JP2005121950A - 撮像装置及び該撮像装置を備えた携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯端末の厚み方向に内蔵可能で、オートフォーカス(AF)やマクロ撮影等に使用するために撮像光学系を移動可能にすると共に、撮像装置の光軸方向を特に薄くした撮像装置を得ること。
【解決手段】 被写体光を光電変換する撮像素子と、撮像素子の撮像領域に被写体光を導く撮像光学系と、撮像光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、を有し、撮像光学系の光軸とアクチュエータにより駆動される駆動軸を、ねじれの位置に配置した撮像装置とする。
【選択図】 図4
【解決手段】 被写体光を光電変換する撮像素子と、撮像素子の撮像領域に被写体光を導く撮像光学系と、撮像光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、を有し、撮像光学系の光軸とアクチュエータにより駆動される駆動軸を、ねじれの位置に配置した撮像装置とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は撮像装置に関し、特に携帯端末への内蔵に好適な、小型薄型で被写体距離に応じて焦点調節可能な撮像装置に関するものである。
従来より、小型で薄型の撮像装置が携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の小型、薄型の携帯端末に搭載されるようになっており、これにより遠隔地へ音声情報だけでなく画像情報も相互に伝送することが可能となっている。これらの撮像装置に用いられる撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子が使用されている。
これら,携帯電話機やPDAに搭載される撮像装置も、ズームレンズを搭載したり、マクロ撮影に対応可能なものが提案されている。
このズーミングやマクロ撮影のためのレンズ群の移動に、光軸方向に伸縮する圧電素子をアクチュエータとして用いたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−107612号公報
上述の携帯端末に内蔵される撮像装置は、使用される撮像素子が小型化されたことに対応し、撮像光学系の焦点距離が非常に短く、またFno.が2〜4程度の明るいものであるため、像面側での焦点深度は非常に浅くなり、撮像面に対する撮像光学系の光軸方向の移動量とその設定位置及び撮像素子と光軸の垂直度には厳しい精度が要求される。
また、携帯電話等に見られるように、撮像装置の光軸を携帯端末の厚み方向に配置しようとする場合、撮像装置の光軸方向を特に薄く、具体的には光軸方向8mm×短辺方向10mm×長辺方向15mm以内に収納することが望まれている。
これに対し、上述の特許文献1に記載のレンズユニットは、光軸方向を駆動方向として振動する圧電素子を配置し、この圧電素子の端面に接続された軸をレンズ移動のガイド軸としているため、ガイド軸を固定保持できず、撮像面に対するガイド軸の垂直度を確保することが困難である。更に、アクチュエータである圧電素子とそれに接続したガイド軸を光軸方向に積み上げ配置してあるため、光軸方向に薄く収納するのが困難である。
本発明は上記問題に鑑み、携帯端末の厚み方向に内蔵可能で、オートフォーカス(AF)やマクロ撮影等に使用するために撮像光学系を移動可能にすると共に、撮像装置の光軸方向を特に薄くした撮像装置を得ることを目的とするものである。
上記の課題は、以下のようにすることで解決される。
1) 被写体光を光電変換する撮像素子と、該撮像素子の撮像領域に被写体光を導く撮像光学系と、該撮像光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、を有し、前記撮像光学系の光軸と前記アクチュエータにより駆動される駆動軸を、ねじれの位置に配置したことを特徴とする撮像装置。
2) 前記アクチュエータと前記駆動軸を同方向に配置した1)の撮像装置。
3) 前記アクチュエータにより駆動される駆動軸と前記撮像光学系の間に駆動方向を変換する駆動方向変換機構を配置し、該駆動方向変換機構により前記駆動軸による駆動量を縮小して前記撮像光学系に伝達する1)又は2)の撮像装置。
4) 前記撮像素子と前記撮像光学系を内包する略矩形の外枠部材を有し、
該外枠部材の対角位置に前記撮像光学系の移動を案内するガイド軸を配置した1)〜3)のいずれかの撮像装置。
該外枠部材の対角位置に前記撮像光学系の移動を案内するガイド軸を配置した1)〜3)のいずれかの撮像装置。
5) 前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、前記ガイド軸に嵌合され前記撮像光学系を支持する支持部を、一体に形成した1)〜4)のいずれかの撮像装置。
6) 1)〜5)のいずれかに記載の撮像装置を備えた携帯端末。
本発明によれば、撮像素子と、撮像光学系と、撮像光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、を有し、撮像光学系の光軸とアクチュエータにより駆動される駆動軸を、ねじれの位置に配置した撮像装置とすることにより、AFやマクロ撮影等に使用するために撮像光学系を移動可能としつつ、携帯電話等の携帯端末の厚み方向に内蔵可能な、薄型の撮像装置を得ることが可能となる。
また、この撮像装置は、アクチュエータと駆動軸を同方向に配置したものとすることが好ましく、これにより介在する機構部品を削減でき低コストで、薄型の撮像装置を得ることができる。
また、アクチュエータと撮像光学系の間に駆動方向を変換する駆動方向変換機構を配置し、駆動方向変換機構により駆動軸による駆動量を縮小して撮像光学系に伝達するよう構成した撮像装置とすることが好ましく、撮像光学系の移動する刻みを小さくでき、より正確に撮像光学系設定位置を決めることができる。
また、撮像素子と撮像光学系を内包する略矩形の外枠部材を有し、この外枠部材の対角位置に撮像光学系の移動を案内するガイド軸を配置した撮像装置とすることが好ましく、このようにすることで、容積効率を向上させることができ撮像装置を所望の外形に収納することができる。
また、撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、ガイド軸に嵌合され撮像光学系を支持する支持部を一体に形成することにより、介在部品を不要とすることで小型化のみならず、ガイド軸と撮像光学系の光軸の平行度をより正確に合わせることが可能となる。
更に、上記のいずれかの撮像装置を備えた携帯端末とすることで、上述の効果を有する撮像装置を備えた携帯端末を得ることができる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の撮像装置を備えた携帯端末の一例である携帯電話機Tの外観図である。
同図に示す携帯電話機Tは、表示画面Dを備えたケースとしての上筐体71と、操作ボタンPを備えた下筐体72とがヒンジ73を介して連結されている。撮像装置Sは、上筐体71内の表示画面Dの下方に内蔵されており、上筐体71の外表面側から被写体光を取り込めるよう配置されている。
なお、この撮像装置Sの位置は上筐体71内の表示画面Dの上方に配置してもよい。また携帯電話機は折りたたみ式に限るものではない。
図2は、本発明に係る撮像装置100の斜視図である。この撮像装置100が図1に示す撮像装置Sの位置に内蔵される。
同図に示すように撮像装置100は、撮像素子の実装されたプリント基板11と、外枠部材12、この外枠部材12の上面に組み込まれ、被写体光が入射するための開口部13を有する蓋部材14で構成されている。また、撮像装置100を携帯端末の他の基板に接続のためのコネクト部17、このプリント基板11とコネクト部17を接続するフレキシブルプリント基板FPCが接続されている。
フレキシブルプリント基板FPCは、撮像装置100の裏面側を通りフォトインタラプタPIと、アクチュエータであるステッピングモータ(以下、STMと称す)31とも接続されている。また、フォトインタラプタPIと、STM31を駆動するドライバ(図示せず)が実装されている。
更に同図に示すように、この撮像装置100は、厚み8mm程度、短辺方向10mm程度、長辺方向15mm程度の大きさの、極めて小型のものである。
以下、撮像装置100の内部について説明する。なお、以下の図においては、同部材には同符号を付与し説明の重複を避けて説明する。撮像装置100は撮像光学系部とアクチュエータとこのアクチュエータと撮像光学系を機械的に連動させる機構部で構成されている。
図3は、撮像装置100の撮像光学系部の断面図である。同図において、Oは光軸、1は第1レンズ、2は第2レンズ、3は第3レンズ、7は赤外光を遮断する赤外カットフィルタ、8は撮像素子、21はレンズ枠、22及び23は案内部材であるガイド軸である。
同図に示すように、レンズ枠21は第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、開口絞り4、固定絞り5で構成される撮像光学系50を、その内側で保持している。更に、レンズ枠21は、ガイド軸22と嵌合するガイド筒21g及びガイド軸23と係合するU字状の係合部21kが一体で形成されている。これにより、撮像光学系50を保持したレンズ枠21は、ガイド軸22、23に沿って、光軸O方向に直進移動可能に構成されている。
外枠部材12は、プリント基板11上に実装された撮像素子8に当接する当接部12dが一体で形成されており、撮像素子8の光電変換面側の光電変換面以外の部位に当接した状態とされ、外周部ではプリント基板11と僅かな隙間を有するように形成されている。即ち、撮像素子8の面と当接する当接部12dによって、撮像素子8の面を基準として外枠部材12は取り付けられることになる。更に、ガイド軸22、23は、この外枠部材12と蓋部材14により保持され、蓋部材14の上面の皿モミ部14a、14bで接着固定されている。
このようにすることで、プリント基板11に撮像素子8が傾いて取り付けられた場合にも、撮像素子8の傾きに対応して、外枠部材12は当接部12dにより傾くことになり、外枠部材12に保持されたガイド軸22、23は、撮像素子8の光電変換面と常に垂直を保つことができるようになり、このガイド軸22、23に沿って移動するレンズ枠21及び撮像光学系50も、常に撮像素子8の光電変換面と垂直を保つことができることになる。
また、赤外カットフィルタ7は、撮像素子8の光電変換面に相対して外枠部材12に接着固定されている。
図4は、本発明に係る撮像装置100の内部を示す概略正面図である。同図は、図2に示す撮像装置100から蓋部材14及びフレキシブルプリント基板FPCを取り外し、光軸方向から見たものである。
同図に示すように、外枠部材12は略矩形状であり、上述のガイド軸22、23は外枠部材12の対角位置に配設され、レンズ枠に一体で形成されたガイド筒21g及びU字状の係合部21kもこれに伴い、対角位置に配設されている。また他の対角位置には、レンズ枠21の位置検出用のフォトインタラプタPIが配設され、レンズ枠21に一体で形成された遮蔽部21pが、レンズ枠21の移動に伴い、フォトインタラプタPIの投受光部の間に挿脱可能となっている。この遮蔽部21pは、撮像光学系50が撮像素子8側にあるときフォトインタラプタPIの投受光部の間に入り込み、被写体側に移動してフォトインタラプタPIの投受光部の間から離脱する位置に設けられている。また、ガイド筒21gには突起部21fが形成され、外枠部材の切り欠き部からSTM31側に露出している。
STM31は、図示のように、その回転軸を撮像光学系の光軸に対してねじれの位置となるように配置されている。更に、STM31は、その回転軸と同方向に駆動軸としてリードスクリュー31rが設けられ、アクチュエータとしてのSTM31と駆動軸が直結したものとなっている。なお、STM31の回転軸とリードスクリュー31rの駆動軸を同方向に配置し、歯車等で連結した構成でもよい。このリードスクリュー31rには、ナット32が螺合している。このナット32は図示しない回転止めとも係合しており、STM31の回転即ちリードスクリュー31rの回転により、光軸とねじれの位置関係となる図示矢印方向に移動するようになっている。
更に、ナット32には、係合部32fが形成されており、係合部32fは駆動方向変換機構である係合板24に係合し、係合板24は同時にガイド筒21gの突起部21fとも係合している。この駆動方向変換機構である係合板24は、ピン33により外枠部材12の壁面に回動可能に取り付けられている。
なお、同図において、破線で示す矩形は図3で説明した撮像素子8の位置を示し、破線で示す円形は図3で説明した外枠部材12に形成された撮像素子8との当接部12dの位置を示している。
図5は、駆動方向変換機構である係合板24の平面図である。同図は図4に示す係合板24をSTM31側から見た図である。位置関係をわかりやすくするためプリント基板11の位置及び光軸Oを付加してある。
同図に示すように係合板24は、ピン33により回動可能に軸止されており、長穴部25は突起部21fと、長穴部26は係合部32fとそれぞれ係合している。同図を用いて、アクチュエータであるSTM31により駆動される係合部32fと係合板24とガイド筒21gに形成された突起部21fの動作について説明する。
同図において、係合部32fがリードスクリュー31r(図4参照)の回転により実線の位置から破線の位置へプリント基板11と平行な方向に移動させられる。これに伴い係合板24は、実線の状態から破線で示す状態へ回動する。このため、長穴部25も実線の位置から破線で示す位置へ回動し、この長穴部25に係合する突起部21fは、ガイド軸22(図3、図4参照)に規制され、図示のように光軸Oと平行な方向(プリント基板11に直交する方向)に移動する。この動作により、レンズ枠21即ち撮像光学系50は、被写体側へ移動する。また、リードスクリュー31rを逆回転させると、破線で示す状態から実線で示す状態へ戻り、逆の動作も可能である。即ちリードスクリュー31rの回転量及び回転方向を制御することにより、任意の位置に撮像光学系を停止させることができる。
また、係合部32fの移動方向を係合板24の回動方向の接線成分に近い方向とし、突起部21fの移動方向を係合板24の回動方向の法線成分に近い方向に設定するか或いは、長穴部26の回動半径を大きく、長穴部25の回動半径を小さく設定することで、駆動軸による駆動量を縮小して撮像光学系に伝達することができ、駆動軸側の駆動の刻み量より細かい刻みで撮像光学系を駆動することができ、より正確な撮像光学系の位置設定ができるようになる。
以上説明したように、撮像光学系の光軸とアクチュエータにより駆動される駆動軸を、ねじれの位置に配置することにより、撮像装置の光軸方向を特に薄くした撮像装置を得ることが可能となる。
また、アクチュエータと駆動軸の全長が撮像装置の光軸方向の長さよりやや長くても、ねじれの位置に横置きにし、アクチュエータと駆動軸を同方向に配置することで薄型化でき、所望の形状内に収納できるようになる。更に、アクチュエータと撮像光学系の間に駆動方向を変換する駆動方向変換機構を配置し、駆動方向変換機構でアクチュエータの駆動量を縮小して撮像光学系を細かく移動させることが可能となり、より正確な撮像光学系の位置設定ができるようになる。更にまた、撮像素子と撮像光学系を内包する略矩形の外枠部材の対角位置に撮像光学系の移動を案内するガイド軸を配置することで、容積効率を向上させ、異形の外形とならずに所望の形状内に収納できるようになる。
以上のように構成された撮像装置が、携帯端末に搭載された場合の概略の動作を説明する。
図6は、撮像装置100が搭載された携帯端末Tの機能のうち、カメラモードに設定したときの動作概略のフローチャートである。
同フローチャートにおいて、まずカメラモードにセットされたかどうか判断(S101)し、カメラモードにセットされたと判断した場合には、撮像光学系を過焦点距離へ移動させる(S102)。
この撮像光学系の過焦点位置への移動は、以下のようにおこなわれる。
撮像装置100の非使用時は、レンズ枠21に形成された遮蔽部21pはフォトインタラプタPIの投受光を遮蔽している。まず、STM31を駆動し、撮像光学系50即ちレンズ枠21を被写体側へ移動させる。これに応じて、フォトインタラプタPIは、遮蔽部21pが投受光部からの離脱を検知する。この遮蔽部21pが投受光部から離脱する位置を起点として、STM31を所定のステップ数だけ移動させることで撮像光学系を過焦点距離へ設定する。この所定のステップ数は、予め製造工程で撮像装置個々に測定して決められた個々に異なる数値が用いられる。(図4、図5参照)
この後、撮像素子を駆動し、得られた画像を順次表示画面D(図1参照)にスルー画像として表示する(S103)。次いで、再度カメラモードか確認し(S104)、カメラモードであれば、S105へ移行し撮影に備えて撮影時の露光量を決定する。この後、レリーズ機能を付与された釦(例えば、図1に示す操作ボタンPのいずれかでよい)がONされるのを待機する(S106)。レリーズ機能を付与された釦がONされるまでは、S104〜S106を繰り返し、絶えず撮影時の露光量を更新する。これは、撮影されるまでに被写体条件が種々変化するのに対応するためである。
この後、撮像素子を駆動し、得られた画像を順次表示画面D(図1参照)にスルー画像として表示する(S103)。次いで、再度カメラモードか確認し(S104)、カメラモードであれば、S105へ移行し撮影に備えて撮影時の露光量を決定する。この後、レリーズ機能を付与された釦(例えば、図1に示す操作ボタンPのいずれかでよい)がONされるのを待機する(S106)。レリーズ機能を付与された釦がONされるまでは、S104〜S106を繰り返し、絶えず撮影時の露光量を更新する。これは、撮影されるまでに被写体条件が種々変化するのに対応するためである。
レリーズ機能を付与された釦がONされると、過焦点距離の画像取り込み及び更に撮像光学系を繰り出して近距離に焦点を合わせた位置で画像取り込みをおこない、それぞれの位置での画像を評価し、最もピントのよい画像が得られた位置へ撮像光学系を移動させる(S107)。これによりAF動作が完了する。この後、撮像素子内の電荷をクリアした後、撮影のための電荷蓄積をおこなう(S108)。この時の露光条件にS105で決められた露光量が用いられる。
この後、撮像素子の蓄積された電荷、即ち撮像信号を読み出し(S109)、この撮像信号をA/D変換し(S110)、このA/D変換後のデータを画像処理した後、画像データの圧縮処理をおこなう(S111)。次いで、記録用メモリに圧縮された画像データを格納する(S112)。以上で1枚の撮影が終了する。
この後、S101へ戻り、再度カメラモードか確認し、カメラモードであればS102へ移行し、カメラモードが解除された場合には、S121へ移行し撮像光学系を初期位置即ち、レンズ枠21に形成された遮蔽部21pがフォトインタラプタPIの投受光を遮蔽する位置まで撮像素子側へ移動させる。次いで、撮像装置内の、例えば撮像素子等のカメラモード終了動作をおこない(S122)、所定の他のモードへ移行する。
以上が、本発明の撮像装置が搭載された携帯端末がカメラモードに設定されたときの動作概略である。
図7は、撮像装置100の撮像光学系部の他の例を示す断面図である。同図は、図3に示すレンズ枠21の機能を、第2レンズ2に一体で形成したものであり、図3と異なる部分についてのみ説明する。
同図に示すように、第2レンズ2は、ガイド軸22に嵌合するガイド筒2gと、係合板24に係合する突起部2fと、ガイド軸23に係合するU字状の係合部2kが一体で形成されている。即ち、第2レンズ2に一体で形成されたガイド筒2gが、撮像光学系全体を支持する支持部となったものである。
また、図示しないが第2レンズ2には、遮光性の塗装或いは遮光性部材が接着された遮蔽部が、フォトインタラプタの投受光部に挿脱可能に配設されている。また、絞り41が第1レンズ1に接着固定される。
このように撮像光学系を構成するレンズに、ガイド筒2gと、係合部2kを一体で形成することにより、介在部品を無くすことができ、小型化のみならず、ガイド軸と撮像光学系の光軸の平行度をより容易に合わせることが可能となる。
なお、上記の撮像装置の説明においては、アクチュエータとしてステッピングモータを用いたもので説明したが、これに限るものでなく、DCモータ、圧電素子等を用いたものにも適用可能なのは勿論である。
また、光軸と駆動軸のねじれの位置関係を、垂直方向と水平方向の位置関係のもので説明したが、これに限るものでなく、駆動軸が水平からやや傾いた方向に配置されたものでもよいのは勿論である。
また、アクチュエータと駆動軸を同方向に配置したもので説明したが、アクチュエータの回転軸を光軸方向に置き、傘歯車やウオーム歯車等で機械的に駆動方向を変換し、駆動軸を光軸とねじれの位置に配置したものも本発明を逸脱するものではないのはいうまでもない。
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 開口絞り
5 固定絞り
7 赤外カットフィルタ
8 撮像素子
11 プリント基板
12 外枠部材
14 蓋部材
21 レンズ枠
22、23 ガイド軸
24 係合板
31 ステッピングモータ(STM)
32 ナット
33 ピン
100 撮像装置
PI フォトインタラプタ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 開口絞り
5 固定絞り
7 赤外カットフィルタ
8 撮像素子
11 プリント基板
12 外枠部材
14 蓋部材
21 レンズ枠
22、23 ガイド軸
24 係合板
31 ステッピングモータ(STM)
32 ナット
33 ピン
100 撮像装置
PI フォトインタラプタ
Claims (6)
- 被写体光を光電変換する撮像素子と、該撮像素子の撮像領域に被写体光を導く撮像光学系と、該撮像光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、を有し、
前記撮像光学系の光軸と前記アクチュエータにより駆動される駆動軸を、ねじれの位置に配置したことを特徴とする撮像装置。 - 前記アクチュエータと前記駆動軸を同方向に配置したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記アクチュエータにより駆動される駆動軸と前記撮像光学系の間に駆動方向を変換する駆動方向変換機構を配置し、該駆動方向変換機構により前記駆動軸による駆動量を縮小して前記撮像光学系に伝達することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子と前記撮像光学系を内包する略矩形の外枠部材を有し、
該外枠部材の対角位置に前記撮像光学系の移動を案内するガイド軸を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像光学系を構成するレンズのうちのいずれか1枚のレンズに、前記ガイド軸に嵌合され前記撮像光学系を支持する支持部を、一体に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯端末。
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WO2008096642A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Panasonic Corporation | 原点検出装置、およびそれを備えた撮像装置 |
JP2011133802A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Tdk Corp | レンズ駆動装置 |
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- 2003-10-17 JP JP2003357649A patent/JP2005121950A/ja active Pending
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