ところで、従来においては、電話端末やホストで管理されている電話帳について、登録者が自発的に更新作業を行っている旨を述べた。
しかしながら、近時では、携帯電話機が安価になり、頻繁な買い換えや、一人で複数台所有することも珍しくないため、登録者の周囲(友人、知人)で電話番号の変更、追加、削除が頻繁に行われる。従って、従来では、電話番号の変更、追加、削除がある度に、いちいち電話帳の更新作業を行わなければならず、非常に煩わしく、登録者の利便性が低いという問題があった。
さらに、従来においては、個人情報(電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレス等)の変更等の事実を知っているが、面倒さによる更新の先延ばしや更新し忘れするという状況や、音信不通、連絡不足により個人情報の変更等の事実に気づかず更新できない状況が多く見受けられ、結局、電話帳情報の陳腐化を招きやすいという問題があった。
特に、上述した従来のシステムにおいてホストで管理された一つの電話帳を複数の電話端末で共有した場合には、電話端末の台数に比例して、電話帳の陳腐化の影響が大きくなり、看過できない状況に陥る場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる電話帳管理プログラム、電話帳管理方法および電話帳管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、コンピュータに、電話帳構成者に関する電話帳情報と該電話帳情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する前記電話帳情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新するリンク設定更新工程と、を実行させるための電話帳管理プログラムである。
この発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、コンピュータに、電話帳構成者に関する電話帳情報と該電話帳情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する登録者情報と前記検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新するリンク設定更新工程と、を実行させるための電話帳管理プログラムである。
この発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設されたデータベース装置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示する電話帳一覧提示工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の電話帳情報を登録者に提示することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電話帳一覧提示工程では、前記電話帳一覧において前記リンクが設定されている情報を識別表示することを特徴とする。
この発明によれば、電話帳一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新する更新工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている電話帳情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加する電話帳情報追加工程を実行させ、前記検索工程では、前記新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、前記リンク設定更新工程では、前記新規情報が追加された前記電話帳情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加し、新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、新規情報が追加された電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新する電話帳情報更新工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新することとしたので、リンクによる自動更新以外にも、登録者が自発的に更新することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、前記リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得る事前承認工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電話帳情報は、複数の登録者端末で共有されることを特徴とする。
この発明によれば、電話帳情報を、複数の登録者端末で共有することとしたので、さらに、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信する電話帳配信工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信することとしたので、登録者端末でも最新の電話帳情報を有することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記登録者端末は、電話端末であることを特徴とする。
この発明によれば、登録者端末を電話端末としたので、最新の電話帳情報を用いて、電話発信を行うことができる。
また、本発明は、上記発明において、前記登録者端末は、コンピュータ端末であることを特徴とする。
この発明によれば、登録者端末をコンピュータ端末としたので、電話端末に比べて操作がしやすいコンピュータ端末で登録作業等を行うことができ、さらに登録者の利便性を高めることができる。
また、本発明は、電話帳構成者に関する電話帳情報と該電話帳情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する前記電話帳情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新するリンク設定更新工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、電話帳構成者に関する電話帳情報と該電話帳情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する登録者情報と前記検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新するリンク設定更新工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設されたデータベース装置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示する電話帳一覧提示工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の電話帳情報を登録者に提示することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電話帳一覧提示工程では、前記電話帳一覧において前記リンクが設定されている情報を識別表示することを特徴とする。
この発明によれば、電話帳一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新する更新工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている電話帳情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加する電話帳情報追加工程を含み、前記検索工程では、前記新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、前記リンク設定更新工程では、前記新規情報が追加された前記電話帳情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加し、新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、新規情報が追加された電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新する電話帳情報更新工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新することとしたので、リンクによる自動更新以外にも、登録者が自発的に更新することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得る事前承認工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電話帳情報は、複数の登録者端末で共有されることを特徴とする。
この発明によれば、電話帳情報を、複数の登録者端末で共有することとしたので、さらに、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信する電話帳配信工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信することとしたので、登録者端末でも最新の電話帳情報を有することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記登録者端末は、電話端末であることを特徴とする。
この発明によれば、登録者端末を電話端末としたので、最新の電話帳情報を用いて、電話発信を行うことができる。
また、本発明は、上記発明において、前記登録者端末は、コンピュータ端末であることを特徴とする。
この発明によれば、登録者端末をコンピュータ端末としたので、電話端末に比べて操作がしやすいコンピュータ端末で登録作業等を行うことができ、さらに登録者の利便性を高めることができる。
また、本発明は、電話帳構成者に関する電話帳情報と該電話帳情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録手段と、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索する検索手段と、前記新規登録者に対応する前記電話帳情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新するリンク設定更新手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、電話帳構成者に関する電話帳情報と該電話帳情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録手段と、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索する検索手段と、前記新規登録者に対応する登録者情報と前記検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新するリンク設定更新手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、前記データベースは、別設されたデータベース装置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示する電話帳一覧提示手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の電話帳情報を登録者に提示することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電話帳一覧提示手段は、前記電話帳一覧において前記リンクが設定されている情報を識別表示することを特徴とする。
この発明によれば、電話帳一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新する更新手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている電話帳情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加する電話帳情報追加手段を備え、前記検索手段は、前記新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、前記リンク設定更新手段は、前記新規情報が追加された前記電話帳情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加し、新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、新規情報が追加された電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新する電話帳情報更新手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新することとしたので、リンクによる自動更新以外にも、登録者が自発的に更新することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得る事前承認手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電話帳情報は、複数の登録者端末で共有されることを特徴とする。
この発明によれば、電話帳情報を、複数の登録者端末で共有することとしたので、さらに、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信する電話帳配信手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信することとしたので、登録者端末でも最新の電話帳情報を有することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記登録者端末は、電話端末であることを特徴とする。
この発明によれば、登録者端末を電話端末としたので、最新の電話帳情報を用いて、電話発信を行うことができる。
また、本発明は、上記発明において、前記登録者端末は、コンピュータ端末であることを特徴とする。
この発明によれば、登録者端末をコンピュータ端末としたので、電話端末に比べて操作がしやすいコンピュータ端末で登録作業等を行うことができ、さらに登録者の利便性を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、電話帳一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の電話帳情報を登録者に提示することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、電話帳一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている電話帳情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規情報を追加し、新規情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、新規情報が追加された電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新することとしたので、リンクによる自動更新以外にも、登録者が自発的に更新することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、電話帳情報を、複数の登録者端末で共有することとしたので、さらに、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、更新された電話帳情報を登録者端末へ配信することとしたので、登録者端末でも最新の電話帳情報を有することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者端末を電話端末としたので、最新の電話帳情報を用いて、電話発信を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者端末をコンピュータ端末としたので、電話端末に比べて操作がしやすいコンピュータ端末で登録作業等を行うことができ、さらに登録者の利便性を高めることができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる一実施例の構成を示すブロック図である。同図には、複数の登録者が有する各電話帳をインターネット上で管理するための電話帳管理システムが図示されている。この電話帳管理システムは、電話帳管理装置10、インターネット20および登録者端末グループ301〜30nから構成されている。
ここで、一実施例において、電話帳管理装置10で管理される一つの電話帳は、当該登録者が所有する複数の電話端末(PC(Personal Computer)端末も含む)で共有される。
電話帳管理装置10は、登録者端末グループ301〜30nに対応する複数nの登録者がそれぞれ有する電話帳を管理する機能、電話帳を自動更新する機能、電子メールを送受信する機能等を備えている。この電話帳管理装置10は、インターネット20を介して、登録者端末グループ301〜30nに接続されている。
電話帳管理装置10において、制御部11は、装置各部を制御する。この制御部11の動作の詳細については、後述する。記憶部12は、制御部11で用いられる各種情報、コンピュータプログラム等を記憶する。通信部13は、所定の通信プロトコルに従って、通信を制御する。
登録者情報データベース14は、複数nの登録者に関する登録者情報を格納するデータベースである。具体的には、登録者情報データベース14は、図2に示したように、「登録者ID」、「パスワード」、「氏名」、「住所」、「年齢」、「生年月日」、「電話番号」、「携帯電話番号」、「電子メールアドレス」、「勤務先」、「リンクアドレス」等からなる登録者情報を格納している。
「登録者ID」は、登録者を識別するための識別子である。「パスワード」は、ログインに用いられる。「氏名」は、登録者の氏名に関する情報である。「住所」は、登録者の住所に関する情報である。「年齢」は、登録者の年齢に関する情報である。「生年月日」は、登録者の生年月日に関する情報である。
「電話番号」は、登録者が所有する固定電話端末に付与された電話番号に関する情報である。「携帯電話番号」は、登録者が所有する携帯電話端末に付与された携帯電話番号に関する情報である。「電子メールアドレス」は、登録者宛に電子メールを送付する際の電子メールアドレスに関する情報である。
「勤務先」は、登録者の勤務先に関する情報である。「リンクアドレス」は、各登録者情報のレコードと後述する電話帳情報とリンクを設定する場合に、該登録者情報を一意に特定するためのアドレスである。すなわち、「リンクアドレス」は、各登録者情報のレコードに付与されたアドレスである。
図1に戻り、電話帳情報データベース15は、各登録者が有する電話帳情報を格納するデータベースである。具体的には、電話帳情報データベース15は、図3に示したように、電話帳情報151〜153(なお、電話帳情報154は未登録)を格納している。電話帳情報151は、「登録者ID」および「氏名」(図2参照)に対応付けられており、「氏名」、「住所」、「年齢」、「生年月日」、「電話番号」、「携帯電話番号」、「電子メールアドレス」、「勤務先」、「リンク先アドレス」等から構成されている。
なお、一実施例においては、電話帳情報として複数列挙したが、一部(例えば、「氏名」、「電話番号」および「携帯電話番号」)を電話帳情報として電話帳情報データベース15に格納してもよい。また、一実施例においては、電話帳構成者を自然人として説明しているが、法人、個人事業者、その他団体も電話帳構成者に含まれる。
「氏名」は、電話帳を構成し、登録者の知人(以下、電話帳構成者という)の氏名に関する情報である。「住所」は、電話帳構成者の住所に関する情報である。「年齢」は、電話帳構成者の年齢に関する情報である。「生年月日」は、電話帳構成者の生年月日に関する情報である。
「電話番号」は、電話帳構成者が所有する固定電話端末に付与された電話番号に関する情報である。「携帯電話番号」は、電話帳構成者が所有する携帯電話端末に付与された携帯電話番号に関する情報である。「電子メールアドレス」は、電話帳構成者宛に電子メールを送付する際の電子メールアドレスに関する情報である。
「勤務先」は、電話帳構成者の勤務先に関する情報である。「リンク先アドレス」は、電話帳情報のレコードと登録者情報(図2参照)のレコードとの間にリンクを設定する場合に、電話帳情報からみてリンク先である登録者情報のリンクアドレス(図2参照)を表す情報である。
図1に戻り、登録者端末グループ301〜30nは、電話帳情報(電話帳)を電話帳管理装置10に登録している登録者が所有する複数台の端末からなるグループである。
登録者端末グループ301は、例えば、「田中四郎」(図2参照)という登録者が所有する複数台の電話端末3111、電話端末3112、電話端末3113、・・・と、PC端末321とから構成されており、電話帳管理装置10で管理される電話帳情報151(図3参照)を共有する。
電話端末3111、電話端末3112、電話端末3113、・・・は、ブラウザを搭載したIP(Internet Protocol)電話機であり、例えば、携帯電話端末、PHS(Personal Handyphone System)電話機、固定電話機、FAX機能付き電話機等である。
これらの電話端末3111、電話端末3112、電話端末3113、・・・は、基本電話機能、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能、電子メールを送受信する機能等を備えており、番号入力ボタン、操作ボタン、表示部、受話部、送話部、通信部、記憶部等から構成されている。
PC端末321は、コンピュータ本体、表示部、キーボード、マウス等から構成されており、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能等を備えている。
また、登録者端末グループ302は、例えば、「橋本五郎」(図2参照)という登録者が所有する複数台の電話端末3121、電話端末3122、電話端末3123、・・・と、PC端末322とから構成されており、電話帳管理装置10で管理される電話帳情報152(図3参照)を共有する。
電話端末3121、電話端末3122、電話端末3123、・・・は、ブラウザを搭載したIP電話機であり、例えば、携帯電話端末、PHS電話機、固定電話機、FAX機能付き電話機等である。
これらの電話端末3121、電話端末3122、電話端末3123、・・・は、基本電話機能、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能、電子メールを送受信する機能等を備えており、番号入力ボタン、操作ボタン、表示部、受話部、送話部、通信部、記憶部等から構成されている。
PC端末322は、コンピュータ本体、表示部、キーボード、マウス等から構成されており、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能等を備えている。
また、登録者端末グループ303は、例えば、「塚本一郎」(図2参照)という登録者が所有する複数台の電話端末3131、電話端末3132、電話端末3133、・・・と、PC端末323とから構成されており、電話帳管理装置10で管理される電話帳情報153(図3参照)を共有する。
電話端末3131、電話端末3132、電話端末3133、・・・は、ブラウザを搭載したIP電話機であり、例えば、携帯電話端末、PHS電話機、固定電話機、FAX機能付き電話機等である。
これらの電話端末3131、電話端末3132、電話端末3133、・・・は、基本電話機能、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能、電子メールを送受信する機能等を備えており、番号入力ボタン、操作ボタン、表示部、受話部、送話部、通信部、記憶部等から構成されている。
PC端末323は、コンピュータ本体、表示部、キーボード、マウス等から構成されており、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能等を備えている。
以下、同様にして、登録者端末グループ30nは、例えば、「大島太郎」(図2参照)という登録者が所有する複数台の電話端末31n1、電話端末31n2、電話端末31n3、・・・と、PC端末32nとから構成されており、電話帳管理装置10で管理される電話帳情報154(図3参照)を共有する。
電話端末31n1、電話端末31n2、電話端末31n3、・・・は、ブラウザを搭載したIP電話機であり、例えば、携帯電話端末、PHS電話機、固定電話機、FAX機能付き電話機等である。
これらの電話端末31n1、電話端末31n2、電話端末31n3、・・・は、基本電話機能、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能、電子メールを送受信する機能等を備えており、番号入力ボタン、操作ボタン、表示部、受話部、送話部、通信部、記憶部等から構成されている。
PC端末32nは、コンピュータ本体、表示部、キーボード、マウス等から構成されており、インターネット20を介して電話帳管理装置10にアクセスする機能、電話帳の新規登録、更新、削除等を行う機能等を備えている。
つぎに、一実施例の動作原理について、図4および図5を参照して説明する。図4において、(1)では、登録者情報データベース14に「大島太郎」に対応する登録者情報が新規登録されるとともに、電話帳情報データベース15に「大島太郎」に対応する電話帳情報154が新規登録される。
ここで、以下では、登録者情報データベース14における各登録者情報は、各登録者により随時更新されるものとし、最新の情報であるものと仮定する。
(2)では、電話帳情報154における各電話帳構成者(「遠藤一太郎」、「橋本五郎」および「塚本一郎」)が、登録者情報データベース14の登録者として登録されているかが検索される。この場合、「遠藤一太郎」、「橋本五郎」および「塚本一郎」のうち、「橋本五郎」および「塚本一郎」が登録されている。
(3)では、「大島太郎」(本人)に対して、電話帳情報151における「橋本五郎」および「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」および「塚本一郎」との間にそれぞれリンクを設定することの可否がメールで問い合わされる。
(4)では、返信メールに基づいて、リンクの可否が判定される。ここで、「大島太郎」より、リンクの許可が得られた場合には、「橋本五郎」に対して、電話帳情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクを設定することの可否がメールで問い合わされる。
同様にして、「塚本一郎」に対して、電話帳情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクを設定することの可否がメールで問い合わされる。
そして、「橋本五郎」より、リンクの許可が得られた場合、(5)では、電話帳情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクが設定される。
同様にして、「塚本一郎」より、リンクの許可が得られた場合には、電話帳情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクが設定される。
このように、一実施例では、電話帳情報と登録者情報(最新情報)との間にリンクを設定することにより、電話帳の自動更新を実現している。図5には、電話帳情報155および156がさらに新規登録された場合のリンク状態が図示されている。
つぎに、図6〜図18を参照しつつ、一実施例の動作について説明する。図6は、一実施例における新規登録処理を説明する図である。新規登録処理は、登録者情報および電話帳情報を新規に登録するための処理である。
図6に示したステップSA1では、例えば、登録者端末グループ30nの電話端末31n1(PC端末32nや他の電話端末31n2等でもよい)は、新規登録者(「大島太郎」)の操作に従って、電話帳管理装置10に対して、ログイン画面39(図9参照)でログインした後、新規登録要求を出すとともに、登録者情報(登録者ID=00004に対応)および電話帳情報154(図3参照)を送信する。
これらの登録者情報(登録者ID=00004に対応)および電話帳情報154(図3参照)は、図示しない新規登録画面より設定された情報である。
ステップSA2では、電話帳管理装置10の制御部11は、登録者端末グループ30nの電話端末31n1からの登録者情報(登録者ID=00004に対応)を登録者情報データベース14(図2参照)に登録するとともに、電話帳情報154を電話帳情報データベース15(図3参照)に登録する。
ステップSA3では、制御部11は、検索処理を実行する。すなわち、制御部11は、電話帳情報154における電話帳構成者(「遠藤一太郎」、「橋本五郎」および「塚本一郎」)を検索キーとして、登録者情報データベース14(図2参照)を検索する。
なお、一実施例においては、検索キーとして、例えば、公開が許可された他の情報(例えば、「住所」)や、複数の情報(例えば、「氏名」および「住所」)等を用いてもよい。
ステップSA4では、制御部11は、ステップSA3で検索ヒットしたか否かを判断する。この場合、登録者情報データベース14における「橋本五郎」および「塚本一郎」が検索ヒットし、制御部11は、ステップSA4の判断結果を「Yes」とする。なお、ステップSA4の判断結果が「No」である場合、制御部11は、リンクを設定することなく、新規登録処理を終了する。
ステップSA5では、制御部11は、図10に示した登録者問合せメール40を作成する。この登録者問合せメール40は、新規登録者(「大島太郎」)に対して、電話帳情報154における「橋本五郎」および「塚本一郎」(図3および図4参照)と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」および「塚本一郎」(図2および図4参照)との間にそれぞれリンクを設定することの可否を問合せるための電子メールである。
ステップSA6では、制御部11は、登録者端末グループ30nの電話端末31n1へ登録者問合せメール40(図10参照)を送信する。ステップSA7では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、新規登録者(「大島太郎」)の操作に従って、図11に示した登録者返信メール41を作成する。この登録者返信メール41には、当該リンクを許可する旨の内容が記載されている。
ステップSA8では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、登録者返信メール41を電話帳管理装置10へ送信する。ステップSA9では、電話帳管理装置10の制御部11は、登録者返信メール41の内容を解析し、新規登録者(「大島太郎」)が当該リンクを許可したか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。なお、ステップSA9の判断結果が「No」である場合、制御部11は、新規登録処理を終了する。
ステップSA10では、制御部11は、図12および図13に示したリンク先問合せメール42およびリンク先問合せメール43を作成する。リンク先問合せメール42は、「橋本五郎」に対して、電話帳情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクを設定することの可否を問合せるための電子メールである。
一方、リンク先問合せメール43は、「塚本一郎」に対して、電話帳情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクを設定することの可否を問合せるための電子メールである。
ステップSA11では、制御部11は、リンク先問合せメール42(図12参照)を登録者端末グループ302の電話端末3121(「橋本五郎」に対応)へ送信するとともに、リンク先問合せメール43(図13参照)を登録者端末グループ303の電話端末3131(「塚本一郎」に対応)へ送信する。
ステップSA12では、登録者端末グループ302の電話端末3121および登録者端末グループ303の電話端末3131は、図14および図15に示したリンク先返信メール44およびリンク先返信メール45を作成する。具体的には、登録者端末グループ302の電話端末3121は、登録者(「橋本五郎」)の操作に従って、図14に示したリンク先返信メール44を作成する。このリンク先返信メール44には、当該リンクを許可する旨の内容が記載されている。
一方、登録者端末グループ303の電話端末3131は、登録者(「塚本一郎」)の操作に従って、図15に示したリンク先返信メール45を作成する。このリンク先返信メール45には、当該リンクを許可する旨の内容が記載されている。
ステップSA13では、登録者端末グループ302の電話端末3121および登録者端末グループ303の電話端末3131は、リンク先返信メール44(図14参照)およびリンク先返信メール45(図15参照)を電話帳管理装置10へ送信する。ステップSA14では、電話帳管理装置10の制御部11は、リンク先返信メール44およびリンク先返信メール45を解析し、リンクの許可が得られた場合に、リンク処理を実行する。
この場合、「橋本五郎」からリンクの許可を得ているため、制御部11は、図3に示した電話帳情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」の「リンク先アドレス」に、図2に示した登録者情報データベース14における「橋本五郎」の「リンクアドレス」(=ADR00002)を登録する。
これにより、図4に示したように、電話帳情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクが設定され、電話帳情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」の情報が自動更新される。
一方、「塚本一郎」からもリンクの許可を得ているため、制御部11は、図3に示した電話帳情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」の「リンク先アドレス」に、図2に示した登録者情報データベース14における「塚本一郎」の「リンクアドレス」(=ADR00003)を登録する。
これにより、図4に示したように、電話帳情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクが設定され、電話帳情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」が自動更新される。
なお、上述した新規登録処理においては、電話帳管理装置10の制御部11により、ステップSA3で、登録者情報データベース14における「大島太郎」(新規登録者)を検索キーとして、電話帳情報データベース15で他の電話帳情報151〜153に電話帳構成者として「大島太郎」が登録されているか否かを検索してもよい。
ここで、検索ヒットした場合には、上述した動作と同様にして、リンクの可否についての問い合わせを行い、許可が得られた場合に、検索ヒットした電話帳情報の電話帳構成者の情報と、登録者情報データベース14における「大島太郎」(新規登録者)の情報との間にリンクを設定してもよい。
図7および図8は、一実施例における参照・更新処理を説明する図である。参照・更新処理は、登録済みの登録者情報および電話帳情報に対して、電話帳情報の参照、登録者情報の更新、電話帳情報のレコード追加、変更、削除を行うための処理である。
この場合、図3に示したように、電話帳情報データベース15には、電話帳情報151〜154が登録されているものとする。また、登録者情報データベース14には、登録者ID00001〜00004に対応する情報が登録されているものとする。
この状態で、図7に示したステップSB1では、例えば、登録者端末グループ30nの電話端末31n1(他の電話端末31n2、電話端末31n3、・・・やPC端末32nでもよい)は、電話帳管理装置10に対して、ログイン画面39(図9参照)でログインした後、参照・更新要求を出すとともに、登録者ID(=00004)を送信する。ステップSB2では、電話帳管理装置10の制御部11は、電話帳情報等を取得する。ステップSB3では、電話帳管理装置10の制御部11は、図16に示した電話帳一覧画面46を登録者端末グループ30nの電話端末31n1に表示させる。
具体的には、ステップSB2では、制御部11は、登録者ID(=00004)をキーとして、電話帳情報データベース15から電話帳情報154を取得する。つぎに、制御部11は、電話帳情報154において、「リンク先アドレス」(この場合、ADR00002およびADR00003)からリンク先の情報を取得する。
リンク先の情報は、図2に示した登録者情報データベース14における「橋本五郎」の情報(ADR00002に対応)および「塚本一郎」の情報(ADR00003に対応)である。
つぎに、ステップSB3では、制御部11は、電話帳情報154、登録者情報データベース14における「橋本五郎」の情報(ADR00002に対応)および登録者情報データベース14における「塚本一郎」の情報(ADR00003に対応)に基づいて、図16に示した電話帳一覧画面46を登録者端末グループ30nの電話端末31n1に表示させる。
この電話帳一覧画面46には、電話帳情報154等に対応する電話帳一覧46a(氏名、電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレス等)と、発信ボタン46bと、登録者情報更新ボタン46cと、電話帳追加ボタン46dと、電話帳変更ボタン46eと、電話帳削除ボタン46fとが表示されている。これにより、登録者である「大島太郎」は、電話帳情報46aを参照する。
ここで、登録者情報データベース14における「橋本五郎」の情報(ADR00002に対応)は、電話帳情報データベース15における「橋本五郎」の情報に代えて、電話帳一覧画面46の電話帳一覧46a(「橋本五郎」)に表示される。
同様にして、登録者情報データベース14における「塚本一郎」の情報(ADR00003に対応)は、電話帳情報データベース15における「塚本一郎」の情報に代えて、電話帳一覧画面46の電話帳一覧46a(「塚本一郎」)に表示される。
また、電話帳一覧46aにおいて、「リンクマーク」は、上述したリンクが設定されていることを表すマークであり、リンクが設定されている「橋本五郎」および「塚本一郎」に対応して「L」が表示されている。これにより、登録者(「大島太郎」)は、「橋本五郎」および「塚本一郎」の情報が最新の情報であることを認識する。
なお、一実施例においては、リンクマークに代えて、リンクが設定されている「橋本五郎」および「塚本一郎」のレコードを色分け表示や点滅表示させてもよい。
図7に戻り、ステップSB4では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、電話帳一覧画面46の発信ボタン46bが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。この発信ボタン46bは、電話帳一覧46aにおける電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレスを用いて、電話をかける場合や電子メールを発信する場合に押下する。
ステップSB8では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、電話帳一覧画面46(図16参照)の登録者情報更新ボタン46cが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。この登録者情報更新ボタン46cは、登録者情報を更新する場合に押下されるボタンである。
ステップSB9では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、電話帳一覧画面46の電話帳追加ボタン46dが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。電話帳追加ボタン46dは、電話帳一覧46a(電話帳情報154)に新たな電話帳構成者に関するレコードを追加する場合に押下されるボタンである。
ステップSB10では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、電話帳一覧画面46の電話帳変更ボタン46eが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。電話帳変更ボタン46eは、電話帳一覧46a(電話帳情報154)のレコードを変更する場合に押下されるボタンである。
ステップSB11では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、電話帳一覧画面46の電話帳削除ボタン46fが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。電話帳削除ボタン46fは、電話帳一覧46a(電話帳情報154)のレコードを削除する場合に押下されるボタンである。以後、判断結果が「Yes」となるまで、ステップSB4、ステップSB8〜ステップSB11の判断が繰り返される。
ここで、登録者(「大島太郎」)が、「橋本五郎」に携帯電話をかける場合には、「橋本五郎」の「携帯電話番号」が選択された後、発信ボタン46bが押下される。これにより、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、ステップSB4の判断結果を「Yes」とする。
ステップSB5では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、上記「携帯電話番号」宛に発信を行う。ステップSB6では、通話処理が実行される。ステップSB7では、終話処理が実行された後、一連の処理が終了される。なお、電子メールを発信する場合には、ステップSB6およびステップSB7がスキップされる。
また、登録者(「大島太郎」)の電話番号が変更となり、登録者情報を更新する場合には、登録者情報更新ボタン46cが押下される。これにより、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、ステップSB8の判断結果を「Yes」とする。ステップSB12では、登録者情報更新画面(図示略)により電話番号が変更され、登録者情報が更新される。
ステップSB13では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、更新後の登録者情報を電話帳管理装置10へ送信する。ステップSB14では、電話帳管理装置10の制御部11は、更新後の登録者情報を登録者情報データベース14(図2参照)に上書きし、登録者情報データベース14を更新する。これにより、当該登録者情報とリンクが設定されている他の電話帳情報は、自動更新される。
また、電話帳一覧46a(電話帳情報154)に新たな電話帳構成者に関するレコードを追加する場合には、電話帳追加ボタン46dが押下される。これにより、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、ステップSB9の判断結果を「Yes」とする。図8に示したステップSB20では、電話帳追加画面(図示略)によりレコード情報(氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレス等)が入力される。
ステップSB21では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、ステップSB20で入力されたレコード情報を電話帳管理装置10へ送信する。ステップSB22では、電話帳管理装置10の制御部11は、レコード情報を電話帳情報154(図3参照)に追加する。
ステップSB23では、制御部11は、検索処理を実行する。すなわち、制御部11は、電話帳情報154に追加されたレコードに対応する電話帳構成者を検索キーとして、登録者情報データベース14(図2参照)を検索する。
以後、前述したステップSA4〜ステップSA14(図6参照)と同様にして、上記電話帳構成者に関して、ステップSB24〜ステップSB34の処理が実行され、リンクが設定される。
また、電話帳一覧46a(電話帳情報154)のレコードを変更する場合には、電話帳変更ボタン46eが押下される。これにより、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、図7に示したステップSB10の判断結果を「Yes」とする。ステップSB15では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、図17に示した電話帳変更画面47で、例えば、「遠藤一太郎」に対応するレコード情報を変更する。
ステップSB16では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、ステップSB15で変更されたレコード情報を電話帳管理装置10へ送信する。ステップSB17では、電話帳管理装置10の制御部11は、変更後のレコード情報を電話帳情報154(図3参照)に反映させ電話帳情報データベース15を更新した後、一連の処理を終了する。
また、電話帳一覧46a(電話帳情報154)のレコードを削除する場合には、電話帳削除ボタン46fが押下される。これにより、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、図7に示したステップSB11の判断結果を「Yes」とする。ステップSB18では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、図18に示した電話帳削除画面48で、例えば、「遠藤一太郎」に対応するレコード情報を削除する。
ステップSB19では、登録者端末グループ30nの電話端末31n1は、ステップSB18で削除されたレコード情報を電話帳管理装置10へ送信する。ステップSB17では、電話帳管理装置10の制御部11は、電話帳情報154(図3参照)から当該レコード情報を削除し、電話帳情報データベース15を更新した後、一連の処理を終了する。
なお、一実施例においては、登録者端末グループ301における電話帳管理について言及しなかったが、電話帳管理装置10で対応する電話帳情報が更新され場合に、最新版の電話帳情報を登録者端末グループ301に一斉配信し、各電話端末、PC端末の記憶部にそれぞれ格納する構成例としてもよい。この場合には、最新版の電話帳を登録者端末グループ301内でも一元管理することができる。
また、一実施例においては、電話帳管理装置10で管理されている一つの住所録を登録者端末グループ(複数の電話端末やPC端末)で共有する構成例について説明したが、一つの住所録を一つの電話端末等に対応させる構成例としてもよい。
さて、一実施例においては、図1に示した電話帳管理装置10の登録者情報データベース14および電話帳情報データベース15に登録者情報および電話帳情報を保有する基本機能、登録者情報データベース14および電話帳情報データベース15へのアクセス制御を行うアクセス制御機能、リンク設定により電話帳を自動更新する自動更新機能等を持たせる構成例について説明したが、変形例1として、図19に示したように、基本機能を備えた電話帳データベース装置50と、アクセス制御機能および自動更新機能を備えた電話帳管理装置60とを別設する構成としてもよい。
図19において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図においては、図1に示した電話帳管理装置10に代えて、電話帳データベース装置50、電話帳管理装置60およびLAN(Local Area Network)65が設けられている。
電話帳データベース装置50は、上述した基本機能を備えており、制御部51、記憶部52、通信部53、登録者情報データベース54および電話帳情報データベース55から構成されている。登録者情報データベース54および電話帳情報データベース55は、登録者情報データベース14(図2参照)および電話帳情報データベース15(図3参照)と同一構成とされている。
電話帳管理装置60は、登録者端末グループ301〜30nからの要求に応じて、電話帳データベース装置50(登録者情報データベース54および電話帳情報データベース55)に対するアクセス制御を行うアクセス制御機能と、登録者情報データベース54および電話帳情報データベース55における自動更新機能とを備えている。
この電話帳管理装置60は、LAN65を介して、電話帳データベース装置50に接続されており、制御部61、記憶部62およびゲートウェイ通信部63から構成されている。
また、一実施例においては、図19に示したように、電話帳管理装置60と電話帳データベース装置50とが1対1で対応する構成について説明したが、変形例2として、図20に示したように、電話帳管理装置70と電話帳データベース装置801〜80mとを1対mの構成としてもよい。
図20において、図19の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図においては、図19に示した電話帳データベース装置50、電話帳管理装置60およびLAN65に代えて、電話帳管理装置70および複数m台の電話帳データベース装置801〜80mが設けられている。
電話帳データベース装置801〜80mは、別々の運営事業者により運営されており、電話帳データベース装置50(図19参照)と同様にして、前述した基本機能を備えている。これらの電話帳データベース装置801〜80mは、インターネット20に接続されている。
電話帳データベース装置801は、制御部811、記憶部821、通信部831、登録者情報データベース841および電話帳情報データベース851から構成されている。以下同様にして、電話帳データベース装置80mは、制御部81m、記憶部82m、通信部83m、登録者情報データベース84mおよび電話帳情報データベース85mから構成されている。
ここで、登録者情報データベース841〜84mは、登録者情報データベース14(図2参照)と同一構成とされている。また、電話帳情報データベース851〜85mは、電話帳情報データベース15(図3参照)と同一構成とされている。
電話帳管理装置70は、登録者端末グループ301〜30nからの要求に応じて、電話帳データベース装置801〜80m(登録者情報データベース841〜84mおよび電話帳情報データベース851〜85m)に対するアクセス制御を行うアクセス制御機能と、登録者情報データベース841〜84mおよび電話帳情報データベース851〜85mにおける自動更新機能とを備えている。
すなわち、電話帳管理装置70は、複数の登録者情報データベース841〜84mおよび電話帳情報データベース851〜85mにまたがって、広域に検索、リンク設定を行うことにより、グローバルな自動更新を実現する。
以上説明したように、一実施例によれば、新規登録者により登録者情報および電話帳情報が登録者情報データベース14および電話帳情報データベース15に登録された場合、登録者情報データベース14を検索対象として、該電話帳情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、新規登録者により電話帳情報および登録者情報が登録者情報データベース14および電話帳情報データベース15に登録された場合、電話帳情報データベース15を検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の電話帳情報における電話帳構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした電話帳情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する電話帳情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、図16に示した電話帳一覧画面46を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の電話帳情報を登録者に提示することができる。
また、一実施例によれば、図16に示した電話帳一覧画面46においてリンクが設定されている情報を識別表示(リンクマークL、色分け表示、点滅表示等)することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、一実施例によれば、図7を参照して説明したように、登録者からの要求(ステップSB8)に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新(ステップSB12)することとしたので、該登録者情報とリンクされている電話帳情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、図7および図8を参照して説明したように、登録者からの更新要求(ステップSB9)に従って、該登録者に対応する電話帳情報に新規のレコード情報を追加し、レコード情報における電話帳構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、レコード情報が追加された電話帳情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該電話帳情報を更新することとしたので、新規のレコード情報が追加された電話帳情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、図7を参照して説明したように、登録者からの要求(ステップSB10、ステップSB11)に従って、該登録者に対応する電話帳情報を更新(変更、削除)することとしたので、リンクによる自動更新以外にも、登録者が自発的に更新(変更、削除)することができる。
また、一実施例によれば、図6(ステップSA6〜ステップSA14)および図8(ステップSB26〜ステップSB34)を参照して説明したように、リンクの当事者(登録者、リンク先の登録者)に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、一実施例によれば、図1に示した電話帳管理装置10で管理されている電話帳情報を、複数の登録者端末(例えば、登録者端末グループ301)で共有することとしたので、さらに、登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、更新された電話帳情報を登録者端末(例えば、登録者端末グループ301)へ配信することとしたので、登録者端末でも最新の電話帳情報を有することができる。
また、一実施例によれば、登録者端末を電話端末(例えば、電話端末3111)としたので、最新の電話帳情報を用いて、電話発信(ステップSB4〜ステップSB7:図7参照)を行うことができる。
また、一実施例によれば、登録者端末をコンピュータ端末(例えば、PC端末321)としたので、電話端末に比べて操作がしやすいコンピュータ端末で登録作業等を行うことができ、さらに登録者の利便性を高めることができる。
また、一実施例によれば、図19に示したように、登録者情報データベース54および電話帳情報データベース55を、電話帳管理装置60に対して別設された電話帳データベース装置50に設けることとしたので、既存のデータベース装置50を有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、図20に示したように、登録者情報データベース841〜84m、電話帳情報データベース851〜85mを、電話帳管理装置70に対して別設された複数のデータベース装置801〜80mに設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置801〜80mを有効活用した上で、電話帳情報の更新に関して登録者の利便性を高め、電話帳情報の陳腐化を防止することができる。
以上本発明にかかる一実施例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前述した一実施例においては、変形例3として、電話帳管理装置10(図1参照)、電話帳管理装置60(図19参照)または電話帳管理装置70(図20参照)の機能を実現するためのプログラムを図21に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体200に記録して、この記録媒体200に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ100に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
同図に示したコンピュータ100は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)110と、キーボード、マウス等の入力装置120と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)130と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)140と、記録媒体200からプログラムを読み取る読取装置150と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置160とから構成されている。
CPU110は、読取装置150を経由して記録媒体200に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体200としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。