JP2005117837A - モータ及びパワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で軸方向及び径方向にフロートして振動の伝播を抑えることができるモータを提供すること。
【解決手段】モータ5は、弾性部材としてパッキン41を備えている。パッキン41は、略筒状に形成されたモータヨーク13の開口端に形成されたフランジ31とエンドフレーム14の第2固定部24aとの間と、モータヨーク13の内周面とエンドフレーム14に形成された環状壁部24cとの間に介在され、それらを離間させるように弾性支持する。パッキン41がモータヨーク13のみをフローティング支持する。
【選択図】 図1

Description

本発明はモータに係り、例えば電動パワーステアリング装置のように発生する振動の伝播を抑えることが求められるモータの構造に関するものである。
従来、車両のステアリングの操作力に対する補助力としてモータが用いられた電動パワーステアリング装置がある。この電動パワーステアリング装置は、車両のコラムに設けられたモータ取付面に対してモータ(モータハウジング)が固定されている。
ところで、モータは回転するために振動の発生がやむを得ない。このため、パワーステアリング装置の補助力として用いられる場合、その振動がステアリングホイールに伝播されないようにする、即ちモータから取付け面への振動伝播を抑えることが求められている。
例えば、特許文献1には、電動モータと減速機構のハウジングとの間に弾性体を介在させ、電動モータのケース等に発生した振動が減速機構のハウジングで増幅されて大きな騒音が発生する可能性を低減させる構造が開示されている。また、特許文献2には、モータヨークのフランジ面と、これと対向するブラケットの取付け面の全域に粘弾性材よりなるシートを介在させた状態で取付けボルトで締結し、モータヨーク自体の振動を低減させ、モータヨークからブラケットへの振動伝達を低減する構造が開示されている。
特開平11−198829号公報 特開2001−251807号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、フロート部材が全モータの重量を保持する必要があり、フロート部材が大きな物になるという問題がある。特許文献2の構造では、軸方向においてはモータヨークはフロートされるが、径方向においてはモータハウジングと金属接触するので、振動が伝播し、振動抑制効果が小さいという問題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、小型で軸方向及び径方向にフロートして振動の伝播を抑えることができるモータ、及びそのモータを備えたパワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、略筒状に形成され、開口部に径方向外側に向かって延びるフランジを有するモータヨークと、前記開口部を閉止し、前記フランジと対向する固定部と、前記モータヨークの内周面と対向する環状壁部とを有するエンドフレームと、前記モータヨークと前記エンドフレームとを締結する締結部材と、前記フランジと前記固定部、及び前記内周面と前記環状壁部とを離間させるように弾性支持する弾性部材と、を備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のモータにおいて、前記モータヨークの開口端内側には、その開口方向に向けて拡開するように形成された拡開部が形成され、前記弾性部材は少なくとも前記拡開部の内側面にて圧縮されるように配置される。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載のモータにおいて、前記拡開部は、開口方向に向けてテーパ状に拡開するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のモータにおいて、前記弾性部材は、前記拡開部の内側面と前記環状壁部の外周面と前記固定部の面とに挟まれて圧縮される。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちの何れか一項に記載のモータにおいて、前記弾性部材は、前記開口部の開口方向において、開口部端部で径方向の圧縮代を有するとともに、反開口方向に向けて径方向の圧縮代が大きくなるように形成されている。
請求項6に記載の発明は、請求項4記載のモータにおいて、前記弾性部材はOリングである。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のうちの何れか一項に記載のモータにおいて、前記弾性部材は、前記固定部と前記フランジとの間に介在される第1弾性部と、前記環状壁部と前記モータヨークの内周面との間に介在される第2弾性部と、から構成されてなる。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載のモータにおいて、前記第1弾性部は、平板環状に形成され、前記第2弾性部は、前記第1弾性部の内側端部より軸方向に沿って筒状に延出形成されてなる。
請求項9に記載の発明は、請求項7記載のモータにおいて、前記第1弾性部は前記固定部と前記フランジとに挟まれるゴム製のパッキンであり、前記第2弾性部は前記環状壁部の外周面に周方向に沿って形成された溝に収容されたOリングである。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のうちの何れか一項に記載のモータを備え、該モータにてステアリングホイールの操舵力を補助するようにしたことを特徴とするパワーステアリング装置である。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、弾性部材がモータヨークのみをフローティング支持するため、その弾性部材を小さくすることができる。
また、略筒状に形成された振動しやすいモータヨークを軸方向と径方向とにおいてエンドフレームから離間させるため、そのエンドフレームとの金属接触が防止され、大きな振動抑制効果が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、開口方向に向けた拡開形成された拡開部に弾性部材を設定することで、弾性部材が径方向及び軸方向に圧縮され、両方向にてモータヨークがフローティング支持される。
請求項3に記載の発明によれば、拡開部をテーパ状に形成することで、その拡開部の形成が容易である。また、拡開部をテーパ状に形成することで、その拡開部を精度よく形成することができ、それによって圧縮される弾性部材の圧縮代の把握が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、弾性部材が拡開部の内側面と環状壁部の外周面との間で圧縮され、モータヨークが径方向にフローティング支持される。また、弾性部材が拡開部の内側面と固定部の面との間で圧縮され、モータヨークが軸方向にフローティング支持される。
請求項5に記載の発明によれば、圧縮による弾性部材の逃げ場がないと同時に、反開口方向のエンドフレームとモータヨークが近接する位置では弾性部材の径方向の圧縮代が大きいので、モータヨークの径方向のフローティングを確実に行うことができる。また、開口部端部位置においては弾性部材の反開口部側端部の圧縮代は小さいので、該弾性部材を挟むモータヨークの装着が容易に実施できる。
請求項6に記載の発明によれば、Oリングよりなる弾性部材は装着が容易であり、一般的な材料に比べてコストの増加が抑えられる。
請求項7に記載の発明によれば、第1弾性部がモータヨークのフランジとエンドフレームの固定部との間で圧縮され、モータヨークが軸方向にフローティング支持される。第2弾性部がモータヨークの内周面と環状壁部の外周面との間で圧縮され、モータヨークが径方向にフローティング支持される。
請求項8に記載の発明によれば、平板環状に形成された第1弾性部がモータヨークのハウジングとエンドフレームの固定部との間で圧縮され、モータヨークが軸方向にフローティング支持される。筒状に形成された第2弾性部がモータヨークの内周面と環状壁部の外周面との間で圧縮され、モータヨークが径方向にフローティング支持される。更に、第1弾性部と第2弾性部とが一体形成されているため、装着が容易である。
請求項9に記載の発明によれば、弾性部材を軸方向用と径方向用とに分離したので、確実に両方向にてフローティング支持される。
請求項10に記載の発明によれば、ステアリングホイールにおいて振動が小さく、小体格の電動パワーステアリング装置が得られる。
本発明によれば、小型で軸方向及び径方向にフロートして振動の伝播を抑えたモータ、及びそのモータを備えたパワーステアリング装置を提供することができる。
(第一実施形態)
以下、本発明を具体化した第一実施形態を図面に従って説明する。
図4は、電動パワーステアリング装置の一部斜視図である。
パワーステアリング装置1は、運転者により操舵されるステアリングホイール2の正逆回転はステアリングコラム3を介して出力軸4に伝達され、該出力軸4の正逆回転がラックアンドピニオン式ステアリング装置を介して転舵輪(何れも図示せず)に伝達されるようになっている。
ステアリングコラム3には電動パワーステアリング装置用モータ5が取着されている。モータ5は、ステアリングホイール2の操舵力と回転方向に基づいて駆動され、このモータ5の回転力がステアリングコラム3に設けられた図示しないギヤによってステアリングホイール2の操舵力に加えられ、その合成力によって出力軸4及びラックアンドピニオン式ステアリング装置を介して転舵輪が操舵される。
図1に示すように、モータ5は、モータハウジング11と、該モータハウジング11内に回転可能に保持されるロータ(回転子)12とを備えている。モータハウジング11は、略有底筒形状に形成されたモータヨーク13と、該モータヨーク13の開口部を閉止するエンドフレーム14とから構成されている。
モータヨーク13内にはマグネットホルダ15が嵌入され、該マグネットホルダ15には複数のマグネット16が保持されている。それらのマグネット16の内側には、回転子12が回転可能に支持されている。即ち、回転子12には回転軸17が備えられ、その回転軸17の両端がモータヨーク13及びエンドフレーム14にそれぞれ設けられた軸受18,19を介して回転可能に支持されている。
回転軸17にはコンミテータ(整流子)20が一体回転可能に設けられている。エンドフレーム14には、ブラシ装置21が配設され、該ブラシ装置21に保持されたブラシ22がコンミテータ20に摺接されている。
エンドフレーム14は、モータヨーク13と略同一の外径を有する収容部23と、該収容部23から径方向外側に向かって突出形成された第1固定部24aと第2固定部24b(図2参照)とを備えている。また、エンドフレーム14には、収容部23からモータ5の軸線方向に沿って延びる略筒状の環状壁部24cが設けられている。
環状壁部24cは、その外径がモータヨーク13の内径よりも小さく形成されている。従って、環状壁部24cは、エンドフレーム14にモータヨーク13が取着された際に該モータヨーク13内に挿入される。
第1固定部24aには、モータ5の軸方向に沿ってネジ穴25が形成され、第2固定部24bには、同様に軸方向に沿って該第2固定部24bを貫通する取付孔26が形成されている。
収容部23には、エンドフレーム14側から凹部23aが形成され、該凹部23aにブラシ装置21が収容されている。ブラシ装置21は、弾性部材としてのフローティングゴム27とカラー28を介してネジ29にてエンドフレーム14にフローティング支持されている。
回転軸17の先端はエンドフレーム14から突出しており、その部分がジョイント30が圧入され、そのジョイント30を介して回転軸17がステアリングコラム3に設けられたギヤと連結される。
モータヨーク13とエンドフレーム14との固定について説明する。
モータヨーク13には、その開口部に径方向外側に向かって延びるフランジ31が形成されている。モータヨーク13の開口部内側面は、開口方向に向けてその内径を拡開して拡開部32が形成されている。拡開部32は、開口方向に向けて拡開形成されている。この拡開部32は、例えばプレスにより形成されている。
図3に示すように、フランジ31は、周方向所定位置の外形端が径方向外側に向かって突出形成されており、その突出部分と環状部とにより複数の固定部33が形成されている。固定部33は、エンドフレーム14の第1固定部24aと対向する位置に形成されている。各固定部33には、該各固定部33をモータ5の軸方向に貫通する取付孔34が形成されている。そして、この取付孔34に挿通した締結部材としてのネジ35を第1固定部24aのネジ穴25に螺合して、エンドフレーム14にモータヨーク13が取着される。
モータヨーク13とエンドフレーム14との間には全周にわたって弾性部材としてのパッキン41が介在されている。パッキン41は、断面がL字状に形成され、薄い円環状に形成された第1弾性部42と、該第1弾性部42の内側端部からモータ5の軸方向に沿って筒状に延出形成された第2弾性部43とから構成されている。
第1弾性部42は、モータヨーク13において環状壁部24cより外側の面と、エンドフレーム14のフランジ31との間に介在される。第2弾性部43は、環状壁部24cより外側の面と、拡開部32の面と、環状壁部24cの外周面とに囲まれた空間に収容されると共に、各面により挟まれている。拡開部32の開口端側内径は、第2弾性部43の外径よりも大きく形成されている。
モータヨーク13は、弾性部材としてのグロメット45とカラー46を介してネジ35にてエンドフレーム14にフローティング支持されている。
カラー46は、ネジ35が挿通される筒部と、図2に示すように、略長方形状に形成されたフランジ部とから構成されている。
グロメット45は、カラー46と同様に、筒状に形成されカラー46が挿通される筒部と、略長方形状に形成されたフランジ部とから構成されている。筒部の外径はモータヨーク13の固定部33に形成された取付孔34の内径と略同一に形成され、内径はカラー46の筒部の外径と略同一に形成されている。その筒部は、グロメット45と、パッキン41の第1弾性部42とをモータ5の軸方向に圧縮するように設定された長さを持つ。
従って、カラー46が第1固定部24aに当接するようにネジ35を第1固定部24aのネジ穴25にねじ込むと、パッキン41の第1弾性部42とグロメット45の筒部とが圧縮され、モータヨーク13は、パッキン41の第1弾性部42とグロメット45の筒部及びフランジ部によってフローティング支持される。
この時、パッキン41の第2弾性部43は、エンドフレーム14の第1固定部24a及び環状壁部24cと、モータヨーク13の拡開部32とにより圧縮される。そして、拡開部32が開口方向に向けて拡開されているため、第2弾性部43は、拡開部32に接触する先端が圧縮され、環状壁部24cは、モータ5の径方向内側に向かって力を受ける。この力により、エンドフレーム14の環状壁部24cが径方向内側に湾曲される。従って、モータヨーク13は、モータ5の径方向にパッキン41の第2弾性部43によってフローティング支持される。更に、エンドフレーム14の環状壁部24cが取付により発生する力によって内側に湾曲され、環状壁部24cがモータヨーク13内周面から離間され、確実に径方向にフローティングされる。
更に、図1に示すように、モータヨーク13の内周面とエンドフレーム14の環状壁部24cの外周面との距離L1は、マグネット16と回転子12との距離L2に比べて小さく設定されている。従って、モータヨーク13の軸中心とエンドフレーム14の軸中心とがずれても、モータヨークの内周面と環状壁部24cとが先に係合するため、回転子12とマグネット16とが干渉しない。
上記したように、この実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)モータ5は、弾性部材としてパッキン41を備えている。パッキン41は、略筒状に形成されたモータヨーク13の開口端に形成されたフランジ31とエンドフレーム14の第1固定部24aとの間と、モータヨーク13の内周面とエンドフレーム14に形成された環状壁部24cとの間に介在され、それらを離間させるように弾性支持する。
従って、パッキン41がモータヨーク13のみをフローティング支持するため、そのパッキン41を小さくすることができる。また、パッキン41は、略筒状に形成され振動しやすいモータヨーク13を軸方向と径方向においてエンドフレーム14から離間させるため、そのエンドフレーム14とモータヨーク13との間の金属接触が防止され、大きな振動抑制効果を得ることができる。
(2)モータヨーク13の開口端には、その開口方向に向けて拡開するように拡開部32が形成され、パッキン41の第2弾性部43がその拡開部32の内側面にて圧縮される。従って、拡開部32によりパッキン41の第2弾性部43が径方向及び軸方向に圧縮されるため、両方向にてモータヨーク13を確実にフローティング支持することができる。
(3)平板環状に形成された第1弾性部42がモータヨーク13のフランジ31とエンドフレーム14の固定部24aとの間で圧縮され、モータヨーク13を軸方向にフローティング支持することができる。筒状に形成された第2弾性部43がモータヨーク13の内周面と環状壁部24cの外周面との間で圧縮され、モータヨーク13を径方向にフローティング支持することができる。更に、第1弾性部42と第2弾性部43とが一体形成されているため、装着が容易である。
(第二実施形態)
以下、本発明を具体化した第二実施形態を図面に従って説明する。
尚、第一実施形態と同じ部材については同じ符号を付してそれの詳細な説明を省略する。
図5は、本実施形態の電動パワーステアリング装置用モータ50の縦断面図であり、図6はモータ50の側面図である。
このモータ50は、第一実施形態のモータ5に換えて図4のステアリングコラム3に取着される。
モータ50は、モータハウジング51と、該モータハウジング51内に回転可能に保持されるロータ(回転子)12とを備えている。モータハウジング51は、略有底筒形状に形成されたモータヨーク52と、該モータヨーク52の開口部を閉止するエンドフレーム14とから構成されている。
図7に示すように、モータヨーク52の固定部53には、径方向内側に向かってU字状の切り欠き部54が形成されており、各切り欠き部54にはカラー46及びグロメット45が嵌め込まれる。各切り欠き部54は、嵌め込まれた各カラー46及びグロメット45の中心が、モータ50の軸中心から等距離であるように形成されている。
図5に示すように、モータ50には、リング状の弾性部材としてOリング55が備えられている。Oリング55は、環状壁部24cより外側の面と、拡開部32の面と、環状壁部24cの外周面とに囲まれた空間に収容されると共に、各面により挟まれている。
Oリング55は、エンドフレーム14の第1固定部24a及び環状壁部24cと、モータヨーク52の拡開部32とにより圧縮される。そして、拡開部32が開口方向に向けて拡開されているため、Oリング55は、その先端側及び外周側が拡開部32によって圧縮され、モータ50の径方向内側及び軸方向に向かって力を受ける。この力により、モータヨーク52がエンドフレーム14に対して軸方向に弾性支持されるとともに、エンドフレーム14の環状壁部24cに対して径方向に弾性支持される。即ち、モータヨーク52は、モータ50の径方向及び軸方向にOリング55によってフローティング支持される。
上記したように、この実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)Oリング55は、装着が容易であり、一般的な材料(例えばパッキン)に比べて入手しやすく、コストの増加を抑えることができる。
(2)Oリング55が拡開部32とエンドフレーム14と環状壁部24cとの間に配設され、拡開部32はモータヨーク13の開口端内側に形成されているため、モータヨーク13の開口端は、エンドフレーム14から軸方向に向かって離間されるとともに、環状壁部24cから径方向外側に向かって離間される。このため、環状壁部24cとモータヨーク13の中心が一致する、即ちエンドフレーム14の中心とモータヨーク13の中心とを容易に一致させることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記各実施形態を適宜変更して実施しても良い。
例えば、図8(a)に示すモータ60に具体化する。このモータ60は、弾性部材として、第1弾性部として機能する環板状のパッキン61と、第2弾性部材として機能するOリング62とから構成されている。パッキン61は、モータヨーク63のフランジ64とエンドフレーム14との間に介在され、モータ60の軸方向においてモータヨーク52をフローティング支持する。Oリング62は、エンドフレーム14の環状壁部24dに周方向に沿って延びるように形成された溝24eに収容され、該環状壁部24cとモータヨーク63の内周面との間に介在され、モータ60の径方向においてモータヨーク52をフローティング支持する。このように構成した場合、弾性部材を弾性部材を軸方向用と径方向用とに分離したので、確実に両方向にてフローティング支持される。また、それぞれの弾性部(パッキン61とOリング62)は形状が単純であるため、コストを低く抑えることができる。
また、図8(b)に示すモータ70に具体化する。このモータ70はモータヨーク71を備え、そのモータヨーク71の開口部内側面は、開口方向に向けてその内径を拡開してテーパ状に拡開部72が形成されている。拡開部72の開口端側内径は、第2弾性部43の外径と略等しく形成されている。従って、拡開部72のテーパ面は、第2弾性部43の外周面と接触する。このため、第2弾性部43は、基端から先端にかけて軸方向の全域において圧縮されるとともに、先端ほど圧縮代が大きくなる。このため、第2弾性部43は、圧縮により逃げ場が無いので、より確実にモータヨーク52を径方向にフローティング支持することができる。また、テーパ状に形成した拡開部72により、第2弾性部43は、その反開口端側部分、即ち基端部分における圧縮代が小さい。即ち、モータヨーク71は、拡開部72の開口部端部における第2弾性部43の圧縮代が小さいので、モータヨーク71をエンドフレーム14に装着する際にモータ70の軸方向に加える力が小さくてよく、第2弾性部43を挟むモータヨーク71の装着を容易に実施することができる。
○上記第一実施形態において、エンドフレーム14に形成したネジ穴25の軸中心からの距離と、モータヨーク13に形成した取付孔34の軸中心からの距離とが異なるように形成する。例えば、軸中心からネジ穴25の中心までの距離を、軸中心から取付孔34までの距離よりも小さくする。このように構成すると、エンドフレーム14にモータヨーク13を取着するネジ35によって各ネジ35が挿通されるグロメット45の軸中心側が圧縮されるため、そのエンドフレーム14の中心とモータヨーク13の中心とを容易に一致させることができる。
○上記各実施形態のモータを、電動パワーステアリング装置以外の装置に適用してもよい。
第一実施形態のモータの縦断面図。 モータの側面図。 モータヨークの側面図。 電動パワーステアリング装置の一部斜視図。 第二実施形態のモータの縦断面図。 モータの側面図。 モータヨークの側面図。 (a)(b)は別のモータの一部断面図。
符号の説明
2…ステアリングホイール、5,50,60,70…モータ、14…エンドフレーム、13,52,63,71…モータヨーク、24a,33,53…固定部、24c,24d…環状壁部、24e…溝、31,64…フランジ、32,72…拡開部、41,61…パッキン、42…第1弾性部、43…第2弾性部、55,62…Oリング。

Claims (10)

  1. 略筒状に形成され、開口部に径方向外側に向かって延びるフランジを有するモータヨークと、
    前記開口部を閉止し、前記フランジと対向する固定部と、前記モータヨークの内周面と対向する環状壁部とを有するエンドフレームと、
    前記モータヨークと前記エンドフレームとを締結する締結部材と、
    前記フランジと前記固定部、及び前記内周面と前記環状壁部とを離間させるように弾性支持する弾性部材と、
    を備えたことを特徴とするモータ。
  2. 前記モータヨークの開口端内側には、その開口方向に向けて拡開するように形成された拡開部が形成され、
    前記弾性部材は少なくとも前記拡開部の内側面にて圧縮されるように配置されること
    を特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記拡開部は、開口方向に向けてテーパ状に拡開するものであることを特徴とする請求項2記載のモータ。
  4. 前記弾性部材は、前記拡開部の内側面と前記環状壁部の外周面と前記固定部の面とに挟まれて圧縮されることを特徴とする請求項2又は3に記載のモータ。
  5. 前記弾性部材は、前記開口部の開口方向において、開口部端部で径方向の圧縮代を有するとともに、反開口方向に向けて径方向の圧縮代が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちの何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記弾性部材はOリングであることを特徴とする請求項4記載のモータ。
  7. 前記弾性部材は、前記固定部と前記フランジとの間に介在される第1弾性部と、前記環状壁部と前記モータヨークの内周面との間に介在される第2弾性部と、から構成されたことを特徴とする請求項1〜5のうちの何れか一項に記載のモータ。
  8. 前記第1弾性部は、平板環状に形成され、
    前記第2弾性部は、前記第1弾性部の内側端部より軸方向に沿って筒状に延出形成されてなる
    ことを特徴とする請求項7記載のモータ。
  9. 前記第1弾性部は前記固定部と前記フランジとに挟まれるゴム製のパッキンであり、
    前記第2弾性部は前記環状壁部の外周面に周方向に沿って形成された溝に収容されたOリングである
    ことを特徴とする請求項7記載のモータ。
  10. 請求項1〜9のうちの何れか一項に記載のモータを備え、該モータにてステアリングホイールの操舵力を補助するようにしたことを特徴とするパワーステアリング装置。
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