JP2005122876A - 磁気記録媒体及び磁気記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面記録密度が高く、記録のための消費電力を低減できる磁気記録媒体及び該磁気記録媒体を備えた磁気記録装置を提供する。
【解決手段】記録層22の凹凸パターンの凸部上及び凹部上に、記録層22の上面を含む平面に沿って上側軟磁性層24を一様に形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録層が凹凸パターンで形成された磁気記録媒体及び該磁気記録媒体を備えた磁気記録装置に関する。
従来、コンピュータ等の記録媒体としてハードディスク等の磁気記録媒体が多用されている。更に近年、例えば家庭電化製品、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等のための記録媒体としても記録容量が大きい磁気記録媒体が注目されている。
このような磁気記録媒体の用途の広がりに伴い、記録のための消費電力が少ない磁気記録媒体に対するニーズが高まっている。又、磁気記録媒体は、面記録密度の向上が逐次図られているが、コンパクト化や更なる記録容量の増大等のため、一層の面記録密度の向上が求められている。
従来、磁気記録媒体は、記録層を構成する磁性粒子の微細化、材料の変更、ヘッド加工の微細化等の改良により面記録密度の向上が図られていたが、ヘッドの加工限界、磁界の広がりに起因するサイドフリンジ、クロストーク等の問題が顕在化し、従来の改良手法による面記録密度の向上は限界にきている。
これに対して、更なる面記録密度の向上を実現可能である磁気記録媒体の候補として、ディスクリートトラックメディア、パターンドメディア等の記録層を凹凸パターンで形成した磁気記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
記録層を凹凸パターンで形成することで、記録領域となる凸部に磁気ヘッドの記録磁界が集中しやすくなるため、記録磁界を発生させるための磁気ヘッドの記録電流が低減でき、消費電力を低減しうる。
又、記録領域となる凸部同士が離間しているため、隣接する記録領域への情報記録、クロストークが生じにくくなり、面記録密度の向上を図ることができる。
特開平9−97419号公報
しかしながら、記録装置や記録媒体のコンパクト化、記録容量増加への要求はとどまることを知らず、記録層を凹凸パターンで形成することにより面記録密度の向上が図られるディスクリートトラックメディア、パターンドメディアにおいても一層の面記録密度の向上、記録のための消費電力の低減が期待されている。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、面記録密度が高く、記録のための消費電力を低減できる磁気記録媒体及び該磁気記録媒体を備えた磁気記録装置を提供することをその課題とする。
本発明は、記録層を凹凸パターンとし、記録層の上面に軟磁性層を形成することにより上記課題を解決したものである。即ち、記録層を凹凸パターンとし、記録層の上面に軟磁性層を形成することで、記録媒体表面に磁気ヘッドにより印加される磁界強度が増加し、これにより記録のための消費電力を低減することができる。
尚、軟磁性層は、凹凸パターンの凸部上及び凹部上に記録層の上面を含む平面に沿って一様に形成することが好ましい。この点について以下、簡単に説明する。
ディスクリートトラックメディア、パターンドメディア等の磁気記録媒体は、上述のように記録層を凹凸パターンに形成することで、隣接する凸部への情報記録、凸部間のクロストークを低減し、これにより面記録密度の増大を図るようにしたものである。
しかしながら、本発明者は、本発明を完成する過程において、磁気ヘッドが記録層の一の凸部に記録磁界を印加した場合、記録磁界の分布は、当該凸部近傍で最も強く、当該凸部から離間するにつれて急激に弱まる傾向があるものの、隣接する凸部にも磁界が集中し、隣接する凸部では周辺の凹部よりも記録磁界が大きくなる傾向があることを発見した。即ち、記録磁界の分布は、当該凸部から離間するにつれて弱まるが、弱まり方は単調ではなく、隣接する凸部では周辺よりも相対的に記録磁界が強くなることを発見した。
このように隣接する凸部でも記録磁界が大きくなることで、記録層を凹凸パターンに形成したことによる、隣接する凸部への情報記録、凸部間のクロストークの低減効果がそれだけ減殺されてしまうことになる。
これに対して、本発明者は鋭意検討を重ねた結果、記録層の凹凸パターンの凸部だけでなく、凹凸パターンの凸部上及び凹部上に記録層の上面を含む平面に沿って一様に軟磁性層を形成することで、隣接する凸部において周辺よりも相対的に記録磁界が強くなることを防止、又は著しく低減できることを見出した。これにより更なる面記録密度の向上を図ることができる。
磁気ヘッドの直下の凸部だけでなく、隣接する他の凸部でも記録磁界が強くなる原因は必ずしも明らかではないが、磁性を有する記録層を凹凸パターンで形成することで、凸部の端部近傍は形状的な変化と共に磁気的な変化を有することとなり、隣接する凸部の端部近傍に記録磁界が集中しやすくなり、隣接する凸部において周辺よりも相対的に記録磁界が強くなると考えられる。これに対して、凹凸パターンの凸部上及び凹部上に記録層の上面を含む平面に沿って一様に軟磁性層を形成することで凸部の端部近傍における磁気的な変化が緩和され、隣接する凸部において周辺よりも相対的に記録磁界が強くなることを防止、又は著しく抑制できると考えられる。
即ち、次のような本発明により、上記課題の解決を図ったものである。
(1)記録層が所定の凹凸パターンで形成された磁気記録媒体であって、前記記録層の上面に軟磁性層が形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
(2)前記軟磁性層は、前記凹凸パターンの凸部上及び凹部上に前記記録層の上面を含む平面に沿って一様に形成されたことを特徴とする前記(1)の磁気記録媒体。
(3)前記軟磁性層は、飽和磁化が0.8〜2.4Tの範囲で、厚さが0.2〜5nmであることを特徴とする前記(1)又は(2)の磁気記録媒体。
(4)前記記録層は厚さ方向に磁化するように構成された垂直記録層であることを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかの磁気記録媒体。
(5)前記軟磁性層を上側軟磁性層として、前記記録層と、前記基板と、の間に下側軟磁性層が形成されたことを特徴とする前記(4)の磁気記録媒体。
(6)前記記録層と、前記下側軟磁性層と、の間に厚さが5〜20nmの非磁性の中間層が形成されたことを特徴とする前記(5)の磁気記録媒体。
(7)前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対し記録、再生を行うための磁気ヘッドと、を備えたことを特徴とする磁気記録装置。
尚、本出願において「記録層の上面」とは、記録層における基板と反対側の面という意義であり、実際の使用状態における記録層の上側の面を意味するものではない。同様に、「上側軟磁性層」は、記録層における基板と反対側に形成された軟磁性層、「下側軟磁性層」は、記録層における基板側に形成された軟磁性層という意義である。
又、本出願において「磁気記録媒体」という用語は、情報の記録、読み取りに磁気のみを用いるハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ等に限定されず、磁気と光を併用するMO(Magneto Optical)等の光磁気記録媒体、磁気と熱を併用する熱アシスト型の記録媒体も含む意義で用いることとする。
本発明によれば、記録層を凹凸パターンとすることで、面記録密度を増大させることができると共に、記録層の上面に軟磁性層を形成することで、磁気ヘッドが記録媒体表面に印加する磁界を増加することができ、これにより記録のための消費電力を低減することができる。又、凹凸パターンの凸部上及び凹部上に記録層の上面を含む平面に沿って一様に軟磁性層を形成することで、記録対象の凸部に隣接する凸部において周辺よりも相対的に記録磁界が強くなることを抑制し、隣接する凸部への情報記録、クロストークを低減でき、これにより面記録密度の向上を図り、磁気記録媒体のコンパクト化、記録容量の増大等を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1実施形態に係る磁気記録装置10は図1に示されるように、磁気記録媒体12と、磁気ヘッド14と、を備えている。
磁気記録媒体12は、垂直記録型のディスクリートトラックタイプの磁気ディスクで、基板16上に、下側軟磁性層18、中間層20、記録層22、上側軟磁性層24がこの順で形成された構成とされている。記録層22は、多数の記録要素22A(記録トラック)に分割されており、記録要素22Aの間には、非磁性体26が充填されている。
基板16は、材料がガラス、Al(アルミニウム)、Si(ケイ素)、グラッシーカーボン、樹脂等の非磁性の材料とされている。
下側軟磁性層18は、厚さが50〜300nmで、材料はFe(鉄)合金、Ni(ニッケル)合金、Co(コバルト)合金等の鉄族元素の合金である。
中間層20は、厚さが5〜20nmで、材料はCr、非磁性のCoCr合金、Ti(チタン)、MgO(酸化マグネシウム)等である。
記録層22は、厚さが5〜30nmで、材料はCoCr(コバルト−クロム)合金であり、厚さ方向に磁化するように配向されている。記録層22は、データ領域において径方向に分割され、記録要素22Aは同心円弧状に一定のピッチで並設されている。尚、記録層22は、サーボ領域において所定のサーボ信号パターンで形成されているが、本発明の理解に特に必要とは思われないため、図示は省略する。
上側軟磁性層24は、厚さが0.2〜5nmで、材料は下側軟磁性層18と同様にFe(鉄)合金、Ni(ニッケル)合金、Co(コバルト)合金等の鉄族元素の合金である。より具体的には、例えば、下記の表1及び表2に示されるような材料やこれらの積層体で構成される材料を上側軟磁性層24の材料として用いることができる。上側軟磁性層24は、記録層22の上面を含む平面に沿って凹凸パターンの凸部上及び凹部上に一様に形成されている。
Figure 2005122876
Figure 2005122876
非磁性体26は、材料が例えばSiO(二酸化ケイ素)等の非磁性材料とされている。
磁気ヘッド14は、MR素子を備えると共に磁気記録媒体12の表面に近接して配置され、電気信号を磁気信号に変換して磁気記録媒体12の厚さ方向に記録磁界を印加するように構成されている。又、磁気ヘッド14は、磁気記録媒体12に記録された情報の磁気信号を検知して電気信号に変換するように構成されている。
次に、磁気記録装置10の作用について説明する。
まず、磁気記録媒体12に情報を記録する場合の作用について説明する。
まず磁気ヘッド14を、記録層22の記録要素22Aのうち、情報を記録しようとする記録要素22Aに接近させ、磁気ヘッド14が磁気記録媒体12の厚さ方向に記録磁界を印加すると、記録磁界は、下側軟磁性層18により厚さ方向(垂直方向)の指向性が高められて前記記録要素22Aに印加される。この際、上側軟磁性層24も磁化されるので、記録磁界は記録要素22A上に増加して印加され、記録要素22Aに情報が磁気的に記録される。このように、磁気ヘッド14の記録磁界を増加して記録要素22A上に印加できるので、それだけ磁気ヘッド14における記録磁界を発生させるための記録電流を低減することができる。
又、記録層22は、記録要素22Aが断続的に形成されているため、記録要素22A
の端部近傍は形状的な変化と共に磁気的な変化を有するが、記録層22の凹凸パターンの凸部上及び凹部上に記録層22の上面を含む平面に沿って一様に上側軟磁性層24が形成されているので、記録要素22Aの端部近傍における磁気的な変化が緩和され、記録対象の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aにおいて周辺よりも相対的に記録磁界が強くなることが防止、又は著しく抑制される。従って、記録磁界は、情報を記録しようとする記録要素22Aの近傍で最も強く、当該記録要素22Aから離間するにつれて急激に、且つ、単調に弱まる分布となるため、隣接する記録要素22Aへの情報の誤った記録が防止又は著しく低減される。言い換えれば、それだけ記録要素22A間の距離を短縮しても情報の確実な記録が可能であり、面記録密度を向上させることができる。
次に、磁気記録媒体12に記録された情報を再生する場合の作用について説明する。
磁気ヘッド14を、記録層22の記録要素22Aのうち、情報を再生しようとする記録要素22Aに接近させると、磁気ヘッド14は記録要素22Aが発する磁界を検知して電気信号に変換する。この際、上側軟磁性層24のために記録要素22Aが発する磁界は若干面方向に指向し、磁気ヘッド14が検知する磁界がそれだけ弱められるが、上側軟磁性層24の厚さは5nm以下であるので、記録要素22Aが発する磁界の面方向への指向は微小に抑制され、磁気ヘッド14は記録要素22Aが発する磁界を確実に検知することができる。
即ち、磁気記録媒体12は、情報記録のための消費電力が少なくて足り、面記録密度が高くても確実な情報の記録・再生が可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態に係る磁気記録装置30は、図2に示されるように、磁気記録媒体32が、前記第1実施形態に係る磁気記録媒体12に対し、記録要素22A(凸部)の上面だけに上側軟磁性層24が形成され、記録要素22Aの間の凹部上の上側軟磁性層24が省略された構成とされている。尚、記録要素22Aの間の凹部に非磁性体は充填されていない。他の構成については前記第1実施形態に係る磁気記録装置10と同様であるので図1と同一符号を付することとして説明を省略する。
磁気記録装置30も、磁気記録媒体32の記録要素22Aの上面に上側軟磁性層24が形成されているので、前記第1実施形態に係る磁気記録装置10と同様に、磁気ヘッド14の記録磁界は、上側軟磁性層24により記録要素22A上に増加して印加され、それだけ磁気ヘッド14における記録磁界を発生させるための記録電流を低減する効果が得られる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態に係る磁気記録装置40は、図3及び図4に示されるように、磁気記録媒体42の記録層44が、前記第1実施形態に係る磁気記録媒体12の記録層22に対し、面方向に磁化するように構成された面内記録型であることを特徴としている。尚、記録層44と基板16との間に下側軟磁性層は設けられていない。又、磁気ヘッド46は、前記第1実施形態に係る磁気ヘッド14に対し、磁気記録媒体42の面方向に記録磁界を印加するように構成されている。他の構成については前記第1実施形態と同様であるので図1と同一符号を付することとして説明を省略する。
磁気記録装置40も、記録層44の凹凸パターンの凸部上及び凹部上に記録層44の上面を含む平面に沿って一様に上側軟磁性層24が形成されているので、記録要素44Aの端部近傍における磁気的な変化が緩和されて、隣接する記録要素44Aへの情報の誤った記録が防止又は著しく低減され、面記録密度を向上できる効果が得られる。
尚、前記第1及び第2実施形態において、磁気記録媒体12、32は記録要素18の下に下側軟磁性層18、中間層20が形成された垂直記録型のディスクリートトラックメディアであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録層22の下の層の構成は、磁気記録媒体の種類に応じて適宜変更すればよい。例えば、図5に示される、本発明の第4実施形態に係る磁気記録装置50の磁気記録媒体52のように、下側軟磁性層18を省略した構成の垂直記録型のディスクリートトラックメディアについても本発明を適用することで、磁気ヘッドの消費電力を低減し、面記録密度を向上できる効果が得られる。又、中間層20を省略してもよい。又、各層を複数の層で構成してもよい。又、下側軟磁性層18、中間層20に加えて他の層を基板16と記録層22との間に形成してもよい。又、基板16上に記録層22を直接形成してもよい。
一方、前記第3実施形態において、磁気記録媒体42は、基板16と記録層44との間に中間層20が形成された面内記録型のディスクリートトラックメディアであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、磁気記録媒体の種類に応じて基板16と記録層44との間に他の層を形成した構成の面内記録型のディスクリートトラックメディアついても本発明を適用可能である。又、基板16上に記録層44を直接形成してもよい。
又、前記第1〜第3実施形態において、上側軟磁性層24は記録層22、44の上面に直接形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上側軟磁性層24と、記録層22、44との間に所定の非磁性材料層を形成し、該非磁性材料層を介して記録層22、44の上面に間接的に上側軟磁性層24を形成してもよい。
又、前記第1及び第3実施形態において、記録要素22A、44Aの間に非磁性体26が充填され、記録要素22A、44A(凹凸パターンの凸部)及び非磁性体26(凹凸パターンの凹部)の上に上側軟磁性層24が一様に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録要素22A、44Aの間に非磁性体を充填しない中空構造とし、記録要素22A、44A及び記録要素22A、44Aの間の凹部上に上側軟磁性層24を一様に形成してもよい。
一方、前記第2実施形態において、記録要素22Aの間の凹部に非磁性体は充填されていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録要素22Aの間の凹部に非磁性体を充填し、記録要素22A上に限定して上側軟磁性層24を形成した場合も、記録磁界は、上側軟磁性層24により記録要素22A上に増加して印加されるので、それだけ磁気ヘッド14における記録磁界を発生させるための記録電流を低減する効果が得られる。
又、前記第1〜第3実施形態において、記録層22、44の材料はCoCr合金であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、鉄族元素(Co(コバルト)、Fe(鉄)、Ni(ニッケル))を含む他の合金、これらの積層体等の他の材料で記録層を構成してもよい。
又、前記第1〜第3実施形態において、磁気記録媒体12、32、42はいずれも最表面に上側軟磁性層24が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて上側軟磁性層24上に更に、保護層、潤滑層等を形成してもよい。
又、本第1〜第3実施形態において、磁気記録媒体12、32、42はいずれも基板16の片面に記録層22、44等が形成された片面記録タイプであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、基板16の両面に記録層等を形成した両面記録タイプの磁気記録媒体についても、本発明は当然適用可能である。
又、前記第1〜第3実施形態において、磁気記録媒体12、32、42はいずれもデータ領域において記録要素22A、44Aがトラックの径方向に微細な間隔で並設されたディスクリートトラックタイプの磁気ディスクであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録要素がトラックの周方向(セクタの方向)に微細な間隔で並設された磁気ディスク、トラックの径方向及び周方向の両方向に微細な間隔で並設された磁気ディスク、記録要素が螺旋形状をなす磁気ディスクについても本発明は当然適用可能である。
又、前記第1〜第3実施形態において、磁気記録媒体12、32、42はいずれも記録層22、44が完全に分割されて、各記録要素22A、44A同士が独立した構造であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録層が部分的に分割されて記録要素同士が一部において連続する構造の磁気記録媒体、凸部及び凹部を有する凹凸パターンの連続記録層を有する構造の磁気記録媒体についても本発明は当然適用可能である。
[シミュレーション例1]
上記第1実施形態のとおり、垂直記録型の磁気記録媒体12を備える磁気記録装置10のシミュレーションモデルを作成した。具体的には、以下のようにシミュレーションモデルの条件を設定した。
磁気記録媒体12の記録層22のトラックピッチ:200nm
(記録要素22Aの径方向の並設ピッチ)
記録要素22Aの径方向の幅 :100nm
記録要素22A間の凹部の径方向の幅 :100nm
記録層22の膜厚 : 25nm
上側軟磁性層24の膜厚 : 5nm
上側軟磁性層24の飽和磁化量 : 1.4T
中間層20の膜厚 : 5nm
下側軟磁性層18の膜厚 :200nm
下側軟磁性層18の飽和磁化量 : 1.0T
磁気ヘッド14の記録磁極の幅 :100nm
磁気ヘッド14に加わる起磁力 :0.12AT
磁気ヘッド14の浮上高さ : 15nm
(磁気記録媒体12の上側軟磁性層24の表面に対する磁気ヘッド14の浮上高さ)
以上の条件で、シミュレーションを実行したところ、図6中に符号Aを付した曲線で示されるような記録磁界の分布が得られた。尚、図6は、媒体表面における記録磁界の大きさを示す。又、図6の横軸は磁気記録媒体12における径方向の位置を示し、0点は、記録磁界を印加する対象である磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aの中心である。又、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する記録要素22Aは、横軸の150〜250nmの範囲に存在する。
[比較例1]
上記シミュレーション例1に対し、上側軟磁性層24を形成しないシミュレーションモデルを作成した。尚、磁気ヘッド14の浮上高さは、磁気記録媒体12の記録層22の表面に対して15nmとした。他の条件は上記シミュレーション例1と同様としてシミュレーションを実行したところ、図6中に符号Bを付した曲線で示されるような記録磁界の分布が得られた。
図6に示されるように、シミュレーション例1は、磁気ヘッド14の直下の記録要素22A上の記録磁界の強さが比較例1よりも大きいことが確認された。
又、比較例1の記録磁界の分布は、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する記録要素22Aにおいて周辺よりも相対的に記録磁界が強くなっているのに対し、シミュレーション例1では隣接する記録要素22Aにおいて周辺よりも相対的に記録磁界が強くなっておらず、記録磁界は、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aから離間するにつれて単調に弱まる傾向を示していた。
即ち、シミュレーション例1によれば比較例1よりも磁気ヘッド14の消費電力を低減できると共に、隣接する記録要素22Aへの情報記録、クロストークを低減でき、磁気記録媒体12の面記録密度を高めることができることが確認された。
[シミュレーション例2]
上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルに対し、中間層20の膜厚を20nmとし、更に上側軟磁性層24の飽和磁化量を、0.8、0.9、1.0、1.4、1.8、2.4Tとした6種類のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図7中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な媒体表面における記録磁界の大きさを図7中に符号S1を付した直線で示す。
又、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aの下面中央近傍における記録磁界の大きさを算出したところ、図8中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録層下面における記録磁界の大きさを図8中に符号S2を付した直線で示す。
図7及び図8に示されるように、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8〜2.4Tの範囲であれば、一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録磁界を媒体に印加できることが確認された。
[シミュレーション例3]
上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルに加え、上側軟磁性層24の飽和磁化量を0.8T及び2.4Tの2種類設定し、上側軟磁性層24の膜厚を0.2〜5nmの範囲で変化させた複数のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図9中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、シミュレーション例2と同様に一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な媒体表面における記録磁界の大きさを図9中に符号S1を付した直線で示す。
又、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aの下面中央近傍における記録磁界の大きさを算出したところ、図10中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、シミュレーション例2と同様に一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録層下面における記録磁界の大きさを図10中に符号S2を付した直線で示す。
又、上側軟磁性層24の飽和磁化量が1.4Tのシミュレーションモデル(シミュレーション例1と同じモデル)について、磁気ヘッド14における、該磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aが発する磁気ヘッド14に加わる再生磁界の大きさを算出したところ、図11中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、一般的な垂直記録型の磁気ヘッドが確実な再生を行うために必要な磁気ヘッドに加わる再生磁界の大きさを図11中に符号S3を付した直線で示す。
図9及び図10に示されるように、上側軟磁性層24の膜厚が0.2〜5nmの範囲であれば、一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録磁界が得られることが確認された。
又、図11に示されるように、上側軟磁性層24の膜厚が5nm以下であれば、一般的な垂直記録型の磁気ヘッドが確実な再生を行うために必要な再生磁界が得られることが確認された。尚、中間層20の膜厚が厚いほど、再生磁界が強くなる傾向があることが知られており、中間層20の膜厚を5nmよりも厚くした場合、図11における曲線Aを上方に平行移動したような曲線が得られる。即ち、中間層20の膜厚が5nm以上で、上側軟磁性層24の膜厚が5nm以下であれば、一般的な垂直記録型の磁気ヘッドが確実な再生を行うために必要な再生磁界が得られることになる。
一方、上側軟磁性層24の膜厚を0.2nmよりも薄くした場合、上側軟磁性層24が単原子の大きさと同等又は単原子の大きさよりも薄くなり、良好な膜の形成が困難となるため、上側軟磁性層24の膜厚は0.2nm以上とすることが好ましい。
[シミュレーション例4]
上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルに対し、上側軟磁性層24の飽和磁化量を0.8T及び2.4Tに設定し、中間層20の膜厚を5〜20nmの範囲で変化させた複数のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図12中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、シミュレーション例2と同様に一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な媒体表面における記録磁界の大きさを図12中に符号S1を付した直線で示す。
又、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aの下面中央近傍における記録磁界の大きさを算出したところ、図13中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録層下面における記録磁界の大きさを図13中に符号S2を付した直線で示す。
図12及び図13に示されるように、中間層20の膜厚が20nm以下であれば、一般的な垂直記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録磁界が得られることが確認された。
[シミュレーション例5]
上記シミュレーション例2と同様に、上記シミュレーション例1に対し、中間層20の膜厚を20nmとし、上側軟磁性層24の飽和磁化量を、0.8、0.9、1.0、1.4、1.8、2.4Tとした6種類のシミュレーションモデルを作成した。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図14中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。
又、上記シミュレーション例1に対し、記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体のシミュレーションモデルを作成した。尚、磁気ヘッド14の浮上高さは、媒体表面に対して15nmとした。他の条件は上記シミュレーション例1と同様としてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍の記録磁界の大きさを算出したところ、図14中に符号S4を付した直線で示されるような値が得られた。
図14に示されるように、シミュレーション例5は、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさが記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも20%以上低減されており、記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも、隣接する記録要素22Aへの情報記録、クロストークを大幅に低減できることが確認された。
[シミュレーション例6]
上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルに対し、上側軟磁性層24の飽和磁化量を0.8T又は2.4Tに設定し、上側軟磁性層24の膜厚を0.2〜5nmの範囲で変化させた複数のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図15中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、上記シミュレーション例5と同様に、記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体における、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍の記録磁界の大きさを図15中に符号S4を付した直線で示す。
図15に示されるように、シミュレーション例6も、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさが記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも20%以上低減されており、記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも、隣接する記録要素22Aへの情報記録、クロストークを大幅に低減できることが確認された。
[シミュレーション例7]
上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルに対し、上側軟磁性層24の飽和磁化量を0.8T又は2.4Tに設定し、中間層20の膜厚を5〜20nmの範囲で変化させた複数のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例1のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図16中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、上記シミュレーション例5と同様に、記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体における、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍の記録磁界の大きさを図16中に符号S4を付した直線で示す。
図16に示されるように、シミュレーション例7も、磁気ヘッド14の直下の記録要素22Aに隣接する他の記録要素22Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさが記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも20%以上低減されており、記録層22上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも、隣接する記録要素22Aへの情報記録、クロストークを大幅に低減できることが確認された。
[シミュレーション例8]
上記第3実施形態のとおり、面内記録型の磁気記録媒体42を備える磁気記録装置40のシミュレーションモデルを作成した。具体的には、以下のようにシミュレーションモデルの条件を設定した。
磁気記録媒体42の記録層44のトラックピッチ:200nm
(記録要素44Aの径方向の並設ピッチ)
記録要素44Aの径方向の幅 :100nm
記録要素44A間の凹部の径方向の幅 :100nm
記録層44の膜厚 : 25nm
上側軟磁性層24の膜厚 : 5nm
中間層20の膜厚 : 20nm
磁気ヘッド46の記録磁極の幅 :100nm
磁気ヘッド46に加わる起磁力 :0.2AT
磁気ヘッド46の浮上高さ : 15nm
(磁気記録媒体42の上側軟磁性層24の表面に対する磁気ヘッド46の浮上高さ)
以上の条件に加え、上側軟磁性層24の飽和磁化量を、0.8、0.9、1.0、1.4、1.8、2.4Tとした6種類のシミュレーションモデルを作成した。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド46の直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図17中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、一般的な面内記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な媒体表面における記録磁界の大きさを図17中に符号S5を付した直線で示す。
又、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aの下面中央近傍における記録磁界の大きさを算出したところ、図18中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、一般的な面内記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録層下面における記録磁界の大きさを図18中に符号S6を付した直線で示す。
図17及び図18に示されるように、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8〜2.4Tの範囲であれば、一般的な面内記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録磁界を媒体に印加できることが確認された。
[シミュレーション例9]
上記シミュレーション例8のシミュレーションモデルのうち、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8T及び2.4Tである2種類のシミュレーションモデルに対し、上側軟磁性層24の膜厚を0.2〜5nmの範囲で変化させた複数のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例8のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド46の直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図19中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、シミュレーション例8と同様に一般的な面内記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な媒体表面における記録磁界の大きさを図19中に符号S5を付した直線で示す。
又、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aの下面中央近傍における記録磁界の大きさを算出したところ、図20中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、シミュレーション例8と同様に一般的な面内記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録層下面における記録磁界の大きさを図20中に符号S6を付した直線で示す。
又、上記シミュレーション例8のシミュレーションモデルのうち、上側軟磁性層24の飽和磁化量が1.4Tであるシミュレーションモデルについて、磁気ヘッド46における、該磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aが発する磁気ヘッド46に加わる再生磁界の大きさを算出したところ、図21中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、一般的な面内記録型の磁気ヘッドが確実な再生を行うために必要な磁気ヘッドに加わる再生磁界の大きさを図21中に符号S7を付した直線で示す。
図19及び図20に示されるように、上側軟磁性層24の膜厚が0.2〜5nmの範囲であれば、一般的な面内記録型のハードディスクにおける、媒体への記録に必要な記録磁界が得られることが確認された。
又、図21に示されるように、上側軟磁性層24の膜厚が6nm以下であれば、一般的な面内記録型の磁気ヘッドが確実な再生を行うために必要な再生磁界が得られることが確認された。尚、面内記録型の磁気記録媒体42は、下側軟磁性層が備えられていないので、中間層20の厚さが変化しても磁気ヘッド46に加わる再生磁界の大きさは変化しない。従って、面内記録型の磁気記録再生装置についても、垂直記録型の磁気記録再生装置に関する前記シミュレーション例3と同様に、上側軟磁性層24の膜厚が(6nm以下の)5nm以下であれば、磁気ヘッドが確実な再生を行うために必要な再生磁界が確実に得られ、垂直記録型、面内記録型のいずれについても、上側軟磁性層24の膜厚が5nm以下であることが好ましいことがわかる。
一方、上側軟磁性層24の膜厚を0.2nmよりも薄くした場合、上側軟磁性層24が単原子の大きさと同等又は単原子の大きさよりも薄くなり、良好な膜の形成が困難となるため、上側軟磁性層24の膜厚は0.2nm以上とすることが好ましい。
[シミュレーション例10]
上記シミュレーション例8のシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aに隣接する他の記録要素44Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図22中に符号Aを付した曲線で示されるような結果が得られた。
又、上記シミュレーション例8に対し、記録層44上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体のシミュレーションモデルを作成した。尚、磁気ヘッド46の浮上高さは、媒体表面に対して15nmとした。他の条件は上記シミュレーション例8と同様としてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aに隣接する他の記録要素44Aの端部近傍の記録磁界の大きさを算出したところ、図22中に符号S8を付した直線で示されるような値が得られた。
図22に示されるように、シミュレーション例10は、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aに隣接する他の記録要素44Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさが記録層44上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも低減されており、記録層44上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも、隣接する記録要素44Aへの情報記録、クロストークを低減できることが確認された。
[シミュレーション例11]
上記シミュレーション例8のシミュレーションモデルに対し、上側軟磁性層24の飽和磁化量を0.8T又は2.4Tに設定し、上側軟磁性層24の膜厚を0.2〜5nmの範囲で変化させた複数のシミュレーションモデルを作成した。尚、他の条件は上記シミュレーション例8のシミュレーションモデルと同様とした。これらのシミュレーションモデルについてシミュレーションを実行し、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aに隣接する他の記録要素44Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさを算出したところ、図23中に符号A及び符号Bを付した曲線で示されるような結果が得られた。尚、符号Aを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が0.8Tの場合を示し、符号Bを付した曲線は、上側軟磁性層24の飽和磁化量が2.4Tの場合を示す。又、上記シミュレーション例10と同様に、記録層44上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体における、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aに隣接する他の記録要素44Aの端部近傍の記録磁界の大きさを図23中に符号S8を付した直線で示す。
図23に示されるように、シミュレーション例11も、磁気ヘッド46の直下の記録要素44Aに隣接する他の記録要素44Aの端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさが記録層44上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも低減されており、記録層44上に上側軟磁性層が存在しない磁気記録媒体よりも、隣接する記録要素44Aへの情報記録、クロストークを低減できることが確認された。
本発明は、記録層が凹凸パターンで形成された磁気記録媒体に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る磁気記録装置の構造の概要を模式的に示す側断面図 本発明の第2実施形態に係る磁気記録装置の構造の概要を模式的に示す側断面図 本発明の第3実施形態に係る磁気記録装置の構造の概要を模式的に示す側断面図 図3におけるIV−IV線に沿う断面図 本発明の第4実施形態に係る磁気記録装置の構造の概要を模式的に示す側断面図 本発明のシミュレーション例1及び比較例1における磁気ヘッド直下の記録要素周辺の記録磁界の分布を示すグラフ 本発明のシミュレーション例2における、上側軟磁性層の飽和磁化量と磁気ヘッドの直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例2における、上側軟磁性層の飽和磁化量と磁気ヘッドの直下の記録要素の下面中央近傍における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例3における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッドの直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例3における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッドの直下の記録要素の下面中央近傍における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例3における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッドにおける再生磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例4における、中間層の膜厚と磁気ヘッドの直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例4における、中間層の膜厚と磁気ヘッドの直下の記録要素の下面中央近傍における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例5における、上側軟磁性層の飽和磁化量と磁気ヘッド直下の記録要素に隣接する記録要素端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例6における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッド直下の記録要素に隣接する記録要素端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例7における、中間層の膜厚と磁気ヘッド直下の記録要素に隣接する記録要素端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例8における、上側軟磁性層の飽和磁化量と磁気ヘッドの直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例8における、上側軟磁性層の飽和磁化量と磁気ヘッドの直下の記録要素の下面中央近傍における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例9における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッドの直下の中央近傍の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例9における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッドの直下の記録要素の下面中央近傍における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 同シミュレーション例9における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッドにおける再生磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例10における、上側軟磁性層の飽和磁化量と磁気ヘッド直下の記録要素に隣接する記録要素端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ 本発明のシミュレーション例11における、上側軟磁性層の膜厚と磁気ヘッド直下の記録要素に隣接する記録要素端部近傍上の媒体表面における記録磁界の大きさとの関係を示すグラフ
符号の説明
10、30、40、50…磁気記録装置
12、32、42、52…磁気記録媒体
14、46…磁気ヘッド
16…基板
18…下側軟磁性層
20…中間層
22、44…記録層
22A、44A…記録要素
24…上側軟磁性層
26…非磁性体

Claims (7)

  1. 記録層が所定の凹凸パターンで形成された磁気記録媒体であって、
    前記記録層の上面に軟磁性層が形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 請求項1において、
    前記軟磁性層は、前記凹凸パターンの凸部上及び凹部上に前記記録層の上面を含む平面に沿って一様に形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記軟磁性層は、飽和磁化が0.8〜2.4Tの範囲で、厚さが0.2〜5nmであることを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記記録層は厚さ方向に磁化するように構成された垂直記録層であることを特徴とする磁気記録媒体。
  5. 請求項4において、
    前記軟磁性層を上側軟磁性層として、前記記録層と、前記基板と、の間に下側軟磁性層が形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 請求項5において、
    前記記録層と、前記下側軟磁性層と、の間に厚さが5〜20nmの非磁性の中間層が形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対し記録、再生を行うための磁気ヘッドと、を備えたことを特徴とする磁気記録装置。
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