JP2005122877A - ディスククランプ装置 - Google Patents

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直久 田▲なべ▼
Yuji Ariyoshi
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Abstract

【課題】 部品点数がより少なく、より簡単な構成で、両面ディスクの各面の記録再生時について、ディスクのセンタリングを確実に行えるディスククランプ装置を提供する。
【解決手段】 ターンテーブル20上のディスク1のA面1AをセンタリングするA面用センタリング部材21と、A面センタリング状態でディスクのB面1Bを支持するディスク受け部25ADとB面をセンタリングするB面用センタリング部25BCとを備えたクランパ部材25と、ターンテーブルとクランパ部材とに設けられた引力発生機構と、クランパ部材を回動させてA面センタリング状態に対応した第1クランプモードとB面センタリング状態に対応した第2クランプモードとの間でクランプモードを切り換えるクランパ部材回動機構とを備え、第1クランプモードから第2クランプモードへの切換時には、B面用センタリング部が、A面センタリングを解除すると共にB面をセンタリングする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク状の記録媒体(以下、適宜、単に「ディスク」と称する)に対して情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク装置のうち、特にディスク両面の記録及び/又は再生が可能なディスク装置において、ディスクをターンテーブルに対して同心状態にクランプするディスククランプ装置に関するものである。
周知のように、近年、ディスク装置の分野では、所謂DVD(デジタル・ビデオ・ディスク若しくはデジタル・バーサタイル・ディスク)メディアに対して情報信号の記録及び/又は再生が可能なDVD記録再生装置の普及が著しい。かかるDVD記録再生装置の更なる普及を図るために、長時間連続して記録及び/又は再生が行えるようにすることが求められている。長時間連続した記録及び/又は再生を可能とする方法の一つとして、ディスクの両面について記録及び/又は再生可能なDVDディスクを、片面毎のイジェクト動作を行うことなく、両面を連続して記録及び/又は再生を行う方法がある。
尚、本明細書において、「(ディスクに対する情報信号の)記録及び/又は再生」とは、「(ディスクへの情報信号の)記録及び(ディスクに記録されている情報信号の)再生の少なくとも何れか一方」の意であり、これを簡略化して表現したものである。従って、「(ディスクに対して情報信号の)記録及び/又は再生が可能なディスク装置(若しくはDVD記録再生装置)」とは、「(ディスクへの情報信号の)記録及び(ディスクに記録されている情報信号の)再生の両方が可能なディスク装置(若しくはDVD記録再生装置)」のみならず、「(ディスクに記録されている情報信号の)再生のみが可能な再生専用のディスク装置(若しくはDVD再生装置)」をも包含するものである。
従来、ディスク状(円板状)の記録媒体の両面(以下、片面をA面、他面をB面と称する)について情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク装置としては、例えば特許文献1に記載された構成のものが知られている。
この特許文献1には、1対の光ピックアップをターンテーブルの表裏両側に配置し、これら一対の光ピックアップを選択的に用いるように構成されたディスク装置が開示されている。
また、特許文献1には、1つのターンテーブルに対して1つの光ピックアップが設けられ、この1つの光ピックアップを、A面についての情報信号の記録時または再生時(以下、適宜、「A面記録再生時」と簡略化して言う)にはA面側に移動して情報信号を読み書きさせ、B面についての情報信号の記録時または再生時(以下、適宜、「B面記録再生時」と簡略化して言う)にはB面側に移動して情報信号を読み書きさせるように構成されたディスク装置に組み込まれるディスククランプ装置が開示されている。
かかる従来のディスククランプ装置の構成について、図6〜図8を参照しながら説明する。
図6は、この従来技術に係るディスククランプ装置により、A面及びB面の両面について記録及び/又は再生が可能なディスク(以下、「両面ディスク」と称する)をクランプする際のセンタリングの原理を示す断面説明図である。
この図に示すように、両面ディスク1は、A面1Aを有する基板とB面1Bを有する基板とが貼り合わされて構成されており、ディスク1の回転中心を決定付けるディスク中心部の孔については、A面1Aの中心孔1AhとB面1Bの中心孔1Bhとでは、その中心位置及び/又は直径寸法について不可避的に微細な差異が生じる。
従って、回転精度の高い理想的な記録または再生を行うためには、A面記録再生時には、A面1Aの中心孔1Ahに対してA面用のセンタリング部材4を適用してセンタリング(芯出し)を行い、B面記録再生時には、B面1Bの中心孔1Bhに対してB面用のセンタリング部材9を適用してセンタリングを行う必要がある。
尚、この場合、「センタリング」とは、ディスク1の回転中心を決定付けるディスク1の中心孔1Ah又は1Bhの中心が、ディスク1を回転させるモータ2(スピンドルモータ)のスピンドル3の回転中心軸と一致するように、所謂、「芯出し」することである。
図7は、両面ディスク1のA面1Aについての情報信号の記録時または再生時(A面記録再生時)における前記従来のディスククランプ装置を示す断面説明図であり、また、図8は、前記両面ディスク1のB面1Bについての情報信号の記録時または再生時(B面記録再生時)における前記従来のディスククランプ装置を示す断面説明図である。
これらの図に示すように、前記スピンドル3の外周部には、ディスク1を載置させるターンテーブル5が固定されており、スピンドルモータ2を回転駆動することにより、スピンドル3を介してターンテーブル5が回転させられる。
前記A面用センタリング部材4は、ターンテーブル5との間に装着された圧縮バネ6によって図7及び図8における上方に付勢されている。また、クランパ8にはメインマグネット10が固定される一方、ターンテーブル5には、前記メインマグネット10の磁力に基づき該メインマグネット10側への引力の作用を受ける磁性体7が固定されている。前記メインマグネット10はヨーク12と一体的に形成され、これらメインマグネット10及びヨーク12はプレスリング13と一体的に形成されている。更に、前記B面用センタリング部材9にはサブマグネット11が固定されている。
ディスク1のターンテーブル5と反対側(図7及び図8における上側)には、ディスク1を前記ターンテーブル5に押圧し得るクランプリング14が配置され、該クランプリング14と前記プレスリング13の間には、クランプリング14をディスク1側に付勢する圧縮バネ15が装着されている。また、B面用センタリング部材9とプレスリング13との間には、両者9,13を互いに離間する向きに付勢する圧縮バネ16が配設されている。
更に、B面用センタリング部材9の上方には、クランパ8を昇降させるクランプ板17が配設されており、該クランプ板17には、クランプ板17の上昇に伴ってクランパ8を持ち上げるホルダ18が設けられている。
前記B面用センタリング部材9のテーパ部9aは、当該B面用センタリング部材9の全周にわたって完全に連続して形成されているのではなく、B面用センタリング部材9の周縁状の複数箇所(例えば、2又は3箇所)に分割して形成されており、プレスリング13に構成されたスリットを上下方向に貫通している。前記B面用センタリング部材9は、プレスリング13の中央の孔部13hによって、上下方向に摺動可能にガイドされている。また、B面用センタリング部材9は、圧縮ばね16によってプレスリング13から離間する向き(図7及び図8における上方)に付勢されているが、プレスリング13に設けられた複数の爪部13Cによって、当該プレスリング13に係止されている。更に、B面用センタリング部材9の中心部のガイド孔9Hには、前述のスピンドル3が上下方向に摺動可能に嵌合している。
次に、以上のように構成された従来のディスククランプ装置の作動について説明する。
図7に示されるように、A面記録再生状態では、クランパ8とクランプ板17とは、接触することなく離間している。この状態では、A面用センタリング部材4のテーパ部4aがA面1Aの中心孔1Ahの周縁部に組み合わされることにより、両面ディスク1はA面1Aでセンタリングされている。このセンタリング状態では、ディスク1はクランプリング14によってターンテーブル5のディスク載置面5fに押圧されている。この押圧力は、ヨーク12に固定されたメインマグネット10とターンテーブル5に固定された磁性体7との間に作用する引力(磁力)によって発生する。この状態では、プレスリング13とクランプリング14とは上下方向について密着しており、両者が一体的な剛体として働くため、前記押圧力の大きさはメインマグネット10と磁性体7の間に働く引力だけで決まることになる。
一方、図8はB面記録再生状態を示している。この状態は、以下のようにして得られる。
まず、クランプ板17がクランプ板昇降手段(図示せず)によって下降させられることで、クランプ板17がB面用センタリング部材9の最上部分の凸部9Tに当接する。これに伴って、B面用センタリング部材9がスピンドル3にガイドされながらA面用センタリング部材4を押し下げる。そして、B面用センタリング部材9のテーパ部9aがB面1Bの中心孔1Bhの周縁部に組み合わされることにより、両面ディスク1のB面1Bがセンタリングされる。この後、クランプ板17が所定量だけ上昇させられてクランパ8から(具体的には、B面用センタリング部材9の最上部分の凸部9Tから)離間し、図8のB面記録再生状態が得られる。
この状態では、B面用センタリング部材9に固定サブマグネット11がヨーク12に対して十分に接近しており、サブマグネット11とヨーク12の間に作用する引力(磁力)が圧縮バネ16の反発力(付勢力)よりも大きいため、両面ディスク1のB面1Bのセンタリング状態が保持されている。尚、このように、サブマグネット11の磁力が圧縮バネ16の付勢力に打ち勝ってB面1Bのセンタリング状態が保持されている状態を、自己保持状態と称する。
両面ディスク1についての情報信号の記録または再生状態を、B面記録再生状態からA面記録再生状態へ切り換えるには、クランプ板17を上昇させ、ホルダ18をB面用センタリング部材9に係止させて持ち上げることにより、ターンテーブル5に対する両面ディスク1の押圧状態を解除させ、その後に、再び図7に示すA面記録再生状態にすればよい。
以上説明したように、従来のディスククランパ装置では、クランパ8に設けられたメインマグネット10の磁力で両面ディスク1のターンテーブル5へのセンタリング状態でのクランプを行い、メインマグネット10に対し摺動可能で、かつ、自己保持用のサブマグネット11と圧縮バネ16を設けたB面用センタリング部材9を設け、クランプ板17による強制力(外力)によってB面用センタリング部材9の位置を切り換えて自己保持させる構成にすることにより、A面1AとB面1Bのそれぞれの面でのセンタリングを行えるようにしている。
特許第2858337号公報
両面ディスクについて情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク装置に組み込まれるディスククランプ装置としては、できるだけ簡素な構造のものが望ましいのであるが、前記従来の構成では、クランパ8に2つのマグネット(メインマグネット10とサブマグネット11)及び2つの圧縮バネ(圧縮バネ15と圧縮バネ16)が必要であり、部品点数が多く、また、クランパ8の構成もそれだけ複雑になる。
そこで、本発明は、部品点数がより少なく、より簡単な構成で、両面ディスクのA面記録再生時およびB面記録再生時のそれぞれの場合について、ディスクのセンタリングを確実に行うことができるディスククランプ装置を提供することを、基本的な目的としてなされたものである。
この目的を達成するために、本発明のディスククランプ装置は、ターンテーブル上に載置されたディスクを前記ターンテーブルに対してクランプするディスククランプ装置において、前記ターンテーブルのディスクを載置させるディスク載置面と反対側に配設され、前記ディスクのターンテーブルに載置された第1面をセンタリングする第1センタリング手段と、ターンテーブル及びディスクを挟んで前記第1センタリング手段と対向するように配置され、前記ディスクの第1面を前記第1センタリング手段でセンタリングする際に前記ディスクの第1面と対向する第2面を支持するディスク受け部と、前記ディスクの第2面をセンタリングする第2センタリング手段とを備えたクランパ部材と、前記ディスクを引力によってターンテーブルにクランプするために、ターンテーブル及び第1センタリング手段の少なくとも何れか一方と前記クランパ部材とに設けられた引力発生機構と、前記ディスクの第1面をセンタリングした状態で当該ディスクをクランプする第1クランプモードと、前記ディスクの第2面をセンタリングした状態で当該ディスクをクランプする第2クランプモードとの間で、クランプモードを切り換えるために、前記クランパ部材を回動させるクランパ部材回動機構とを備え、第1クランプモードから第2クランプモードに切り換えた際には、前記引力発生機構が発生する引力により、前記第2センタリング手段が、第1センタリング手段によるディスクの第1面についてのセンタリングを解除すると共にディスクの第2面をセンタリングする、ことを特徴としたものである。
この構成では、クランパ部材回動機構でクランパ部材を回動させることによってクランプモードを切り換えられ、第1クランプモードから第2クランプモードに切り換えた際には、引力発生機構が発生する引力の作用により、第2センタリング手段が、第1センタリング手段によるディスクの第1面についてのセンタリングを解除すると共にディスクの第2面をセンタリングする。従って、部品点数が比較的少なく簡単な構成で、ディスクの第1面及び第2面のそれぞれについてのセンタリングを確実に行える。
以上のように、本発明によれば、ディスクの第1面及び第2面のそれぞれについてのセンタリングを行うディスククランプ装置を、部品点数のより少ない比較的簡単な構成で実現できるという、優れた効果が得られる。
本実施形態で開示される発明には、以下のような特徴をそれぞれ有するディスククランプ装置に関する発明が含まれる。すなわち、
第1の発明に係るディスククランプ装置は、ターンテーブル上に載置されたディスクを前記ターンテーブルに対してクランプするディスククランプ装置において、前記ターンテーブルのディスクを載置させるディスク載置面と反対側に配設され、前記ディスクのターンテーブルに載置された第1面をセンタリングする第1センタリング手段と、ターンテーブル及びディスクを挟んで前記第1センタリング手段と対向するように配置され、前記ディスクの第1面を前記第1センタリング手段でセンタリングする際に前記ディスクの第1面と対向する第2面を支持するディスク受け部と、前記ディスクの第2面をセンタリングする第2センタリング手段とを備えたクランパ部材と、前記ディスクを引力によってターンテーブルにクランプするために、ターンテーブル及び第1センタリング手段の少なくとも何れか一方と前記クランパ部材とに設けられた引力発生機構と、前記ディスクの第1面をセンタリングした状態で当該ディスクをクランプする第1クランプモードと、前記ディスクの第2面をセンタリングした状態で当該ディスクをクランプする第2クランプモードとの間で、クランプモードを切り換えるために、前記クランパ部材を回動させるクランパ部材回動機構とを備え、第1クランプモードから第2クランプモードに切り換えた際には、前記引力発生機構が発生する引力により、前記第2センタリング手段が、第1センタリング手段によるディスクの第1面についてのセンタリングを解除すると共にディスクの第2面をセンタリングする、ことを特徴としたものである。
この第1の発明では、ディスクの第1面を前記第1センタリング手段でセンタリングする際に前記ディスクの第2面を支持するディスク受け部と、前記ディスクの第2面をセンタリングする第2センタリング手段とを備えたクランパ部材を設け、クランパ部材回動機構でクランパ部材を回動させて第1クランプモードから第2クランプモードに切り換えた際には、引力発生機構が発生する引力の作用により、第2センタリング手段が、第1センタリング手段によるディスクの第1面についてのセンタリングを解除すると共にディスクの第2面をセンタリングする。これにより、従来に比して部品点数が少なく簡単な構成で、ディスクの第1面及び第2面のそれぞれについてのセンタリングを確実に行うことができる。
前記第1の発明において、前記第1センタリング手段は前記クランパ部材に対し相対移動可能に設けられ、第1センタリング手段をクランパ部材側に付勢する付勢手段が備えられていることが好ましい。
この場合には、前記付勢手段により第1センタリング手段をターンテーブル上のディスクに対して付勢することができ、また、前記第1センタリング手段は前記クランパ部材に対し相対移動可能であるので、第1クランプモードから第2クランプモードに切り換えた際に、前記引力発生機構が発生する引力により、前記第2センタリング手段が、確実に第1センタリング手段によるディスクの第1面についてのセンタリングを解除することができる。
以上の発明において、第1クランプモードと第2クランプモードの両方の場合について、前記引力発生機構の構成要素のうちクランパ部材に設けられる構成要素は、共通の部材であることが好ましい。
この場合には、引力発生機構の部品点数が少なくて済み、構成も簡素になる。
また、以上の発明において、前記引力発生機構は、磁石と磁性体とで構成されていることがより好ましい。
この場合には、より簡単な構成で確実に、ディスクを引力によってターンテーブルにクランプすることができる。
第2の発明に係るディスククランプ装置は、各々中心孔を有する一対の基板を貼り合わせることで両面を情報信号の記録が可能な記録面としたディスクをターンテーブルに載置し、該ターンテーブルに対してクランプするディスククランプ装置であって、前記ディスクの一方の記録面の中心孔に係合して当該ディスクのセンタリングを行う第1センタリング手段と、前記ディスクの他方の記録面の中心孔に係合して当該ディスクのセンタリングを行う第2センタリング手段と、該第2センタリング手段を、前記ディスクに対向する対向状態と前記ディスクに対向しない非対向状態との間で移行させるように切り換える切換手段とを備え、該切換手段は、前記第2センタリング手段で前記ディスクのセンタリングを行う際には、前記第2センタリング手段を前記ディスクに対向させ、前記第1センタリング手段で前記ディスクのセンタリングを行う際には、前記第2センタリング手段を前記ディスクに対して対向しない非対向状態とする、ことを特徴としたものである。
この第2の発明では、第2センタリング手段でディスクのセンタリングを行う際には、切換手段によって第2センタリング手段を前記ディスクに対向させ、第1センタリング手段でディスクのセンタリングを行う際には、前記切換手段によって第2センタリング手段を前記ディスクに対して対向しない非対向状態とすることにより、従来に比して簡単な構成で、ディスク両面のそれぞれについてのセンタリングを確実に行うことができる。
前記第2の発明において、前記切換手段は、前記第2センタリング手段を前記対向状態と前記非対向状態との間で移行させる切換動作を、回転動作にて行うことが好ましい。
この場合には、第2センタリング手段についての切換動作を、よりコンパクトなものにすることが可能になる。
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1実施例に係るディスククランプ装置のA面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図、図2は前記ディスククランプ装置のB面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図、図3は前記ディスククランプ装置のクランプ部材回動機構の構成を示す斜視図である。
尚、以下の説明において、前述の従来技術に係るディスククランプ装置(図6〜図8参照)における場合と、同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
図1及び図2に示すように、本実施例に係るディスククランプ装置は、ターンテーブル20のディスク載置面20f上に載置された両面ディスク1のA面についての記録または再生時に用いられるA面用センタリング部材21を備えている。該A面用センタリング部材21は、テーパ部21aを両面ディスク1のA面1Aの中心孔1Ahの周縁部と組み合わせることにより、ディスク1のA面1Aについてのセンタリングを行うもので、前記ターンテーブル20のディスク載置面20fと反対側に配置され、ターンテーブル20に対して図1及び図2における上下方向に摺動可能に設けられている。
前記両面ディスク1のA面1Aが、本願請求項に記載した(ディスクの)「第1面」,「一方の記録面」に相当し、前記A面用センタリング部材21が、本願請求項に記載した「第1センタリング手段」に相当している。
尚、前記A面用センタリング部材21のテーパ部21aは、当該A面用センタリング部材21の全周にわたって完全に連続するように形成してもよいし、或いは、A面用センタリング部材21の周縁の複数箇所(例えば2〜3箇所)に分割して形成し、ターンテーブル20に構成されたスリットを上下に貫通させる構成としてもよい。また、本実施例では、A面用センタリング部材21は上下方向に摺動可能としたが、上下方向に限定されるものではない。ディスク装置の設置姿勢等に応じて、左右方向や前後方向など、他の方向について摺動することができる。
ターンテーブル20とA面用センタリング部材21との間には、A面用センタリング部材21を図1及び図2における上方に付勢する圧縮ばね22が介装されている。また、ターンテーブル20の図1及び図2における上部には、例えば鉄または鋼で製作された環状の磁性体23が固定されている。尚、この磁性体23をA面用センタリング部材21に固定することもできる。
ターンテーブル20上に載置されたディスク1を当該ターンテーブル20に対して押圧しクランプするクランパ24は、その主要な構成要素としてクランパ部材25を備えている。該クランパ部材25は、A面用センタリング受け部25ACと、A面用ディスク受け部25ADと、B面用センタリング部25BCと、B面用ディスク受け部25BDとを備えるとともに、スピンドル3を摺動可能に嵌合させるガイド孔25Hが中心部に設けられている。前記クランパ部材25は、ターンテーブル20及びディスク1を挟んで、前記A面用センタリング部材21と対向するように配置されている。
前記A面用センタリング受け部25ACはA面記録再生時にA面用センタリング部材21と対向するものであり、前記A面用ディスク受け部25ADはA面記録再生時に両面ディスク1の前記A面1Aに対向するB面1Bを支持しターンテーブル20に対して押圧するものである。また、前記B面用センタリング部25BCは、B面記録再生時にB面1Bの中心孔1Bhの周縁部と組み合わされてセンタリングを行うものであり、前記B面用ディスク受け部25BDはB面記録再生時に両面ディスク1をターンテーブル20に対して押圧するものである。
尚、前記両面ディスク1のB面1Bが、本願請求項に記載した(ディスクの)「第2面」,「他方の記録面」に相当し、尚、クランパ部材25の前記B面用センタリング部25BCが、本願請求項に記載した「第2のセンタリング手段」に相当している。
前記クランパ部材25はクランプ板27によって保持されている。このクランプ板27は、クランパ部材25を保持するとともに、後述するように回動及び昇降させるものであり、クランプ板27とクランプ部材25の嵌合部には、クランパ部材25がターンテーブル20に対して自在に昇降(摺動)し得るように、所定のクリアランス(隙間)が設けられている。尚、この隙間は、図示のようにクランプ板27とクランプ部材25とが完全に離間するような隙間であってもよいが、かかる隙間としては、少なくともクランパ24がターンテーブル20に対して支障なく摺動できる程度に確保されておれば良く、必ずしも完全に離間させておく必要はない。
また、クランパ部材25には、例えば永久磁石でなる環状のマグネット26が固定されている。このマグネット26とターンテーブル20に固定された前記磁性体23とが、本願請求項に記載した「(ディスク1を引力によってターンテーブル20にクランプする)引力発生機構」を構成しており、後述するように、ターンテーブル20上のディスク1は、マグネット26と磁性体23との間に作用する磁力に基づく引力よって、ターンテーブル20に対して押圧されクランプされるようになっている。
図3に示されるように、クランプ板27の長手方向における両側端部には支軸28がそれぞれ設けられており、クランプ板27は、この支軸28,28を中心として回動できるようになっている。これら支軸28,28のうちの一方(図3における左方)の支軸28の端末部には、クランプ板27を回動させる際に駆動される駆動ギヤ33が固定されている。また、クランプ板27の長手方向における一方の(図3における左方の)側端部には、クランプ板27の回転位置を規制する位置規制軸29が設けられている。
一方、クランプ板27の長手方向における両側方には、前記支軸28をそれぞれ回動可能に支持する第1,第2の支持板31,32が配置され、これら支持板31,32は、その上部がベース部材30に固定されている。尚、クランパ24及びクランプ板27等をディスク装置(不図示)に組み付ける際には、基本的には前記ベース部材30を介して組み付けられる。
前記第2支持板32には、クランプ板27の位置規制軸29が移動自在に嵌合するガイド孔32aが設けられている。第2支持板32の側方には、クランプ板27を回動させるモータ34と、クランプ板27の一方の(図3における右方の)支軸28の端末部に固定された駆動ギヤ33とが配置されており、モータ34の出力軸に固定されたモータギヤ35が前記駆動ギヤ33と噛み合うように構成されている。
前記ベース部材30は、図示しない昇降機構によりターンテーブル20に対して昇降できるようになっている。尚、このベース部材30の昇降機構は、具体的には図示しなかったが、従来公知の機構を適用することができ、例えばモータとギヤとラック部材とカムとで構成される。モータ34が駆動されると、モータギヤ35,駆動ギヤ33及び支軸28を介してクランプ板27に駆動力が伝達され、クランプ板27が支軸28,28を中心にして回動させられる。
尚、前記クランプ板27と支軸28,28とモータ34とモータギヤ35と駆動ギヤ33とで、本願請求項に記載した「(クランパ部材を回動させる)クランパ部材回動機構」を構成している。
次に、以上のように構成されたディスククランプ装置(図1〜図3参照)の作動について説明する。
まず、図1に示されたA面記録再生時の状態では、両面ディスク1はA面用センタリング部材21のテーパ部21aによってA面1Aがセンタリングされ、A面用ディスク受け面25ADによってターンテーブル20に押圧されている。この押圧力は、マグネット26と磁性体23との間に作用する磁力に基づく引力によって発生する。このクランプモードが、本願請求項に記載した「第1クランプモード」に相当している。また、この状態では、クランパ部材25のB面用センタリング部25BC(第2センタリング手段)は、ディスク1に対して対向しない非対向状態にある。
図2に示されたB面記録再生時の状態では、マグネット26と磁性体23との間に作用する磁力に基づく引力により、B面用センタリング部25BCが、圧縮バネ22の付勢力に抗してA面用センタリング部材21を押し下げると共に、ディスク1のB面1Bをセンタリングする。この状態では、両面ディスク1は、B面用ディスク受け部25BDによってターンテーブル20に押圧されている。このクランプモードが、本願請求項に記載した「第2クランプモード」に相当している。また、この状態では、クランパ部材25のB面用センタリング部25BC(第2センタリング手段)は、ディスク1に対向する対向状態に維持されている。
A面からB面への記録再生の切り換え(つまり、クランプモードの切り換え)は、図1の状態から、ベース部材昇降機構(不図示)によって、図3に示すようにベース部材30がクランプ方向と逆方向(矢印Y1方向)に上昇させられ、それに伴ってクランパ24を保持するクランプ板27が上昇して、クランパ24がターンテーブル20から離脱し、ガイド孔25Hがスピンドル3から離脱する。尚、ベース部材30の上昇完了位置は、クランプ板27が支軸28を中心にして回動する際に、クランプ板27が他の部品と干渉することがない位置に設定されている。
クランパ24が所定の位置(上昇完了位置)に達すると、モータ34が回転し、モータギヤ35と駆動ギヤ33を介してクランプ板27に回転力が伝達され、クランプ板27が支軸28を中心にして矢印Y3方向に180°回転する。このクランプ板27の回動動作は、位置規制軸29が第2支持板32に設けられたガイド溝32aの端部に当接することによって停止する。尚、本実施の形態において、クランプ板27の回転方向は矢印Y3方向に限らず、反対方向であっても構わない。また、回転角度も180度に限定されるものではない。
その後、ベース部材昇降機構(不図示)によって、ベース部材30がクランプ方向(矢印Y2方向)に下降し、それに伴ってクランパ24を保持したクランプ板27が下降して、クランパ24のガイド孔25Hにスピンドル3が嵌合する。これにより、図2に示すようなB面記録再生状態に達する。この時、クランパ部材25のB面用センタリング部25BCがディスク1と対向するようになっている。
B面記録再生状態からA面記録再生状態への切り換えは、前記と逆の過程を辿って行われる。
以上のように、本実施例1によれば、クランパ部材25に、B面用センタリング部25BCとA面用センタリング受け部25ACとマグネット26とを設ける一方、ターンテーブル20側に、A面用センタリング部材21と磁性体23とを設けておき、A面記録再生状態からB面記録再生状態との間で記録再生状態を切り換える際には、モータ34やギヤ33とクランパ板27によってクランパ24を180゜回転して、A面用センタリング受け部25ACによるセンタリング状態とB面用センタリング部25BCによるセンタリング状態との間で切り換えを行い、B面記録再生時には、B面用センタリング部25BCでA面用センタリング部材21を押し下げると共にB面1Bのセンタリングを行うようになっている。これにより、部品点数の少ない簡単なクランパ構成で、両面ディスク1のA面とB面のそれぞれの面でのセンタリングを、確実に行うことができる。
つまり、B面用センタリング部25BCでディスク1のセンタリングを行う際には、当該B面用センタリング部25BCをディスク1に対向させ、A面用センタリング部材21でディスク1のセンタリングを行う際には、B面用センタリング部25BCをディスク1に対して対向しない非対向状態に切り換えることにより、従来に比して簡単な構成で、ディスク1の両面1A,1Bのそれぞれについてのセンタリングを確実に行うことができるのである。
この場合において、A面用センタリング部材21とターンテーブル20の間に、A面用センタリング部材21をクランパ部材25側に付勢する圧縮バネ22が介装されていることにより、A面用センタリング部材21をターンテーブル20上のディスク1に対して付勢することができる。また、前記A面用センタリング部材21はクランパ部材25に対し相対移動可能であるので、第1クランプモードから第2クランプモードに切り換えた際に、前記引力発生機構が発生する引力により、B面用センタリング部25BCが、確実にA面用センタリング部材21によるディスク1の第1面1Aについてのセンタリングを解除することができる。
このようなB面用センタリング部25BCのディスク1に対する状態の切り換えは、クランパ部材回動機構による回動動作で行われるので、かかる切換動作を比較的コンパクトなものとすることができる。
また、前記引力発生機構の構成要素(磁性体23,マグネット26)のうちクランパ部材25に設けられる構成要素(マグネット26)は、第1クランプモードと第2クランプモードの両方の場合について、共通の部材であるので、従来に比して引力発生機構の部品点数が少なくて済み、構成も簡素になる。
この場合、前記引力発生機構を、マグネット26と磁性体23とで構成したことにより、より簡単な構成で確実に、ディスク1を引力によってターンテーブル20にクランプすることができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
図4は本発明の第2実施例におけるディスククランプ装置のA面記録再生状態を示す断面説明図、図5は第2実施例におけるディスククランプ装置のB面記録再生状態を示す断面説明図である。
この第2実施例では、クランパ36においてB面用センタリング部材38がクランパ部材37と別体で形成されている。このクランパ部材37とB面用センタリング部材38の間に、両者37,38を互いに離間させる方向に付勢する圧縮バネ39が介装されており、B面用センタリング部材38は、この圧縮バネ39の付勢力の作用を受けながら、クランパ部材37に対して上下方向に摺動可能に組み付けられている。
尚、B面用センタリング部材38のテーパ部38aは、B面センタリング部材38の全周にわたって完全に連続して配置してもよいし、B面センタリング部材38の周縁部の複数箇所(例えば2〜3箇所)に分割して配置し、クランパ部材37に設けられたスリットを上下に貫通した構成としてもよい。
前記圧縮バネ39の弾性力は、A面用センタリング部材21を付勢する前記圧縮バネ22の弾性力よりも大きく設定されており、ディスク1をB面でセンタリングする際には、マグネット26と磁性体23との間に作用する磁力に基づく引力により、B面用センタリング部材38がA面用センタリング部材21を押し下げてB面1Bの中心孔1Bhでセンタリングすることができ、且つ、B面用ディスク受け部37BDで両面ディスク1をターンテーブル20に対して所定の押圧力で押圧することができるように設定されている。
更に、クランパ部材37の中心部のガイド孔37Hには、モータ2のスピンドル3が摺動可能に嵌合するように構成されている。
次に、以上のように構成された第2実施例に係るディスククランプ装置の作動について説明する。
まず、図4に示されたA面記録再生時に対応する状態では、A面用センタリング部材21のテーパ部21aがディスク1のB面1Bの中心孔1Bhの周縁部と組み合わされることにより、両面ディスク1は、A面1Aでセンタリングされ、また、A面用ディスク受け部37ADによってターンテーブル20に対して押圧されている。この押圧力は、マグネット26と磁性体23の間に作用する磁力に基づく引力によって発生する。
図5に示されるB面記録再生時に対応した状態では、マグネット26と磁性体23の間に作用する磁力に基づく引力により、B面用センタリング部材38が、A面用センタリング部材21を矢印Y5方向へ押し下げると共に、テーパ部38aがB面1Bの中心孔1Bhの周縁部に当接してセンタリングを行う。この状態では、両面ディスク1はB面用ディスク受け部37BDによってターンテーブル20に押圧されている。このとき、B面1Bの中心孔1Bhの内径寸法のばらつきや偏心は、B面用センタリング部材38がクランパ部材37に対して押し下げられる動作を通じて吸収される。
A面記録再生状態からB面記録再生状態への切り換え、及び、B面記録再生状態からA面記録再生状態の切り換えは、第1実施例における場合と同様に行われる。
以上のように、第2実施例では、クランパ部材37とB面用センタリング部材38とが別体に形成され、このクランパ部材37とB面用センタリング部材38の間に、両者37,38を互いに離間させる方向に付勢する圧縮バネ39が介装されている。そして、B面用センタリング部材38は、この圧縮バネ39の付勢力の作用を受けながら、クランパ部材37に対して上下方向に摺動可能に組み付けられている。
かかる構成としたことにより、B面記録再生時に、B面用センタリング部材38のテーパ部38aを両面ディスク1のB面1Bの中心孔1Bhの周縁部に当接させてセンタリングした場合、B面1Bの中心孔1Bhの内径寸法のばらつきやA面1Aの中心孔1Ahとの間の偏心量のばらつきを、B面用センタリング部材38がクランパ部材37に対して押し下げられる動作を通じて吸収できるようになり、高精度でセンタリングすることができる。
尚、以上の説明では、クランパ部材に設けるマグネットについて、A面用センタリング受け部に対向する場合とB面用センタリング部に対向する場合とで共通のものが用いられていたが、この代わりに、A面用センタリング受け面用のマグネットとB面用センタリング部用のマグネットを別々に設けてもよい。
また、以上の説明では、クランパ部材の回動機構は、モータとギヤとを主要部として構成されていたが、この代わりに、例えばモータとラック等、他の駆動機構で構成してもよい。
また、以上の説明では、ターンテーブルの上下位置を一定としクランパを上下動させてディスクをクランプするように構成されていたが、この代わりに、クランパの上下位置を一定としターンテーブルを上下動させてクランプするように構成することもできる。
また、以上説明では、マグネットをクランパ部材に設け磁性体をターンテーブルに設ける構成としたが、この代わりに、マグネットをターンテーブルに設け磁性体をクランパ部材に設ける構成としてもよい。
このように、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や修正等が行い得るものであることは言うまでもない。
本発明は、ディスク状の記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク装置のうち、特にディスク両面の記録及び/又は再生が可能なディスク装置において、ディスクをターンテーブルに対して同心状態にクランプするディスククランプ装置に関するものであり、部品点数がより少なく、より簡単な構成で、両面ディスクのA面記録再生時およびB面記録再生時のそれぞれの場合について、ディスクのセンタリングを確実に行うことができ、例えば、CDやDVDに対して情報信号の記録及び/又は再生が可能なディスク装置のディスククランプ装置として、有効に利用することができる。
本発明の第1実施例に係るディスククランプ装置の両面ディスクのA面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図である。 前記第1実施例に係るディスククランプ装置の両面ディスクのB面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図である。 前記第1実施例に係るディスククランプ装置のクランパ部材回動機構の構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施例に係るディスククランプ装置の両面ディスクのA面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図である。 前記第2実施例に係るディスククランプ装置の両面ディスクのB面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図である。 両面ディスクのセンタリング原理を示す断面説明図である。 従来例に係るディスククランプ装置の両面ディスクのA面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図である。 前記従来例に係るディスククランプ装置の両面ディスクのB面記録再生時に対応した状態を示す断面説明図である。
符号の説明
1 両面ディスク
1A A面
1B B面
2 スピンドルモータ
3 スピンドル
20 ターンテーブル
20f ディスク載置面
21 A面用センタリング部材
21a テーパ部
22 圧縮ばね
23 磁性体
24,36 クランパ
25,37 クランプ部材
25AC,37AC A面用センタリング受け部
25AD,37AD A面用ディスク受け部
25BC B面用センタリング部
25BD,37BD B面用ディスク受け部
26 マグネット
27 クランプ板
28 支軸
30 ベース部材
31 支持板A
32 支持板B
33 駆動ギヤ
34 モータ
35 モータギヤ
38 B面用センタリング部材
38a テーパ部
39 圧縮ばね

Claims (6)

  1. ターンテーブル上に載置されたディスクを前記ターンテーブルに対してクランプするディスククランプ装置であって、
    前記ターンテーブルのディスクを載置させるディスク載置面と反対側に配設され、前記ディスクの前記ターンテーブルに載置された第1面をセンタリングする第1センタリング手段と、
    前記ターンテーブル及び前記ディスクを挟んで前記第1センタリング手段と対向するように配置され、前記ディスクの第1面を前記第1センタリング手段でセンタリングする際に前記ディスクの第1面と対向する第2面を支持するディスク受け部と、前記ディスクの第2面をセンタリングする第2センタリング手段と、を備えたクランパ部材と、
    前記ディスクを引力によって前記ターンテーブルにクランプするために、前記ターンテーブル及び前記第1センタリング手段の少なくとも何れか一方と前記クランパ部材とに設けられた引力発生機構と、
    前記ディスクの第1面をセンタリングした状態で当該ディスクをクランプする第1クランプモードと、前記ディスクの第2面をセンタリングした状態で当該ディスクをクランプする第2クランプモードとの間で、クランプモードを切り換えるために、前記クランパ部材を回動させるクランパ部材回動機構とを備え、
    前記第1クランプモードから前記第2クランプモードに切り換えた際には、前記引力発生機構が発生する引力により、前記第2センタリング手段が、前記第1センタリング手段による前記ディスクの第1面についてのセンタリングを解除すると共に前記ディスクの第2面をセンタリングする、
    ことを特徴とするディスククランプ装置。
  2. 前記第1センタリング手段は、前記クランパ部材に対し相対移動可能に設けられ、前記第1センタリング部材を前記クランパ部材側に付勢する付勢手段が備えられていることを特徴とする請求項1記載のディスククランプ装置。
  3. 前記第1クランプモードと第2クランプモードの両方において、前記引力発生機構の構成要素のうちクランパ部材に設けられる構成要素は、共通の部材で構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスククランプ装置。
  4. 前記引力発生機構は、磁石と磁性体とで構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載のディスククランプ装置。
  5. 各々中心孔を有する一対の基板を貼り合わせることで両面を情報信号の記録が可能な記録面としたディスクをターンテーブルに載置し、該ターンテーブルに対してクランプするディスククランプ装置であって、
    前記ディスクの一方の記録面の中心孔に係合して当該ディスクのセンタリングを行う第1センタリング手段と、
    前記ディスクの他方の記録面の中心孔に係合して当該ディスクのセンタリングを行う第2センタリング手段と、
    該第2センタリング手段を、前記ディスクに対向する対向状態と前記ディスクに対向しない非対向状態との間で移行させるように切り換える切換手段とを備え、
    該切換手段は、前記第2センタリング手段で前記ディスクのセンタリングを行う際には、前記第2センタリング手段を前記ディスクに対向させ、前記第1センタリング手段で前記ディスクのセンタリングを行う際には、前記第2センタリング手段を前記ディスクに対して対向しない非対向状態とする、
    ことを特徴とするディスククランプ装置。
  6. 前記切換手段は、前記第2センタリング手段を前記対向状態と前記非対向状態との間で移行させる切換動作を、回転動作にて行うことを特徴とする請求項5記載のディスククランプ装置。
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