ところで、従来においては、登録者が自発的に住所録の更新を行っているが、この更新作業が非常に煩わしく、登録者の利便性が低いという問題があった。
さらに、従来においては、個人情報の変更等の事実を知っているが、面倒さによる更新の先延ばしや更新し忘れするという状況や、音信不通、連絡不足により個人情報の変更等の事実に気づかず更新できない状況が多く見受けられ、結局、住所録情報の陳腐化を招きやすいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる住所録管理プログラム、住所録管理方法および住所録管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、コンピュータに、住所録構成者に関する住所録情報と該住所録情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する前記住所録情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新するリンク設定更新工程と、を実行させるための住所録管理プログラムである。
この発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、コンピュータに、住所録構成者に関する住所録情報と該住所録情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する登録者情報と前記検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新するリンク設定更新工程と、を実行させるための住所録管理プログラムである。
この発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設されたデータベース装置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示する住所録一覧提示工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の住所録情報を登録者に提示することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記住所録一覧提示工程では、前記住所録一覧において前記リンクが設定されている情報を識別表示することを特徴とする。
この発明によれば、住所録一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新する更新工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている住所録情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加する住所録情報追加工程を実行させ、前記検索工程では、前記新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、前記リンク設定更新工程では、前記新規情報が追加された前記住所録情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加し、新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、新規情報が追加された住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記コンピュータに、前記リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得る事前承認工程を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、本発明は、住所録構成者に関する住所録情報と該住所録情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する前記住所録情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新するリンク設定更新工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、住所録構成者に関する住所録情報と該住所録情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録工程と、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索する検索工程と、前記新規登録者に対応する登録者情報と前記検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新するリンク設定更新工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設されたデータベース装置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示する住所録一覧提示工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の住所録情報を登録者に提示することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記住所録一覧提示工程では、前記住所録一覧において前記リンクが設定されている情報を識別表示することを特徴とする。
この発明によれば、住所録一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新する更新工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている住所録情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加する住所録情報追加工程を含み、前記検索工程では、前記新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、前記リンク設定更新工程では、前記新規情報が追加された前記住所録情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加し、新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、新規情報が追加された住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得る事前承認工程を含むことを特徴とする。
この発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、本発明は、住所録構成者に関する住所録情報と該住所録情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録手段と、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索する検索手段と、前記新規登録者に対応する前記住所録情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新するリンク設定更新手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、住所録構成者に関する住所録情報と該住所録情報を有する登録者に関する登録者情報とを対応付けてデータベースに登録する登録手段と、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、前記データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索する検索手段と、前記新規登録者に対応する登録者情報と前記検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新するリンク設定更新手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設されたデータベース装置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記データベースは、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示する住所録一覧提示手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の住所録情報を登録者に提示することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記住所録一覧提示手段は、前記住所録一覧において前記リンクが設定されている情報を識別表示することを特徴とする。
この発明によれば、住所録一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新する更新手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている住所録情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加する住所録情報追加手段を備え、前記検索手段は、前記新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、前記リンク設定更新手段は、前記新規情報が追加された前記住所録情報と前記検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することを特徴とする。
この発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加し、新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、新規情報が追加された住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得る事前承認手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録された場合、データベースを検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、データベースを、別設されたデータベース装置に設けることとしたので、既存のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、データベースを、別設された複数のデータベース装置にそれぞれ設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、住所録一覧を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の住所録情報を登録者に提示することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、住所録一覧においてリンクが設定されている情報を識別表示することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新することとしたので、該登録者情報とリンクされている住所録情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規情報を追加し、新規情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規情報が追加された住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、新規情報が追加された住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、リンクの当事者に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる一実施例の構成を示すブロック図である。同図には、複数の登録者が有する各住所録をインターネット上で管理するための住所録管理システムが図示されている。この住所録管理システムは、住所録管理装置10、インターネット20および登録者端末301〜30nから構成されている。
住所録管理装置10は、登録者端末301〜30nに対応する複数nの登録者がそれぞれ有する住所録を管理する機能、住所録を自動更新する機能、電子メールを送受信する機能等を備えている。この住所録管理装置10は、インターネット20を介して、登録者端末301〜30nに接続されている。
住所録管理装置10において、制御部11は、装置各部を制御する。この制御部11の動作の詳細については、後述する。記憶部12は、制御部11で用いられる各種情報、コンピュータプログラム等を記憶する。通信部13は、所定の通信プロトコルに従って、通信を制御する。
登録者情報データベース14は、複数nの登録者に関する登録者情報を格納するデータベースである。具体的には、登録者情報データベース14は、図2に示したように、「登録者ID」、「氏名」、「ニックネーム」、「住所」、「年齢」、「生年月日」、「電子メールアドレス」、「電話番号」、「勤務先」、「リンクアドレス」等からなる登録者情報を格納している。
「登録者ID」は、登録者を識別するための識別子である。「氏名」は、登録者の氏名に関する情報である。「ニックネーム」は、インターネット20における登録者のニックネームに関する情報である。「住所」は、登録者の住所に関する情報である。「年齢」は、登録者の年齢に関する情報である。「生年月日」は、登録者の生年月日に関する情報である。
「電子メールアドレス」は、登録者宛に電子メールを送付する際の電子メールアドレスに関する情報である。「電話番号」は、登録者の電話番号に関する情報である。「勤務先」は、登録者の勤務先に関する情報である。「リンクアドレス」は、各登録者情報のレコードと後述する住所録情報とリンクを設定する場合に、該登録者情報を一意に特定するためのアドレスである。すなわち、「リンクアドレス」は、各登録者情報のレコードに付与されたアドレスである。
図1に戻り、住所録情報データベース15は、各登録者が有する住所録情報を格納するデータベースである。具体的には、住所録情報データベース15は、図3に示したように、住所録情報151〜153(なお、住所録情報154は未登録)を格納している。住所録情報151は、「登録者ID」および「氏名」(図2参照)に対応付けられており、「氏名」、「ニックネーム」、「住所」、「年齢」、「生年月日」、「電子メールアドレス」、「電話番号」、「勤務先」、「リンク先アドレス」等から構成されている。
「氏名」は、住所録を構成し、登録者の知人(以下、住所録構成者という)の氏名に関する情報である。「ニックネーム」は、インターネット20における住所録構成者のニックネームに関する情報である。「住所」は、住所録構成者の住所に関する情報である。「年齢」は、住所録構成者の年齢に関する情報である。「生年月日」は、住所録構成者の生年月日に関する情報である。
「電子メールアドレス」は、住所録構成者宛に電子メールを送付する際の電子メールアドレスに関する情報である。「電話番号」は、住所録構成者の電話番号に関する情報である。「勤務先」は、住所録構成者の勤務先に関する情報である。「リンク先アドレス」は、住所録情報のレコードと登録者情報(図2参照)のレコードとの間にリンクを設定する場合に、住所録情報からみてリンク先である登録者情報のリンクアドレス(図2参照)を表す情報である。
図1に戻り、登録者端末301〜30nは、住所録(登録者情報および住所録情報の総称)を住所録管理装置10に登録している登録者により操作されるコンピュータ端末であり、新規登録、住所録の更新等に用いられる。
つぎに、一実施例の動作原理について、図4および図5を参照して説明する。図4において、(1)では、登録者情報データベース14に「大島太郎」に対応する登録者情報が新規登録されるとともに、住所録情報データベース15に「大島太郎」に対応する住所録情報154が新規登録される。
ここで、以下では、登録者情報データベース14における各登録者情報は、各登録者により随時更新されるものとし、最新の情報であるものと仮定する。
(2)では、住所録情報154における各住所録構成者(「遠藤一太郎」、「橋本五郎」および「塚本一郎」)が、登録者情報データベース14の登録者として登録されているかが検索される。この場合、「遠藤一太郎」、「橋本五郎」および「塚本一郎」のうち、「橋本五郎」および「塚本一郎」が登録されている。
(3)では、「大島太郎」(本人)に対して、住所録情報151における「橋本五郎」および「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」および「塚本一郎」との間にそれぞれリンクを設定することの可否がメールで問い合わされる。
(4)では、返信メールに基づいて、リンクの可否が判定される。ここで、「大島太郎」より、リンクの許可が得られた場合には、「橋本五郎」に対して、住所録情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクを設定することの可否がメールで問い合わされる。
同様にして、「塚本一郎」に対して、住所録情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクを設定することの可否がメールで問い合わされる。
そして、「橋本五郎」より、リンクの許可が得られた場合、(5)では、住所録情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクが設定される。
同様にして、「塚本一郎」より、リンクの許可が得られた場合には、住所録情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクが設定される。
このように、一実施例では、住所録情報と登録者情報(最新情報)との間にリンクを設定することにより、住所録の自動更新を実現している。図5には、住所録情報155および156がさらに新規登録された場合のリンク状態が図示されている。
つぎに、図6〜図15を参照しつつ、一実施例の動作について説明する。図6は、一実施例における新規登録処理を説明する図である。新規登録処理は、住所録(登録者情報および住所録情報)を新規に登録するための処理である。
図6に示したステップSA1では、例えば、登録者端末30nは、新規登録者(例えば、「大島太郎」)の操作に従って、住所録管理装置10に対して、新規登録要求を出すとともに、登録者情報(登録者ID=00004に対応)および住所録情報154(図3参照)を送信する。これらの登録者情報(登録者ID=00004に対応)および住所録情報154(図3参照)は、図示しない新規登録画面より設定された情報である。
ステップSA2では、住所録管理装置10の制御部11は、登録者端末30nからの登録者情報(登録者ID=00004に対応)を登録者情報データベース14(図2参照)に登録するとともに、住所録情報154を住所録情報データベース15(図3参照)に登録する。
ステップSA3では、制御部11は、検索処理を実行する。すなわち、制御部11は、住所録情報154における住所録構成者(「遠藤一太郎」、「橋本五郎」および「塚本一郎」)を検索キーとして、登録者情報データベース14(図2参照)を検索する。
なお、一実施例においては、検索キーとして、例えば、公開が許可された他の情報(例えば、「ニックネーム」)や、複数の情報(例えば、「氏名」および「ニックネーム」)等を用いてもよい。
ステップSA4では、制御部11は、ステップSA3で検索ヒットしたか否かを判断する。この場合、登録者情報データベース14における「橋本五郎」および「塚本一郎」が検索ヒットし、制御部11は、ステップSA4の判断結果を「Yes」とする。なお、ステップSA4の判断結果が「No」である場合、制御部11は、リンクを設定することなく、新規登録処理を終了する。
ステップSA5では、制御部11は、図9に示した登録者問合せメール40を作成する。この登録者問合せメール40は、新規登録者(「大島太郎」)に対して、住所録情報154における「橋本五郎」および「塚本一郎」(図3および図4参照)と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」および「塚本一郎」(図2および図4参照)との間にそれぞれリンクを設定することの可否を問合せるための電子メールである。
ステップSA6では、制御部11は、登録者端末30nへ登録者問合せメール40(図9参照)を送信する。ステップSA7では、登録者端末30nは、新規登録者(「大島太郎」)の操作に従って、図10に示した登録者返信メール41を作成する。この登録者返信メール41には、当該リンクを許可する旨の内容が記載されている。
ステップSA8では、登録者端末30nは、登録者返信メール41を住所録管理装置10へ送信する。ステップSA9では、住所録管理装置10の制御部11は、登録者返信メール41の内容を解析し、新規登録者(「大島太郎」)が当該リンクを許可したか否かを判断し、この場合、判断結果を「Yes」とする。なお、ステップSA9の判断結果が「No」である場合、制御部11は、新規登録処理を終了する。
ステップSA10では、制御部11は、図11および図12に示したリンク先問合せメール42およびリンク先問合せメール43を作成する。リンク先問合せメール42は、「橋本五郎」に対して、住所録情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクを設定することの可否を問合せるための電子メールである。
一方、リンク先問合せメール43は、「塚本一郎」に対して、住所録情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクを設定することの可否を問合せるための電子メールである。
ステップSA11では、制御部11は、リンク先問合せメール42(図11参照を)登録者端末302(「橋本五郎」に対応)へ送信するとともに、リンク先問合せメール43(図12参照)を登録者端末303(「塚本一郎」に対応)へ送信する。
ステップSA12では、登録者端末302および登録者端末303は、図13および図14に示したリンク先返信メール44およびリンク先返信メール45を作成する。具体的には、登録者端末302は、登録者(「橋本五郎」)の操作に従って、図13に示したリンク先返信メール44を作成する。このリンク先返信メール44には、当該リンクを許可する旨の内容が記載されている。
一方、登録者端末303は、登録者(「塚本一郎」)の操作に従って、図14に示したリンク先返信メール45を作成する。このリンク先返信メール45には、当該リンクを許可する旨の内容が記載されている。
ステップSA13では、登録者端末302および登録者端末303は、リンク先返信メール44(図13参照)およびリンク先返信メール45(図14参照)を住所録管理装置10へ送信する。ステップSA14では、住所録管理装置10の制御部11は、リンク先返信メール44およびリンク先返信メール45を解析し、リンクの許可が得られた場合に、リンク処理を実行する。
この場合、「橋本五郎」からリンクの許可を得ているため、制御部11は、図3に示した住所録情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」の「リンク先アドレス」に、図2に示した登録者情報データベース14における「橋本五郎」の「リンクアドレス」(=ADR00002)を登録する。
これにより、図4に示したように、住所録情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」と、登録者情報データベース14における「橋本五郎」との間にリンクが設定され、住所録情報154(「大島太郎」)における「橋本五郎」の情報が自動更新される。
一方、「塚本一郎」からもリンクの許可を得ているため、制御部11は、図3に示した住所録情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」の「リンク先アドレス」に、図2に示した登録者情報データベース14における「塚本一郎」の「リンクアドレス」(=ADR00003)を登録する。
これにより、図4に示したように、住所録情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」と、登録者情報データベース14における「塚本一郎」との間にリンクが設定され、住所録情報154(「大島太郎」)における「塚本一郎」が自動更新される。
なお、上述した新規登録処理においては、住所録管理装置10の制御部11により、ステップSA3で、登録者情報データベース14における「大島太郎」(新規登録者)を検索キーとして、住所録情報データベース15で他の住所録情報151〜153に住所録構成者として「大島太郎」が登録されているか否かを検索してもよい。
ここで、検索ヒットした場合には、上述した動作と同様にして、リンクの可否についての問い合わせを行い、許可が得られた場合に、検索ヒットした住所録情報の住所録構成者の情報と、登録者情報データベース14における「大島太郎」(新規登録者)の情報との間にリンクを設定してもよい。
図7および図8は、一実施例における更新処理を説明する図である。更新処理は、登録済みの住所録(登録者情報および住所録情報)に対して、登録者情報を更新したり、住所録情報に新しいレコードを追加するための処理である。
この場合、図3に示したように、住所録情報データベース15には、住所録情報151〜154が登録されているものとする。また、登録者情報データベース14には、登録者ID00001〜00004に対応する情報が登録されているものとする。
この状態で、図7に示したステップSB1では、例えば、登録者端末30nは、住所録管理装置10に対して、更新要求を出すとともに、登録者ID(=00004)を送信する。ステップSB2では、住所録管理装置10の制御部11は、住所録情報等を取得する。ステップSB3では、住所録管理装置10の制御部11は、図15に示した住所録一覧画面46を登録者端末30nに表示させる。
具体的には、ステップSB2では、制御部11は、登録者ID(=00004)をキーとして、住所録情報データベース15から住所録情報154を取得する。つぎに、制御部11は、住所録情報154において、「リンク先アドレス」(この場合、ADR00002およびADR00003)からリンク先の情報を取得する。
リンク先の情報は、図2に示した登録者情報データベース14における「橋本五郎」の情報(ADR00002に対応)および「塚本一郎」の情報(ADR00003に対応)である。
つぎに、ステップSB3では、制御部11は、住所録情報154、登録者情報データベース14における「橋本五郎」の情報(ADR00002に対応)および登録者情報データベース14における「塚本一郎」の情報(ADR00003に対応)に基づいて、図15に示した住所録一覧画面46を登録者端末30nに表示させる。
この住所録一覧画面46には、住所録情報154等に対応する住所録一覧46aと、登録者情報を更新する際に押下される登録者更新ボタン46bと、住所録情報154にレコードを追加する際に押下される住所録追加ボタン46cとが表示されている。
ここで、登録者情報データベース14における「橋本五郎」の情報(ADR00002に対応)は、住所録情報データベース15における「橋本五郎」の情報に代えて、住所録一覧画面46の住所録一覧46a(「橋本五郎」)に表示される。
同様にして、登録者情報データベース14における「塚本一郎」の情報(ADR00003に対応)は、住所録情報データベース15における「塚本一郎」の情報に代えて、住所録一覧画面46の住所録一覧46a(「塚本一郎」)に表示される。
また、住所録一覧46aにおいて、「リンクマーク」は、上述したリンクが設定されていることを表すマークであり、リンクが設定されている「橋本五郎」および「塚本一郎」に対応して「L」が表示されている。これにより、登録者(「大島太郎」)は、「橋本五郎」および「塚本一郎」の情報が最新の情報であることを認識する。
なお、一実施例においては、リンクマークに代えて、リンクが設定されている「橋本五郎」および「塚本一郎」のレコードを色分け表示や点滅表示させてもよい。
図7に戻り、ステップSB4では、登録者端末30nは、住所録一覧画面46(図15参照)の登録者更新ボタン46bが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSB8では、登録者端末30nは、住所録追加ボタン46cが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、判断結果が「Yes」となるまで、ステップSB4およびステップSB8の判断が繰り返される。
ここで、登録者(「大島太郎」)の電話番号が変更となり、登録者情報を更新する場合には、登録者更新ボタン46bが押下される。これにより、登録者端末30nは、ステップSB4の判断結果を「Yes」とする。ステップSB5では、登録者情報更新画面(図示略)により電話番号が変更され、登録者情報が更新される。
ステップSB6では、登録者端末30nは、更新後の登録者情報を住所録管理装置10へ送信する。ステップSB7では、住所録管理装置10の制御部11は、更新後の登録者情報を登録者情報データベース14(図2参照)に上書きし、登録者情報データベース14を更新する。これにより、当該登録者情報とリンクが設定されている他の住所録情報は、自動更新される。
また、住所録一覧46a(住所録情報154)に新たな住所録構成者に関するレコードを追加する場合には、住所録追加ボタン46cが押下される。これにより、登録者端末30nは、ステップSB8の判断結果を「Yes」とする。ステップSB9では、住所録追加画面(図示略)によりレコード情報(氏名、ニックネーム、住所等)が入力される。
ステップSB10では、登録者端末30nは、ステップSB9で入力されたレコード情報を住所録管理装置10へ送信する。図8に示したステップSB11では、住所録管理装置10の制御部11は、レコード情報を住所録情報154(図3参照)に追加する。
ステップSB12では、制御部11は、検索処理を実行する。すなわち、制御部11は、住所録情報154に追加されたレコードに対応する住所録構成者を検索キーとして、登録者情報データベース14(図2参照)を検索する。
以後、前述したステップSA4〜ステップSA14(図6参照)と同様にして、上記住所録構成者に関して、ステップSB13〜ステップSB23の処理が実行され、リンクが設定される。
さて、一実施例においては、図1に示した住所録管理装置10に、登録者情報データベース14および住所録情報データベース15に登録者情報および住所録情報を保有する基本機能、登録者情報データベース14および住所録情報データベース15へのアクセス制御を行うアクセス制御機能、リンク設定により住所録を自動更新する自動更新機能等を持たせる構成例について説明したが、変形例1として、図16に示したように、基本機能を備えた住所録データベース装置50と、アクセス制御機能および自動更新機能を備えた住所録管理装置60とを別設する構成としてもよい。
図16において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図においては、図1に示した住所録管理装置10に代えて、住所録データベース装置50、住所録管理装置60およびLAN(Local Area Network)65が設けられている。
住所録データベース装置50は、上述した基本機能を備えており、制御部51、記憶部52、通信部53、登録者情報データベース54および住所録情報データベース55から構成されている。登録者情報データベース54および住所録情報データベース55は、登録者情報データベース14(図2参照)および住所録情報データベース15(図3参照)と同一構成とされている。
住所録管理装置60は、登録者端末301〜30nからの要求に応じて、住所録データベース装置50(登録者情報データベース54および住所録情報データベース55)に対するアクセス制御を行うアクセス制御機能と、登録者情報データベース54および住所録情報データベース55における自動更新機能と備えている。
この住所録管理装置60は、LAN65を介して、住所録データベース装置50に接続されており、制御部61、記憶部62およびゲートウェイ通信部63から構成されている。
また、一実施例においては、図16に示したように、住所録管理装置60と住所録データベース装置50とが1対1で対応する構成について説明したが、変形例2として、図17に示したように、住所録管理装置70と住所録データベース装置801〜80mとを1対mの構成としてもよい。
図17において、図16の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図においては、図16に示した住所録データベース装置50、住所録管理装置60およびLAN65に代えて、住所録管理装置70および複数m台の住所録データベース装置801〜80mが設けられている。
住所録データベース装置801〜80mは、別々の運営事業者により運営されており、住所録データベース装置50(図16参照)と同様にして、前述した基本機能を備えている。これらの住所録データベース装置801〜80mは、インターネット20に接続されている。
住所録データベース装置801は、制御部811、記憶部821、通信部831、登録者情報データベース841および住所録情報データベース851から構成されている。以下同様にして、住所録データベース装置80mは、制御部81m、記憶部82m、通信部83m、登録者情報データベース84mおよび住所録情報データベース85mから構成されている。
ここで、登録者情報データベース841〜84mは、登録者情報データベース14(図2参照)と同一構成とされている。また、住所録情報データベース851〜85mは、住所録情報データベース15(図3参照)と同一構成とされている。
住所録管理装置70は、登録者端末301〜30nからの要求に応じて、住所録データベース装置801〜80m(登録者情報データベース841〜84mおよび住所録情報データベース851〜85m)に対するアクセス制御を行うアクセス制御機能と、登録者情報データベース841〜84mおよび住所録情報データベース851〜85mにおける自動更新機能とを備えている。
すなわち、住所録管理装置70は、複数の登録者情報データベース841〜84mおよび住所録情報データベース851〜85mにまたがって、広域に検索、リンク設定を行うことにより、グローバルな自動更新を実現する。
以上説明したように、一実施例によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録者情報データベース14および住所録情報データベース15に登録された場合、登録者情報データベース14を検索対象として、該住所録情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、新規登録者により住所録情報および登録者情報が登録者情報データベース14および住所録情報データベース15に登録された場合、住所録情報データベース15を検索対象として、該新規登録者が登録済みの他の住所録情報における住所録構成者として登録されているかを検索し、新規登録者に対応する登録者情報と検索でヒットした住所録情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、登録者からの要求に従って、該登録者に対応する住所録情報およびリンク先の登録者情報に基づいて、図15に示した住所録一覧画面46を提示することとしたので、リンクを介して自動更新された最新の住所録情報を登録者に提示することができる。
また、一実施例によれば、図15に示した住所録一覧画面46においてリンクが設定されている情報を識別表示(リンクマークL、色分け表示、点滅表示等)することとしたので、登録者にリンク(自動更新)の有無を報知することができる。
また、一実施例によれば、図7を参照して説明したように、登録者からの要求(ステップSB4)に従って、該登録者に対応する登録者情報を更新(ステップSB5)することとしたので、該登録者情報とリンクされている住所録情報が自動更新され、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、図7および図8を参照して説明したように、登録者からの更新要求(ステップSB8)に従って、該登録者に対応する住所録情報に新規のレコード情報を追加し、レコード情報における住所録構成者が登録済みの他の登録者情報に登録者として登録されているかを検索し、レコード情報が追加された住所録情報と検索でヒットした登録者情報との間にリンクを設定し、該住所録情報を更新することとしたので、新規のレコード情報が追加された住所録情報がリンクを介して自動更新されるため、登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、図6(ステップSA6〜ステップSA14)および図8(ステップSB15〜ステップSB22)を参照して説明したように、リンクの当事者(登録者、リンク先の登録者)に対してリンクの事前承認を得ることとしたので、無断リンク等によるトラブルを防止することができ、登録者へのサービスの質を向上させることができる。
また、一実施例によれば、図16に示したように、登録者情報データベース54および住所録情報データベース55を、住所録管理装置60に対して別設された住所録データベース装置50に設けることとしたので、既存のデータベース装置50を有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
また、一実施例によれば、図17に示したように、登録者情報データベース841〜84m、住所録情報データベース851〜85mを、住所録管理装置70に対して別設された複数のデータベース装置801〜80mに設けることとしたので、既存の複数のデータベース装置801〜80mを有効活用した上で、住所録情報の更新に関して登録者の利便性を高め、住所録情報の陳腐化を防止することができる。
以上本発明にかかる一実施例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前述した一実施例においては、変形例3として、住所録管理装置10(図1参照)、住所録管理装置60(図16参照)または住所録管理装置70(図17参照)の機能を実現するためのプログラムを図18に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体200に記録して、この記録媒体200に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ100に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
同図に示したコンピュータ100は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)110と、キーボード、マウス等の入力装置120と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)130と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)140と、記録媒体200からプログラムを読み取る読取装置150と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置160とから構成されている。
CPU110は、読取装置150を経由して記録媒体200に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体200としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。