JP2005118896A - 真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法 - Google Patents
真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005118896A JP2005118896A JP2003353487A JP2003353487A JP2005118896A JP 2005118896 A JP2005118896 A JP 2005118896A JP 2003353487 A JP2003353487 A JP 2003353487A JP 2003353487 A JP2003353487 A JP 2003353487A JP 2005118896 A JP2005118896 A JP 2005118896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- way valve
- compressed air
- vacuum
- suction
- suction nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
【課題】 ノズル詰まりの検知のために吸着、搬送の時間が長くなることのない真空吸着装置及び吸着ノズル詰まり検知方法を提供する。
【解決手段】 吸着ノズル1が三方弁4に接続されており、前記三方弁4に真空源2と圧縮空気源3が排他的に選択可能に接続されている真空吸着装置16において、前記三方弁4と前記圧縮空気源3の間に流量計5を有し、前記流量計5の指示値と設計流量値を比較、判定する回路を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 吸着ノズル1が三方弁4に接続されており、前記三方弁4に真空源2と圧縮空気源3が排他的に選択可能に接続されている真空吸着装置16において、前記三方弁4と前記圧縮空気源3の間に流量計5を有し、前記流量計5の指示値と設計流量値を比較、判定する回路を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は電子部品を吸着、搬送する真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知技術に関するものである。
電子部品を吸着、搬送する真空吸着装置においては、吸着ノズルに樹脂クズ、半田クズ等の異物が吸い込まれ、ノズル詰まりを生ずることがあり、電子部品の吸着ミスや搬送位置ずれの原因となっている。
従来このノズル詰まりの対策として、図3に示すように吸着ノズル1と真空源2との間に圧力計13を設け、圧力変化によってノズル詰まりを検知する方法や、カメラ等を用いて光学的にノズル詰まりを検知する方法(図示せず)が行われている。しかし、圧力変化による検知方法は、計測値と設計圧力値の差が小さく誤検知を生じやすく、光学的な検知方法は、装置が複雑になったり構造上の制約が多い等の問題があった。
これに対し、図4に示すように、吸着ノズル1に接続する三方弁4と真空源2の間に流量計14を設け、吸引時の流量変化によってノズル詰まり検知を行う方法(特許文献1参照)が開示されている。
特許第3269041号公報(第2〜4頁、第4図)
しかしながら、前述の流量変化によってノズル詰まり検知を行う方法には、吸着、搬送の時間が長くなるという残された課題があった。
このことを図4及び図5を用いて説明する。図5は、吸着、搬送の動作を横軸に時間、縦軸に吸着ノズルの圧力をとって示したものである。時刻t1に図4の三方弁4が真空源2側に開くと圧力が次第に下がり、圧力、流量ともほぼ一定となる時刻t2に電子部品を吸着する。時刻t2に電子部品を吸着すると吸着ノズルの圧力は更に下がり、この状態で電子部品を所定の位置まで搬送する。時刻t3に図4の三方弁4が真空源2から圧縮空気源3に切り替わると圧力が急上昇して電子部品を開放し、時刻t4に圧縮空気源も閉とされると再び大気圧に戻る。
ここで、t1とt2の間の時間に前述の流量変化による詰まり検知が行われるため、その間、吸着ノズルは電子部品の吸着待ちの状態となり、吸着、搬送の時間が長くなる。
本発明の課題は、ノズル詰まりの検知のために吸着、搬送の時間が長くなることのない真空吸着装置及び吸着ノズル詰まり検知方法を提供することである。
本発明の請求項1記載の真空吸着装置は、吸着ノズルが三方弁に接続されており、前記三方弁に真空源と圧縮空気源が排他的に選択可能に接続されている真空吸着装置において、前記三方弁と前記圧縮空気源の間に流量計を有し、前記流量計の指示値と設計流量値を比較、判定する回路を有する。
本発明の請求項2記載の吸着ノズル詰まり検知方法は、三方弁と圧縮空気源の間に設けた流量計により真空吸着解除時の圧縮空気の流量を計測し、その流量と設計流量値を比較、判定することにより吸着ノズルの詰まりを検出する。
本発明の真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法によれば、電子部品の開放動作時に吸着ノズルの詰まりが検知できるため、ノズル詰まり検知のためだけの時間が不要となり、吸着、搬送の時間が長くなることがないという優れた産業上の効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照し、従来例と同一物には同一の符号を用いて説明する。また、図中、実線は配管系を、破線は電気配線系を、2重線は機械的結合を示している。
本発明の実施形態である真空吸着装置は、図1に示すように、吸着ノズル1が三方弁4に接続されており、前記三方弁4に真空源2と圧縮空気源3が排他的に選択可能に接続されている真空吸着装置16において、前記三方弁4と前記圧縮空気源3の間に流量計5を有し、前記流量計5の指示値と基準電圧発生回路7からの設計流量値を比較するコンパレータ6と、前記コンパレータ6の出力と三方弁4を駆動するサーボモータ8の回転角度を出力するエンコーダ9の出力からノズル詰まりを判定するアンド回路10を有する。
アンド回路のノズル詰まり異常の信号は、異常表示回路11と圧縮空気による異物吹き飛ばし動作等を行う異常処理回路12に出力される。
また、本発明の実施形態である吸着ノズル詰まり検知方法は、図1に示すように、三方弁4と圧縮空気源3の間に設けた流量計5により真空吸着解除時の圧縮空気の流量を計測し、その流量と設計流量値を比較、判定することにより吸着ノズル1の詰まりを検出する。
この動作を図1及び図2を用いて説明する。図2は、吸着、搬送の動作を横軸に時間、縦軸に吸着ノズルの圧力をとって示したものである。時刻t2に図1の三方弁4が真空源2側に開くと圧力が下がり、同時に電子部品を吸着する。この状態で電子部品を所定の位置まで搬送する。時刻t3に図1の三方弁4が真空源2から圧縮空気源3に切り替わると圧力が急上昇して電子部品を開放し、時刻t4に圧縮空気源も閉とされると再び大気圧に戻る。ここで、時刻t3に三方弁4が圧縮空気源3に切り替わる際の流量は、ノズル詰まりを生じている場合には小さく、ノズル詰まりが無い場合には大きい値となるため、設計流量値との比較によりノズル詰まりが検知できる。
本発明によれば、電子部品の開放動作を行っている時刻t3とt4の間にノズル詰まりを検知するため、ノズル詰まり検知のためだけの時間(従来例で説明した図5の時刻t1からt2迄の時間)が不要となり、吸着、搬送の時間が長くなることがない。
本発明の実施形態として、コンパレータとアンド回路を比較、判定回路例として例示したが、これに限定されるものではなく、比較、判定ができる回路であれば種々変更可能である。
尚、本発明の真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法は、上記の電子部品を想定した実施形態に限定されるものではなく、真空源によって吸着、搬送し、圧縮空気によって所定の位置で開放する真空吸着装置であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る。
1 吸着ノズル
2 真空源
3 圧縮空気源
4 三方弁
5 流量計
6 コンパレータ
7 基準電圧発生回路
8 サーボモータ
9 エンコーダ
10 アンド回路
11 異常表示回路
12 異常処理回路
13 圧力計
14 流量計
15 制御部
16 真空吸着装置
2 真空源
3 圧縮空気源
4 三方弁
5 流量計
6 コンパレータ
7 基準電圧発生回路
8 サーボモータ
9 エンコーダ
10 アンド回路
11 異常表示回路
12 異常処理回路
13 圧力計
14 流量計
15 制御部
16 真空吸着装置
Claims (2)
- 吸着ノズルが三方弁に接続されており、前記三方弁に真空源と圧縮空気源が排他的に選択可能に接続されている真空吸着装置において、前記三方弁と前記圧縮空気源の間に流量計を有し、前記流量計の指示値と設計流量値を比較、判定する回路を有することを特徴とする真空吸着装置。
- 三方弁と圧縮空気源の間に設けた流量計により真空吸着解除時の圧縮空気の流量を計測し、その流量と設計流量値を比較、判定することにより吸着ノズルの詰まりを検出することを特徴とする吸着ノズル詰まり検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003353487A JP2005118896A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | 真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003353487A JP2005118896A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | 真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005118896A true JP2005118896A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34611759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003353487A Pending JP2005118896A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | 真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005118896A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016009491A1 (ja) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 富士機械製造株式会社 | 検査方法 |
WO2018086111A1 (zh) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | 江苏双能太阳能有限公司 | 一种真空装置 |
-
2003
- 2003-10-14 JP JP2003353487A patent/JP2005118896A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016009491A1 (ja) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 富士機械製造株式会社 | 検査方法 |
JPWO2016009491A1 (ja) * | 2014-07-15 | 2017-04-27 | 富士機械製造株式会社 | 検査方法 |
WO2018086111A1 (zh) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | 江苏双能太阳能有限公司 | 一种真空装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9611106B2 (en) | Device and system for pneumatic transport of material | |
JP2008533457A (ja) | 変化する入力信号から常に少なくとも1つの出力信号を求めるための2チャンネル方法 | |
JP2005118896A (ja) | 真空吸着装置及びその吸着ノズル詰まり検知方法 | |
WO2017070872A1 (zh) | 一种用于异常检测的方法和装置 | |
JP2010092970A (ja) | 搬送基板検出装置 | |
JP4941011B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
US20200404112A1 (en) | Suction device, printer, and conveyance device | |
JPH0475361A (ja) | ウエハカセット検出装置 | |
JPH10332443A (ja) | 物理量検出装置 | |
JP2005132403A (ja) | 包装不良検査方法及び包装不良検査装置 | |
JPS63142651A (ja) | 基板吸着検知装置 | |
KR102261097B1 (ko) | 샘플링 튜브의 멀티 모니터링 장치 | |
JP2006337838A (ja) | 露光装置 | |
JPH0330640Y2 (ja) | ||
JP7213471B2 (ja) | モータ駆動装置及び搬送システム | |
JP2007188997A (ja) | 基板搬送装置、および基板位置検出方法 | |
JPH03221331A (ja) | ネジ保持状態検出機構 | |
WO2021193824A1 (ja) | 基板検査装置 | |
JP4167133B2 (ja) | 流量センサ | |
JP2009115663A (ja) | 搬送装置、ハンドラおよび試験装置 | |
JP2005292911A (ja) | 電空変換器あるいはバルブポジショナ | |
JPH07212099A (ja) | チップ部品の吸着不良検出装置及びチップ部品の吸着不良検出方法 | |
JP2007242949A (ja) | 板状部材の位置決め装置 | |
EP3621099A3 (en) | Vacuum apparatus and recovery support method | |
JP4640466B2 (ja) | センサの断線検出回路 |