程度離間させて複数配置する必要が生じる。この場合に、その離間された空間に他の種類の結合手段を配置することで、当該空間を利用しながら、第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253を集約配置することが可能となり、結果的にコンパクト化を図りながら、既に説明したような優れた作用効果を奏することが可能となる。
第1ボックス側結合部251を結合状態とすることを可能とするL字金具191の取り外し方向への変位を規制する部位、及び支持側結合部253を結合状態とすることを可能とする破断ネジ247の取り外し方向への変位を規制する部位が、基板ボックス121の裏側結合領域143に集約されており、支持側結合部253は当該裏側結合領域143側に入り込むようにして形成されている。これにより、第1ボックス側結合部251においてL字金具191の取り外し方向への変位を規制する部位及び支持側結合部253において破断ネジ247の取り外し方向への変位を規制する部位に直接アクセスして、これら結合具を利用した結合状態を解除しようとしても、裏側結合領域143においては一方の結合部に対して他方の結合部が立体的な障害として存在するため、このような直接的なアクセスが行いづらくなる。
第1支持ユニット92は、当該第1支持ユニット92を軸受けユニット94側にて受けさせるための構造を生じさせる支持用部材221と、支持側結合部253が一体化された結合用部材231とを個別に備えており、これら支持用部材221及び結合用部材231が破断ネジ236により一体化された構成となっている。第1支持ユニット92を軸受けユニット94にて受けさせるための構造と、支持側結合部253とはそれぞれ使用目的が異なるため、それぞれ異なるタイミングで設計変更が行われ得る。この場合に、支持用部材221と結合用部材231とが別々に設けられ、それらが破断ネジ236により一体化されている構成であるため、上記設計変更に際して一部の部材のみについて設計変更を行えばよいため、当該設計変更に対処し易くなる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、第1支持ユニット92に回動軸部224が設けられた構成としたが、本実施形態では第1支持ユニット92に回動軸部224が設けられているのではなく、その代わりに、図17(a)及び図17(b)の第1支持ユニット331の分解斜視図に示すように、第1支持ユニット331の結合用部材231における台座部232には蝶番部品336を係止させる係止金具332が埋設されているとともに、第1支持ユニット331の支持用部材333には結合用部材231の台座部232内への蝶番部品336の差し込みを可能とする差込用孔部334が形成されている。ちなみに、蝶番部品336は軸受けユニット94において軸受け部材96の代わりに設けられている。
上記のように蝶番部品336を係止可能な係止金具332が設けられていることにより、第1支持ユニット331を利用して主制御装置91を回動可能に支持することが可能となる。また、第1支持ユニット331内に差し込まれた蝶番部品336は、当該第1支持ユニット331に内蔵された係止金具332に係止されて、抜け方向への移動が規制されるとともに、上記第1の実施形態と同様に、第1支持ユニット331を構成する支持用部材333と結合用部材231とは破断ネジ236によって結合されている。そうすると、蝶番部品336から第1支持ユニット331を取り外すべく係止金具332を露出させるためには、支持用部材333及び結合用部材231のうち少なくとも一方を破壊する必要が生じる。これにより、主制御装置ユニット61を不正に取り外そうとする行為を躊躇させることが可能となり、仮に、当該行為が行われた場合にはその痕跡が残り、当該行為が行われた事実を容易に発見することが可能となる。
なお、上記第1の実施形態における第1支持ユニット92と本実施形態における第1支持ユニット331とで、支持用部材221,333は相違しているものの、結合用部材231は共通している。これにより、結合用部材231の共通化を図りながら、様々な回動支持構造に対応することが可能となる。
<他の実施形態>
なお、上述した各実施形態の記載内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能である。例えば以下のように変更してもよい。ちなみに、以下の別形態の構成を、上記各実施形態の構成に対して、個別に適用してもよく、組み合わせて適用してもよい。
(1)図18に示す変形例及び図19に示す変形例では、ボックス側結合部を利用した結合状態の解除に際して第1支持ユニット92の取り外しを必要とさせるための構成が、上記各実施形態と異なっている。
(1−1)具体的には、図18に示す変形例では、図18(a)に示すように、ボックス側結合部341はボックス側連結部342を介して表側構成体122と連結されており、ボックス側連結部342を切断することで、基板ボックス121を開放させることが可能となる構成であるが、第1支持ユニット92には、ボックス側連結部342を基板ボックス121の正面側から覆う被覆部343が一体形成されている。この場合、第1支持ユニット92が主制御装置91に装着されている状態では、被覆部343により少なくともボックス側連結部342が被覆され、当該ボックス側連結部342を切断すべくニッパなどの工具の先端を差し込もうとしても、それが阻止されることになる。よって、基板ボックス121を開放させる場合には、図18(b)に示すように第1支持ユニット92を主制御装置91から分離させる必要が生じる。
(1−2)図19に示す変形例では、図19(a)に示すように、図18の場合と異なり、第1支持ユニット92には、ボックス側連結部342を間に挟むようにして基板ボックス121側に延在する挟み込み部344が一体形成されている。この場合、第1支持ユニット92が主制御装置91に装着されている状態では、挟み込み部344によりボックス側連結部342が挟み込まれ、当該ボックス側連結部342を切断すべくニッパなどの工具の先端を差し込もうとしても、それが阻止されることになる。よって、基板ボックス121を開放させる場合には、図19(b)に示すように第1支持ユニット92を主制御装置91から分離させる必要が生じる。なお、図19に示す変形例においては、一のボックス側連結部342を間に挟むように一対の挟み込み部344が存在していることは必須ではなく、一対の挟み込み部344の一方のみが存在している場合であってもボックス側連結部342の切断を阻止することが可能となる。
(2)支持側結合部253を利用した主制御装置91と第1支持ユニット92との結合状態を解除した場合には、第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外していない状況であっても第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除することが可能な構成としてもよい。例えば、図18に示す変形例や図19に示す変形例のように、第1支持ユニット92が、ボックス側連結部342を覆う部位又は挟み込む部位を有する構成において、支持側連結部242を切断することで、支持側結合部253を利用した結合状態を解除した場合には、それに伴って、その覆う部位又は挟み込む部位が除去される構成が考えられる。この場合であっても、主制御装置91の基板ボックス121を開放させるためには、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態だけでなく、支持側結合部253を利用した結合状態を解除する必要があるため、基板ボックス121を不正に開放させる場合の作業を煩雑なものとすることが可能となる。
(3)第1支持ユニット92に主制御装置91が取り付けられている状況においては、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除するために必要な易切断部183の切断作業を行うことが不可となる構成としたが、これに代えて、当該切断作業が不可ではないが、第1支持ユニット92の台座部232が易切断部183に対して近い位置に存在していることによって、当該切断作業が行いづらくなる構成としてもよい。この場合であっても、易切断部183の切断作業を第1支持ユニット92により邪魔することが可能となり、基板ボックス121を不正に開放させる場合の作業を煩雑なものとすることが可能となる。
(4)第1ボックス側結合部251と支持側結合部253とが基板ボックス121の短辺部に沿って一列に並んでいる構成に限定されることはなく、これら第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253が基板ボックス121の所定の短辺部に集約されているものの、長辺部の延びる方向に沿ってずれた位置関係となっている構成としてもよい。また、第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253が基板ボックス121の所定の短辺部に集約されているものの、結合具の挿入口の向く方向が相違している構成としてもよい。この場合であっても、第1ボックス側結合部251と支持側結合部253とが所定の短辺部に集約されることになるため、異なる辺部同士に設けられている構成に比べて、確認作業の容易化が図られる。
(5)第2ボックス側結合部252は、基板ボックス121において第1ボックス側結合部251及び支持側結合部253が設けられた辺部とは異なる辺部に形成されている構成としてもよい。例えば、第2ボックス側結合部252が基板ボックス121の長辺部に形成されている構成としてもよい。この場合、第2ボックス側結合部252を利用した結合状態の解除に際して第1支持ユニット92が一切邪魔にならないようにすることが可能となる。
(6)第2ボックス側結合部252を利用した結合状態についても、第1支持ユニット92に主制御装置91が取り付けられている状況では、その結合状態の解除作業が不可となる又は行いづらくなる構成としてもよい。これにより、メンテナンスや検査のために基板ボックス121を一度開放させた後に、第2ボックス側結合部252を利用して当該基板ボックス121の両構成体122,123を再度結合した場合において、第1支持ユニット92に主制御装置91が取り付けられている状況では当該第2ボックス側結合部252を利用した結合状態の解除を不可とする又は行いづらくすることが可能となる。
(7)第1支持ユニット92は主制御装置91の側面から対向するように設けられ、主制御装置91の背面を受けない構成としたが、これに代えて、主制御装置91の背面と対向する搭載面を有する構成としてもよい。この場合、第1ボックス側結合部251を利用した結合状態の解除に際して第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外す場合の動作を上記第1の実施形態よりも大きく行う必要が生じ、基板ボックス121を不正に開放しようとする際の行為が目立ち易くなり、それに伴ってその発見が容易となる。
(8)第1支持ユニット92に背面側から当接する部位が主制御装置91に形成されていることにより、第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外す場合には、これらの一体物を通常位置から回動位置に向けて変位させる必要がある構成としたが、主制御装置91において第1支持ユニット92に背面側から当接する部位を不具備とすることで、第1支持ユニット92からの主制御装置91の取り外しに際してこれらの一体物の回動操作を必要としない構成としてもよい。この場合、正規のメンテナンスや検査のために第1支持ユニット92から主制御装置91を取り外す場合の作業の容易化が図られる。
(9)支持側結合部253を利用した主制御装置91と第1支持ユニット92との結合状態を解除しないと第1ボックス側結合部251を利用した結合状態を解除することができないという構成や、主制御装置91及び第1支持ユニット92のうち一方を他方に対して分離させる方向に変位させていない状況では、第1ボックス側結合部251を利用した両構成体122,123の結合状態を解除することが不可となる又は行いづらくなるという構成を、主制御装置91に加えて又は代えて、音声ランプ制御装置66、払出制御装置82、電源及び発射制御装置83、及び表示制御装置321といった他の制御装置に適用してもよい。
(10)上記各実施形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。
また、弾球式でない遊技機、例えば、複数種の図柄が周方向に付された複数のリールを備え、メダルの投入及びスタートレバーの操作によりリールの回転を開始し、ストップスイッチが操作されるか所定時間が経過することでリールが停止した後に、表示窓から視認できる有効ライン上に特定図柄又は特定図柄の組み合わせが成立していた場合にはメダルの払い出し等といった特典を遊技者に付与するスロットマシンにも本発明を適用できる。
また、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機にも、本発明を適用できる。
<上記各実施形態から抽出される発明群について>
以下、上述した各実施形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記各実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
<特徴A群>
特徴A1.複数のボックス構成体により形成された基板ボックス(基板ボックス121)と、当該基板ボックスの内部空間に収容された制御基板(主制御基板111)と、を有する制御基板装置(主制御装置91)と、
当該制御基板装置を支持する支持手段(第1支持ユニット92)と、
を備え、
前記複数のボックス構成体として第1構成体(表側構成体122)と第2構成体(裏側構成体123)とを備え、
前記制御基板装置は、前記基板ボックスの開放を阻止するように前記第1構成体と前記第2構成体とを結合するボックス側結合手段(第1ボックス側結合部251)を備え、
部材の破壊を要する所定の結合解除操作を行うことにより、当該ボックス側結合手段を利用した前記第1構成体と前記第2構成体との結合を解除することが可能な構成であり、
前記支持手段は、当該支持手段からの前記制御基板装置の分離を阻止するように当該支持手段と前記制御基板装置とを結合する支持側結合手段(支持側結合部253)を備え、
部材の破壊を要する特定の結合解除操作を行うことにより、当該支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除することが可能な構成であり、
前記支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除していない状況において、前記所定の結合解除操作が制限されることを特徴とする遊技機。
特徴A1によれば、ボックス側結合手段が設けられていることにより、基板ボックスの開放に際しては部材の破壊を要することとなり、基板ボックスの不正開放の有無を目視により確認することが可能となる。また、支持側結合手段が設けられていることにより、支持手段からの制御基板装置の取り外しに際しては部材の破壊を要することとなり、制御基板装置の不正取り外しの有無を目視により確認することが可能となる。
この場合に、支持側結合手段を利用した支持手段と制御基板装置との結合を解除していない状況においては、第1構成体と第2構成体との結合を解除するために必要な所定の結合解除操作が制限される。これにより、基板ボックスの開放に際しては、支持側結合手段を利用した結合状態の解除を先に行う必要が生じ、基板ボックスが開放された場合にはボックス側結合手段及び支持側結合手段のそれぞれに関して破壊箇所が生じることになる。よって、基板ボックスの不正開放が行われたか否かの目視確認作業を行い易くなり、さらに不正行為者にとってはその作業が煩雑なものとなる。
また、支持手段及び支持側結合手段を利用する構成であるため、部品点数の増大化や構成の極端な複雑化を抑制しながら、上記のような優れた作用効果を奏することが可能となる。
特徴A2.前記支持手段及び前記制御基板装置の両者を分離する方向にこれらの相対位置を変化させていない状況において、前記所定の結合解除操作が制限されることを特徴とする特徴A1に記載の遊技機。
特徴A2によれば、基板ボックスを開放するためには、支持側結合手段を利用した結合状態の解除を行うだけでなく、支持手段と制御基板装置の少なくとも一方を両者が分離する方向に変位させる必要があるため、当該基板ボックスの不正開放作業がより煩雑なものとなる。さらに当該取り外し作業が必要な構成とすることで、当該不正開放作業が目立ち易くなり、当該作業の発見の容易化が図られる。
特徴A3.前記支持手段及び前記制御基板装置の両者を分離する方向にこれらの相対位置を変化させるためには、これら一体物を通常位置から変位させる必要があるように、両者の分離方向を規制する分離方向規制手段(当接部261)を備えていることを特徴とする特徴A2に記載の遊技機。
特徴A3によれば、基板ボックスを開放するためには、支持側結合手段を利用した結合状態の解除操作、及び支持手段と制御基板装置とを相互に分離させる変位操作だけでなく、両者の一体物を通常位置から変位させる必要があるため、当該基板ボックスの不正開放作業がより煩雑なものとなる。さらに当該変位作業が必要な構成とすることで、当該不正開放作業が目立ち易くなり、当該作業の発見の容易化が図られる。
特徴A4.前記ボックス側結合手段は、所定の切断操作を行うことで、他の部位を切断する場合よりも前記所定の結合解除操作を容易に行うことを可能とする易切断部(易切断部183)を有し、
前記支持手段は、当該支持手段に前記制御基板装置が取り付けられている状況において前記易切断部に向けた工具の進入経路に対して障害となる位置に存在することにより、前記所定の切断操作を不可とする又は行いづらくする規制部(台座部232の側面)を有していることを特徴とする特徴A2又はA3に記載の遊技機。
特徴A4によれば、易切断部が存在していることにより、基板ボックスの開放作業を正規に行う場合の作業性の向上が図られる。一方、支持手段に制御基板装置が取り付けられている状況においては規制部の存在によって、易切断部に対する所定の切断操作が不可となる又は行いづらくなる。これにより、易切断部が存在しているとしても、基板ボックスの不正開放作業に際しては、支持側結合手段による結合状態を解除して、支持手段と制御基板装置とを分離させる必要が生じ、その作業を煩雑なものとさせることが可能となる。
なお、上記特徴A4のより具体的な構成として、
「前記易切断部は、その切断に際して特定方向から切断用の工具を近付ける必要があるように形成されており、
前記規制部は、前記特定方向から前記易切断部と対向している。」という構成が挙げられる。
特徴A5.前記支持手段は、前記支持側結合手段が連結部(支持側連結部242)を介して一体化されたベース部(台座部232)を備え、
前記連結部を切断することにより、前記支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除することが可能な構成であり、
前記規制部は、前記ベース部が有していることを特徴とする特徴A4に記載の遊技機。
特徴A5によれば、支持側結合手段を支持するための部位が、易切断部の切断を不可とする又は行いづらくする部位として兼用される。これにより、構成の簡素化を図りながら、既に説明したような優れた作用効果を奏することが可能となる。
特徴A6.前記支持側結合手段は、少なくとも前記規制部において前記易切断部に対する前記所定の切断操作を不可とする又は行いづらくする領域の両端側にそれぞれ存在するように複数設けられていることを特徴とする特徴A4又はA5に記載の遊技機。
特徴A6によれば、規制部に外力を加えて、易切断部から離間される側に規制部を変位させようとしても、当該規制部における両端側に支持側結合手段が設けられており、それら支持側結合手段を通じて当該規制部の変位規制が強固に行われることになる。よって、上記のように規制部を不正に変位させようとする行為を阻止することが可能となり、さらにはそれを支持側結合手段を利用して行うことが可能となる。
特徴A7.前記第1構成体と前記第2構成体とが結合されていない状態においてこれら構成体の一方を他方に対してスライド移動させることで、前記基板ボックスの内部空間を開放させることが可能な構成であり、
前記ボックス側結合手段は、前記第1構成体に形成された結合部と前記第2構成体に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(L字金具191)が挿入されることで、前記スライド移動を行って前記基板ボックスの内部空間を開放させようとしても前記基板ボックスの特定部位(突板部184)が前記結合具と当接することでそれが阻止される結合状態となる構成であり、
前記スライド移動が所定方向に沿って行われる構成において、前記基板ボックスにおける前記所定方向の端部に前記ボックス側結合手段が設けられており、
前記規制部は、前記支持手段に前記制御基板装置が取り付けられている状況において、前記ボックス側結合手段に対して前記所定方向の外側から対向するように形成されており、
前記特定部位は、前記ボックス側結合手段において前記規制部と対向する側に形成されており、
前記易切断部は、当該易切断部を切断することにより前記特定部位を除去することが可能なように形成されていることを特徴とする特徴A4乃至A6のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A7によれば、基板ボックスを開放させるためのスライド移動が結合具と特定部位との当接により阻止される構成において、その特定部位を除去することが可能なように易切断部が形成されており、その易切断部に対する所定の切断操作を不可とする又は行いづらくするように支持手段が設けられている。これにより、易切断部側に大きく入り込むようにして規制部を設ける必要がなくなり、支持手段の形状が複雑化してしまうことを抑制しながら既に説明したような優れた作用効果を奏することが可能となる。
特徴A8.前記制御基板装置は、前記基板ボックスの開放を阻止するように前記第1構成体と前記第2構成体とを結合する別結合手段(第2ボックス側結合部252)を前記ボックス側結合手段とは別に備えており、
当該別結合手段は、前記基板ボックスにおいて前記ボックス側結合手段が設けられた側と同じ側に設けられており、
前記別結合手段を利用した結合状態の解除は、前記支持側結合手段を利用した結合状態が解除されていなかったとしても制限されないことを特徴とする特徴A1乃至A7のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A8によれば、第1構成体と第2構成体とを結合するための結合手段として、ボックス側結合手段とは別に別結合手段が設けられていることにより、第1構成体と第2構成体との結合作業を複数回行うことが可能となる。また、別結合手段は基板ボックスにおいてボックス側結合手段が設けられた側と同じ側に設けられているため、それら結合手段の位置が集約されることとなり、結合手段を目視確認する場合の作業の容易化が図られる。
この場合に、別結合手段を利用した結合状態の解除は、支持側結合手段を利用した結合状態が解除されていなかったとしても制限されない。これにより、例えば、支持手段側による結合解除作業の制限を必要とする遊技ホールにおいてはボックス側結合手段を利用して両構成体を結合状態とし、支持手段側による結合解除作業の制限を必要としない遊技ホールにおいては別結合手段を利用して両構成体を結合状態とするといったように、遊技ホールにおいて選択的な取り扱いを行うことが可能となる。よって、使用目的の多様性に対応することが可能となる。
特徴A9.前記ボックス側結合手段は、前記基板ボックスの所定の辺部に設けられており、
前記支持側結合手段は、前記所定の辺部に設けられていることを特徴とする特徴A1乃至A8のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A9によれば、支持側結合手段は基板ボックスにおいてボックス側結合手段が設けられた所定の辺部に設けられているため、それら結合手段の位置が集約されることとなり、結合手段を目視確認する場合の作業の容易化が図られる。
特徴A10.前記ボックス側結合手段は、所定の切断操作を行うことで、他の部位を切断する場合よりも前記所定の結合解除操作を容易に行うことを可能とする易切断部(易切断部183)を有し、
前記支持側結合手段は、特定の切断操作を行うことで、他の部位を切断する場合よりも前記特定の結合解除操作を容易に行うことを可能とする易切断部(支持側連結部242)を有し、
前記ボックス側結合手段及び前記支持側結合手段は、前記基板ボックスにおいて所定の面が向く側から当該基板ボックスを目視した場合に、前記ボックス側結合手段の易切断部及び前記支持側結合手段の易切断部の両方を目視確認することが可能なように集約されていることを特徴とする特徴A9に記載の遊技機。
特徴A10によれば、各易切断部を目視確認する場合において支持手段及び制御基板装置の一体物の面の向きの変更を要しない。これにより、当該確認作業の容易化が図られる。
特徴A11.前記ボックス側結合手段は、前記第1構成体に形成された結合部と前記第2構成体に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(L字金具191)が挿入されることで、これら第1構成体と第2構成体とを結合する構成であり、
前記支持側結合手段は、前記制御基板装置に形成された結合部と前記支持手段に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(破断ネジ247)が挿入されることで、これら制御基板装置と支持手段とを結合する構成であり、
前記ボックス側結合手段及び前記支持側結合手段は、対応する前記結合具の挿入口が同一方向を向くように形成されていることを特徴とする特徴A9又はA10に記載の遊技機。
特徴A11によれば、各結合手段は、対応する結合具の挿入口が同一方向を向くように形成されているため、各結合手段に対して結合用の処理が施されているか否かの目視確認の容易化が図られる。
特徴A12.前記ボックス側結合手段及び前記支持側結合手段のうち少なくとも一方は、他方の結合手段間に存在していることを特徴とする特徴A9乃至A11のいずれか1に記載の遊技機。
少ない数の結合手段により結合強度が高められた範囲を広範囲としようとすると、同一種類の結合手段をある程度離間させて複数配置する必要が生じる。この場合に、その離間させた空間に他の種類の結合手段を配置することで、当該空間を利用しながら複数種類の結合手段を集約配置することが可能となり、結果的にコンパクト化を図りながら、既に説明したような優れた作用効果を奏することが可能となる。
特徴A13.前記支持手段は、前記支持側結合手段が連結部(支持側連結部242)を介して一体化されたベース部(台座部232)を備え、
前記連結部を切断することにより、前記支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除することが可能な構成であり、
前記連結部の周囲には前記ボックス側結合手段が存在しない空間が確保されていることにより、前記支持手段に前記制御基板装置が取り付けられている状況において前記連結部を切断することが可能な構成であることを特徴とする特徴A9乃至A12のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A13によれば、各結合手段が集約された状況であっても、支持側結合手段を利用した支持手段と制御基板装置との結合状態の解除作業を、支持手段に制御基板装置に取り付けた状況で行うことが可能となる。
特徴A14.前記ボックス側結合手段は、前記第1構成体に形成された結合部と前記第2構成体に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(L字金具191)が挿入されることで、これら第1構成体と第2構成体とを結合する構成であり、
前記支持側結合手段は、前記制御基板装置に形成された結合部と前記支持手段に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(破断ネジ247)が挿入されることで、これら制御基板装置と支持手段とを結合する構成であり、
前記ボックス側結合手段の前記結合具の取り外し方向への変位を規制する部位、及び前記支持側結合手段の前記結合具の取り外し方向への変位を規制する部位は、前記基板ボックスの前記所定の辺部に沿って形成された集約領域(裏側結合領域143)に集約されており、
前記ベース部は、前記支持手段に前記制御基板装置が取り付けられている状況において、前記所定の辺部を間に挟むようにして前記基板ボックスに対して並設されており、
前記支持側結合手段は、前記集約領域側に入り込んでいることを特徴とする特徴A13に記載の遊技機。
特徴A14によれば、各結合手段において結合具の取り外し方向への変位を規制する部位に直接アクセスして、当該結合具を利用した結合状態を解除しようとしても、集約領域においては一方の結合手段に対して他方の結合手段が立体的な障害として存在するため、このような直接的なアクセスが行いづらくなる。
特徴A15.前記支持手段は、
当該支持手段を支持受け部側にて受けさせるための構造を生じさせる支持用部材(支持用部材221)と、
前記支持側結合手段が一体化された結合用部材(結合用部材231)と、
これら支持用部材及び結合用部材を一体化させる一体化部材(破断ネジ236)と、
を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A14のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A15によれば、支持手段を支持受け部側にて受けさせるための構造と、支持側結合手段とはそれぞれ使用目的が異なるため、それぞれ異なるタイミングで設計変更が行われ得る。この場合に、支持用部材と結合用部材とが別々に設けられ、それらが一体化部材により一体化されている構成であるため、上記設計変更に際して一部の部材のみについて設計変更を行えばよいため、当該設計変更に対処し易くなる。
特徴A16.前記一体化手段は、一体化解除操作を不可とするように設けられていることを特徴とする特徴A15に記載の遊技機。
特徴A16によれば、支持用部材と結合用部材とが一体化された状態を不正に解除しようとしても、それが行いづらくなる。
<特徴B群>
特徴B1.複数のボックス構成体により形成された基板ボックス(基板ボックス121)と、当該基板ボックスの内部空間に収容された制御基板(主制御基板111)と、を有する制御基板装置(主制御装置91)と、
当該制御基板装置を支持する支持手段(第1支持ユニット92)と、
を備え、
前記複数のボックス構成体として第1構成体(表側構成体122)と第2構成体(裏側構成体123)とを備え、
前記制御基板装置は、前記基板ボックスの開放を阻止するように前記第1構成体と前記第2構成体とを結合するボックス側結合手段(第1ボックス側結合部251)を備え、
部材の破壊を要する所定の結合解除操作を行うことにより、当該ボックス側結合手段を利用した前記第1構成体と前記第2構成体との結合を解除することが可能な構成であり、
前記支持手段は、当該支持手段からの前記制御基板装置の分離を阻止するように当該支持手段と前記制御基板装置とを結合する支持側結合手段(支持側結合部253)を備え、
部材の破壊を要する特定の結合解除操作を行うことにより、当該支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除することが可能な構成であり、
前記ボックス側結合手段は、前記基板ボックスの所定の辺部に設けられており、
前記支持側結合手段は、前記所定の辺部に設けられていることを特徴とする遊技機。
特徴B1によれば、ボックス側結合手段が設けられていることにより、基板ボックスの開放に際しては部材の破壊を要することとなり、基板ボックスの不正開放の有無を目視により確認することが可能となる。また、支持側結合手段が設けられていることにより、支持手段からの制御基板装置の取り外しに際しては部材の破壊を要することとなり、制御基板装置の不正取り外しの有無を目視により確認することが可能となる。
この場合に、支持側結合手段は基板ボックスにおいてボックス側結合手段が設けられた所定の辺部に設けられているため、それら結合手段の位置が集約されることとなり、結合手段を目視確認する場合の作業の容易化が図られる。
特徴B2.前記ボックス側結合手段は、所定の切断操作を行うことで、他の部位を切断する場合よりも前記所定の結合解除操作を容易に行うことを可能とする易切断部(易切断部183)を有し、
前記支持側結合手段は、特定の切断操作を行うことで、他の部位を切断する場合よりも前記特定の結合解除操作を容易に行うことを可能とする易切断部(支持側連結部242)を有し、
前記ボックス側結合手段及び前記支持側結合手段は、前記基板ボックスにおいて所定の面が向く側から当該基板ボックスを目視した場合に、前記ボックス側結合手段の易切断部及び前記支持側結合手段の易切断部の両方を目視確認することが可能なように集約されていることを特徴とする特徴B1に記載の遊技機。
特徴B2によれば、各易切断部を目視確認する場合において支持手段及び制御基板装置の一体物の面の向きの変更を要しない。これにより、当該確認作業の容易化が図られる。
特徴B3.前記ボックス側結合手段は、前記第1構成体に形成された結合部と前記第2構成体に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(L字金具191)が挿入されることで、これら第1構成体と第2構成体とを結合する構成であり、
前記支持側結合手段は、前記制御基板装置に形成された結合部と前記支持手段に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(破断ネジ247)が挿入されることで、これら制御基板装置と支持手段とを結合する構成であり、
前記ボックス側結合手段及び前記支持側結合手段は、対応する前記結合具の挿入口が同一方向を向くように形成されていることを特徴とする特徴B1又はB2に記載の遊技機。
特徴B3によれば、各結合手段は、対応する結合具の挿入口が同一方向を向くように形成されているため、各結合手段に対して結合用の処理が施されているか否かの目視確認の容易化が図られる。
特徴B4.前記ボックス側結合手段及び前記支持側結合手段のうち少なくとも一方は、他方の結合手段間に存在していることを特徴とする特徴B1乃至B3のいずれか1に記載の遊技機。
少ない数の結合手段により結合強度が高められた範囲を広範囲としようとすると、同一種類の結合手段をある程度離間させて複数配置する必要が生じる。この場合に、その離間させた空間に他の種類の結合手段を配置することで、当該空間を利用しながら各結合手段を集約配置することが可能となり、結果的にコンパクト化を図りながら、既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。
特徴B5.前記ボックス側結合手段は、前記第1構成体に形成された結合部と前記第2構成体に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(L字金具191)が挿入されることで、これら第1構成体と第2構成体とを結合する構成であり、
前記支持側結合手段は、前記制御基板装置に形成された結合部と前記支持手段に形成された結合部とが重ね合わされた状態で結合具(破断ネジ247)が挿入されることで、これら制御基板装置と支持手段とを結合する構成であり、
前記ボックス側結合手段の前記結合具の取り外し方向への変位を規制する部位、及び前記支持側結合手段の前記結合具の取り外し方向への変位を規制する部位は、前記基板ボックスの前記所定の辺部に沿って形成された集約領域(裏側結合領域143)に集約されており、
前記支持側結合手段は、前記集約領域側に入り込んでいることを特徴とする特徴B1乃至B4のいずれか1に記載の遊技機。
特徴B5によれば、各結合手段において結合具の取り外し方向への変位を規制する部位に直接アクセスして、当該結合具を利用した結合状態を解除しようとしても、集約領域においては一方の結合手段に対して他方の結合手段が立体的な障害として存在するため、このような直接的なアクセスが行いづらくなる。
特徴B6.前記支持手段は、
当該支持手段を支持受け部側にて受けさせるための構造を生じさせる支持用部材(支持用部材221)と、
前記支持側結合手段が一体化された結合用部材(結合用部材231)と、
これら支持用部材及び結合用部材を一体化させる一体化部材(破断ネジ236)と、
を備えていることを特徴とする特徴B1乃至B5のいずれか1に記載の遊技機。
特徴B6によれば、支持手段を支持受け部側にて受けさせるための構造と、支持側結合手段とはそれぞれ使用目的が異なるため、それぞれ異なるタイミングで設計変更が行われ得る。この場合に、支持用部材と結合用部材とが別々に設けられ、それらが一体化部材により一体化されている構成であるため、上記設計変更に際して一部の部材のみについて設計変更を行えばよいため、当該設計変更に対処し易くなる。
特徴B7.前記一体化手段は、一体化解除操作を不可とするように設けられていることを特徴とする特徴B6に記載の遊技機。
特徴B7によれば、支持用部材と結合用部材とが一体化された状態を不正に解除しようとしても、それが行いづらくなる。
上記特徴A群及び上記特徴B群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機は、遊技制御処理を実行するCPU、遊技制御プログラムが記憶されたROM、遊技の進行により発生する各種データを一時的に記憶するRAM等の各種電子部品が実装された制御基板を備えている。そして、ROMに記憶された制御プログラムに従って、CPUにより遊技機に搭載されている各種遊技機器が制御され、一連の遊技が実行される。
この種の遊技機では、制御基板を正規のものとは異なる不正な制御基板に変更したり、ROM(ROMがCPUと共に1チップ化されている場合には当該チップ)を不正なものに交換したりする等の不正行為の発生が数多く報告されている。
このような不正行為に対処すべく、例えば、基板ボックスに封印構造(いわゆる、カシメ構造)を設けて基板ボックスの開封時には破壊等による開封履歴を残すようにする等の不正対策が採用されている。このような不正対策は、基板ボックスが開封された事実や制御基板が交換された事実を目視確認する場合にその確認作業を補助するものであり、またこのような不正対策の存在により不正行為を躊躇させる効果がある。
しかしながら、上記封印構造の不正対策が施されていても未だに不正行為が行われているのが実情であり、制御装置における防犯機能の向上には改善の余地がある。
<特徴C群>
特徴C1.基板ボックス(基板ボックス121)と、当該基板ボックスの内部空間に収容される制御基板(主制御基板111)と、を有する制御基板装置(主制御装置91)と、
当該制御基板装置を支持する支持手段(第1支持ユニット92)と、
を備え、
当該支持手段は、
当該支持手段を支持受け部側にて受けさせるための構造を生じさせる支持用部材(支持用部材221)と、
前記支持側結合手段が一体化された結合用部材(結合用部材231)と、
これら支持用部材及び結合用部材を一体化させる一体化部材(破断ネジ236)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴C1によれば、支持手段を支持受け部側にて受けさせるための構造と、支持側結合手段とはそれぞれ使用目的が異なるため、それぞれ異なるタイミングで設計変更が行われ得る。この場合に、支持用部材と結合用部材とが別々に設けられ、それらが一体化部材により一体化されている構成であるため、上記設計変更に際して一部の部材のみについて設計変更を行えばよいため、当該設計変更に対処し易くなる。
特徴C2.前記一体化手段は、一体化解除操作を不可とするように設けられていることを特徴とする特徴C1に記載の遊技機。
特徴C2によれば、支持用部材と結合用部材とが一体化された状態を不正に解除しようとしても、それが行いづらくなる。
特徴C3.基板ボックス(基板ボックス121)と、当該基板ボックスの内部空間に収容される制御基板(主制御基板111)と、を有する制御基板装置(主制御装置91)と、
当該制御基板装置を支持する支持手段(第1支持ユニット92)と、
を備え、
所定の分離操作を行うことにより、前記支持手段から前記制御基板装置を取り外すことが可能な構成であり、
前記支持手段は、前記制御基板装置の表側の板面及び裏側の板面と対向しないようにして、前記制御基板装置の一の側面に対して設けられていることを特徴とする遊技機。
特徴C3によれば、支持手段が制御基板装置の表側の板面だけでなく、裏側の板面に対しても対向しないように設けられていることにより、制御基板装置の目視確認に際して支持手段が邪魔になりづらくなる。この場合、支持手段の機能を基板ボックスと一体形成することも考えられるが、それを敢えて支持手段として別に形成することで、支持に関する構成の設計変更に際しては、基板ボックスはそれまでの構造を利用しながら支持手段についてのみ設計変更を行えばよくなる。これは逆の場合も同様である。これにより、部分的な設計変更を行う場合であっても、部材を流用することが可能となる。
上記特徴C群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機は、遊技制御処理を実行するCPU、遊技制御プログラムが記憶されたROM、遊技の進行により発生する各種データを一時的に記憶するRAM等の各種電子部品が実装された制御基板を備えている。そして、ROMに記憶された制御プログラムに従って、CPUにより遊技機に搭載されている各種遊技機器が制御され、一連の遊技が実行される。
この種の遊技機では、制御基板を正規のものとは異なる不正な制御基板に変更したり、ROM(ROMがCPUと共に1チップ化されている場合には当該チップ)を不正なものに交換したりする等の不正行為の発生が数多く報告されている。
このような不正行為に対処すべく、例えば、基板ボックスに封印構造(いわゆる、カシメ構造)を設けて基板ボックスの開封時には破壊等による開封履歴を残すようにする等の不正対策が採用されている。このような不正対策は、基板ボックスが開封された事実や制御基板が交換された事実を目視確認する場合にその確認作業を補助するものであり、またこのような不正対策の存在により不正行為を躊躇させる効果がある。
また、上記のように制御基板が収容された基板ボックスを有する制御基板装置は、支持用台座に当該制御基板装置の裏面側の板面が対向するようにして当該支持用台座に搭載され、当該支持用台座が支持受け部にて受けられていることで、所定の設置箇所に設置されている。
ここで、制御基板装置は複数の機種間で共通して使用される一方で、支持用台座などといった支持手段の構成については機種間で変更されることが起こり得る。このような事情において、かかる設計変更に好適に対処する必要がある。
以下に、以上の各特徴を適用し得る各種遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
スロットマシン等の回胴式遊技機:複数の絵柄を可変表示させる絵柄表示装置を備え、始動操作手段の操作に起因して前記複数の絵柄の可変表示が開始され、停止操作手段の操作に起因して又は所定時間経過することにより前記複数の絵柄の可変表示が停止され、その停止後の絵柄に応じて遊技者に特典を付与する遊技機。
10…パチンコ機、91…主制御装置、92…第1支持ユニット、111…主制御基板、121…基板ボックス、122…表側構成体、123…裏側構成体、143…裏側結合領域、183…易切断部、184…突板部、191…L字金具、221…支持用部材、231…結合用部材、232…台座部、236…破断ネジ、242…支持側連結部、247…破断ネジ、251…第1ボックス側結合部、252…第2ボックス側結合部、253…支持側結合部。

Claims (1)

  1. 複数のボックス構成体により形成された基板ボックスと、当該基板ボックスの内部空間に収容された制御基板と、を有する制御基板装置と、
    当該制御基板装置を支持する支持手段と、
    を備え、
    前記複数のボックス構成体として第1構成体と第2構成体とを備え、
    前記制御基板装置は、前記基板ボックスの開放を阻止するように前記第1構成体と前記第2構成体とを結合するボックス側結合手段を備え、
    第1箇所の破壊を要する所定の結合解除操作を行うことにより、前記ボックス側結合手段を利用した前記第1構成体と前記第2構成体との結合を解除することが可能な構成であり、
    前記支持手段は、当該支持手段からの前記制御基板装置の分離を阻止するように当該支持手段と前記制御基板装置とを結合する支持側結合手段を備え、
    第2箇所の破壊を要する特定の結合解除操作を行うことにより、前記支持側結合手段を利用した前記支持手段と前記制御基板装置との結合を解除することが可能な構成であり、
    前記支持手段及び前記制御基板装置の両者を分離する方向にこれらの相対位置を変化させていない状況において、前記所定の結合解除操作が制限され、
    当該遊技機は、前記支持手段及び前記制御基板装置の両者を分離する方向にこれらの相対位置を変化させるためには、これら一体物を通常位置から変位させる必要があるように、両者の分離方向を規制する分離方向規制手段を備えていることを特徴とする遊技機。
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