JP2005119755A - 荷物仕分切換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 切り換え速度を向上させた荷物仕分切換装置を提供すること。
【解決手段】 切換機10によって揺動する切換レール154を有し、上流の主レール121に沿って移動してきた誘導部材hを下流の主レール122または分岐レール130の一方に沿って移動するように、揺動した切換レールの案内によって切り換えて荷物の仕分けを行うものであって、切換機10は、平行に突き立てられた部分を鉄心部11a,11bとして形成された略コ字状の固定子11と、その鉄心部にそれぞれ巻回された第1コイル13及び第2コイル14と、固定子の略中央に鉄心部と平行に突設された永久磁石12と、両方の鉄心部に掛け渡される長さであって永久磁石の中心線上に設けた支点155により揺動可能な可動子15とを有し、切換レール154がその可動子15に連結された荷物仕分切換装置50。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷物を流すコンベヤの分岐点で任意の方向に荷物を切り換えて送るための荷物仕分切換装置に関し、更に詳細には、コンベヤの分岐点で荷物を仕分けて切り換える際の応答速度を向上させる荷物仕分切換装置に関する。
従来、コンベヤ上で荷物を流す荷物搬送装置としては、例えば図6に示すようなスラットコンベヤ100がある。このスラットコンベヤ100は、図示しない駆動チェーンによって移動する多数の搬送用スラット110が搬送方向に並べられ、その上に載せられた荷物Mが搬送用スラット110の移動によって搬送される。このときスラットコンベヤ100上の荷物Mは、矢印U方向、すなわち図6の主レール120に沿った搬送用スラット110の移動方向に送られ、仕分けの必要がある場合には、分岐搬送路200の方向へ搬送方向の切り換えが行われる。搬送方向の切り換えは、分岐搬送路200への分岐位置に設けられた荷物仕分切換装置150によって行われる。
スラットコンベヤ100では、通常、荷物Mに対する誘導部材の移動シューHが主レール120に沿って移動しており、仕分けのために搬送方向を切り換える場合、移動シューHの移動方向が切り換え位置に設けられた分岐レール130へと切り換えられる。荷物仕分切換装置150は、こうした移動シューHの移動方向の切り換えを行うものであり、移動シューHの進路方向を主レール120から分岐レール130に切り換えるためのものである。そして、荷物仕分切換装置150によって移動シューHの移動方向が切り換えられれば、誘導部材である移動シューHに案内された荷物Mがスラットコンベヤ100上を斜行して分岐搬送路200へと送られる。
ここで図7及び図8は、荷物仕分切換装置150の構造を示した図であり、特に図7は、荷物が主レール120に沿ってスラットコンベヤ100上を直進する場合を示しており、図8は、荷物を分岐搬送路200へと切り換えて送る場合を示している。なお、図7及び図8に示す荷物仕分切換装置150は、図6に示したスラットコンベヤ100の裏側から見た状態を示しているため、図6とは向きが左右上下逆になっている。
荷物仕分切換装置150は、主レール120を構成する上流の主レール121と下流の主レール122との間に、切換ブロック153とその切換ブロック153に軸支された切換レール154が設けられている。切換ブロック153の下流側には主レール120の他に分岐レール130も接続され、切換レール154の操作によって移動シューH(の支軸部分h。以下、「移動シューh」とする)の移動が切り換えられるようになっている。
切換レール154の操作にはベース部材158に固定されたエアシリンダ151が使用され、切換レール154は、そのピストンロッド152先端に連結部156を介して連結されている。エアシリンダ151のピストンロッド152が図8の矢印Y1方向に伸長作動すると、切換レール154が支軸155を中心として図面下方に揺動し、移動シューhが上流の主レール121から切換レール154を介して分岐レール130に沿って移動することになる。一方、エアシリンダ151のピストンロッド152が図7の矢印Y3方向に収縮作動した場合には、切換レール154が支軸155を中心として矢印Y4方向に揺動し、移動シューhは切換レール154及び下流の主レール122をそのまま直進して移動する。従来の荷物仕分切換装置150では、こうしてエアシリンダ151の駆動により搬送の切り換えが行われている。
特開平6−227649号公報
ところで、荷物仕分切換装置150にエアシリンダ方式を採用した場合には、エアシリンダ151を伸縮作動させるための動作回路が組まれている。この回路はバルブの通電によってエアシリンダ151が作動するので、ONしてから電流の立ち上がりがあって電磁バルブが開く。そして、エアコンプレッサから圧縮エアが供給されてピストンロッド152の伸縮が行われる。従って、従来の荷物仕分切換装置150は、動作が多いために応答性が悪く、高速化が困難であったり、低温時には圧縮エアによる動きにバラツキが生じてしまう欠点があった。
一方、エアシリンダ方式を採用した荷物仕分切換装置の他にも、例えば図9に示すような電磁石及び永久磁石を用いたものがある。この荷物仕分切換装置250は、電磁石251を通電することにより、主レール220の上流側に沿って進行してきたローラRaを引き寄せ、更に永久磁石252がローラRaを吸着して主レール220から分岐レール230に沿って移動させるようにしたものである。しかし、このような構成の荷物仕分切換装置250は、永久磁石252の磁気を相殺するための消磁用のコイル(図示せず)を設ける必要があり、工場が停電した場合には消磁用のコイルが動作せず、正常に動作しない欠点があった。また、電磁石及び永久磁石を用いた仕分けコンベヤ切換装置として、例えば前記特許文献1として挙げた特開平6−227649号公報に示すものがあるが、電磁石及び永久磁石を用いており、条件出しをする要因が多く、調整やメンテナンスが難しい問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、切り換え速度を向上させた荷物仕分切換装置を提供することを目的とする。
本発明の荷物仕分切換装置は、上流の主レールと下流の主レール及び分岐レールとの間に、切換機によって揺動する切換レールを有し、上流の主レールに沿って移動してきた誘導部材を下流の主レールまたは分岐レールの一方に沿って移動するように、揺動した切換レールの案内によって切り換えて荷物の仕分けを行うものであって、前記切換機は、平行に突き立てられた部分を鉄心部として形成された略コ字状の固定子と、その鉄心部にそれぞれ巻回された第1コイル及び第2コイルと、固定子の略中央に鉄心部と平行に突設された永久磁石と、両方の鉄心部に掛け渡される長さであって永久磁石の中心線上に設けた支点により揺動可能な可動子とを有し、前記切換レールがその可動子に連結されたものであることを特徴とする。
また、本発明の荷物仕分切換装置は、前記可動子が、一方の端から他方の端までを最短距離で結んだ線上を外して軸部が設けられたものであることを特徴とする。
また、本発明の荷物仕分切換装置は、前記可動子が、吸引状態にある端部と固定子の鉄心部とが非接触状態になるように設けられたものであることを特徴とする。
更に本発明の荷物仕分切換装置は、前記永久磁石と可動子との間にはギャップが設けられ、その永久磁石には可動子側に先細り形状の磁性材が固定されたものであることを特徴とする。
こうした本発明の荷物仕分切換装置では、可動子の一端が鉄心部に接近し、他端が鉄心部から離れるように傾いている。そして、可動子が接近している側の鉄心部に巻回された第1コイルに通電が行われると、その鉄心部には永久磁石による磁力線とは逆向きに磁界が発生して、可動子を傾かせていた磁力が消磁する。そのため、永久磁石による磁石磁場が、第2コイルが巻回された固定子の突起部側へと切り換わり、その突起部と可動子端部との間に吸引力が作用する。この永久磁石による磁石磁場の切り換わりによって可動子は揺動し、連結された切換レールも揺動して下流の主レールと分岐レールとの間で切り換えられる。これにより、上流の主レールに沿って移動してきた誘導部材は、前述した切換によって移動方向が切り換えられる。
よって、本発明は、切換機の構成に高い磁力を有する永久磁石を使用し、その磁気の流れ(方向)をコイルによって発生する磁界を利用して制御するようにしたので、切り換え速度を向上させた荷物仕分切換装置を提供することが可能になった。
また、本発明では、一方の端から他方の端までを最短距離で結んだ線上を外して軸部を設けたので、可動子内の磁路が短く、応答性が良い。更に、可動子と鉄心部とを非接触としたり、永久磁石と可動子との間にギャップを設けるなどしているので、応答性が良くなっている。
次に、本発明に係る荷物仕分切換装置いついて、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1及び図2は、本実施形態の荷物仕分切換装置を示した図である。本実施形態の荷物仕分切換装置50は、前述した従来例の荷物仕分切換装置150に換えて、図6に示すスラットコンベヤ100に用いられるものである。そして、図1が、スラットコンベヤ100上を直進させて荷物を搬送させる状態を示しており、図2が、荷物をスラットコンベヤ100から分岐搬送路200へ送って仕分けを行う場合の仕分け状態を示している。なお、図1及び図2に示す荷物仕分切換装置50は、図6に示したスラットコンベヤ100の裏側から見た状態を示しているため、図6とは向きが左右上下逆になっている。
先ず、分岐部分の構成は、主レール120を構成する上流の主レール121と下流の主レール122との間に、切換ブロック153とその切換ブロック153に軸支された切換レール154が設けられている。切換ブロック153の下流側には主レール120の他に分岐レール130も接続され、切換レール154の操作によって移動シューH(の支軸部分h。以下、「移動シューh」とする)の移動方向が切り換えられるようになっている。これにより、主レール121に沿って送られた移動シューhは、その移動方向が切換レール154の揺動によって、切換ブロック153の図面上辺又は下辺の一方に沿って進むように切り換えられる。そして、切換ブロック153の上辺は主レール122に連続し、切換ブロック153の下辺は分岐レール130に連続している。
本実施形態の荷物仕分切換装置50は、移動シューhの進路を決定する切換レール154の揺動操作を行うものとして、シーソ型ソレノイド方式を採用した切換機10が用いられている。ここで図3は、切換機10を示した図であり、特に図(a)〜図(d)にかけて切換レール154を揺動させる切り換えの原理を示している。
切換機10は、電磁軟鉄等の磁性材料からなるコの字をした固定子11を有し、その両側に突き立てられた鉄心部11a,11bに筒状に巻回された一対の第1コイル13と第2コイル14とが設けられている。固定子11には、鉄心部11a,11bの中間にあって、平行に突き立てられた永久磁石12が一体に形成されている。永久磁石12は、固定子11に対して当接した下側がS極に着磁され、反対に突き上げられた上側がN極に着磁されている。そして、この切換機10では、N極が着磁された永久磁石12の上端面中央を支点位置として、シーソの様に左右が揺動する可動子15が軸支されている。可動子15は、分岐レール154と一体に形成されており、切換ブロック153に設けられた支軸155によって軸支されている。
可動子15は、固定子11の鉄心部11a,11bに掛け渡される長さ直線形状の板材であって、その中央上側に軸16を通す支持部15aが形成されている。本実施形態では、可動子15内の磁路を短くすべく、左右のR端とL端とを最短距離で結んだ直線上に支軸155が位置しないようにしている。R端とL端との中間に支軸155が存在すると、そこを回避するようにして磁気がながれるため磁路が長くなり、応答性が悪くなるからである。
切換機10には、永久磁石12の上端に磁性材からなる山形の磁性材17が固定され、可動子15は、この磁性材17には非接触状態で支軸155の軸芯が永久磁石12の中央線と重なる位置に配置されている。そして、この切換機10において、その可動子15が図3(a)に示すように鉄心部11aへ傾いているときは、図1に示すように分岐レール130が分岐ブロック153の図面下側に移動シューhを案内し、逆に可動子15が図3(d)に示すように鉄心部11bへ傾いているときは、図2に示すように分岐レール130が分岐ブロックの図面下側に移動シューhを案内するようになっている。
切換機10は、先ず第1コイル13および第2コイル14に対して非通電時には、永久磁石12の磁石磁場のみが作用し、その磁力線が、図3(a)に破線の矢印C1で示すように、永久磁石12のN極から可動子15を通り、固定子11の鉄心部11aを回って永久磁石12のS極へと戻るように流れる。このように非通電時の可動子15は、そのR端が鉄心部11aに接近し、反対のL端は鉄心部11bから離れるように傾いている。これが図6に示すスラットコンベヤ100上を荷物が進む通過状態、すなわち図1に示すように移動シューhが真っ直ぐに移動する状態である。可動子15のR端とL端は、固定子11の突起部11a,11bの先端とは接触しないように構成されている。接触してしまうと、可動子15と固定子11との間で磁力による吸着力が大きくなって、切り換え時の応答が悪くなるからである。
続いて、荷物の仕分けを行うため荷物仕分切換装置50に切り換え動作を行わせるには、第1コイル13に通電が行われる。図3(b)は、そうした通電初期状態を示している。第1コイル13に通電が行われると、固定子11の鉄心部11aには永久磁石12による磁力線C1とは逆方向に実線で示す矢印の向きに磁界C2が発生する。こうした固定子11の鉄心部11aでは、第1コイル13のコイル磁場が永久磁石12の磁石磁場と相反しているため、図3(a)に示す非通電状態では、磁石磁場が可動子15が図示する傾きを保持する保持力として働いていたが、第1コイル13への通電によって保持力が消失される。すなわち、図3に示すように、第1コイル13側のコイル磁場の発生によって磁力線C1が相殺される。
こうした磁石磁場の相殺により、可動子15に作用していた図面右回転のトルクは、反対の図面左側の回転力へと移行する。そして、永久磁石12による可動子15のR端と固定子11の突起部11aとを吸引する磁力が消磁して、逆に図3(c)に示すように、永久磁石12による磁力線C3の磁石磁場が固定子11の突起部11aから突起部11b側へと切り換わり、その突起部11bと可動子15のL端との間に吸引力が作用する。こうした永久磁石12による磁石磁場の切り換わりによって、可動子15は支軸155を支点に左右が揺動し、図3(d)に示すようにL端が突起部11b側に接近する傾きに切り換えられる。
従って、第1コイル13に対する通電によって可動子15が揺動すると、荷物仕分切換装置50は、図2に示すように可動子15と一体の切換レール154が下方に揺動する。これにより切換レール154の先端が出口123の図面下側に位置するため、主レール121の出口123を通過した移動シューhは、切換レール154及び切換ブロック153の図面上辺に沿って案内される。こうすることにより、図8に示すよう移動シューHが搬送用スラット110の移動方向に対して斜行するよう進路を変え、荷物Mは移動シューHに押されるようにしてスラットコンベヤ100上を同様に斜行し、分岐搬送路200へと送られる。
そして、スラットコンベヤ100から分岐搬送路200への荷物Mの仕分けを終了すると、切換機10には逆の第2コイル14に通電が行われる。すると、今度は永久磁石12による磁石磁場と、第2コイル14によるコイル磁場とが作用して可動子15が揺動し、図3(a)に示す向き傾く。このとき切換機10は、図1に示すように切換レール154が上方に揺動する。これにより切換レール154の先端が出口123の図面上側に位置するため、主レール121の出口123を通過した移動シューhは、切換レール154及び切換ブロック153の図面下辺に沿って案内される。すなわち、図8に示すスラットコンベヤ100では、移動シューHが主レール120をそのまま直進するため、荷物Mは、移動シューHに関係なく搬送用スラット110の送りに従って真っ直ぐに搬送される。
ところで、図3(a)〜(d)のように可動子15を傾ける場合、第1コイル13には一定時間だけ通電が行われる。このとき、コイル磁場と磁石磁場12の磁石磁場とが相殺し、図3(d)に示す状態に切り換えられるが、その後も更に第1コイル13への通電が続けられると、突起部11aと可動子15のR端との間に吸引力が作用する。そして、この吸引力が磁石磁場による突起部11bとL端とを吸引させる吸引力より大きいと、再び可動子15を図3(a)の状態に戻す方向にトルクが発生する。相殺状態による磁石磁場の移行により発生した第2コイル14側への回転トルクに、第1コイル13へ吸引させる逆向きの回転トルクが影響を及ぼすからである。従って、第2コイル14側への可動子15の移動量が少ない場合に第1コイル13側のコイル磁場が大きくなると、吸引力の影響が大きくなり、トータルとして第2コイル14側に傾いていたトルクが第1コイル13に傾く力に変わってしまう。そのため、可動子15の適切な揺動を制御するには、第1、第2コイル13,14への通電時間を管理する必要がある。
切換機10は、永久磁石12による磁石磁場をコイル13又は14によるコイル磁場で相殺することにより切り換えて可動子15を揺動させている。そこで、揺動を素早くして応答時間をより短くするための構造についてシュミレーションを行った。具体的には、(1)永久磁石12の幅、(2)永久磁石12と可動子15とのギャップ、(3)永久磁石12上端に磁性材を取り付けることの有無とその磁性材の形状について考慮し、様々なパターンでコイル13又は14への通電電圧を変化させて応答時間を算出した。図4は、最も応答時間について良い結果がえられた切換機10Xの構造を示した図である。そして、図5は、その切換機10Xに関する計算結果をグラフにして示した図であり、横軸に通電電圧を示し、縦軸に応答時間を示している。この切換機10Xは、永久磁石12xは、比較したものの中での幅が大きく、可動子15xとの間にギャップを設け、その頂部には階段状の凸部をした磁性材18xを有している。
ところ、シュミレーション結果からは次のようなことが分かった。先ず、単純に永久磁石12の幅だけを変えて比較した場合、広いものよりも狭いものの方が、低電圧での応答時間が短かった。しかし、ギャップ設けて磁性材を有するものを比べた場合、必ずしもそのような結果にはならなかった。通電電圧によっては、幅の大きいものの方が応答時間の短いものがあった。一方、永久磁石12と可動子15との間の関係は、ギャップがあるものの方が応答時間が短く、更に磁性体を有するもののほうが時間短縮には効果的であった。更に、磁性体の形状も段階的に先細りになる階段形状が有効であることがわかった。こうして得られたシュミレーション結果から、図4に示す切換機10Xが得られた。
以上、荷物仕分切換装置について一実施形態を示して説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々は変更が可能である。
荷物仕分切換装置の一実施形態について、荷物を直進方向に搬送させる状態を示した図である。 荷物仕分切換装置の一実施形態について、荷物を分岐方向に搬送させる状態を示した図である。 荷物仕分切換装置の一実施形態について、その切換機を示した図である。 シュミレーションを行ったうち、最も応答時間について良い結果がえられた切換機の構造を示した図である。 シュミレーションを行ったうち、最も応答時間について良い結果がえられた切換機について、その計算結果をグラフにして示した図である。 スラットコンベヤを示した平面図である。 従来の荷物仕分切換装置について荷物を直進方向に搬送させる状態を示した図である。 従来の荷物仕分切換装置について荷物を分岐方向に搬送させる状態を示した図である。 電磁石及び永久磁石を用いた従来の荷物仕分切換装置を示した図である。
符号の説明
10 切換機
11 固定子
11a,11b 鉄心部
12 永久磁石
13,14 コイル
15 可動子
17 磁性材
50 荷物仕分切換装置
120(121,122,) 主レール
130 分岐レール
153 切換ブロック
154 切換レール
155 支軸
H,h 移動シュー

Claims (4)

  1. 上流の主レールと下流の主レール及び分岐レールとの間に、切換機によって揺動する切換レールを有し、上流の主レールに沿って移動してきた誘導部材を下流の主レールまたは分岐レールの一方に沿って移動するように、揺動した切換レールの案内によって切り換えて荷物の仕分けを行う荷物仕分切換装置において、
    前記切換機は、平行に突き立てられた部分を鉄心部として形成された略コ字状の固定子と、その鉄心部にそれぞれ巻回された第1コイル及び第2コイルと、固定子の略中央に鉄心部と平行に突設された永久磁石と、両方の鉄心部に掛け渡される長さであって永久磁石の中心線上に設けた支点により揺動可能な可動子とを有し、前記切換レールがその可動子に連結されたものであることを特徴とする荷物仕分切換装置。
  2. 請求項1に記載する荷物仕分切換装置において、
    前記可動子は、一方の端から他方の端までを最短距離で結んだ線上を外して軸部が設けられたものであることを特徴とする荷物仕分切換装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する荷物仕分切換装置において、
    前記可動子は、吸引状態にある端部と固定子の鉄心部とが非接触状態になるように設けられたものであることを特徴とする荷物仕分切換装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する荷物仕分切換装置において、
    前記永久磁石と可動子との間にはギャップが設けられ、その永久磁石には可動子側に先細り形状の磁性材が固定されたものであることを特徴とする荷物仕分切換装置。
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