JP2005122681A - 飲料混合装置 - Google Patents

飲料混合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005122681A
JP2005122681A JP2004134770A JP2004134770A JP2005122681A JP 2005122681 A JP2005122681 A JP 2005122681A JP 2004134770 A JP2004134770 A JP 2004134770A JP 2004134770 A JP2004134770 A JP 2004134770A JP 2005122681 A JP2005122681 A JP 2005122681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixing
beverage
ball
hot water
mixing chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004134770A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Sakaguchi
修一 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority to JP2004134770A priority Critical patent/JP2005122681A/ja
Publication of JP2005122681A publication Critical patent/JP2005122681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

【課題】ミキシングボール37内で飲料原料と湯水とを確実に混合できる飲料混合装置22を提供する。
【解決手段】ミキシングボール37に飲料原料と湯水とを供給し、駆動機構38でミキシングボール37を前後方向に直線状に往復移動させる。駆動機構38はミキシングボール37を取り付けたスライダ58を備え、スライダ58に係合するクランク63をモータ61で回転させ、クランク63の偏心回転によってスライダ58を往復移動させる。ミキシングボール37を前後方向に往復移動させることにより、ミキシングボール37内で湯水の移動が生じて乱流を発生させ、ミキシングボール37内の飲料原料と湯水とを混合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミキシングボールを用いて飲料原料と湯水とを混合する飲料混合装置に関する。
従来、例えば、カップ式飲料自動販売機や給茶機などでは、ミキシングボールを用いて例えば粉末や液体の飲料原料と湯や冷水などの湯水(以下、湯や冷水などを湯水という)とを混合して調合した飲料をカップなどに注出する飲料混合装置を備えている。この飲料混合装置による飲料原料と湯水とを混合する混合構造としては、インペラ攪拌混合構造、ロート混合構造、および回転混合構造などがある。
そして、インペラ攪拌構造では、ミキシングボール内にインペラを配置し、このインペラをモータで回転駆動することにより、ミキシングボール内に供給された飲料原料と湯水とを攪拌して混合させている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ロート混合構造では、ミキシングボールに供給した飲料原料と湯水とを落下を含む長い経路を経て注出するようにし、その落下を含む長い経路を流れる間に飲料原料と湯水と混合させている(例えば、特許文献2参照。)。
また、回転混合構造では、飲料原料と湯水とが供給されたミキシングボール自体をモータの駆動で回転させることにより、飲料原料と湯水と混合させている。
特許第3290610号公報(第3頁、図5) 特開2002−326700号公報(第6頁、図1)
しかしながら、インペラ攪拌混合構造では、飲料原料と湯水とを攪拌して確実に混合できる利点があるが、インペラが回転するときの動作音が比較的大きく、例えば、静かなオフィスなどの騒音の発生が問題となる静かな場所への設置には不向きである。
また、ロート混合構造では、インペラおよびモータを用いないため、混合時の動作音が発生しない利点があるが、落下と流れのみで飲料原料と湯水とを混合させるため、十分な混合効果が得られず、特に粉末原料の場合に溶け方が悪く、飲料原料と湯水との混合が安定しない場合がある。
また、回転混合構造では、インペラを用いないため、主としてモータ音だけで混合時の動作音は小さい利点があるが、ミキシングボールを回転させても水面上での攪拌のみとなり、十分な混合効果が得られず、特に粉末原料の場合に溶け方が悪く、溶けていない粉末原料がミキシングボールの内壁上部側に付着して残りやすく、飲料原料と湯水との混合が安定しない場合がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、インペラを用いず、ミキシングボール内で飲料原料と湯水とを確実に混合できる飲料混合装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の飲料混合装置は、飲料原料およびこの飲料原料と混合する湯水が供給されるミキシングボールと、このミキシングボールを直線状に往復移動させてミキシングボール内の飲料原料と湯水とを混合させる駆動機構とを具備しているものである。
そして、飲料原料と湯水とを入れたミキシングボールを直線状に往復移動させることにより、ミキシングボール内で湯水の移動が生じて乱流が発生するため、インペラを用いず、ミキシングボール内で飲料原料と湯水とが確実に混合され、飲料原料が粉末の場合でも湯水に確実に溶かすこと可能となる。
請求項2記載の飲料混合装置は、請求項1記載の飲料混合装置において、駆動機構は、ミキシングボールが取り付けられるスライダ、このスライダを直線状に往復移動可能にガイドするガイド部、前記スライダに係合され回転時に偏心回転してスライダを往復移動させるクランク、およびこのクランクを回転させるモータを有し、スライダにクランクが係合するカム溝が設けられ、このカム溝の往復移動方向に対応した両面が略平面状に形成されるとともに往復移動方向と交差する方向に対応した両面がクランクの偏心回転に対応する円弧状に形成されたものである。
そして、スライダにクランクが係合するカム溝を設け、このカム溝の往復移動方向に対応した両面を略平面状に形成するとともに往復移動方向と交差する方向に対応した両面をクランクの偏心回転に対応する円弧状に形成したため、クランクがカム溝内をスムーズに移動し、スライダのがたつきや騒音の発生が防止される。
請求項3記載の飲料混合装置は、請求項2記載の飲料混合装置において、クランクに、カム溝に侵入しクランクの回転中心に対して偏心回転してスライダを往復移動させる押動部と、カム溝に侵入し前記押動部によって往復移動するスライダの往復移動範囲を規制する規制部とが設けられたものである。
そして、スライダのカム溝にクランクの押動部および規制部を侵入させ、クランクの回転時に偏心回転する押動部で往復移動するスライダの往復移動範囲を規制部で規制し、すなわち押動部で往復移動方向の一方または他方に移動するスライダがそのまま慣性で移動してしまうのを規制部で規制するため、スライダのがたつきや騒音の発生が防止される。
請求項4記載の飲料混合装置は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料混合装置において、ミキシングボールは、上面を開口したミキシングボール本体、このミキシングボール本体内に設けられ飲料原料と湯水とを混合する混合室、この混合室に隣接してミキシングボールの往復移動方向の少なくともいずれか一方に設けられるオーバーフロー部、このオーバーフロー部と混合室とを仕切るとともに上部がミキシングボール本体の上部より低く設けられた仕切部、混合室で混合された飲料を注出する注出口、および混合室から仕切部の上部を通じてオーバーフロー部に流出した飲料を注出するオーバーフロー口を有するものである。
そして、洗浄時に、ミキシングボールの混合室にその混合室からオーバーフローする量の湯水を洗浄水として供給することにより、混合室からオーバーフローする洗浄水が仕切部の上部を通じてオーバーフロー部側に流出するため、混合室およびオーバーフロー部が洗浄される。
請求項5記載の飲料混合装置は、請求項4記載の飲料混合装置において、ミキシングボールの注出口およびオーバーフロー口から注出される飲料を合流させて注出する合流手段を具備しているものである。
そして、ミキシングボールの往復移動による飲料混合時に、混合室からオーバーフロー部に飲料の一部が流出した場合でも、合流手段により、オーバーフロー部に流出した飲料をミキシングボールの混合室から注出される飲料と合流させて注出するため、所定量の飲料が注出される。
請求項6記載の飲料混合装置は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料混合装置において、ミキシングボールは、ミキシングボール本体、このミキシングボール本体内に設けられ飲料原料と湯水とを混合する混合室、ミキシングボールの往復移動方向と交差する少なくとも混合室の一側から混合室内へ突設されミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に飲料原料を混合する流れを生じさせる流水ガイド、この流水ガイドによって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に設けられた飲料を注出する注出口を有するものである。
そして、ミキシングボールの往復移動方向と交差する少なくとも混合室の一側から混合室内へ突設された流水ガイドにより、ミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に飲料原料を混合する流れを生じさせるため、飲料原料と湯水とが確実に混合され、さらに、流水ガイドによって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に注出口を設けたため、注出口から湯水が流出せずに飲料原料と確実に混合される。
請求項7記載の飲料混合装置は、請求項6記載の飲料混合装置において、流水ガイドは、この流水ガイドの往復移動方向の両側に混合室内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜する一対の傾斜面部を有し、ミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に略8の字状の流れを生じさせるものである。
そして、流水ガイドの往復移動方向の両側に混合室内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜して設けた一対の傾斜面部により、ミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に略8の字状の流れを生じさせるため、飲料原料と湯水とが確実に混合される。
請求項8記載の飲料混合装置は、請求項7記載の飲料混合装置において、流水ガイドは、一対の傾斜面部間に設けられた注出空間、およびこの注出空間と混合室とを少なくとも底部側を通じて連通する連通部を有し、注出口は、前記注出空間の底部に設けられているものである。
そして、流水ガイドの一対の傾斜面部間に混合室と少なくとも底部側の連通部を通じて連通する注出空間を設け、この注出空間に注出口を設けたため、流水ガイドによって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に注出口が配置されるとともに、ミキシングボールの往復移動を停止させれば、混合室内で混合された飲料が連通部および注出空間を通じて注出口から流出する。
請求項9記載の飲料混合装置は、請求項6ないし8いずれか記載の飲料混合装置において、混合室内におけるミキシングボールの往復移動方向の少なくともいずれか一方寄り位置でかつ流水ガイドによる湯水の流れに影響のない位置に、上部がミキシングボール本体の上部より低く設けられた筒状のオーバーフロー部を有しているものである。
そして、混合室内におけるミキシングボールの往復移動方向の少なくともいずれか一方寄り位置に筒状のオーバーフロー部を設けたため、洗浄時に、ミキシングボールの混合室にその混合室からオーバーフローする量の湯水を洗浄水として供給することにより、混合室からオーバーフローする洗浄水がオーバーフロー部に流出し、混合室およびオーバーフロー部が洗浄され、しかも、そのオーバーフロー部を、混合室内における流水ガイドによる湯水の流れに影響のない位置に設けたため、オーバーフロー部によって湯水の流れが妨げられず、飲料原料と湯水とが確実に混合される。
請求項10記載の飲料混合装置は、請求項4ないし9いずれか記載の飲料混合装置において、ミキシングボールは、混合室内の往復移動方向の中間に設けられて混合室を複数に分割する壁部、この壁部で分割された混合室を少なくとも底部側を通じて連通する溝部を有しているものである。
そして、ミキシングボールの混合室内の往復移動方向の中間に混合室を複数に分割する壁部を設けるとともに、この壁部で分割された混合室を少なくとも底部側を通じて連通する溝部を設けたため、分割された各混合室領域でそれぞれ飲料原料と湯水とがより確実に混合される。
請求項11記載の飲料混合装置は、請求項1ないし10いずれか記載の飲料混合装置において、スライダは、ミキシングボールの一端が着脱可能に係合される係合部、この係合部に係合されたミキシングボールの他端に接離可能に係合して係合部との間でミキシングボールを保持する保持部、およびこの保持部をミキシングボールに係合させる方向に付勢する付勢手段を有するものである。
そして、スライダの係合部にミキシングボールが係合された状態で保持部が着脱可能に保持するとともに付勢手段で保持部の保持状態を保つので、スライダに対してミキシングボールが容易に着脱可能となるとともにミキシングボールが確実に保持される。
請求項12記載の飲料混合装置は、請求項1ないし11いずれか記載の飲料混合装置において、駆動機構が設けられた本体部と、この本体部に設けられ、駆動機構のスライダに取り付けられたミキシングボールの上方に臨ませて飲料原料を供給する原料吐出口を有する原料供給ユニットと、前記本体部に着脱可能に取り付けられ、駆動機構のスライダおよびミキシングボールを覆う下部カバーと、この下部カバーの上部に、原料供給ユニットの原料吐出口を覆って着脱可能に取り付けられた上部カバーとを具備しているものである。
そして、本体部に駆動機構および原料供給ユニットを設け、駆動機構のスライダにミキシングボールを着脱可能に取り付け、駆動機構のスライダおよびミキシングボールを覆う下部カバーを本体部に着脱可能に取り付け、原料供給ユニットの原料吐出口を覆う上部カバーを下部カバーの上部に着脱可能に取り付けたため、上部カバーおよび下部カバーでミキシングボールなどの可動部分などを覆えるとともに、上部カバーおよび下部カバーを外すことによりミキシングボールなどを容易に清掃可能となる。
請求項1記載の飲料混合装置によれば、飲料原料と湯水とを入れたミキシングボールを直線状に往復移動させることにより、ミキシングボール内で湯水の移動が生じて乱流が発生するため、インペラを用いず、ミキシングボール内で飲料原料と湯水とを確実に混合でき、飲料原料が粉末の場合でも湯水に確実に溶かすことができる。
請求項2記載の飲料混合装置によれば、請求項1記載の飲料混合装置の効果に加えて、スライダにクランクが係合するカム溝を設け、このカム溝の往復移動方向に対応した両面を略平面状に形成するとともに往復移動方向と交差する方向に対応した両面をクランクの偏心回転に対応する円弧状に形成したため、クランクがカム溝内をスムーズに移動し、スライダのがたつきや騒音の発生を防止できる。
請求項3記載の飲料混合装置によれば、請求項2記載の飲料混合装置の効果に加えて、スライダのカム溝にクランクの押動部および規制部を侵入させ、クランクの回転時に偏心回転する押動部で往復移動するスライダの往復移動範囲を規制部で規制し、すなわち押動部で往復移動方向の一方または他方に移動するスライダがそのまま慣性で移動してしまうのを規制部で規制するため、スライダのがたつきや騒音の発生を防止できる。
請求項4記載の飲料混合装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料混合装置の効果に加えて、洗浄時に、ミキシングボールの混合室にその混合室からオーバーフローする量の湯水を洗浄水として供給することにより、混合室からオーバーフローする洗浄水が仕切部の上部を通じてオーバーフロー部側に流出するため、混合室およびオーバーフロー部を洗浄できる。
請求項5記載の飲料混合装置によれば、請求項4記載の飲料混合装置の効果に加えて、ミキシングボールの往復移動による飲料混合時に、混合室からオーバーフロー部に飲料の一部が流出した場合でも、合流手段により、オーバーフロー部に流出した飲料をミキシングボールの混合室から注出される飲料と合流させて注出するため、所定量の飲料を注出できる。
請求項6記載の飲料混合装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料混合装置の効果に加えて、ミキシングボールの往復移動方向と交差する少なくとも混合室の一側から混合室内へ突設された流水ガイドにより、ミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に飲料原料を混合する流れを生じさせるため、飲料原料と湯水とを確実に混合でき、さらに、流水ガイドによって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に注出口を設けたため、注出口から湯水が流出せずに飲料原料と確実に混合できる。
請求項7記載の飲料混合装置によれば、請求項6記載の飲料混合装置の効果に加えて、流水ガイドの往復移動方向の両側に混合室内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜して設けた一対の傾斜面部により、ミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に略8の字状の流れを生じさせるため、飲料原料と湯水とを確実に混合できる。
請求項8記載の飲料混合装置によれば、請求項7記載の飲料混合装置の効果に加えて、流水ガイドの一対の傾斜面部間に混合室と少なくとも底部側の連通部を通じて連通する注出空間を設け、この注出空間に注出口を設けたため、流水ガイドによって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に注出口を配置できるとともに、ミキシングボールの往復移動を停止させれば、混合室内で混合された飲料を連通部および注出空間を通じて注出口から流出させることができる。
請求項9記載の飲料混合装置によれば、請求項6ないし8いずれか記載の飲料混合装置の効果に加えて、混合室内におけるミキシングボールの往復移動方向の少なくともいずれか一方寄り位置に筒状のオーバーフロー部を設けたため、洗浄時に、ミキシングボールの混合室にその混合室からオーバーフローする量の湯水を洗浄水として供給することにより、混合室からオーバーフローする洗浄水がオーバーフロー部に流出し、混合室およびオーバーフロー部を洗浄でき、しかも、そのオーバーフロー部を、混合室内における流水ガイドによる湯水の流れに影響のない位置に設けたため、オーバーフロー部によって湯水の流れが妨げられず、飲料原料と湯水とを確実に混合できる。
請求項10記載の飲料混合装置によれば、請求項4ないし9いずれか記載の飲料混合装置の効果に加えて、ミキシングボールの混合室内の往復移動方向の中間に混合室を複数に分割する壁部を設けるとともに、この壁部で分割された混合室を少なくとも底部側を通じて連通する溝部を設けたため、分割された各混合室領域でそれぞれ飲料原料と湯水とをより確実に混合できる。
請求項11記載の飲料混合装置によれば、請求項1ないし10いずれか記載の飲料混合装置の効果に加えて、スライダの係合部にミキシングボールが係合された状態で保持部が着脱可能に保持するとともに付勢手段で保持部の保持状態を保つので、スライダに対してミキシングボールを容易に着脱できるとともにミキシングボールを確実に保持できる。
請求項12記載の飲料混合装置によれば、請求項1ないし11いずれか記載の飲料混合装置の効果に加えて、本体部に駆動機構および原料供給ユニットを設け、駆動機構のスライダにミキシングボールを着脱可能に取り付け、駆動機構のスライダおよびミキシングボールを覆う下部カバーを本体部に着脱可能に取り付け、原料供給ユニットの原料吐出口を覆う上部カバーを下部カバーの上部に着脱可能に取り付けたため、上部カバーおよび下部カバーでミキシングボールなどの可動部分などを覆うことができるとともに、上部カバーおよび下部カバーを外すことによりミキシングボールなどを容易に清掃できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図9に第1の実施の形態を示す。
図8には、例えば、給茶機などの飲料提供装置11の前面扉を外した状態を示し、この飲料提供装置11は、縦長の箱形で前面を開口した機体12を有し、この機体12の前面を開閉する図示しない前面扉が開閉可能に取り付けられている。
この飲料提供装置11では、ミネラルウォータなどの飲料水がポリ袋などのバッグに封入されて段ボール箱に収納されたバッグインボックス(BIB)13が用いられ、このバッグインボックス13から供給される飲料水で飲料が調合される。
機体12の内部は上部側と下部側とに区画され、機体12の下部側には、バッグインボックス13を装着する装着部16が配設され、この装着部16の下側に予備のバッグインボックス13を収納する予備収納部17が形成されている。
機体12の上部側には、バッグインボックス13から供給される飲料水を所定温度に沸き上げて貯湯するとともに貯湯した湯を供給する湯タンク20、バッグインボックス13から供給される飲料水を冷却して冷水を供給する冷水機ユニット21、湯タンク20または冷水機ユニット21からの湯や冷水などの湯水(以下、湯や冷水などを湯水という)と飲料原料とを混合して飲料を調合する飲料混合装置22、カップが載置されこのカップ内に飲料混合装置22で調合された飲料を注出する注出部23が配設されている。注出部23は、機体12の前面左右方向の3箇所にカップの載置位置があり、右側が飲料混合装置22で調合された飲料が注出され、中央および左側が湯タンク20および冷水機ユニット21からの湯および冷水がそれぞれ注出される。
次に、図7に示すように、飲料混合装置22は、機体12側に取り付けられた本体部(ロートレール)26を有し、この本体部26の上部には飲料原料を供給する原料供給ユニット27が配設され、本体部26の原料供給ユニット27の下側には飲料原料と湯水とを混合して注出するためのミキシングユニット28が配設され、本体部26のミキシングユニット28の側部にミキシングユニット28に湯を供給したときの湯気を排気して原料供給ユニット27などに付着するのを防止する排気装置29が配設されている。すなわち、本体部26に、原料供給ユニット27、ミキシングユニット28および排気装置29が取り付けられている。
原料供給ユニット27は、図1および図7に示すように、例えばお茶などの粉末の飲料原料を収納するキャニスタ32を有し、このキャニスタ32の下部前面に飲料原料を所定量ずつ吐出する原料吐出口33が設けられている。
ミキシングユニット28は、原料供給ユニット27から供給される飲料原料と本体部26に取り付けられたノズル36を通じて供給される湯タンク20からの湯や冷水機ユニット21からの冷水とを混合して注出するミキシングボール37、このミキシングボール37を水平方向である前後方向に直線状に往復移動させて飲料原料と湯水とを混合させる駆動機構38、ミキシングボール37および駆動機構38などを覆う下部カバー39および上部カバー40を有している。
図3ないし図6に示すように、ミキシングボール37は、往復移動方向である前後方向に長い長方形の箱形で上面を開口したミキシングボール本体43を有し、このミキシングボール本体43の内側には、飲料原料と湯水とを混合する混合室44が前後方向に長く形成され、この混合室44の前側に隣接してオーバーフロー部45が形成され、このオーバーフロー部45と混合室44とを仕切って上部がミキシングボール本体43の上部より低い仕切部46が形成されている。
ミキシングボール本体43の混合室44の底面は中心部に向けて下降傾斜し、その中心部には混合室44で混合された飲料を注出する注出口47が形成され、この注出口47の前後には規制壁48が立設され、これら規制壁48間すなわち往復移動方向である前後方向と交差する左右両側に注出口47に連通する溝部49が形成されている。オーバーフロー部45の底面は中心部に向けて傾斜し、その中心部には仕切部46の上部を通じてオーバーフロー部45に流出した飲料などを注出するオーバーフロー口50が形成されている。
ミキシングボール本体43の底面には、注出口47のノズルである注出口部51およびオーバーフロー口50のノズルであるオーバーフロー口部52がそれぞれ突設され、ミキシングボール本体43の両側位置にミキシングボール本体43を載置するための脚部53が突設されている。
ミキシングボール本体43の一端である後端には略L字形の引掛部54が突設され、他端である前端には複数の突起55が突設されている。
図1および図2に示すように、駆動機構38は、ミキシングボール37が着脱可能に取り付けられるスライダ58を有し、このスライダ58の左右両側が本体部26に設けられた断面略コ字形のガイド部59によって前後方向に往復移動可能に支持されている。スライダ58の下面後部側には凹状のカム溝60が形成され、このスライダ58のカム溝60が設けられた後部の下方位置には本体部26にモータ61が取り付けられ、このモータ61の駆動軸62にスライダ58のカム溝60に係合してスライダ58を往復移動させるクランク63が取り付けられている。クランク63には、カム溝60に入り込みクランク63の回転中心に対して偏心回転してスライダ58を前後方向に往復移動させる押動部64、およびカム溝60に入り込んで押動部64によって前後方向に往復移動するスライダ58の往復移動範囲を規制する規制部65が設けられている。押動部64および規制部65は、円筒状で、例えば回転自在のローラで構成されている。
スライダ58のカム溝60の内周面のカム面のうち、前後面は略平面状のカム面60aに形成され、左右面は押動部64の偏心回転方向Rに対応して一方のカム面60aから他方のカム面60aに円弧で連続する円弧状のカム面60bに形成されている。カム溝60の左右面の円弧状のカム面60bは押動部64の偏心回転する円弧に対応する円弧にそれぞれ形成されており、クランク63の回転時に押動部64が、円弧状のカム面60bに接触したまま、一方のカム面60aから他方のカム面60aに、および他方のカム面60aから一方のカム面60aにスムーズに移動し、スライダ58がスムーズに往復移動する。
スライダ58には、ミキシングボール37が脚部53によって搭載される搭載部66が形成され、この搭載部66に、ミキシングボール37の一端の引掛部54が前方から着脱可能に引っ掛けられる係合部としての引掛孔67が形成されているとともに、注出口部51およびオーバーフロー口部52がスライダ58の下方にそれぞれ挿通される挿通孔68,69が形成されている。スライダ58の搭載部66の前端側には、引掛孔67に係合されたミキシングボール37の前端に接離可能に係合して引掛孔67との間でミキシングボール37を保持する保持部70が配設されている。この保持部70は、スライダ58に取り付けられた支軸71によって前後方向に揺動可能に保持部70の下端が軸支され、支軸71に装着された付勢手段としてのばね72によって保持部70が後方のミキシングボール37に係合する方向に付勢されている。保持部70の後面にはミキシングボール37の突起55に係合して保持する図示しない係止部が形成され、保持部70の前面にはミキシングボール37を着脱する際に保持部70をばね72の付勢に抗して前方へ引っ張り操作するための摘み部73が突設されている。
図6および図7に示すように、下部カバー39は、スライダ58およびミキシングボール37などの前面および左右両側面を覆う周面部76、スライダ58およびミキシングボール37などの下面を覆う底面部77を有し、周面部76の両側には本体部26に設けられた支持部78に着脱可能に取り付けられる取付部79が形成されている。底面部77には注出部23のカップに飲料を注出するカバー注出口80が形成され、底面部77がカバー注出口80へ向けて下降傾斜するロート状に形成されている。そして、下部カバー39の底面部77は、ミキシングボール37の注出口47およびオーバーフロー口50からそれぞれ下方へ流出する飲料を受け入れるとともに合流させて注出部23のカップに注出する合流手段81として構成されている。
図7に示すように、上部カバー40は、下部カバー39の上部に下部カバー39の上面側を閉塞して着脱可能に取り付けられ、上部カバー40の上部には原料供給ユニット27の原料吐出口33を一体に覆うとともに原料吐出口33から吐出された飲料原料をミキシングボール37の混合室44に導くシュート84が形成されている。
これら下部カバー39および上部カバー40を組み立てた状態で、これらの内側にミキシングボール37が前後方向に往復移動可能に収容される内部空間が形成されている。
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
飲料注出時には、原料供給ユニット27の原料吐出口33から所定量の飲料原料を吐出し、ミキシングボール37の混合室44に供給する。
湯タンク20または冷水機ユニット21から所定量の湯や冷水をノズル36からミキシングボール37の混合室44に供給する。
駆動機構38のモータ61を回転させ、クランク63の作用によってスライダ58およびこのスライダ58に取り付けられているミキシングボール37を前後方向に往復移動させる。
なお、飲料原料の供給動作、湯や冷水の供給動作、ミキシングボール37の往復移動動作は、例えば飲料種類などに応じた仕様により、動作の順番が入れ替わっても、あるいは同時に動作させてもよい。
そして、ミキシングボール37の前後方向への往復移動により、混合室44内で湯水の前後移動が生じて乱流が生じ、飲料原料と湯水とが混合されて飲料が調合される。
このとき、図9(a)に示すように、ミキシングボール37が前方へ移動するときには湯水(図9には符号wで示す)がミキシングボール37の注出口47より後側に片寄り、図9(b)に示すように、前方に移動したミキシングボール37が後方に反転移動するときには慣性によって湯水がミキシングボール37の注出口47より前側に移動し、ミキシングボール37が後方へ移動するときには湯水がミキシングボール37の注出口47より前側に片寄り、図9(a)に示すように、後方に移動したミキシングボール37が前方に反転移動するときには湯水が注出口47より後側に移動する。このように、ミキシングボール37の混合室44内で湯水が前後方向に移動を繰り返すことによって飲料原料と湯水とを確実に混合できるとともに、注出口47から湯水の流出を抑制できて確実に混合できる。
しかも、注出口47の前後に立設された規制壁48により、ミキシングボール37の前後に湯水が移動するときに、注出口47から湯水が流出するのを確実に規制でき、飲料原料と湯水とより確実に混合できる。
ミキシングボール37を飲料種類に応じた所定時間往復移動させて飲料の調合を完了したら、駆動機構38のモータ61を停止させてミキシングボール37の往復移動を停止させる。このミキシングボール37の停止により、混合室44内で混合された飲料が、図6に示すように、注出口47から下部カバー39に流出し、この下部カバー39のカバー注出口80を通じて注出部23に予め配置されているカップ内に注出される。
このように、飲料原料と湯水とを入れたミキシングボール37を前後方向に直線状に往復移動させることにより、ミキシングボール37内で湯水の移動が生じて乱流が発生するため、インペラを用いず、ミキシングボール37内で飲料原料と湯水とを確実に混合でき、飲料原料が粉末の場合でも湯水に確実に溶かすことができる。
また、飲料混合時に、ミキシングボール37が前後方向に往復移動しているとき、例えばノズル36から供給される湯や冷水の水圧などの影響で、前方に移動したミキシングボール37が後方に反転移動するとき、飲料が混合室44の前側に通常より勢いよく移動した場合、飲料がミキシングボール本体43の上部より低い仕切部46の上部を乗り越えてオーバーフロー部45に流出することがある。オーバーフロー部45に流出した飲料は、図6に示すように、オーバーフロー口50から下部カバー39に流出し、この下部カバー39のカバー注出口80を通じて注出部23に予め配置されているカップ内に注出される。すなわち、下部カバー39により、オーバーフロー部45に流出した飲料を混合室44から注出される飲料と合流させて注出部23のカップに注出するため、オーバーフローした飲料を無駄にすることがなく、カップに所定量の飲料を注出できる。
また、ミキシングボール37の自動洗浄時には、ミキシングボール37を前後方向に往復移動させながら、ミキシングボール37の混合室44にその混合室44からオーバーフローする量の例えば湯を洗浄水として供給する。これにより、混合室44からオーバーフローする量の湯で混合室44の内面の高い位置まで確実に洗浄できるとともに、混合室44からオーバーフローする量の湯がミキシングボール本体43の上部より低い仕切部46の上部からオーバーフロー部45側に飲料原料の溶け残りなどとともに流出し、オーバーフロー部45を通じて排水でき、そのため、混合室44を確実に洗浄できるとともに、オーバーフロー部45も一緒に洗浄できる。
また、ミキシングボール37を前後方向に往復移動させる駆動機構38では、スライダ58のカム溝60にクランク63の押動部64および規制部65が入り込み、クランク63の回転時に偏心回転する押動部64で往復移動するスライダ58の往復移動範囲を規制部65で規制し、すなわち押動部64で前方または後方に移動するスライダ58がそのまま慣性で移動してしまうのを規制部65で規制するため、スライダ58のがたつきや騒音の発生を防止できる。しかも、スライダ58のカム溝60の内周面のカム面のうち、前後面は略平面状のカム面60aに形成し、左右面は押動部64の偏心回転方向Rに対応して一方のカム面60aから他方のカム面60aに円弧で連続する円弧状のカム面60bに形成し、さらにそのカム溝60の左右面の円弧状のカム面60bは押動部64の偏心回転する円弧に対応する円弧にそれぞれ形成することにより、クランク63の回転時に押動部64が、円弧状のカム面60bに接触したまま、一方のカム面60aから他方のカム面60aに、および他方のカム面60aから一方のカム面60aにそれぞれスムーズに移動し、スライダ58がスムーズに往復移動し、スライダ58のがたつきや騒音の発生を防止できる。
また、飲料混合装置22の清掃などのために分解する場合には、上部カバー40および下部カバー39を順に外した後、ミキシングボール37を保持している保持部70の摘み部73を摘んでばね72の付勢に抗して前方へ引っ張ることにより、保持部70をミキシングボール37から離反させた状態つまり保持解除した状態で、ミキシングボール37の前端側を上方へ持ち上げて注出口部51およびオーバーフロー口部52をスライダ58の挿通孔68,69から上方に外すとともに、ミキシングボール37を前方へ引き出して引掛部54をスライダ58の引掛孔67から外すことにより、ミキシングボール37をスライダ58から外すことができる。そして、分解した上部カバー40、下部カバー39およびミキシングボール37を洗浄などして清掃する。
一方、清掃後に分解した部品を組み立てるには、保持部70の摘み部73を摘んでばね72の付勢に抗して前方へ引っ張った状態で、ミキシングボール37をスライダ58上で後方へ移動させて引掛部54をスライダ58の引掛孔67に引掛け、ミキシングボール37の前端側を下降させて注出口部51およびオーバーフロー口部52をスライダ58の挿通孔68,69に上方から挿通させ、保持部70の摘み部73を離すことにより、ばね72の付勢で保持部70がミキシングボール37に係合して保持する。
このように、スライダ58の保持部70をばね72の付勢に抗してミキシングボール37から離反させることにより、ミキシングボール37の引掛部54をスライダ58の引掛孔67に着脱でき、ミキシングボール37の引掛部54をスライダ58の引掛孔67に係合させた装着状態ではばね72の付勢によって保持部70がミキシングボール37に係合して引掛孔67との間でミキシングボール37を保持できるため、スライダ58に対してミキシングボール37を容易に着脱できるとともにミキシングボール37を確実に保持できる。
また、ミキシングユニット28は、本体部26に駆動機構38および原料供給ユニット27を設け、駆動機構38のスライダ58にミキシングボール37を着脱可能に取り付け、駆動機構38のスライダ58およびミキシングボール37を覆う下部カバー39を本体部26に着脱可能に取り付け、原料供給ユニット27の原料吐出口33を覆う上部カバー40を下部カバー39の上部に着脱可能に取り付けたため、上部カバー40および下部カバー39でミキシングボール37などの可動部分などを覆うことができるとともに、上部カバー40および下部カバー39を外すことによりミキシングボール37などを容易に清掃できる。
また、図4に示すように、ミキシングボール37の混合室44の底面の一部に例えば板などの突出部Aを立設させることにより、ミキシングボール37の往復移動によって混合室44内の湯水が前後方向に移動を繰り返すときに、突出部Aによって湯水に乱流が発生しやすくして、飲料原料と湯水との混合効果を高めることができる。
なお、ミキシングボール37の混合室44に隣接して往復移動方向の一方にオーバーフロー部45を設ける場合に限らず、往復移動方向の両方にオーバーフロー部45を設けてもよい。
また、ミキシングボール37を往復移動させる方向は、水平方向に限らず、水平方向に対して傾斜した傾斜方向、あるいは上下方向に往復移動させても、湯水の乱流が生じ、同様の作用効果が得られる。
次に、図10ないし図15に第2の実施の形態を示す。なお、第1の実施の形態と同様の構成については、同一符号を用いて説明するが、一部についてはその説明を省略する。
図15に示すように、飲料混合装置22は、機体12側に取り付けられた本体部(ロートレール)26を有し、この本体部26の上部側には飲料原料を供給する複数の原料供給ユニット27が並設され、本体部26の各原料供給ユニット27の下側には飲料原料と湯水とを混合して注出するための複数のミキシングユニット28が並設され、本体部26のミキシングユニット28の後部側に各ミキシングユニット28に湯を供給したときの湯気を排気して原料供給ユニット27などに付着するのを防止する排気装置29(図14参照)が配設されている。
図10ないし図13に示すように、各ミキシングユニット28は、原料供給ユニット27から供給される飲料原料と本体部26に設けられたノズルを通じて供給される湯タンク20からの湯や冷水機ユニット21からの冷水とを混合して注出するミキシングボール37、このミキシングボール37を水平方向である前後方向に直線状に往復移動させて飲料原料と湯水とを混合させる駆動機構38を有している。複数のミキシングボール37が下部カバー39および上部カバー40で覆われている(図15参照)。
図10ないし図12に示すように、ミキシングボール37は、往復移動方向である前後方向に長い長方形の箱形で上面を開口したミキシングボール本体43、およびこのミキシングボール本体43の上面に着脱可能に被着される蓋体91を有している。
ミキシングボール本体43には、飲料原料と湯水とを混合する混合室44が形成され、この混合室44は、前後方向に長く、角となる部分がなく、内周面の形状が略小判形に形成されている。
混合室44の内周面の往復移動方向と交差する一側から混合室44の内方に突出して流水ガイド92が形成されている。この流水ガイド92は、ミキシングボール37の往復移動に伴って混合室44内で往復移動方向に移動する湯水に飲料原料を混合する流れを生じさせるもので、流水ガイド92の往復移動方向の両側に混合室44内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜する一対の傾斜面部93を有し、図12に示すように、これら一対の傾斜面部93の作用により、ミキシングボール37の往復移動に伴って混合室44内で往復移動方向に移動する湯水に略8の字状の流れ(図12に矢印で示す)を生じさせる。
一対の傾斜面部93は混合室44の一側から底部にわたって形成されていて、これら一対の傾斜面部93間には断面略三角形状の注出空間94が形成されているとともに、一対の傾斜面部93の先端間には注出空間94と混合室44とを連通する連通部95が上下方向の全域にわたって溝状に形成されている。
混合室44の底部は連通部95を通じて注出空間94へ向けて下降傾斜し、その注出空間94の底部における最も低い位置に混合室44内で混合された飲料を注出する注出口47が形成されている。
混合室44内には、後寄り位置でかつ流水ガイド92による湯水の流れに影響のない位置に、上部がミキシングボール本体43の上部より低い筒状のオーバーフロー部96が立設され、このオーバーフロー部96の内部に排気口と兼用されるオーバーフロー口97が形成されている。
ミキシングボール本体43の上縁部には、蓋体91を嵌合する嵌合縁部98が形成されているとともに、蓋体91の前端を係止する係止縁部99が形成されている。ミキシングボール本体43の両側には後方に向けて開口する筒状の取付部100が形成され、この取付部100の内側には前端側に向かうに従って先細りとなるテーパ状の取付孔101が形成されている。
蓋体91の前寄り位置には原料供給ユニット27から飲料原料が投入される飲料原料投入口102が形成され、蓋体91の後寄り位置でかつオーバーフロー部96から外れた位置には本体部26に設けられたノズルから湯水が投入される湯水投入口103が形成されている。
また、図13に示すように、駆動機構38は、ミキシングボール37が着脱可能に取り付けられるスライダ58を有し、このスライダ58が本体部26に設けられたガイド部59によって前後方向に往復移動可能に支持されている。スライダ58の上面後部側には凹状のカム溝60が形成され(図10参照)、このスライダ58のカム溝60が設けられた後部の上方位置において本体部26にモータ61が取り付けられ、このモータ61の駆動軸62にスライダ58のカム溝60に係合してスライダ58を往復移動させるクランク63が取り付けられている。
図10および図11に示すように、スライダ58の前端には、ミキシングボール本体43の両側の取付部100の取付孔101が係合する軸状の係合部106が突設され、これら各係合部106は先端が先細りとなるテーパ状に形成されている。スライダ58の前端には、ミキシングボール37の後部が当接する当接部107が立設され、この当接部107に蓋体91の後端が係合してミキシングボール本体43上に押え付ける係合溝部108が形成されている。
ミキシングボール本体43の一側には、スライダ58に対して着脱可能に取り付ける保持部111が取り付けられている。この保持部111は、レバー形状に形成され、中間部がミキシングボール本体43に支軸112を介して揺動可能に取り付けられ、保持部111の後端部にはミキシングボール37がスライダ58に取り付けられた状態でスライダ58の当接部107の一側に着脱可能に係合する係止部113が形成され、保持部111の前端部には係止部113が当接部107に係合する方向に付勢する付勢手段としてのスプリング114が配置されている。
また、図14に示すように、排気装置29は、本体部26に着脱可能に取り付けられるダクト本体117とこのダクト本体117の上面に被着されたダクト蓋118とで構成されるダクト119を有し、ダクト蓋118には、各ミキシングボール本体43の下部から後方へ向けて突設されたオーバーフロー口97に連通する筒部120が前後方向に移動可能に入り込む複数の囲い部121が形成されている。ダクト119の下部には排気機能を有するダクトユニット122が接続され、このダクトユニット122によって、ミキシングボール37に湯を供給したときの湯気をオーバーフロー口97およびダクト119を通じて排気して原料供給ユニット27などに付着するのを防止する。また、ダクトユニット122には、オーバーフロー口97に流出してダクト119を通じて流れ込む湯水を排気系から分離して排出する機能を有している。
また、図15に示すように、下部カバー39は、複数のミキシングボール37などの前面および左右両側面を覆う周面部76、複数のミキシングボール37などの下面を覆う底面部77を有し、底面部77には各ミキシングボール37の注出口から注出される飲料を受け入れて注出部23のカップに注出するカバー注出口80が形成されている。
上部カバー40は、下部カバー39の上部に下部カバー39の上面側を閉塞して着脱可能に取り付けられ、上部カバー40の上部には原料供給ユニット27の原料吐出口33を一体に覆うとともに原料吐出口33から吐出された飲料原料をミキシングボール37の混合室44に導くシュート84が形成されている。
これら下部カバー39および上部カバー40を組み立てた状態で、これらの内側にミキシングボール37が前後方向に往復移動可能に収容される内部空間が形成されている。
次に、第2の実施の形態の作用を説明する。
飲料注出時には、原料供給ユニット27の原料吐出口33から所定量の飲料原料を吐出し、ミキシングボール37の混合室44に供給する。
湯タンク20または冷水機ユニット21から所定量の湯や冷水を本体部26のノズルからミキシングボール37の混合室44に供給する。
駆動機構38のモータ61を回転させ、クランク63の作用によってスライダ58およびこのスライダ58に取り付けられているミキシングボール37を前後方向に往復移動させる。
なお、飲料原料の供給動作、湯や冷水の供給動作、ミキシングボール37の往復移動動作は、例えば飲料種類などに応じた仕様により、動作の順番が入れ替わっても、あるいは同時に動作させてもよい。
そして、ミキシングボール37の前後方向への往復移動により、混合室44内で湯水の前後移動が生じて乱流が生じ、飲料原料と湯水とが混合されて飲料が調合される。
このとき、図12に示すように、混合室44に設けられた流水ガイド92の一対の傾斜面部93の作用により、ミキシングボール37の往復移動に伴って混合室44内で往復移動方向に移動する湯水に略8の字状の流れ(図12に矢印で示す)が生じ、飲料原料と湯水とを確実に混合できる。
しかも、注出口47が一対の傾斜面部93間の注出空間94の底部に設けられ、すなわち流水ガイド92によって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に設けられているため、注出口47から湯水が流出せずに飲料原料と確実に混合できる。
さらに、オーバーフロー部96を、混合室44内における流水ガイド92による湯水の流れに影響のない位置に設けたため、オーバーフロー部96によって湯水の流れが妨げられず、飲料原料と湯水とを確実に混合できる。
そして、ミキシングボール37を飲料種類に応じた所定時間往復移動させて飲料の調合を完了したら、駆動機構38のモータ61を停止させてミキシングボール37の往復移動を停止させる。このミキシングボール37の停止により、混合室44内で混合された飲料が、連通部95から注出空間94に流入し、注出口47から下部カバー39に流出し、この下部カバー39のカバー注出口80を通じて注出部23に予め配置されているカップ内に注出される。
このように、飲料原料と湯水とを入れたミキシングボール37を前後方向に直線状に往復移動させることにより、特に、混合室44に設けられた流水ガイド92の作用により、インペラを用いず、ミキシングボール37内で飲料原料と湯水とを確実に混合でき、飲料原料が粉末の場合でも湯水に確実に溶かすことができる。
また、飲料混合時に、ミキシングボール37が前後方向に往復移動しているとき、例えば本体部26のノズルから供給される湯や冷水の水圧などの影響で、ミキシングボール37が前後方向に通常より勢いよく移動した場合、飲料がオーバーフロー部45のオーバーフロー口50に流出することがある。オーバーフロー口50に流出した飲料は、オーバーフロー口50からダクト119およびダクトユニット122を通じて排水される。
また、ミキシングボール37の自動洗浄時には、ミキシングボール37を前後方向に往復移動させながら、ミキシングボール37の混合室44にその混合室44からオーバーフローする量の例えば湯を洗浄水として供給する。これにより、混合室44からオーバーフローする量の湯で混合室44の内面の高い位置まで確実に洗浄できるとともに、混合室44からオーバーフローする量の湯がオーバーフロー部45のオーバーフロー口50に飲料原料の溶け残りなどとともに流出し、オーバーフロー口50からダクト119およびダクトユニット122を通じて排水でき、そのため、混合室44を確実に洗浄できる。
また、飲料混合装置22の清掃などのために分解する場合には、上部カバー40および下部カバー39を順に外した後、ミキシングボール37の保持部111をスプリング114の付勢に抗してスライダ58から外すことにより、ミキシングボール37を前方へ引き出してスライダ58から外す。そして、分解した上部カバー40、下部カバー39およびミキシングボール37を洗浄などして清掃できる。
次に、図16および図17に第3の実施の形態を示す。なお、第1および第2の実施の形態と同様の構成については、同一符号を用いて説明するが、一部についてはその説明を省略する。
図16に示すように、流水ガイド92は、流水ガイド92の往復移動方向の両側に混合室44内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜する一対の傾斜面部93を有するとともに、これら一対の傾斜面部93の先端間を閉塞するガイド面部125を有し、このガイド面部125の下部側に注出空間94と混合室44の底部側とを連通する孔状の連通部95が形成されている。
流水ガイド92の側部位置で混合室44の両側面間にわたって、混合室44を前後の混合室領域44a,44bに分割する壁部126が設けられている。この壁部126は前後方向に移動する湯水が乗り越え可能な高さ位置に設けられ、壁部126の下側には分割された混合室領域44a,44bを連通する溝部127が形成されている。
そして、飲料混合時には、図17(a)に示すように、前側の混合室領域44aに飲料原料が、後側の混合室領域44bに湯水がそれぞれ供給され、図17(b)に示すように、ミキシングボール37の前後方向への往復移動により、前後方向に移動する湯水が飲料原料とともに壁部126の上側を乗り越え、飲料原料が前後の混合室領域44a,44bに分散され、図17(c)に示すように、前後の混合室領域44a,44bで飲料原料と湯水とがそれぞれ混合される。混合完了後、ミキシングボール37を停止させることにより、混合された飲料が注出口47から注出される。後側の混合室領域44bの飲料は、溝部127を通じて前側の混合室領域44aに流入して注出口47から注出される。
このように、ミキシングボール37の混合室44内の往復移動方向の中間に前後の混合室領域44a,44bに分割する壁部126を設けるとともに、この壁部126で分割された前後の混合室領域44a,44bを底部側を通じて連通する溝部127を設けたため、分割された各混合室領域44a,44bでそれぞれ飲料原料と湯水とをより確実に混合して注出できる。
また、流水ガイド92の下部側に、注出空間94と混合室44の底部側とを連通する孔状の連通部95を設けているため、混合室44内に供給された湯水の水面が連通部95より高い位置に位置する。そのため、粉末の飲料原料の場合、湯水に浮く性質があるが、混合当初の溶けていない浮遊原料が連通部95を通じて注出口47に流出するのを防止できる。
次に、図18に第4の実施の形態を示す。なお、第1ないし第3の実施の形態と同様の構成については、同一符号を用いて説明するが、一部についてはその説明を省略する。
流水ガイド92は、流水ガイド92の往復移動方向の両側に混合室44内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜する一対の傾斜面部93を有し、これら一対の傾斜面部93の先端間に注出空間94と混合室44とを連通する連通部95が上下方向の全域にわたって溝状に形成されるとともに、この連通部95の溝幅を狭めるための溝縁部130が形成されている。
流水ガイド92の側部位置で、混合室44の両側面から底部にわたって、混合室44を前後の混合室領域44a,44bに分割する一対の壁部126が設けられている。これら壁部126は前後方向に移動する湯水が乗り越え可能な高さ位置に設けられ、一対の壁部126間には分割された混合室領域44a,44bを連通する溝部127が上下方向の全域にわたって形成されている。
そして、飲料混合時には、前側の混合室領域44aに飲料原料が、後側の混合室領域44bに湯水がそれぞれ供給され、ミキシングボール37の前後方向への往復移動により、前後方向に移動する湯水が飲料原料とともに壁部126の上側を乗り越え、飲料原料が前後の混合室領域44a,44bに分散され、前後の混合室領域44a,44bで飲料原料と湯水とがそれぞれ混合される。このとき、一対の壁部126間に設けられた溝部127を通じて一部の飲料原料が通り抜けるため、前後の混合室領域44a,44bでの飲料原料と湯水との混合を確実にするには溝部127の隙間は小さい方が好ましく、この溝部127の隙間を小さくしても上下方向の全域にわたって形成することで、飲料原料の詰まりなどの発生は防止される。また、混合完了後、ミキシングボール37を停止させることにより、混合された飲料が注出口47から注出される。後側の混合室領域44bの飲料は、溝部127を通じて前側の混合室領域44aに流入して注出口47から注出される。
このように、ミキシングボール37の混合室44内の往復移動方向の中間に前後の混合室領域44a,44bに分割する壁部126を設けるとともに、この壁部126で分割された前後の混合室領域44a,44bを底部側を通じて連通する溝部127を設けたため、分割された各混合室領域44a,44bでそれぞれ飲料原料と湯水とをより確実に混合して注出できる。
また、流水ガイド92の連通部95の溝幅を溝縁部130によって狭めているため、ミキシングボール37が前後方向に往復移動している際に連通部95からの湯水の流出を抑制し、飲料原料と湯水とを確実に混合できる。連通部95の隙間を小さくしても上下方向の全域にわたって形成することで、飲料原料の詰まりなどの発生は防止される。
本発明の第1の実施の形態を示す飲料混合装置の斜視図である。 同上飲料混合装置の駆動機構を底面方向から視た斜視図である。 同上飲料混合装置のミキシングボールの斜視図である。 同上飲料混合装置のミキシングボールの平面図である。 同上飲料混合装置のミキシングボールの底面方向から視た斜視図である。 同上飲料混合装置のミキシングボールおよび下部カバーの斜視図である。 同上飲料混合装置の斜視図である。 同上飲料混合装置を用いた飲料提供装置の前面扉を外した状態の斜視図である。 同上飲料混合装置のミキシングボールによる混合動作を示し、(a)はミキシングボールが前方へ移動したときの説明図、(b)はミキシングボールが後方へ移動したときの説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す飲料混合装置の分解状態の斜視図である。 同上飲料混合装置の組立状態の斜視図である。 同上飲料混合装置のミキシングボール内での湯水の流れを説明する説明図である。 同上飲料混合装置の駆動構造を示す背面図である。 同上飲料混合装置のダクト構造を示す斜視図である。 同上飲料混合装置の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示す飲料混合装置の斜視図である。 同上飲料混合装置による飲料の混合動作を(a)〜(c)に示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態を示す飲料混合装置の斜視図である。
符号の説明
22 飲料混合装置
26 本体部
27 原料供給ユニット
33 原料吐出口
37 ミキシングボール
38 駆動機構
39 下部カバー
40 上部カバー
43 ミキシングボール本体
44 混合室
45 オーバーフロー部
46 仕切部
47 注出口
50 オーバーフロー口
58 スライダ
59 ガイド部
60 カム溝
61 モータ
63 クランク
64 押動部
65 規制部
67 係合部としての引掛孔
70 保持部
72 付勢手段としてのばね
81 合流手段
92 流水ガイド
93 傾斜面部
94 注出空間
95 連通部
96 オーバーフロー部
106 係合部
111 保持部
114 付勢手段としてのスプリング
126 壁部
127 溝部

Claims (12)

  1. 飲料原料およびこの飲料原料と混合する湯水が供給されるミキシングボールと、
    このミキシングボールを直線状に往復移動させてミキシングボール内の飲料原料と湯水とを混合させる駆動機構と
    を具備していることを特徴とする飲料混合装置。
  2. 駆動機構は、ミキシングボールが取り付けられるスライダ、このスライダを直線状に往復移動可能にガイドするガイド部、前記スライダに係合され回転時に偏心回転してスライダを往復移動させるクランク、およびこのクランクを回転させるモータを有し、
    スライダにクランクが係合するカム溝が設けられ、このカム溝の往復移動方向に対応した両面が略平面状に形成されるとともに往復移動方向と交差する方向に対応した両面がクランクの偏心回転に対応する円弧状に形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料混合装置。
  3. クランクに、カム溝に侵入しクランクの回転中心に対して偏心回転してスライダを往復移動させる押動部と、カム溝に侵入し前記押動部によって往復移動するスライダの往復移動範囲を規制する規制部とが設けられた
    ことを特徴とする請求項2記載の飲料混合装置。
  4. ミキシングボールは、上面を開口したミキシングボール本体、このミキシングボール本体内に設けられ飲料原料と湯水とを混合する混合室、この混合室に隣接してミキシングボールの往復移動方向の少なくともいずれか一方に設けられるオーバーフロー部、このオーバーフロー部と混合室とを仕切るとともに上部がミキシングボール本体の上部より低く設けられた仕切部、混合室で混合された飲料を注出する注出口、および混合室から仕切部の上部を通じてオーバーフロー部に流出した飲料を注出するオーバーフロー口を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料混合装置。
  5. ミキシングボールの注出口およびオーバーフロー口から注出される飲料を合流させて注出する合流手段を具備している
    ことを特徴とする請求項4記載の飲料混合装置。
  6. ミキシングボールは、ミキシングボール本体、このミキシングボール本体内に設けられ飲料原料と湯水とを混合する混合室、ミキシングボールの往復移動方向と交差する少なくとも混合室の一側から混合室内へ突設されミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に飲料原料を混合する流れを生じさせる流水ガイド、この流水ガイドによって生じる湯水の流れ経路から外れた位置に設けられた飲料を注出する注出口を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料混合装置。
  7. 流水ガイドは、この流水ガイドの往復移動方向の両側に混合室内へ突出するのに従って互いに近付くように傾斜する一対の傾斜面部を有し、ミキシングボールの往復移動に伴って混合室内で往復移動方向に移動する湯水に略8の字状の流れを生じさせる
    ことを特徴とする請求項6記載の飲料混合装置。
  8. 流水ガイドは、一対の傾斜面部間に設けられた注出空間、およびこの注出空間と混合室とを少なくとも底部側を通じて連通する連通部を有し、
    注出口は、前記注出空間の底部に設けられている
    ことを特徴とする請求項7記載の飲料混合装置。
  9. 混合室内におけるミキシングボールの往復移動方向の少なくともいずれか一方寄り位置でかつ流水ガイドによる湯水の流れに影響のない位置に、上部がミキシングボール本体の上部より低く設けられた筒状のオーバーフロー部を有している
    ことを特徴とする請求項6ないし8いずれか記載の飲料混合装置。
  10. ミキシングボールは、混合室内の往復移動方向の中間に設けられて混合室を複数に分割する壁部、この壁部で分割された混合室を少なくとも底部側を通じて連通する溝部を有している
    ことを特徴とする請求項4ないし9いずれか記載の飲料混合装置。
  11. ミキシングボールが着脱可能に係合されるスライダの係合部、このスライダの係合部にミキシングボールが係合された状態で着脱可能に保持する保持部、およびこの保持部が保持状態を保つ方向に付勢する付勢手段を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか記載の飲料混合装置。
  12. 駆動機構が設けられた本体部と、
    この本体部に設けられ、駆動機構のスライダに取り付けられたミキシングボールの上方に臨ませて飲料原料を供給する原料吐出口を有する原料供給ユニットと、
    前記本体部に着脱可能に取り付けられ、ミキシングボールを覆う下部カバーと、
    この下部カバーの上部に、原料供給ユニットの原料吐出口を覆って着脱可能に取り付けられた上部カバーと
    を具備していることを特徴とする請求項1ないし11いずれか記載の飲料混合装置。
JP2004134770A 2003-09-26 2004-04-28 飲料混合装置 Pending JP2005122681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004134770A JP2005122681A (ja) 2003-09-26 2004-04-28 飲料混合装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003334962 2003-09-26
JP2004134770A JP2005122681A (ja) 2003-09-26 2004-04-28 飲料混合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005122681A true JP2005122681A (ja) 2005-05-12

Family

ID=34622069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004134770A Pending JP2005122681A (ja) 2003-09-26 2004-04-28 飲料混合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005122681A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110533836A (zh) * 2019-07-15 2019-12-03 上海巨昂实业有限公司 一种用于榨汁机的检测设备及榨汁机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110533836A (zh) * 2019-07-15 2019-12-03 上海巨昂实业有限公司 一种用于榨汁机的检测设备及榨汁机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101422005B1 (ko) 디스펜서 및 이를 구비하는 냉장고
JP5779884B2 (ja) 飲料ノズルの洗浄装置
JP2002326700A (ja) 飲料提供装置
JP2006301949A (ja) 飲料提供装置
JP2005122681A (ja) 飲料混合装置
JP2008284341A (ja) ミキシング装置および飲料提供装置
JP7261708B2 (ja) とろみ飲料供給装置
JP5724611B2 (ja) 飲料供給装置
JP2004295470A (ja) 飲料製造装置
JP3685547B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP4397350B2 (ja) 飲料提供装置
JP5082521B2 (ja) カップ式自動販売機
JP4458478B2 (ja) スープディスペンサー
JP7386228B2 (ja) 飲料調製方法
JP2011046387A (ja) 飲料ディスペンサ
JP2005100226A (ja) 排気装置
JP2006296746A (ja) ミキシング装置および飲料提供装置
JP2002019886A (ja) 飲料混合装置および飲料提供装置
JP4680699B2 (ja) 原料供給装置
JP2004287866A (ja) 自動販売機の飲料ミキシング装置
JP2004008716A (ja) 飲料提供装置
JP3685941B2 (ja) 飲料抽出装置
KR100282325B1 (ko) 자동판매기의 음료주입장치
JPH10172061A (ja) カップ式飲料自動販売機
JP3702137B2 (ja) 飲料の注出装置