JP2005118678A - 固液分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 目詰まりの発生を阻止し、かつ効率よく汚泥水を水分と固形分に分離できる固液分離装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 互いに間隔をあけて平行に配置された多数の第1のフィルタープレート14と、それぞれ第1のフィルタープレート14の間に配置されて互いに平行に位置する多数の第2のフィルタープレート19を有し、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19を、互いに位相差をもって平行運動させ、両フィルタープレート14,19の間の隙間を通して汚泥水中の水分を下方に落下させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、多量の水分を含んだ処理対象物から水分を分離する固液分離装置に関する。
多量の水分を含んだ処理対象物、例えば汚泥水を固液分離装置によって脱水処理することは従来より周知である。従来の固液分離装置は2つの方式に大別される。その一方の方式は、処理対象物をろ布ベルト上に供給し、処理対象物中の水分をろ布ベルトを通して流下させ、ろ布ベルト上に残った固形分を回収する方式である(例えば、特許文献1参照)。この形式の固液分離装置は、ろ布の広い面をろ過面として利用できる利点を有しているが、ろ布ベルトが目詰まりを起こしやすいため、そのろ布ベルトの洗浄のために多量の洗浄水を必要とする欠点を免れない。
他方の方式は、多数の固定リングの間に可動リングを配置して円筒状のろ過体を構成し、そのろ過体内に処理対象物を供給して搬送し、その間に、各固定リングと各可動リングの間の隙間を通して処理対象物中の水分を流下させる方式である(例えば、特許文献2参照)。この形式の固液分離装置においては、その可動リングが固定リングの間で作動するので、両リング間の目詰まり発生を防止できる。ところが、ろ過体が円筒状に形成されているため、ろ過体の上部の領域は、実際に処理対象物から水分を分離する働きをなさず、ろ過体をろ過面として利用する利用率が低下する。
特公昭61−3568号公報(第2−3頁、第1図) 特公平7−10440号公報(第2−5頁、図1)
本発明の目的は、目詰まりの発生を効果的に抑えると共に、ろ過面の利用率を高めることのできる固液分離装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、互いに間隔をあけてほぼ平行に配置された複数の第1のフィルタープレートと、該第1のフィルタープレートを支持する第1の支持体と、それぞれ各第1のフィルタープレートの間に配置されて互いにほぼ平行に位置する複数の第2のフィルタープレートと、該第2のフィルタープレートを支持する第2の支持体と、前記第1のフィルタープレートの上縁部が、前記第2のフィルタープレートの上縁部よりも上方の位置と下方の位置を交互に占めるように、第1のフィルタープレートと第2のフィルタープレートを平行運動させる駆動手段とを具備し、前記第1の支持体は、前記第1のフィルタープレートに連結された第1の上側部と、前記駆動手段に連結された第1の下側部とを有し、該第1の上側部は第1の下側部に着脱可能に固定連結され、前記第2の支持体は、前記第2のフィルタープレートに連結された第2の上側部と、前記駆動手段に連結された第2の下側部とを有し、該第2の上側部は第2の下側部に着脱可能に固定連結されていることを特徴とする固液分離装置を提案する(請求項1)。
その際、前記第1の上側部は、一対の第1の上板と、これらの第1の上板に架橋された第1の支持棒とを有し、該第1の支持棒に複数の第1のフィルタープレートが支持され、前記第1の下側部は、各第1の上板にそれぞれ着脱可能に連結された第1の下板より成り、前記第2の上側部は、一対の第2の上板と、これらの第2の上板に架橋された第2の支持棒とを有し、該第2の支持棒に複数の第2のフィルタープレートが支持され、前記第2の下側部は、各第2の上板にそれぞれ着脱可能に連結された第2の下板より成り、前記駆動手段は、モータと、該モータにより回転駆動される軸と、該軸に固定された一対の第1の偏心カムと、該軸に固定された一対の第2の偏心カムとを有し、各第1の偏心カムは、各第1の下板にそれぞれ軸受を介して回転自在に嵌合し、各第2の偏心カムは、各第2の下板にそれぞれ軸受を介して回転自在に嵌合していると有利である(請求項2)。
本発明によれば、目詰まりを効果的に抑え、かつ効率よく処理対象物の固液を分離することができ、しかも、メンテナンス作業を容易に行うことが可能な固液分離装置を供することができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は処理対象物の一例である汚泥水を脱水する固液分離装置1と、この固液分離装置1に供給される汚泥水をフロック化するフロック形成槽2を示す概略断面図であり、図2は固液分離装置1を図1の矢印II方向に見た図、図3は固液分離装置1の分解斜視図である。図1乃至図3に示した固液分離装置1は、ベース3と、第1のプレートユニット4と、第2のプレートユニット5とを有し、ベース3は、互いに対向した一対の側板6,7と、これら側板6,7を一体に連結するステ−8,9から構成されている。ベース3の上部と下部は開放されている。また、図2においてはステー8の一部を破断して示してある。
第1のプレートユニット4も、互いに対向した一対の第1の側板10,11と、これらの第1の側板10,11を一体に連結するステー12,13とを有していると共に、これらの第1の側板10,11の間に配置された多数の第1のフィルタープレート14を具備している。同様に第2のプレートユニット5も、互いに対向した一対の第2の側板15,16と、これらの第2の側板15,16を一体に連結するステー17,18と、第2の側板15,16の間に配置された多数の第2のフィルタープレート19を具備している。
図1及び図2に示すように、第2のプレートユニット5の第2の側板15,16は、第1のプレートユニット4の第1の側板10,11の間に位置している。また、第1の側板10,11は、それぞれ第1の上板10U,11Uと第1の下板10L,11Lにより構成され、その上板と下板はボルトとナットとによって着脱可能に連結され、同じく第2の側板15,16も、それぞれ第2の上板15U,16Uと第2の下板15L,16Lとから構成され、その上板と下板はボルトとナットとによって着脱可能に連結されているが、これらの点については後に詳しく説明する。
図4及び図5に示すように、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19は、共に金属又は硬質樹脂などの剛性の大なる細長形状の板材により構成され、その厚さt1,t2は、例えば1〜4mm程度、好ましくは1〜3mm程度に設定されている。また各第1及び第2のフィルタープレート14,19の幅W1,W2は、例えば20〜30mm程度である。
多数の第1のフィルタープレート14は、その長手方向各端部を貫通する2本の第1の支持棒20,21によって支持され、その各支持棒20,21の長手方向各端部が各第1の側板10,11にそれぞれ固定支持されている。同様に、多数の第2のフィルタープレート19も、その長手方向各端部を貫通する2本の第2の支持棒22,23によって支持され、その各第2の支持棒22,23の長手方向各端部が各第2の側板15,16にそれぞれ固定支持されている。このようにして複数の第1のフィルタープレート14と、複数の第2のフィルタープレート19がそれぞれ一体的に組み付けられ、複数の第1のフィルタープレート14より成る第1のプレート群と、複数の第2のフィルタープレート19より成る第2のプレート群がそれぞれ構成されている。また、第1の側板10,11と第1の支持棒20,21は、複数の第1のフィルタープレート14を支持する第1の支持体82を構成し、第2の側板15,16と第2の支持棒22,23は、複数の第2のフィルタープレート19を支持する第2の支持体83を構成している。
図4に示すように、各第1のフィルタープレート14の間には、各第1の支持棒20,21にそれぞれ嵌合したリング状のスペーサ24,25が配置され、これによって各第1のフィルタープレート14は互いに間隔をあけてほぼ平行に位置する。同様に、第2のフィルタープレート19の間にも、各第2の支持棒22,23にそれぞれ嵌合したリング状のスペーサ26,27が配置され、各第2のフィルタープレート19が互いに間隔をあけてほぼ平行に位置している。その際、各第2のフィルタープレート19は、各第1のフィルタープレート14の間に配置され、第1及び第2の支持棒20,21,22,23の長手方向に、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19が交互に配列されている。
このように、本例の固液分離装置1は、互いに間隔をあけてほぼ平行に配置された複数の第1のフィルタープレート14と、該第1のフィルタープレート14を支持する第1の支持体82と、それぞれ各第1のフィルタープレート14の間に配置されて互いにほぼ平行に位置する複数の第2のフィルタープレート19と、該第2のフィルタープレート19を支持する第2の支持体83とを具備していて、各フィルタープレート14,19は細長板により構成されている。互いに隣り合う第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19との間の隙間G(図5)は、処理対象物の種類によっても異なるが、一般に2mm以下、特に0.1〜0.5mmに設定される。
また、図2に示すように、ベース3の一方の側板7には、モータMが支持され、そのモータMにより回転駆動される第1の軸28が軸受51,52を介してベース3の各側板6,7に回転自在に支持されている。さらに、図1及び図3に示すように、両側板6,7には、第1の軸28と平行に延びる第2の軸29が軸受53,54を介して回転自在に支持され、第1及び第2の軸28,29の一方の端部にはスプロケットホイール30,31がそれぞれ固定され、その両スプロケットホイール30,31にはチェーン32が巻き掛けられている。これらのスプロケットホイール30,31とチェーン32は、図2から判るように、ベース3の側板6の外側に位置している。
また、図2及び図3に示すように、第1の軸28と第2の軸29には、それぞれ全く同じ形態に形成された2個ずつの第1の偏心カム37;37;38;38が固定され、第1の軸28に固定された2個の第1の偏心カム37,37は、第1のプレートユニット4の各第1の側板10,11に形成された貫通孔に固定されている軸受39,39にそれぞれ回転可能に嵌合している。同様に第2の軸29に固定された2個の第1の偏心カム38,38も、第1のプレートユニット4の各第1の側板10,11に形成された貫通孔に固定されている軸受40,40にそれぞれ回転可能に嵌合している。
さらに、第1及び第2の軸28,29には、それぞれ全く同じ形態に形成された2個ずつの第2の偏心カム41,41;42,42が固定されており、これらの第2の偏心カム41,42は、後述するように、第1の偏心カム37,38に対して角度位置を異ならせた状態で第1及び第2の軸28,29にそれぞれ固定されている。第1の軸28に固定された2個の第2の偏心カム41,41は、第2のプレートユニット5の各第2の側板15,16に形成された貫通孔に固定されている軸受43,43にそれぞれ回転可能に嵌合し、同様に第2の軸29に固定された2個の第2の偏心カム42,42は、各第2の側板15,16に形成された貫通孔に固定されている軸受44,44にそれぞれ回転可能に嵌合している。
図6(a),(b)は、第1の偏心カム37,38と第2の偏心カム41,42が第1の軸28と第2の軸29に固定された状態を説明する図である。第1及び第2の偏心カム37,38と第2の偏心カム41,42は同一半径の円板状に形成され、その中心軸線X1,X2は、第1及び第2の軸28,29の中心軸線Yからδだけ離間している。この偏心量δは、適宜な値、例えば5mmに設定される。また、両偏心カム37,38;41,42の中心軸線X1,X2は、各軸28,29の中心軸線Yを通る基準線Zに対して或る角度、図示した例では180°だけ互いに角度をずらして配置されている。従って、各軸28,29がその中心軸線Yのまわりに矢印A方向に回転すると、第1の偏心カム37,38と第2の偏心カム41,42は180°の位相差を持って偏心回転し、これによって第1のプレートユニット4と第2のプレートユニット5が平行運動する。このようにして、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19は、その表面と平行な平面内をそれぞれ180°の位相差をもって平行運動する。第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19上の全ての点が、その表面に平行な平面上において、偏心量δを半径として、矢印A方向に円運動を行うのである。
図7及び図8は、このときの第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19の動きを説明する図であり、これらの図においては、第1及び第2のフィルタープレート14,19を識別しやすくするため、各フィルタープレート14,19にそれぞれ逆向きの斜線を付してある。矢印P,Qは第1及び第2のフィルタープレート14,19がそれぞれ平行運動していることを示している。また、図7及び図8に示したフィルタープレート14,19の上縁部14A,19Aは、図1乃至図5に示したフィルタープレートと異なり波状に形成されているが、この点については後述する。
図7は、第1のフィルタープレート14が最上位の位置を占め、第2のフィルタープレート19が最下位の位置を占めたときの様子を示しており、このとき第1のフィルタープレート14の上縁部14Aは、第2のフィルタープレート19の上縁部19Aよりも上方に位置している。また、図8は逆に第1のフィルタープレート14が最下位の位置を占め、第2のフィルタープレート19が最上位の位置を占めたときの様子を示しており、このとき第2のフィルタープレート19の上縁部19Aは、第1のフィルタープレート14の上縁部14Aよりも上方に位置している。このように、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19が位相差をもって平行運動するとき、第1のフィルタープレート14の上縁部14Aが、第2のフィルタープレート19の上縁部19Aよりも上方の位置と下方の位置を交互に占めるのである。
従って、図7に示すように、最上位の位置を占めた第1のフィルタープレート14上に或る固形物Tが載っていたとすると、この固形物Tは、第1のフィルタープレート14の平行運動に伴って、矢印A1方向に回転しながら下降する。このとき第2のフィルタープレート19は上昇し、その上縁部19Aが第1のフィルタープレート14の上縁部14Aよりも上位の位置に移行するとき、固形物Tは第2のフィルタープレート19上に乗り移る。次いで図8に示すように第2のフィルタープレート19上に載った固形物Tは、その第2のフィルタープレート19の平行運動に伴って矢印A1方向に回転し、第1のフィルタープレート14上に乗り移る。かかる動作が繰り返されることによって、固形物は、矢印B方向に搬送される。
次に、上述した固液分離装置1によって汚泥水を脱水するときの動作を説明する。
一般家庭、食品加工工場、その他の工場、養豚場又はホテルなどから排出された下水、食品加工排水、小麦排水、メッキ廃水、各種研摩排水、畜産糞尿などの畜産系排水又はその他の各種排水は図示していない水処理装置によって水処理され、その水処理後の汚泥水は図1に示したフロック形成槽2に送り込まれる。この汚泥水には凝集剤が混入され、フロック形成槽2においてフロックが形成される。このときの汚泥水の含水率は例えば99重量%程度である。かかるフロック化された汚泥水は、フロック形成槽2の出口45からオーバーフローしつつ流出し、固液分離装置1の第1及び第2のフィルタープレート14,19上に移行する。図1では、フィルタープレート上に移行した汚泥水に符号Sを付してある。
このとき、モータMが作動しており、第1の軸28が図1の矢印A方向に回転駆動され、その回転が図3に示したチェーン32を介して第2の軸29に伝えられ、この第2の軸29も矢印A方向に回転駆動されている。これにより第1及び第2の偏心カム37,38;41,42は、第1及び第2の軸28,29の中心軸線Y(図6)のまわりに矢印A方向に偏心回転し、第1及び第2のフィルタープレート14,19が前述のように180°の位相差をもって平行運動する。このため、第1及び第2のフィルタープレート14,19上に供給された汚泥水Sは、前述の固形物Tの場合と同じく、矢印B方向に搬送される。このとき、汚泥水中の水分は、図1に矢印Fで示すように、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19との間の微小な隙間G(図5)を通して下方に流下し、残余の水分と固形物が矢印B方向に搬送される。複数の第1のフィルタープレート14より成る第1のプレート群と、複数の第2のフィルタープレート19より成る第2のプレート群がろ過体71を構成するのである。
このようにして含水率の低下した汚泥は、第2のプレートユニット5の第2の側板15,16に固定されたガイド板46によって案内されながら下方に落下して回収される。回収された汚泥の含水率は、処理前の汚泥水の特性や、固液分離装置の運転条件などによっても異なるが、例えば80乃至85重量%程度にすることができる。隙間Gを通して下方に流下する水分、すなわちろ液は図示していない受皿に受け止められて回収される。その際、この水分にも未だ固形分が含まれているので、この水は、他の排水と共に水処理され、再び固液分離装置1に送られて脱水処理される。受け皿は、例えばベース3の下部に固定することができる。
養豚場から排出される畜産系排水のように、比較的大きな固形物、例えば豚毛などが含まれている汚泥水の場合には、その排水を水処理する前に、図示した固液分離装置によって前述のように当該排出の固液を分離し、比較的大きな固形物と水分とに分けることもできる。この場合には、その排水をフロック化せずに、固液分離することもできる。このようにして固液分離装置によって分離された水分中には、未だ多量の固形分が含まれているので、当該水分より成る汚泥水を水処理した後、これをフロック化し、再び固液分離装置によって固液に分離することができる。
なお、図1乃至図3に符号60,61,62を付して示す部材は、汚泥水が下方に落下することを防止するシールであり、これらのシール60,61,62は第1の側板10,11にそれぞれ固定されている。
上述のように水分と固形分を分離する際、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19の間の隙間Gにわずかな固形分が入り込むことは避けられない。ところが、両プレート14,19は互いに位相差をもって平行運動しているので、これによる掻動運動によって隙間Gに入り込んだ固形分は、その隙間Gから効率よく排出され、この隙間に固形分が詰まって目詰まりを起こす不具合を防止することができる。
このとき、図7及び図8から判るように、第1のフィルタープレート14が最上位の位置を占めたときも、また第2のフィルタープレート19が最上位の位置を占めたときも、両プレート14,19の一部(ニ重斜線を付した部分)が重なった状態で位置するので、常に、両プレート14,19による掻動運動が保証され、隙間Gのクリーニング効率が高められる。
また、第1のプレート群と第2のプレート群により構成されたろ過体71が円筒状ではなく、ほぼ平坦な状態となっていて、その上面全体で汚泥水の固液分離を行うことができ、広い面をろ過面として利用することができるので、固液分離効率を高めることができる。また構造が簡単であるため、固液分離装置の製造コストを下げることができる。さらに、互いに隣り合って位置する第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19が摺接するように構成することもできるが、両プレート14,19が、互いに接触しないように、これらのプレート14,19を配置すると、これらのプレートの接触による摩耗を少なくすることができ、これらのプレートを長期に亘って使用することができる。このように、固液分離装置のメンテナンス費用を少なくできる利点も得られるのである。さらに、固液分離装置の清掃を簡単に行うことができる利点も有している。
上述のように、第1のフィルタープレート14の上縁部14Aが、第2のフィルタープレート19の上縁部19Aよりも上方の位置と下方の位置を交互に占めるように、第1のフィルタープレート14と第2フィルタープレート19を平行運動させる駆動手段を設け、かかるフィルタープレートより成るろ過体71の上に処理対象物(本例では汚泥水)を供給して、その固液を分離するのである。
図示した例では、モータMと、該モータMにより回転駆動される軸28,29と、該軸28,29に固定された一対の第1の偏心カム37,38と、同じく軸28,29に固定された一対の第2の偏心カム41,42により構成された駆動手段によって第1及び第2のフィルタープレート14,19を平行運動させたが、平行クランク機構などから成る駆動手段によって第1及び第2のフィルタープレートを平行運動させるように構成することもできる。
また、図示した例では、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19より成るろ過体71が水平状態に配置されているが、このろ過体71を傾斜させてもよい。処理対象物移動方向上流側のろ過体部分が、下流側の部分よりも低くなり、又は高くなるように、ろ過体71を傾斜させるのである。処理対象物移動方向上流側のろ過体部分が低くなるように、ろ過体71を傾斜させる例は後に詳しく説明する。
図1乃至図5に示したように、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19の上縁部を直線状に形成することもできるが、図7及び図8に示したように、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19の上縁部14A,19Aを、その長手方向に凹部と凸部を繰り返す波状に形成すると、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19上の汚泥水をより確実に矢印B方向に搬送することができる。
また、図1及び図3に示すように、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19より成るろ過体71の上に供給されて搬送される処理対象物を、そのろ過体に向けて加圧する加圧手段47(図2には示さず)を設けると、汚泥水に対する脱水効率をより一層高めることができる。
本例の加圧手段47は、金属板又は樹脂板などから成る加圧板48と、その加圧板48上に載置されたウエイト49とを有し、加圧板48の基端部は、第1のプレートユニット4の各第1の側板10,11に固定された支軸50に揺動自在に支持されている。ウエイト49の載せられた加圧板48を、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19より成るろ過体上を搬送される汚泥水Sに押し付けることにより、汚泥水Sから水分を絞り出すことができ、その脱水効率を高めることができる。
図1に示すように、ろ過体の上面と加圧板48との間に、汚泥水Sの搬送方向Bに向けて漸次間隔の狭くなった楔状の空間が形成されるように、加圧板48を配置すると、汚泥水の搬送性を害することなく、その脱水効率を高めることができる。また、各種重量のウエイト49を用意しておき、処理対象物の特性に応じて、これに最も適した重さのウエイト49を用いることにより、脱水効率をより一層高めることが可能となる。
ところで、図1乃至図8に示した固液分離装置においては、そのろ過体71が水平状態に配置されているので、この固液分離装置によって処理対象物を固液分離する際、当該処理対象物に含まれた大きな固形物がろ過体の上に乗って堆積し、その堆積量が多くなると、隙間Gを通して水分が流下し難くなる。このようになると、ろ過体上に堆積した固形物の上を、処理対象物が、充分に固液分離されることなく流れ、これがそのまま固液分離装置外に排出されるおそれがある。これにより固液分離機能が大きく低下する。特に、養豚場から排出される畜産系排水には、前述の如く豚毛などの大きな固形物が含まれているので、かかる汚泥水を固液分離する場合には上述した不具合が発生しやすい。
このような不具合を防止するため、図9に示した固液分離装置1においては、複数の第1のフィルタープレート14と、複数の第2のフィルタープレート19とによって構成されたろ過体71が傾斜して配置され、その処理対象物移動方向上流側の部分が、下流側の部分よりも低くなっている。しかも、この固液分離装置1には、図1に示したフロック形成槽2の代わりに、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19より成るろ過体71上に供給される処理対象物の量を規制する量規制手段72が設けられている。図9に示した固液分離装置によっても各種処理対象物の固液を分離することができるが、ここではその処理対象物が養豚場から排出された畜産系排水より成る汚泥水であるとする。
図9に示した量規制手段72は、ろ過体71よりも処理対象物移動方向上流側に設けられた容器73と、この容器73内とろ過体71上に亘って存在する処理対象物、すなわち汚泥水Sの高さレベルHを規制するレベル規制装置74とを有している。
容器73は上部が開放した箱状に形成され、該容器73とろ過体71の上方の空間とが互いに連通している。かかる容器73は、第1のプレートユニット4の第1の側板10,11に固定されている。
また、本例のレベル規制装置74は、容器73内において開口する処理対象物の排出口75を有する排出管76より成り、この排出管76は、容器73の底壁77に形成された貫通孔に嵌合して該底壁77に一体に固定された固定管78に嵌合している。固定管78の下部には戻し管79が嵌合している。図9及び図10に示した固液分離装置1の他の構成は、図1乃至図8に示した固液分離装置1と実質的に変わりはなく、図1乃至図8に示した各部に対応する図9及び図10に示した各部分には、図1乃至図8に付した符号と同一の符号を付してある。
図示していない原水槽に貯留された畜産系排水より成る汚泥水は、図示していないポンプによって導管80を通して容器73に、その上部から供給される。このように供給された汚泥水はろ過体71上に移動し、前述した例の固液分離装置の場合と同様にして固液分離される。分離された水分は第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19との間の隙間を通って、矢印Fで示すように下方に流下し、固形分はろ過体71から落下し、ガイド板46によって案内されて回収される。
ここで、汚泥水Sは容器73内とろ過体71上とに亘って存在するが、その上面の高さレベルHが排出管76の上部の排出口75よりも高い場合には、汚泥水Sが該排出口75から排出管76に流入し、固定管78及び戻し管79を通して原水槽に戻される。このように容器73内の過剰な汚泥水を排出管76を通して容器73外に排出するように構成されているので、汚泥水Sの表面の高さレベルHが常にほぼ一定に保たれる。容器73内とろ過体71とに亘って存在する処理対象物の高さレベルを規制し、ろ過体上に供給される処理対象物の量を規制することができるのである。
上述のようにして、ろ過体71上に一度に多量の汚泥水が供給されることはなく、固液分離装置の処理量に合わせて適量ずつの汚泥水が供給されるので、ろ過体71上に比較的大きな固形物が存在しても、汚泥水がその上をそのまま通過してしまうことはない。ろ過体71上の大きな固形物は、時間をかけてゆっくりとろ過体上を移動し、固液分離装置1から排出される。このようにして、効率よく汚泥水の固液分離を行うことができる。
また、図9及び図10に示した排出管76を直に容器73に固着してもよいが、図示した例では、排出管76が固定管78に対して上下動可能に嵌合しており、その固定管68に螺着された蝶ナット81を締め付けることにより、排出管76を固定管78に対して固定し、該蝶ナット81を緩めることによって排出管76を上下にスライドさせることができるように構成されている。このように、排出管76の高さ位置を調整可能に構成したので、処理対象物の特性や種類に合わせて、最も効率よく固液分離できるように、ろ過体71上の汚泥水の高さレベルHを調節することができる。
さらに、図9及び図10に示した固液分離装置においては、容器73が第1のプレートユニット4の両第1の側板10,11に固定され、当該容器73と排出管76と固定管78が第1のフィルタープレート14と共に平行運動するように構成されている。このため、容器73とろ過体71とに亘って位置する汚泥水は、その移動方向とその逆方向に交互に外力を受けながら搬送される。このため、汚泥水中の比較的大きな固形物、特に豚毛が第1及び第2のフィルタープレート14,19の長手方向に対して直交する方向に向いた姿勢をとるようになる。豚毛は2〜3cmほどの長さを有しているので、かかる豚毛が第1及び第2のフィルタープレート14,19の長手方向に対して直交する方向に向けば、その豚毛がこれらのフィルタープレート14,19の間の隙間を通して落下することはなく、これによって固液分離効果が一層高められる。のみならず、多数の豚毛が第1及び第2のフィルタープレート14,19に対して直交して位置することにより、これらのフィルタープレート14,19と豚毛とによって目の細かな篩が構成されるので、汚泥水中の細かな固形物も水分から分離でき、その固液分離効率をさらに高めることができる。
容器73を第2のプレートユニット5の第2の側板15,16(図3参照)に固定して、当該容器73と排出管76と固定管78を第2のフィルタープレート19と一緒に平行運動させるように構成することも可能であり、これによっても上述したところと同じ作用を奏することができる。
上述のように、量規制手段が、第1のプレート群又は第2のプレート群と共に平行運動するように、該第1のプレート群又は第2のプレート群に該量規制手段を連結することによって、処理対象物の固液分離効率を一層高めることができるのである。
以上説明した例では、複数の第1のフィルタープレート14より成る第1のプレート群と、複数の第2のフィルタープレート19より成る第2のプレート群を設けたが、3以上のプレート群を設けることもできる。例えば、図11に示すように、互いに隣り合う2つの第1のフィルタープレート14の間に第2のフィルタープレート19を配置し、さらに、第1及び第2のフィルタープレート14,19の間に、細長版より成る第3のフィルタープレート151を配置するのである。この場合も、複数の第1のフィルタープレート14を有する第1のプレート群と、複数の第2のフィルタープレート19を有する第2のプレート群と、複数の第3のフィルタープレート151を有する第3のプレート群がそれぞれ位相差をもって平行移動するように構成し、又はそのうちの1つのプレート群を不動に固定することができる。
ところで、上述した各形態の固液分離装置において、例えば第1のフィルタープレート14や第2のフィルタープレート19が、長期の使用によって劣化し、これを交換する必要が生じたとき、その交換作業を容易に行えるように構成することが望ましい。
そこで、本例の固液分離装置においては、図2及び図3に示すように、複数の第1のフィルタープレート14を支持する第1の支持体82が、その第1のフィルタープレート14に連結された第1の上側部84Uと、前述の駆動手段に連結された第1の下側部84Lとから構成され、その第1の上側部84Uは第1の下側部84Lに着脱可能に固定連結されている。
より具体的に示すと、前述の各第1の側板10,11がそれぞれ上側の第1の上板10U,11Uと、2つずつの第1の下板10L,11Lとに分割され、その第1の上板10U,11Uと第1の下板10L,11Lがボルト85とナット86によって着脱可能に固定連結されている。また一対の第1の上板10U,11Uには、第1の支持棒20,21が架橋され、その第1の上板10U,11Uと第1の支持棒20,21によって第1の上側部84Uが構成され、第1の下板10L,11Lによって第1の下側部84Lが構成され、その第1の下板10L,11Lに、駆動手段の第1の偏心カム37,38が軸受39,40を介して嵌合している。
ここで、第1のフィルタープレート14を新たなものと交換するときは、ボルト85とナット86を緩めて、これらを第1の上板10U,11Uと第1の下板10L,11Lから取り外す。これにより一対の第1の上板10U,11Uと、第1の支持棒20,21と、その第1の支持棒20,21に支持された多数の第1のフィルタープレート14とから成る第1の上側部84Uが、その下側に位置する第1の下板10L,11Lより成る第1の下側部84Lから分離される。従って、その第1の上側部84Uを上方に持ち上げれば、第1の下側部84Lの第1の下板10L,11Lを、第1の偏心カム37,38や第1及び第2の軸28,29に組み付けたまま、第1の上側部84Uをそのまま上方に移動させることができる。次いで、新たな第1のフィルタープレート14が組み付いた新たな第1の上側部84Uを、それまで使用していた第1の下側部84L上に載置し、ボルト85とナット86によって、第1の上板10U,11Uと第1の下板10L,11Lを固定すれば、第1の上側部84Uを第1の下側部84Lに固定連結することができる。このように、第1のフィルタープレート14を交換するとき、第1の下側部84Lを駆動手段から取り外すことなく、容易に第1の上側部84Uを着脱することができ、容易にメンテナンス作業を遂行できる。
上述のように、本例の固液分離装置においては、第1の上側部84Uが、一対の第1の上板10U,11Uと、これらの第1の上板10U,11Uに架橋された第1の支持棒20,21とを有し、その第1の支持棒20,21に複数の第1のフィルタープレート14が支持されている。また第1の下側部84Lは、各第1の上板10U,11Uにそれぞれ着脱可能に連結された第1の下板10L,11Lより成り、駆動手段の各第1の偏心カム37,38は、各第1の下板10L,11Lにそれぞれ軸受39,40を介して回転自在に嵌合している。
図1乃至図3に示すように、第2の支持体83も、第1の支持体82と同様に、第2のフィルタープレート19に連結された第2の上側部87Uと、前述の駆動手段に連結された第2の下側部87Lとを有し、第2の上側部87Uは第2の下側部87Lに着脱可能に固定連結されている。より具体的に示すと、第2の上側部87Uは、一対の第2の上板15U,16Uと、これらの第2の上板15U,16Uに架橋された第2の支持棒22,23とを有し、該第2の支持棒22,23に複数の第2のフィルタープレート19が支持されている。また、第2の下側部87Lは、各第2の上板15U,16Uにそれぞれボルト88とナット89によって着脱可能に連結された2つずつの第2の下板15L,16Lより成る。そして、前述の駆動手段の第2の偏心カム41,42が各第2の下板15L,16Lにそれぞれ軸受43,44を介して回転自在に嵌合している。
第2のフィルタープレート19を新たなフィルターと交換するときは、先ず、前述のようにして第1の上側部84Uを第1の下側部84Lから分離して、第1の上側部84Uを第1の下側部84Lから離脱した後、ボルト88を緩めて、そのボルト88とナット89を、第2の上板15U,16U及び第2の下板15L,16Lから取り外せば、第2の下側部87Lを軸28,29や第2の偏心カム41,42に組み付けたまま、第2の上側部87Uを上方に持ち上げることができる。逆の操作によって、新たな第2のフィルタープレート19を有する第2の上側部87Uを第2の下側部87Lに固定連結することができる。このように、第2の上側部87Uも容易に着脱でき、そのメンテナンス作業を楽に行うことができる。
上述した構成は、図9及び図10に示した固液分離装置にも適用できる。
ところで、本例の固液分離装置のように、駆動手段が第1及び第2の軸28,29に固定された第2の偏心カム41,42と、その各カムが嵌合する軸受43,44を有していると、第1のフィルタープレート14と第2のフィルタープレート19の間の隙間を通して下方に流下したろ液が、偏心カム41,42とこれが嵌合した軸受43,44の間に流入し、ここにその液中の固形分が入り込むことによって、偏心カム41,42と軸受43,44の摩耗が促進されるおそれがある。このような不具合を阻止するには、図12に示すように、両軸受43,43と、これらの間の軸28の部分を筒状のカバー90によって覆い、そのカバー90を、例えばバンド91より成る締結部材によって各軸受43,43に固定するとよい。かかる構成により、ろ液が軸受43と偏心カム41の間に入り込むことを防止でき、これらが早期に摩耗することを防止できる。同様に、軸受44,44と、これらの間の軸29の部分も、筒状のカバーで覆うことが好ましい。
以上、処理対象物が汚泥水である場合の例を示したが、本発明に係る固液分離装置は、汚泥水以外の各種処理対象物の固液を分離する装置として使用することもできる。例えば、畜産系排水に限らず、各種個所から排出される排水を水処理する前に、その排水中のごみ類を除去するために固液分離装置を用いることもできるし、豆腐の製造時に、豆乳とおからに分離するための装置として用いることもできる。さらに、ジュース中の固形分を除去する装置としても、本発明に係る固液分離装置を使用することができる。
固液分離装置とフロック形成槽の断面図である。 図1に示した固液分離装置を矢印II方向から見た図である。 固液分離装置の分解斜視図である。 第1のフィルタープレートと第2のフィルタープレートが交互に組み付いた状態を示す斜視図である。 第1のフィルタープレートと第2のフィルタープレートの配置状態を示す平面図である。 第1の偏心カムと第2の偏心カムの配置状態を説明する図である。 第1及び第2のフィルタープレートの平行運動を説明する図である。 第1及び第2のフィルタープレートの平行運動を説明する図である。 固液分離装置の他の例を示す断面図である。 図9に示した固液分離装置の一部を示す斜視図である。 第1及び第2のフィルタープレートのほかに第3のフィルタープレートを設けた例を示す平面図である。 筒状のカバーを設けた固液分離装置を示す、図2と同様の図である。
符号の説明
1 固液分離装置
10U,11U 第1の上板
10L,11L 第1の下板
14 第1のフィルタープレート
14A 上縁部
15U,16U 第2の上板
15L,16L 第2の下板
19 第2のフィルタープレート
19A 上縁部
20,21 第1の支持棒
22,23 第2の支持棒
28,29 軸
37,38 第1の偏心カム
41,42 第2の偏心カム
39,40,43,44 軸受
82 第1の支持体
83 第2の支持体
84U 第1の上側部
84L 第1の下側部
87U 第2の上側部
87L 第2の下側部
M モータ

Claims (2)

  1. 互いに間隔をあけてほぼ平行に配置された複数の第1のフィルタープレートと、該第1のフィルタープレートを支持する第1の支持体と、それぞれ各第1のフィルタープレートの間に配置されて互いにほぼ平行に位置する複数の第2のフィルタープレートと、該第2のフィルタープレートを支持する第2の支持体と、前記第1のフィルタープレートの上縁部が、前記第2のフィルタープレートの上縁部よりも上方の位置と下方の位置を交互に占めるように、第1のフィルタープレートと第2のフィルタープレートを平行運動させる駆動手段とを具備し、前記第1の支持体は、前記第1のフィルタープレートに連結された第1の上側部と、前記駆動手段に連結された第1の下側部とを有し、該第1の上側部は第1の下側部に着脱可能に固定連結され、前記第2の支持体は、前記第2のフィルタープレートに連結された第2の上側部と、前記駆動手段に連結された第2の下側部とを有し、該第2の上側部は第2の下側部に着脱可能に固定連結されていることを特徴とする固液分離装置。
  2. 前記第1の上側部は、一対の第1の上板と、これらの第1の上板に架橋された第1の支持棒とを有し、該第1の支持棒に複数の第1のフィルタープレートが支持され、前記第1の下側部は、各第1の上板にそれぞれ着脱可能に連結された第1の下板より成り、前記第2の上側部は、一対の第2の上板と、これらの第2の上板に架橋された第2の支持棒とを有し、該第2の支持棒に複数の第2のフィルタープレートが支持され、前記第2の下側部は、各第2の上板にそれぞれ着脱可能に連結された第2の下板より成り、前記駆動手段は、モータと、該モータにより回転駆動される軸と、該軸に固定された一対の第1の偏心カムと、該軸に固定された一対の第2の偏心カムとを有し、各第1の偏心カムは、各第1の下板にそれぞれ軸受を介して回転自在に嵌合し、各第2の偏心カムは、各第2の下板にそれぞれ軸受を介して回転自在に嵌合している請求項1に記載の固液分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008200650A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Nakatomi Kogyo Kk 固液分離装置
JP2014030794A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Justec Co Ltd 固液分離装置
JP2015112578A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 ジャステック株式会社 固液分離装置
CN108579167A (zh) * 2018-07-03 2018-09-28 江苏中伟机械制造有限公司 一种固液分离容器

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