JP2005119414A - 乗用草刈機のhst取付構造 - Google Patents

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簾史 後藤
Takashi Okamoto
傑 岡元
Katsutoshi Akamatsu
克利 赤松
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Abstract

【課題】従来、機体走行時にHSTの油圧ポンプや油圧モータ、或いはこれらを接続する配管部材が障害物に接触したり、引っ掛からないよう保護する場合は、これら保護部品のため、メンテナンス時の点検、着脱操作が行い難くなるという課題があった。
【解決手段】乗用芝刈機1の機体左右に前後方向に延設する第一フレーム6,6を設け、該第一フレーム6,6の左右外側部に、上方を開放した箱型ブラケット23,23を設ける。同ブラケット23,23の外側面の内側にHST24の油圧モータ27を収納し、前記外側面の外側に後輪支持ケース29を取り付ける。また前記一対のHST24,24の油圧ポンプ25,25を、伝動ケース18に対し前後方向に沿わせて取り付け、前記油圧ポンプ25,25を前記第一フレーム6の左右一側に寄せた状態で前記伝動ケース18を左右第一フレーム6,6間に橋渡し状に支持する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、芝や草を刈り取る乗用芝刈機に関し、詳しくは前後輪間にモアを備え、その場で芯地旋回が可能なゼロターン式モアと呼ばれている乗用芝刈機に関するものである。
機体後部にエンジンを搭載すると共にこのエンジンの回転動力を左右一対のHST式静油圧式無段式変速装置に伝え、左右一対の変速用操向レバーを前後方向に操作して左右の後輪を夫々独立的に正転若しくは逆転させて機体を前後進させ、あるいは相互逆向きに回転させて機体を芯地旋回させるようにした乗用芝刈機が知られている(例えば特許文献1)。
特開2000−270652号公報
前記従来の乗用芝刈機では、走行用伝動装置としてHST式無段変速装置を採用する構成が示されているが、前記HST式無段変速装置を用いる場合は、これら油圧ポンプと油圧モータ自体、或いはこれらを接続する配管部材を適所に配置して、生産時の組み付け作業や、メンテナンス時の点検、着脱操作が容易に行える構成が望まれる。
しかしながら、前記油圧機器、或いはこれらを接続する配管部材を外部に晒す構成とすると、走行時に障害物に接触したり、引っ掛かりが生じて、これらを損傷する恐れが生じる。
この発明は前記問題点に鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明では、エンジン4の回転動力を受けて駆動される一対のHST式無段変速装置24,24と、これらの無段変速装置24,24によって正転方向あるいは逆転方向に回転駆動される左右一対の後輪3,3と、後輪3,3の前方にあって機体に昇降自在に連結されるモア33と、モア33の前部を支える前輪2,2とを備えた乗用芝刈機において、
前記機体の左右に前後方向に延設する第一フレーム6,6を設け、該第一フレーム6,6の左右外側部に、上方を開放した箱型ブラケット23,23を設けると共に、同ブラケット23,23の外側面の内側に前記前記無段変速装置24の油圧モータ27を収納し、前記外側面の外側に前記油圧モータ27の出力回転を入力する後輪支持ケース29を取り付けたことを特徴とする乗用草刈機のHST取付構造とした。
(請求項1の作用)
以上のように構成した請求項1の発明では、前記HST式無段変速装置24の油圧モータ27は、箱型ブラケット23にて前後、及び下側が保護され、内側は第一フレーム6で保護される。そして、生産時やメンテナンス時に油圧モータ27を組み付け、または点検着脱する場合は、上方から取り扱う。
また請求項2の発明では、前記一対のHST式無段変速装置24,24の油圧ポンプ25,25を、エンジン4の回転動力を入力する伝動ケース18に前後方向に沿わせて取り付け、前記油圧ポンプ25,25を前記第一フレーム6の左右一側に偏位させた状態で前記伝動ケース18を第一フレーム6,6の左右間に橋渡し状に支持したことを特徴とする請求項1に記載の乗用芝刈機のHST取付構造とした。
(請求項2の作用)
以上のように構成した請求項2の発明では、油圧ポンプ25,25と伝動ケース18の左右両側は第一フレーム6で保護され、またこれら一体部品を、第一フレーム6に橋渡して支持する。そして、前記油圧ポンプ25,25を組み付けたり、メンテナンスする時には、車両の一側で取り扱う。
また請求項3の発明では、前記左右第一フレーム6,6の上位には、車体前後方向に配設する左右第二フレーム5,5を配し、同フレーム5,5に前記油圧モータ27,27の出力回転を操作する操作レバー30,30を支持すると共に、前記第一フレーム6,6と第二フレーム5,5とを連結部材8,8を介して着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用芝刈機のHST取付構造とした。
(請求項3の作用)
以上のように構成した請求項3の発明では、生産時、左右夫れ夫れの第二フレーム5,5に油圧モータ27,27の回転出力を変更操作する夫れ夫れの操作レバー30,30を取り付け、連結部材8を介して第一フレーム6に着脱自在に取り付ける。またメンテナンス時には、前記連結部材8から第二フレーム5を取り外し、操作レバー側、或いは下位の第一フレーム6に取り付けた油圧機器の上方を外部に曝して点検調整する。
これにより、請求項1の発明では、前記HST式無段変速装置25の油圧モータ27は、上方を開放した箱型ブラケット23にて前後及び下側が保護され、また内側も第一フレーム6で保護されるので、走行時に障害物に接触して破損する恐れが無い。また、箱型ブラケット23は上方を開放しているので、例えば車体下方に潜り込んで前記油圧モータ27を着脱操作する構成と比較して、生産時の組み付けやメンテナンス時の点検、着脱作業を楽な姿勢で行える。
また請求項2の発明では、請求項1の効果に加え、HST油圧ポンプ25と伝動ケース18とから成る一体部品も、その両側が第一フレーム6,6にて保護されるので、障害物との接触を極力低減し破損を防止することができる。また油圧ポンプ25,25は、第一フレーム6,6の中心に対して偏位して位置するので、左右一側で生産時の組み付け作業やメンテナンス作業を行うことができるので、取扱いが容易である。
また請求項3の発明では、請求項1または請求項2の効果に加え、操作系となる操作レバー30,30と作動系となる油圧ポンプ25及び油圧モータ27を別フレームにて組み付け、両フレーム6,5を連結部材8に対して着脱自在に構成したので、生産時の組付け、及びメンテナンス時の点検着脱も簡単である。
以下、この発明を乗用芝刈機に搭載した形態を図面に基づいて説明する。
乗用芝刈機1は、図1と図2に示すように、前輪2,2と後輪3,3を備え、前輪2,2は非駆動タイプのキャスタ転輪で構成され、後輪3,3はエンジン4の回転動力をHST式無段式変速装置(以下、HST24)を介して駆動すると共に、前記前後輪間に3枚のブレード46,46,46を有するモア33を備える構成となっている。
乗用芝刈機1のフレーム構成について説明すると、同芝刈機1には、側面視において、車体後部に前後方向に配され且つ後述する伝動ケース18及びHST24の油圧ポンプ25を支持する左右一対の第一フレーム6,6と、この第一フレーム6の上位に配され、操作レバーとなる操向変速レバー30や作動油タンク58や燃料タンク57を支持する左右一対の第二フレーム5,5と、前記第一フレーム6の前端に連結され、前輪2,2を支持する左右一対の第三フレーム47を備える構成となっている。
前記第一フレーム6は、図2と図3に示すように、左右間に複数の左右フレーム69,69…を架け渡して四角枠状に構成し、このフレーム後部にはエンジン4を防振具7,7を介して弾性的に支持する構成となっている。またエンジン4はその上方にマフラー9とエアクリーナ10を備え、側面視では、後輪3,3の車軸3a,3aよりも後方に位置している。
また、エンジン4の後方には吸引ファン12、ラジエータ13、オイルクーラ14がこの順番で設けられている。
そして、前記エンジン4、マフラー9、エアクリーナ10、ラジエータ13等はボンネット16で覆い、このボンネット16は後下部に設けた支点P1を中心として前側が大きく開放できるように構成している。またボンネット16の後面にはスリット状の外気取入口16aを設け、この外気取入口16aから冷たい外気をボンネット16内に取り込んでエンジン4廻りのマフラー9やエアクリーナ10といった補器類を冷却するようにしている。
また前記エンジン4と吸引ファン12の中心は、前記ラジエータ13の中心、即ち前記第一フレーム6,6の左右巾中心に対して左右一側へ所定距離tだけオフセットして取り付けるようにしている。言い換えると、吸引ファン12とエンジン4を、後述するモア33の草吐出口とは反対側に変位させることによって刈草や埃のラジエータ13等への吸い込みを少なくするようにしている。
また前記第一フレーム6のエンジン4の前方には、伝動ケース18を設け、伝動ケース18に設けた入力軸19とエンジン4側の出力軸20とを自在継手軸22で連結するようにしている。また前記伝動ケース18は、この側部前後に一対のHST24,24の油圧ポンプ25,25を前後方向に一体的に設け、これら一体部品を前記左右第一フレーム6,6間に、前記油圧ポンプ25,25が前後方向に沿って且つ左右一方のフレーム6側に偏位させた状態で連結ステー6s,6sを介して支持する構成となっている。
また、第一フレーム6の中間部外側には、上方を開放した箱型ブラケット23を溶接して取り付け、この外側面23s内側に前記HST24の油圧モータ27を複数のボルトにて取り付けると共に、同外側面23sの外側に後輪3,3の駆動軸を支持する後輪支持ケース29を複数のボルトにて取り付ける構成となっている。
これにより、前記油圧モータ27の出力軸27sを前記外側面23sを貫入させて支持ケース27内の後輪支持軸3a、即ち後輪3等を駆動する構成となっている。
また前記HSTポンプ25とモータ27は、第一フレーム6の上方を迂回させた配管部材H1,H2で油路を連通する構成となっている。
以上のように構成したHST式無段変速装置25では、油圧モータ27は、上方を開放した箱型ブラケット23にて前後及び下側が保護され、また内側も第一フレーム6で保護されるので、走行時に障害物に接触して破損する恐れが無い。また、箱型ブラケット23は上方を開放しているので、例えば車体下方に潜り込んで前記油圧モータ27を着脱操作する構成と比較して、生産時の組み付けやメンテナンス時の点検、着脱作業を楽な姿勢で行える。
またHST油圧ポンプ25と伝動ケース18とから成る一体部品も、その両側が第一フレーム6,6にて保護されるので、障害物との接触を極力低減し破損を防止することができる。また油圧ポンプ25,25は、第一フレーム6,6の中心に対して偏位して位置するので、左右一側で生産時の組み付け作業やメンテナンス作業を行うことができるので、取扱いが容易である。
また更に、油圧ポンプ25と油圧モータ27を接続する配管部材H1,H2も、第一フレーム6よりも上方に位置するので、前記HSTポンプ25、モータ27同様に、これら配管部材H1,H2も上方から取り扱うことができるので、組み付け、メンテナンス作業が行い易い。
また前記第二フレーム5,5は、図4乃至図6に示すように、前記第一フレームよりも上位で前後方向に配設され、この左右間を二本の連結フレーム5s,5sで連結して枠状に構成している。またこの第二フレーム5,5の左右各前部には、操向変速レバー30を摩擦材を介して回動自在に支持し、この左右夫れ夫れの回動基部を、回転アーム35(34)、ロッド部材41(40)、トラニオン軸操作アーム38(37)など機械的連動機構を介して前記HST油圧ポンプ25のトラニオン軸31,31に連結する構成となっている。
これにより、操向変速レバー30,30の操作で左右のHSTポンプ25,25の斜板(図示省略)の角度を夫れ夫れ独立して調節することによって油圧モータ27,27の回転数と回転方向を変更する構成となっている。
詳しくは、前記操向レバー30は、対向して設けられた2本の操向変速レバー30,30を機体が停止した中立位置から前方に倒すとトラニオン軸31が正転方向に回されて機体は前進し、反対に中立位置から後方に引き戻すと前記トラニオン軸31が逆転方向に回転させられて機体は後進する。左右の操向変速レバー30,30を互いに逆向きに操作すると一方のトラニオン軸31は正転、他方のトラニオン軸31は逆転して、その場で芯地旋回が行なえるようになっている。なお、図6で示すように、前記2本の操向変速レバー30,30を中立位置において操向方向とは直交する方向で両者が遠ざかるように横に倒すことができるようになっており、そのように倒すと操向変速レバー30,30の間隔が広がり乗降が容易になる。
また、前記伝動ケース18の前部にはPTO軸42が前方へ向けて突出軸架され、前後輪2,2,3,3間に介装されたモア33側の入力軸と、前記PTO軸42との間には自在継手軸45が介装連結される。
また前記モア33は、そのデッキ33a内に3枚の刈刃36,36,36を備え、前記PTO軸42からの動力を得るとこれらの刈刃36,36,36が全て時計方向に回転して芝や草を刈り取る。またモアデッキ33aの右外側方には刈った芝や草を排出する刈草排出口が設けられ、刈り取られた草はこの排出口48から外側方へ排出させるようにしている。
また前記モアデッキ33aは前記第一フレーム6,6の前部に連結した第三フレーム47,47に平行リンク機構41,41を介して昇降自在に支持され、機体前部に設けた油圧シリンダー42に作動油を供給あるいは排出するとモアデッキ33a全体が地面に対して略平行に上下するように構成している。
次に図1と図7に基づいて車体左右に配置した燃料タンク57と作動油タンク48の取付構成について説明する。
前記燃料タンク57は、操縦席28の左側方に設けられ、前記第一フレーム6を利用して剛性を有するブラケット部材を介して支持され、側方から見ると、燃料タンク47の底部は後方に至るほど地面から遠ざかるように後上がりに傾斜させている。また燃料タンク57の上方は左側フェンダー50によって覆われ、フェンダー50の上面から給油口52だけが覗くように構成している。また前記フェンダー50の後部側面形状はボンネット16前側下部の側面形状と略一致するようにしている。
一方、作動油タンク58は、燃料タンク47の左右反対側、換言すると前記HST油圧ポンプ25,25側に設けられている。作動油タンク58は、図7に示すように、この上面と外面と下面を有する「コ」の字状の外プレート58aと、前面と後面と内面を有する「コ」の字状の内プレート58bとを、長方形状の箱型に構成すべく双方を嵌め込んで溶接により固定する構成となっている。また前記外プレート54aは、前記HSTモータ27を内装する箱型ブラケット23上部の連結ステー21aを介してボルトで締め付け固定する。また前記内プレート58bには、車体内側に向かう鍔部21bが形成され、この鍔部21bを前記第二フレーム5の外側面にボルトにより締め付け固定する構成となっている。
これにより、前記作動油タンク58は、第一フレーム6と第二フレーム5との間に亘って、箱型ブラケット23、連結ステー21a、更に内プレート54bの鍔部21bを介して着脱自在に連結支持する構成となっている。
更に前記作動油タンク58の後方には、図1に示すように、バッテリー63が設けられ、作動油タンク58とバッテリー63の重量分が左側の燃料タンク57の重量とバランスするように構成している。
また、前記燃料タンク57側の第一フレーム6と第二フレーム5は、連結部材となる上下方向の上下フレーム8にてボルトナットの締付け、解除により着脱自在に連結する構成となっている。
以上のように構成した芝刈機1では、第二フレーム5,5に操作系となる操作レバー30,30を組み付け、第一フレーム6,6に作動系となる油圧ポンプ25及び油圧モータ27を組み付けることができ、また、両フレーム6,5を作動油タンク58または上下フレーム8を介して着脱自在に構成したので、各部を別々に完成した後、双方を組み付けたり、点検作業に応じて第二フレーム5を第一フレーム6から取り外すことができるので、生産時及びメンテナンス時の組付け操作も簡単である。
尚、前記燃料タンク57も、前記作動油タンク58の構成及び取付構成と同様にして、第一フレーム6と第二フレーム5との間に亘って支持する構成としても良い。
次に図8に基づいて前記乗用芝刈機1の油圧回路について説明する。
前記乗用芝刈機1では、エンジン4からメインポンプP1とHST回路のチャージポンプを兼ねるサブポンプP2を駆動する構成となっている。
前記メインポンプP1では、前記作動油タンク48から作動油をフィルターFを介して吸い込み、モア昇降用コントロールバルブ43へ送り出す構成となっている。また前記コントロールバルブ43内には、前記第二フレームに支持したモア昇降レバー(図示省略)により油路を切り替える切替弁44と、リリーフバルブ45を内装し、前記切替弁44の油路切替操作により、モア昇降用油圧シリンダ42へ圧油を給排する構成となっている。
またサブポンプP2は、前記メインポンプP1同様に、作動油を作動油タンク48からフィルターFを介して吸い込み、PTOクラッチ入切用切替制御弁46の切替操作を介して油圧式PTOクラッチ51のクラッチピストンへ連通する構成となっている。これにより、前記ピストンを伸長させると、クラッチ51が入りとなり、前記芝刈用のブレード46,46,46が回転し、同ピストンを短縮するとクラッチ51が切りとなり、ブレード46,46,46が停止する構成となっている。
また前記サブポンプP2とPTOクラッチ入切用切替制御弁46間の油路には、優先弁51を有する優先回路を備え、前記油路に圧が立つとこの一部の油圧を左右後輪3,3を駆動するHST24,24の油圧回路へ送り込む構成、即ちHST回路へのチャージ油路としている。
また前記HSTの取付構成の別形態としては、図9に示すように、前記箱型ブラケット23の外側面23sの外側に後輪支持ケース29をボルトにより取り付け、更に同外側面23sの上部に切欠部を構成して、前記モータ27をこの切欠部に挿通させた状態で後輪支持ケース29の内側に直接取り付ける構成としても良い。
これにより、後輪支持ケース29とモータ27とを一体部品として取扱うことができるので、前記後輪支持ケース29と油圧モータ28を夫れ夫れ箱型ブラケット23の外側面23sの表裏に取り付ける形態と比較して、生産時やメンテナンス時の組付作業が行い易い。
尚、前記図9中では、前記図8における作動油タンク48からメインポンプP1のサクション油路と、同作動油タンク48からサブポンプP2へのサクション油路とを同一の配管部材H3にて構成し、更に左右の油圧モータ27,27のドレン用油路と前記サブポンプP2のドレン油路とを同一の配管部材H4に合流させてこれらのドレン油を作動油タンク48へ返還する構成としている。また更に前記サクション系とドレン系の両配管部材H3,H4を左右の2本のステー部材70,70を介して一体的に構成し、これらステ−部材70,70を前記第一フレーム6,6間を橋渡した連結フレーム71にボルトにより着脱自在に取り付ける構成となっている。
これにより、夫れ夫れのサクション系の油路とドレン系の油路とを集約し、配管構成が単純化されて部品コストを削減することができる上、複数のサクション系配管及びドレン系配管を夫れ夫れ別体で取り扱うことが無く、生産時やメンテナンス時の取扱い性が良い。
乗用芝刈機全体の側面図である。 第一フレームと各機器の配置を示す乗用芝刈機の平面図である。 要部平面図である。 第二フレームの平面図である。 要部側面である。 操向レバーの支持構成を示す拡大側面図である。 作動油タンクの構成を示す斜視図である。 乗用芝刈機の油圧回路図である。 一部別形態を示す要部の平面図である。
符号の説明
1 乗用芝刈機
2 前輪
3 後輪
4 エンジン
5 第二フレーム
6 第一フレーム
8 連結部材(上下フレーム)
57 燃料タンク
58 作動油タンク

Claims (3)

  1. エンジン4の回転動力を受けて駆動される一対のHST式無段変速装置24,24と、これらの無段変速装置24,24によって正転方向あるいは逆転方向に回転駆動される左右一対の後輪3,3と、後輪3,3の前方にあって機体に昇降自在に連結されるモア33と、モア33の前部を支える前輪2,2とを備えた乗用芝刈機において、
    前記機体の左右に前後方向に延設する第一フレーム6,6を設け、該第一フレーム6,6の左右外側部に、上方を開放した箱型ブラケット23,23を設けると共に、同ブラケット23,23の外側面の内側に前記前記無段変速装置24の油圧モータ27を収納し、前記外側面の外側に前記油圧モータ27の出力回転を入力する後輪支持ケース29を取り付けたことを特徴とする乗用草刈機のHST取付構造。
  2. 前記一対のHST式無段変速装置24,24の油圧ポンプ25,25を、エンジン4の回転動力を入力する伝動ケース18に前後方向に沿わせて取り付け、前記油圧ポンプ25,25を前記第一フレーム6の左右一側に偏位させた状態で前記伝動ケース18を第一フレーム6,6の左右間に橋渡し状に支持したことを特徴とする請求項1に記載の乗用芝刈機のHST取付構造。
  3. 前記左右第一フレーム6,6の上位には、車体前後方向に配設する左右第二フレーム5,5を配し、同フレーム5,5に前記油圧モータ27,27の出力回転を操作する操作レバー30,30を支持すると共に、前記第一フレーム6,6と第二フレーム5,5とを連結部材8,8を介して着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用芝刈機のHST取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015063176A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 井関農機株式会社 作業車両

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